心の渇きを感じ取って
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最終更新:2021-11-05 23:03:25
1585文字
会話率:0%
雨それは美しものであり儚いものである。それはだれも気にしないから。私はずっと降っている雨では無く渇きを求めていた。
最終更新:2021-10-11 16:19:19
1207文字
会話率:3%
世界には赤、青、橙、緑、黄、紫、藍の七つの国があった。
それぞれに唯一無二の特色を持ち、決して交わることも変色することもなく生きる人々。
やがて一つの伝承をきっかけに争いが始まる。
「白き宝を手にしたものに、世界のすべては与えられる」
世界を手にするため。
他国の足を引くため。
己の願いを叶えるため。
様々な思惑を抱えて七つの国は守られていた平穏を自ら破り捨てた。
七つの色に分かたれた人々は、白き宝の下、一つになることができるのか。
これは、世界が虹に支配されていたころの物語。
世界が虹に支配されていたころ、そこで確かに生きていた八人の人間がいた。
契約した者に力とその代償を与える魔石。その最上位、各国に一つしかない宝珠と契約した虹の奴隷たち。
国の色を冠した唯一の魔石の贄は負わされた定めに抗い、または従って時代のうねりの中心へと飲み込まれていく。
与えられた色に縛られて生きていく彼らの、戦いの物語。
第一章 赤の戦士
すべてを奪うことでしか生きられない赤い鬼は、その渇きをいやすものを求めてさまよう。
第二章 青の僧侶
すべてを与えられてなお己の身を憂う青い鳩は、争いのない平穏を目指して対話を求める。
第三章 橙の騎士
清廉潔白な騎士道を体現する橙の一角獣は、慈愛ではなく身を焦がすほどの恋に夢を見る。
第四章 緑の踊り子
心をからめとり人々を魅了する緑の蛇は、決して色褪せず変わらない無窮の愛を求めている。
第五章 黄の詐欺師
民を思い国の未来を憂う賢王たる黄の獅子は、目に見えない理不尽からの解放のため立ち上がる。
第六章 紫の魔女
深い森の奥でひっそりと薬を作る紫の竜は、己の元に集う人々に小さな幸せすらも奪われ続ける。
第七章 藍の商人
一所にとどまらず七国を渡り歩く藍の豚は、背負った定めのままに世界を流れ続ける。
第八章 白の英雄
この世に在るはずのない白い烏は、英雄たちの足跡をたどる旅に。その先に待つ未来を信じて。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-02 21:00:00
50692文字
会話率:31%
これは渇きが見つけたひと時の希望。そして、渇きが溺れる永遠の絶望
最終更新:2021-09-28 21:58:00
994文字
会話率:28%
「友だちだから」
その一言でも充分特別なのに。
何故か渇きを覚えてしまう誕生日。
※カクヨムで一日一作SS更新中の『百花繚乱』(https://kakuyomu.jp/works/16816452220371917465)のうちの一作です
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-20 08:00:00
1479文字
会話率:46%
暑苦しい日が続く夏。
今年も好物の胡瓜が美味しい季節がやってきた。
だけども何故か、いつも買って2日で必ず腐る。
何をどうしようが必ず2日で……。
そんなある日の晩、目が覚めた私は喉の渇きを覚えて冷蔵庫へ。
冷たい麦茶を飲み干し
、麦茶のボトルをしまおうと再び冷蔵庫を開けると――っ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-07 12:06:43
1266文字
会話率:23%
「ああ……! 我が愛しの魔王よ! 漸く、あなたに私の愛を捧げられる!」
北の大陸を支配する魔王、シルヴァ=ヒストリア。
悠久の時を生きるが故にある、生きることへの渇き。
それを満たすものは何もない。
神が力を授けた勇者一行が自分を討伐し
に来ること千年。今回も圧倒的実力差で勇者一行を屠ったシルヴァだが、殺した聖女の腹に生命を感じた。聖女が宿していた赤子がいずれ、自分を殺してくれるという期待を込めて赤子を連れて魔王城を去った。
――七年後。
大きくなった聖女の子にリュミエールと名付け、田舎の地で暮らしていた。
成長していくにつれ、リュミエールの容姿が千年前初めて自分を討伐しに現れた最初の勇者と似てきて……。
※琴子先生・まきぶろ先生主催『ヤンデレ推進委員会0531』参加作品になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-06 22:01:10
31778文字
会話率:46%
雨粒、豪雨、川の流れ、のどの渇き、羊水、、、
時として人を助け、時として人を襲い、時として安らぎを与えてくれる。
そんな私たちの身近な存在である「水」があくまで主人公です。
最終更新:2021-05-30 22:00:00
6942文字
会話率:19%
赤い液体を飲む夢を見て目を覚ました八千花は、ミネラルウォーターを二杯飲んでも、学校で水を飲んでも足りない。喉の渇きに耐えられず、普段から人がほとんどこない廊下の端のトイレへ行く。
だが、そこに必要なものをあげるという幼馴染みの菜穂がやってく
る。
幼馴染みが欲しくて、欲しくない八千花と、八千花に必要なものをあげたい幼馴染みの関係は――。
※カクヨム同時掲載 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-20 21:55:06
8293文字
会話率:27%
あるお城の片隅に、飢えと渇きで死にそうな子供がいた。
今にも息絶えん子供の中で、ふと目覚める誰かがいる。
それは現代日本人、相模千尋。
彼女は訳が分からないまま、死に物狂いで足掻きます。
経緯は分からなくとも現状を理解した千
尋は、とにかく生きるために奔走する。
まずは、御飯っ!! 何がなくとも御飯は必須っ!!
こうして周りを巻き込み、お城や城下町を疾走する彼女に、ついた渾名が《小人さん》
書籍化用に加筆修正した序盤部分の掲載です。応援して下さった読者様へ、ほんのちょっとでも御礼になると良いのですが。
担当様から許可を頂き、カクヨムにも掲載する予定です。
さわりの部分ですが、御笑覧ください。
美袋和仁
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-11 13:25:33
19155文字
会話率:21%
エッセイです・・・・・・・・
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最終更新:2021-04-14 19:00:00
7728文字
会話率:3%
チェーロ王国では、もうひと月以上も雨が降っていませんでした。第一王子のアズーリに、ロッソ王はある任務を与えます。それは、この国の天候を『アルコバレーノ』と呼ばれる魔法の筆で描き、雲を作る虹の魔女に会いに行くというものでした。雲が描かれないと
いうことは、虹の魔女になにかがあったからでしょう。アズーリは虹の魔女が住むという、西の果て山を目指します。
途中に寄った西の町では、人々の心はすさみ、乾ききっていました。雨が降らないことで、人々が苦しむさまを見せつけられるアズーリに、少女の悲鳴が聞こえました。盗賊に襲われていた少女を助け、アズーリは少女に半ば強引に食事に誘われます。しかし、そのレストランも、料理もウェイターもなにかがおかしいことに気がついたアズーリは、少女に「何者なのか」とたずねます。すると少女は――
チェーロ王国に、再び恵みの雨は降るのでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-11 21:45:02
17276文字
会話率:63%
かつては肥沃な三角州のランカ平原も、今は大河が枯れ雨期を失った渇ききった不毛の大地と化していた。
レオナは隊商の護衛に紛れ込み、このランカへとたどり着いた。レオナは、生まれ育ったヴアンダール王国の危機を救う為、不老不死の技術を探し求める旅を
続けていた。
数千年も前に失われた太古からの叡智を受け継ぐという謎の漂泊民《天狼》の一員で何百年も青年の姿で生き続ける魔物の力を持つ相棒フォンの力を借りて、ランカへとたどり着いたレオナはランカを暴力で支配するゾアという男と対立する。そして、刃傷沙汰寸前のレオナとゾアの対決を止めた謎めいた商人のストーンと出会う。
このランカの都の中に鬼祟地と呼ばれ、何人も立ち入れないようにゾアが封じた聖域があった。そこだけは、この荒れ果てた大地の中にも関わらず、緑にあふれ二百年前に滅びたはずのランカ王国の遺構が新築のように輝いていた。
レオナは、このランカで刻の行者と呼ばれた不老不死の手掛かりを握る人物を探していた。
レオナに助けを求めてきた謎の少女ティアの導きで、レオナは刻の行者イシュメルに会う。イシュメルは、不老不死の手掛かりのある失われた聖都に至る情報と引き換えに、刻の止まったランカ王国を元へ戻しグルジェフと呼ばれる”魔”を倒すことをレオナに依頼した。
直後にイシュメルの屋敷はゾアの焼き討ちにあってしまう。
レオナはグルジェフを倒し、刻の止まったランカを元に戻す為に鬼祟地と呼ばれる聖域に飛び込んでゆく。
そして、そこに待ち構えていたのは、イシュメルがランカ王国の滅亡と引き換えに刻を止めてまで封印したグルジェフの不死身の騎士団だった。
この、過去と現在が重なる奇妙な物語は、拙著『サキとリュードの冒険譚』より百年ばかり前の前日譚。
『サキとリュードの冒険譚』で亡霊として登場する伝説のお姫様レオナ・リシャムードがシドニア大陸を大刀一本背負って縦横無尽に駆け抜けた冒険のエピソードのうちの一つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-26 19:00:00
150085文字
会話率:31%
僕は、<神>だ。
人間達は僕を<神>と呼ぶ。
だけど僕は、自分が何なのか知らない。確かに僕が思うだけで空は荒れ狂い地面は激しく揺れ、海が二つに割れることもある。
でも僕は、自分にどうしてそんなことができるのか、その理由を知らない。
僕は死なず、老いず、傷付かず、朽ちることがない。そうやって数万回、季節が巡るのを見守ってきた。
そんな僕を人間達は<神>と呼ぶ。
そう呼ばれることを僕は望んでもないのに、勝手にそう呼ぶんだ。
だから普段は、人間達の前には姿を現さないようにしていた。僕の気配を感じると人間達は勝手に、畏れ、崇め、敬うから。
やめろ…やめてくれ……
お前達がそんなことをするから僕はここから動けないんだ。人間達の<想い>が、僕をここに縛り付ける。
それを引きちぎって行くこともできなくはない。だけど僕はそれを選択できない。何故かって? 彼らが僕に<想い>を寄せることで、彼らは僕の<眷属>となり、彼らの<命>の一部を僕に預ける形になっているからだ。僕が彼らを見捨てていけば、彼らはその命を全うできずに死ぬ。
僕は滅ぶことのない存在だけど、だからこそ死ぬことができる彼らが羨ましい。
彼らが<死>を享受できることが妬ましいんだ。だからこそ僕は彼らに安易な死を与えたくない。不愉快だから。死ねない僕の前で死の安らぎを享受する彼らが許せないから。
生きろ。
人間達よ、生きろ。
生きることこそが、僕がお前達に与える<呪い>だ。
痛み、苦しみ、渇き、妬み、嫉み、悲しみ、憎しみを抱えて生きていけ。どうせお前達は、死ぬことでそれから逃れられるのだから。
けれど、最近、人間達は徐々に僕のことを崇めなくなっていった。僕を崇めなくても、何やら作物を上手く実らせる方法を見付けたらしい。
何かと言えば人間達が用意していた<生贄>もぱったり来なくなった。
おかげで僕は安穏とした時を過ごせていた。人間達に煩わされることなく。
なのにある時、大変な干ばつがあった。雨がまったく降らず作物は育たず、それは、大飢饉をもたらした。
僕は何もしてない。いや、もしかしたら何もしなかったから……かな?
すると人間達はまた、僕の前に一人の女の子を寄越した。生贄だ。
ああ、もう、どうしてこうなるんだ……
こうして、僕と、生贄の少女<ヒャク>との日々が始まったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-25 06:00:00
109146文字
会話率:23%
人の欲望が集まり、具現化して生まれる、『インカーネント』と呼ばれる怪物が誕生した未来。
人類は同じく、人の欲望を具現化することによって作り出した兵器、SEEDでインカーネントに抵抗していた。
SEED -System to Enhan
ce and Embody Disire- 欲望を強化し、具現化するシステム。
操縦者がその身に鎧として纏い、武器を振るうその兵器は、普通の人間では使うことが出来ない。
しかし、数十万人に一人の割合でごくまれに、自らの欲望から作り出したSEEDを身に纏い、使用できるものが存在した。
彼らは皆、対インカーネントの為の戦力として、半強制的にSEED操縦者として養成される。SEED操縦者の適正有りと判断された各国の子供達は、15歳までに数年間訓練を経た後、実戦に耐えうると判断された場合、高等部からは日本のSEED学園本校に通わされる。
SEED学園高等部の1年生の周祐空映(ちかむら たかあき)は、親族に複数名のSEED操縦者がいるものの、本人はSEEDとは無縁の生活を送ってきた。
しかし半年前、あるきっかけでSEEDに触れた空映は、初めての使用でもあるにもかかわらず、数年の訓練を必要とするとされるSEEDの全身展開を一瞬で出来た。
すぐにある事故に巻き込まれ、衰弱死する一歩手前の身体になった空映は、リハビリも兼ねて4月にSEED学園高等部に入学させられる。
そこで待っていたのは、SEEDをより強く成長させるためという名目で、大多数が常に渇き、欲望に憑りつかれた生徒たち。
無欲な性格である空映は、欲望を纏い、欲望を滅する兵器を振るう同級生たちと過ごし、人外と戦うための兵器として養成されていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-13 16:24:30
181939文字
会話率:42%
悲しみ
そんな時まで
乗り越えられるのなら
今もずっと生きていこう
視界のない雲を越えて
生きがいのない闇を超えて
今も今も
死んでしまいそう
光が差すから
そう信じていても
心に
暗い
暗い何かが……
世の終わりを求め
世の救いを求
め
血潮の渇きが
潤いを求め
我思う
ここに一人だけ
悲しみ
そんな時まで
乗り越えられるのなら
今もずっと生きていこう折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-01 20:19:15
138431文字
会話率:31%
ウサギ山の公務兎であるウサタンは先日キツネ山で起こった山火事の被害状況を調査するために山の外周へ向かう。火事はウサギ山へ延焼する前、大雨により鎮火したことは分かっており、今回の仕事は言うなればウサギ山の民へ向けたパフォーマンスに外ならず、公
務兎が災害への意識関心を持っている証明としての意義を持つ。ウサタンはこの『意味のない』仕事に半ば不貞腐れながらも取り組むが、彼のもっとも好きなウサギ山の秋を堪能することでなんとか気持ちを納得させる。山の麓までやってきたウサタンが川の水で喉の渇きを潤していた時、流れの向こうから呼ぶ者がいた。それは古くからの友であるクマタンであった。クマタンとは就職以来久しく会うことはなかったため、予期せぬ再開にウサタンは驚きつつも変わらぬ旧友の姿に頬を緩めるのであった。
※遥彼方 様主催「イラストから物語企画」参加作品であり、作中のイラストも企画内容に則り使用させて頂いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-02 20:48:35
5948文字
会話率:29%
赤面するほど撥ねつけて。
最終更新:2020-10-11 20:47:25
315文字
会話率:0%
俺の渇きを満たしてくれるのはお前しかいない
最終更新:2020-10-10 15:35:02
4021文字
会話率:37%
退屈な日常は突然破るのが吉。進まない関係性も突然破るのが吉。
高校生にもなって恋人の一人もできない寂しい女子高生二人が織りなすガール・ミーツ・ガール。いつもだらだらしてる二人はお互いをどう思っているのか。お酒の力は彼女らにとって毒になるか薬
になるか。
*未成年の飲酒はお控えください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-24 00:40:43
3930文字
会話率:64%