前妻が亡くなったクルトの元に、後妻として結婚したアメリー。ふたりは白い結婚を続けていた。
そんな中、クルトが馬車の事故に遭い、アメリーのことを前妻のエルナだと思い込んでくる。
周りの人々に促され、記憶が戻るまでの間、エルナとして過ごすことに
なったが、彼のあまりにもの豹変っぷりで、だんだん罪悪感を募らせていく。
記憶が戻ったとき、アメリーとクルトの生活はどうなってしまうのか。
ある夫婦のやり直し物語。
*他サイトにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-21 13:00:39
7520文字
会話率:37%
時に欲望は身を焦がす。全てが満たされる訳もなくだが、何一つ満たされない訳でもない。満たされるかも分からない欲望に、苦しみ耐え続けるのは、きっかけを待っているから。それが花開く瞬間を逃さないために苦しむのだ。
最終更新:2023-06-18 20:34:10
1817文字
会話率:20%
罪名に沿った異能力を持つ、通称『罪人』が蔓延るようになった世界。
通常、異能力というものは入手したいという人が多数を占めるだろう。さらにこの異能力は、誰もが手に入れるチャンスはある。
しかし実際、罪人は世界から忌み嫌われる対象だ。
言い換えると、この異能力は手に入れると大抵、反感を食らってしまう。
なぜなら、罪人になる条件は『人を殺したという罪悪感をもつこと』だからだ。
親友の死によって、『暴行罪』の能力を持つ罪人になってしまった主人公、上浦優貴は何を思って生きていくことになるのか…
罪人同士による超能力バトル。制するのは正義か、悪か、はたまた……。
毎週日曜、18時更新予定。(余裕があるなら木曜日も)(まだ改稿の余地あり。改稿のお知らせもあり。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 17:18:44
498914文字
会話率:44%
2024年10月。
何気ない表社会の裏にある、裏社会では異人(ゼノ)と呼ばれる異能者が蔓延り、抗争も辞さない社会を築いている世界。
主人公、初月諒花(はつづき りょうか)は生まれつき人狼(ヴェアヴォルフ)のチカラを持った異人(ゼノ)。
男
勝りで容姿端麗、人狼の拳と体術で敵を蹴散らす、黒い長髪に長身の少女。
小4からの親友である異人(ゼノ)の黒條零(こくじょう れい)とともに、時には喧嘩することはあっても互いに支え合い裏社会の強者たちと戦い続ける。
諒花には自身が異人(ゼノ)である自覚がありながらも幼少の頃から夢があった。
空手の選手になってオリンピックで金メダルをとりたい。中学進学時に空手部への入部を希望した。
ところが、誰もが問題なく終えるはずのメディカルチェックで不合格となり、入部取り消しとなってしまった。その判定は公にも明らかになっていないもの。更にその中でも特に強いチカラを持つ稀異人(ラルム・ゼノ)である事実を知る。
夢を打ち砕かれ、初めて自分の素性と表社会の隠れたルールを知って悲しむ諒花。
だが零の言葉から「異人(ゼノ)の蔓延る裏社会を知れば、やがて真実と同時に生き方の答えが見つかるかもしれない」と考え、人知れぬ戦いの世界へと身を投じていく。
彼女のもとに現れた異人(ゼノ)たちはどれも裏社会を彩る曲者ばかり。
現代の切り裂きジャック、透明な武器を作り出す死神、災厄を招く裏社会の帝王と呼ばれし怪人、鋼鉄鎧に身を包んだ謎の女騎士、更には青山の裏社会を支配する女王と愉快な仲間たちまでが稀異人(ラルム・ゼノ)である諒花に襲いかかる。
一方で零には誰にも言えない、ここまで隠し通して5年になろうとしている、ある秘密を抱えていた。
『初月諒花を監視しろ。任務を果たせば最終的にお前の望みを叶えよう』
諒花を時に励まし手助けし、そしてその傍らに両剣を携え、彼女を守るために零はその任務につく。
罪悪感や友情による後ろめたさに締め付けられながら。
表社会と、親友の裏に隠された二つの秘密、諒花はやがてそれに気づくことになる。
戦いの果てに待っている二人の運命やいかに。
互いの思惑と秘密が交錯し相反するエブリデイ・マジック!
※残酷な描写あり、ガールズラブありの設定は保険です。
この作品はノベルアッププラスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 20:54:54
376821文字
会話率:43%
主人公の太陽 光(たいよう ひかる)は入学式の日に、気がついたら貞操逆転世界にいて、女子からのアピールに戸惑うものの好意を向けられるのが嬉しくて仲良くしてしまう。辛そうにしている人をほっとけない性格の主人公は何人もの女の子を虜にしていく。
これは仲のよい女子高生が同じ男に恋をして、友情と恋愛を天秤にかけて罪悪感や背徳感、嫉妬に心を惑わされながらも主人公との関係を深めていってしまう。
修羅場になりそうなのに、絶妙に修羅場にならないような作品を目指していきたいと思います。
初投稿となりますので文章が拙いところなどあるかもしれません。もし面白いと感じてくださった方がいれば評価してもらえるとモチベーションにつながります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-08 08:42:50
78462文字
会話率:37%
記憶がなくなるまで繰り返した戦い。
共に散った仲間。
残ってしまった罪悪感。
忘れてしまいたいこの思い出。
なんて、思ってたらいつの間にか死んでた。
死んでたけど、なんか生きてる。
というか死なない。
死に場所を求める物語。
最終更新:2023-06-07 22:44:31
2010文字
会話率:45%
★『わたし』は【名前】と【年齢】を失った。
家族旅行に行くために乗った飛行機が消え、数日後に公園で発見された時には、『わたし』以外の乗客がすべて機内で不審死しているのが見つかった。
『わたし』の遺体はなかった。
それも当然だろう。
『わたし』は異世界に攫われていたのだから。
目が覚めたのは閉館後の博物館のような薄暗い気味の悪い場所。
「泣いたら殺すわよ」
それが『わたし』がこの世界で最初に聞いた悪意だった。
『わたし』をこの異世界へ連れてきた魔女により、二つ目の人生が始まった。
誓ったのはただ一つ、復讐だけ。
強くなったら絶対にこの魔女を殺してやる。
『わたし』から、家族を奪った報いだ。
でも、魔女は『わたし』に愛情を注いだ。
守り、慈しみ、愛した。
罪悪感と疑問に苛まれる日々の中、ある事件が起こった。
何者かが、『わたし』の本当の名前を知っていたのだ。
そして近づいて来た。
『わたし』を殺すために。
☆★☆★☆☆★☆★☆☆★☆★☆
※平日更新。
※カクヨム、ノベルアッププラスさんでも掲載予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-05 21:00:00
330476文字
会話率:44%
中学生の真琴は同級生の由衣に恋をする。二人は互いに惹かれ合うがある日突然、由衣は失踪し行方不明になる。両親の離婚、母の死、由衣の失踪。大切な人々を次々と失い、それを自分の弱さのせいだと思い込んで絶望したまま大学生になった真琴は、日々募る罪悪
感から逃れ切れずについに自ら命を絶つため樹海へ入る。しかしどこからか助けを呼ぶ声が聞こえて彼は森を彷徨い歩く。すると突然彼は光に飲まれ異世界で目を覚ます。そこで彼は由衣と再会する。
しかし彼女は記憶を失い命を狙われていた。真琴のことを忘れてしまった由衣は彼を信じようとしない。
襲い来る敵。斃れる仲間。滅びゆく世界。力もない。帰る方法もわからない。それでも真琴は彼女を救い出したいと願う。
由衣、聞いてくれ。
元の世界にもつらいことはたくさんある。
俺もつらいことから逃げ出そうとしてここへ来た。
でももう逃げない。
俺が由衣を守る。
一緒に帰ろう。
俺についてきてほしい。
かつて自殺を選ぼうとした青年の生還への壮絶な悪あがきが始まった。
はじめまして、作者の110108です。これは僕が初めて書くライトノベルです。ライトノベルを書くのは僕にとってとても大変なことでした。ハーレム要素はなく、純愛色強めです。主人公は男の子ですが、女性の方にもぜひ読んでいただきたいです。一部に残酷な表現や胸糞悪い展開もありますので苦手な方はご遠慮ください。全500話を予定しています。全部で330万字くらいですかね。構想は仕上がっているのでエタることはないと思います。とりあえず最初の100話を順次投稿します。仕事が忙しいので続きはもう少ししてから。心を込めて書きました。楽しんでくださると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-31 21:36:22
677547文字
会話率:49%
清らかで透き通った泉、七色の葉を付けた樹。
神聖な空気に満ちた部屋、夢の中のような奇妙な場所で少女は目を覚ました。
「ここ、は? 私は……なんなの?」
少女には記憶や知識もなく、自分が何者なのかも分からない。
けれど心の中にいく
つかの強い思いがあった。
もう一度会いたいという渇望。
今度こそ平和で誰もが笑い合える世界を、という大それた願い。
誰かに対する深い後悔と自分に向けられた罪悪感。
何も分からない、だけどやらなければならない何かがある。
少女は質素な服だけで部屋の外へ踏み出す。
外に広がっているのが、地獄のような迷宮だとも知らずに。
そこは迷宮と魔法によって発展してきた摩訶不思議な異世界、イスフィリア。
待ち受けるは巨大迷宮都市バベルと海上に浮かぶ最難関ダンジョン。
英雄や魔族、孤独で訳ありな冒険者との出会い、迷宮に眠る真実、人類と魔族の戦争。
少女は運命に翻弄されながらも迷宮の最奥を目指す。
自信の願いと大切な仲間のために、もう二度と悲劇を繰り返さないと誓って。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 20:47:09
161606文字
会話率:48%
王は妹と語り合いたいと願っていたが、その時にはすでに敗戦が確定していた。革命軍の使者が来る前に、王は妹と共に部屋から脱出する。王は自分の能力を全て使って逃走劇を成功させるが、国や民への罪悪感は消えない。しかし、妹は兄が笑えるように励まし、兄
も妹が幸せであることを願う。2人は海を渡り平凡な暮らしを始める。そこで2人は微笑み合うようになる。自分の幸せと共に、相手が幸せであると感じられる時間。それは、かけがえのない時間であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-11 12:59:54
3710文字
会話率:14%
リナリア・マートルはドレスショップの倉庫係。田舎で育って、王都に憧れて出てきて三年が経つ。ある日、仕事中に持っていた新聞が原因でとある事件の容疑者に。釈放されるも、その間にお隣さんは引っ越した。私が原因で?リナリアは罪悪感から、お隣さんを探
し出すことにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-10 22:50:30
34863文字
会話率:53%
「————もう疲れた。悪いが、俺はこれ以上原作を書けない」
高校生活の最後、これからの未来へ馳せる門出の日。そんなめでたい卒業の日に、自らのお話の限界を悟った青年……〝城山八重〟は中学時代から一緒に漫画家を目指していた〝相棒〟……〝落花
光〟へ別れとも取れる言葉を告げた。
家庭の事情から働く事を余儀なくされた二人は地元の縫製工場に就職する事に。
表面上は取り繕い関係を続ける二人だが、そこにはもう以前のような信頼はなく、あるのは惰性と欺瞞、そして少しの罪悪感だけだった。
すれ違う二人、互いに想うが故にぶつかり合う事を避ける彼、彼女らの行く末は?
現実的ではないけれど、夢に、関係性に足掻く彼、彼女らの物語は終わり……そして再び始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-04 17:21:08
11138文字
会話率:39%
魔が差して好きなひと(幼馴染)に惚れ薬を盛ってしまった。
……風花(ふうか)は幼馴染の維月(いつき)が好きだが、彼の想い人は風花の姉・雪子(ゆきこ)だった。しかしあるとき雪子に惚れ薬を渡される風花。半信半疑ながら思い余って維月に惚れ薬を盛っ
たところ効果はてきめんで、風花は彼とキスをする。しかし維月の中にある己への愛情は偽りのものだと思うと、罪悪感で苦しくなってしまう。それでもズルズルと騙し続けていたが、風花自ら惚れ薬の効能を解く出来事が起こり――。
※他投稿サイトにも掲載。
※全6話。完結まで予約投稿済。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-01 00:00:00
14380文字
会話率:19%
神託を得る依代として物心ついたときから神殿で暮らす巫女のアニェーゼ。その夫が神託によって神殿付きの騎士・ヴィットーリオに決まったとき、彼女は知らなかった。巫女の夫には必ず巫女が懸想している相手が選ばれるということを。罪悪感にさいなまれる中、
さらなる問題が降りかかり……。
※個人サイトと重複掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-29 00:00:00
23931文字
会話率:42%
人気作家の安河内蓮は、急遽、変更した待ち合わせ場所で——世界遺産宮島の厳島神社のほど近くにあるホテルのロビーで、芸能レポーターの近藤結花と偶然、顔見知りになる。
そこで安河内蓮は、ロビーに設えてあるテレビの画面に映し出されている女性が
、自分の住んでいるマンションの隣人が、実は人気女優だったと教えられる。ある番組以外一切テレビを視聴しない蓮はそれまで、隣人の正体を知らなかったのだ。
そこで初めて隣人の正体を知った蓮は、「彼女には男がいるわ」と結花に教える。ひそかに、ほくそ笑む結花。だがーー。
それが導火線となって、近藤結花は殺害されてしまう。
彼女が殺害されたのは、自分のせいだーー蓮は罪悪感に苛まれる。
「わたしには彼女の無念を晴らす理由があるわ」
立ち上がる、安河内蓮。
はたして、その犯人とはーー。その結末や、いかに!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-29 07:32:07
481文字
会話率:8%
生まれ変わったので昔の恋人に会いに行くことにした。
三百年経っても長命種の彼はまだ生きていた。『私の分まで生きて······』なんて、頭の湧いた遺言を守ってだ。クソみたいな世界に置いて逝った挙句、後追い自殺を許さなかった私の遺言を。う
あー黒歴史恥ずかしいっ。思い出しちゃったよ、前世のこと!
そして同時に私は事の重大さを知る。
······三百年? あれから三百年経ってて彼はまだ生きている? あんなに死にたがっていたのに、彼はまだ生きていたのだ。
私のせいかもしれない。死んでも良かったのに。なんなら私が殺しておけば良かった、あの日あの時。私のせいで彼が苦しむくらいなら、あの時心中しておけば良かったんだ!
後悔と、罪悪感と、嫉妬、それらがすべてが殺意に集約する。その根本にあるのは愛だから、ロミジュリだって四日で成し遂げた愛の証明を、私は三百年越しに果たしにいこうと思ったのだ。
「いや誰やねんッ!!」
「え? 何、大丈夫? 初対面でいきなり『私たち、何処かで会ったことない?』なんて聞いといて泣く?」
「あなたの名前、当ててみましょうか?」
「分かった、あんた瑠璃の眷属だろ」
「死にたい」
「千代しか好きじゃない」
「ああ、もう、殺しておけば良かったんだ!」
本編五話完結済。······プラス、多分後日談((コソッ))
前世では喪服が似合う儚げ幸薄美青年だったのに、三百年で彼が変わってしまって混乱する、殺意高めな過去依存転生少女と、ピアスバチボコに開けた、三百年経っても彼女が死んだことを受け入れられない、やっぱり過去依存な男の話です。最高。
*ヒーローは終始人型です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-23 09:09:16
25503文字
会話率:38%
父親を魔王に殺された青年エリウスは、成人のした日に「取引すれば、魔王の討伐を早くできる」と語る男と出会う。
男の言葉を疑いながらも、取引したエリウスが手にしたのは「導(しるべ)」という、魔王討伐までの五年間を繰り返すことのできるスキルだ
った。
導の力で何度も五年間を繰り返しながら、少しずつ魔王討伐の方法を模索するエリウスがたどり着いたのは
「心を許した仲間を追放しなければならない」
という、残酷な運命だった。
罪悪感と使命感の狭間で苦しむエリウス。
そんな彼の苦悩が実を結んだとき、「真の物語」へのプロローグが始まる。
これは小さな希望を大きな希望に育て上げた人々の、その想いが繋がる物語。
※本作は、日間総合最高二位「俺は何度でも追放する」に、新たなキャラクター、追加エピソード、新エンディングが加わった【完全版】となります。
※完結まで執筆済み、全26話、約十万字となります。
※基本毎日更新を目指しますが、修正作業や諸事情によりできなかったらゴメンナサイ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 17:58:34
149536文字
会話率:27%
健司は詩織と付き合って六年目の記念日に、突然別れを告げられる。
別れの理由は
「私は催眠アプリであなたの気持ちを操作してたの、本当はあなたは私の事なんて好きじゃないの」
というものだった。
めちゃくちゃ誤解だった。
最終更新:2022-07-24 01:15:24
4040文字
会話率:35%
罪悪感のない夜食についての私小説。
最終更新:2023-04-12 03:36:41
776文字
会話率:0%
自他ともに認める悪役令嬢マリネット。
ある日国を亡ぼすきっかけをつくってしまい、一人で国外に逃げたが、ある一人の男と出会い本当の真実を探り、今度こそ幸福な結末へと進むべく、罪悪感と後悔を胸に刻み過去へと時間巻き戻ったのだった。
最終更新:2023-04-08 20:54:16
8369文字
会話率:43%
――何があっても、誰がなんと言おうと。私はあなたたちとの関係の改善なんて、望まない。
伯爵令嬢グレイス・ル・フレムは絶世の美女。しかも、両親もグレイスをとても可愛がっており、幸せな日々だった。
しかし、ある日グレイスの妹であるステラが聖女に
選ばれたことにより、状況は一変する。
両親はステラしか見なくなり、グレイスのことを蔑ろにするように。挙句、グレイスがひそかに想いを寄せていた婚約者候補の筆頭、フランシスもステラを優先するようになった。
それに対し、ステラは罪悪感を抱くどころか、グレイスが自分を嫉妬して虐めるという虚偽の訴えを起こし、グレイスはどんどん居場所をなくしていく。
そして、気が付けばグレイスは聖女を傷つけた罪人として、地下牢に囚われた。
どうして、何が間違っていたのか。そう思うグレイスは、地下牢で病に倒れ息絶えた……と思ったのだが。
気が付けば、グレイスはステラが聖女に選ばれた日に戻っていた。
――もう、あなたたちに期待なんてしない。私は私の道を行く。
そう決めたグレイスが出逢ったのは……謎めいた成り上がりの子爵。
「俺に、キミの手伝いをさせてほしい」
彼――ジェラールのその言葉に躊躇うが、物は試しにと彼と手を組むことにした。
これは、両親や妹、初恋相手に愛想を尽かした伯爵令嬢が、謎多き成り上がりの子爵に溺愛されながらも自分の道を見つけるお話。
——
◇掲載先→アルファポリス(先行公開)、小説家になろう、エブリスタ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-07 20:13:16
24487文字
会話率:27%
これはレイラ嬢とアーノルドとエディ、それぞれ三者三様の罪と欲望、胸が狭くなるような愛情と聞き届けられなかった願い、手に負えなくなった執着と歪みと罪悪感と、そこへほんのひと匙の狂気と背徳感を加えた、三角関係の恋愛物語。
「レイラちゃん、君の
ことが好きだ! 俺と結婚してくれ!」
「はっ、はいぃっ!?」
ここは魔術が国によって制限された世界。レイラ・キャンベル男爵令嬢は戦争の英雄“火炎の悪魔”になんと、初対面でプロポーズされてしまった。しかもそんな彼は、冷酷非道な売国奴と呼ばれる、一等級国家魔術師の軍人で。
おかしい。レイラは“魔術雑用課”と馬鹿にされてしまいがちな、日常魔術相談課の面接官としてここにやって来た筈だ。それなのにどうして、私のバディ採用面接に、こんな雲の上の存在の一等級国家魔術師がやって来たのだろうか?
なんやかんやでついうっかり、彼女はエディ・ハルフォードを自分のバディとして雇ってしまう。そこからレイラとエディは仕事のバディとなって、首都リオルネの一般都民の皆様の為に、今日も今日とて魔術を使って日々のお困り事を細々と解決してゆく。(庭先のポンプを直したりだとか)
それでもレイラにはアーノルドという、日常魔術相談課の部長で“女殺し”と呼ばれる希代の色男が、彼女の婚約者であり、なおかつ一緒に暮らしている義兄として君臨していたのである。
「なぁ、アホノルド? レイラちゃんと婚約破棄してくれないか?」
「断る。何でも素直に頼めばいいと思うなよ、このクソ悪魔が」
果たして、戦争の英雄“火炎の悪魔”は彼女に振り向いて貰えるのか?
「わ~! 流石は一等級国家魔術師のエディさんですね!まさかトイレの頑固な黒ずみがこんなにも一瞬で落ちるだなんて!」
「俺は確かに君の為なら何でもするよって言ったけどさぁ! 俺が想像していた意味と全然まったく違うんだけど!?」
それでもどうやら、レイラ嬢とアーノルドの関係も正常ではないらしく?
「っアル兄様の大嘘吐き! 私にただ、執着しているだけのくせに!」
「まだそんな口が聞けるのなら上等だ、お前は本当に嬲りがいのある・・・・・」
これはあくまでも日常の物語。今日も仕事をして美味しいご飯を食べて、職場の同僚と騒いで、時には誘惑されてつい負けてしまったりと、そうやってレイラたち三人は時間を重ねてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-05 16:47:13
1061209文字
会話率:64%