なんの取り柄もない女の子が身の丈に合わない恋をして、何ができるか考え中、というところです。
最終更新:2018-04-14 17:56:34
523文字
会話率:0%
白州中忍チンという男は奇妙な男であるというのが里のおおむねの評価だった。
偏屈で有名な抜き身の嵐蔵のように人嫌いの気があるわけでもない。
他をよく気にかける人格は中忍頭にも目をかけられ、部下からの信頼も確かなものだ。
上を敬い、下を
大事にし、これといった騒ぎも起こさない。
独特の人間性を持ち合わせるわけでもなく、おおむね常識的な性癖であった。
任務を選んだりもせず、身の丈に合った任務を地道にコツコツと成し遂げ、成長してきた。
半ば人外魔境の域にある上忍達のような芸を持つわけでもない。
酒も煙草も誘われれば付き合う程度で深くおぼれたりもしない。
かといって奇妙な趣味があるのかと言えばそうでもなく、精々釣りをたしなむ程度で、後は日がな一日鍛錬にいそしんでいる。
ストイックに見える生活だが、ゆとりがないわけでもない。
だが里の者は口をそろえて彼を奇妙だという。
これはその奇妙な忍とその周囲における珍妙極まる忍たちの知られざる物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-05 12:44:38
36857文字
会話率:17%
鉄騎兵なるものが世に現れたのは10年程前になるか。座したプレートメイルにも見えるそれはまず脚が4本あり、身の丈も10mほどある。当然人が着れるものではなく中に人が乗って動かすものである。ドワーフの金属加工技術、エルフの魔法技術、人間の汎用
性、いずれもそれを作り出すには足りない。素性が分からぬまま販売され、理解に及ばぬまま保有、使用されているのが現実である。
魔法によって天下を統べ500年続くゴールドバーグ帝国の平穏を揺るがす存在、そう考える者は少なからずいたが口に出す者はいない。なぜなら一番多く保有しているのは帝国そのものであったから。
かつて鉄騎兵なるものを販売すると出入りの商人からその話を持ち込まれたシルバーサンド公は振るえ上がったという。どう見積もっても剣や魔法を圧倒する武力を帝国騎士団を差し置いて所有するわけにはいかない。そう判断した公はその話をそのまま宗家であるゴールドバーグ皇帝に流した。一騎金貨1万枚、年に2騎、それを4年間、合計8騎の鉄騎兵がまず帝国騎士団に配備され、その後やっと一般に販売されることが許された。尤もそんな高額な取引ができる者はそういるはずもなく上位の貴族か豪商だけとなり、また帝国騎士団による許可が必要とされた。よって存在が把握されていない鉄騎兵は存在しないはずである。しかしその例外が今ここに現れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-01 22:41:09
43887文字
会話率:65%
【ソル】
それは幽霊のような曖昧な魂の残滓。
【ソラ】
それは魂に宿ったもう1人の自分を宿す武器、武具。
なんでもない日常を彼は過ごしていた。
しかし大学2年になった四月始め、友人に合コンに誘われたその日の夜。
全てが変わ
った。変えられてしまった。
危機を救ったのは身の丈ほどの青白いハルバードを持つ少女だった。
その少女との出会いが青年の世界を大きく変えた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-31 21:01:03
44157文字
会話率:29%
女は目を覚ました。
目の前に広がる広場。宙に浮かぶ四角いブロック?
そして身の丈6m程のドラゴン?!
どうやら最近仕事で出来なくなったMMORPGの夢を見ているようだ。
戦闘、残酷的描写及びTS、チートがあります。苦手な方はバックしてくだ
さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-18 18:40:49
3043文字
会話率:15%
平凡な女子高校生、三野岡 明日。
同じく平凡な男子高校生の嶽岡 未来と交際し、『三野嶽』から転じたとして、周囲からは『身の丈(に合った)夫婦』と呼ばれている。
ただ、2人は周囲に隠していることがたくさんあって――。
初投稿、見切り発車です
。小手調べ的なもの。
長くは続けません。がんばります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-22 17:00:00
3901文字
会話率:8%
転生者ちゃんがやってきた。
身の丈60cmほどのぬいぐるみボディ。ギリギリ三頭身に届かないデフォルメフォルム。ぴょこんと生えたアホ毛がトレードマークの、転生者ちゃんがやってきた。
森の中で遭難し、魔物に片腕をもがれて今にも失血死しそうな僕の
前に、転生者ちゃんと名乗る謎の人型生命体がやってきた。
「たすけにきたよ! よろしくね!」
転生者ちゃんは地獄を落とし込んだような瞳を僕に向け、顔だけはにっこりと笑っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-19 18:05:22
3570文字
会話率:49%
一部のマニアに人気のラジオ番組「エイトとキッドの不思議ブレイカー」
内容はパーソナリティのエイトとキッドがリスナーから投稿された不思議な現象について調査すると言う物。
日本の平和の為、二人はラジオを通して情報を集め、その調査・解決を目的とし
ていた。
投稿される物は殆どが嘘や作り話だが、本物が送られて来る事があるが番組スタッフは殆ど間違える事無く本物を当てる事が出来る、何故なら、スタッフは皆怪異・幽霊・霊能力者だからだ。
今日も今日とて、日本のどこかで長身女性がハンマーを振り回し、男児が呆れ、おっさんが笑っている。
~紹介~
エイト…身長240cmの女性。俗にいう「八尺様」である。非常に怪力で探査では基本的に肉体労働や直接対決の担当をしている。重度のショタコンでキッドにベタベタ。20代後半程度の顔つきで垂れ目でおっとりとした優しい目をしており。黒い長髪はサラサラで腰辺りまで伸びている。服装は基本真っ白のワンピースを愛用。現地調査では身の丈ほどのハンマーを振り回し、力での解決を得意としている。
キッド…身長140cmの男性。俗にいう「座敷童子」である。力が無く現地での肉体労働は得意とはしないが非常に頭が良くメンバーのブレインとなる。10歳程度の幼い外見で髪型は天然パーマのふわふわ黒髪が肩辺りまで伸びている。くりっとした大きな目に、頬は柔らかく良くエイトにつままれている。服装は基本的にぶかぶかの赤いパーカーにデニムの半ズボン。現地調査では多少使える妖術を用いてエイトをサポートする。
武田さん…番組の構成作家。いつもタバコ吸ってるおじさん。霊能力者の血筋で色々と出来る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-28 22:38:34
934文字
会話率:60%
偶然手に入れた『描いたモノが実体となる筆』が当たり前の現実世界を壊すアイテム。
身の丈に合わない力を手に入れた代償はあまりにも大きかった。
失ってはじめて普通に生きることが一番幸せだと気付く少年がえがく世紀末。
注意書き
本作品の
全ての権利は作者『紅葉ももな』に帰属します。無断転載はおやめ下さい。
アルファポリス様、ノベリズム様にも投稿中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-14 22:16:37
7060文字
会話率:37%
不思議な旅人がいるらしい。
巨大なリュックを背負った少女と身の丈ほどの十字架を背負った青年の二人組で
彼らは自分達は世界を巡って死者を弔う墓師だと言う。
ー世界は君の思っているほど広くはないよ。けど、君の思っているほどつまらないものでもない
さ。ー
彼らが巡る異世界旅行譚折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-10 17:38:25
114196文字
会話率:41%
憲法改正。国民投票を控えた2019年。こんな時代に、不思議な縁で出会い、絡み、諍いを繰り返しながら惹かれあったネトウヨ青年とリベラル女子。
彼は工員として働き、自炊、DIYを楽しみながら身の丈にあった生活を模索している。
彼女は6年遅
れで大学に入り看護師を目指す。
二人は彼の過激なリプをきっかけに絡み合い、現実世界で巡りあう。惹かれ合いながらも論争を繰り返す。およそ憲法と無縁そうなな二人が考え苦悩する。不器用な恋愛の行く末は、、。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-03 19:42:26
53471文字
会話率:22%
特別な存在として生まれたのにも拘らず割合、幸せでない
生まれながらに、地位が有っても無くても
生れ変ってもアウトサイドな人生を今まで生きてきた主人公
前世では、セププライとして生きて死に
今世では、性別を「男」と偽って「フロース」と名乗り
生きて来た男装女子「フローリス」なのですが…
何の因果か、神様とやらの悪戯か
2年程前に知り合った
前世の自分を殺した、前世での恋人の浮気の証拠である息子
自国の王子「ユーニウェルシタース」に最近、付き纏われ始め
それが悪化した所から、物語りが始まります。
「ダークサイドな人生を、それなりに楽しみながら
身の丈に合った人生を生きていく」
そんな予定だったフロースを
某かの理由で「更生させようとする」ユーニ
過去を引き摺り、ユーニを拒絶できないフロースの
巻き込まれ、押し切られ、翻弄されて
最終的に、主人公的に腑に落ちない終り方をする御話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-21 06:06:28
255553文字
会話率:8%
人生で壁に当たってばかりの僕。
でもそれが特別な事でなく、みんな同じようなものだと理解もしている。
身の丈にあった幸せを求めていたが、ある日、昔の夢を見てしまった。
夢を描く事が無くなった僕が、夢をきっかけに新しい一歩を踏み出す。
最終更新:2017-02-12 18:36:20
6281文字
会話率:2%
作品の演出上、ちょっとエロかったり、ちょっと残酷だったりするシーンがあります。
苦手な方はスルーしてくださいm(_ _)m
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生物学者のハレノヒ博士は、王の勅命を受けて世界樹の森を目指すことになる。
目的は、世界樹の葉を採取
すること。
世界樹の葉には不老長寿の力がある。その伝説を追う旅。
世界樹の森までの厳しい道のりをなんとか踏破した博士は、そこで羽人の戦士に出会う。
人の姿に、蜻蛉のような羽を持った種族――羽人。
身の丈を越える槍を抱え、獰猛な牙を剥く羽人の戦士に、生物学者として興味を駆り立てられた博士は羽人に懇願する。
「……君たちのことを、教えてくれないか……」
羽人の戦士は語る。
飛竜の力を宿し、目に見えぬ風を見た伝説の戦士の話を。
世界樹の森に生息する羽人。
たった一人の母と、何百人に及ぶ子どもたちで形成される帝国。
羽人たちは恋もせず、子を作らず、兄妹を育て、戦士として生きていく。
厳しい環境、運命の中、命を繋がれ必死に生きていくひとりの小さな戦士の一生を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-31 08:00:00
111200文字
会話率:27%
2000年に1度、大魔王が眠りから覚め世界を絶望に陥れると言われ、また世界が乱れし時、勇者も現れるという。
大魔王復活により、世界が混沌とする中、1人の勇者が現れる。その名はドレッドノート。身の丈200cm以上は優に超えるであろう、ご
っつい勇者であった。
勇者として充分すぎる身長と力、勇者として不適合過ぎる悪知恵と鬼畜な性格で旅の幕が上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-24 17:58:40
21471文字
会話率:53%
剣と魔法が蔓延る世界で、最強クラスの力を持つエルフの少女ミレディは、とある目的を果たすため魔王を目指す。そこで彼女は様々な仲間や敵と出会い、段々と魔王として成長していく。
これは身の丈に合わない大罪を背負った少女が、最悪で災厄の魔王へと成
長していくお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-22 22:34:27
42101文字
会話率:38%
核兵器が使われたのを契機に魔術が公表され、核兵器を含む刃物以外の武器及び、非魔術戦力が禁止された世界。日本でも魔術が一般化し、魔術を専門とする機関や学校などは魔術特区という人工島で発展し、世界をリードする立場にいた。
魔術特区で生まれ育
った十五歳の久世葵(くぜ・まもる)。日本一と評される天才魔術師・久世契(ちぎり)の実弟である葵は常に姉と比較され続け、空回りしているばかりで伸び悩んでいた。
期待外れだと周囲から思われていることを自覚していた葵は姉へのコンプレックス払拭の為に、姉が十三歳で卒業した水瀬魔術女学院を超える唯一の魔術高校、堂上魔術学園入学を目指す。
しかし、実技試験を重視する魔術学校の入学試験において、身の丈の合わない学校にラッキーで合格することは決してない。退路を断っていた葵の望みは脆くも砕かれ、浪人生となり無気力な日々を送っていた。
葵に手を差し伸べたのは、精神的に彼を苦しめ続けた姉の契。魔術に関する研究を行う彼女が作った女性の戦闘型ドール。それに魂を移せばまだ葵が引き出し切れていない魔力の使い方も分かるはずだと、半ば無理矢理に葵はドールに魂を移される。そして、姉の研究成果を世に広める為にもとドールだと偽り、好意を寄せる明日香井慧(あすかい・けい)も居る全寮制の水瀬魔術女学院に通うことになるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-24 00:54:20
91979文字
会話率:41%
恋人を失った金髪の麗人レイサ。彼女は死人を甦らせる秘術の噂を信じ、ネクロマンサーを求めて旅に出た。明らかに適当に切られた不揃いな長さの金髪、つり上がったアーモンド型の目は狂気の色に染まり、血色の悪い薄紫の唇は、恋人との日々を想い微笑んでいる
。彼女はもう壊れていたのだ。背には身の丈を超える棺桶を背負い、日に日に強くなる死の匂いが、彼女の世界の全てだったのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-21 18:36:09
4550文字
会話率:25%
女は傭兵で、男はれっきとした軍人であった。しかし彼らは、恋人であった。
――「剣姫」と呼ばれる女傭兵
華奢と思えるはずの身体で身の丈以上の長剣を操る女。今現在彼女がいるは、ガルローザ国軍第三大隊。
国境を競り合う戦いに身を投じてい
る兵たちの中に、彼女は茜色の髪艶やかに臆することなく立っていた。
女が傭兵をする理由。
男と傭兵たる女の関係の行方は、ある日の終わりに展開する。
(カクヨム重複掲載)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-08 11:09:48
11949文字
会話率:47%
貧しい盗賊の少年フェレルと傍若無人な王子ナダルがある事件をきっかけに立場を入れ替え、身の丈に合わない世界で暮らす『とりかえばや系』のお話です。
主人公は盗賊少年フェレル。
とりかえばや物語で最も有名な『王子と乞食』よろしく、フェレルは
見たことも無いような豪華な暮らしに戸惑います。
テーマは【成長】【友情】【戦争】で恋愛要素はそこまで強くありません。
【※注意】この作品の背景は中世のヨーロッパをベースにしています。現代の倫理感・道徳観・宗教観・命の価値観と大きくかけ離れた描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-30 07:00:00
51118文字
会話率:43%