古くより超常現象が数多く起こるとされる山間の街、七姉妹市。
都会から転校してきた少年、稲上統(いながみはじめ)は、この地で超常現象を祓い鎮めるとされる「御子様」として有名な少女、七沢昴(ななさわすばる)と出会う。赤く深く鮮やかに輝く長髪
をもつ彼女はひょんなことから彼を自らの使命、超常現象の「調伏」と呼ばれる解決に連れ出す。
超常現象は太古に七姉妹市の都市に降り落ちた「プレアデスの鎖」と呼称される超次元構造体の欠片が引き起こしており、「御子」とは鎖を制御する権限をその血に宿す存在だった。人の願いを叶える超常を身に宿し制御するが故に「なんでもどうにでもできてしまう」御子と、「なにもどうにもできない」無力を密かに抱える統は、七姉妹市に起こる様々な超常現象とそれを引き起こす「人間の願い」を巡る謎と切実さに挑むことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-11 19:02:25
147407文字
会話率:42%
作家を密かに志す少年、神田は、一つ年上のすばるという少女と山間の町で出会った。
二人はお互いに、どこか当然のことのように打ち解けていく。同じ学校に通い、同じ街に住み、一緒に同じ場所に出かけ、同じものを見て、聞いて、触れて、感じる。
「
けれど、違うのだ。彼女が憶えている場所はここじゃないんだ。高校時代をすごした小さな綺麗な街はこの風景じゃない。そんな風景はどこにもないんだ。彼女のおせっかいな頭の中にしか存在しない」
ある日、ある出来事を境に、神田の感じる世界は、零れ落ち始める。
昔から今へ。二人が少年少女だった頃から、社会人として生きるその時間へと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-09 01:28:49
13690文字
会話率:38%
ある年、日本を襲った悪質な台風は某県の山間部の町に壊滅的な被害を齎した。率いる小隊と共に災害派遣として現場に赴いた新名香乃2等陸尉は、半壊した民家から少女を救い出すも、その直後に発生した地震によって命を落としてしまう。
しかし死後の世界
で神を自称する青年から明かされたのは、実は10年も前に死ぬ筈だったのに、今の今まで4回もその運命を塗り替えてきてしまっていたという衝撃の事実だった。
そしてそのしぶとさに興味を持った神によって、彼女は「イメージしたものを具現化する能力」と「小惑星が入るような容量を持つ異空間倉庫の能力」を与えられてファンタジーな異世界へ放り出されてしまう。
これは、異世界に飛ばされたWAC(女性陸上自衛官)がチート能力を駆使しながらのんびり旅をするだけの物語……の筈です。
……女子高生かと思った? 残念、女性自衛官でした!!
■2021/02/17 タイトル変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-27 22:00:00
303728文字
会話率:27%
ほんの軽い決心で心療内科閉鎖病棟に入院した入江梨沙(25歳)が、薬物療法と隔離療法の末、二か月の間に××と化すまで――。
*
医療法人カナリア心療病院は、入院設備の整った、*県内唯一の歴史ある女性専門の心療内科。都市から離れた山
間部にあるものの、設備は非常に充実しており、人権感覚があり、そして極めて清潔。
25歳の梨沙は、スピード狂であることを心配され、彼に促されるがまま、ここカナリア心療病院に入院することとなった。担当医の成瀬川による診察の結果、基本的に薬物療法による治療で合意し、二か月をめどでの入院と決まった。徹底的な身体検査の後に梨沙が連れて来られたのは、患者が自らの意志で自由に出入りできない閉鎖病棟だった。
梨沙が入った三階閉鎖病棟には、様々な精神疾患を抱えた17名の女性が入院していた。不安障害、PTSD、摂食障害、アルコール依存症、薬物依存症、多重人格など、中には梨沙に似た症状の者もいた。患者たちは病棟の不文律により二つの派閥に別れており、梨沙が入院した時は、多重人格のオザキ率いるオザキ派と、病名不明のヤナギ率いるヤナギ派に分かれていた。どちらかに入るよう迫られ、梨沙はヤナギ派に入ることとなる。
そんな三階閉鎖病棟を仕切っているのは、個性豊かな8人の看護師たちだ。更年期でどことなく不安定な看護師長の松田、心優しく患者たちから慕われている種原、ミスばかりの自分に嫌気がさしている友崎など、看護師も全員女性である。
基本は食後に服用する処方薬による治療だが、患者たちはそれぞれの方法で、自らの病気と、そして、自らが抱える辛い過去と闘っていた。梨沙は周りの患者たちが確かに治癒へと向かっているのを眺めながら、ここでの生活に充実感さえ覚え始めてゆくのだが――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-27 21:16:24
1241文字
会話率:59%
深夜の山間の温泉で出会ったその男は、妻の姿を追っていると語った。私はいつしか、その男の語りに引き込まれ…。
最終更新:2023-02-25 11:05:46
2948文字
会話率:40%
山間の小さな町で暮らす秋(あき)
家は町のささやかで面倒くさい相談事を一挙に引き受ける駆け込み寺であり、秋は先祖が道楽的に開いた店の店長だ。
町の東西南北に小さな公園がある。そこは人ならざる神の領域。
秋は店長兼そこの案内人を務めている。
連れて行くのは…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-24 22:03:36
7198文字
会話率:42%
【完結:全3話】
山間の小神殿に隠遁する真正賢者の言辞を弟子であるフロリアンが大神殿に奉納へ行くと、王の落胤である少年に呼び止められた。少年は常々真正賢者に会いたがっていた。
誰にも会わない真正賢者であったが、神殿長や王からの後押し
もあり、落胤の少年は会うことになる。
落胤の少年は真正賢者と会って、言辞を受け、帰路に就く。
そして、フロリアンは山間の小神殿に真正賢者と籠った頃を思い出すのだった。
(執筆期間2022年11月15日~2022年11月18日:(C)柚祈 礼憲)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-07 07:00:00
6566文字
会話率:20%
時は江戸。山間の小藩にワカラヌモノが出現。全てを蹂躙し駆け抜ける。
最終更新:2023-01-24 04:37:58
3536文字
会話率:47%
時はイングランド統治下、十五世紀初頭のウェールズ北部。
山間に隠れ住むように暮らしていた薬師の少女・グウェンは、雨降る夏至の昼下がり、エディと名乗る浮世離れした招かれざる客と出会う。
鬱屈した日々を送る彼女に、客人の青年がもたらすものとは。
【5/10、続編本編完結しました。物語は1章区切りで完結します】
※薬草の効能については書籍やネットで調べていますが、素人が書いているものであること、中世末期の技術や当時のとんでも医学が罷り通っていること、フィクションであることを念頭に置いてお読みください。
時代考証は割とガバガバです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-04 13:00:00
288521文字
会話率:38%
【ミステリー×山間の館】
アフロディーテ探偵事務所の探偵、亜美が久々の現場復帰で遭遇した事件は『不可能犯罪』?
アフロディーテ探偵事務所の探偵、亜美は探偵として久々の現場復帰を果たす。
相棒の探偵・虚澤とともに、山間にある館で起きた殺人事
件の調査に赴くが――。
事件解決した矢先、犯人の凶刃の前に虚澤が倒れ、亜美は生存者とともに監禁されてしまう。
辛くも監禁部屋から脱出した亜美が目撃したものは――自分たちを監禁した犯人の死体だった。
第三者犯行説? それとも内部犯?
予想だにしない事態に亜美は戸惑い、探偵としての本分を見失いかける。
もう辞めちゃおうかしら――。
揺れ動く探偵は果たして事件を解決できるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-04 11:59:00
16459文字
会話率:48%
わたしの実家は、山間部の田舎町にあるの。そこには、鳴山があって……。
女の語る自身の過去の一幕、愛する家族との想い出の中に秘められた、一つの真実とは……?
最終更新:2022-10-23 21:21:55
1271文字
会話率:0%
熊坂俊茂は、中学卒業し横浜港で外国船員相手の店で免税品を売買する仕事に就いた。記憶力が良く、必要最低限の英会話を覚え外国船員から無税の高級酒などを買い日本で高く売った。やがて飲み屋の女と同棲したが、女がガンで他界、子供を施設に預けた。その
頃、宣三に1人になった40代の男性の家に出入りし通信教育を受け、彼に株で稼げと言われ株投資を開始。しかし、その男性もソ連風邪に罹り亡くなった。その後、彼の言われた通りし葬り家と資産を譲り受けた。その後、本牧の米軍将校の娘と親しくなり、結婚。2人の子を儲け、通信教育を終えまともな会社に就職。その後、日本の好景気で財をなしていくが思いよらない感染症で都会から山間部へ引越・・・。後は読んでね!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-21 05:00:00
59525文字
会話率:40%
真田鋭一は、1910年5月16日、埼玉の秩父の山間部の貧しい農家で
誕生した、幼少期は極貧の生活をして、右翼系の大物の下働きをして、育った。
もちろん、尋常小学校しか出ていなかったが、ドスのきいた物腰と低い声、
がっちりした身体で、喧嘩
しても負けない体力を持ち、威勢も良く、気が強かった。
その後、右翼の中でも頭角を現してきて、更に、智惠者で交渉力が巧みなために、
18歳の時には、その右翼団体の三羽がらすと呼ばれ、恐れられていた。その後、
右翼の代表に言われて、3人が満州に渡り、満州の関東軍に取り入って、特殊金属を
始め、宝石、ダイヤモンド、中国で奪い取った、金、銀、銅、めのう、べっこうなど
、価値のある物だけを横領して、某新聞社の飛行機に乗せて、日本に持ち帰った。
そして、かさばらな、お宝だけを東京と神奈川の山に見つからないように、埋め、
それを自分の遺言書に短歌を書き残し、自分の子孫だけに、その場所がわかるようにした。
1950年には、3羽ガラスと言われた連中で、ただ1人、真田鋭一だけが、生き残り
、他の2人は、惨殺された。右翼の代表も亡くなり、真田が、この団体の代表になり、
できたばかりの与党にも、昔の関東軍時代と同じで、賄賂を渡して逃げた。
しかし、1979年に真田鋭一がなくなり、葬式の時に、来ていた足立菊子と田端逸美に
真田鋭一の秘密の短歌を書いた遺書をそれぞれ1通ずつ、渡した。その後・・・。
ここからは、本編をご覧下さい。なお、この作品は、アルファポリスに重複投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-14 23:07:49
28051文字
会話率:1%
橫浜と川崎と町田の近くで生まれた久保伸介は定時制高校を出て
農家の跡取りになるものだと考えていた。ところが、1965年頃
、横浜市が港北ニュータウン計画をした。1965年に
第3京浜道路が開通し、その翌年1966年に東急田園都市線の
溝の口
駅から長津田駅が開通し、今迄、橫浜の田舎だとか揶揄されていた
僻地が急に色めき立った。
そして昔は人が踏み入れない広大な山間部が次々をニュータウン
として宅地化し高層マンションが建ち始めた。
もちろん、その地域の地主は、土地を橫浜市が整備した土地を
交換する形で手に入れ、生活がすっかり変わった。
そんな中、定時制高校を出て近所の工務店の手伝いなど一般の
サラリーマンにならず過ごしてきた久保伸介は、多くの人や親友に
助けられ、人生を生きていく・・・。
その後の展開はいかに、それは、読んでのお楽しみ。
なお、この作品は、アルファポリスに重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-03 07:24:48
54637文字
会話率:1%
埼玉県北部の山間にある過疎の村、久須。弱小部屋として名高い大相撲の友沼部屋は、そんな辺鄙な久須村にある。果たして友沼部屋は、繁栄してみごと久須村を村興しさせることができるのか?
最終更新:2022-08-14 00:25:42
204465文字
会話率:44%
山間の小さな町を舞台に、夏休みに入ったばかりの女子高生ふたりの会話劇。
何が主題なのかという疑問は横に置いて、とにかく楽しんでいただけると幸いです。
最終更新:2022-07-22 12:00:00
4104文字
会話率:50%
京都の山間に住むある中学生。
至って普通の家庭の子だか、不登校生である。
彼が不登校になった理由、不登校からの打開、将来の不安など、心と現実の葛藤を書きます。
最終更新:2022-07-15 00:00:00
1130文字
会話率:22%
月に魅了され、月の歌を聴くことができる存在——〝月に捕らわれし者〟《ルナティック》
月に捕らわれた者は人ではない「何か」へと変わってしまう。
そんな存在を狩る者たちがいた。
その者たちは自らを〝月を喰らいし者〟《エクリプス》と呼んだ。
これは月に魅了され、あるいは月に翻弄される。
そんな〝ふたり〟の物語。
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本作品は章タイトルごとの連作形式になっています。
全話数は69話で完結しています。
完結までは順次更新していきます。
『佳乃と紅葉』(全4話)
高校生の佳乃は月が好きだった。小さい頃はかぐや姫のように、自分も月へ帰るのだと考えていたほどに。
でもそれは誰にも言えない秘密。
そんな佳乃に同級生の紅葉は言ったのだ。
自分も月が好きなのだと。そして月は歌っているのだと。
『美紀と恵』(全25話)
小学生の頃、美紀は母親と喧嘩して家を飛び出した。
そして迷子になった公園で、月の歌を聴く。
月日は過ぎ、高校生になった美紀は学校帰りに立ち寄った雑貨屋で、再び月の歌を聴くことになるのだが。
『葵と虎児』(全10話)
四年前のGW。向日葵はキャンプ場で事件に巻き込まれた。
事件の唯一の生き残りである葵は、故郷とは遠く離れた舞ノ浦町で高校に通っていた。
そこで葵は虎児と出会う。虎児は自分は探偵で人捜しに来たのだと言うが。
『佳乃と葵』(全29話)
山間の小さな集落に〝月の祝福〟教団という小さな宗教団体があった。
葵は虎児と共にその教団の調査に向かうことになる。
そこには虎児の幼なじみである佳乃の姿があった。
『〝ふたり〟のおわり』
『いつかの未来に どこかの場所で』のみおまけの単独一話です。
※カクヨムとノベルデイズにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-28 12:00:00
222213文字
会話率:53%
山間の温泉郷、F川やそこに住んでいたもの、棲んでいるものにまつわる怪談や民話、掌編小説。
関連/狐駅 https://ncode.syosetu.com/n2129gk/
最終更新:2022-06-20 12:00:00
5783文字
会話率:25%
突如会社を辞め、山間の寂れた村に移り住んだ牧本耕一郎は、そこで一人の外国人の少年に出会う。
最終更新:2022-05-08 15:53:59
11602文字
会話率:22%
Y県N村
ひっそりと山間に佇む小さな村の山の奥。
一つの怪異が発生する…
それは30年前、1人の祓師が治めたはずの怪異だった…
時を経て現代に再出した怪異とは…
最終更新:2022-05-06 00:42:53
1384文字
会話率:33%
高校二年生の星宮未来(ほしみやみらい)は、家庭の事情により、夏休みの間だけ母方の実家がある双星村(そうせいむら)に住む祖父母の家で暮らすことになる。
山間部にある小さな村の中でも、特別な立ち位置にあるという祖父母の家だったが、そこには親戚だ
という同年代の少年たち五人が共に暮らしていた。
しかも彼らはあまり未来を歓迎していないようで、帰りたくても帰れない未来は、どうして彼らが自分を疎んでいるのかわからずに悩む。
馴染むためにも彼らと交流を始めようとする未来だったが、どうやら疎む理由は未来自身にあるようで……。
彼らがいう明日(あすは)とは誰のことなのか、そして未来が果たすべき務めとはなんなのか。
全てを知った時、未来が選んだ選択は、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-19 19:14:38
34862文字
会話率:47%
山間の小さな村で、キツネの男の子は人間の少女に恋をした――。
※黒森冬炎様主催の【恋のリフレイン企画】参加作品です。
※秋月 忍様主催の【アンドロメダ型企画】参加作品です。
最終更新:2022-04-06 20:33:47
848文字
会話率:0%