D級冒険者チームのリーダーであるリチャードは、兵士の採用試験を受けていた。
その理由は、部下が誰一人としてパーティーにはおらず、新しくスカウトしようにもすぐに同じギルドの先輩たちに引き抜かれてしまうからである。
このままでは未来はない
中での一発逆転をかけた転職だったが、面接を担当した騎士からはバカにしたような態度で応対されてしまった。
「はっきり言って、君程度の使い手が入り込む余地はないんだよね」
不合格を受けた後に日課となっている修練を行うも、あまり身が入らなかった。
持っている主人公補正というスキルも決して珍しいモノではなく、これと言った才能もない。自分は剣の腕も冒険者としてもこれ以上は成長しないような気がする。
冒険者を引退して、地方の寒村にでも行って慎ましやかに暮そうと思ったとき、森の中に妙な光が見えた。それは青緑色に光るユニコーンの角だったのである。
ユニコーンはリチャードの前に立つと、自らをシャムシールと名乗った後で言った。
「単刀直入に言うよ。小生を仲間に入れて欲しい」
この出会いによって、うだつの上がらなかった主人公の運命は大きく変わろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-09 12:13:44
74436文字
会話率:48%
うだつの上がらない毎日を送っていた白羽明星は気付けば異世界転移しており、その際に背に純白の六翼を生やした熾天使となっていた。
もともと現世に未練などなかった明星は、大喜びで異世界の大空を飛び回る。
すると遥か空の彼方、誰も到達できないほど
の高度にある巨大な空獣に守られた天空城にたどり着く。
主人不在らしきその城で明星が玉座に座ると頭の中にダイレクトに声が流れてきた。
――霊子力パターン、熾天使《セラフ》と認識。天界の座マスター登録します。……ああ、お帰りなさいルシフェル様。お戻りをお待ち申し上げておりました――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-29 15:59:25
81838文字
会話率:23%
40歳にしてB級冒険者。うだつの上がらないアレックスは、ダンジョンの中層でヒュドラに遭遇したときに仲間から見捨てられて置き去りにされてしまう。
深奥に落ちてどうにか脱出口を探そうとしてダンジョンをさまよう彼が遭遇したのはダンジョンマスタ
ーと戦う勇者パーティだった。
傷ついた仲間を連れて逃げるようにいう勇者カイエンを援護すべく、アレックスは長く封印していたあるスキルを解き放つ。
その能力は彼の人生を変える契機となる。
書きだしのワンエピソードです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 19:03:45
10368文字
会話率:30%
四十六歳。
無難でうだつの上がらない長友慎太郎は、社会の荒波に揉まれながらも、妻と一人娘を持つどこにでも居るサラリーマンであった。
彼には外見に特徴があった。頭頂部の毛がかなり薄くなっており、周りの毛をかき集めて何とか体裁を整えている惨めな
状況であった。
とある日のこと。仕事で疲れ帰って来た慎太郎はリビングのソファーでそのまま眠ってしまう。
目が覚めると、そこは見慣れぬ光景であり、馬車の荷台に乗せられ、黒き獣から必死に逃げている最中であった。
そんな危機一髪の状況で、慎太郎は一人の少女と出会う。
桜色の髪と翡翠色の瞳を持った、大巫女と呼ばれる彼女は、慎太郎をこう呼ぶ。
大神官様、と。
慎太郎は、世界を滅びへと向かわせる存在である黒き神を封印できる唯一の存在である「大神官」として、異世界へ召喚されたのだった。
大神官である彼のみが行使出来る、俳句とも川柳ともつかぬ不思議な十七音の句「ヤナギノク」で、慎太郎はこの世界を救うことが出来るのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 09:00:00
44337文字
会話率:30%
うだつの上がらない夫は、妻のいない家で一人暮らしていた。
そんなある日、彼は偶然目についた箱をきっかけに、輝いていた日々のことを思い出した。
いちご大福はおいしい、いちご大福は神だ、というお話です。
最終更新:2022-10-21 18:00:00
7118文字
会話率:9%
現実世界でいじめられ、うだつの上がらない日々を過ごしていた少年、雨宮悠馬。彼はクラスメイトと共に異世界に召喚され、魔王軍と戦うことになる。
神器と呼ばれる武器を召喚する儀式にて、クラスメイトはエクスカリバーやグングニルなどの強力な武器を生み
出すのに、悠馬の生み出した物は大きな卵だった。国王に失望され、彼は追放宣言を言い渡されてしまう。
しかし、彼が生み出したその卵は、実は世界最強の精霊、カルラが眠る卵だった。卵から産まれた彼女の力は圧倒的で、悠馬は彼女と共に元の世界へ帰るために奮闘する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-13 23:07:22
15687文字
会話率:65%
うだつのあがらない冒険者ヒューイは、ギルドの事務仕事で連日激務に追われていた。
自分ではそれなりに役に立っていると思っていたのに、突然クビを言い渡された。
今後はどうしようかと思っていたところで、酒場で出会った女の子に「スローライフに興味は
ありませんか?」と勧誘される。女の子は俺の持つスキル【超高速索敵】に興味があるらしい。
誘われるまま田舎の牧場についていくと、待っていたのは謎の美人四姉妹だった。
タイトルの展開が先に想像できるような短編小説です。
コンテスト向けに再編しましたが、内容は以前同題で投稿したものと同じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-30 22:41:41
7338文字
会話率:42%
うだつのあがらない冒険者ヒューイは、ギルドの事務仕事で連日激務に追われていた。
自分ではそれなりに役に立っていると思っていたのに、突然クビを言い渡された。
今後はどうしようかと思っていたところで、酒場で出会った女の子に「スローライフに興味は
ありませんか?」と勧誘される。
およそタイトルの通りです。
前編、後編の全二話の短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-03 09:03:12
6909文字
会話率:41%
夕暮れ時の通学路。帰路をとぼとぼと歩く学生さんの姿があった。
彼の名はカオル。
この度テストで悲惨な点数を取り、親になんと言い訳したものかとしょんぼり歩いていたのである。
そんな彼に、転機が舞い降りる。
車に轢かれそうになったカオルの前に
、なんとも胡散臭い自称女神様が現れたのだ。
この話は、うだつの上がらなかった少年が、なんとも胡散臭い女神様の、なんとも胡散臭い提案を受け入れて旅立った、異世界での日々を綴った物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-26 00:00:00
1721147文字
会話率:41%
元令嬢だった人と結婚することになりましたーーーー
元令嬢ですが生活のやりくりはお任せ下さいーーーー
うだつが上がらない貧乏大学教師、アーサーと結婚したのは元令嬢のマリア。
無愛想なせいで悪役令嬢に誤解されがちだった、しかし本当は男
気のあるマリアと、
頼りないようで優しく、実は意外とマルチ(?)なアーサーの新婚生活が始まる。
大学での昇給する気配がないアーサー。
元貴族のマリアを馬鹿にする令嬢たち。
謎の訪問客が来たかと思いきや、
婚約破棄をしてきた相手との事件にも巻き込まれる。
そんなハードルを乗り越えたり、ざまぁっぽいことしたり、ほのぼのしたり、
年の差+身分差のある二人が、少しずつ距離を縮めていく日常系物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-23 22:37:45
81783文字
会話率:39%
ある日、うだつの上がらぬ不幸体質だった青年、猿渡隼颯(さるわたりはやて)は、とある事から星の戦士ゼインとの一体化を果たし、さらに神様の頼みを受ける形で異世界へと転移(ないし転生)する。
幼い頃からヒーローになりたかった彼は、異世界で困ってい
る人たちを助けていく。
前世で(無駄に)頑張り続けてきた報いがようやく来たのか、或いは優しさに感化されたのか、少しずつ増える仲間たち。
愚直なまでに空手を極めた不幸な青年と、そんな青年に惹かれた変わり者の星の戦士、そして異世界の様々な仲間たち。
彼らの英雄譚は、ここから始まる!
「僕にだって、僕にだって……!! 勇気があるんだァーッ!!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-07 19:00:00
5577文字
会話率:43%
俺は趣味でウェブ小説を書いている。筆は早いものの、作品は鳴かず飛ばずでうだつが上がらない。
一方、俺の彼女──浅倉風夏は今をときめく売れっ子作家だ。彼女は恋人であり、幼馴染でもある。
何かと対照的な二人だったが、仲睦まじく周りからは理想のカ
ップルだと言われていた。
ある日、風夏から突然動画が送られてくる。不審に思いながらも動画を見てみると、俗に言うNTRビデオレターだった。そう、風夏が見知らぬ男に寝取られていたのだ。
ショックのあまり暫く廃人のような生活をした後、俺は考える。「これ、小説のネタに使えるんじゃないか?」と。
俺は早速、実体験をもとに小説を書いた。その後──小説はヒットし、書籍化や映画化などトントン拍子に決まり大成功を収める。
それを知った風夏は「やり直そう」と復縁を迫ってきたが、今更遅い。追い返された彼女はその後、間男とともに破滅し、俺は更に幸せを掴むのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-31 06:52:18
13664文字
会話率:35%
ヤクザとして数年間活動してきた主人公【九竜大牙】
極道の世界では全くうだつの上がらなかったチンピラの彼は兄貴分の逮捕によってそのシノギを手伝うことに...
普段と違った仕事で殺し屋との予想外のトラブルが起こって、組を破門になってしまう。
う
なだれていた彼はトラブルを起こした殺し屋の仲間に殺されてしまう。
そして、新しい異世界へと転生。
これから、彼はどうなっていくのでしょうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-28 11:48:32
4524文字
会話率:41%
うだつが上がらないアラフォーヒラリーマン渡辺は、犬になりたいと願っていた。富豪の家の愛されワンワンに。
まあなんやかんやで彼は死んで、転生する訳であるが―――
実際になってみたら、ファンタジー系世界のコボルトであった。
彼は全く役に立たな
い前世の記憶を抱えて、異世界の片隅の未開の地でベッチャン・ワヌヌとして生きていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-18 00:00:00
14471文字
会話率:31%
高校卒業と共に地方の工場に勤め早8年…
俺ってこのまま死ぬまで同じ毎日なのかなぁって考
えてた…
だけど今は…どうしてこんなとこいんだろ…
まぁ元の生活には戻りたくないけど…
うだつの上がらない元工場勤めの26歳が異世界で自
分し
か弄れない定番のやつを弄りながら
色んな場所、出会いetcを経験して元の世界の鬱憤
を晴らすストーリーになって…くれたらいいなぁ…
初投稿です。
一話の長さが違いますが無駄に合わせ、引き伸ばし
て一言が薄れるのを防ぐ文才がないからなので悪し
からず
そして一話が短いと感じられるかと思いますが
それも作者のキリがいいと思うタイミングです。
改行は自分が読むために自分が読みやすいようにし
てあるので読みづらい方には申し訳ないですが
変える予定はないです。
とりあえず自分が読みたい話しを書いたので
意見を取り入れられない(取り入れる能力がない)
ので感想を頂いてもいかせないかも…
自己満足で申し訳ないです…
でも目は通すので構ってください()
色々大目に見てください
褒められて伸びるタイプです!
打たれ強い方なので辛辣な言葉でも…
でも毎日投稿したいのでモチベの為にも
お褒めの言葉と高評価が…
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-10 01:40:28
216949文字
会話率:63%
うだつの上がらないおっさん魔術師、サーレン・マグデリア。
低レベルな火魔法と風魔法しか使えない低レベル魔術師の彼は、ガーレン王国の下級官僚として働いていたが、周りの評価は最低で使えない男、役立たずの給料泥棒と揶揄されていた。そしていつも安月
給を酒と色街で使い果たし、人としての評価も悪く、もちろん結婚もしていない、圧倒的負け組人生の男・・・。
だがしかし、その姿はあくまで彼が作り上げた仮の姿。本当の彼は異世界転生して女神様からとてつもないチート能力をもらっていた世界最強クラスの魔術師だったのである。
そしてそのチート能力を使って世界で暴れまわる・・・ようなことはせず、ひっそりとスローライフを過ごすべく、徹底した秘匿主義で生活してきた。
周りからバカにされようとも飄々とかわし続け45歳になるまで自分のスローライフを満喫してきた彼だったが、ひょんなことから彼の実力の一端が第一王女である姫騎士にばれてしまう。そこからなぜか魔王討伐を目的とした勇者パーティに押し込まれてしまい魔王を討伐する羽目に。うまく勇者たちを操り、魔王を倒して功績を押し付けたつもりが、なぜか彼も大英雄に祭り上げられてしまう。長閑なスローライフを取り戻すため、辺境の村に逃げることを決意するサーレン。果たして彼は45年も続けたうだつの上がらないスローライフを取り戻すことはできるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-27 01:04:16
127094文字
会話率:43%
書籍版の第1巻が、オーバーラップノベルズ様より発売中です!
若き勇者パーティの一員で、『ゴージャスマート』の店員であった、ゴルドウルフ・スラムドッグ。
彼は皆から『駄犬』とからかわれるほどの、うだつのあがらないオッサンであった。
オッサ
ンはある日、勇者と店長から『煉獄』の最下層に置き去りにされ、クビを言い渡されてしまう。
しかし…皆はまだ知らなかった。
オッサンは地味ながらも、重要な役割を担っていたことに…!
鋭い洞察力と知識を持ったオッサンを失った勇者パーティは、マナ管理すらもできなくなってクエストは失敗続き。
オッサンの丁寧な接客とアフターケアで支持を得ていた『ゴージャスマート』は高級路線に転換、一時は増収だったものの、じょじょに取り返しがつかないほどの客離れを起こしはじめる。
そして『煉獄』という修羅場をくぐり抜けたオッサンは、持ち前の丁寧な仕事ぶりに、狼のような強靭さとリーダーシップを兼ね備え、復活…!
冒険者として、商売人として、世界を支配していた勇者一族に『金狼』となって牙を剥く…!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 12:00:00
2349808文字
会話率:25%
俺の名前は牧島大悟(まきしまだいご)。
バツイチで貧乏、勤めはブラック運送屋と三拍子揃ったうだつの上がらない底辺オッサンだ。
今日も今日とて仕事である荷物の配送でトラックを運転していたら異世界転生が目的の自殺志願者が飛び込んできやがった。
どうにか避けたのは良いが何故か俺が異世界に転移する羽目に。
飛ばされた所は質素と云うか貧乏なボーガベル王国。
しかも明日にも隣の大国エドラキム帝国が攻め込んでくるらしい。
美人の王女エルメリア達に伝説の英雄神と勘違いされた俺は、成り行きで国を守る事になっちまった。
だが俺には神様にもらった「創造」と「叡智」のチートスキルがある。
折角もらった能力だ。
どこまで成り上がれるかやってみようじゃないか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-12 11:40:01
1075689文字
会話率:48%
四畳半の北向き風呂無しトイレ共同木造アパート二階。大家は腰の曲がったお婆さん。隣や下の部屋は誰が住んでるかは知らないが、時たまギターの音がする。そんな部屋に住むうだつの上がらない小説家未満の男とそのアパートを根城にし、ずかずかと部屋に入り込
む三毛猫の日常。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-11 22:28:39
12236文字
会話率:32%
何をやってもうだつが上がらない、教師である僕。現国の佐内先生に恋をした。デートに漕ぎるつけるも何度も失敗。
でも最後のチャンスがやって来た。それは他人任せの大一番。
noteにも投稿しています。
https://note.com/yagi
cowcow/m/mefbcda0b8cca
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-19 15:57:39
5813文字
会話率:28%
十数年前この世界にやってきたが、うだつの上がらない主人公。森の中で窮地を救ったのは頭から変な触覚の生えた少女型のアンドロイドたちだった。彼女たちはしゃべれず、独自の奇々怪々な生活をしている。
彼女たちはいったい何者?誰が作った?主人公を助
けたその目的は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-29 06:00:00
11842文字
会話率:38%