せみころーんせんせいさんは、音楽院の教員に任命されたものの、日々ストレスを感じている。地球の音楽はますますわかりやすくなる一方で、わかりにくい音列楽派を習得したせみころーんせんせいさんの立場は悪くなる一方になり、ついに…
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最終更新:2025-05-30 05:59:52
334633文字
会話率:59%
目が覚めたら、そこは戦場だった。
平凡な大学生・一真(かずま)は、突如として異世界へと召喚される。
王国の『勇者』として期待されるも、与えられたのは剣も魔法もない、空(から)の称号だけ。
そんな中、彼の前に現れたのは──
冷たい紅の瞳を
持つ、美しき魔族の将・レイヴァン。
「――名を名乗れ。お前を殺す者の名だ」
しかし、剣を交えたその瞬間、一真は確信する。
――この人は、俺を殺せない。
戦場で再び出会い、語らい、惹かれ合うふたり。
けれど、王国と魔族の対立、そして神を巡る儀式が、すべてを引き裂いていく。
「あなたを殺すくらいなら、私は……この世界を壊す」
敵として出会った二人が選ぶのは、剣か、愛か、それとも運命の扉の先か。
──これは、『殺し合うはずだった二人』の、世界を揺るがす恋の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 05:40:00
13640文字
会話率:40%
「えっ?今から入れる病院ってあるんですか!?」
「先輩を受け入れてくれる公共機関なんてありませんよ」
「刑務所?」
「……」
「敗北を知りたい」
「敗北を知ってるじゃないですか、先輩は人間として負け犬ですからね」
「明日からリード付けて学校
に登校すればいいんだろ!?」
「言ってません、分かりやすくあらすじだけ言ってください」
「文芸部の話、それ以上ある?」
「暴力的な表現が多いとかじゃないですかね」
「お前のせいじゃん」
「責任転換でご飯食べていけますよ」
「ありがとう、それしか言葉が見つからない」
「もっと探してみてください、それ以外に絶対あります」
「名前からだな」
「えぇ急に常識人振りますね、柊<ひいらぎ>貴音<たかね>です。これが遺書にならないことを祈ってます」
「西藤<さいとう>哲也<てつや>好きな食べ物は固形物」
「そういうの要ります?私は要りませんでしたけど」
「柊、自分の意見が他人の常識だと思うなってインターネットで習っただろ」
「それちゃんと習えてますかね……?」
「ネットには真実しかないからな」
「右の道と左の道、両方が正しいと書かれていたらどうなるのですか?」
「正解は沈黙」
「ウザいですね」
自己愛性作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 05:10:00
30981文字
会話率:46%
浮気をされて心に傷を負った夏目十郎はあまりの惨めさから自殺を思う程追い詰められる。そんな時に出会った―――いや、出遭ってしまった女性こそ、祀火透子だ。
天候に拘らず日傘を差した姿が印象に残る彼女は、あまりに無様で情けなく閉じ籠っていた俺
を気に入り、完膚なきまでの復讐を果たそうと誘いかける。その手始めに、体裁として俺の恋人になってくれるとも。
その時は、まだ知らなかった。
局地災害指定、祭火透子。
彼女はどんな手段を経ても目的を達成する。たとえその周囲が瓦礫の山になっても関係ない。
それが出来るなら社会は、台風を法で罰する事が出来るだろう。
※当作品はカクヨムでも更新されていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 03:33:06
231778文字
会話率:66%
魔王オルトは――疲れていた。
魔界を統一してから三百年。
昼も夜もなく働き詰め、文句も言わず国を治め続けた。
そんなオルトが、今、心の底から望むものはたった一つ。
「……散歩がしたい。」
森でも、海辺でも、花畑でもいい。
ただ、自然の
中を、のんびり歩いていたい。
何も考えず、風に吹かれ、陽の光を浴びて、自由に歩きたい。
その願いは、魔王としてはささやかすぎるものであり、
それでいて誰よりも叶えがたい願いだった。
――けれど、その日。
オルトはついに、決意する。
「……よし!全部ほっぽりだそう!!」
たった一度の、魔王の散歩の旅が、今――始まる。
そしてその途中、オルトは一人の少年と出会う。
その名は、ハル。
この出会いが、二人の運命を大きく変えていくとも知らずに……。
※こちらは、初心者が自身の妄想を元に綴った創作小説です。文章力に自信がないため、ChatGPTの力を借りて読みやすく整えております。あらかじめご了承のうえ、お楽しみいただけますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 03:00:00
49950文字
会話率:37%
この街で必要なのは人望よりも建築力?
貧乏暮らしの家の赤ん坊に転生した僕。
なんで死んでしまったかは分からない。
でも、転生する前、ひきこもりで大人にまで育って、好きでプラモデルとか作っていたような気がする。
そんなかすかな記憶しかない僕
が新しい人生をやり直す機会を得た。
そんな僕が手先の器用さだけを武器に、この街を暮らしやすく変貌させるために奮闘する。
■R15は保険です。
■更新は不定期です。基本的には毎週金曜日00:00を目標にしております。
■コメントとか使い方がわからないので設定できてないです。ごめんなさい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 00:00:00
665778文字
会話率:25%
追放されたユークが、新たに募集した仲間は美貌・実力ともにトップクラスの少女だった!
一方、彼を追放した元パーティーは衰退し、彼の重要性に気づいた時にはもう遅い……!
最高の仲間とともに強くなる、王道爽快ダンジョンファンタジー!
この物語はフィクションです。、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
※注意※
この物語では、異世界の単位や言語を読者に分かりやすくするために、メートルなどの馴染みのある表記に変換しています。ご了承ください。
この作品はカクヨムで投稿したものを再投稿した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 00:00:00
267707文字
会話率:41%
お腹がすく 美味しい おはなし “その5”
料理をしたり 食べに行ったり 買ってみたり
時々 適当に作る 料理のメモをしたり
僕が思う 僕のおいしい を書いた
エッセイ とは 呼んでいる けれど
小説でもなく レシピでもない ポエムっぽ
い 何か
おはなし としては ちょっと短い
長くても 1,000文字ちょい の ポエムっぽい 何か
一応 調理師免許を持った 僕の 美味しい おはなし“その5”折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 21:52:01
9312文字
会話率:0%
お腹がすく 美味しい おはなし “その4”
料理をしたり 食べに行ったり 買ってみたり
時々 適当に作る 料理のメモをしたり
僕が思う 僕のおいしい を書いた
エッセイ とは 呼んでいる けれど
小説でもなく レシピでもない ポエムっぽ
い 何か
おはなし としては ちょっと短い
長くても 1,000文字ちょい の ポエムっぽい 何か
一応 調理師免許を持った 僕の 美味しい おはなし“その4”折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 20:53:56
28498文字
会話率:0%
お腹がすく 美味しい おはなし “その3”
料理をしたり 食べに行ったり 買ってみたり
時々 適当に作る 料理のメモをしたり
僕が思う 僕のおいしい を書いた
エッセイ とは 呼んでいる けれど
小説でもなく レシピでもない ポエムっぽ
い 何か
おはなし としては ちょっと短い
長くても 1,000文字ちょい の ポエムっぽい 何か
一応 調理師免許を持った 僕の 美味しい おはなし“その3”折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-11 23:14:51
28205文字
会話率:0%
この物語は、心が男のまま女体化した男子が闇に堕ちたときに変身する『ガーネットプリンス』と、心が女性の女体化した男子が乙女覚醒したときに変身する『コバルトプリンセス』の対比を中心に展開する。
シャープは、女の子になって百合百合した生活を送り
たい願望を抱き、悪の組織の研究所に潜入して魔法の薬を盗み出し、自ら心が男のまま女体化する。一方、女の心を持つラルゴは、幼馴染のフォルテと体が入れ替わり、心が乙女として覚醒していく。
シャープは、トイレやお風呂、生理、メイクといった女性ならではの初体験に大胆に挑み、ラルゴはお淑やかにそれらを乗り越えていく。二人は友情を築いてきたが、ラルゴが徐々に女性社会に受け入れられていく一方で、シャープは孤独感を募らせていく。
悪の組織が女体化男子を生み出そうとしている理由は、男の心を持った女体化男子が闇に引き込まれやすく、強力な戦争兵器として覚醒するからだ。組織は大量の女体化男子を戦場に送り込み、戦争の形を変えようとしていた。彼らは、男を女体化させ、心を壊す研究に情熱を注いでいた。
闇に堕ち、破壊活動を繰り返すシャープ。ラルゴは彼の魂を救うため、サックスを手に取り、音楽魔法で彼に語りかける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 21:25:14
125791文字
会話率:44%
20XX年、性別の境界を越えた存在が生まれた。男でも女でもない「第三の性別」を持つ赤ん坊、零(レイ)。その新しい性は「Z」と名付けられ、医師団に観察されながら育てられた。
成長する中で、零は驚異的な運動神経とバランスのとれた体型を発揮し、
周囲に強い影響を与える存在となる。学生時代にはスポーツで輝かしい成績を収め、一躍人気者に。やがて、大学を卒業し、働く零だったが、ある日突然の「つわり」によって自身が妊娠していることが発覚する。
驚いた医師団が調査を進める中、零は女性と関係を持っただけで妊娠することが判明し、さらに零自身も男性を妊娠させる能力を有していることがわかる。この発見と性別の3すくみ化は、社会に衝撃をもたらし、従来の性別概念を根底から覆していく。
零の誕生から30年が経つと、世界各地でZ性を持つ赤ん坊が次々と生まれ、ついにZは人口の約3分の1を占めるまでになった。新たな性別に対応するため、各国は法律の大幅な見直しを余儀なくされる。そして時が経ち、Z性が成熟することで、男女Zの3人による「三角婚」など、これまでにない恋愛と家庭の形が一般化していく。
「男」「女」「Z」が互いに牽制し合い、支え合う新しい時代の幕が上がる中、人々は次第に性別にとらわれない愛や共存の道を模索し始める。零の存在がもたらしたこの変革の波は、世界に新たな価値観を問いかける――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 20:45:31
1457文字
会話率:0%
トラックに轢かれそうな猫を助けようとしたトオルは、異世界の小さな山に転移した。
女神様の厚意もあって、快適な生活を送るための生産スキルと、魔物と友好関係を築きやすくなる加護を取得。
仕事ばかりの日々に疲弊していた彼は、第二の人生を始める
良い機会だと、気分を一新する。
そして、魔物たちとの山暮らしを満喫することにした。
ホーンラビットと野菜を育て、軍隊蜂と花を栽培し、トレントが実らせてくれた果実を収穫する。
魔物たちと会話することはできないものの、何気ない日々に癒され、充実した日々を過ごすことに。
しかし、魔物が蔓延る世界は楽しいことばかりではなく、獰猛なウルフがやってきて――。
これはどこにでもいるようなオッサンが、まったりとした日々を過ごしながらも、魔物と暮らすために奮闘する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 21:03:36
126783文字
会話率:38%
そこはとある町の小さな教会。
そこには一人の聖女がいる。
彼女の名はマリー。
この教会のたった一人の聖女である。
彼女は教会で、数人の孤児たちと共に暮らしている。
彼女は子どもだとにたくさんの愛情を注ぎ込んだ。
そして子ども
たちはすくすくと成長していき、彼女の元を旅立っていく。
これは、一人の聖女とその子供たちのお話である。
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この作品はカクヨムにも連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 21:00:00
15348文字
会話率:44%
それは全ての始まりの物語。
それは終わりの物語。
遥か太古の時代。
神々は生きとし生けるもの全ての頂点に君臨する竜の逆鱗に触れ、幾つもの世界を巻き込んだ大戦が始まる。
竜は王であり神。
その竜を止める為、あらゆる種族と生き
残った神々は団結し。長い戦いの末に、ようやく封印に成功する。
しかし。
時は流れ現代。
決して目覚めてはいけない竜が復活する事になる。
自分達の王であり神でもある竜を復活させる為、多くの竜達や組織が動きだす。
この世界には非現実は存在する。
少年少女達がこの世界の裏の真実に触れた時、その扉は開かれる。
そこはこことは違う世界が広がり、空想上の生き物とされていたモンスター達が存在する異世界。
少年少女達の物語が今始まる。
~ 主な登場人物紹介 ~
早瀬 憲明(はやせ のりあき)
本作の主人公、16歳。
ショートウルフヘアーでやんちゃそうな少年。見た目どおり喧嘩っぱやい。
仲間想いで優しく、明るい性格。
夜城 和也(やしろ かずや) 15歳。
よく女子と間違われるくらいの美少年。
よく、ブラックデビルと言う甘い香りがするタバコを吸っている。
友人や仲間、大切な者を護るためならなんでもする様な優しい性格。
夜明 美羽(よあけ みう) 16歳。
V系ボーイッシュな美少女で、MIYA(ミーヤ)として歌手活動をしている。
性格は穏やかだが、怒らせると怖い。
中川 沙耶(なかがわ さや) 15歳。
髪はピンク色で長く。ラビットスタイルのツインテールが印象的な地雷系メイクをしたとても可愛い女子。
明るく元気だが、ちょっと意地悪な性格。
稲葉 一樹(いなば かずき) 16歳。
髪はマッシュカットで、性格が少し悪そうな目をしているがこちらも美形な顔をした少年。
口が悪いところもあるが、なかなか感が鋭い。
山本 玲司(やまもと れいじ) 16歳。
憲明や一樹よりかなり身長があり、髪は坊主頭。
筋肉質な良い体をしていて、とても優しそうな表情を見せる少年。
周りからは、ヤっさん、と呼ばれる。
~ 1ページの文字数がとんでもなく多いので、もっと読みやすくするために、改めてこちらを投稿することに致しました!! ~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 20:00:00
1183496文字
会話率:43%
三国志(さんごくし)には史実である正史『三国志』と小説である『三国志演義(さんごくしえんぎ)』があります。
日本で有名な小説・漫画・ゲーム等は基本的に「三国志演義(さんごくしえんぎ)」をベースにしています。
この演義をさらに誰にでも読めるよ
う、文体を砕いて読みやすくしたのが本作品です。
時は西暦180年代の中国。「やってらんねー!」
民衆のフラストレーションが限界突破寸前!てとこから話は始まります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 20:00:00
262364文字
会話率:27%
交通事故によりあっけなくその生涯を終えた元刑事の武田渚は、いつの間にか赤子に転生していた。
しかも美形、しかも第8王子、しかもチート
なんて勝ち組なんだ!前世は忙しかったから今世ではゆっくりと過ごそう!
と思ったのもつかの間、色んなことに巻
き込まれていきます。
人に慕われやすく、誰にでも手を差し伸べる愛され王子のお話です
自分の書きたいストーリーを書いていくのでけっこうありきたりな感じになってしまっていますがご了承ください。
不定期更新です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 19:59:32
20256文字
会話率:39%
小桜美羽は5歳の幼女。辛い境遇の中でも、最愛の母親と妹と共に明るく生きていたが、ある日母を事故で失い、父親に放置されてしまう。絶望の淵で餓死寸前だった美羽は、異世界の女神レスフィーナに救われる。
「あなたには私の世界で生きる力を身につけや
すくするから、それを使って楽しく生きなさい。それで……私のお友達になってちょうだい」
女神から神気の力を授かった美羽は、憧れの桜色の髪と瞳を手に入れ、魔法生物のきんちゃんと共に新たな世界での冒険に旅立つ。しかし、転移先で男性が襲われているのを目の当たりにし、街がゴブリンの集団に襲われていることに気づく。「大人の男……怖い」と呟きながらも、ゴブリンと戦うか、逃げるか——。いきなり厳しい世界に送られた美羽の運命はいかに?
優しさと試練が待ち受ける、幼い少女の異世界ファンタジー、開幕!
カクヨムさんでも投稿しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 19:10:00
543569文字
会話率:47%
ある元日本人魔力使用者が第二世界空間のスパイ『呪風』として転生し、半年が経過した。三等工作員に昇進した彼は、堕天使イヴリーネを討伐するという当初の目的を果たすため、魔道具屋店主の冬雪夏生として首都に潜伏。他国のスパイや国内の敵を打倒しつつ
、情報を集めていく。
他方で首都の魔道具屋としての生活も満喫する冬雪。任務のない日は養女の幽灘や近所の子どもたちと遊んだり、新たな魔法を開発するなどして自適な暮らしを送っていく。その驚異的な魔法の実力は、共和国屈指のスパイたちをしても計り知れない……。
「ボクは元々、魔道具屋になりたかっただけなんだ。今の生活には満足している。それを壊すつもりなら、容赦はしない」
魔道具屋になりたかったスパイの日常を描く、異世界スパイアクション・ファンタジー。
※略称は『まどすぱ』とお呼びください。
※この作品は、「小説家になろう」「カクヨム」両サイトにて公開しています。内容はどちらも同じものをご覧いただけます。
※この作品は、「気まぐれ魔法店」「【改稿版】気まぐれ魔法店」から続くように製作されており、上記の作品をお読みいただいた方が内容を理解しやすくなっています。ただし、本作単体で読んでも充分内容を理解できるよう心掛けて執筆しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 18:00:00
210033文字
会話率:48%
小さな農村であるボンノ村でその少女は誕生した。
かつての偉大な魔法士の名を与えられた少女は、両親の愛情を受けてすくすくと育つ。
弟も生まれて姉としての意識が芽生えはじめた少女だったが、彼女にはひとつだけ悩みがあった。
それは魔法の制御がうま
くできないこと。
同い年の少年少女がどんどんと上達していく中、なぜか簡単な生活魔法すら使えずにひとり落ちこぼれてしまう。
見かねた両親はあまり深く考えず、少女のためを思って色々教えてしまう。
このことが後世にいう規格外の魔法士を誕生させることにつながっていくのだった。
これは、無自覚のまま魔法士の天辺に立ってしまう少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 17:11:11
176702文字
会話率:40%
傷付いた仲間が横たわっていた。
先刻まで笑顔を見せて、今まで共に戦ってきた戦友だ。
背中に致命傷を受け、もう言葉を発することもない。
流れ出た血液が、懐かしい思い出と共に溢れ出る。
こんなはずではなかった。
いくら魔物が結集したと
ころで、
この城がここまで攻め入られるなんて、
誰が予想しただろうか。
己の剣の柄を握りしめる。
剣先を敵に向ける。
あれだけ研鑽を積んだ日々を裏切るように、
手の震えが止まらない。
恐怖にすくみ、足も重い。
眼前には、巨躯の魔物。
牛頭で鋭い双角をもつ。
両手には鍔のない刀を一振りずつ。
戦友の背中を心臓ごと貫いた刀を抜き、付いた血を払う。
光の無い双眸を、こちらに向ける。
ゆっくりと歩き出したその動作に
脈動する心臓が、凍てついた。
震える剣を振る間もなく、凶刃は体を引き裂いた。
凍てついたはずの血は、思ったよりも、暖かかった。
止めどない吹雪がふきあれるこの地より、遥か遠い場所。
とある教会で一人の捨て子が拾われた。
夜空の色をその目に宿し、
後に、目に映る全てを救ったとされる子ども。
混乱を収め、万世を平和に均した
彼の者たちと、同じ力。
この物語は、その少年が歩んだ軌跡。
魔王をめぐり、星を救う
少年たちの冒険譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 17:10:00
491967文字
会話率:19%
ある日平凡なオタクの少年はやりこんでいたRPGの主人公の一人であり勇者ジークの親友というモブキャラ……フェインに転生する。
主人公であるジークにアドバイスをしつつ、適当に異世界生活を過ごそうとしたフェインだったが、自分のアドバイスが原因
でジークは命を落としてしまう。
誰かが勇者の代わりにならなければ世界を滅ぼされる。
勇者の力もなしに、ゲーム知識だけで、勇者であることを目指すフェインだったが、凡人な彼にとって、その役目を背負うのは至難の業だった。
それでも努力と知識チートで危機を乗り越えるが勇者の証明である聖剣には選ばれず、偽勇者として追放されてしまう。
生きる希望を失った彼に現れたのは死んだはずのジークだった。彼から、勇者になれなくても世界を救う『影の英雄』になれと言われ主人公は再び奮起するのだった。
「大丈夫……俺は聖剣も勇者の力にも頼らずにここまで来たんだ。影の英雄として勇者が救えなかった人々を世界をすくってみせるよ」
その道は勇者よりも険しく厳しい道だと知りながら……
これは偽りの勇者だった少年があきらめずに努力し、いつの日か英雄と称えられる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 12:10:00
47589文字
会話率:56%
シルヴァーナ王国の直系王女は女神シルヴァーナの血を受け継ぎ、邪悪なるものを寄せ付けない破邪の力を持つため、世界中から尊敬と憧憬を集める存在である。
ある日大陸最大の勢力を誇るソベリオン帝国皇帝アンドレアスから、シルヴァーナの王女を側室に
もらい受けたいと申し出があった。病弱で瘴気を集めやすく、明日の命も知れない息子のヴォルフラム皇子を救うための、形式上の妃としてである。
アンドレアスにはすでに相思相愛の皇后がいるため、側室になっても夫から愛されることはなく、一生をヴォルフラムのため皇宮で飼い殺しにされる運命だ。無礼極まりない申し出だが、国力の差を考えれば断ることもできず、女王は四人いる妹王女から十五歳の第四王女、フローラを側室に差し出すと決めた。
しかしフローラは側室入りを拒みたい一心で取り巻きの貴族子弟と密通、まんまと妊娠し、側室入りは不可能な身体になってしまった。
頭を抱える女王に、幼すぎるため候補から外されていた末の第五王女、六歳のガートルードが申し出る。
「わたしが帝国に参ります」
誰もがガートルードのけなげな決意を哀れみ、称えたが、ガートルードは己の運命を悲観などしていなかった。むしろ思うつぼだったのだ。
(これでやっと帝国に行ける。三食昼寝付き、食っちゃ寝のダラダラ生活が待っているんだわ!)
なぜならガートルードには日本と呼ばれる国で、毒親のもと、十二人もの弟妹の子育てをさせられた長女、櫻井佳那の記憶が刻まれていたのだから。
そんなガートルードにはお世話欲をこじらせた異形レシェフモートが侍り、俗世とは関わらずのんびり過ごしたい心とは裏腹の波乱だらけの生活が始まる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 12:00:00
448430文字
会話率:33%