藤坂潮音は、海を見下ろす街に暮らす、水泳部に所属する普通の中学三年生だった。しかし高校入試を直前に控えた晩秋のある日、古い屋敷で魔力を封じ込めた鏡を手にしたときから潮音の運命は一変する。突然自分の性が変わってしまったという事実を受け入れられ
ずに苦悩する潮音。「本当の自分」を求めるための、潮音の戦いが始まろうとしている。
※この作品は、「Annabel Lee」の名義で、自身で運営しているサイト(http://www5b.biglobe.ne.jp/~Annabel/)に掲載しているオリジナルの小説に、大幅な加筆、修正を加えたものです。15歳未満の方の閲覧をお断りします。カクヨムさんにも掲載しています。
なお、このお話にはいろいろな名前の学校が出てきますが、これらは全て作者が空想ででっち上げた学校であり、実際のモデルとなるような学校は存在しません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 00:34:18
925973文字
会話率:46%
幼馴染の喜助と亀作。
畑仕事の最中に「野辺送り」と呼ばれる弔いの葬列を見かける。山道をゆっくり進んでいく「山不知火」と呼ばれる松明の光の中に、二人は恐ろしい「戻り不知火」を見つけることとなる。
最終更新:2025-05-12 21:06:26
7702文字
会話率:46%
秋の終わり頃、冷たい空気に目が覚めた「私」。特にやることもなく、気だるい日々を過ごしている。
最終更新:2025-05-10 15:47:53
3852文字
会話率:10%
霧雨煙る呪われし集落。忌まわしき因縁を、生贄の慟哭を断ち切るのは、今。
一九七七年、晩秋。深夜、一人の女が寺の門を叩いた。女は集落の異様さを訴え、そのただならぬ様子に住職は弟子を調査に向かわせる事を約束する。
そして初冬、霧雨で煙る山深い
集落に黒衣の青年、カナメが訪れた。
次代の巫女とされるシヅクに亡き婚約者の面影を見たカナメは、集落の呪縛からシヅクを必ず救い出すと誓う。
降り止まぬ雨、神の封じられた湖、狂った巫女、鳥居に吊された物、幽閉された女、死なぬ屍体、隠された地下室、山に潜む怪──。呪詛と因縁と愛欲が渦巻く集落の隠された謎が、今、明かされる。
※猟奇的、性的、差別的な表現が含まれますが、それらを肯定・助長する意図はありません。
※同じ作品をカクヨムにも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 20:10:00
181638文字
会話率:43%
じろさん、此井晩秋としての處女詩集出版! ところが…
最終更新:2025-04-09 08:24:11
1927文字
会話率:10%
ひとつの小惑星があった。
そこは、超能力を持つ人々の住む星だった。母星の長い歴史の中で超能力者が迫害を受けた時代に、彼らはその小惑星に「流された」のだった。
長い間に小惑星の軌道が歪み始め、やがて母星に衝突することが明らかになったとき
、彼らはふるさと小惑星を破壊してほかの星に移り住むことを決めた。そのとき、一の長と呼ばれる指導者の意識が宇宙に取り残されてしまった。
里砂は、幼いころ北の村の海辺で拾われた子どだった。彼女は村の細工師の娘として育てられた。細工師の家には、父と母、そして浜で里砂を見つけた兄の草矢がいる。
この世界の人々はほとんどが砂色の髪をしている。里砂は黒髪だった。黒髪の人々も少数ではあるがおり、そういう人の中には不思議な力を持つ者があると言われていた。
里砂は、ある晩秋の夕方、浜に倒れていたひとりの少年を見つける。彼は行きがかり上細工師の家に運び込まれ、手当てを受けることになった。少年は黒い髪をしていた。
少年、カイは元気になり、彼の素性も語られる。カイは、自分で「この世界の人間ではない」と言う。彼の住んでいた星で災厄が起こり、その際の事故で彼は宇宙へ投げ出された。そのとき、彼の意識に寄り添ってきた何かがあったけれど、カイはそれがなんだかわからない。
村の行事、冬ごもりの祭りを経て、里砂とカイは惹かれあっていく。
村の「則の司(のりのつかさ)」は、黒髪の男で、時々そこにないものを見通すことができた。彼は、自分の頭に映った風景から、カイがもとの世界に帰るための方法は東の都にある、と考え、それをカイに伝えた。
春になり、車に商品を積んで売り歩く「渡り人」とともにカイは東の都に旅立つことになった。カイとの思いを父に知られた里砂は、彼に会わないよう家に閉じ込められている。一方、二人の思いを大事にしたいと思っている兄草矢は、次第に妹として接していた里砂に対する自分の気持に気づいていく。
里砂は家出してカイのあとを追い、彼らのあとを草矢が追う。
やがて辿り着いた東の都で、皆は里砂の出自を知ることになり、カイは自分の世界に戻る手段を見つける。そして、里砂もまた自分の本当の気持を知ることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 18:22:18
119874文字
会話率:40%
晩秋の港町を吹き抜ける北風が俯瞰する人々とその暮らし
キーワード:
最終更新:2025-02-01 10:23:31
5427文字
会話率:22%
「彼女がほしい!」
SNSで脳内彼女を作ってニヤついていたとある男が学園祭を経て辿り着いた新境地、それは現実<リアル>の彼女がほしいというものであった。
その男の晩秋から冬にかけての恋愛物語である。
最終更新:2025-01-24 16:43:00
44791文字
会話率:40%
中華王朝の次期宰相候補として期待される、若手官僚の楽永音。
彼女の遠い先祖である楽毅は、戦国時代の中国大陸で燕の国に仕えた忠勇たる武将として知られている。
そんな偉人の血を今日に伝える楽永音が主君への忠誠心を新たにしたのは、台湾出身の彼女に
とっては冬にも感じられる程に冷え込んだ晩秋の北京の空で見た十二国の星芒だった。
(※本作品は武 頼庵様御主催の24冬企画『冬の星座(と)の物語』企画と第6回なろうラジオ大賞の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 07:12:31
1000文字
会話率:26%
晩秋の荒川河川敷で男が殺された。容疑者4人は、いずれもアリバイを主張しており、捜査は難航。
仲間内からは昼行燈と揶揄される所轄刑事の笹岡の推理は如何に。
短時間での読了可能な、お手軽な推理小説。
是非、ご一読ください。
最終更新:2024-12-10 12:04:32
9755文字
会話率:44%
晩秋の北アルプス燕岳で滑落事故が発生する。しかし現場には不可解な痕跡が•••果たして事故なのか事件なのか?
山岳が舞台の超短編ミステリー!
最終更新:2024-11-22 20:28:39
3767文字
会話率:35%
晩秋の夕暮れは、山間で秋づいている。
ただそれは紅葉だけではなかった。
最終更新:2024-12-05 23:39:45
200文字
会話率:50%
首輪をしていなかった犬がよちよちと。
ただ晩秋の果てにむかって歩いていました。
最終更新:2023-11-11 17:23:44
200文字
会話率:0%
赤トンボが落ち葉にしがみつき、駐車場で果てようとしていた景色。
最終更新:2020-08-24 23:20:17
200文字
会話率:0%
一之清鈴(いちのせ りん)は17歳の高校生。
母を病で失った彼女は、父と二人で暮らしている。
物語の始まりは、ある寒い晩秋の風の強い一日。
将来の選択をジリジリ迫られる彼女は、まだ自己の道を見出しておらず、模範に出来る友人が身近にいるという
こともなかった。
卑しさや浅ましさがはびこり、輝ける価値観の乏しい時代にあって、彼女は、だが、光への視線を捨てずに、自身が踏み出すべき先を純真に希求する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 00:00:00
42139文字
会話率:29%
「晩秋(おそあき)の」を初句にしている俳句です。
文字数を埋めるためにお見苦しい点はあると思いますが、ご容赦ください。
最終更新:2024-11-19 21:00:00
251文字
会話率:34%
「晩秋(ばんしゅう)を」を初句にしている俳句です。
文字数を埋めるためにお見苦しい点はあると思いますが、ご容赦ください。
最終更新:2024-11-15 18:00:00
273文字
会話率:40%
マグロ漁をテーマにした詩です。
芋も出るよ。
こちらは武 頼庵様ご主催の『秋の収穫祭・味覚祭り』 参加作品です。
最終更新:2024-11-06 23:39:07
675文字
会話率:0%
大陸の覇者・西白国。その首府で武官見習いを務める文輝がある晩秋の朝、突如として動乱のさ中に放り込まれる。同輩と共に反乱に立ち向かうが、その中で文輝は「正しさ」が何であるか、「国」を守るとは何であるかを自問する。中華風架空歴史大河小説
最終更新:2024-09-06 18:23:30
211945文字
会話率:37%
彼氏なき歴30年の栗花落 結は本日誕生日を迎えた(晩秋の設定です)会社からの帰り、妙な生き物と出会う「お、君良い聖なる魔力を持ってるね」
なし崩しに敵と戦うことになった結は…
最終更新:2024-07-07 22:06:36
21960文字
会話率:47%
晩秋頃のような感覚が見えて来る
最終更新:2023-12-16 12:30:53
403文字
会話率:0%
何気ない晩秋の一句です。
最終更新:2023-12-02 23:18:28
235文字
会話率:0%
冬が近づいて彼と一緒に過ごしながら。
最終更新:2023-11-26 08:00:00
1833文字
会話率:40%
この作品は、ひだまりのねこ様主催の自主企画、集まれエッセイ企画に参加していますよ。
最終更新:2023-11-25 19:40:03
1177文字
会話率:0%