「もう……会えないかも知れないのに……」
とある出来事をキッカケに、互いに特別な存在である男の子と女の子はすれ違って拗れた。
男の子の女の子に対する想いと、女の子の男の子に対する想いが交差する恋愛群青劇です。
男女二人の人生15年分(本編
)と➕α(アフターストーリー)があります。
※タイトル通りリフォーム版です。原作との差異はあまりありません。
ーーー
とある島の小さな村に、ある日二人の男女が産まれた。その二人は同じ日に産まれたことで、運命共同体の様に育てられる。身体が弱く本ばかり読んでいる男の子を、毎日のように連れ出す女の子。しかし当時十二歳だった二人がいつもの様に二人で遊んでいると、船で島に商人がやって来た。男の子の知らない世界を教えてくれる商人に、その世界を直で見たいと……三年後成人したら商会に入れて欲しいと、頼み込んだ男の子。そして、その願いを受け入れた商人。そんな二人の目には、顔を曇らせている女の子の姿は映らなかった……。男の子の、女の子に対する気持ち。女の子の、男の子に対する気持ち。商人の、二人に対する思惑。そんな三人の感情が絡まり生まれた物語の末、十五歳の男の子と女の子の思いがぶつかり合う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 19:00:00
20430文字
会話率:8%
とある島の小さな村に、ある日2人の男女が産まれた。
その2人は同じ日に産まれたことで、運命共同体の様に育てられる。
身体が弱く本ばかり読んでいる男の子を、毎日のように連れ出す女の子。
しかしある日、いつもの様に二人で遊んでいると、船で島に商
人がやって来た。
男の子の知らない世界を教えてくれる商人に、その世界を直で見たいと、3年後成人したら商会に入れて欲しいと頼み込んだ男の子。
そして、その願いを受け入れた商人。
そんな2人の目には、顔を曇らせている女の子の姿は映らなかった……。
男の子の、女の子に対する気持ち。
女の子の、男の子に対する気持ち。
商人の、2人に対する思惑。
3人の感情が絡まり生まれた物語を楽しんでくれたら嬉しいです!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 01:00:45
23843文字
会話率:25%
『学園の王子様』と呼ばれているわたくしがお仕えする公爵家の若様は今日もヘタレていらっしゃいます。
『学園の王子様(笑)』の姿は偽りで、どちらかと言えばお口が少々悪くて粗野なタイプなのに、幼い頃に大好きで仕方がないご婚約者様に、『優しく振
舞った方が後々いいと思う!』と言われたのを採用して、王子様然としておふるまいなのですが……。
でも大好きで大好きで仕方がないご婚約者様の前では素のご自分でいたいと振舞うあまりに、優しく振舞われて色々勘違いしたご令嬢が近づいてくるわ、粗野な態度で接していたご婚約者様に嫌われていると勘違いされるわ、まったく踏んだり蹴ったりでございますね。
そしてある日、とうとうご婚約者様が婚約解消を言い出して?!
どうなる若様! 頑張れ若様! ヘタレている場合ではございませんよっ!! なんて思っていたら、ご婚約者様が攫われて?!
※拗らせたなんだかんだと相思相愛カップルを眺める侍女視点でお送りします。残酷描写は念の為。
※柴野いずみ様主催「ヘタレヒーロー企画」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 18:00:00
8542文字
会話率:14%
誰もが知るグリム童話の中で、美しさや優雅さで語られる白雪姫やシンデレラ、眠れる姫たち。しかし、真実は彼女たちの魅力的な物語とはほど遠い!美化された彼女たちが実際にどうだったのか、ありのままの姿を暴露するコミカルなストーリーが展開される。
白雪姫は、実はメンヘラ気質で自己愛が強い女の子。彼女は小人たちを従えて、森の中で「私を救って!」と叫ぶが、その実、彼らに自分のInstagramをフォローさせたり、毎晩の「私の美しさを証明するための撮影会」を強要したり。王子が登場すると、「私の初キスの責任、取れ!」と追いかけ回す姿はまるで現代のメンヘラ女王。
シンデレラは、実は高学歴を狙うあざとい女子。彼女の目標はただ一つ、王子との出会い。夢見るお姫様ではなく、現実をしっかり見据えたキャリア志向の女子だったのだ。
眠れる姫は、実は夢見がちな現代のオタク女子。彼女は実際には寝ているのではなく、ソファでアニメを見ながら現実逃避をしていただけ。王子が彼女をキスして目を覚ますと、「え?まだ寝てたのに、なんで起こしたの?」と不満を漏らす。
この物語では、グリム童話のキャラクターたちがそれぞれの個性的なキャラクターでリアルに描かれ、伝説的なストーリーとは全く違う、新しい「現代版グリム童話」が繰り広げられる。果たして、彼女たちは本当の幸せを見つけられるのか?それとも、彼女たちの癖の強さが災いを招くのか?笑いと涙の中で、真実の物語が明らかになる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 22:06:20
3292文字
会話率:44%
魔法使いのアガサは、月明かりの雪の日にしか採取できない『月の雫』を採取に出かけた森の湖で、大怪我をした大きな犬?をみつける。月の光を溶かしたような美しい姿に惹かれ、家に連れ帰って治療する。
ところが、朝になると、若い男性になっていた。
通
常の獣人が人型であり、獣の姿は意志の力で変身するため意識のない状態で獣の姿になるのは異例だ。
意識を取り戻した男は『レックス』と名乗る。アガサは治ったなら出て行って欲しいと言うが、レックスは『恩返し』をしたいと言い出して……
獣人&魔法使い ものです。(魔法使いは、魔法使いという種族です。人間は別種族)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 20:00:00
33724文字
会話率:38%
日々罪人を殺す仕事をしている処刑人は、ある仕事帰りの夜に不思議な少年と出会う。倒木の中に佇んでいた彼が示したのは、圧倒的な力と善性。
決して揺るがないその姿は、人を殺すことを日常にしている処刑人を、真っ向から否定するかのようである。
だ
が、それでも処刑人は処刑人だ。
どうしょうもなく殺しを必要とし、求めてしまう。
……私が彼女を殺したのは、悪でしたか?
……俺が彼を殺したのは、間違いだったか?
この、処刑が横行する歪んだ國で。
少年少女は、己の行為と向き合い、己の罪と向き合うことだろう。
これは、3人の少年少女が殺しと向き合う物語。
――あなたは、こんな救いのない世界でも、人を殺さない聖人であり続けられますか?
目次
上 処刑人の性
一章 屍臭乱舞 1〜
二章
中
三章
四章
下
五章
六章
七章
※個人的にスクロールだと、一字下げのギザギザが綺麗じゃないと感じてしまったり、単純に見失ってしまったりするのでしてません。
※本作はシリーズ3作目ですが、基本的に前作とは流れ的な繋がりはありません。3作同時連載で投稿間隔が遅くなるかとは思いますが、少なくとも一章は速やかに投稿を終えたいと思っているのでよろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 06:20:00
471537文字
会話率:28%
美髪自慢のアラフォーOLの日常を描いています。自他ともに認める美髪の持ち主。腰までの黒髪ストレートロングヘアで、髪質も細くてサラサラ。容姿はいたって平凡だが、はたして自慢の髪を武器に素敵な男性を落とせるのか・・・。
最終更新:2024-09-29 00:23:24
34696文字
会話率:37%
中国映画「熱烈」を見に行って来ました!
やっぱり映画の巨大スクリーンで見てよかったです。ダンスバトルのシーンがすごい迫力でした。好きなことを見付けてその練習に励む主人公の姿は応援せずにはいられないし、現代っ子なのにバイトも実家の店の手伝いも
ダンスの練習も全部一生懸命な主人公がお母さん孝行すぎて(´;ω;`)号泣必至pp
もうとにかく見て!と言いたい(>_<)
ダンスをやってる人もそうでない方も是非見てほしい映画です。
今作はそんな「熱烈」の世界観を題材にした詩です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 20:41:48
534文字
会話率:0%
年の離れた可愛い妹のためならなんでもする。それが信条の迅は、迷宮攻略の配信を行う妹のカメラマンとして同行していた。いざ配信開始したところで、二人はワープの罠にかかってしまい、Sランクモンスターが出現する95階層へと転移してしまう。視聴者の誰
もが二人の死を覚悟したその時、迅は妹を守るために黒竜相手に本気をだすことになる。誰も討伐できていなかった黒竜相手に一人で無双するその姿はすぐさまネットで拡散され、迅はバズりにバズっていき……様々な有名配信者とコラボを行い、迅はさらに有名になっていく。※カクヨム様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 07:10:00
391599文字
会話率:37%
SNSで知り合った友人を家に上げた主人公。
翌朝目が覚めると、友人の姿はなく―――?
最終更新:2024-09-20 21:00:00
4224文字
会話率:25%
より広大な領地を求め、人と争い、魔物と戦う、戦国武将達に仕えた忍のおはなし。に出て来る鎌ノ助さんのおはなし。
⚫○⚫
今では他国にまで名を馳せる真田十勇士。その中で更に三勇士と呼ばれる、三人が居た。濡れ羽色の髪の長身の忍は大胆に背中の白い肌
を見せ腰元はジャラジャラと鎖が歩く度に音を鳴らす。
鎌ノ助の好む得物は、農夫が使う鎌。決して戦場で活躍する武器ではない。其故か戦場で鎌ノ助を知らぬ敵兵は鎌ノ助に群がる。それを承知の鎌ノ助は待ってましたと鎌を振るい命を刈り取るのだ。
心底愉しそうに血を浴び、柄の長い鎌で人を屠る姿は気の触れた者と畏怖されるが、本人は気にも止めない。
上に立つのを好まず、好きな事だけしていたいと毎度仕事を選り好みしては佐助や才蔵から嫌な顔をされるが、それも本人は気にしていない。
○⚫○
死、やそれを連想させる事柄が多く出てきます。 作中には名を馳せた忍が出て来ます。が、史実が混じっていたり居なかったりです。 色々残酷な表現が多数あります。なのでR15 とさせていただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 20:19:22
8248文字
会話率:37%
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目に
したのは――。
※他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 06:21:52
11698文字
会話率:28%
「聖女ラティアーナよ。君との婚約を破棄することをここに宣言する」
レオンクル王国の王太子であるキンバリーが婚約破棄を告げた相手は聖女ラティアーナである。
彼女はその婚約破棄を黙って受け入れた。さらに彼女は、新たにキンバリーと婚約したアイニス
に聖女の証である首飾りを手渡すと姿を消した。
だが、ラティアーナがいなくなってから彼女のありがたみに気づいたキンバリーだが、すでにその姿はどこにもない。
キンバリーの弟であるサディアスが、兄のためにもラティアーナを探し始める。だが、彼女を探していくうちに、なぜ彼女がキンバリーとの婚約破棄を受け入れ、聖女という地位を退いたのかの理由を知る――。
※他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 19:00:00
73147文字
会話率:34%
異世界から地球へ召喚された邪神エイラン。強大な力を持つが故に孤独だった彼女は、新たな世界で友達を作ることを夢見る。しかし彼女の姿は恐怖の象徴として受け取られ人々から受け入れられることはなかった。エイランは諦めず、人間に親しまれる方法を模索し
続けるが結果はいつも同じ。
そんな中、少年ティアとの出会いをきっかけに彼女を取り巻く環境に少しずつ変化が訪れる。果たして彼女は本当に人間たちと友達になれるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 22:13:04
10166文字
会話率:45%
恋人を探し求めて異世界転移―脱獄犯・轟綾人(とどろきあやと)はその日、牢獄から抜け出し恋人・凛々亜の待つ自宅へ向かう。しかし、そこに彼女の姿はなかった。どれだけ探しても見つからず、二人の思い出の湖で悲しみに暮れる中、綾人は突然転移してしま
う。そこは、エルフや妖精が住む国、エルフィリア帝国だった。戸惑う綾人は、この世界から抜け出しもう一度凛々亜を探すと奮起するが、そこで出会ったのは凛々亜と瓜二つの少女・リーリア・エルフィリアだった。
この出会いによって、綾人は帝国を巻き込んだ大戦争に巻き込まれていくことになる。果たして綾人は、この世界で生き残り、凛々亜を見つけることが出来るのか!?そして、凛々亜と瓜二つの少女、リーリアの正体とは―!?
▼この作品は、脚本形式です▼折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 17:00:00
99195文字
会話率:60%
地球上に人類が栄え、高度に文明が発展した現代。そんな中突如として無機物生命体が発生した。発生原因も命令系統も不明であるそれらは石器兵と呼ばれ、白い身体を寄せて進む姿はまるで動く絨毯のよう。
そして彼らは手当たり次第に街や人々を襲い、人類の
生存権を脅かし始めた。
10年後、長きにわたる戦争で壊れ切った環境の中で、人類は尚も石器兵と戦い続けている。
渚止(ナギサトドメ)は北戦線第9斥候小隊を任されている若き隊長である。好奇心旺盛、ゲテモノ好き、そんな彼は戦況の劣勢を理由に自爆を命じられてしまう。
そうして彼らは索敵機であったスパイダーという機体に乗り込み、基地奪還に向かう。
全ての隊員の命を犠牲に、止は基地を襲撃していた大型石器兵と会敵する。しかしあと一歩のところで命を落としてしまう。
本人自身も落命したと思っていた止はそれから12年後の未来で目を覚ます。羽が生えている少女スイヒ、何故か自立してカニ歩きをするスパイダー、見たことのない不思議な動植物。そして焼け焦げたスパイダーの残骸とあの日の大型石器兵。
止はかの石器兵と決着をつける決意をする。自分が一人生き残った理由を求めて。
遂に辛勝を収め、生きる目的を失った止の前に現れたのは、スイヒと死んだはずの隊員の一人、桐だった。
死んで仲間に会いに行く、と言った止にスイヒは言う。生きて会いに行こうと。
(毎日更新、全十話程になる予定です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 09:30:00
17137文字
会話率:38%
ある日、平民たちは立ち上がった。貴族が持つ特権である魔法を己がものとするために。平民たちは魔法解放軍を立ち上げ、貴族と戦い勝利する。成人以上の貴族は処刑され、子供達には貴族の地位を捨て働くか国外追放を迫る。
国外追放を選んだライン達は、平
民たちへの復讐を誓い行動を開始する。もし、立場が逆であればその行動と姿は勇者に映っただろう。後の歴史に、彼らの持つ正義はどう映るのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 12:30:00
19648文字
会話率:46%
嫌々参加した婚約者探しの夜会で、『適当』に出会いのハンカチを渡した騎士様が、翌日領地へ押しかけ、求婚を迫る。
想い人である伯爵令嬢の前では、忠犬さながらの溺愛ぶり……だが、真の姿は、お腹真っ黒の狂犬だった。
『逃がす気はない。――ど
んな手を、使ってでも』
片思いをこじらせ、千載一遇のチャンスを逃してなるかと押しまくる騎士様と、恋愛に不慣れな伯爵令嬢のおはなし。
※メッセージや感想から続きが見たいとのお声をたくさんいただき、短編を連載化したものです。すごく嬉しかったです!ありがとうございます!
※短編版は、皆さまのおかげで、総合日間&週間1位、総合月間3位に入りました。一部短編と重複していますが、加筆しておりますので、1話目からご覧いただけますと幸いです。また、ブクマや評価も、とても励みになっております。そして感想も!すごく嬉しいです!大事に拝読し、少しづつお返事しますので、お待たせして恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 07:46:35
102673文字
会話率:35%
ルフィル・シーラルはかつて天才魔導師と呼ばれていたアシェルト・フェルナンデスに弟子入りした。
ルフィルがアシェルトを初めて見たのは六歳のとき。
建国記念日で行われた魔法演舞で彼の魔法を見たときに、あまりの美しさに感動したのだ。
魔法演舞
を行っていたのは魔導師団だということを知り、必死に勉強し、十六歳の年にルフィルも魔導師団に入団することが出来た。
しかし、そこに彼の姿はすでになかった。
彼が魔導師団を辞めた理由……
それは『恋人が死んだ』からだった……
ルフィルはなんとかアシェルトを探し出し、弟子入りするも、アシェルトはいまだに過去を引き摺っていた。
ルフィルは恋人の死に囚われたままのアシェルトを解き放つことが出来るのか……
弟子の切ない片想い。過去の恋人を忘れられない天才魔導師。
不器用な二人の恋の行方は……
※R15指定は念のためです。
※登場人物は貴族ですが、貴族設定はゆるゆるです。
※中編程度で終わる予定です。
※不定期更新ですが必ず完結はさせます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-12 19:20:00
92324文字
会話率:42%
元カレが、成功している姿は見たくない。しかし、みすぼらしいのもちょっと嫌だ。
でも選ぶしかないならば、後者の方が良い。
最終更新:2024-09-11 04:00:00
2594文字
会話率:12%
アフメド医師にとってサラは最愛の女性だった。最も近くにいたのにも関わらず、彼女について知らないことがあった。そのうちの一つが窓のそばで祈る彼女の姿だった。サラは何を祈っていたのか?
サラの祈りについて気になっていたのはアフメドだけではなく
、二人の友人ブシュラもだった。調香師であるブシュラのアトリエにある日突然やって来る若い新聞記者ウムト、ブシュラは彼にサラについて話してみる。ウムトがサラの祈りついて解き明かすことは星を掴むような話かもしれない、それでも彼のことを信じてみた。そこにも祈りに似た何かがあった。
エジプトの政治家マルコは、医師として許されないアフメドの望みを水を飲むように受け入れる。アフメドは彼の黒く不吉な影に気が付いていたのだろうか?全ての光を集めるように陽光の下に立っているダリヤ、病院の中庭で立ち尽くす彼女の姿はウムトにはあまりにも眩しかった。
カモミールが病院の中庭にあるベンチのそばで咲いている。花の香りと花弁の奥底にある真実は何か?ウムトはサラの祈りに辿り着くことができるのか?古いカセットテープから流れる音楽がアフメド医師を包み込んでいる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 22:00:00
418958文字
会話率:38%
春、桜が舞う季節。私は君との待ち合わせ場所で君を待っていた。温かな風に包まれながら、考えごとをしているうちに、いつの間にか眠ってしまう。目が覚めると、待ち合わせの時間を大幅に過ぎていた。慌てて周囲を見渡すが、君の姿はどこにもない。それ以来、
君は突然姿を消した。
私は君がどこへ行ってしまったのか、何が起きたのかを必死に考える。しかし、どうしてもわからない。君がいなくなった理由も、そして、なぜ私が血濡れたナイフを持っていたのかも。
桜が舞う春の日常が、静かに崩れ始める――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 09:22:08
363文字
会話率:0%