私はラバジェ伯爵家のソフィ。婚約者はクランシー・ブリス侯爵子息だ。彼はとても優しいが、その優しさが向けられているのは私ではない。それは私の従姉妹のココに向けられているのよ。
私には従姉妹のココ・バークレー男爵令嬢がいるのだけれど、病弱
な彼女を必ずクランシー様は夜会でエスコートする。それを私の家族も当然のように考えていた。私はパーティ会場で心ない噂話の餌食になる。それは愛し合う二人を私が邪魔しているというような話だったり、私に落ち度があってクランシー様から大事にされていないのではないか、という憶測だったり。
私の家族は常にココを優先してきた。私の誕生日に必ず体調を崩すココのせいで、楽しいお誕生日会は一度も経験したことがない。それは今回も同じで、さらには両親からもらったエメラルドのネックレスとピアスもココのしているブレスレットと無理矢理交換させらえた。これも今回が初めてではなくて、いつものことだった。
抗議の声をあげると、逆に私がお説教をされる羽目になった。自分の居場所がラバジェ伯爵家にはないと感じた私は死のうとするけれど・・・・・・
これは家族にも婚約者にも愛されなかったヒロインが、自らの意思で成功を勝ち取る物語です。唯一味方になってくれそうな一度しか会ったことのない伯母様に、「私に投資をしてください」ともちかけたヒロインの逆転劇。
※貴族のいる異世界。歴史的配慮はないですし、いろいろご都合主義です。
※途中タグの追加や削除もありえます。ご都合主義です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-16 01:16:30
140953文字
会話率:32%
獅子の髪を持つといわれる侯爵子息であるグレイは、死んだ目をして遠くを見つめていた。金髪の女性陣から、嫌というほどに金髪についての誉め言葉を浴びせられて、仕事ができないと嘆いていた。一方、見事な銀髪をもつ氷の令嬢と呼ばれるエイラは、帝国の英
雄と呼ばれる氷の魔法使いのおじと一緒に、パーティー会場へと入場するのを今か今かと待っていた。
6人視点で紡ぐ、4つの恋の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-04 18:00:00
27320文字
会話率:12%
――結婚式の準備はそっちに任せるよ。
――それでさ、この二人を側室として迎えようと思ってるから。
――上手いことよろしく、正妻さん。
数か月後に夫となる予定のトンプソン男爵家子息ルイ・トンプソンが言い放った一言と〝この二人〟と言って差し出
した絵姿を見た瞬間。
バデル公爵家令嬢ハナ・バデルは前世の記憶を思い出した。
望月 花奈だった頃の記憶を――すべて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 00:33:20
50005文字
会話率:48%
今日は、国王の決めた"貴族の子息令嬢が何でも言いたいことを本音で言っていい日"である。そして、文官たちにとっては、体力勝負を強いられる試練の日でもある。文官たちが貴族の子息令嬢の話の場に立ち会って、思うこととは。アルファ
ポリス様でも掲載しています。
**基本的に、一話につき一つのエピソードです。最初から最後まで出るのは宰相のみ。全七話です。
**短編にするつもりでしたが、話を分けた方が分かりやすいかと思い、連載に変更。設定はボンヤリです。ジャンルに悩んで、とりあえずその他に投稿です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-28 19:00:00
8996文字
会話率:48%
卒業パーティーが開かれる王立セントワーズ学園の舞踏ホール。
卒業パーティーに限らず公式の社交の場では、婚約者がいる者は婚約者にエスコートをされて入場するのが通例なのにも関わらず、アスティナ・ダストンは今日、一人で入場した。
たった一人きりで
立つアスティナとは対照的に、目線の先には複数の令息に囲まれ幸せそうに談笑する女性、ダリア・ラビットソンが立っている。
ダリアは元々は孤児院育ちで、16歳となり成人してからはリンカーン修道院で生活していたダリアは、ある日突然強い癒しの力に目覚める。
それを知った王室が、ダリアの強い癒しの力を国で保護するためにラビットソン男爵家の養女として、この王立セントワーズ学園に転入させたのがちょうど一年前。
他の貴族令嬢とは違う、市井育ちの天真爛漫で心優しいダリアは瞬く間に学園の男子生徒を虜にした。
そう、今私の目線の先のダリアの隣で穏やかな表情を彼女に向けている───アスティナの婚約者、ラルフォンス・エーベルハイトもその一人だ。
卒業パーティーが進むうち、ダリアを取り囲む令息のうちの一人である第二王子ロベルトが、皆の前でアスティナと自身の婚約者であるジャクリン・タウンゼンを呼びつける。
ロベルトの隣には、腕をべったりと組んで立っているダリア、その隣にはラルフォンスと、宰相の子息、騎士団長の子息、魔法師団長の子息が並ぶ。
そしてロベルトとラルフォンスは、アスティナとジャクリンに向かって、こう宣言する。
「私、ロベルト・ジョースターはジャクリン・タウンゼンと───」
「私、ラルフォンス・エーベルハイトはアスティナ・ダストンと───」
「「婚約を破棄する!!」」
*********
※一話が短編並みに長いですが、続編があるので連載形式にしています。
※一話が長いため不定期連載。恐らく3〜4話で完結予定。
※貴族制度などはオリジナル設定でふんわりしています。細かい部分はお目溢しください。
※一応魔法がある世界線ですが、ファンタジー要素は薄め。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-28 07:00:00
46737文字
会話率:39%
国中の貴族子息が集まる魔導学院に玉の輿目的で在籍する、ど田舎の男爵令嬢ヴィオラ。幼少期のトラウマからとても卑屈な性格をしている彼女はこの学院で伴侶となる人を見つけられなければ村長の息子と結婚しなければいけない事でかなり追い詰められていた。そ
んなヴィオラの傍には貧民ながら多大な魔力を見出された特待生がいる。彼女は将来有望な有力貴族の令息達から淡い想いを寄せられているが全く気づいている気配はない。魔力は凄いけど貧民、美人でもない、頭が良い訳でもないのに、何で――そんな嫉妬に包まれたヴィオラは幼馴染シュゼムが作った惚れ……薬をきっかけに変わっていく。
※10話前後、3万5千字位で終わる中編です。完結保証。
※カクヨムにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-12 15:09:24
46920文字
会話率:37%
「わたしなんて傷物だから生きていても仕方が無い」
ランザ王国のバルトロイ公爵家令嬢のリリーシアは六歳の時にハロルド王子と婚約し、七歳の時に王子妃の教育に通っていたところ誘拐事件に巻き込まれ酷い怪我を負った。それでも婚約破棄されることなくハ
ロルド王子と結婚したものの形だけで愛されることはなかった。王子や愛人のミランダから傷物妃として虐げられてきた。ある日とうとうミランダに王宮のバルコニーから落とされてしまった。
けれどリリーシアが目を覚ますと五歳の頃に戻っていた。
「生きていていいの。私だって今度は幸せになりたい」
ハロルド王子との婚約を回避し、誘拐事件にも遭わないことを決意する。
そうしてリリーシアは領地に引き籠ることを決め領主城へ向かうとそこにはお隣の辺境伯の子息であるイーサンが盗賊から重傷を受けて療養していた。サマーズ辺境拍の嫡男でリリーシアと同じ年の彼とは傷を受けた令嬢と令息として、次第に仲良くなり婚約することになった。
少し残酷な描写がありますのでお気をつけください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-06 01:06:08
84121文字
会話率:34%
伯爵令嬢のマーシャはある日不思議なネックレスを手に入れた。それは相手の心が聞こえるという品で、そんなことを信じるつもりは無かった。それに相手とは家同士の婚約だけどお互いに仲も良く、上手くいっていると思っていたつもりだったのに……。
よくあ
る婚約破棄のお話です。
アルファポリスでも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-22 01:00:00
16539文字
会話率:40%
私は気がついてしまった。ここがとある乙女ゲームの世界に似ていることを……。今は侯爵令嬢の私が思い出したそのゲームの内容によると本来の私は庶民の娘で、実は赤子のときにプレイヤーにあたるヒロインと取り違えられて、今から三年後の十八歳になるとそれ
が判明して、私は無残にも家を追い出されることに。更には伯爵子息であるイケメン婚約者もヒロインと結ばれるというベタな展開になっていた。仕方ないので、こうなったら私なりのハッピーエンドを探しにいこうかな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-28 21:00:00
122355文字
会話率:42%
かつて公爵家の子息だったジークシオン・ノクターンは、リリュカ・ローズレッド伯爵令嬢と婚約を解消し、庶民のカレンデュラという伴侶を選んだ。
断罪されたリリュカ・ローズレッドは辺境の地へと追放され、そのまま命を落とす。
後に天性の悪女であった
カレンデュラに虐げられた領民は反旗を翻し、ジークシオンは若くして業のある死を遂げた。
しかし、死の直前、走馬灯によってリリーへの隠れた恋心に気が付いてしまったジークシオンは、気が付けば十歳だった子どもの時代へと逆行転生し――、
やり直し系婚約破棄ファンタジー。
主人公は男目線です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-05 12:00:00
49183文字
会話率:38%
「ああ、アーサー王子…」
愛しい方の名前を口にする。
私の名は、ルイーゼ・マルガレーテ。
かつて、アーサー王子と婚約者だった公爵令嬢だ。
金髪に青い目、その美しさは我が王国の貴族の子息達の憧れの存在。
そして、誰もが羨む第一王
子の婚約者。
私は、全ての貴族の娘達から羨望の眼差しを集めていた。
子供の頃から約束されていた王子との結婚。
親が決めた婚約だったが、子供の頃から王子と私は仲が良かった。
毎日の様に二人で遊び、幼い愛を育てていた。
王都にある、諸国の王侯貴族が集まる魔法学校。
二人が、そこに通い出してから、全ての運命は変わった。
農民出だが強い魔法の力がある為に、特別に入学を認められたエレイン。
可愛らしくて優しそうな顔に似合わぬ豊満なスタイル。
茶色の肩までしかない髪。
心優しいが、正義感で勇気を持った芯のある性格。
努力家で学業優秀、礼儀正しく、魔法力は学園一番。
彼女は、物珍しさからか、学校のイケメン達を恋の虜にした。
特に女性の人気を集めていた4人の王侯貴族の息子達とアーサー王子から愛の告白を受け、王子と結ばれた。
そう、私の婚約者を奪い取ったのだ。
「くそっ!あの農民出の牛女め」
当時を思い出し、冬の風を浴びながら、ぎりぎりと歯ぎしりして悔しがる。
私は、取り巻き達と、あらゆる嫌がらせをエレインに対して行った。
しかし、彼女は学校から出て行く事は無く、王子との関係を続けた。
最後に私は、禁断の術で魔王の封印を解き、エレイン抹殺を祈願した。
魔王は王国を滅ぼそうとし、4人の貴族と王子、そしてエレインの5人の力で討伐される。
特に、王子とエレインの魔力は凄まじく、”愛のパワー”と呼ばれた。
そして、エレインは聖女と呼ばれるようになったのだ。
私は、魔王召喚は発覚しなかったものの、聖女への数々の無礼の責任を取らされ、北方を守るフリードヒ辺境伯の元に19歳の時、無理矢理嫁がされた。
その私の前に、かつての執事サイファーが現れる。
彼は力強く宣言した。
「では、お嬢様と王子を復縁させてご覧に入れます」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-28 17:52:55
24208文字
会話率:35%
政略結婚の相手など愛せないとうそぶいていた侯爵令嬢が秒で落ちた後のお話
最終更新:2023-10-28 00:00:00
5000文字
会話率:60%
ビビアン人材派遣所の掘り出しコーナーにある高額報酬の求人に飛びついた借金持ちの伯爵令嬢は気難しいご主人様と上手くやって行く自信が、、、。いえいえ、そんな事言ってられません。お給料を貰わないと哀れな何処かのご子息が我が家の生贄になる可能性があ
るのです。頑張って借金を返してクズな父を追放したいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-26 19:00:00
165557文字
会話率:42%
フィアンナは幸せだ。運命の人であるディルム・カドヴァーノ男爵子息と愛し合い、義父母や周りの人々に優しくされる日々。
だがある日、見知らぬ男が無理やりフィアンナを連れ去った。そして分かる、フィアンナの本当の出自。
「誘拐されていた権力のある
侯爵令嬢で、王子の婚約者? 冗談じゃない!」
横暴な家族、ろくでもない使用人達、恋人同士の王子と聖女、飾りの王妃宣言。おまけにこの国、外の交流を断ち、一部の高位権力者が好き勝手に振る舞う場所。馴染めるはずがない。
「私は元の場所に戻ってみせる! だって私、平民ですから!」
誘拐されて約九年近く。未練などない。
「まともに話し合っても、フィアを返してくれない。そもそも、話し合いすらしてくれない人達だよ。関わり合いたくないけど、邪魔な国で国民の多くが苦しんでる。だから、革命を起こさせよう」
「流石ディル様ぁ!」
苦しむ人々を救う名目の元、愛しの人の元へ帰る為、『スキル』を用いてフィアンナは動き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-19 12:00:00
124893文字
会話率:34%
「で、あるため文献上、魅了の効果を受ける際は対象者の元々持つ恋情がクリスタルを持つものへ向き、恋情を持っていた相手に対しては逆の気持ちになる、ということになります」
第一王子も巻き込んだ貴族学園で起こった事件で、関係者として事件の説明を受
けたエルティナ・テールバン伯爵令嬢。その説明に釈然としない理由は、その魅了の魔術の影響をを受けていたはずの婚約者、アラン・クラハドール侯爵子息がその最中も全く態度が変わらずにいたからだ。
なんちゃって西洋風。魔法がある風ですがそこまでお話には詳しく出てきません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 15:08:27
16977文字
会話率:33%
前世、引き籠もりの大賢者だった事を思い出し、その記憶に引っ張られ、木登りするような元気いっぱい少女から、対人恐怖症、女性恐怖症のオタクになってしまった侯爵令嬢リーナは、賢者スキルを思い出した事を良い事に、更なるオタク道を突っ走る。
勿論、リ
ーナは、自分を虐めて、ゾンビ貴族子息と結婚させようとした、両親と養女アイナのザマーも、決して忘れない!
そして、完全なるスローライフをする為に、お付の猫耳メイド、ミミに言われるまま、グータラしながら少しだけ頑張る。
そんな、異世界ギャグファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-14 12:00:00
65171文字
会話率:19%
ジェイス伯爵家の令嬢ティフェルの婚約者はペルデロ侯爵家の子息カイン。 あの日まで、お互いが足らない所を補い仲睦まじくやってきた。 運命の日は突然やってくる。 シェリーという子爵令嬢が領地から王都にある学園に1年間だけ入学をしたのだ。 病弱
だと言う事で本来2年間学園に通わねばならないところを1年に免除されたシェリー。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-10 23:20:45
468文字
会話率:0%
マーリエは子爵家の末っ子だった。16歳となり、このまま友達のように仲の良い婚約者と結婚するのだろう、と思っていたところ頭を下げられ婚約破棄に。そして公爵家の子息の13人いる婚約者候補のひとりなってしまったのだった。
最終更新:2023-10-07 19:40:49
4652文字
会話率:27%
「天文学レベルに、超!ドドドドドドドドド不幸な星のもとに生まれたのだ!!!!」
生まれた時分から不幸になる人生を予言され、その予言通りに不幸な人生を送ってきた公爵令嬢のニーナ・アリーシャ。
不幸ながらも両親に愛され、ささやかな幸せを感じて
いたが
突如、顔も知らぬ伯爵子息から、婚約願いが届き…⁉
どうやら彼も「天文学レベルに、超!ドドドドドドドドド……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-27 19:36:59
6784文字
会話率:47%
これは、『天使のなりそこない』として虐げられるミリオンが、『推しへの萌える想い』でキラメク毎日を求めて飛び出し、真の覚醒を果たす物語。
ゴースト魔法の名手になり、敵意を向ける相手にもポヤヤンと天然の穏やかさで手を差し伸べるヒロインが、至福
のハッピーエンドを掴み取ります!
「ミリオン、君との婚約を白紙に戻したいんだ」
そんなミリオンこと、伯爵令嬢ミレリオンの元に、1年ぶりに訪れた婚約者――公爵家子息のセラヒム・プロトコルスは、義姉ビアンカを傍らに侍らせてそう告げた。
勝ち誇った笑みを浮かべるビアンカは、後妻の子でありながら長女であり、ミリオンを虐げ続けて来た性悪。なのに、誰よりも「天使」に近い資質があると言われている少女だ。この国にまれに生まれて来る使徒の一つ「天使」は、強い魔法を持って家門を発展させると言われている。だから貴族なら誰でも欲しがる存在で、ミリオンの婚約者も例外ではなかったらしい。
けど、解消や破棄ではなく「白紙」とは?と首を捻れば、ミリオンとの婚約を無かったことにするため、身勝手にもほどがあるとんでもない手段が画策されていた―――!
窮地に追いやられたミリオンが自分のために生きようと決意した時、脳裏に浮かんだのは、たった一度出逢った緑髪のキラキラと美しい少年の姿。彼に再び会うために、ミリオンは萌える思いを糧に真の姿へと覚醒して行く!
※この作品はカクヨム様、アルファポリス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-27 09:00:00
106194文字
会話率:36%
「ミリオン、君との婚約を白紙に戻したいんだ」
伯爵令嬢ミレリオンの元に、1年ぶりに訪れた婚約者――公爵家子息のセラヒム・プロトコルスは、義姉ビアンカを傍らに侍らせてそう告げた。
勝ち誇った笑みを浮かべるビアンカは、後妻の子でありながら長
女であり、ミリオンを虐げ続けて来た性悪。なのに、誰よりも「天使」に近い資質があると言われている少女だ。この国にまれに生まれて来る使徒の一つ「天使」は、強い魔法を持って家門を発展させると言われている。だから貴族なら誰でも欲しがる存在で、ミリオンの婚約者も例外ではなかったらしい。
けど、解消や破棄ではなく「白紙」とは?と首を捻れば、ミリオンとの婚約を無かったことにするため、身勝手にもほどがあるとんでもない手段が画策されていた―――!
窮地に追いやられたミリオンが自分のために生きようと決意した時、脳裏に浮かんだのは、たった一度出逢った緑髪のキラキラと美しい少年の姿。彼に再び会うために、ミリオンは萌える思いを糧に真の姿へと覚醒して行く!
これは、『なりそこない』として虐げられて来たミリオンが、前向きに自分の未来をつかみ取るため奮闘し、ついには幸せになるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-26 09:00:00
44575文字
会話率:32%
公爵令嬢ディアンヌの婚約者はジラール辺境伯子息ケヴィンだ。もうすぐ結婚するはずだったが隣国の挙兵で結婚を延期にすることになってしまった。戦争も終わり近々彼が王都に来るはずだったのに来ない。連絡も途絶えた挙句に、彼が子爵令嬢と恋仲になってい
るという浮気疑惑が耳に入る。信じている、信じているけど……会いに行って確かめることにした。そして辺境伯邸で目にしたのはケヴィンが自分とは真逆の可憐な子爵令嬢を抱き上げている所だった。「ケヴィンの馬鹿ーー!!」ショックを受けたディアンヌはその場から逃げ出した。気が強そうで本当は弱い女の子のお話。全3話。※他サイトでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-26 21:00:00
14282文字
会話率:44%
素敵な婚約者に相応しくありたいと一生懸命な侯爵令嬢アンネリーゼと、アンネリーゼを溺愛する眉目秀麗な公爵子息ジークハルトの日常?話です。アンネリーゼが彼に思いを寄せる令嬢を無自覚に撃退?したりしなかったり……。視点が頻繁に変わります。ちょっ
とシリアス入りますがハッピーエンドです。※他サイトでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-11 21:00:00
70415文字
会話率:44%
アリエルは最近婚約者の様子がおかしいことに気づく。彼は流行りの断罪劇を画策しているようで・・・。
アリエル・オルグレン公爵令嬢18歳(しっかりもの)
テオドア・マーレイ伯爵子息16歳(泣き虫)
※この作品はアルファポリス様にも掲載(先行)
しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-21 17:15:51
18557文字
会話率:17%
「私との婚約は破棄だぁ!」
よりにもよって大貴族の婚約パーティーにて、突然婚約者から婚約破棄を宣言されたユーリ・ミラー子爵令嬢。
婚約者であるビート・ウィーンゲット伯爵子息は『愛する女性』であるリリー・レーズン男爵令嬢をユーリが虐げたと糾弾
してくるが、ユーリに心当たりはなかった。
というか、こんな場所で一招待客が何やらかしてくれているんだとそれどころではなかった。
なにせ、この男は酒に酔った勢いでこんな暴挙に出たようなのだから。
そんな暴挙を主催者であり主役である大貴族、公爵様が許すはずもなく、ユーリの願い虚しく場と空気を読まない婚約破棄宣言は雲の上の住民を巻き込んで進んでいくのであった。
しかし、当事者であるリリーはユーリに虐げられたという心当たりが全くないようで……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-25 19:06:45
22739文字
会話率:41%