天体地質学者ジム・アンダーソン、五十八歳。三十年の経験を持つベテラン科学者の最後の任務は、メタンの異常な同位体比を示す氷の星の調査だった。
探査船「サンダー」が送り込んだクライオボットが、厚さ数キロの氷の地殻を掘り進むなか、予期せぬ温度上
昇が検出される。そして突然、地表が隆起し、正八面体の巨大な物体が出現した。
それは宇宙船ではなかった。ケイ素と窒素を基盤とする、地球型生命とは全く異なる知的生命体そのものだった。
彼らは人類にメッセージを残し、そして消え去った。七十二年後、再び会おう―その約束は、人類への試験問題でもあった。
クラーク、アシモフ、ハイラインらが切り拓いた黄金期SFの伝統を目標とし、本格的ファーストコンタクト小説を目指して。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-14 21:04:03
2802文字
会話率:43%
「グレース・リー・オルストン嬢。貴方は、記憶転移症です」
三ヶ月の眠りから目覚めたグレースが思い出したのは、九十八歳で天寿を全うし、幸福だった前世の記憶。それは、前世の記憶を思い出す奇病「記憶転移症」によるものだった。
エトラディオ王
国、首都サントルム。
転移症の専門病院に入院する事になったグレースは、この国の二人の王子と出会う。
悪事に手を染めた前世の記憶と母親の拒絶に苦しむ少年・リヴェルと、弟を救えない自身の無力を嘆くリヴェルの兄・アーヴェント。
病院で起きた事件をきっかけに、グレースは苦しむ二人に寄り添うことを決意する。
前世の記憶を思い出す人々が「記憶転移症」と呼ばれ生きる世界で、グレースと二人の王子、彼女を取り巻く人々の、前世と今の物語。
※更新は遅めです。アルファポリス様でも連載してます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 22:20:05
269254文字
会話率:49%
ドラフト会議で指名されたのは、二十八歳の出版社に勤める相沢俊佑だった。草野球チームではエースだったものの、無名の新人で実績もない。ただ、その一人の投手が加入したことで、チームは少しずつだが、上手く回り始め、これまで遠ざかっていた「リーグ優勝
」を目指していくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 01:33:20
173598文字
会話率:36%
シルキニス王国、副都メルカリア。下町で私塾を開く十八歳の少女イスカは、子供たちに囲まれながら充実した日々を送っているが、まだ一度も町の外へ出た事は無かった。それでも可愛い生徒たちや親切な隣人、そして亡き祖母の形見である愛鳥ジンロと共に過ご
す生活に不満などなく、ただ平穏に日々は過ぎていく。
しかしイスカの幼馴染であり想い人でもある聖騎士、ローレンスが二年ぶりに帰郷した日、イスカの運命は大きく動き出す事になる。
※この作品には人肉食(カニバリズム)描写が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※一章完成毎にアップしますので、更新はかなり不定期です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-12 18:00:00
971689文字
会話率:46%
元化二十四年。
かつて珪素獣から世界を救った組織である人類解放戦線が、人類防衛機構と名を変えてから四十八年後の……七月十九日。
静岡県の浜名湖に、かつては未確認生物に分類されていた海洋生物『シーサーペント』が出現。
人類防衛機構
の静岡第一支局は、シーサーペントが地上に進出し民間人を襲おうとした場合に備え、ただちに女性兵士こと防人の乙女を浜名湖に派遣するものの……時すでに遅く。
幸いな事に民間人への被害は出なかった。
だがシーサーペントには逃げられ、そしてそのシーサーペントにより浜名湖の生物は……養殖されていた魚介類を含めて食い荒らされていたという、まさに防衛組織にとっては敗北と言うべき状況となっていた。
それから、一年後。
元化二十五年七月二十一日……その浜名湖に再びシーサーペントが出現。
前回の敗北を反省し、静岡第一支局の防人の乙女達は万全の準備の下、再びシーサーペントへと挑む!!
この作品は「N9157EU」の二次創作です。作者より許可を頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 21:00:00
3680文字
会話率:28%
十八歳の誕生日を迎えた吸血鬼は、初めて愛した人間を喰らわなければこの世から消えてしまう。
もし、初めて愛した人間を喰らったならば、喰らわれた人間は喰らった本人の中にのみ残り、この世に存在しなかったことになる。
――これはある吸血鬼の少女の
、恋のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 20:04:20
84712文字
会話率:40%
唐傘お化けの半妖、折笠直仁は十八歳を迎えたその日、持ち主に福を呼ぶとされる妖怪ケサランパサランを拾う。
その夜、折笠は不思議な夢を見る。半妖たちが集い『高天原参り』なるものに挑むらしいその夢は妙な現実感を伴っていた。
気になった折笠は
高天原参りについて調べ始めた矢先、陰陽師から命を狙われる。
本来は好戦的ではないはずの折笠が謎の高揚感を持って陰陽師との殺し合いに応じようとした時、どこからともなく助けが入る。
陰陽師からの逃走を助けてくれた少女、黒蝶は夢に出てきた半妖と瓜二つだった。
天津神が座す高天原へと参り、願いを直訴する高天原参り。
半妖、妖怪、陰陽師、様々な思惑が絡む戦いへ、折笠たちは否応なく巻き込まれていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 08:00:00
274498文字
会話率:37%
第四王女ながら母の暮らす領地で自由奔放に生きてきたイレーネ。
馬好きが高じて軍馬を育成する厩舎に入り浸るイレーネの先行きを心配した両親は、デビュタントと共に隣国アルタスの辺境伯と婚約させることにする。
もちろん彼女は大反対! 淑女教
育を抜け出し向かった厩舎で出会ったのは、偶然にも軍馬を見にきたアルタスの辺境伯ラインハルトだった。
王女の身分を隠して平民として接するイレーネに、ラインハルトもアルタスの騎士として誘う。
「調教の為にアルタスに来ないか? ここの馬が慣れるまででいいんだ」
慣れ親しんだ馬の為、まだ見ぬ婚約者の様子を見る為、イレーネは大きくうなずく。
「祖父と母に頼んでみる。でもダメだっていわれたら、こっそりついていくね!」
見習い調教師として隣国にいくじゃじゃ馬イレーネの手綱を面白そうに握るラインハルトの恋物語、始まります!
本作は肥前文俊先生主催「第十八回書き出し祭り」に参加作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 07:35:03
60754文字
会話率:59%
還の十八話目「目指すもの(けもの)」のスピンオフです。
読んでない人には何のことやらさっぱりの内容です。
何となく書いてみたら楽しくなってしまって、一気に書き上げてしまいました。
始めにお断り。
この物語はフィクションです。登場する
人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
「こんなの絶対無理」
「こんなのがまかりとおるわけが無い」
そう言う突っ込みは野暮。
こまけぇこたぁいいんだよ!!(AA略
の精神で、頭空っぽにしてから楽しんでいただければ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 12:00:00
103172文字
会話率:63%
会社をクビになり、有給消化の間、部屋の掃除をしていた夏見(なつみ) 爽士(そうじ)はついうっかり、置きっぱなしにしていたコロコロに足を取られてガラステーブルに頭をぶつけて死んでしまう。
享年二十八歳。天界での転生ミスにより、弱小盗賊団の
頭となって生きて行かなければならなくなった爽士は、頭に来たので地味スキルを使って異世界を生き抜いていく事を誓う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-02 21:09:05
80610文字
会話率:35%
世界中が西暦2000年への移り変わりに大騒ぎしていた1999年の大晦日、結城しげるは失恋のショックで部屋に引きこもっていた。土壇場になって街へとびだした彼は、血を求めてさまよう女ヴァンパイアと出会う。「ヴァンパイアって実在するの?」「ここに
いるね」大学生とヴァンパイアの静かな時間がそこにあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 14:27:42
10287文字
会話率:53%
王妃がいないままエルビス・ヴァン・ヴァーセルが即位して一年。
即位一周年記念と陛下生誕祭と同日に王妃選定パーティーが開かれる事となった。
婚約者が居ない十四から十八歳までの国内の全令嬢を対象に集められた中に子爵家の庶子ジェナ・グラットンの姿
があった。
彼女は父親から国王暗殺の命令を受けていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-30 01:26:51
8072文字
会話率:44%
女子全てを愛する事ができると言い張る花菱俊翔は、百十八人の女子に一ヶ月で振られ、まだ告白していない灰色の髪をしたクールな女子、矢吹星歌に近づこうとする。
ストーカー染みた行為ばかりしている彼だが、矢吹からは告白にOKの言葉が!
だが、矢吹
は実は『一日に一回以上好きな人に会えなければ死亡』する特殊な呪いにかかった人間だった。
信じてあげられず矢吹を死なせてしまい、そして巻き添えで自分も死んでしまった俊翔は、その後朝の五時に巻き戻された。
一度失敗したことを繰り返さない様に毎日毎日頻繁に矢吹と会う様に心掛ける俊翔だが、それを阻むかの様に不運な目に遭うことになってしまう。
矢吹が死ねば自分も死ぬ為、二人は運命共同体という形となる。
一生守ってあげたいという気持ちが芽生えた俊翔は、百日間を生き抜き、矢吹にプロポーズすることを目標とした。/////:現在第三章。。
頑張りますね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-29 21:00:11
401858文字
会話率:48%
社交界の華と言われ、多くの男性の心を虜にした私。
だが実家の借金の返済のため、十八歳で愛のない結婚をすることになるが……。
最終更新:2024-10-25 21:01:01
120668文字
会話率:23%
少年ニックと祖父は十人の刺客に襲われた。くり出される剣をかいくぐった。祖父が刺客に殺された。ニックはひとりぼっちになってひたすら逃げた。刺客たちが追って来る。
森の中を逃げていると足元から声が聞こえた。二頭身のホビットが助けを求める声だ
った。ニックはホビットのねがいをかなえてやる。お礼に空を飛ぶ能力を持つ木彫りのアヒルをもらった。アヒルには猫と話せる魔法がかけられていた。
ニックはホビットの案内で安全なミルトムント島に向かう。ミルトムント島は五百年前まで魔法の聖地だった。五百年前に三大魔法つかいが残した七つの魔法陣がいまも発見されずに眠っている。七つの魔法陣をすべて解放すると究極の魔法が手に入るという。
船の中でニックは六人の仲間に出会った。
十七歳でのっぽの少年のウィンダミアはお調子者だった。ワインランド王国の王子だ。戦争をやめさせるために七つの魔法陣を求めている。
十四歳のゴスロリ少女はヒルダだ。銀髪のひねくれ娘で修道院にほうりこまれていたのをひっかきまわして追い出された。ヒルダは自分の子守をしていたユグニエルのために七つの魔法陣を見つけたかった。
十八歳で豊乳少女のアリエスはアストラル王国の王女だ。母の無実を証明するために七つの魔法陣を解放して究極の魔法を手に入れたい。
十五歳でメガネの少年オメガはルガノ王国の王子だ。ルガノ王国を守るのはぼくしかいない。ぼくが究極の魔法を手にしてルガノ王国を戦火から守る。そう決意をかためてミルトムント行きの船に乗った。
呪いの仮面がはずれない十七歳少女のケイトはローズキエ王国の王女だ。弟と剣であそんでいて弟を失明させた。弟に王位をゆずるためにあえて呪いの仮面をつけた。呪いの仮面のついた王など誰も認めないからだ。しかし呪いの仮面が取れないと恥ずかしい。ケイトがミルトムントに向かうのは呪いの仮面をはずす方法を知るためだった。
巨体の十七歳少年ブレーデンはリングラスト王国の王子だ。怪力が自慢で戦争では敵国の兵を蹴ちらした。ブレーデンは敵に内通していたセバスチャンをその怪力でなぐり殺した。運が悪いことにその場面をセバスチャンの娘セカルーに見られた。セカルーは住む村が全滅してミルトムント島に送られた。ブレーデンもミルトムント島に避難することになった。
七人それぞれの思惑で七つの魔法陣をさがす冒険がはじまった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 19:56:40
116932文字
会話率:49%
「伍⦅あつむ⦆、お前とは家族の縁を切ります」十八歳の誕生日に母からそう告げられる。主人公の伍は芸能一家である天ヶ咲家の七姉妹を裏方として日々支えてきた。しかし、優れた才能がなく、おまけに男であるという理由からいないものとして常に扱われ、つい
には家から追放されてしまった。本人は芸能界から離れて普通の学園生活を送ろうと決意するのであったが、転校先の氷の女王と呼ばれる美少女が実は推してた人気Vtuberであることが発覚したり、アイドルや俳優/女優、モデルが伍のもとへ推しかけてきて仕事のサポートをお願いしてきたり、さらには自分と同じ学校に転校してきたりして、自分が望んでいた普通の青春から遠ざかっていくのであった。なぜなら、家族や本人が気づいていないだけで伍は類まれな才能の持ち主であった。自分の力に無自覚な伍は、彼の実力を知っている様々な美少女たちが自分を推してくれることで、徐々にその力を世間に知らしめて周囲から認められることで、新たに自分の居場所を見つけていく。
その一方で、優秀な裏方だった伍が去ったことにより、芸能一家は芸能界での居場所を徐々に失い、没落の一途をたどるのであった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 14:00:00
190141文字
会話率:46%
ヴィオレッタは、ヴィンセント王国でにて呪われた子として扱われてきた第三王女だ。
ほとんど放置に近い状況で育ったヴィオレッタは、八歳のとき、姉である第一王女アイリスに拾われる。
それから十年、第一王女の腰巾着として育ったヴィオレッタ。
体と共に、歪んだ自己評価とアイリス姉さまへの歪んだ想いも育てた彼女が十八歳になったある日、敵国であるマグネリア王国から、融和のための縁談を持ちかけられることとなる。
隣国に嫁がされそうになったのは、王太子であるはずの第一王女アイリス。
それを見たヴィオレッタは、「私が嫁ぎます」と名乗りを上げた。
野蛮だという噂のマグネリア王国に嫁いだヴィオレッタ。
ボロクソに扱われることを覚悟して嫁いだものの、そこでは手厚い歓迎を受けるばかりであった。
主導しているのは、マイケル第一王子。
人々の仲裁が得意だという彼は、なんだか得体が知れない。
ヴィオレッタは見ているだけでムズムズする。
しかも、彼はヴィオレッタに契約結婚を持ちかけてきて――?
※歪んだ生い立ちで性格も歪んだ冷めてるヒロインが、真面目系人間の悩みに愉悦しながら意外と愛されつつ楽しく生きているお話です。
※エブリスタ、ネオページにも掲載しています。
※ガールズラブタグはええと、一応つけました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 12:28:08
59951文字
会話率:36%
九歳の頃に父母を亡くし、子爵家の最後の跡取りとして残された一人娘のサーシャ=サルヴェニアには、子どもとしての自由な時間は少なかった。
子どもとして――というより、人としての余暇が少なかった。
子爵代理の叔父は、サーシャに事務を丸投げ
。家令もそれに賛同する始末。
そして何より、サルヴェニア子爵領は、交通の弁がよく、鉱山もある栄えた領地で、領民の気性が荒く、統治者にとっての難所だったのだ。
幼い頃から流されるままに、毎日のように領民に怒鳴られ、馬車馬のように働くサーシャ。
へとへとに疲れ果てた十八歳の誕生日の日、婚約者のウィリアムに統治について説教をされ、心がポッキリ折れてしまった。
ーー全部もう、要らないんじゃないかな?
こうして、子爵サーシャ=サルヴェニア(十八歳)は、全てをぶち壊すようにして失踪したのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 08:01:46
185280文字
会話率:41%
ヴィオレッタは、ヴィンセント王国でにて呪われた子として扱われてきた第三王女だ。
ほとんど放置に近い状況で育ったヴィオレッタは、八歳のとき、姉である第一王女アイリスに拾われる。
それから十年、第一王女の腰巾着として育ったヴィオレッタ
。
体と共に、歪んだ自己評価とアイリス姉さまへの歪んだ想いも育てた彼女が十八歳になったある日、敵国であるマグネリア王国から、融和のための縁談を持ちかけられることとなる。
隣国に嫁がされそうになったのは、王太子であるはずの第一王女アイリス。
それを見たヴィオレッタは、「私が嫁ぎます」と名乗りを上げた。
野蛮だという噂のマグネリア王国に嫁いだヴィオレッタ。
ボロクソに扱われることを覚悟して嫁いだものの、そこでは手厚い歓迎を受けるばかりであった。
主導しているのは、マイケル第一王子。
人々の仲裁が得意だという彼は、なんだか得体が知れない。
ヴィオレッタは見ているだけでムズムズする。
しかも、彼はヴィオレッタに契約結婚を持ちかけてきて――?
※歪んだ生い立ちで性格も歪んだ冷めてるヒロインが、真面目系人間の悩みに愉悦しながら意外と愛されつつ楽しく生きているお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 08:16:14
23196文字
会話率:32%
日本近海に現れる正体不明の怪物<くじら>、それは今やどの魚介類よりも扱いが多い。最重要の海産資源であり、重要インフラの資源であり、漁業を脅かす最大の脅威でもある。
青森県むつ湾内の川内港より、第九十八遠洋伐鯨船団が出港しようとしていた。
最終更新:2024-10-23 21:57:04
8786文字
会話率:39%
高校の教師をしている二十八歳の入江愛は教え子の名門男子校の三年生の生徒、森創に告白をされる。
最終更新:2024-10-23 18:05:04
5011文字
会話率:3%
高校三年生の少女、小高輝夜は恋をしていた。その恋の相手は輝夜の通っている学校の先生である春山古風先生(二十八歳)だった。
最終更新:2021-01-24 17:51:25
661文字
会話率:0%
十八歳の少年ひかるはくらい山を登っている途中で一人の小さな女の子。きらりと出会った。
最終更新:2020-12-11 21:34:12
800文字
会話率:6%
一国一民族の同化政策が進められる時代。
若いときにエカシはコロボックルに情けをかける。その礼は宝と謎の約束だった。
宝を求めているとき、エカシは大切な人を失う。
その後、エカシは和人と共生するコタンの長老となる。
和人の軍隊と共
生しても民族の誇りある祭りを行う。祭りは婿選びの祭り。選ばれた娘三人が山の社で待つ。険しい山を登り切った男三人が娘三人と巡り会う。
二人は祭りの掟で三里の道を隔てた場所から七晩通い通さなければならない。
その年の祭りは、二十八年目の大祭。
その祭りで選ばれたのは娘アンラムひとりだった。
他国からもアンラムを求め、その年の一番の誇りある獲物を持ち集まる男たち。
山の社にいるアンラムを目指し、誇りをかけて登る男たち。
その中には陸軍の軍曹吉田もいた。武士の社会を捨てた石井四郎もいた。
そして、若返ったエカシもいた。
山を登る男たちを見守る女たち。
愛を信じつつ生きることを問う試練が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-23 00:38:03
17089文字
会話率:29%