かつて日の本に第六天魔王と恐れられ、最も天下に近かった男がいた。
その男の名を織田信長《オダノブナガ》という。
尾張という小さな国から天下を掴めるまでに成り上がった男は、信頼していた臣下の手によって、この世を去ろうとしていた。
燃え盛る炎の中、首を見つからせないため、キリスト教の奴隷商人から救い出した黒人の男の手によって、その命を捨てた。
思えば裏切られることの多い人生であった。
血を分けた弟に殺されかけ、大事な妹を託すに値すると判断した男にも裏切られ、保護して上洛を手伝った将軍にも裏切られ、何度も裏切りを繰り返す男にも殺されかけ、自分が見出した臣下に暗殺を謀られたこともあった。
そして、今最も信頼を寄せていた男にどうしようもないまでに追い込まれた。
彼は信頼する小姓からの報告を受け、呟く『是非も無し』と。
それは、最も信頼していた男を賞賛する言葉だった。
アイツならもうどうしようもないと。
しかし、簡単に首をくれてやるのは不服だ。
苦々しく桔梗紋を見て、アイツを困らせてやろうと燃え盛る火の中、黒人の男に命じる『我が首、金柑頭に渡すでないぞ』金柑頭とは、最も信頼する男に信長が付けた渾名である。
首が飛び、命が事切れた信長であったが目を覚ますとそこは日の本とは似ても似つかない、どちらかといえば西洋のような街並みであった。
これは、織田信長が剣と魔法の世界に転生し、弱小国のそのまた小さな郡から皇帝へと成り上がる物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 18:00:00
217762文字
会話率:58%
セレスメリアはカシュエラ国の王であるジェラルドの一人娘だ。過去には賢王と知られる王は、七年前から民を苦しめている狂王に変わった。しかし、ジェラルドの悪政は王弟の反乱で終止符を打たれた。厄介者になったセレスメリアの死を望む声が沢山あった。無力
さと無知ゆえ犯した罪を自覚し、セレスメリアはそれに従った。
処刑日が訪れるまで、彼女は城の『塔』に幽閉されることになった。そこで、セレスメリアはとある男との思いがけない再会を果たした。その男の正体は七年前、彼女のせいで全てを失くしたセレスメリアの幼馴染みである。
罪を背負い、国のために悪女として人生の幕を閉じようとした女と、そんな彼女に裏切られ、復讐のために地獄を生き延びた男。これはそんな二人の、赦しと決断の物語。
※完結まで毎日投稿です。
※他のサイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 18:30:00
111242文字
会話率:19%
どうも皆さんこんにちは!限界社畜やってる堀部裕28歳です!
毎日毎日終電まで残業をして、少ない休みで自分の趣味のオタ活や彼女とイチャイチャしてました!でも、仕事とオタ活のせいで彼女に振られてしまいました…
こんなのやってらんねぇよ!とは言っ
たもののもうどうしようもない現実なんだよなぁ…
大好きなラノベやゲームみたいな世界に転生したいな…
なんて思っていたら突然目の前に見知らぬ美少女が!?
これは限界社畜が異世界でおもしろおかしく過ごす為に日夜奔走する物語である!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-20 13:21:42
1821文字
会話率:60%
終末世界にて、もうすぐ死ぬ男ともう少し生きるロボットちゃんの一幕。もうどうしようもないらしい人類を看取るのは、なんだかんだ人類の子であるAI……的な。
最終更新:2023-11-14 22:58:34
3840文字
会話率:51%
卒業パーティーにて、ライル王太子は、レイチェルに婚約破棄を突き付ける。それを受けたレイチェルは……。
「――あー、はい。もう、そういうのいいです。もうどうしようもないので」
あっけらかんとそう言い放った。実は、この国の聖女システムに
は、ある秘密が隠されていたのだ。
思い付きで書いてみました。前2話、本日中に完結予定です。
設定ガバガバなところもありますが、気楽に楽しんで頂けたら幸いです。
R15は保険ですので、安心してお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 16:02:51
6369文字
会話率:60%
思いついたことを毎日(出来れば)メモって行く場所。また、ここに書いておけばこの日に書いたという証明にもなるため、これらをもとに話を書いた時に盗作だのパクリだの言われる心配が減ると思われる。ここに書いたネタ自体元々あるものだったらもうどうし
ようもないが。
本当に思いついたことをただ書いているだけなので、ジャンルはバラバラである。ホラーもあればギャグもあるし、遭遇した出来事なんかも書いてある。その時思ったことも書いてある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-26 22:36:15
36114文字
会話率:18%
もう情報発信しなくてもいいかもね。ウール100%の人が多いのでもうどうしようもないでしょう。
キーワード:
最終更新:2023-04-22 22:20:00
444文字
会話率:0%
もうどうしようもないんだな。
キーワード:
最終更新:2023-03-17 12:26:34
744文字
会話率:0%
まあ、もうどうしようもない地点まで来ているとは思っていますが、何とかならんかなとも考えています。
でも無理だろうな。
キーワード:
最終更新:2022-09-13 23:50:52
1307文字
会話率:0%
ラインセル辺境伯家の長女として生まれたあたしには、前世の記憶があった。
1000年前に滅んだセルニア魔法王国の量産巫女。精霊を使役し、精霊術が使えたあたし達はのちの世には災厄の魔女と呼ばれていた。
知らなかったとはいえ世界を崩壊に
導き、戦争で多くの人や精霊を殺し、そして『大崩壊』を引き起こしたというもうどうしようもない前世をもつルーナ・フォン・ラインセルが、目の前の色々な問題を解決し、平穏な老後を目指す物語。
※前世で酷使されていた反動でのんびりしたいと言いつつ、性格的に事件に首を突っ込んで行くためスローライフ系という訳ではありません。縁側でお茶を飲みつつ猫の背を撫でるのは努力目標であり夢です。
※暗めの話もありますが、だいたいハッピーエンドで終わります。
※幼女の視点から見える世界には限界があるので、主観となる人物がコロコロ変わるかもしれません。というより1章に至っては半分近くは母親視点です。
本格的に主人公が動けるようになるのが5歳前後からなので、この辺りまではサクサクと年代が飛んでいきます。
主人公は生まれた時から前世の記憶を引き継いでいる為、あるいみ赤ちゃんらしくない赤ちゃんですし、幼女らしくない幼女として育っていきます。
精霊の影響で「めちゃくちゃ物分かりの良い子供」というのが居る世界ですので「こんな赤ちゃんいないよ!?」という世界観になっていますので、ガチの赤ちゃんが奮闘する物語を読みたい人には向かない作品になっていると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-02 15:01:40
43504文字
会話率:23%
「ユイ。結婚前に約束した契約期間を、来月で終了しようと思う。すでに王家には了承を得ている。来月には、あたらしい妻を迎える手続きが必要になる。というわけで、きみもこれからの人生をあたらしいパートナーとすごすもよし、一人を満喫するもよし、とにか
く好きにやってくれ。おたがい、それぞれの人生でしあわせになる。おれたちの結婚は、しょせん親どうしが決めた「幼馴染婚」ってやつだ。おれたちの間には幼い頃からの情みたいなものはあっても、愛はなかった。おれもきみも、来月から自由だ。いいね?おいおい、そんなに笑顔にならないでくれ。なんだって?おれも笑顔だって?おかしいなぁ。一応、神妙な表情にしているつもりなのに」
この日、夫であるアントニー・パウエル公爵から離縁を告げられた。もともと、わたしたちは契約結婚だった。彼には愛する女性がいることも知っている。
何もかもわかっていた。覚悟をしていたはずなのに、その覚悟が足りなかったみたい。
いままで自分の気持ちをごまかしていたけれど、ごまかしようがなくなっている。
しかし、もうどうしようもない。
いずれにせよ、わたしには時間がない。残された命の時間も含めて。
それだったら、命ある限り病を抱えている彼をどうにかしてあげたい。
彼とすごせるわずかな時間だけでも、彼が少しでも元気になるよう努力したい。
そして来月彼の前から去れば、命が尽きるまで彼と彼が愛する女性がしあわせになるよう、祈り続けたい。
彼に離縁を告げられた日、わたしはそう心に誓った。
※全三十五話。ハッピーエンド確約です。とんでもなくゆるゆる設定です。ご容赦いただけましたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-14 21:31:41
62014文字
会話率:26%
いい小説で感想を残したいという小説であるときに限って感想欄が閉じられていて残念に思ったことはありませんか?普段から読み専で感想は残さないよーって人でも、きっとこの小説すごいなぁと感じたことはあると思います。悲しいなぁもうどうしようもないのか
なぁ。と考えながら皆さんに問いかけるお話です。
途中に「誰も傷つけない漫画」に関する話が出てきます。割とキレながら、呆れながら書いています。そのため強い口調が含まれます。許してください。
文章を書くのも初心者です。広い心で読んでいただけると幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-29 09:37:42
2265文字
会話率:0%
口にしたダジャレを具現化出来るお洒落なダジャレ魔術師ダレン。
彼は違法な追放をされて職が無くてショックだった。
しかしアルミ缶とミカンの生産業でダレンは奥ゆかしい億万長者になった。
「今更まっさらな関係とはいかん! 俺のダジャレを馬鹿にし
たのはダレジャ? 違法な追放をしたのはダレジャ?」
元のパーティーがもうどうしようもないから戻って来てくれと言って来たが、ダレンは今居間にいません。
ダレンはムラ村を作り畏怖すべきスローライフをすごすごと過ごしていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-10 17:36:05
1620文字
会話率:41%
ホラーではありません。
しかし、突然暗くなることにはご注意ください。
……もしかしたらギャグよりなのかも。
~この話は1話ごとの内容が大体1000~1500文字と短く、サクッと気軽に読める内容になっている……はずであるっ!~
この話は
……このタイトルからは。ほぼ確実に連想できない話になっています。(想像通りだったって人いたらスゲーよ)
また、この話は主人公が幼い子どものため、幼い感じの心理描写、会話が多めです。
良ければあたたかい目で見守ってあげてください。
もし、詳しい話が知りたい場合は『べつしてん』が用意されていきますので、そちらをご覧ください。
──屍さまよう世界にて。
見えぬ道へと迷いこんだ少年たちは。
ある一つの看板を目にする。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お化け屋敷。みなさんも聞いたことはある
でしょう。しかし、それは本当にお化け屋
敷なのでしょうか?
本当のお化け屋敷…気になりませんか?
白夜の候、黒翼の屋敷長があなたをいざな
います…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
……なんて話じゃねぇよ!
もはや!【黒翼の屋敷長】なんて気取ってたころの俺はもういねぇ!
こっちはもうどうしようもない状況なんだ!
余裕はねぇし! 働くやつはいねぇし!
もはや、手段は選んでられねぇ……!
バイト募集だ!
もう、このお化け屋敷にぃ!カァけるしカァ…!
ないんだカァらなぁ!
……これはそんな。
『オバケヤシキ』の復興の話。
今宵も叫び声がこだまする……。
この話には(あの子によれば日曜日の朝番組くらいの)過激、暴力的な表現が含まれています。
基本的にはハートフルストーリーです。
また、『死』に関する単語がよくでてきます。
あらかじめ、ご了承ください。
最後となりますが。
よろしければこの話の評価、感想などをいただければ幸いです。
……『つまらないと感じた場合』は作者に容赦なくクレーム、低評価をたたきつけてやってください。
次回からはその反省点を活かし、改善された話を読むことができるでしょう。
それでは、「オバケヤシキ」の復興までの話をごゆっくり──
……お楽死みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-07 21:43:34
24589文字
会話率:23%
いつもの帰り道、慎はある1人の少女と出会った。
そのことがきっかけなのか、慎も徐々に“過去”を思い出す。
またそれは慎だけでなく慎に関係のある彼らもそうだった。
そして、気付いた時にはもうどうしようもないほど事態は進んでいた。
……いや、既
に終わっていたんだ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-22 21:52:39
5314文字
会話率:37%
もうどうしようもないっすわ
最終更新:2019-08-06 14:21:51
1403文字
会話率:0%
これは例えばの話
論ずるに値しないどうでもいい、もしもの話だ
「もしも、初めからシンデレラが幸せだとしたら彼女は王子様と結婚したのだろうか?」
もし、そうだったら
シンデレラは、見ず知らずの魔女に得体のしれない魔法を掛けられたのだろう
か?
0時の鐘が鳴り響いても、王子様と一緒に居たのなら
王子様は彼女を好きになったのだろうか?
そもそも、舞踏会に行くより先に違う人を好きになって結婚していたかのでは無かろうか?
もし、そうなら不幸なシンデレラは
王子にすがるしか
幸せになる選択肢が無かったではないか
どうしてそれを、ハッピーエンドと呼ぶのだろう?
そんな風に思ってしまう。
物語は劇的で無くてはつまらない
ありきたりな物語は、誰も欲しない
ならば
「シンデレラは不幸だったからこそ、物語たりえたのでは無いのだろうか?」
結局これは、たらればの話で論ずるに値しない。
だって彼女は疑うことなく不幸で
それは、もうどうしようもないことで
それだからこそ、この物語の幕は開いたのだ。
二人だけの葬儀場で彼女は言った。
「私と一週間過ごしてくれたら、全部あげる」
そう、言ったのだ。
彼女が、神様に売り払った未来は三億円
欲したのは「幸せな最後」
そして残念な事に彼女が縋るのは
王子様なんかじゃなくて
どうしようもない俺なのだ。
だからこれは、ハッピーエンドなんかじゃなくて
終わる為に始まる物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-19 23:51:44
142114文字
会話率:35%
食糧危機の世界で、久々のハンバーグを堪能しようとしていた静寂音傑(しじまねすぐる)。
単なる高校生である彼の人生はその日、来客を知らせる呼び鈴と共に現れた“突撃銃《アサルトライフル》を持った少女”によって変えられる。
「手を挙げて!
ぶっ放しちゃうよ⁉︎」
「くんくん、くんくん……それ食べても良いなら、考えてあげても……いいよ?」
「私のへそ……舐めてくれる?」
自分のへそから出る銃弾で戦う少女と、それに巻き込まれる少年が世界を救う⁉︎
“食“ と”銃“と”へそ“のラブコメライトノベル!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-09 18:00:00
62580文字
会話率:33%
『八百万が祭る お堂の中はお宝満載』の続編になります。
善良な小心者であるが故の、善意と多少の保身によって、小さな黒蛇の神様(現在お子様姿)のみーさんの世話をし続ける羽目になった芦・井雲・宇江樹の人間三人だったが、ある日、宇江樹が重い口を
開いたことがきっかけとなり、再びみーさんの仲間探しに奔走し始めることになる。
しかし奔走とは言いがたい、いつも通りの迷走状態であった為、なかなか成果は出なかったのだが・・・、それでも多少の保身が三人の胸から全て剥がれ落ち、ただひたすらにみーさんの事だけを三人が思ったその瞬間・・・、奇跡は起きた。
・・・いつも通り、ちっぽけな人間の中でも、平凡を自負する三人ではもうどうしようもない奇跡が。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-11 20:00:00
111516文字
会話率:42%
アントワーヌ=サン・テグ・ソレイユは子爵令嬢だ。彼女は春先まで、この国の第三王子エトワールの婚約者だった。だが突然、好きな人が出来たと彼に別れを告げられる。それはもうどうしようもないことだった。季節が夏に移り変わっても、家で塞ぎ込んでいた
彼女だが、少しずつ立ち直りつつあった。毎夜、壁越しに立ち、自分に話しかけてくれる人がいたからだ。その人は星の話が好きで、良く話しをしてくれた。それが彼女の唯一の楽しみだった。けれどある日、その人に別れを告げられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-20 20:19:58
7150文字
会話率:18%
「何かにのまれて止まらなくなって、もうどうしようもないから、心中を」
何も計画ばかりじゃなくて、その場の雰囲気でどうにかなってしまうことがあるという話。
最終更新:2017-06-18 23:15:58
2853文字
会話率:45%
男の作家が女のインタビュアーからインタビューをうける。作家が語る。えらそうに語りたがるやつほど中身がないことを言いたがる、そんな代表例のような、もうどうしようもない感じの、よくある、もうすり減りまくった、そんな、物語。
最終更新:2017-06-14 23:44:16
12913文字
会話率:84%