海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴
族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
※この作品は、私が以前書いた『外れ加護と呼ばれた空間術師』の改稿版です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-27 18:10:00
102865文字
会話率:54%
勇者は恋をした。美しく聡明で優しく、ありのままの自分を見てくれる、圧倒的な力を持つ暁の賢者に。
暁の賢者は恋をした。美しく同じ話ができて、捻くれ者だけど情に厚い、圧倒的な力を持つ彼に。
宵の賢者は恋をした。美しく同じ話ができて、プライド
が高くて負けず嫌いな、圧倒的な力を持つ暁の賢者に。
誰もが知っていた。誰が誰に恋をしているかなんて。誰もが見ないふりをしていた。彼の恋が叶わないことなんて。
誰もがお似合いだと言った。実際誰よりもお似合いだったから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 23:50:00
84735文字
会話率:45%
「私は、恋敵の女たちには勝ったが、夫の兄に負けたのだ」
不運の王妃アン・ネヴィルは、そう悔しがりながら、病でこの世を去った。
ときは15世紀末のイングランド。国中の貴族が、赤薔薇派と白薔薇派にわかれ戦った薔薇戦争と呼ばれた時代。
あま
たの恋のライバルに勝利し、幼馴染で大好きな国王リチャード三世の妻となったアンだったが、最後まで彼の心に巣くった、前王にして彼の兄のエドワード四世への想いに勝つことはできなかった。リチャード三世はどうしようもないお兄ちゃん命のブラコンだったのだ……。
だが、アンの死と同時に皆既日食が出現し、その影響か、彼女はリチャードと出会う前の幼児期にタイムリープする。
「最高のレデイになって、リチャードとの出会いをやりなおそう。そして今度こそ、あの厄病神の国王に勝ち、彼の心を、私でいっぱいにしてみせる。妻より愛される兄なぞいてたまるか」
固く誓うアン。
しかし、アンは気づいていなかった。自分の不幸体質に。
アンは国王エドワードに、人生くりあげで遭遇し、うっかり未来の知識を漏らしたことで、お気に入りになってしまう。
そして、宮廷を牛耳ろうとする王妃一族に危険視され、命を狙われ、本命のリチャードからは、恋人どころか、兄の寵を競う最大のライバルと曲解されて、頭を抱えるのだった。
「なんで!? やっぱりあの国王は、私の厄病神だ!!」
敵は、超絶美形の天才、老若男女ОKな恋愛フリーダム、変態国王エドワード四世。なんだか前より波乱万丈になった新人生。
はたして負けず嫌いのアンの恋の行方は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-19 16:41:18
17744文字
会話率:18%
不遇の短い人生を終える時、主人公は神様に来世は健康で平凡な幸せを得られる人生を希望する。ところが転生してみると健康であり、平凡の対義語が全て並ぶ様な人生が用意されていた。主人公が考える平凡と現実との擦り合わせの中で、自分が希望していた幸せと
は何なのか模索しながら幸せにたどり着く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 16:10:12
261117文字
会話率:44%
夏休み明けの中間テストが終わりテストの点数と順位が貼り出されるのを待ち望んでいた鎌倉美麗(かまくらみれい)。美麗はこの前の中間テストで今までで最高の実力を出せたと実感しており、自身の学年一位を確信していた。しかし実際に貼り出された順位表には
美麗の上に知らない生徒の名前があった。その名前は"宮崎薫"(みやざきかおる)、美麗とは同学年で夏休みが終わった頃に転校してきた男子生徒の名前だった。美麗は自分がテストの結果で負けてしまったことを内心かなり悔しがり、自分より結果が上であった宮崎薫の顔を見に行くことを決める。薫の顔を見に行ったことから始まり、美麗は薫と少しずつ関係が出来始め、お互いのことを知っていくことになる。負けず嫌いな美麗は薫にテストの点数で勝つことが出来るのか?そしてその後の行方は?※主人公は薫です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 19:32:24
31172文字
会話率:41%
俺は全て失った、地位も名誉も財産も。
そして、妻と子供も失った。
これだけ頑張って来たのに人生終わったんだ。
途中までは順調だったんだ。
親父の会社を受け継いで社長になって、
結婚して子供も二人授かり、
とても幸せだったんだ。
なのに何処で
狂ったんだ。
それに比べて俺の友達は、途中まで運が悪くて散財していたのに、今では成功して億万長者だ。
はぁー、俺は俺はーもう終わりだ。
何もかも失ったんだ。
落ち込んでいた隣で、億万長者になった友達が声を掛けて来た。
「おいおい、そんなに落ち込むなよ、たかが人生ゲームだろう」
そう、俺は人生ゲームで社長から転落して無一文になって、落ち込んでいたんだ。
だって、俺は負けず嫌いなんだもん。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-10-27 16:31:46
298文字
会話率:7%
激しい雷雨の夜、ディアーヌ・バトン公爵令嬢は自室にて一人、人生のどん底にいる気分を味わっていた。
彼女の手には、彼女が幼い頃から大切に想ってきたはずの婚約者、弟、幼馴染の三人から贈られた思い出のブローチがある。
しかし十七歳となった今では
もう、三人との関係はディアーヌが何をしようとも修復不可能なところまで壊れてしまっていた。それだけでなく、学園内では悪役令嬢だと生徒たちから嫌われ、長年の婚約も一方的に破棄されて、父からは勘当宣言もされた。
すべてに絶望したディアーヌは、ブローチを片手に開け放った窓の前に立つ。
そして……
手に持っていたブローチを思いっきり空にぶん投げ、吠えた。
「絶対に、負けてたまるものですかーーー!!」
その叫びが、彼女の怒りが、一つの出逢いを引き寄せたのである。
◇
魔法の存在しない世界で生きる、生粋の負けず嫌いである公爵令嬢が、魔法の存在する異世界からやってきた勇者とともに悪を討ち、日常を取り戻すために奮闘するお話。
※全四十七話予定(完結済み)
※毎日一話更新予定
※一部、暴力・残酷描写あり
※この物語は作者独自の世界設定であり、フィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 20:00:00
249861文字
会話率:43%
平凡な男子高校生、高津 茜が出会ったのは、小さいくせに強気で負けず嫌いな少女だった。
バスケ部に入り、4人の仲間に囲まれた高津は、何の変哲も無く楽しい日常を過ごす。
しかし彼等のことを知っていくにつれ、高津は彼等の隠された傷跡に触れる
ことになる。
忘れられない痛み。
過去に負った傷。
彼等は一人一人抱えた弱さを補うように支え合い、少しずつ成長して行く。
これは、どうしようもない弱さを黒に隠して生活する弱者達の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 22:11:28
507963文字
会話率:31%
憑かれた平社員が異世界転生!?めちゃくちゃな異世界転生でドラゴンでさえも驚愕!
最終更新:2024-09-16 10:00:00
15925文字
会話率:71%
◆魔法が大好きな落ちこぼれ神子と魔法使いが嫌いな捻くれ魔術教師が、楽しく明るい学園生活を手に入れるまでの話◇
聖峰の奥。
ハジャ湖と呼ばれる湖近くに暮らすヴァルターの元に、師匠から一通の手紙が届いた。
王都の魔法学園に向かってほしい
、と。
「学園? 今更そんなもん通って何になんだよ」
ヴァルターの魔術師としての才を認めたのは、他でもない師匠ではないか。
それに何より、『魔法学園』というのが気に食わない。
彼処は、魔法使いの巣窟だ。
『君にはそこで、教師として魔術を教えて欲しいんだ』
「……うーーわ」
考えうる限り最悪の未来図である。
しかして、生来負けず嫌いで短気なヴァルターは、師匠の挑発に乗って学園で教鞭を取ることとなる。
『君ならきっと、彼女を助けてあげられるって信じてるよ』
ひっそり記された手紙の文言は、ヴァルターには届くこともなく握り潰された。
【交互に視点変更が入って進みがちな話です。
◇→魔術教師視点 ◆→神子視点】
【不定期更新です】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 20:22:54
109455文字
会話率:25%
かつてトップアイドルとして活躍したにもかかわらず、その座を追われてしまった17歳の歌姫・梨子。
傷心の日々の中、自身の大ファンを公言する少女・愛梨と知り合った梨子は、歌唱以外なら何でもできると豪語する愛梨の情熱に負け、音楽ユニット【フリップ
サイド・ディーバ】を結成する羽目になる。
目指すは、日本一の歌手を決める音楽オーディションでの優勝。
そして賞金一億円を獲得し、無収入の貧乏生活を脱出すること。
合言葉は「生きてくために歌を歌え」──。負けず嫌いな歌姫と盲目オタク少女の凸凹コンビは、無謀な夢を叶えることができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 19:10:00
73937文字
会話率:38%
幼い女の子の姿をした神様の物語。
第1章は夜な夜な騒音をまき散らす暴走族を追い出そうと奮闘します。
第2章は賽銭箱に意味もなく札束をぶち込む不思議なおじさんの話です。
第3章は神様の事が見える幼い女の子とおままごとをする話です。
(この話では神様は少女の姿に成長しています)
※短編に投稿したものと同様の内容ですが、見やすいようまとめました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 07:00:00
95117文字
会話率:43%
とっても負けず嫌いな神様の日常物語。第3弾。
最終更新:2021-05-04 22:19:30
2093文字
会話率:42%
幼い女の子の姿をしたとっても負けず嫌いな神様の物語。第2弾。
最終更新:2021-05-02 20:39:07
2777文字
会話率:40%
県内で初めての女子高校野球部ができた。その野球部に新たに所属した十人のメンバー。
初めはグラウンドも荒れ果てた環境の中、個性溢れるメンバーが団結して、一勝一勝をもぎ取ることができるか。
<登場人物>
内藤監督 男子野球部監督から女子野球部
監督に移った二十代の若い先生。優しそうな先生だが・・・
塩野唯香(しおのゆいか) このチームのエース。打たせて取るピッチングに定評、しかし彼女にも弱点が・・・
相馬陽(そうまよう) 中学では男子に混じって捕手としてスタメン入りするほど実力は確か、しかし男恐怖症であり・・・
宝田鈴奈(ほうだすずな) 一塁手。本人は野球観戦が趣味と自称するが実はさらに凄い趣味を持っている・・・
銀杏田心音(いちょうだここね) 二塁手。長身で中学ではエースだったが投げすぎによる故障で野手生活を送ることに・・・
成井酸桃(なりいすもも) 三塁手。ムードメーカーで面倒見がいいが、中学のときは試合に殆ど出ていなかった・・・
松本桂(まつもとけい) 遊撃手。チームのキャプテンとして皆を引っ張る。ただ、誰にも言えない過去があり・・・
奥炭果歩(おくずみかほ) 外野手。唯一の野球未経験者。人見知りだが努力家で、成井のもと成長途中。
水岡憐(みずおかれん) 外野手。部長として全体のまとめ役を務めている。監督ともつながりが・・・?
比石春飛(ひせきはるひ) 外野手。いつもはクールだが、実はクールを装っていた・・・?
角弗蘭(かどふらん) 外野手。負けず嫌いな性格だがサボり癖があり・・・?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-13 13:29:56
6710文字
会話率:43%
アパートの部屋を出ると、軒先で美少女が雨宿りをしていた。
突然の雨が降った日、天羽響樹(あもうひびき)はそんな形で烏丸吉乃(からすまよしの)と出会った。
学校で一番、それも飛びぬけて美しく優秀な彼女に半ば無理矢理恩を着せた事が二人の始まり。
その後もなんとなく縁は続き、響樹と吉乃の間に交流は増えていくのだが、噂で聞く姿と実際に接してみた彼女とではどうも様子が違う。
吉乃は誰もが語る「穏やかな笑みを絶やさない完全無欠の美少女」などではなく、いじっぱりで負けず嫌いで、そしてとてもさみしがりな女の子だった。
響樹はそんな吉乃がどうしても放っておけなくなっていき、吉乃もまた響樹と過ごす日々を大切なものだと思うようになっていく。
素直になれない少年といじっぱりでさみしがりな少女が、少しずつお互いの心に踏み込んでいく、そんなお話。
※※本編完結済み※※
おまけを不定期で投稿予定。
カクヨムでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 00:49:46
529116文字
会話率:54%
見栄っ張りをどうにかしたい青年がなんとか軌道修正しながら自分を探し続ける。
負けず嫌いという時にはポジティブに時にはネガティブに働くその性格を上手く活かせるかが鍵となる。
一流大学を目指し仮面浪人を経験し弁護士として歩み始めた青年を動かし
た真逆とも言える厳しい料理の世界。覚悟の上の転職に人生をかける。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-08-09 03:59:24
498文字
会話率:0%
悪魔「それは違うわ」魔法使い「なぜですか!」エルフ「私はエルフだから人間の事は分からないや」現代世界に異世界転移した3人の異世界人、彼女達は初めて見る現代の物や人、出来事に興味津々だった。しかし次第に悪魔と魔法使いは感性の違いから対立し、互
いの推しをエルフに勧める様になってくる。うんざりしたエルフはこう提案した。「この世界にはディベートというゲームがあるらしい」これは負けず嫌いの二人が互いの推しを競わせる物語。※掛け合い形式のエッセイです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 17:48:18
7398文字
会話率:72%
見た目は全国に通用するモデル体型、中身は負けず嫌いな美少女くるみの高校最初に敵視したのはクルミが呼称するにザ・陰キャのオーラ漂う青春求める好青年レンだった。ライバルと思っているのはくるみだけ春来ると感じるのはレンだけ二人の視線は反対車線であ
った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-11 02:54:56
56621文字
会話率:0%
和田明久の幼馴染はクラスの人気者。幼馴染の名前は北条真奈。勉強も出来て、魔法も上手で、家庭的で、一見完璧に見えるが実は恋愛は初心だったりと男だったらギャップ萌えしちゃう人物。また面倒見が良くて、甘えん坊さんな一面を持つ北条に彼氏になって欲し
いと告白された和田の前に、学園のアイドル小柳千里が急接近。童顔で低身長なのに巨乳と男の理想を絵に描いたような人物は皆に愛想が良いのだが、和田明久には特に親しく接してくれる理由があった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 21:00:00
96946文字
会話率:38%
負けず嫌いな公爵令嬢アレクシア(シア)。
初恋もまだなのに、うっかり「好きな人くらいいるわ!」と、友人達に見栄を張ってしまう。
嘘を本当にするために、『初恋相手』を探しに出かけた公園。
そこで知り合った令嬢宅で出会ったのは.....…なん
と、頭に猫耳が生えた第三王子、クラレンス様!
「好きなひとに『好き』と言われるって、まるで奇跡みたいね?」
自分でも気付かない内に始まっていた、シアと王子の初恋と、猫耳の行方は?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 13:43:40
17655文字
会話率:43%
ある公爵家の令嬢が護衛騎士と共に姿を消した。駆け落ちしたのだ。そして姿を消して十数年、彼女たちの子どもであるミリアは公爵令嬢として引き取られた。
これは万年2位の公爵令嬢ミリアと天才である氷の貴公子ジェレミアの最後の勝負
タイトル通
りだと思います……たぶん。詰め込んだ気は否めないです。
あと間違って消してしまった話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 10:00:00
30854文字
会話率:52%