憲法が改正されて国防陸軍の士官となった久藤悠也は、自衛官時代を含めた二十五年にも及ぶ年月に数々の武勲を上げた優秀な軍人だった。
だが、とある事情でエリートコースから転げ落ち、今では予備役送りを待つだけの日陰者として、誰からも見向きもされない
日々を過ごしていた。
しかし、鳴り物入りで国防陸軍開発局へ配属された新人士官 山崎修司との出逢いによって、第二の人生への扉が開かれるのだった。
突然の災害に見舞われた悠也は山崎を庇って命を落とすが、次に目覚めてみれば、なんと赤ん坊に生まれ変わっているという驚天動地の有り様。
激しい葛藤と困惑の中、見知らぬ世界でありながらも、そこはかとなく前世地球の風情を感じさせる新たな場所で生きて行く悠也。
果たして、彼が感じた違和感はどんな意味を持つのか?
そして、混沌とした世界の行く末は……。
転生したワケあり傭兵ライと、味噌っかすと揶揄される王子ルディの英雄譚開幕です!
(注・1)登場人物一覧と各種設定の覚書は、物語の進行に伴って書き足していく予定ですが、読まなければ物語が楽しめないといった類のものではありません。
何か分からない事があれば覗いてみるという程度で充分かと思います。
(注・2)
次回更新日は前書きに記載いたします。
週に1~2回の更新を予定しております。(のんびりといきましょ─!)
ヘボ作家ですから世界観はユルユルですが、最後まで楽しんで頂けるように精一杯頑張りますので、お付き合い頂けたら嬉しく思います。
それでは、古臭いファンタジーの開幕でございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 20:45:00
73646文字
会話率:21%
この国に咲く黒薔薇には、魔力が宿っている――。
そう伝わるロヴュソール王国にて一際目立つ塔――そこには、身に『魔妃オプスキュリア』を宿された少女、『エルマ』が幽閉されていた。
オプスキュリアの魔力によって彼女の寿命は何倍にも引き延ばされ、年
老いることもなく、金色の髪だけが際限なく伸び続けていた。それこそが、エルマが『髪長姫』と称される所以だった。
エルマに、そしてオプスキュリアへの接見を許されているのは国王と、それに仕える少年騎士『エバン』のみ。
魔族による侵食が進みゆく世界において、エルマは救世主となるのか。それとも……。
金色に煌めく御髪に魅せられし者、その先に待つのは幸福か、破滅か。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 18:13:45
119682文字
会話率:23%
「それでは、失礼します。」
男は会釈をし、白い部屋の扉を閉める。そうして、プレゼントを待つ子供のようにソワソワとした様子で足早にその場をあとにする。
「彼が来るまでに、間に合いますかね。」
男は、一目散に向かったエレベーターホールで、自分
を待っていたらしい女に問いかける。女は頷き、ただ肯定した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 14:02:39
39857文字
会話率:41%
神宮寺 快成(主人公)は謎の衝撃によって、河川敷から落とされ死んでしまった。
異世界に転移したからといってこれといった力を授けられることもない。
彼と仲間たちとの冒険が、今、始まったらおもしろいんだけどね。
そんな彼の先に待つものとは、転生
とはいったい何なのか。彼はなぜ転生したのか。
最後にすべてがつながる…かもしれません。
※それなりに血が出たりするかもしれませんが。たぶん大丈夫だと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 13:32:30
316983文字
会話率:70%
―――ヒロイン達よ、主人公は渡せない。その代わり、主人公以外の幸せは全て僕がかなえてみせる!
『魔法少女はボクに恋をする』。―――通称『まほ恋』。
女装男子女学園潜入物というニッチながらも根強い人気を誇るギャルゲージャンルに置ける草
分けかつ金字塔的作品だ。
そんなまほ恋世界に王子様系親友キャラ、ローズ・ド・ボーモン(♀)として僕はTS転生した。いずれは貴族の血を残すため男に股を開かねばならない宿命だが、せめて相手は選びたい。と言うかヒロインを抑え作中最カワの異名を取る原作主人公アンリが相手ならむしろ望むところのバッチ来いだ。
かくして王子様系TS少女(元男)による主人公(女装美少年)逆攻略ラブゲームが幕を開ける。そして満を持して主人公の転入を待つローズの側には、主人公に先んじて攻略を完了した原作ヒロイン達が寄り添うのだった。
ガワは百合ハーレム!! 中身はゲイカップル!? 誰得倒錯ラブストーリーのはじまりはじまり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 08:08:27
998264文字
会話率:61%
亡者が転生の時を待つ、死後の世界。
魂の交差点、生死の境。
生者が暮らす、生前の世界。
魂は、この三つの世界を巡る。
しかし、その魂の巡りを邪魔する者がいた。
生者に取り憑き生気を奪う、悪霊。
己の怨みを晴らすために生者を生死
の境に閉じ込め殺す、怨霊。
そして、魂を捕食する黒い鎧の化け物、化穢(ばけがれ)。
化穢が効率的に魂を集めるために作り出す泥の化け物、穢憑き(けがれつき)。
そんな奴らを取り締まる、亡者のみで構成された組織が生前の世界中に存在していた。
その組織に所属する、生前の記憶がない少女、花耶は穢れの天敵とも言える能力を持つ一人である。
これは、死んだ後も魂を守る屍霊達の日常活劇。
それでは、開幕。
※これはスランプから脱出するために書いている小説です。
至らない箇所、稚拙な文章はあるかもしれませんが、あたたかい目で読んでください。
また、章ごとに六話で分けています。そのため、文字数はバラバラです。
また、私は執筆ペースが遅いので、一週間に1話くらいで投稿できるといいなぁと思っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 08:00:00
486480文字
会話率:42%
浅井長政の娘・茶々は幼い日、全てを奪われた。
織田信長――伯父でありながら父を裏切り、兄を殺し、小谷城を炎に包んだ第六天魔王。
その冷たい目と燃え盛る炎が茶々の心に深い傷を刻んだ。
母・お市の方の「生きなさい」という言葉を胸に、彼女は復讐の
炎を灯して成長していく。
信長の死後、その遺志を継いだ豊臣秀吉に嫁ぎ、子・秀頼を産むが茶々の心は変わらない。
秀吉の笑顔に信長の影を見、秀頼の血に呪われた過去を感じる。
彼女にとって豊臣家は愛する我が子を守る場所であり、同時に憎むべき信長の血を絶つための舞台だった。
時は流れ大阪城落城の日、徳川家康の軍勢が迫り炎が天守を飲み込む中、茶々は最後の決断を下す。
秀頼と共に死を選び、侍女たちの悲鳴と血を背に、茶々は笑う。
「これで終わりだ、信長。お前の呪いが、ここで消える」
復讐の果てに待つのは解放か、それともさらなる虚無か?
歴史の影に隠された一人の少女の闘いを描く、熱く切ない復讐譚。
茶々が織りなす壮絶な運命が、きっとあなたの心を掴むはず!
主役: 浅井茶々。
信長への復讐心を軸に少女から母、そして復讐者へと成長する姿を描く。
※注意※
作者・常陸之介寛浩が書籍化している作品とは別時系列物語です。
豊臣秀頼の母として天下の頂点に立つ淀にまで成長していく茶々の人生フィクションをお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 06:00:00
170901文字
会話率:21%
年の離れた兄妹(従兄妹)、大学進学を機に離ればなれになって暮らしていたが、妹も高校進学のため通学しやすい兄のアパートに住むこととなる。
しばらく会っていなかった兄が豹変、オタクライトノベル作家になっていた。
野山を駆けまわり泥だらけになり遊
んでいた活発な兄が、一日中パソコンのモニターと戦っているインドア派になっていた。
それどころか、兄の部屋は、二次元美少女ヒロインのポスター、タペストリー、美少女抱き枕、美少女フィギュアの溢れたオタク部屋。
大学に通っているとはずだった主人公は、実はライトノベル作家となり、萌え萌え妹美少女物の人気作家。
兄を二次元の世界から取り戻そうとする妹の戦いが始まる。
メイド服のコスプレをしたり、時にはアニメキャラのものまねをしたりして兄の現実妹萌えを思い出して貰おうと奮闘する物語
ちょっとだけエッチなほのぼの系青春ラブコメ
完全にこじらせてしまっているオタク兄を現実世界の女性に目を向けられないかと、いろいろ誘惑を試してみると・・・・・・実は妹の高校卒業まで待つための我慢を二次元に向けている事に気がついてしまう。
お互いに実は両思い。だけどそれを言葉にしあえない2人のもどかしい、ライトノベル作家のオタクな兄と妹の青春ラブコメ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-14 12:00:00
69691文字
会話率:54%
舞台は23世紀の未来。進行性の遺伝子疾患で死を待つばかりだった一人の少女は、ある日突然戦闘用サイボーグの身体を与えられ、独立闘争の続くシリウス星系との戦いに身を投じることになった。
運命のいたずらが導く苛烈な日々のなかで、少女は自らの運
命を切り開くべく、もがき苦しみながらも成長していくのだった。
理解しがたい組織の理不尽さ。暗い過去を背負った仲間たち。容易く人を殺められる凶暴なまでの戦闘能力を与えられ、その力におびえる彼女は誰にも見えない涙を流す。なぜ、こんな事に……と。そして彼女は宇宙軍海兵隊将校エディ・マーキュリー少将と出会う。彼女は直感した。この出会いは運命だと。
全ての終わりと出会うその日まで、彼女は救いの無い闇の中を彷徨い続ける。自分自身を滅ぼしかねない、その凶暴な力と同居しながら。
近未来の地球と太陽系を舞台にしたスペースオペラ。その出演者となった自分を呪いながら、薄幸の少女が成長を遂げ幸せを掴んでいく物語。軍隊という特殊機関の中で特殊な青春を送っていく人々の群像劇です。
シリウス戦記シリーズ エピソード3
この物語はエピソード1の約50年後が舞台になっています。
※何度かタイトルを変更しております。
※本来ここで語られる筈だったストーリーを別立てにして公開中です(http://ncode.syosetu.com/n8949cg/)
※一身上の都合により全くの不定期で更新中です。予めご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 00:00:00
2292328文字
会話率:33%
【TOブックス様より書籍化、現在発売中です!】
幼馴染で初恋の人、森崎美亜を病によって失った高校生の明日見僚は、ある日突然、勇者召喚に巻き込まれて異世界へ転移してしまう。それから数週間後。この世界に美亜が転生している可能性があると思いはじめ
た僚だったが、災厄をもたらす者として命を奪われてしまう。しかし、魂が消滅する直前、唯一のギフト『生々流転』が発動し最強の存在として蘇る。『もしもどこかの世界で生まれ変わったら、また私と出会ってね……また私を好きになってね………』
名前を変え冒険者となった僚=シリューは、美亜と交わした約束を果たすため、危険と冒険の待つ異世界へと旅立つ。
そこで出会う少女たちは、はたして美亜の生まれ変わりなのか?
ラブコメ度多め≧シリアス&コメディー>時々戦闘、が基本スタイルです。
『カクヨム』様にて、同タイトルで先行連載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 21:03:47
1144251文字
会話率:45%
バレー天才白根レンジがバスケに転身!? バスケオタク田中瞬と部活で汗かき、ストリートで火花散らす!強豪校との大会が二人を待つ。千葉の小さなコートから始まる熱血青春譚!
最終更新:2025-04-12 20:00:00
32336文字
会話率:42%
全世界で絶大な人気を博したVRMMORPGユリウス。
サービス開始され五年を迎えようとしていたある日、年内でサービス終了するとの告知がされる。
サービス開始時から建国することを目標にプレイしてきた早乙女颯斗(さおとめはやと)は突然のこ
とにショックを受けつつも目標を達成するためプレイを続けていた。
そしてサービス終了前日。いつものようにログインするとユリウスの続編と思われるゲームへ招待しているかのような演出が始まる。このままプレイし続けてもサービス終了を待つだけ。
ならば新たな可能性にかけてみようと招待を受けることしたのだが・・・・・・
セクレシアという世界で繰り広げられる全世界の命運をかけた神とその守護者達の戦いの火蓋が切って落とされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 18:00:00
29714文字
会話率:32%
【中世ファンタジー + 太平天国 + クロックパンク + 農民の一揆】
聖なる法王、黄金の杖
騎士の王、銀糸の床
麦を蒔く者、麦殻を噛み
布を織る者、衣を持たず
イブとアダムが耕す時
貴族と紳士は高座に座すか?
妻を奪い、家
を奪い
両親を斬られ、血が流れる!
人頭は転がり尽きず
血の借りは血で返すのみ!
司祭を斬れ!法王を斬れ!
騎士を斬れ!王を斬れ!
あらゆる不正を斬り倒し
すべての冤罪を清算せよ!
我ら小民、豚羊のごとく
聖女を迎え、虐殺の時を待つ
聖女来たら、司祭はいない!
聖女来たら、王はいない!
聖女来たら、役なく!
聖女来たら、税もなし!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 12:00:00
120095文字
会話率:24%
命は捨てるのではなく、燃やすもの。燃やした先に、何が待つ?
最終更新:2025-04-11 23:30:00
2097文字
会話率:0%
もまれた先には、何が待つ?
最終更新:2024-10-31 20:00:00
2378文字
会話率:2%
動かずに、そこにあるもの
探り当てた先に待つのはなにでしょうか……
最終更新:2024-10-23 21:00:00
3025文字
会話率:3%
魔王歴9999年12月31日
この日、エルドラド帝国第3皇子アッシュにより魔王インディゴは討ち取られた。
頭を失った魔王軍は一瞬のうちに崩壊し、その多くは奴隷として一生を終わらせる事となった。
翌日、人類歴1年1月1日
アッシュら一
行は帝王に名誉を称えられ、”英雄”となった…。
…人類歴50年、ある湖の中で彼女は目覚めた。
湖岸に手をついて、ゆっくりと体を起こす。
魔王インディゴは目覚めたのだ。
魔王である自分を討ち取った勇者と、
もう一度戦うため、彼女は旅を始める。
旅の果てに待つものとは…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 22:45:28
76614文字
会話率:31%
「俺は野望を果たす、何があろうと必ず」
5000年前、人間界を滅ぼした少年──ベイル・ペプガールは、1000年前に最強の封印を解き、再びこの世に降り立つ。
7種の人族がそれぞれ7つの地を統べる世界で、運命を仕組まれた人間の少女や、個性の
強いメンツ達と織り成す王道冒険ファンタジー
過去と現在が繋ぐ人々の想いが交わる時、世界の運命は再び動き出す──
ベイルの野望とは何か?
少女に隠された秘密とは?
人間界は滅びたが人間が滅びなかった理由は?
パスト・レターの正体とは?
最弱で最強なベイルはその冒険を通して、あらゆる謎に迫り、大組織に追われ、様々な思惑とぶつかりながら、己の野望のために突き進む!!
1、2章は短いストーリーを並べて、3章以降は章ごとに起承転結があります。
第1章 冒険の始まり!
第2章 新たなる冒険の舞台は……
第3章 王都決戦!
第3.5章 その時、世界は……
第4章 冒険は再び!
第5章 ベイル完全復活の鍵とは……
第6章 さらなる冒険のために……
第6.5章 その先に待つ者達!
第7章 それは序章に過ぎない……
第8章 冒険は新たなるステージへ!
第9章 神はそれでも創造する……
第9.5章 ついに思惑が動き出す!
第10章 巨大組織同士の戦争が始まる……
第11章 大いなる陰謀に立ち向かう!
※この作品はノベルアッププラスにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 19:44:33
2469749文字
会話率:44%
この世界には、通常の人間と異なり卓越した身体能力・異能を持つ「フォンズール人」がひっそりと息づいている。彼らは進化した別人種であり、優遇され、社会の裏で力を持ち、歴史を巧妙に操りながらその存在を隠してきた。
高校三年の園崎優斗は何の変哲もな
い普通の少年であり、ただ受け身で卒業を待つだけであったが、ある日を境に彼の体と周囲に異変が起き始める。戸惑う少年だったが、謎の刺客が現れ、その人物が告げた衝撃の一言ー「お前はフォンズール人だ」ー自らの正体を知った少年はもう一つの世界に足を踏み入れ様々な事件に巻き込まれる。彼は運命を受け入れ花束を捧げられるのか、それとも自らの力で花束を捧げる運命を作り出していくのかー?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 19:44:29
32526文字
会話率:42%
「俺なんて剣を振るしか能がないから、ひとりで迷宮に突っ込んだりしたら、二度と出てこられないかもしれないぞ。はは」
Sランクパーティに所属する主力剣士・ジルは最高難度迷宮の攻略中、すったもんだあった末にたったひとりで置き去りにされてし
まう。
ただでさえ致命的な方向音痴のジル。そのうえ普段かけていた眼鏡がメッタメタのズッタズタに破壊され、もはや自力で地上に戻れる見込みは爪の先ほどもない。どう考えてもその場で救助を待つほか活路はない。
「ふっ……。口ほどにもないな、最高難度迷宮……!」
しかし方向音痴に特有の根拠のないトンチキ自信と卓越した剣の腕を武器にジルは進む。ずんずん進む。書物に残された歴史上、まだ誰も踏み入ったことがないはずの領域をガンガン進む。途轍もない力を持つ魔獣が出てきてもよく見えないままズバズバ斬って捨てる。
やがて現れる似たような方向音痴ども。
徐々に姿を現し始める迷宮の本当の姿。
やがて訪れる「もしかして俺って何ヶ月もかけて出口から遠ざかってないか?」という悲しい気付き……。
一方地上では、彼を捨てて行った冒険者パーティにも不穏な空気が立ち込めて……?
そんな感じの準最強主人公系ファンタジー。
*完結済
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 18:01:41
602034文字
会話率:40%
過労とパワハラに追われ、死の淵で倒れた元料理人・翔太。目を覚ますと、そこは異世界だった。魔法と美食が織りなすこの世界で、翔太は料理の技術と心を癒すレシピを駆使し、温かい食事を通じて人々と絆を深めていく。新しい仲間、愛犬モモと共に、翔太は心躍
る冒険と幸せな食卓を作り上げる。魔法の力を使いこなし、過去を乗り越えた先に待つ、真の「幸せ」を見つける物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 12:53:31
41392文字
会話率:38%
王家に嫁いだのに、夫である王太子はメイドと戯れ、私は飼い殺しにされた。
唯一心を通わせた護衛騎士カタパルトとの絆さえ、"不貞の罪"として引き裂かれ、彼は処刑を命じられた。
私は地下牢で死刑を待つ身となるが、ついに心が折れ
た瞬間、魔力が覚醒する――。
怒りのままに、私は王を、王太子を、兵士たちを滅ぼした。
そして、瀕死のカタパルトを救い出した私は宣言する。
「今度は私たちが、新しい国を作る番よ」
裏切りと絶望の果てに立ち上がった王妃が、自由と愛を取り戻す、ざまぁ系ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 22:05:19
3554文字
会話率:30%
テオドラ・ラノビアは思いだした。ここがかつて読んだ小説の世界であり、5年後、自らの婚約者でもあるカイル王子により、宰相の父ともども自分が処刑されてしまうということを。
父親が犯した王族弑逆の過去はいまさら変えられず、このままでは死が待つ
のみ。
「だったら、これから5年間でカイルを助けつづけ、媚びを売り、恩を売り、わたしの命だけは見逃してもらえるよう交渉するしかないわ」
しかし、彼女は王族と対立している宰相の娘。王族の領域となる王宮では、婚約者である王子はもちろん、信用できるものも、手を差し伸べてくれるものもいない。
政治権力をめぐる争い、暗殺、陰謀 、扇子の下の化かし合い。さまざまな思惑と欲望と嘘が渦巻く場所で、少女はたったひとり、自分の未来のために立ち上がる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 20:00:00
158368文字
会話率:30%