島国バルドラの第二王子ジェラルドは、〈妖精王〉の予言によって生まれながらに次期国王と定められていた。だが、本来の王位継承順を無視した彼の立場はかねて城内での分裂の種となっており、彼自身をも悩ませていた。
バルドラはかつて妖精たちが隠れ
住む国だったが、古代襲来したとある〈災厄〉によって乱れ、現在は〈人間界〉と〈妖精界〉が分断されている状態にある。これを〈妖精王〉が統合し、いずれ復活する災厄を滅ぼす――これがジェラルドの受けた予言だった。だが現代のバルドラ人にとって、妖精や魔法はおとぎ話の中のものに過ぎない。予言を根拠として自分が王位を継ぐことに、ジェラルドは疑問を抱いていた。
悩みつつも即位間近となったある日、ジェラルドは謎の覆面集団に襲撃され……。
ジェラルド・・・・・バルドラ王国の王子。第二王子であるにもかかわらず生まれた時から次期国王になることが予言されており、成長するにつれて彼自身もそのことで頭を悩ませるようになる。
リヒャルト・・・・・ジェラルドの側近。小さい頃からの「ご学友」。貴族の生まれらしく丁寧な物腰の青年だが、実は結構な毒舌。
ユージーン・・・・・ジェラルドの側近。元は仕立て屋の息子で、騎士としての実力が認められて王子に仕えるようになった。他のふたりに比べて「世間」をよく知っており、顔が広い。
ヴェルフリート・・・バルドラ王国の第一王子。ジェラルドの兄。長子であることに加えて実務の面でも優秀なため、彼を次期国王にと推す声は根強い。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 11:05:22
133604文字
会話率:52%
日本国召喚第1巻~6巻、コミック3巻発売中!!(第4回ネット小説大賞受賞作品)
(書籍はWeb版に比べて全巻大幅加筆及び文章修正してます。読みにくいと感じる方は、書籍版をお勧めします)
日本はある日、異世界へと転移してしまった。
食
料自給率が低く、諸外国からの輸入に頼っていた日本は、食糧難の危機に直面する。国民を飢えさせないために、日本政府はただちに非常事態宣言を発令。航空自衛隊は付近を探索し、南西約1,000km先に『ロデニウス大陸』を発見する。
大陸に存在する『クワ・トイネ公国』『クイラ王国』との国交締結により、日本は窮地を脱した。
それも束の間、大陸にもう一つ存在する覇権国家『ロウリア王国』が、『クワ・トイネ公国』『クイラ王国』に対し宣戦布告。再び訪れる危機に対し、日本はどう動くのか?
生き残りをかけた、国家サバイバルの行方は――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 00:30:25
980249文字
会話率:30%
セイサラ王国の貿易港で食堂を営む祖父母と暮らすリアーノ。今日も元気に食堂をお手伝いしています。リアーノが書くメニューの飾り字は定評があって、たまに人からメッセージカードの依頼を受けて、お小遣い稼ぎをしています。
隣に住む商家の男、アッサムも
応援していてくれて、お客様を紹介してくれたりして心強い味方だったんだけど、仕事でしばらく遠くに行くらしく、わたしのお小遣い稼ぎは困ったことになりそうです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 14:15:48
214696文字
会話率:37%
ある日突然として、ミスラ王国の第一王女リーゼは、第二王女アーデルハイトの暗殺未遂の罪を着せられてしまう。それによって処刑の危機に瀕したリーゼはリーゼはそのアーデルハイトと侍従のユリベートの助けで辛くも逃げ出すことに成功する。リーゼにとって不
幸でしかなかったこの事件をきっかけに、彼女リーゼの秘められた運命が動き出すこととなる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 22:34:26
182679文字
会話率:49%
王子との婚約によって王国に縛られていた森の魔女であるボニータは、王立学園の卒業式で第三王子クラウスから婚約破棄を告げられて魔法契約から解放された。それを知った王太子アーサーは、今度こそボニータを手に入れようと動き出す……。
紫のフワフワ
の髪に紫の瞳を持ったチビで痩せっぽちな森の魔女ボニータと、金髪碧眼で細マッチョなキラキラ王太子アーサーとの、ドタバタラブコメディ。
※他サイトでも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 19:10:00
38095文字
会話率:26%
ティアル王国は獣人の国。
第二王女のダイアナは、人間国・マネルーシ王国との交流夜会に出席した際、婚約破棄の場面に遭遇する。
破棄したのは、マネルーシ王国のアレクサンドラ王女、破棄されていたのは、グレン=オーウェル侯爵令息。
あまりにも自分本
位なアレクサンドラに不快感を示すダイアナだが、グレンに投げつけた言葉、
「野蛮な獣人国にでも婿入りすればいいわ!」
に本気でブチ切れ、首をつっこむことに。
一応友好国であるにもかかわらず、マネルーシはティアルを見下している。マネルーシは、異種族差別が激しいのだ。
ダイアナの登場に一瞬怯むアレクサンドラだが、強気の態度を崩さず、婚約者グレンにも酷い態度を取り続ける。
「それほどまで言うなら、私がいただきましょう!」
というわけで、グレンを連れて自国に帰ることになったダイアナ。
冷静になった後、とんでもない暴挙に出てしまったと気に病むダイアナだが、当のグレンはティアルで傷ついた心を癒していく。
一方、癇癪を起して婚約破棄してしまったアレクサンドラは、今更ながらグレンへの想いに気付いてしまい……。
しっかり者で情に厚い獣人王女と、心を傷つけられた人間侯爵令息の、もふもふ癒されストーリー。ざまぁもちょっぴり。
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エブリスタでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 18:00:00
33382文字
会話率:36%
ルキア・アークトゥルス
春の大陸、アストラ王国の侯爵令嬢であり、王太子ヴィクトル・ポラリスの婚約者であった。
ヴィクトルの卒業祝賀会
彼女はヴィクトルの最愛の人ヘレナを殺害しようと試みて、断罪される。そして、彼女はヴィクトルやヘレ
ナの前で毒を飲んで自殺してしまった。
ルキアは何を思って死を選んだのか…。
残された周囲の人々はそれからどのような日々を過ごしたのか…。
プロローグ
第一章〜第五章 ルキア視点
第六章〜第十章 他、登場人物視点
エピローグ
の構成になります。
作者的にざまぁはないと思ってます。
すっきりしない話かもしれません。
それでも宜しければご一読いただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-01 00:28:31
49297文字
会話率:33%
いつの時代もいつの人も王位を狙う人はいて。
ラエラ王国一の将軍。ヨギ・スグリは巻き込まれて、守られて。
将軍だから私が守るのに。
本人の意思を無視して、周りが守ろうと動く。
結果王位はどちらに?
オチとかないです。
最終更新:2024-06-29 22:00:00
25729文字
会話率:42%
ディアネラ王国の王女であるジョアンナは、前世の記憶がある。ジョアンナは、かつて、百年前の戦争の終わり、この国の聖女となったリリーとして生きていた。
ジョアンナは兄に紹介され、氷の貴公子の異名を取るランベルトと会う。ランベルトにも前世の記憶が
あった――
※人が死ぬ描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 19:00:00
6887文字
会話率:46%
旧サミエラ王国第二王女エリシアは、魔族の王…シセリウスにに嫁ぐ為に…ヤフー車を直走らせていた。だが、シュレイアール城で、待っていたのは…想像とは、かけ離れたものだった。
〈六の剣〉の侍女として、働くことになったエリシア。日々の忙しい生活の中
で、様々な人々と邂逅を果たしていく。三年後…16歳になったエリシアは、幼なじみのカイルとの婚約の為、里帰りをすることになったのだが、〈六の剣〉の言葉に…一抹の不安を抱える。三カ月後、戻ってみると…。
少女が、大人の階段を駆け上がる。初めて…抱いた心の声~初恋。それに気付いた時、永遠の別れが、待っていた。
結成間近の〈剣〉達と、〈魔族〉達の様子も描いた外伝1弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 23:37:57
15478文字
会話率:12%
主人公のステカラ王国の第三王女カーラはある日突然革命がステカラ王国で起こり、逃げ出すことに。しかし、逃げた先に待ち受けるものは・・・主人公は次々とやってくる試練を乗り越えられるのか・・・
最終更新:2024-05-13 08:00:00
27022文字
会話率:75%
初投稿作品です。
手探りで拙い文章ですが、ご容赦ください。
R15は念のため設定しています。
両親が亡くなり、リエラ王国の王女となったアリス。
天使と言われる美貌で、家族の溺愛を受け、幸せに過ごしてきた。
ある時、血のつながらない兄(王
子)のシスコン具合が、どうやらヤンデレ風味なことに気がついて‥。
初恋もまだなのに、ヤンデレ兄様と婚約させられることが嫌で、城を抜け出し、恋を探しに行くお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 00:00:00
57559文字
会話率:33%
王太子だった兄の自殺により王位を継ぐことになったアイラ王女。
教育を受ける最中、最愛の婚約者も殺されてしまいアイラはずっと犯人を探していた。
亡くなった婚約者を想い続けるアイラは女王に即位。ただ一人の王配を選ぶよう迫られる中、複数の側室を
置くことを宣言する。
アイラを取り巻く愛と死、そして彼女はどのように死を乗り越えていくのかの物語。
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カクヨムにも掲載。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 20:00:00
178872文字
会話率:62%
乙女ゲームのヒロイン・マリエットに転生した元社畜の宮本は、推しの黒騎士とのハピエン目指して王宮の侍女見習いとなる。
ところが最初に出会った攻略対象は、最も避けたい第一王子ムスタファだった。
彼の溺愛ルートのエンドは世界滅亡。マリエットは闇
の世界で幸せになる筋書きだ。
しかもヤツの前世は世界で一番嫌いな男、木崎。
なんの因果だと嘆いたけれど、お互いに溺愛ルートを回避したいと利害が一致。近寄らない関わらない距離を置こうと決めたのだが……。
マリエットを気に入っているチャラ王子が絡んでくるし、肝心の黒騎士には不審の目で見られる。
マリエットはきちんとハピエンを迎えることができるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 16:42:41
641185文字
会話率:44%
一年前の春、高校の入学式が終わり、期待に胸を膨らませ教室に移動していたはずだった。皆と一緒に廊下を曲がったところで景色が一変したのだ。
真新しい制服に上履き。そしてポケットに入っていたハンカチとチリ紙。
それだけを持って、友木りんは月が二つ
で空に竜が飛ぶ世界、ラノーラ王国にやってきてしまったのだった。
そこで拾った猫とふたり、倹しい生活を送っていた。
日本での生活に未練はない。ただふたりで暮らしていけたらそれだけで良かったのに、ある日、働いている店に偉そうな態度の貴族がやってきて、りんの生活は一変してしまったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 11:40:00
27000文字
会話率:33%
一年前の春、高校の入学式が終わり、期待に胸を膨らませ教室に移動していたはずだった。皆と一緒に廊下を曲がったところで景色が一変したのだ。
真新しい制服に上履き。そしてポケットに入っていたハンカチとチリ紙。
それだけを持って、私、友木りん
は月が二つある世界、このラノーラ王国にやってきてしまったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-04 17:54:25
24293文字
会話率:37%
まだ一つ前の文明が栄えていた頃。
世界を巻き込む大きな争いが起きた。
祝福をもたらす創造たる主人とその仲間の神達『光』
終末へ導くルシフィエルと配下の獣達『闇』
この二つが対立したのである。
最終的には『光』が勝ったが旧人類は戦い影響で
滅亡。
これを『エンデ』という神話にして新人類の教訓として今でも伝えられる様になる。
神から与えられた力は人類の幸せと発展の為に。
神に力を与えられた人、つまりネームドはそのエンデの言葉に従って平和を保ってきた。
エステイラ王国で最良と言われる『祝福の巫女』アメリアもその一人だった。
しかしネームドに与えた神の名を判別する儀式に参加したアメリアは、王国いや人類にとって巨大な問題を抱えている事が分かってしまう。
アメリアに力を授けた神の名は──
──ルシフィエル
こうして神と新人類。
そしてアメリアとその仲間に獣達の戦いが勃発。
過去では断ち切れなかった因縁によって、エンデの続きが始まろうとしていた──!!!
※モフモフヒーロー祭の参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 19:57:04
17893文字
会話率:23%
地球(アース)1066という星の、フロマンデラ王国の王都ウインナではのお話。王都では時折、暗殺による死を遂げる貴族や豪商が相次ぐ。それを行う者を人々は「夕顔のシン」と呼んでいる。
その暗殺者(アサシン)の本当の名はラウラ。彼女は心臓の光
を見ることができる特殊能力を持ち、真っ暗闇に潜む相手の心臓が放つ光を頼りに、それを貫きその命を奪う。
ラウラはある日、依頼人から王都横に最近、宇宙港と街を築いた星の国の住人、アルマローニ准将を殺すよう依頼される。首尾よく街に侵入し、その者が潜むとされる建物に侵入するが、逆に捕まってしまう。
が、ラウラのその能力を知るアルマローニ准将により、彼女はこの将官の下で働く羽目になる。
剣と槍と弓矢の時代から、大口径ビーム砲を持つ宇宙戦闘艦の時代へと大きく転換を迎えつつある王国の闇の中で、諸悪人どもの心臓を短剣(ダガー)で次々に貫く暗殺者(アサシン)の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-22 07:44:17
104246文字
会話率:54%
「うぇー。キモ。あたしがなんでアンタなんかとつきあわないといけないの? その前に鏡みたら? アンタなんかとあたしが釣り合う訳ないじゃん。夢は寝てみろよ」
陰キャのカルアの勇気を出した告白は爆死。
無気力なカルアは双子の姉のカシスのメイ
クの実験台になって美少女(男の娘)に変身! 姉の生贄にされてメイドカフェで働く事に。そして、そこにお客さんで来た、プラチナブロンド緑瞳の美少女アンに一目惚れ。けど、アンの正体は……
この話は、短編のアレンジ版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-13 22:00:00
11015文字
会話率:43%
ボンクラ王子が悪役令嬢に婚約破棄したら国が滅んだ件。
口は災いのもと。言ってはいけないことは、口に出してはいけません。
最終更新:2024-02-19 18:00:00
6782文字
会話率:52%
グライフ王国第一王子の婚約者リーゼロッテは、婚約中の十年間、ケヴィン王子に罵倒されて生きてきた。しかし純真無垢なリーゼロッテはあらゆる罵倒を素直に受け入れ「じゃあ政治を学び剣を鍛え戦争に出ます!」……政治に明るく、剣を振るい、戦の勝利を導く
女となった。
そうして、リーゼロッテは気が付いた――ケヴィンは、自らの無能っぷりに気付かずそのプライドを守るためだけに全く見当違いの罵倒を繰り返す能無しだと。
そんなリーゼロッテが婚約破棄されてはや数年、王となり帝国侵略を進めていたケヴィンの前には、「リゼ」と名乗る帝国騎士が現れた。
婚約破棄後、帝国騎士となっていたリーゼロッテは、帝国皇子ギルベルト、王国王子シュトルツ、そして問題児だらけの第十三部隊を率い、国王となったケヴィンを玉座から引きずり下ろすのであった。
※短編として投稿しなおしました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-18 00:07:55
13149文字
会話率:49%