辺境のど田舎を領地としている騎士爵家の四男エルシード、通称エル五歳。
貴族と言っても名ばかりの、食べるだけで精一杯な貧乏騎士爵家とその領民達。広大すぎる森が領地なので少しでも住み易くするためそして生きるために、領主一家と領民達とで開墾作業
と畑仕事に勤しむ毎日。
そんな田舎で暮らすエルの夢は、美味しい物をお腹一杯に食べる事、そして食べ物に困らない生活。しかし、幼いエルにはそのために何をすれば良いのか解らないので毎日訳も解らずに、姉兄と共に畑でのお手伝いをする事しか出来ない。
そんなエルを突然襲った謎の体調不良と、その後の異常な回復。
体調不良からの回復後から始まる、新たな彼の成長の記録。美味しい物をお腹一杯食べるためには何をすべきなのか?そして、この世に一体どんな美味しい食べ物が有るのか?
貧乏な貴族の家に生まれた幼い男の子が、少しずつ成長していくお話です。見守って頂けると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-18 07:16:55
162327文字
会話率:65%
人を侮辱する婚約者。婚約解消するため手を尽くすが上手くいかない。あんな奴のことを考えるより、領民のためになることを考えたいと思った伯爵令嬢のお話。
●ゆるふわ設定●モラハラ表現あり●ざまぁ要素あり●主人公は婚約者に対して容赦ないので、人によ
っては過剰だととられる表現があるかもしれません。不快な場合はブラウザバックしてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-17 12:38:21
19596文字
会話率:43%
『身体のどこかに月の形をしたアザを持っている者は至急王宮を訪れよ』
そんなお触れがすべての始まりだった。
王都から遠く離れた僻地に領地を構えるグラシリル男爵の一人娘、エリネット・グラシリルは、貧乏貴族ながらも領民と一緒になって農作業をす
るなど、細々と、だけど確かに幸せに暮らしていた。
だが、件のお触れが届いたことで、エリネットは両親からうなじに月のアザがあることを知らされる。
至急王宮へ向かったが、そこで大臣だという男性に、アザは王家の血が流れるものだけに現れる体質の証拠だと告げられ――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 11:16:43
8888文字
会話率:66%
《ハピエンの爆発恋愛》悪役令嬢も婚約破棄も出てきませんが、ヒロインがとにかく爆破させていきます
※ ※ ※
突然空から振ってきた黒竜に焼かれたムーンシュタイナー領。領主の娘マーリカ(16)が覚えたての水魔法を使い鎮火させたところ、黒竜に
反応し魔力が暴走。領地は魔魚が泳ぎまくる湖へと変貌してしまった。
ただでさえ貧乏な領。このままでは年末に国に納税できず、領地を没収されてしまうかもしれない。領地や領民を愛すマーリカは、大量発生している魔魚を使った金策を考えることにする。
マーリカの研究につき合わされることになったのは、冷たい印象を与える銀髪の美青年で超優秀な謎の従者、キラだ。キラは口と態度は悪いが、マーリカは全面の信頼を寄せている。やがて二人は強力な魔弾【マグナム】を作り出すと、重要な資金源になっていく。
以前からマーリカを狙っている隣領の口ひげ令息がちょっかいを出してくるが、基本ムーンシュタイナー卿と従者のキラに妨害されていた。そこに隣国からきたサイファという褐色の肌の青年も加わり、領地は復興の道へ。
過去の出来事や各国の思惑が徐々に明らかになるにつれ、黒竜墜落の原因が次第に明らかになっていく。
領地復興と共に育まれる愛の行方や如何に。
※アルファ、カクヨムで完結済です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 12:03:10
236261文字
会話率:43%
伯爵令嬢リリルフィア。十歳で大人びたその少女は父からの愛を一身に受けて、小さな領地で暮らしていた。領内の茶会では容姿の可憐さで他の夫人や子供たちを魅了し、父に付いて領内を視察に行けば聡明さに領民が感嘆の息を吐く。当のリリルフィアはそれらに対
して笑顔で応え、そして影で幼さに似合わない溜息を吐いた。
「ああ…あの子はやっぱり小説に出てくる主人公だわ…」
リリルフィア・テングレム・ハルバーティア
彼女は地球の日本で1度、別の人間としての生を終えていた。
日本で趣味にしていた読書で読んだ一冊の本。
どこにでもあるような物語と記憶していたその小説で登場する名称の数々を、2度目の生を過ごすことになった彼女は幾度となく耳にしたのだ。
大陸の名称、国名、地名、口にする料理の名前、最たる証拠としては、リリルフィアの父である伯爵の名前が小説では登場人物の父として書かれていた。
主人公が旅する過程で訪れる、小さな領地の領主として。
圧倒的モブな立ち位置であることを確認したリリルフィアは、そのまま平凡に生活することを念頭に過ごしていた。しかしある日、リリルフィアの前に傷だらけでぶっ倒れる銀髪の青年を目にした彼女は平凡な生活を望むなら絶対にしない行動に出た。
青年を介抱し、父に青年が自由に行動できるまで邸宅に置いてくれるよう頼んだのだ。
リリルフィアは平凡な生活を棒に振ってでも青年を見捨てることはできなかった。
何故ならリリルフィアは青年の事を知っていたから。
「主人公に会うまで過酷な労働生活の上、主人公の想い人に冤罪を着せられるのに、解決しても対して詫びられもせずに戦地で死ぬなんて、あんまりだわ!!」
ハッピーエンド主義の転生令嬢は、悲劇のヒーローを救いたかったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-23 10:00:00
1019571文字
会話率:39%
欲しがりな妹とイケメン婚約者が駆け落ちをしてしまった。まるで泥棒のように家財道具一式を持ち出して……。
アメリアに残されたのは、辺境の地にある何もない屋敷と家に仕えるハーフエルフの執事だけ……。しかし、やっかいものの妹が自ら出て行った
ことに歓喜したアメリアは大好きな動物に囲まれ、領民たちとスローライフを楽しんでいたら、第2王子が視察に現れて……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-12 21:29:14
14408文字
会話率:59%
瀬戸内海に浮かぶ島にあった、外様の小藩『角亀藩』。
ある朝、奇怪な地震ののちに島の周辺は陸に埋まり、見知らぬ土地と地続きになっていた。
自分たち以外の人間と顔を合わせることのない魔境に、ぽつりと移動してしまった人里。
領民たちに襲い掛かっ
てくる異形の生物。
角亀藩の武士たちは傷つきながらも異族を撃退するが、襲撃はやまない。
当時の藩主は決断を下す。
武士、農民などの区別なく、地を耕し、異族と戦う。
どうにか異族の襲撃を退け続けて三百年あまり。
角亀藩の民は立派な戦闘民族になっていた!
類まれな素質を持って生まれてきた当主の次男、銅槻鬼角。
角亀藩の枠には囚われないほどの大器は、訪れた外からの客人との出会いによって、外界への興味を抱いていく。
後代『神殺しの一族』と称された戦闘民族カッキハン。
これは、その中でも一際武名の高い大魔王オドゥンの一代記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 20:00:00
72776文字
会話率:55%
「フランチェスカ公爵を殺せ」
フランチェスカは南部を荒らす悪役だ。
国王の命を受けた近衛騎士サミュエルは、公爵領に潜入し、標的のエミリオに近づくことに成功する。
しかし標的の正体は、早世したエミリオの双子の妹・エミリアだった。
領民たち
に慕われるエミリアは、とても悪人のようには見えない。
彼女と日々を過ごすうち、サミュエルの胸に迷いが生まれ始める。
――本当に、この人を殺していいのか。
これは、エミリアに恋をしたサミュエルが、仲間たちと力を合わせ、共に生きる未来のために奮闘する物語です。
※全42話。一話あたり4,000字〜8,000字(41話のみ9,000字です)
※42話はエピローグ的な位置付けです(3,000字)
※毎日21時ごろ更新します。
※この作品はアルファポリスにも同時掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 21:00:00
287998文字
会話率:43%
伝統はあるがド田舎を治める領主に拾われた狸獣人の少年カール。
領主夫妻や領民たちに可愛がられてきたカールは、義父の死で伯爵家を継がされる事に!?
突然の展開に驚きつつ奮闘しようとするも彼は“普通の少年”。 はてさて…
最終更新:2023-06-20 19:00:00
120403文字
会話率:50%
■ハイファンタジー作品『旋風のルスト ~美少女隊長と7人の傭兵の西方国境戦記~』に登場する設定である【精術武具】について書いた記事です。
《作品本編URL》https://ncode.syosetu.com/n7984fx/
■才知溢れ
慈しみと深い洞察の力を持った少女が、心と人生に重荷を持つ人々を救いながら、個性的な仲間たちとチームワークにより自らの未来を掴み取る爽快サクセスストーリー戦記ファンタジー!
【あらすじ】
■銀髪・碧眼の17歳の少女ルストは傭兵として生きていた。
努力の末、1年目にして3級から2級傭兵に昇格した彼女だったが周囲は彼女を認めない。それでも諦めなかった彼女を親切な老傭兵が後押ししたことで、ついに小隊の隊長職が任される事になった。そんなルストに与えられた任務は国境地帯の哨戒偵察。ルストたちは見事に敵国軍の動きを掴むと言う成果を帰還する。すべてがうまく収まると思った矢先、一人の不良傭兵の奸計が彼女の善意と誠意を踏みにじる。
「あたしの誠意とメンツを傷つけたなら、あなたの傭兵としてのメンツを叩き潰してあげる!」
壮烈な果し合いに勝利し、ルストは二つ名『旋風のルスト』を得て傭兵として名を挙げる。そんなルストに〝西方の辺境ワルアイユ領でのミスリル鉱石の横流し疑惑の極秘内偵任務〟と言う任務が舞い込んだ。
先の哨戒偵察部隊を率いて現地へと向かったルストが目の当たりにしたもの――。領主の不慮の死、対立領主の執拗な妨害、生活に困窮する人々、|塗炭《とたん》の苦しみの領民たちを救うためルストは戦い始める。姿なき襲撃者、燃える村、正体不明な巨大な権力の影、疑心暗鬼が広がる中、事態を切り開いたのはルストの強い意志だった。それを目にした仲間達もルストを信じ力を合わせていく。そしてついにルストは、人々の命とワルアイユ領再建への道を掴むため立ち上がった。
「みなさん! これは困難ではありません! 千載一遇のチャンスです!」
西の彼方と、東の背後から敵が迫る中、ルストは乾坤一擲の秘策を胸に人々を率いて決戦の地へと向かう。それはまさに人々を勝利へと導く偉大なる英雄の少女が誕生する時でもあった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 05:56:55
6560文字
会話率:0%
ある日、自分に聖霊の加護があることを知ったリディアは、領民のため、そして自身の憧れのために貴族という身分を捨て、祈祷師になることを決意する。そんな折、魔導騎士団副団長セシルからは想像を絶する忠告をされ――!?
祈りによって傷を癒し、願
いを叶え、民を幸福へと導く祈祷師は、その存在ゆえに顔も名前も、人数さえもが謎に包まれていた。制止を振り払って選んだその先に待ち受けている真実とは。
これは憧れを追う主人公と後悔の中に生きる青年がすれ違いながら真実を解き明かしていく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 14:14:39
314158文字
会話率:26%
十八歳の伯爵令嬢・アリーシャは、借金返済のために領主代理として一生懸命に働いていた。
父は芸術家の支援に夢中で働かず、兄は吟遊詩人になると言って失踪。領民の暮らしを守るには「私ががんばるしかない!」と奮闘する。
唯一の希望は、領地が隣同士の
侯爵令息との政略結婚。結婚した後は、領地をまるごと預かってもらえる約束だった。
相手の侯爵令息から呼び出されれば「お願いがあるんだけれど…」というお決まりのセリフから始まり、必ず面倒事を押し付けられる。親友からはダメ男製造機と呼ばれても、それでもアリーシャは婚約維持のためにずっと彼に尽くしてきた。
ところがある日、恋人ができたという理由でいきなり婚約を解消される。
しかも「君のせいで僕が『自分じゃ何もできないダメ男だ』なんて嘘が広がって本当に迷惑してたんだ」とまで言われ、アリーシャは愕然とする。
このままでは伯爵家は破産、取り潰しになり、領民たちの暮らしが危うい。
「今度こそ父を更生させ、自分はダメ男製造機を卒業する!」そんな風に決意するアリーシャだったが、突然に第二王子・クレイドの婚約者に選ばれてしまった。
クレイドは王国一の魔法使いだが、容姿は醜く性格は冷酷と悪評ばかり。二十歳になるまで婚約者はおらず、政治的に微妙な立場であるとのこと。何もないドレイファス伯爵との婚約は、彼の力をそぐための嫌がらせだった。
こんな貧乏令嬢が相手で王子様に申し訳ない……と思うアリーシャだったが、断ることはできず婚約式に臨むことに。「クレイド殿下のためにがんばろう」と前向きに考えていた彼女の前に現れたクレイドは、噂とはかけ離れた美貌の王子様だった。
ただし、彼は鋭い眼光で言う。
「よくここまで無事で来られたものだな……!」
ぎらぎらとした恐ろしい眼差しと、怨念でも篭っていそうな低い声にアリーシャは怯え慄いた。クレイドはこの婚約に納得していないんだと直感する。
婚約者との初対面でまずやるべきことは命乞い!?まだ死にたくない!
とにかく生き残ることが目標になる。
だが、それからは豪華絢爛な部屋に案内され、おいしいものを食べてただのんびりと暮らす予想外の軟禁生活へ。クレイドは「君は何もしなくていい」と言って────。
尽くし癖のあるダメ男製造機令嬢と、初恋をこじらせすぎて愛情が伝わらない王子様の溺愛執着ラブコメです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-03 07:00:00
128758文字
会話率:37%
「私はあなたにさばかれたいの」
領民を虐待し、非道の限りを尽くした伯爵とその娘。挙句告発され、極刑を言い渡された伯爵令嬢・パウラ・ド・リビエーレ。「百晩の間、毎夜解剖され殺されては生き返らされる」という極刑を命じられた彼女の前に現れた処
刑人・アンドレアは、かつて彼女が自分の手で虐げた領民。
そして、心優しい少女だった頃の、幼馴染で初恋の人だった。
「百回でも千回でも解体して、アンドレア」
「何度でも殺してやる、こんなことで君への恨みが尽きるわけがない」
心ならずも悪役に堕ちた令嬢と、拗れに拗れた愛憎を刃に写す処刑人。
歪んだふたりが繰り広げる、立場逆転グラン・ギニョール・ラブコメディ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-27 23:53:21
2449文字
会話率:46%
ブラック企業で犯罪スレスレの違法労働に勤しむ主人公は、ある日とうとう過労死してしまう。
そしてなんと、転生したのが好きなゲームの「魔王」だった。
魔王になったということは、この先ゲームがはじまると、勇者に殺されてしまう運命だ。
なの
で、勇者が生まれる前に、世界征服してしまうことにした。
世界征服するために、まずは魔王軍をホワイト経営に!
そして世界中の領地を征服していく。
征服した人間の領地は、ブラック労働で過労死スレスレ、搾取しまくってやる!
生き残るために、人間は搾取して悪逆非道の限りを尽くす!
だけどあれ?なんでだ?
なぜか征服した領地の領民たちから、感謝されまくっているのだが……?
なんと、人間たちの領地は最悪なブラック領主が支配していた!
もしかして、俺が領主やったほうがホワイトなのでは!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-27 19:59:28
57656文字
会話率:20%
ブラック企業で犯罪スレスレの違法労働に勤しむ主人公は、ある日とうとう過労死してしまう。
そしてなんと、転生したのが好きなゲームの「魔王」だった。
魔王になったということは、この先ゲームがはじまると、勇者に殺されてしまう運命だ。
なの
で、勇者が生まれる前に、世界征服してしまうことにした。
世界征服するために、まずは魔王軍をホワイト経営に!
そして世界中の領地を征服していく。
征服した人間の領地は、ブラック労働で過労死スレスレ、搾取しまくってやる!
生き残るために、人間は搾取して悪逆非道の限りを尽くす!
だけどあれ?なんでだ?
なぜか征服した領地の領民たちから、感謝されまくっているのだが……?
なんと、人間たちの領地は最悪なブラック領主が支配していた!
もしかして、俺が領主やったほうがホワイトなのでは!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-13 07:35:21
9570文字
会話率:31%
伯爵令嬢であるジュリアは、3歳の時に会った次期侯爵様シュミットと文通をしていた。
そして気品溢れて、領民想いな優しい彼に、淡い恋心を抱いていた。
そんなジュリアには腐れ縁でなんだかんだ仲のいい騎士様キースがいて、彼にシュミットへの恋心を話
していた。
ある日、シュミットからの手紙の返事が来た日に……!
※他サイトでも投稿します
※R15は保険です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-18 12:49:52
2706文字
会話率:42%
リンドス伯爵家長女として生まれたセシリア
伯爵とはなばかりの貧乏な家で
ある程度裕福な商家より貧乏だった。
清貧を良しとしている訳ではないが
領地の民衆からの信頼は厚い
しかし元々平民の祖母が叙勲されて得た地位で
領地経営手腕もなく低迷
の一途を辿っていた。
それでも何とかやりくりして領地を経営していたが
去年の不作と疫病の流行で遂に財政が破綻した。
元々貧乏な暮らしをしていたので
爵位を返上するのに抵抗は無かったが。
国に領地を返上した場合に隣接する領主が
ことごとく横暴で領民が苦しむのが目に見えていた。
一応年頃で見た目もそこそこ良い(当家比)は
自分の結婚を対価に莫大(等家比)な支度金を要求した。
その要求を了承して私との結婚を望んだのは
ブラッド伯爵家のヴァレンタイン伯爵当主で
噂ではかなり年配で見目も酷く人前には一切顔を見せないそうだ。
私は、若い身空で中々素敵な人生を歩む事を覚悟した。
覚悟はしていたつもりだった。
まさか自分の旦那になる人が我が一族の宿敵とは思いもよらなかったのだから折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-09 07:01:48
10836文字
会話率:28%
予期せぬ形で手柄を立ててしまった傭兵の若者。
後妻の子としてお家騒動を避けるべく傭兵の道を選んだはずが、なんの因果か辺境領主に。
土地と領民と部下が用意済みなら否とも言えない。
え、嫁も?
最終更新:2023-04-03 12:27:50
5254文字
会話率:8%
【書籍・コミカライズ】
社交界デビューから三年。伯爵令嬢メルフィエラは、とある趣味のせいであらぬ噂を立てられ、婚約すらままならない日々を送っていた。そんな彼女のことをよく思っていない父親の後妻から、「一年以内に婚約者を見つけなければ修道院
に行ってもらう」と言われ、大慌てで秋の遊宴会に出席することに。
本当は気乗りしないため、彼女は出会いの場でもある遊宴会で一人ぽつんと浮いていた。さらにその最中に、魔毒に侵され狂化した魔獣に急襲されてしまう。絶体絶命の大ピンチを救ってくれたのは、不敵に笑う血塗れの男。実はこの男、『狂血公爵』という二つ名を持つガルブレイス公爵その人であった。
ガルブレイス公爵は、血塗れの自分はおろか、魔物すら恐れないメルフィエラに興味を抱く。その上、あまり人に口外できない趣味――魔物や変異植物を美味しくいただくこと――に理解を示しただけではなく、そのあくなき探究心を満たしてやるとまで申し出てきて……⁉︎
いきなり婚約! 結婚? まさか私、騙されているのっ⁉︎
領民のために魔物を美味しくいただく方法を模索する悪食令嬢と、領地に沸いて出る魔獣を駆除し続ける狂血公爵。悪意ある噂に振り回され、婚約者すらまともに見つからなかった二人が、幸せになるまでのラブファンタジーです!
書籍は講談社Kラノベブックスf様(4/2発売予定)、コミカライズは漫画アプリPalcy様(3/22から)とpixiv様で配信予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 23:55:13
447363文字
会話率:57%
辺境の小さな城下町。フローラの営む花屋には、毎週水曜に灰色のフードを被った男が花を買いに来る。花屋には似合わない無骨な男だが、フローラはその正体を知っている。通りの向こうに見える、領主の城の門衛だ。
寡黙で無愛想な男に、いつしか心惹かれる
フローラ。水曜は店先から門衛の姿をこっそり眺め、彼が花を買いに来るのを待つのが密かな楽しみだ。
春になって領主の結婚式のお祝いにと、領民たちに庭園披露宴の招待が届く。若者たちは、誰と行くかと大騒ぎ。フローラは灰色フードの男に、エスコートを頼もうと決めるーー。
*****
恋愛に不慣れで不器用な二人が、少しずつ距離を縮めていきます。
少し不思議な雰囲気の城下町の日常と、片思いのドキドキ。全13話予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-19 20:20:48
36876文字
会話率:40%
ランプレーシュ王国最北端に位置するクィエル領。
そこへ遭難しながらやってきたウェンディとオズワルド。
彼らはかつての級友であるディムを訪ねてきたのだが、平民だったはずの彼は領主になっていた。
国からの登城要請に応えられないほど忙しい日々を送
るディムと、大飢饉から立ち直ろうと必死になっている領民たち。彼らに混じってウェンディたちも働き始める。
その裏で、王国が着々と侵攻の準備をしているとも知らず――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-16 09:35:11
92224文字
会話率:40%