「僕のところにおいで」
幼い頃の大病が原因で、人ならざるものが視える上に、無表情体質となってしまった元伯爵令嬢エレナ。
両親の死後に引き取られた叔父一家からは虐げられ、政略結婚の相手からは一方的に離縁されてしまう。
唯一の味方は、魔力を宿
した不思議な猫のみ。
次の嫁ぎ先が決まるが、その相手が謎の死を遂げる。
せめて弔いを、と向かった先で出会ったのは、幼馴染で初恋相手のフェリックスだった。
彼はエレナのすべてを受け入れ、自分の婚約者のなってほしいと、告げる。
彼のことは大好きだが、こんな自分でいいのかと葛藤する日々が続く中、彼女の周りで事件が。
19世紀英国に近い世界観
視える令嬢×溺愛が止まらない完璧貴公子×灰色のモフモフ
恋愛あり、ダークファンタジー要素あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 16:43:26
1310文字
会話率:37%
辺境伯の娘レティシアの婚約者は「寡黙な貴公子」として有名なエリオル。
会話が続かないエリオルとの将来に一抹の不安を抱える中、流れ星に願い事をしたら、彼の心の声が自分にだけ聞こえるように。無表情の裏で、レティシアに純粋な好意を寄せる心の声の
数々に驚く日々。
婚約者を見る目が変わった流星群の夜から、二人の関係は少しずつ変化していく。
※他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 07:14:33
13208文字
会話率:20%
これは、今より少しだけ未来の話。
人々が突如として超能力に目覚め、超能力を操る者達は超能力者(サイキッカー)と呼ばれるようになった。
彼等の一部は自らに宿った力を悪用し、世界の秩序は大きく狂い始める。
治安の悪化に伴い、超能力者でない普通の
人間までもが犯罪に手を染めるようになり、街では毎日のように事件が起きる。
そんな混沌とした世界の中で、超能力者である事を隠して過ごしている高校生の火走ショウは自身の炎を操る超能力を用い、ヒーローとしてその正体を隠しながら活動していた。
世界征服を企む悪の秘密結社ノワールガイストとの戦いを経たショウの前に立ち塞がるのは、異形へと姿を変える犯罪者たち。
新たな仲間とともに、ショウの戦いが幕を開ける!
特撮風サイキックヒーローアクション小説、楽しんでいただけたら幸いです!
感想や評価、ブクマしてもらえると嬉しいです。
※R15指定や残酷な描写は念のために設定しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 12:00:00
95991文字
会話率:39%
伯爵令嬢のエルシアには秘密があり…貴公子に秘密がバレたエルシアは駆け引きを持ち込まれた!!エルシアはどうなるのだろうか⁉︎
最終更新:2023-07-29 12:00:00
21030文字
会話率:50%
鈴木イゾ先生によるコミカライズ「死にやすい公爵令嬢と七人の貴公子」2021年3月15日発売です!
書籍版「死にやすい公爵令嬢」一巻・二巻が双葉社 Mノベルスさまから発売中です。
八歳の春の夜、私ことアウレリア公爵令嬢エーリカは気がついて
しまった。
あれ、私、ファンタジーの世界に転生してない?
しかも血なまぐさいと評判の伝奇ファンタジー乙女ゲーム「リベル・モンストロルム 〜幻の獣と冬の姫君〜」の中に。
鏡に映ったこの顔は、あのゲームのかませ犬な悪女キャラそのものだ。
主人公をはじめ、たくさんの登場人物に嫌がらせを繰り返したあげく、猟奇事件イベント開始の時報のように必ず死ぬ、まさに自業自得のしょっぱい悪役だ!
──こんな運命絶対イヤ?
いいえ、前世の記憶を思い出した私にとってはそんな事ないんです。
前世の私は逆切れヤンデレ男に「きっと俺に惚れている」なんて言いがかりで嫌がらせされまくっていた。
死因も、ほんの数回しか会話したことのない別のヤンデレ男からの刺殺なんだよね……。
高慢悪女エーリカならば、前世みたいに勘違いヤンデレ男は寄って来ないハズ…?
あとは自分が立てる事になる死亡フラグをどうにかすればいいだけ。
よし! まずは魔法学園で猟奇事件が始まる前に、死亡フラグをバキバキっとヘシ折ってみせる!!
って思ったらもう死にそうです。
ええっ、どういうことなのーーーー!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-23 23:08:06
1129941文字
会話率:32%
公爵令嬢フィルミナは王命によって王子の婚約者にされるが、王子はエリンという同級生に魅了されフィルミナに対し、モラハラ、そして暴力さえふるい、婚約を破棄する。フィルミナは実はずっと好きな人がいて、辛い立場のフィルミナに彼が溺愛してきた。
最終更新:2023-07-23 03:38:09
67515文字
会話率:62%
神に遣わされた異世界の記憶を持つ聖女の配偶者探しを陰ながら見守る悪役令嬢と、その横でせっせと義姉を手に入れるための外堀を埋める氷の貴公子のお話。
最終更新:2023-07-17 07:00:00
28477文字
会話率:15%
「どうか、我が妃になってほしい」
「ずっとお慕いしていました。私の想いに応えてください」
「貴女の手をとる栄誉をいただきたい。生涯、お仕えし幸せにします」
聖女ミカエラの前に三人の貴公子が跪いて求婚していた。王立総合学園の卒業記念パーティー
で彼らは自身の婚約者がミカエラを害そうとしたと断罪した。捕えられた婚約者たちの目の前で、婚約の白紙撤回を宣言し、冒頭の告白である。国王から『誰を選んでも祝辞を述べる』と告げられ、四人目の求婚者が現れる。
ミカエラが彼らの中から選ぶと、神殿長に神託が下された。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-15 10:00:00
11772文字
会話率:42%
魏の初代皇帝・曹丕は中国初のオカルト作家だった――オカルティック三国志ここに見参!!
『列異伝』という書物がある。
内容の多くは散逸したが、三国志の時代に生み出された中国初の志怪(オカルト)小説である。
作者の名は、曹丕。言わずと知れた奸
雄曹操の息子。後漢の献帝に禅譲を迫って魏の初代皇帝となった三国志後半の悪役だ。彼には「オカルト作家」という知られざる一面があった……。
鬼物奇怪の事に心惹かれ、オカルティックな物語を収集するために様々な怪異へと首を突っ込んでいく俺様系貴公子の曹丕。
その助手に(半ば強制的に)任命され、曹丕と行動を共にする巻き込まれ系軍師の司馬懿。
若き日の二人は、幽鬼、もののけ、UMA、超常現象、恐るべき神々……ありとあらゆる古代中国のオカルトに挑んでいく!!
前人未踏のオカルティック三国志、今ここに開幕す!!!
<主要人物>
・曹丕
字は子桓。物語開始時点(207年)で21歳。
曹操の三男。後に魏の初代皇帝になる男。
鬼物奇怪の事(オカルト)に興味を抱き、『列異伝』という志怪小説を執筆するために怪異譚を収集・研究している。
フルーツ大好き。
・司馬懿
字は仲達。物語開始時点(207年)で29歳。
名門司馬氏の優秀な八人兄弟(司馬八達)の一人。
曹操に出仕を求められるが病と偽り、故郷の孝敬里に引き籠っていた。
嫁の張春華がとっても恐い。
※第一章(12話+おまけ)は毎日夜8時に投稿していく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 00:00:00
449208文字
会話率:44%
短いお話、SSです。
主人公はバカな王太子。結局は悪女だと思っていた婚約者に一泡吹かせられ、彼女に縋るしかなくなる。でもなんだかんだで他の貴公子たちと比べると独り勝ち?婚約者との幸せ、でももう信頼はしてもらえない。それでも一応情はかけても
らえているかな?そんなお話です。
アルファポリス様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-05 12:45:16
1738文字
会話率:50%
このヒロイン、実は悪役でもなんでもない善良過ぎるお嬢様である。ざまぁはほんのちょっと添えるだけ。
公爵家の末っ子長女ジョゼットは聖女サオリが貴公子達を籠絡していくのに危機感を覚え、サオリにお説教を毎日のように続ける。それは真っ当な指摘であ
ったが、ジョゼットはサオリとその周りの貴公子達から断罪される。そしてサオリは見事にジョゼットの元婚約者である王太子と結婚し、ジョゼットは傷心の中とある辺境伯の後妻に迎え入れられた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-29 03:26:32
2947文字
会話率:27%
ツンデレ貴公子が自爆するお話。
アルファポリス様でも投稿しています。
最終更新:2022-03-14 09:46:24
2676文字
会話率:66%
義妹に婚約者をとられた、内気で地味な聖女サラーティカ。傷心からお勤めでも失敗続きで、とうとう教会からもクビを言い渡されそうになった時、親友のイシュテルから「アイドル聖女になろうよ!」と誘われる。
イシュテルの所属する支部は財政難。アイドル
活動で一攫千金を狙いたいものの、肝心のイシュテルは顔に大きな火傷があるため、人前に立つことができないのだ。そこで白羽の矢が立ったのがサラーティカ。がっぽりお金を稼ぎつつ、かわいいアイドルになって元婚約者を「ぎゃふん」と言わせようという話に、行き場のないサラーティカは乗ることに。
しかし正体を隠したアイドル活動も順調にスタートした途端、新たな問題が。
なんと『氷炎の貴公子』として恐れられている美貌のエヴァン=タルバトス侯爵から縁談が持ち込まれたのだ。たとえ愛のない契約結婚だったとしても、家にために嫁ぐことを決めたサラーティカだが……あることに気付く。
いつもライブの最前列で応援してくれている人、旦那様なのでは……?
絶対に自分がアイドルだとバレたくないヒロインと、妻にアイドルファンを隠したい(すぐバレて開き直る)ヒーローの、幸せすぎる溺愛新婚生活です。最後はあまりのラブラブっぷりに、若い執事(いい人)が「うぜぇ」となります。
■全30話執筆済み。
■ゆる設定。ハッピーエンドをお約束。ざまぁ要素もそこそこ?
■1話で婚約破棄、2話と3話でアイドル開始、4話で契約結婚の流れです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-28 20:10:46
70720文字
会話率:29%
ランドリック・ゼンゲンは将来を約束された上級騎士であり、麗しの貴公子だ。かつて流した浮名は数知れず、だが真の恋の相手は従姉妹で、その結婚を邪魔しようとしたと噂されている。成人前からゼンゲン侯爵家預かりとなっている子爵家の娘ジョゼットは、とあ
る事情でランドリックと親しんでおり、その噂が嘘だと知っている。彼が真の努力家であり、それでもなお自分に自身が持てないことも、知っていて、密かに心惹かれていた。だが、そのランドリックとの婚姻の話を持ちかけられたジョゼットは、彼が自分を女性として見ていないことに、いずれ耐えられなくなるはずと、断る決断をして――。
「彼女が好きなのは、俺か、俺の筋肉か」の登場人物が出てきますが、別のお話です。およそ28000字、10話完結予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 21:06:08
38689文字
会話率:29%
ミリアンネは、幸運をもたらすテラリウム、精霊の箱庭の作り手として、王都では著名な令嬢だった。若き辺境伯クラークと恋に落ち、この度、無事に婚姻式を終え、辺境の領地へと向かったミリアンネ。しかし、何よりも武を尊ぶ辺境の地では、精霊の箱庭は求めら
れておらず、ミリアンネは存在の意義を問われることに。拠り所となるはずの夫クラークとも、式以降一度も会うことはできず、すれ違う二人。折しも、ミリアンネが冷遇されているとの噂を聞きつけて、王都からある貴公子が、ミリアンネを訪れて——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-22 12:21:29
180674文字
会話率:37%
『魔法使い探偵アデュレイ』は連作小説の構成です。
1. ジェーン・ドウの証言
2. 月都の門
*
辺境伯として名を馳せるレディ・シファールから国際倶楽部のサロンに招待されたアデュレイは、タローカードで未来を予見する不思議な少女・エラと出会
う。彼女の残した一枚のカードには、ある人物の名前が書き込まれていた――。
*
『魔法使い探偵アデュレイ』の第2作目。従者とのコンビネーションと魔力感知の実力を遺憾なく発揮して、エルフェスの貴公子アデュレイが事件を解決に導いていきます。
*
本作は、本サイトのほか、「カクヨム」にも掲載しています。
本作の無断転載、無断複製、無断翻訳および無断朗読を禁止します。あしからずご了承願います。
请注意,禁止未经许可的复制、转载或翻译。
Unauthorized reproduction or translation is prohibited.
Please note that this is a legal obligation.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 18:00:00
101380文字
会話率:47%
短編投稿している、13番目の呪われ姫のストラル伯爵の妹のお話です。
☆あらすじ
ベル・ストラル伯爵令嬢は兄のお人好し事故に巻き込まれ、女嫌いで有名な氷の貴公子こと、ルキ・ブルーノ次期公爵とお見合いをする羽目になる。
結婚する気などさらさら
ないルキに向かって、
「私も結婚する気はさらさらないし、次期公爵夫人の座も全く興味ないんですけど、今日は次期公爵様に売り込みというか商談に来ました〜」
と、1年間の契約婚約を持ちかける。
これは、バリキャリ女子が自身の夢を叶えるために、次期公爵を振り回しつつ奮闘する、そんな日常ラブコメディ……なのかもしれない!?
エブリスタ様で投稿。完結済みです。(トレンドランキング最高2位)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 22:03:35
237208文字
会話率:45%
由緒正しき伯爵家の令嬢、カメリア。彼女は昔から不思議な子、と呼ばれて育った。両親を困らせ、貴族社会では馴染むことができなかった。自分の目に映る世界が当たり前で、自分の感じ方と同じものをみんなが共有していると信じていた。けれど、ある日を境に信
じてきたものが壊れていく。自分の世界が違っていたのだと思い知る。両親は気にしなくてもいいと言うけれど、自分が何と呼ばれているのかをカメリアは知っていた。だから、『普通のふり』をすることにした。
そんなカメリアへ、貴公子との呼ばれるシーリルから求婚を受ける。家の役に立つべく、カメリアはシーリルの申し出を受け入れた。しかし、彼の目的は、カメリアが『普通のふり』をしてから手放した力だった。
カメリアの力を知りたいシーリルは、秘密を暴こうと動き出す。彼の言葉から逃げながら、カメリアは自分の力を隠しきることができるのか。或いは、自分の力と向き合うことができるのか。
これは、カメリアが自分なりに生きる道を探すための物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-08 21:06:30
9032文字
会話率:24%
子爵令嬢のソフィーには、憧れの人がいた。
それは、侯爵令息であるテオドール。『氷の貴公子』と呼ばれ大勢の女子に迫られる彼が自分にとって高嶺の花と知りつつも、遠くから見つめるだけでは満足できなかった。
そこで選んだのは、実家の子爵家が貧
乏だったために身につけた料理という武器。料理大好きな彼女は、手作り料理で侯爵令息と距離を詰めようと奮闘する……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-30 07:00:00
13500文字
会話率:25%
男爵令嬢のマリアには憧れの人がいた。
それは『岩の貴公子』こと公爵令息のフェルス様だ。
フェルス様はとても力の強い巨漢で、女子からも多少の人気があった。しかし彼は事情によって家を継げない傷物になってしまい、男爵令嬢のマリアと婚約することに。
大喜びで彼との顔合わせを行ったマリア。しかし『岩の貴公子』様はダンマリを決め込んでいて何も話してはくれなかった。
「もしかして……わたし、フェルス様に嫌われてる?」
そう考えたマリアは、『フェルス様のハートを射止めちゃうのだ作戦』というラブラブ計画を開始し出すのだった……!
※ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-20 18:00:00
17100文字
会話率:30%
『沼の貴公子』と呼ばれる野暮ったい侯爵令息、マーシュ。
公爵令嬢のデレーは彼のことが正直嫌いだった。彼はなんだかパッとしない。社交界の華と呼ばれる彼女は隣国の皇太子に憧れていたのだ。
しかし――。
「結婚してください」
沼の貴公子からまさか
の求婚!?
驚戸惑うデレー。しかし彼女はすっかりマーシュに絡め取られていってしまい、頭を抱えつつも、まずは婚約関係から始めることになったのだが……?
※十話完結予定。
※ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-15 16:00:00
18030文字
会話率:25%
元日本人の木下ゆきが悪神として転生を果たし、そんな彼女が狂った思想から日本から転生者を実験として転生させたり物語の登場人物に接触したりと色々なことをすることから始まる。
ある時悪神はまた人間に戻り不便な人間の暮らしをしてギリギリの
戦い圧倒的な戦い血と殺戮を求めて、気に入った物語人物と一緒にエルサーディアという世界で傭兵団を作ることになった。
人間観察が好きな悪神ルーナ ルーナに恋をした元勇者
エリシア 軍人少女エリス そしてその少女に恋をした
貴公子ガイアス。そんなハチャメチャな彼らが現地の人間などと会い世界で血を求めて戦いに行くことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-25 16:34:31
383491文字
会話率:51%
君を抱くつもりはない、初夜に彼からそう告げられたーー。
しがない伯爵令嬢のエーファには、三つ歳の離れた姉がいる。姉のブリュンヒルデは、女神と比喩される程美しく完璧な女性だった。端麗な顔立ちに陶器の様に白い肌。ミルクティー色のふわふわな長い髪
。立ち居振る舞い、勉学、ダンスから演奏と全てが完璧で、非の打ち所がない。正に淑女の鑑と呼ぶに相応しく誰もが憧れ一目置くそんな人だ。 一方で妹のエーファは、一言で言えば普通。容姿も頭も、芸術的センスもなく秀でたものはない。無論両親は、エーファが物心ついた時から姉を溺愛しエーファには全く関心はなかった。周囲も姉とエーファを比較しては笑いの種にしていた。 そんな姉は公爵令息であるマンフレットと結婚をした。彼もまた姉と同様眉目秀麗、文武両道と完璧な人物だった。また周囲からは冷笑の貴公子などとも呼ばれているが、令嬢等からはかなり人気がある。かく言うエーファも彼が初恋の人だった。ただ姉と婚約し結婚した事で彼への想いは断念をした。だが、姉が結婚して二年後。姉が事故に遭い急死をした。社交界ではおしどり夫婦、愛妻家として有名だった夫のマンフレットは憔悴しているらしくーーその僅か半年後、何故か妹のエーファが後妻としてマンフレットに嫁ぐ事が決まってしまう。そして迎えた初夜、彼からは「私は君を愛さない」と冷たく突き放され、彼が家督を継ぐ一年後に離縁すると告げられた。
※この作品はアルファポリス 、魔法のアイランド、エブリスタにも載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-24 22:56:46
106799文字
会話率:47%
未亡人のララ(38歳)は強盗に襲われた。再び目が覚めた時、見知らぬ場所で男爵令嬢に姿を変えていた。ノア・ブルー(20歳)だ。
家族は兄のみ。しかも貴族とは名ばかりの困窮っぷりだ。もちろんきれいなドレスなど、一枚もない。
「働かなくちゃ」
ラ
ラは元々がやり手の食堂経営者だった。兄が研究員を務める大学のカフェテリアで仕事を得た。
不安も感じるが、ノアの生活を楽しみ出してもいた。
外見は可憐な貴族令嬢。中身はしっかり者で活動的な大人の女性だ。しばらくする内に、彼女は店の看板娘になっていた。
そして、大学内でアシュレイに出会う。彼は二十七歳の教授で、侯爵だ。端正で貴公子然とした彼は、ノアに対して挙動不審だった。目を合わせない。合ってもそらす。狼狽える…。
「わたしに何か言いたいのかしら?」
しかし、アシュレイは紳士的で親切だ。ひょんなことから、仕事帰りの彼女を邸に送り届けることを申し出てくれた。しかも絶対に譲らない。ノアには迷惑だったが、次第にそれらにも慣れた。
「住む世界の違う人」
そう意識しながら、彼との時間をちょっと楽しむ自分にも気づく。
ある時、彼女が暴行に遭ってしまう。直後、迎えに来たアシュレイにそのことを知られてしまった。
当たり前に彼女へ上着を着せ掛けてくれる彼へ、抗った。
「汚れるから止めて」
「見くびらないでくれ」
彼は彼女を腕に抱き上げ、いつものように送り届けてくれた。
見られたくない場面を見られた。それがとても恥ずかしくて辛くて惨めで…。気丈なノアも取り乱してしまう。
暗い気持ちの彼女の元へ、毎日彼から大きな花束が届く。それは深く傷ついたノアを優しく励ましてくれた。
一方、アシュレイはノアが痛々しくてならない。彼女を傷つけた相手を許せずにいて——————。
三十八歳。しっかり者のシングルマザー。若い貴族令嬢に転生してしまう。
過去に起因し、彼女を前に挙動不審丸出しの侯爵、二十七歳。
奇跡的に出会った二人が惹かれ合う。じれじれラブストーリーです。ハッピーエンドです。
※途中、ヒロインの暴行シーンがあります。不快な方はご自衛下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-24 20:40:25
119765文字
会話率:38%
婚約者との初顔合わせの際にペットを結婚後も飼いたいと願ったエリカは、相手に激しく拒否されて婚約が白紙になってしまった。自力で相手を見つけるようにと両親に告げられ、途方に暮れたその日。ペットの子蛇に導かれるよう、ひとりの貴公子と巡り合う。 こ
れは、少し特殊な四柱の神々を主神とする王国の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-24 02:17:04
15079文字
会話率:43%