「――つまりこれは、筋書きのある舞台のようなものなのね?」
恋愛シミュレーションゲーム【月光のリーベリウム】における『悪役令嬢』、アーデルハイド・フォン・ヴァンデルヴァーツは、ある日自分を待ち受ける運命を知った。
『主人公』たる異母
妹、レティシア・フォン・ヴァンデルヴァーツをいじめ抜き、そして最後には復讐され、断罪されるのが役所。
「私の『役』は……『いじわるな腹違いの姉にして、人の優しさを解さぬ高慢ちきなお嬢様』?」
未来は、ほんの些細なことで変わってしまう。
きっと、舞台をぶち壊すこともできる。
「よろしい。与えられた役を、演じ抜いてみせましょう」
けれどこれは舞台。
誰かが作った、誰かを幸福にするためのストーリー。
「あー、うちの妹可愛い……めっちゃかわ……はっ、いけない。いじめ抜かなきゃ……」
だからこれは、気の迷い。
台本の行間に記されず、台詞にして語られぬこともあるものだから。
「演じ抜きましょうとも。したくないことをするのには慣れている。そして今度は、自分の心までは裏切らずともよいのだから」
だからこれは、演者に許された裁量の範囲内。
この舞台をぶち壊しかねない素人どもに、未来を変えさせない。
「目標その一、【最後の舞踏会】。目標その二、【断頭台】。ありとあらゆる抵抗を排し、全てをあるべき未来へと」
目標その一、【最後の舞踏会】。
目標その二、【断頭台】。
「そのためにこれまでの全てがあったと言うなら、私の人生も、この血塗られた公爵家の歴史も、少しは報われるというもの」
善良な妹に幸福を。
非道な姉に報復を。
「私の妹に、幸福を贈る。誰にも、邪魔はさせない」
異母妹――自分の地位を脅かすかもしれない、"冷徹非情のヴァンデルヴァーツ"の当主にとっての『敵』を。
血を分けた妹を、本当は大好きな姉がいただけの話。
「お姉ちゃ……お姉様!」
でも、その妹も、姉(私)のことが大好きみたいで……。
目標達成の一番の障害になってるのどうしよう。
・あらすじ圧縮版
悪役令嬢のお姉ちゃんが、妹の幸せのためにゲームシナリオ通り断頭台エンドを目指す。
……でも、妹は姉妹百合エンドを目指しているかもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 22:03:42
418948文字
会話率:21%
夢を見ることであらゆることが見える異能学園の平凡な主人公。
なぜかいじわるしてくる大嫌いなあいつの夢ばかり見るようになった。
最悪な夢からはじまる両片思い話。
最終更新:2024-03-28 03:43:33
120315文字
会話率:43%
これまで書いたうちの子会議とか、既存のシリーズのキャラが出てくるんだけどどこに置いといたらいいかわからない分類しづらいやつのおまけ要素的な詰め合わせです。 ※増えたり減ったり再編集したりする可能性あり。
※基本的には、溺愛極道と逃げたがりの
ウサギ、いじわる社長の愛玩バンビ、不器用な初恋を純白に捧ぐの3作品のキャラが出てきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 22:25:10
25436文字
会話率:67%
最年少で魔法使いの頂点である『賢者』に抜擢された少女、レナ。
彼女は幼いながらも賢者として人々を助け、国の人から愛されていた。
そんなある日、突如現れた魔獣の侵攻!
1人で戦いを挑み、後少しの所で倒れてしまう。
「もうダメか....」と諦
めたその時、彼女を助けたのは『黒騎士』の隊長、グレンだった!
世界の真実を探す白髪の少女と、いじわるイケメンな黒髪の騎士が紡ぐ物語。
時に甘々、時にシリアス?!ひょんなことから出会った2人の、白黒つけたい異世界恋愛ファンタジー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 07:00:00
28134文字
会話率:44%
目が覚めたらベッドで王子様に抱きしめられていました。どうやら寝ている間に婚約者になっていたようです。
......はあ?
し か も 。いじわる公爵令嬢の差し金で国のキャンペーンガールもやらなければならなくなりました。
......ドユコト
?
瀕死の状態から目覚めて早々ライラの頭の中は大パニック。無理難題を押し付けられて大混乱――――かと思いきや。
見てなさい、マリアンナ。
あなたより出来のいい春の乙女になってやるわ。
大丈夫、今の私にはギルバードがいるのだから。
バトルあり、恋愛あり、コメディあり、もちろんヘビありの『令嬢戦士と召喚獣 第二巻』はじまり、はじまり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 01:32:58
165516文字
会話率:47%
両親の葬式に“魔女”が現れて告げた。「あなたの父親は異世界の男爵家に長男として生まれ、この世界に駆け落ちしたのよ、チカ」。到底信じられない話なのに、自分の“日本人らしくない”容姿に十年以上悩まされてきた私は魔女の言葉を信じてしまう。ホワイト
ブロンドの髪、小麦色の肌、朝焼け色の瞳を持つ私のルーツが、日本ではなく異世界にあったのだとしたら――。
かくして訪れた異世界で、今は亡き祖父の跡を継いで領主をやって欲しいと頼まれる。当然断るつもりだったが、三か月のお試し期間だけでもと押し切られ、気づけば“領主見習い”に。
何も知らない異世界で一人は心細いだろうとあてがわれたのは一人の教育係。彼は私が喉から手が出るほど欲しかった漆黒の髪を持っていて――。
異世界からやってきた何も知らないひよっこ領主と、少し意地が悪い教育係の三か月。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 18:20:39
95520文字
会話率:36%
「やっぱり僕はまたこうして君に会うんだ。1秒でもいいから、一目見るだけでいいと思ってたのにー。」
昭和◯◯年。一人の男、清鷹は絶望の淵にいた。愛してやまない女、吉乃とはもう元に戻れないと悟ったからだ。今世では必ず幸せになってほしいと願うば
かりだった、二度とあの彼女の泣き声だけは聞きたくない。そう願っていたのに、神様はいじわるだ。どうしてまた彼女と僕を出逢わせたのだろうか。あの瞬間に気持ちを残して死んでいった僕の魂はまだここに絶望とともに浮遊しているのに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-13 23:54:19
13641文字
会話率:3%
近所に住む二つ年上のタカシくんは、私によくいじわるをしてくる。この前は宝物のハンカチを汚された。なのに、私が泣いても慌てるばかりで、きちんと謝ってなんてくれない。
そんなある日、道端で『あるもの』を見つけた。
拾ってみると、そこに書いてあ
ったのは───。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-12 22:16:17
2106文字
会話率:43%
町娘フローラ・サンズは突然異端審問にかけられた。異世界教の信徒だと疑われたからだ。ウソを吐くと鳴る『偽証のベル』を設置され、審問が始まる。一〇の質問による判定は『完全にギルティ』というものだった。絶体絶命の状況の中、フィローラが好意を寄せる
弁護人フィリップが反論する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 07:44:12
3408文字
会話率:57%
◆◆あらすじ◆◆
頭を打った王妃のカタリーナは、前世の記憶を取り戻す。前世での彼女は『猛悪の大魔女』と呼ばれる大魔法使いだった。
「鏡よ鏡。この世で一番美しいのは誰?」「王妃様です」
膨大な魔法の知識がある今だからこそ、いつもしているその鏡
への問いかけで気付く。回答と同時に鏡が放ったのは、洗脳魔法のたぐいだった。今の彼女なら、洗脳を解くことも容易だった。
「真実の鏡ですって!? 人の好みで変わってしまう美しさの順位に、絶対の真実なんてあるわけないじゃない!」
鏡は決して嘘を言わないと、これまでカタリーナは思っていた。だがそれは、鏡の洗脳によって、そう思い込まされていただけだった。
愚女と蔑まれていたカタリーナが、それ以降がらりと変わった。白雪姫への意地悪を止めただけではなく、継母として彼女に精いっぱいの愛情を注ぎ始める。
実母を亡くしたばかりの孤独な幼い子を幸せにしようと、カタリーナは力を尽くす。
そしてこの国は、貴族が利権目当てに跋扈し、王妃が洗脳されるほど酷い状況だ。カタリーナはまた、国の建て直しも決意する。多くの貴族から利権を奪い取らなくてはならない。当然、妨害も入るだろう。
「うふふ。問題ないわ。邪魔する人は、全て討ち滅ぼしてしまえば良いだけですもの。前世でしていたようにね」
猛悪の大魔女は、その絶大な力を今世でも振るうことに決めた。
◆◆更新計画◆◆
最初だけは更新多めですが、書きためた分を使い切ったら更新は三日に一度程度の予定です。完結は2024年1月中の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 17:09:30
203810文字
会話率:19%
いじわるな屋敷の召使をしているイズーは、魔物の女の子
猫をいじめる坊ちゃまに魔法をつかってしまみ、罰として地下にとじこめられる。
そんなとき全身包帯だらけのミイラ男がたすけてくれた。
最終更新:2024-01-23 10:41:51
11932文字
会話率:33%
いじわるな屋敷の召使をしているイズーは、魔物の女の子
猫をいじめる坊ちゃまに魔法をつかってしまみ、罰として地下にとじこめられる。
そんなとき全身包帯だらけのミイラ男がたすけてくれた。
最終更新:2024-01-23 09:33:11
3693文字
会話率:30%
誰よりも普通を愛した青年は、車にはねられ命を落とした。
きっとこれは、普通じゃない世界が俺に与えた罰なのだ。
しかし、眠ること数時間。
えーっと…ここはどこですか?
そして、あなたは誰ですか?
こ、こいつ、喋ったのだ!
これは普通を
愛した青年が、女神のいじわるによって、異世界で魔王の娘の世話役を任される不思議な物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-04 19:00:00
77725文字
会話率:39%
むかしむかし、あるところにゆうしゃさまがいました。
ゆうしゃさまはとてもつよく、いじわるばかりするまおうをたおし、せかいにへいわをもたらしました。
そして、ゆうしゃさまはしなないちからをてにいれ、きょうもせかいをまもりつづけます。
た
とえ、てきがふしのかいぶつであろうとも。
ぼくたちをまもるために、いっしょうけんめいたたかいつづけるのです。
──これは、そんなクソッタレな物語を終わらせる旅。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-27 00:47:05
71440文字
会話率:48%
幼い頃から霊と交流ができるララは、社交界で『呪われた令嬢』と呼ばれ、忌み嫌われている。
自分の体質のせいで両親に迷惑をかけたくない。その一心で婚約者からのひどい仕打ちに耐えてきたのだが、ある日、一方的に婚約破棄されてしまう。
これからは
自分の気持ちを大切にしよう。決意を新たに魔道具作りに励もうとした時、一つの依頼が舞い込んだ。
「――死んだ俺の最後の願いを、叶えてほしい」
依頼主はグラント公爵家の嫡男、テオドール。以前から面識のある仕事人間だが……現れた彼は、どう見ても半透明だった。
「仕事がしたい」
「正気ですか?」
いじわるなテオドールによって依頼を断れない状況に追い込まれたララは、彼が神の元に帰るまでの六十日間、願いを叶えることになる。
まずはテオドールの職場、王立犯罪捜査局にて、彼の存在を信じてもらわねばならない。
ララは半透明なテオドールに、こっそり提案を持ちかけた。
「グラント卿。――私の体、使ってみませんか?」
これは【一途に愛した霊体令息×役に立ちたい霊感令嬢】が、互いを幸せにするために奔走し、二人だけのハッピーエンドを見つけ出す、六十日間の物語。
◇設定はオリジナル要素があり、ふんわりしております
◇R15設定は念のためです
◇他サイトにも掲載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-23 07:03:06
217777文字
会話率:51%
先に発表した童話『ピクシーの呪い』の内容の要約を、発想のもとになった『ナウシカレクイエム』の曲にのせて歌詞をつけたものです。
恋に破れた若者が森でさまよっているといたずら妖精のピクシーと出会います。
ピクシーは恋心を持っていないので若者に悩
みのもとになってる恋心をよこせと言います。
その代わりに魔法の袋をやろうと取引をもちかけます。
そして取引は成立し若者は魔法の袋の真実を見抜く力で、若者を拒んだ相手の手紙は本心でないことを知ります。
若者は新しい恋をしないまま年をとります。
魔法の袋のお陰で金持ちになりますが、さびしい独り身の年寄りになりました。
一方ピクシーは恋心を手に入れて恋をしますが、想い人に対していたずらやいじわるしかできないので、失敗ばかりしてしまいます。
そして……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-12 21:42:49
625文字
会話率:0%
心は優しい悪役顔令嬢✖あざと可愛いうさ、時々いじわる溺愛ヒーロー【ノベルアップ+ PICK UPテーマ長編コンテスト 最優秀賞作】
※本作は、2023年10月19日に発売した書籍の発売記念として書き下ろした、Web限定番外編SS「番外編:
休息日の『独り占め』」です。
本編の紹介は、画面下のイラストをクリック。
Web版は同タイトルでノベルアップ+にて公開中です。
以下、本編のノベルアップ+掲載あらすじ
===============
誰もが策略家・謀略家と言うけれど、悪役顔なだけの心優しい令嬢、アディーテ。
聖女の最終選考で落ちて「選ばれなかった方」などと周りには揶揄されるが、彼女にとってはむしろ嬉しい結果だった。
『聖女として祀り上げられたくない』
友人であるうさぎ型モフモフ精霊・シルヴェストの姿が見えて会話が出来る聖女の力には感謝するけれど、それ以上を全く望んでいない。
だから聖女お披露目の儀も、心から祝福しつつ見守っていた――のだが。
巻き起こるトラブル。
関与を明らかに誤魔化している様子の友人(うさぎ)。
彼の悪戯の理由は……アディーテ?!
精霊たちに愛され過ぎているせいで、王城内は今ちょっとしたパニックです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-26 19:50:05
3166文字
会話率:21%
突然聖都を追放された(元)精霊王の愛し子ロゼは、ライフワークの霊唱研究を続けつつ街での生活を満喫していた。兄から出された唯一の条件は、自身が愛し子だったと知られないこと。
ところが街に現れた精霊教の大神官トアンに目をつけられ、平凡な日常は徐
々に崩されていき……。
----------
余裕綽々で人をからかって楽しむ大人の男が、気づいたらヒロインに翻弄されすごく好きになっちゃったね、というところが書きたいだけなのに色んな設定が混み合っている話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-25 21:47:21
46526文字
会話率:44%
あいつなんか、だいきらい!
わたしにだけいじわるだし!
ほんと、あいつなんかだいっっきらいっ!!
最終更新:2023-10-22 20:50:24
468文字
会話率:9%
ユアディードの王妃・エレノアは父の葬式後、「もう充分王妃の座は味わったのだから交代しろ」と王・ドットから離縁を言い渡された。次の王妃は王の妾だと言い、異議を唱える間もなく追い出された。
エレノアの帰る場所は実家である公爵家。しかしいじわるな
兄とその家族に「お前のような役立たずの居場所などない」とその場で縁切りされる。居場所がなくなったエレノアは途方に暮れてしまったが、そんな彼女をおいかけてきたのは最愛の息子・ルークだった。
「母上。せっかく暇を出されたのですからバカンスに行きましょう」
こうして、親子水入らずでユアディード一周旅行が始まった。ルークは写影機と呼ばれるカメラを片手に次々と母との思い出を撮影していく。
一方、隣の大国カスティは大騒ぎになっていた。なんと即位してから独身を貫いていた王ロレンツォが「婚約する相手が見つかった」と宣言したのだ。
「ようやくあなたを迎え入れられる。待っていて欲しい、エレノア嬢!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-05 18:00:00
65045文字
会話率:52%
**主な登場人物**
湯川直生(双子の兄)
優しい性格。
いつも夏芽の側にいて夏芽を見守っている。
湯川遥生(双子の弟)
頭脳明晰。
夏芽に対していつもいじわるな態度を取る。
高田夏芽(直生・遥生の幼馴染)
天然でかわいい女の子。
本人はその可愛さを自覚していない。
******************
直生と遥生はイケメンで人気者
そんな2人は幼馴染の夏芽に想いを寄せているが
夏芽は2人のことを幼馴染以上には思っていない
いつも優しく夏芽を見守る直生に対して
夏芽のことをからかってばかりいる遥生
生まれた時からずっと一緒だった
夏芽と直生と遥生の運命は
5歳の時の事故で狂ってしまう
夏芽が自殺しないように夏芽を守るんだ
16歳、運命の日が近付いている
夏芽が好きになったのは・・・誰?
夏芽を幸せにできたのは・・・誰?
******************折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-04 20:02:09
74602文字
会話率:46%