戦いの女神アテナの元、海王ポセイドン、冥王ハーデスらと激闘を繰り広げた聖闘士星矢たち。激しく長い戦いの末に、地上は平和を取り戻した。だが失うものの方が大きかった。
女神アテナを最も近くで護り支えた男、ペガサス星矢はハーデスとの戦いの最終局面
で、ドラゴン紫龍、キグナス氷河、アンドロメダ瞬、フェニックス一輝と共にハーデスを撃ち倒すが、その際にハーデスの剣、インビジブルソードの一撃を心臓に受けてしまう。
それはハーデス消滅後も消えることの無い剣で、徐々に星矢の心臓に達し、確実に命を奪う剣だった。星矢の身を案じたアテナ城戸沙織は、ハーデスの剣を消してもらうため、兄である太陽神アポロンの元を訪れる。アポロンに対し、星矢に刺さったハーデスの剣を消して欲しいと乞うが、アポロンはアテナのこれまでの戦いを快く思っておらず、ハーデスの剣を消す代わりにある条件を突き付ける。それは、アテナを神から降格させ、神の記憶を消し一人の人間として生涯を生きることと、星矢、紫龍、氷河、瞬、一輝の5人の聖闘士としての記憶と能力全てを消し、普通の人間に戻すというものだった。
城戸沙織は、少しの間ためらうものの、皆が生きて過ごせるならとその条件を飲む。そうして、女神アテナと、5人の聖闘士たちは、地球上の記憶から消えることとなった。
新たな物語は、この後から始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 20:31:05
36601文字
会話率:30%
人にナノチップという電子チップが埋め込まれ、個人情報からネットワークまで全て管理される時代。
そこで犯罪者とされてしまった主人公はどう生きていくのか。
情報だけでは見えなかった人の温もり、優しさ、絆を取り戻していく。
最終更新:2025-06-21 23:30:00
154917文字
会話率:22%
平凡なサラリーマン生活を歩んでいた朝比奈晴人(三十七歳)だったが、幸運にも大きなプロジェクトの受注と共に昇進を果たす。だが、それも束の間、突如として不運が訪れる。なんと他人の自殺に巻き込まれてしまい死んでしまったのだ。
その後、死後の世界で
神様たちと出会った結果、何故か神様が管理する『剣と魔法の世界』に美少年のエルフとして転生することになった。ただし、その世界を管理する神様をサポートする、神様の眷族として。
その理由を詳しく聞くと、転生先となる世界に試練(というなの神様に課せられた試験)が訪れるので、神様が試練を乗り越えられるようサポートをしてほしいのだという。
異世界にたった一人送り込まれた朝比奈晴人は、エルフの美少年ハルト・アサヒナとして異世界での生活を楽しみながら、いずれ訪れるという試練を乗り越えられるよう準備を進めるのだった。
※現在、第七章まで改稿を進めています。
※ハルトムート→ハインリヒに変更、アポロニアを第七王女→第三王女に変更折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 13:00:00
2071555文字
会話率:47%
世界を混沌に陥れた魔王を倒し、人々を救った勇者リリア。激闘から3年が経ち、22歳となった。目下、彼女の目に映るのは結婚の二文字のみ。恋人いない歴はイコール年齢。唯一口説かれた経験といえば、イボガエルみたいな顔をした魔王に「我が妃となり、共に
世界を支配せぬか?」と言われたことだけ。本人的にはノーカウントらしい。パン屋の二階に住む女勇者は今日も恋に生きる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 16:56:42
238609文字
会話率:44%
心霊写真家・中村正文、三十四歳。借金まみれのうだつの上がらない男。
そんな彼が、ポストの上で歌う“死んだアイドル”と出会った――背中にナイフを刺したまま。
「写真撮ってもいいけど、条件があるの。私を●した犯人、見つけてくれない?」
成仏でき
ない地縛霊アイドルと、人生どん底のオッサンが挑む“未解決事件”。
背後に迫る真相、笑いと涙とちょっぴりの切なさ。
地縛霊と心霊カメラマン、いびつなバディの捜査線が今、交わる――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 11:20:00
27716文字
会話率:52%
幕末、北部九州にある架空の藩。
藩の財源である貝ノ瀬炭鉱で坑夫たちが謎の死を遂げる。
それは、不時着した宇宙船にのっていたエイリアンの仕業だった。
エイリアン退治を命じられた剣豪、和辻十蔵は、仲間たちと協力して立ち向かう。
※ゆっくり目の
更新になりますが、お付き合いいただけると嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 16:52:50
74404文字
会話率:37%
この小説は、航空界の大きな出来事である「世界初の飛行機」「世界初の大西洋横断飛行」「人類の月着陸」について独立した三部からなり、その達成過程を事実に基づいて物語としたものである。
第一部 ライト兄弟の挑戦
ライト兄弟が、世界初の飛行機
の製作を決心してから、初飛行に成功するまでの物語。
第二部 リンドバーグの挑戦
チャールズ・リンドバーグが、大西洋横断無着陸飛行に挑戦する準備段階から、それが成功するまでの物語。
第三部 アポロ計画の挑戦
サターンロケットの開発者であるフォン・ブラウンを中心にすえて、宇宙開発の初期から、アポロ11号が月着陸に成功するまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 23:50:00
430734文字
会話率:16%
1976年7月21日、デタントの象徴であるアポロ・ソユーズテスト計画成功1周年を記念するソビエトの軍事パレードで突如クーデターが発生、デタントを進めたレオニード・ブレジネフが殺害され対米強硬派の軍部が政権を奪取したことで米ソ冷戦は緊張緩和か
ら一転し激化、それに伴い宇宙開発競争も再燃した。
ソビエトの月面着陸、アメリカの火星有人飛行計画発表、両国の恒久的な有人宇宙ステーションの建設運用、更には月面基地の建設。
宇宙は新たな冷戦の最前線となった。この競争を越えた宇宙開発戦争(SPACE EXPLORATION WAR)はどのような結末を迎えるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 15:53:12
9771文字
会話率:36%
神と人とがまだ近しく交わっていた時代。
テーバイ国の女王ニオベは、自らが多くの子を持つことを誇りにし、二人の子しかいない女神レトをあざけるような言葉を口にした。
この傲慢な発言はたちまち神々の耳に届き、怒りに燃えた女神レトは、テーバイ国の女
王ニオベに発言を撤回させるべく、自ら地上の城へと降り立つ。
だが、一国の女王であるニオベは神の威光にも怯まず、逆に禁じられた薬を用いて女神レトを退ける。
傷つき、神の国へと逃れた女神レトは、辱められた神の尊厳を回復するため、冷酷な復讐を胸に誓う。
彼女が呼び寄せたのは、己の子である、狩猟の女神アルテミスと光明の神アポロン。
女神レトは静かに、しかし冷然と命じる。
「テーバイ国の女王ニオベの子らを、すべて殺しなさい」
母神の命を受けた二柱の神は、天より地上へと降り立つ。
かくして、テーバイの地に建国以来最大の災厄が訪れようとしていた──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 02:40:00
21643文字
会話率:11%
オリンポスの王ゼウスが、突然と姿を消した――。世界を支配し、天空と雷を司る神がいなくなったことで、オリンポスは混乱に包まれ、神々の間に緊張が走る。ゼウスはどこに行ったのか?なぜ消えたのか?その答えは、神々が目にすることになる彼の遺言に隠され
ていた。
「新たな王は、力ではなく信仰を集めた者でなければならない。神々は自らの力を人間に託し、見守ること。最も多くの信仰を集めた者が、オリンポスの真の王となるだろう。」
この突然の命令に、神々は戸惑い、互いに猜疑心を抱きながらも、それぞれの「選ばれし者」を見定め始める。彼らは人間に自らの力を授け、信仰を集めるための過酷な試練へと送り込むことになる。そしてその舞台は、オリンポス直下に広がる謎めいた異世界――エリュシア。そこには神話的な存在や強力な魔物が跋扈しており、人々の信仰を得ることは容易ではない。
その頃、現代日本に暮らす28歳会社員、日向陽は、平凡な日常に飽き飽きしていた。営業部の課長としてこなす毎日の仕事、同じ日々の繰り返し。そんなある夜、帰り道の公園で謎めいた黄金の髪を持つ男と出会う。彼こそが、ギリシャ神話の太陽神アポロンであった。
「お前に、私の力を託す。この異世界で信仰を集め、オリンポスの王座を目指すのだ。」
突然、陽はアポロンによって異世界エリュシアへと強制的に送り込まれ、様々な試練に挑むことになる。彼が信仰を集める対象は人間だけではなく、妖精や魔物たちの敬意や信頼も含まれていた。力を示すだけではなく、人々の心を動かし、信仰を集めていくことが試練の鍵である。
陽はアポロンに問い、アポロンは答えた。
「お前が選ばれたのは、力だけが王座を決めるわけではないからだ。ゼウスは人々を導く心を持つ者を新たな王に据えようとしている。そして、お前がその適任者だ。ゼウスの失踪の理由には、まだ語られていない深い秘密がある。その答えも、試練を越えた先にあるだろう。」
ゼウスの失踪の裏に隠された謎、そしてオリンポスの王座を巡る熾烈な争い。陽はまだ全貌を知らないまま、不安と期待を抱きながらエリュシアでの試練に挑む。彼の冒険は、信仰を集めるだけでなく、ゼウスの消失の真相を明かすための旅でもある。異世界で待ち受ける強敵、神々の策略、そして信仰を巡る争い――陽は果たして、その全てを乗り越え、新たな王としてオリンポスに君臨できるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 01:55:48
190702文字
会話率:42%
今は昔、アポロン系第三惑星アトランティスに到来した先人たちは、そこに住む先住民、怪獣を発見する
さらには、怪獣に滅ぼされたと思わしき先史文明の存在、水に満ちた海を持つその惑星を、人類はテラフォーミングによって安住の地とするべく行動を起こ
した
……そう、今現在進行形で僕達人類と怪獣が覇権を争っているこの星アトランティスは、怪獣が定着していた惑星であり、人類が侵略者なのだ
ゆえに、それをそしる者もいる。そのことを言い訳に、人類同士での政争に打ち勝つための言い訳として、怪獣保護を掲げるものたちさえいる
それでも、今も生まれ生を育む人々を守るため、僕は戦うことを選んだ
この巨神28号、人類の切り札たりうる機械の巨神、その心臓たるティタノカルディアで……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 22:44:07
28139文字
会話率:48%
気がついたら森の中。日本ではない、どこか異世界に飛ばされてしまったようだ。
崖から落ちてしまったところを助けてくれたのは、護衛士団の団長をしているという、ハーシー。馬に乗っているのがなんとも似合う、金髪碧眼の王子様みたいな青年だ。
彼に連れられて、わたしは護衛士の館(ごえいしのやかた)でお世話になることになった。
元の世界に戻る方法を探しながら、見習いの子達のお世話係を任されて、にぎやかな毎日だ。
わたしの働きぶりを認めてくれたハーシーに、「ずっとここにいてほしい」と言われたけれど、「本当は帰りたい」と、心の声を漏らしてしまった。
すると優しかった彼が、冷たく豹変して……?
ーー君がもとの世界に戻る方法を、ぼくは知っている。でも、ぜったいに教えないよ。
いろんな愛の形、それぞれの価値観。
その中で奔走する、主人公ひよの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 23:23:00
96664文字
会話率:36%
小学5年生の頃、人生のほとんどを投げやりにして引きこもりになった少女“光陽 柊“。ある日に母と揉め、飛び出した先で地震によって死亡してしまう。 太陽に抄くわれて異世界に転生した柊は、太陽神“アポロン“の神童“ポアロ“として生きていくことに
なる。あたらしい世界では変化を強いられる。柊およびポアロは変化を嫌い恐れている。不変を貫く変わり者は、変化の世界で何を目指して何に変わるのか。
君はどう変わりたいかな?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 20:53:53
5251文字
会話率:16%
主人公、佐世保桜の幼少期の願いを叶えに来た、ローマ神アポロとオウィディウス。お見合いを断るための小芝居を劇団の友人である関門朝風に依頼され、恋人のフリをして彼の両親と会食に出向く。
そこでさらに彼の母には、家の会合で朝風の妻のフリをして
欲しいと依頼される。「劇中劇中劇」という聞いたこともない場面に遭遇した桜。そこに結婚のことなど知らない親戚と父親が乱入、テレパシーやサイコキネシスを使ってなんとか桜を助けるローマの神々。ドタバタをしながらも朝風が彼女にとって最良の伴侶となることが証明されるSF演劇コメディの始まりである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 14:24:43
59841文字
会話率:32%
光男(みつお)は読書好きの大学生。幼なじみの純麗(すみれ)は肉親のいない健気な優しい女性。ある時手に入れた栞(ブックマーク)。その栞は光男の読書した本の内容を養分として彼の願いを現実の物とする不思議なアイテム。その奇跡の鍵を握るのは太陽神
アポロ。デルフィの信託神だ。
栞が変身したタイムマシンで過去に戻り、純麗の父親と母親の願いを結婚式に反映させる光男。王道と言えば王道の、おきまりのと言えばおきまりの古典SFの物語展開。光男の読んだ物語の養分は、光男と純麗にどんな奇跡を起こすのか。古典的至玉のファンタジーSFテイストを令和の世の中で描くとこんな感じかな? と作者の勝手な創作意欲で作るロマンティック・ファンタジーSFのはじまりはじまり……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 13:35:58
12988文字
会話率:31%
天体が好きな男子高校生、月守アポロ。彼が信じられるものは天体と神と母親、そして自分。
そんなひねくれ者が高校生活の中で一人の少女と出会い、少しづつ変わっていく。そんな物語です。
最終更新:2025-04-30 21:14:39
46420文字
会話率:51%
『オールアポロジーズからの発展』
ただただ、オールアポロジーズという曲について書いた、評論的小説。オールアポロジーズの行く先は、どこだろう。
キーワード:
最終更新:2025-04-15 04:19:39
3343文字
会話率:25%
『メタ・オールアポロジーズ』
メタ・オールアポロジーズという言葉を派生させ、言葉と言葉を紡ぐ、連作の小説。
最終更新:2024-01-06 06:28:18
1000文字
会話率:25%
7月3日、神瀬探偵事務所に新たな報せが届く。4人目の【予言者】が発生した——。神瀬凛と寺坂新は神輿谷大学へと急行するが、その道中、突如として神瀬の脳裏に鮮明な光景が浮かぶ。自身が"未来"を見ているのだと気づいた時、嫌な予
感が胸をよぎった。大学に到着すると、【予言者】の女性はすでに毒を仰ぎ息絶えていた。4人の【予言者】は皆、死の直前に自らの最期を予知する夢を見ていた。なぜ彼らは死なねばならなかったのか?その謎を追ううち、被害者たちの家に【アルスの赤い糸】という宗教のマークが残されていたことが判明する。さらに、アポロン通信、白熊運送の闇のつながりが浮かび上がる。繰り返し巻き起こる事件。【アルスの赤い糸】の陰謀とは。神瀬たちはすべてを解決できるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 17:13:24
12728文字
会話率:54%
ここは、魔法が当たり前とされる世界。魔法学校も多数存在するこの世界の中でも、群を抜いて優秀な生徒たちが集まる超名門校、聖アポロン魔法学院。今年も厳しい試験を突破した優秀な生徒たちが入学してくるのであった。これは、そんな優等生たちと共に入学し
てきたひとりの男の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 11:08:56
1300文字
会話率:46%
アグリニオン戦記の外伝となります。
グワラニーとアポロン・ボナールとの戦いで本編で語られなかった話となります。
キーワード:
最終更新:2025-01-08 18:41:08
54095文字
会話率:36%
独身社畜のアラフィフサラリーマンである俺は、これでもう何周目であろうか?
今日も就寝前に大好きなロボットアニメ『絶対無敵ロボ アポロンカイザー』のBDを鑑賞していた。
このロボットアニメは、残念ながら世間ではあまり人気が出なかったものの、俺
は可能な限りのグッズを集め、設定や資料を読み漁り、コミケで同人誌を出すほど愛していた。
ゆえに俺は胸を張って言える。
世界で一番『絶対無敵ロボ アポロンカイザー』詳しい人物であろうと。
そんな俺であったが、出勤の途中、突如地面に出現した穴に落ちてしまい、別の世界で落馬して倒れていた少年と頭をぶつけ、なんとその体が入れ替わってしまった。
こうして異世界の貴族の嫡男と入れ替わってしまった俺だが、なんとか異世界での生活に慣れ、13歳で教会からスキルを授かった。
だがそのスキルのせいで、廃嫡、領地を追放されることに。
だがこの俺、ダストン・バルサークはまったく落ち込んでいなかった。
なぜなら、自分のスキルが『絶対無敵ロボ アポロンカイザー』であったからだ。
「このスキルを極めたら、絶対無敵ロボ アポロンカイザーに乗れるかもしれない!」
根拠もないのにそう思った俺は、異世界で絶対無敵ロボ アポロンカイザーを極めるために、異世界で奮闘を始めるのであった。
「カモォーーーン! アポロンカイザーーー!」
剣と魔法とスキルの異世界で、好きなスーパーロボットを極めんとする、元アラフィフ独身である俺の第二の人生が始まる。
※この作品は、カクヨムでも連載されています 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 19:00:00
413446文字
会話率:41%
独身社畜のアラフィフサラリーマンである俺は、これでもう何周目であろうか?
今日も就寝前に大好きなロボットアニメ『絶対無敵ロボ アポロンカイザー』のBDを鑑賞していた。
このロボットアニメは、残念ながら世間ではあまり人気が出なかったものの、俺
は可能な限りのグッズを集め、設定や資料を読み漁り、コミケで同人誌を出すほど愛していた。
ゆえに俺は胸を張って言える。
世界で一番『絶対無敵ロボ アポロンカイザー』詳しい人物であろうと。
そんな俺であったが、出勤の途中、突如地面に出現した穴に落ちてしまい、別の世界で落馬して倒れていた少年と頭をぶつけ、なんとその体が入れ替わってしまった。
こうして異世界の貴族の嫡男と入れ替わってしまった俺だが、なんとか異世界での生活に慣れ、13歳で教会からスキルを授かった。
だがそのスキルのせいで、廃嫡、領地を追放されることに。
だがこの俺、ダストン・バルサークはまったく落ち込んでいなかった。
なぜなら、自分のスキルが『絶対無敵ロボ アポロンカイザー』であったからだ。
「このスキルを極めたら、絶対無敵ロボ アポロンカイザーに乗れるかもしれない!」
根拠もないのにそう思った俺は、異世界で絶対無敵ロボ アポロンカイザーを極めるために、異世界で奮闘を始めるのであった。
「カモォーーーン! アポロンカイザーーー!」
剣と魔法とスキルの異世界で、好きなスーパーロボットを極めんとする、元アラフィフ独身である俺の第二の人生が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 14:07:52
7877文字
会話率:36%
世田谷区等々力在住の中学生男子である語り手は、出先の渋谷での映画観覧の後、転校して間もない同級生である来栖檸々と出くわした直後。渋谷駅スクランブル交差点で大量の血液のような液体が突然降ってくるという大勢の人を巻き込んだ異常な現象に遭遇した。
戸惑う語り手は日頃の習慣から般若心経を唱えていると、なぜか現象は収束し、液体を頭から浴びた来栖を自宅まで送る。再度、来栖の家を訪問した語り手は来栖から自分が魔女の血を引いていること、祖母から習った唯一の魔法をストレスから行使して先の異常な現象を引き起こしたこと、その魔法とは液体を身体の所定の場所につけてから自分にとって印象深いテキストを朗読することで内容に応じた願いが叶うというものだということ、来栖は現象を止めるすべもないままその場に留まることしかできなかったことを説明する。来栖は語り手が般若心経を唱えることで現象が止まったと解釈し、以後語り手に気を留めるようになる。
渋谷駅前での異常現象捜査を担当する真野は、文化人類学を研究する大学非常勤講師・筒井から原因を人為あるいは超自然現象に求める方向で意見を聞く。事件当時の監視カメラの映像から一人だけ現場の中心に向かって行く来栖の存在と、来栖の事件前の行動を割り出した真野はその映像を筒井に示す。筒井は渋谷に拠点を持つ一大私鉄グループTEの創業者・六連星厚彦(むつらぼしあつひこ)が魔女宗というカルト教団に傾倒しており、事業の守り神として教団関係者=「魔女様」を特に信仰していたことを説明、古書から六連星と魔女が写った古写真を示す。魔女の顔は来栖と瓜二つだった。
肺がんを患い、先の長くない筒井は人生に絶望し、これまで研究してきた形式的な儀式とは異なる、本物の魔法を実際に使って、社会を混乱させようと企む。まず、アポロドーロス『ギリシア神話』からプロメーテウスが人類に火をもたらす一節を朗読して魔法の使用方法を不満分子に拡散。次に、ホッブズ『リヴァイアサン』の万人の万人に対する闘争を説明する一節を朗読して、渋谷に無差別な集団暴力を引き起こす。そのとき、語り手は来栖とともに同級生の親が経営するIT企業に職場体験に来ており、状況を知った子供達はその企業が扱う防犯用アプリの緊急放送機能を密かに使って般若心経の朗読を流し、暴動を止めようとする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 14:10:51
30021文字
会話率:38%
昔、大陸の北にある鉱山地帯に隕石が飛来しました。
隕石には、「アポロニウム」という未知の物質が含まれており、近辺に暮らしていた者たちは、とある奇病に感染しました。
身体が炎に包まれ、理性が失われていく。という謎の病でした。
やがて、
感染者は言葉を発することもなくなり、息絶えてしまいます。
すると、獣の頭蓋骨を模した頭部、肥大化した肉体、溢れ出る炎の力を宿した怪物へと生まれ変わりました。
そうして、姿の変わり果てた者たちは、アポロニウムから授かった恐ろしい力で、世界を破滅へと導いてしまいます。
彼らは伝承に倣い、奇跡や災いの象徴ともされている「魔法使い」と、呼ばれるようになりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 22:00:00
64796文字
会話率:36%