妖精のように小さい体の王子様が、城の外に出て大冒険に出かけました。城下町を歩いていると自分と同じくらいの大きさの妖精を見つけました。妖精は普段は森にいるのに、果物を食べていたら、果実ごとここまで連れてこられてしまったらしいです。そこで王子様
は妖精を森まで送っていきますが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 05:08:00
3678文字
会話率:49%
深い森には精霊たちのお祭りが開かれようとしていました。ケンタウロスのアルトは小人とケヤキおじいさんが作ったイチゴをお祭りに持って行く手伝いをお願いされてしました。けれども小人のナエが「こいつ、絶対にイチゴを食べるよ」と言い出します。そこでア
ルトは「イチゴを食べないか、見張っていて」とナエに言い、連れていくことになりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 05:07:37
4951文字
会話率:56%
ユイは小さい頃から寝るときはたくさんのぬいぐるみと一緒に寝ます。そんなある日、ベッドから起きてみるとぬいぐるみと一緒にベッドは海に浮かんでいました。しかも普通の海ではありません。深い青の布地が白い刺繍糸で潮が縫われて、波のように揺れていま
す。そう、ここはぬいぐるみの国。ユイとぬいぐるみ達はこの可愛らしい国を冒険することになりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 05:07:04
3562文字
会話率:50%
オーロラ姫は誕生の日に魔女に呪いをかけられた。16才の誕生日に紡ぎ車の針に刺されて死ぬと。
来る16才の誕生日魔女の呪いによって眠りに落ちる。夢の中で見知らぬ女の子と出会うが。
最終更新:2025-01-09 21:51:02
3307文字
会話率:55%
クリスマス。
ハンナ姫はまだ幼くて舞踏会には参加できません。着飾り広間でダンスをするお姉様達とは対照的に1人部屋でお留守番です。
そんな時天使が部屋にやって来ました。天使のラファエラはハンナを夜空のお城の舞踏会に招待してくれると言います
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 12:47:25
3302文字
会話率:50%
Entendez que les fleurs chantent.
Elles chantent l'amour.
ごきげんよう。お城のガーデンパーティーへようこそ。今日は美味しいお菓子やお茶と一緒に花に纏わる素敵な物語をお話致しましょう
。
フランス王家の白百合、中国王朝の椿、童話の魔法のりらの花など。プリンセス達と可愛いお花の短編物語お楽しみ下さい。
この作品は随時更新していきますわ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 20:53:31
69071文字
会話率:54%
引っ込み思案な女の子ミユは、ある夏の日、おばあちゃんにお使いをたのまれました。
お使いに行く途中、不思議なキツネが現れて言います。
「たからものをなくしてしまったんだ。いっしょにさがして」
困っているキツネをほうっておけなくて、ミユはキツネ
とたからさがしをすることに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 20:04:52
1315文字
会話率:30%
たくさんお勉強をして、たくさん努力をして、世の中の色んなことが分かってくると、人は誰だって自信を持つようになります。ヘカッテもそうでした。自分は十分おとなになった。そう思っていた矢先、ヘカッテは旅をして道に迷っていた透明人間のラダマントと出
会ったのです。どうしてもたどり着きたい場所があるけれど、怪物がうろついていて先へ進めないと困っているラダマントに対し、ヘカッテは迷宮の道案内係を買って出ました。何度も足を運んだ迷宮のことなら、知らない事なんてないはず。そう思いながらラダマントを案内するヘカッテでしたが、進めば進むほど目の前に広がる世界は、知らないものばかりでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 19:00:00
16843文字
会話率:39%
どんなよいこでも迷子になったことがあるという人は多いかと思いますが、ヘカッテも同じでした。小さい頃にうっかり迷宮で迷子になった時の恐怖は、今も時々悪夢となってヘカッテを襲いました。そんな時、ヘカッテをいつも助けてくれるのが、小さい頃に助け
てくれた知らないお姉さんでした。そのお姉さんはヘカッテにとって、まさに憧れの人だったのです。
あれからしばらく。ヘカッテも日々少しずつお姉さんになっていきます。迷子の思い出を夢に見る事も少なくなってきました。けれど、久しぶりにヘカッテの夢にあの時に似た迷宮の景色が広がりました。しかし、どうも様子が違います。泣きながらお家を捜しているのはヘカッテではありません。まだ子どもの夢まくらの精霊だったのです。自分の名前も分からない迷子ちゃんにすがられて、ヘカッテは夢の中をさまよいます。あの時とは、逆の立場で。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 19:00:00
13603文字
会話率:35%
魔女見習いのヘカッテを、いつもそばで見守っているぬいぐるみのカロン。当たり前のように歩き、おしゃべりをする彼ですが、もともとはただのぬいぐるみでした。
お父さんのように、あるいは兄弟のように見守ってくれるカロンを、ヘカッテは当たり前のよ
うに思っていました。そのお小言に時にはうっとうしさを感じてすらいましたが、ある日、喧嘩をしたあとで、カロンは動かなくなってしまったのです。
カロンともう一度話がしたい。そう願ったヘカッテは、動かなくなったぬいぐるみをおんぶ紐で背負って、歌う花メンテの入った鳥かごと一緒に迷宮をさまよいます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-11 19:00:00
14123文字
会話率:27%
勇者の兄であるリックと、聖女の妹であるアリーは、家がお隣の幼なじみ。
幼い勇者と聖女を守るために力を使い果たした天使は、二人を人間たちに託して十年の眠りについた。
両親は勇者と聖女にかかりっきりで、アリーとリックの存在は忘れられがち。で
も気にかけてくれる人々に恵まれたおかげで、二人はすくすくとたくましく育っていき────。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 18:10:00
10711文字
会話率:38%
アナは今日も港の片隅で、ぬいぐるみのルドルフを抱いて海を見つめる。
すっかり日は傾き、もうじき夕暮れだ。
海の向こうに夕日が落ちて、沈んでいくのを、アナはじっと見つめていた。
──今日も来なかった。
アナはずっと待ち続けている。彼女の王
子さまが迎えにくるのを。
これは、夢見る不遇の少女と、全てに恵まれているがゆえに夢のない青年の恋物語。
※「死の予言のかわし方」のスピンオフ。
というか、ヒロインのお気に入り絵本の内容そのままです……。
※冬の童話祭2023に参加しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-15 20:00:00
9692文字
会話率:12%
処刑は明日に決まった、と牢番がエレンに告げた。
火刑だそうだ。
その罪は「悪魔を使役した上に、精霊王のいとし子を騙ったこと」だと言う。
────かつて精霊王の加護を受けていた国に伝わる、ふたつのおとぎ話とその真相。
あるいは、精霊王の未
熟な末息子と精霊のいとし子の恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-06 09:16:53
13997文字
会話率:19%
つまんないやつにはなりたくないよね——だったら!
最終更新:2025-01-09 07:00:00
593文字
会話率:0%
はぁい、あたし、あたし♪
なんか、悪いやつらにつかまっちゃって。
命が惜しければ、毎晩、お話をきかせろっておどされたんだよね。
でも、しりとりのほうがいいって意見もあって。
ようし、こうなったら。
しりとり式に、童話をきか
せてやろうじゃないの!
【ルール】
しりとりで選ばれたキーワードで、童話を描きます。
キーワードは、名詞やひと文節に限らなく、そこはゆるく運用。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-18 12:27:56
22450文字
会話率:4%
ひとりのうつくしいお姫さま。
さんにんの王子。
あくまがそこにあらわれたとき。
むすばれぬ恋は、かなしい恋へと、かたちをかえる。
最終更新:2021-12-11 02:46:42
2478文字
会話率:10%
自分だけは特別だと思っていた。
他のみんなとは違うんだ、と。
穴が空いてしまった靴下。でも特別な自分はまだまだ誰かに使ってもらえる。そう思っていたのに…。
最終更新:2025-01-09 00:22:15
3064文字
会話率:54%
真っ黒で目がぴかぴか光る黒猫ぴっかと
真っ白で毛がもふもふ柔らかな白猫もーふの物語。
いつも仲良しな二匹。
今日はどんなことをしているかな?
最終更新:2025-01-08 18:08:18
8043文字
会話率:24%
ナンセンス気味の作品です。童話のような過去作です。
最終更新:2025-01-08 17:01:40
1274文字
会話率:53%
病院で意識を失ったはずの月見里美奈は、気が付くと森の中にいた。
「この森の先、の、家、行ったら、君、死んじゃうッ……!!」
自分の手首を掴んで引き留めた青年・ガルーによると、彼は『彼女』を殺した犯人の疑いを掛けられ、処刑されかけたらしい
。
彼が語った内容に、肩にかかった赤いケープに、美奈はこの世界が赤ずきんの世界で、自分は『赤ずきん』に転移したのでは、と考える。そうして無実の罪で殺されたガルーを再度殺させないために、美奈は彼と協力することを決めた。
かつて読んだ童話に沿って祖母が住む家に向かうと、そこには老女の死体があった。
カクヨムにも当作品を掲載しています。
https://kakuyomu.jp/works/16818093090276672926折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 12:00:00
30268文字
会話率:42%
むかしむかし、とある村に、さぁちゃんと呼ばれる少年がいました。
ある日、さぁちゃんと一緒に暮らしているハルが寝こんでしまいました。
ハルは、団子屋の幻のきなこもちが食べたいといいます。
大切なハルのため、さぁちゃんは団子屋へと出発したのでし
た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 06:11:55
1916文字
会話率:69%
猫のつつは、予知夢とループできる能力がありました。
つつは、ある日ご主人が襲われる夢を見ました。
果たして、つつはご主人を助けることができるのか。
最終更新:2023-09-22 06:11:06
1250文字
会話率:15%
おばあちゃんとくらしている、たま。
ある日、おばあちゃんがねむったまま、おきなくなりました。
最終更新:2025-01-08 00:48:33
3170文字
会話率:46%
ある日、コウタくんは不思議なお花畑で目を覚ましました。しばらく周辺を探索していると、愛猫のクロの姿がありました。コウタくんがクロを追いかけていくと──……。
最終更新:2025-01-07 21:08:10
3316文字
会話率:17%
とある男の子の家に、ドラゴンのぬいぐるみがありました。大切にされてきたため魂が宿り、彼はいつか本物のドラゴンのようにお空を飛び回るのが夢でした。しかし動いているところを誰かに見られてはいけません。もしも見られてしまったら、ぬいぐるみに宿った
魂は抜け、死んでしまうのです――……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-29 15:32:20
1766文字
会話率:0%
あるところに、大魔導師の位を持つ一人の魔法使いが住んでいました。ある日、彼は怪我をした一匹の小竜を見つけました。彼はその小竜を自分の使い魔にしようと思い、その傷を癒してやりました。すると小竜は言いました。『自分を大魔導師様の弟子にして頂きた
い』と……。かくして大魔導師と小竜ののんびり師弟ライフが始まったのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-25 00:35:58
9218文字
会話率:42%
交通事故で命を落とした主人公は、桃太郎として転生する。ただし、死ぬと少し前の時間に巻き戻る能力を持っていた。その能力のおかげで赤子としての危機を乗り越えた主人公は、前世の記憶と知恵を活かしながら成長していく。
しかし、おじいさんとおばあさ
んの愛情に包まれた生活の中で、主人公は次第に気づいていく。自分の体に流れる血が、人間のものではないということに――。
鬼の血を引く自分が「桃太郎」として鬼を討伐に向かうことの意味とは?死に戻りの能力の真の目的とは?そして、なぜ自分は桃太郎として転生することになったのか?
すべての謎が解き明かされる時、誰もが知る桃太郎の物語は、まったく新しい形で描き直されることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 20:22:19
2592文字
会話率:29%
鬼の襲撃に怯える村々が舞台。ある夏の日、老婆が川から拾った不思議な桃から、予期せぬ悲劇が始まる
最終更新:2025-01-06 22:26:04
3067文字
会話率:38%
ケンちゃんの髪が肩まで伸びた。
夏休みが終わるまでに切らないといけない。でもどんな髪型が良いか分からない。そんな時、クラスメイトのタクミくんに伝説の髪型リーゼントについて教えてもらう。でも残念ながらリーゼントは東京都内では絶滅していた。でも
、もしかしたら埼玉県にはまだリーゼントをしている人がいるかもしれない。
ケンヂ、リカの2人で港区から埼玉県を訪ねる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 19:48:29
1784文字
会話率:56%
りゅうきとひなは、村で出会った二人の少年少女です。りゅうきは虚勢をはりがちで怠け癖があり、ひなは新しい環境にすぐ馴染む勇気ある少女です。ある日、村に響き渡る奇妙な「銀の足音」に引き寄せられ、二人はその音の源を探し始めます。
音に導かれ、村
を越えた森の中で不思議な扉を見つける二人。扉の向こうには未知の世界が広がっており、時間が揺れるような感覚を覚えます。ひなは恐れることなく前進し、りゅうきも次第にその冒険に心を開いていきます。二人は共に新しい世界へ足を踏み入れ、そこでは自分たちの力を発見し、成長することに繋がります。
「銀の足音」は二人の成長を促し、冒険の中で彼らの絆は深まります。そして、未知の世界への扉を開けたことで、りゅうきもひなも、新たな自分に出会うのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 16:30:11
1014文字
会話率:12%
かつての記憶に縛られた少女・晴(はる)と、仲間たち――弱さを隠して強さを追い求める祐輝(ゆうき)、孤独を選び続けた挙之(あきゆき)、信じることを諦めた早貴(さき)は、不思議な遺物が導く道を進む中で、心の奥底に眠る「過去」と向き合うことを余儀
なくされる。
遺物の試練に挑むたび、彼らはそれぞれの選択を迫られ、自分たちが本当に掴みたい未来を見つめ直していく。
絆は本物か、それとも幻想か――。
互いを信じ、未来を選び取るため、彼らが進む道は分かれ、やがて再び巡り合う。
光の道標が示す先には、希望と覚悟が交差する新たな世界が待っている。
絆がもたらす奇跡と、未来への一歩を描いた、壮大なヒューマンドラマ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-24 15:16:27
51198文字
会話率:35%
野球部のエース、恵太は全国大会出場をかけた試合を控え、重圧に押しつぶされそうになっていた。そんな彼の前に現れたのは、デリカテッセンでアルバイトをしている幼なじみの理沙。理沙が手渡した紙袋には、温かいサンドイッチとアイスクリームが入っていた
。彼女の優しさに触れた恵太は心の支えを得て、試合へと挑む。氷点下の冷気が包む中、劇的な勝利を収めた恵太は、理沙の言葉を胸に、自分にとっての「特別な存在」に気づいていく折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-24 13:09:59
842文字
会話率:36%
小学四年生のユウキはけいさつかんのお父さんと、お母さん、妹のアキとの四人暮らし。大きな地震が起きた朝、お父さんは仕事へと出かけていった。「お父さんがいない間のことは任せたぞ」という言葉をユウキに残して。
最終更新:2025-01-07 15:52:23
14123文字
会話率:22%
案山子は自分が役立たずだと思い、どこかへ飛んでいきたいと願います
風が吹き、案山子は空高く舞い上がります
なにもできない案山子のちょっとした冒険が始まります
2025年 冬童話参加作品
最終更新:2025-01-07 13:00:47
3126文字
会話率:20%
ネズミ君は夢の国の住人で超有名で超人気者でみんなのリーダーなんです!
でも、そんなネズミ君にはちょっと気になることがありました。
ちょっとアンニュイな気分になったネズミ君に厄介な話が舞い込んできました。
どうするネズミ君!
最終更新:2024-01-06 07:24:56
6888文字
会話率:46%
2023年 冬の童話 参加作
あなたは大切な人と同じ時間を過ごしていますか?
最終更新:2022-12-25 23:40:39
2814文字
会話率:27%
「エリーゼよ、光栄に思うが良い。赤髭公爵の次の奥方として、お前が指名された。出発は明日の早朝だ! わはははっ」
「嘘でしょ、お父様! 何を仰るのですか!?」
愉快に笑う父ビリーに困惑し、エリーゼは驚愕しながら尋ねた。
エリーゼは没落した
伯爵貴族の令嬢だ。
それでも父伯爵は王宮勤めをしているから、今まで生活が困窮することはなかった。
既に領地と先祖代々の邸は売り払われているが、その分の資金の一部は父伯爵の懐に入っているから、贅沢しなければ当分は暮らせる状態にはある。
言ってみれば父の代での経営の失敗で、爵位以外を手放したようなものだった。
「どうして私が婚約者に? 私にはマイケルがいます。赤髭公爵に嫁ぐことは出来ませんわ」
ビリーを問いつめるエリーゼに、義妹のロリータがマイケルの腕を組んで姿を現す。
「そんなの大丈夫よぉ、お義姉様。私がマイケルと添い遂げますからぁ」
「すまない、エリーゼ。そんな訳なんだ」
ばつの悪い顔をした婚約者だが、義妹に胸を押し付けられて時々そちらを見てニヤケている。最低だ!
「な、なんでエリーゼとマイケルが? 嘘でしょ?」
「もう後戻りなんて出来ないわ、公爵様との約束だもの。今日はご馳走にしたから、たくさんたべましょ。ね、エリーゼ」
義母のアルラウネが喜色満面にお祝いしようと騒ぎ立てたことで、父が私を金で売り払ったと予想が着いた。
テーブルいっぱいに並ぶご馳走と、ロリータの着ている真新しいドレスと義母の大きな宝石の付いた指輪。最近まで家にはなかったものだ。目をそらす父を私は睨み付けた。
もうやってられない。
このご馳走は私を売った金で買ったものだろう。根こそぎ食い尽くしてくれるわ。
「ガツガツ。グビグビッ。っくううっ、美味しいわ!」
「まあ、下品ねぇ。エリーゼったら」
「本当よ。マイケルの前なのにそんな姿見せて、良いのぉ?」
もう貴族のマナーなんて、いらないわ。
マイケルなんてもっといらない。
だって明日死ぬかも知れないもの。
右手にフォーク、左手になみなみにワインを注いだグラスを持ち食べまくる。
「いやぁ~、私の分がなくなっちゃう」
義妹のブリッコ口調を目でギッと睨み付け、気にせず猛烈な勢いで食べまくる。文字通り最期の晩餐として。
そして翌日、赤髭公爵の邸へ向かうのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 11:11:58
7490文字
会話率:36%
ゆめのなかが題材と書かれていたので、入院中に見た夢を書いてみました。童話にはなっていないです。ただ懐かしいなあと思って、書いてしまいました。 (ジャンルは童話になっていないで、冬の童話には載っていません)
最終更新:2023-12-14 23:47:37
1453文字
会話率:8%
自分が生まれた場所と自分を愛する透明な泉の精は、孤独でした。
でもある日星の欠片が彼女の元に落ちてきて……。
冒険に出ることは勇気が必要で知見を広められる素晴らしいこと。
でもきっと自分の生まれた場所を愛し、冒険に出ないこともまた素晴らしい
ことだと思うのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 10:30:00
1668文字
会話率:30%
ズッカ―ルはアメリカンショートヘアの猫。
飼い主のありさのヴァイオリンが大好きで、いつか大好きだと伝えたいと思っています。
飼い犬のジョンがそれには拍手だと教えてくれますが、猫と犬には拍手は難しく……。
でもある夜奇跡が起こって。
霜月透子
さま、鈴木りんさま主催のひだまり童話館「ぱちぱちな話」に参加しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 10:00:00
4701文字
会話率:28%
雨の降る公園でひとりぼっちでいる男の子。その子が見たものとは……?
最終更新:2024-08-22 12:00:00
675文字
会話率:3%