平和な日常の裏側で、人知れず戦う者たちの物語。
厨二ヴァージョン。
主人公相馬吾朗は深夜の呼び出しに応じると、知り合いがチンピラにボコられていた・・・どうするヒーロー!?
こちらの方がオリジナルですが、ちょっと面倒くさいフリガナが多く、プ
ロローグも難解になっています。
こちらは全年齢OKで大丈夫です。
今後、設定資料なども追記していきたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-21 12:05:04
6606文字
会話率:19%
魔王を倒し、若くしてレガド大陸を統一して史上最大の版図を築いた、最強の皇帝ジャン=ジャック=アルベール。
後に『理想帝』と呼ばれるほどの、完璧な業績を残したその治世の中で、昨今歴史家の研究の的となっているのは、彼の後宮問題の対処への異
常なほどの巧みさであった。
後宮歳費の膨張。
異なる種族の王妃同士の対立。
後継者争い。
時の権力者が悩まされがちな諸問題と、ジャンは全くの無縁であったように思える。
彼の治世を盤石にした主要因の一つでもあるというこの謎に対する答えは、十人十色だ。
とある歴史家は言う『時代が平和を求めた。歴史的な必然である』。
とある政治家は言う『ジャン帝個人の圧倒的なカリスマである』。
とある魔法使いは言う『彼は催眠魔法を極めていたのだ』。
とある酔っ払いが言う『女は結局カネだよ。カネ』。
真相は全て歴史の闇の中。
だけど、もし、天国のジャンに問いかけることができたなら、きっと彼はこう答えるだろう。
『わっかんねえな。俺はただ嫁たちと、地球っていう異世界でデートがてらメシを食ってただけなんだけど』。
そう――これは、伝説の大英雄のエピローグ。
もしくは、世界が最も幸福だった500年間の、穏やかなるプロローグ。
※異世界最強の覇王が地球で嫁とイチャラブするだけの話です。後宮は出てきますが、権力闘争も戦乱もないストレスフリーワールドですのでご承知おきください。
※主人公は男ですが物語は嫁視点で語られます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 19:20:00
105623文字
会話率:34%
ただ何もない日々を送っていた、
でも何も不思議に思わなかった、
そんな時間が、ずっと続くと思っていた。
ある日、空から憧れがやって来た、
それは僕の目を覚まし、世界へ羽ばたかせた、
そして、僕は、
最終更新:2024-10-16 23:20:14
133612文字
会話率:54%
悪、怨、呪縛。これらは霊。
精、祖、守護。これらも霊。
────
とある大企業の社長就任お披露目パーティーで、在家(ありいえ)留加(るか)はくたびれたジャージ姿の男と出会う。
何故誰も格好について咎めないのだろうか。
という
微妙な違和感とともに会見は始まり、何故か社長は日の目を見ることすらなく、その日の新聞も「自動車メーカーの不正発覚!」というショッキングな出来事が全紙の大見出しを飾って終わった。
「あの!」
これらは全て、ひとりの男が企てたこと。
もちろん常人には難しい。不正の証拠ひとつ集めるのだって簡単ではないのだ。
「お疲れ、ちゃんと見てくれてた?」
つまり、たったひとりでやり遂げてしまったという事実が、男がそんじょそこらの一般人ではないという何よりの証明になるわけで。
もちろん、そんなことなど露知らずの留加は己の好奇心のままに問う。
「答えてください」
絶対に関わってはならないタイプの人間に自ら進んで足を踏み入れるなど、馬鹿者以外の何物でもない。
こんな間抜けなプロローグで始まる人生の結末も、きっと間抜けな終わり方だろう、きっと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-15 00:16:47
18260文字
会話率:53%
プロローグ終了後にあらすじ公開
月1(暇があれば月2)で投稿していきます!
※この作品はpixivにも掲載しています。
最終更新:2024-10-15 00:00:00
15793文字
会話率:45%
悪霊、妖怪、怪異……そういった存在が影から人間を狙う現代。大学生活を送る近場千花は近づくだけで怪異を爆発させ光に変える特異体質の持ち主だった。だが千花本人は一切自らの体質に気づいていなくて……? これはそんな千花と恋人の叶大や出会う人々が送
る恐怖と孤独とほんの少しの愛の日常物語。
※全3章予定。まずは1章を1日~1週間ごとに1話ずつ投稿していく予定です。
※プロローグにあたる0章と1章は執筆済み。2~3章についてはプロットは立てましたが未執筆です。お待ちいただければ幸いです。なお、所謂残酷描写等を考慮しまして15歳以上推奨設定とさせていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 19:00:26
68261文字
会話率:41%
話のプロローグのメモみたいなもので、話が膨らまなかったので放置決定。
それでも削除するのはもったいないので、こんな感じの設定を考えてみた的な供養。
最終更新:2024-10-13 01:00:00
970文字
会話率:0%
プロローグのみ
とあるゲームリスペクト。
宇宙の機械生命体(ヴィラン)に襲撃され、地球を追われた人類達の世界に転生し、そのヴィランに対抗できる兵器に必要な因子を持った女性の内の1人に転生した元男性。
彼女はその世界設定のゲーム
をプレイしており、だがそのゲームに名前も出てこないキャラクターとなった。
彼女になってしまった元男は、そこでシナリオ的には重要ではないが、特別なキャラクターと出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 01:00:00
2620文字
会話率:34%
とあるスマホゲーの廃課金者が、ふと異世界へ行ってしまった。
そしてその異世界に、主人公は既視感があった。
最終更新:2024-05-06 01:00:00
2180文字
会話率:14%
魔王軍最高戦力の『滅界竜』グリムワルド。しかし、彼はなかなか働こうとしません。業を煮やした四天王は、魔術で彼と幼女の身体を入れ替えてしまいました。そうやって、服従させやすい『幼女の意識を持つ竜』を手に入れようとしたのです。
◆これは、幼
女になった竜が、竜になった幼女と共にお互いの身体を取り戻すために頑張るお話です。
クセのある自分の部下に襲われても、彼のことが大好きな四天王に迫られても、幼女連れの勇者に因縁をつけられても、グリムワルド改めグリムちゃんはへこたれず進む。なぜって、その先に幼女との本当の幸せが待っているから。
泣いて叫んで怒って拗ねて。調子に乗って怒られて。それでも最後には素晴らしい結末にたどり着くのです。
◆◆ 第三部分までがプロローグです。状況はシリアス。でもどこかコメディ。徐々に本性を抑えきれなくなるグリムちゃんを、珍獣を観察するような感じで最後まで見守ってもらえると嬉しいです。◆◆
◆◆前作同様に完結させますので、よろしくお願いします◆◆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 12:23:34
497655文字
会話率:50%
プロローグ以降では、登場人物の青年期において
の男女の関係性に重点をおきます。その後、エスエフチックに話は展開します。
最終更新:2024-10-08 14:34:43
15689文字
会話率:18%
空が燃えるように真っ赤に染まった夕刻。強烈な向かい風を受けながら地下鉄の駅から一人の女がカバンを片手に、一段飛ばしで出てきた。スマートフォンの画面を灯して時間を確認する。十八時を少し回ったところだ。お腹が少し空いてきた。何を食べようか?な
どと思いを巡らせながら家路に着く。
玄関を開け、呟くように「ただいま」と言いながら靴を脱ぐ。返事がないことは分かっていた。なのに、習慣というものは、なかなか抜けないものだ。
彼女は着替えもせずにベッドに横たわると、スマートフォンの画面を灯した。一度スワイプして、あるアイコンをタップする。『Over Land』と書かれた『それ』は画面を暗転させると、パーセンテージが添えられたゲージを増やしていく。
彼女はふぅ、と一度呼吸を吐き、天井を見つめる。
「………、何食べよっかな」
リモコンで部屋の電気を消し、眠るように目を閉じる。スマートフォンの画面は、百パーセントを示した。
同時に、彼女の姿はベッドから消えた。
2017年5月28日:ようやくプロローグを終えました。
2018年6月15日:ようやく『Over Land』が始まりました。
2019年12月29日:最近、蓮くんが主人公っぽくないので、長期休暇(年末年始、GW、お盆など)限定で『OverLand〜How toWalk〜』というものを書き始めました。https://ncode.syosetu.com/n1857fy/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 09:18:10
881053文字
会話率:46%
薬剤師の舞は、亡くなった祖父から託された鍵で秘密の扉を開けると、不思議な薬が書いてある古びた書物を見つけた。
そしてその扉の中に届いた異世界からの手紙に導かれその世界に転移すると、そこは人間だけでなく魔人、精霊、翼人などが存在する世界で
あった。
舞はその世界の魔人の王に見合う女性になる為に、異世界で勉強する事を決断する。
舞は薬師大学校に聴講生として入るのだが、のんびりと学生をしている状況にはならなかった。
以前も現れた黒い影の集合体や、舞を監視する存在が見え隠れし始めたのだ・・・
「薬華異堂薬局のお仕事は異世界にもあったのだ」の続編になります。
主人公「舞」は異世界に拠点を移し、薬師大学校での学生生活が始まります。
前作品にも登場した友人や魔人達、そして舞の慕う魔人の王ブラックも出てきます。
意外なその異世界の秘密や、新たな敵というべき存在も現れる予定なので、前作と合わせて読んでいただけると嬉しいです。
以前の登場人物についてもプロローグの後書きに軽く記載しましたので、よかったら参考にしてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 15:30:45
356106文字
会話率:14%
16にもなって変身ヒロインになる夢を諦め切れない女子高生・西ノ宮ちはる。他から笑われ、爪弾きにされ続けた彼女の前に、描いたものを何でも実体化させるまほうのペンが現れて――?
なっちゃいました変身ヒロイン。敵は不気味な魔獣ども。理解のない幼馴
染と、服飾に明るい同級生を抱き込んで、ふつうじゃないスクールライフのはじまりはじまり。
笑いありバトルあり百合あり、そんな感じのおはなしをめざします。
【03.02.08 追記】
塚本ケンスケさま(@Kensuke_illust)に本作の表紙を描き下ろしていただきました。『プロローグ』からご覧になれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 00:00:00
476242文字
会話率:50%
タイムマシンが開発されて早百年。ヒトは皆先細る未来に背を向けて、過去に潜り悦楽に浸る。
もしあの日を変えられたなら? もし死せるあの人を助けられたなら? たらればを実現すべく誰もが歴史の縦軸に手を伸ばすこの時勢、或るべき姿を護るための組織が
あった――。
長期連載の為に制作するも、煮詰めきれなかったおはなしを中編規模でまとめました。プロローグ含めて全五話。長く続く中の1エピソードくらいのきもちでご覧ください。
※本作に登場する国や人物は総て架空のものです。実在のあれそれとは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-15 20:00:00
20124文字
会話率:49%
主人公の男子高校生・祭(さい)はバレンタインデーに幼馴染のなつみから
チョコレイトを貰い告白をされる。
長く想いあった2人が結ばれ幸せのなか、最悪のダークファンタジーが扉を開く――。
急転直下のプロローグから最終話まで、あなたを離さない悪
夢。
8282文字最終話まで執筆済みです。
※戦闘内でグロ描写があります。
※誤字と思われる表現があるかもしれませんが意図してやっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 22:06:31
30836文字
会話率:28%
《Life of Game》プロローグ
20XXX年、世界は大きく変わっていた。
独裁者が力を持ち、貧困と格差が広がる一方で、唯一の救いとして君臨していたのが、TSTスポーツ――「The One Who Stands at the Top」
。この大会は、世界中の国々から選ばれた100人の代表が、巨大な隔離都市「Eden」で戦い合い、最後の一人を決める死のスポーツだ。
優勝者には莫大な財産と、どんな要求でもかなえる権力が与えられる。さらに、その者の出身国には、世界中から無償援助が与えられるため、勝者は神のごとく崇められる。国の命運を背負い、選ばれし者たちは命をかけて「頂点」を目指す。
主人公:最上 瞭(さいじょう りょう)
「勝てば、世界は変わる…」
瞭は冷静に自分自身にそう言い聞かせた。彼が参加した理由は、金や名声ではない。彼が願うのはただ一つ。この腐敗した独裁政治の世界を終わらせ、誰もが平等にチャンスを得られる民主主義の社会を築くこと。
幼い頃から、瞭は異次元の反射神経と状況判断力を持っていた。どんなスポーツでも他の子供たちを圧倒し、小学校時代にはその才能を発揮していた。しかし、彼の人生が大きく変わったのは、小学4年生のときに出会ったFPSゲームだった。
オンラインの対戦ゲームで、瞭は世界中の強者たちを次々と打ち倒し、最上位のプレイヤーとして名を馳せるようになった。特に5v5のチームバトルやバトルロワイヤルにおいては、圧倒的な立ち回りと正確な判断で頂点に立ち続けた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-04 00:09:03
6162文字
会話率:42%
プロローグ
古の遺跡の守護者に任命された。
勇者が来たら魔法のオーブを渡すのが私の役目。
精霊王様からこの重要な任務をいただいたときは心が躍った。
勇者が来るまで、私はこの遺跡に住み込んでオーブを守るのだ。
配属されてから、1日…1ヶ月
…半年…一年
月日はあっという間に過ぎて行く。
………勇者はまだ来ない。
勇者どころか、辺境の遺跡だから冒険者そうそう来ない。
娯楽らしい娯楽もない。
暇すぎてボケそうだ。
話し相手はもっぱら、遺跡に住み着いたモンスターたち。
最深部のヌシドラゴンさんともすっかり顔見知り。
今では、遺跡の補修でDIYもお手のものだ。
ちょっとした家庭菜園も作った。
遺跡でみつけたアンブロシアの種を植えたらグングン育ち、たわわに実をつけている。
そろそろ食べ頃だから収穫しよう。
今晩はフルーツサラダにしようかな。
一人じゃ食べきれないから、遺跡のモンスターさんたちにもお裾分けしよう。
鍬を片手に携えて
沈む夕日を見ながらポツリと呟く
「明日は勇者、来るかなぁ…」
ー 遺跡の守護者は今日も退屈だった ー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 02:52:07
13887文字
会話率:30%
引っ越し当日、川畑が荷物を片付けていると、突然、部屋に妙な男が現れた。
男が作った穴に落ちたら、そこはなんにもない異世界で……。
川畑は無事に家に帰れるのか!?
プロローグは6章の話です。
あらすじの内容は2話目から。
ヒロインを家まで
送って、自分も家に帰るために、あっちこっちの異世界に転移しながら、主人公が奮闘する話です。
といいつつ、ヒロイン登場は2章。
3~5章は妖精と剣と魔法の世界。
6章、7章はスペオペです。
8章、9章は学園ラブコメです。
プロローグが気になった人は6章から読んでもいいです。ローファンタジーな学園もののが取っつきやすい人は8章からどうぞ。
主人公がなんでこんなことになってるのか知りたくなったら、1章から読んでみてください。
冒頭では主人公は理性と平常心の男ですが、10話あたりから壊れて、だんだん非常識になっていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 07:00:00
1426016文字
会話率:58%
タイトルの通り。よくある話の、主人公に会う前の家出少女の話。
最終更新:2024-09-29 18:27:54
3463文字
会話率:32%
プロローグ
「ポーション類の在庫、大丈夫ですか?」
棚の、ずいぶんと隙間のあるガラス瓶の並びのバランスを、神経質に整えて「そろそろ作りはじめないと足りないのでは?」と、リュコスは素材採取を促す。
切羽詰まってから出かけるとなると、また
店をに任せっきりにすることになるかもしれない。
「あぁ〜麻痺解除薬〜どうしても行かなきゃダメ〜?」
店頭のカウンターにダラリと腕を投げだし突っ伏していた目の前に、|空《から》のガラス瓶が並ぶ木箱を ガチャリ と置いて現実を突きつけると、リュコスは作業場に戻って行った。
状態異常の麻痺解除薬の調剤には、どうしても同じダンジョンの麻痺蛭の体液が必要で、どうしても沼地フィールドに行かなければならない。
誰もがイメージする通り、蛭はかわいくないし、沼地はジメジメして臭いし、ブーツは汚れるし、臭いし、行きたくない。
ついでに、ソレが経口接種薬って現実からも目を逸らしたい。
「やっぱり素材持ってきてくれた冒険者にだけ売る事にしよっか?」
「俺は最初からそう言ってました」
返ってきた軽口に、むう と口をとがらせる。
「・・・お互いだいぶ人間らしくなってきましたなぁ」
ダンジョンのセーフルームの壁をくりぬいて造った「雑貨屋ぼったくり」のカウンターで、リコは、この世界に拉致られた時のことを思い出していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 06:00:00
731692文字
会話率:40%
プロローグ
「いらっしゃいませ」
[雑貨屋 レミントン]の店主 ユリナは、毎日お昼を過ぎてからお店を開けてお客様を迎えます。
ここは、[トレハンツ獣王国]の辺境の地にある雑貨店。
表向きは、甘いお菓子に、美味しいハーブソルトと、素
敵なアクセサリーの魔道具屋ですが、もう一つ、この[鍵]は、破ることのできない契約を交わす代わりに、あなたの大事な財産が絶対に守られる事をお約束します。
今日、扉を開けるお客様は、いったいどんな秘密をお持ちでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 06:00:00
119749文字
会話率:32%
プロローグ
「全然暇にならないじゃん」
連続15連勤明けで、やっと家にたどり着いた薬師の ルリィ・オミナイ は、撒き散らされた書類の山にうんざりして、いつものようにため息をついた。
「だからさっさとあんなヤツら見捨てて、オレ達だけで
、好きな事だけして過ごそうって言ってるじゃ無いか」
久しぶりの帰宅で、家中の窓を全開にしたのがまずかった。
銀の鬣をなびかせて風を全身に受けながら、ゲッコウ は呆れ、いつも言っている悪態をついた。
「こんなんじゃ何のための《魔女の家》なのかわからないわ」
ここにきたら思う存分、このベルベットのような美しい毛並みをすいてくれると思っていたのに。と ニコ がそれに続く。
「「毎日美味しいものをたらふく食べさせてくれるって言ってたのに」」
金眼で睨む2頭の幻獣に、ルリィは「ヴっ」と呻き机に突っ伏した。
「こんなに疲れてるのに、2人は私に料理させるんだ?」
優しく無い。優しく無いよう。ルリィの嘆きも聞こえないふりをして、2頭は「さっさと飯を作れ」とキッチンに移動するように促す。
「アウルス様が全然休ませてくれないのが悪いんだ」
重い腰を上げ、渋々書類を集めながら、文句をつけるルリィに2頭はそれでも追い打ちをかける。
「「お腹が減った!」」
「私もお腹減ってるよ!?」
床に散らばった書類をそのままに、ルリィはキッチンへ向かう。
ここは《魔領域》の[帰らずの森]にある《魔女の家》。それは、神秘の魔力で護られ、悪意外敵を拒み、望む者が認められると現れる森の中の隠れ家で、《聖領域》で暮らす人間達にとっては御伽話にもなっている。
そこで[魔女の薬屋]を営む店主のルリィは、2頭の幻獣の腹を満たすために、今日も突然の依頼で減ってしまった大量のポーションを作る傍ら、すき焼きとプリンを作るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 06:00:00
56950文字
会話率:35%
これは、作者が書きたかったけど、時間や実力、想像力不足などの色々な理由で書けない話を、まとめたようなものです。
後、誰か続き書いてくれないかな~と思って出している節もあるので、勝手にアイデアを持って行ってくれて構いません。(他力本願)
他にも色々書く気ではありますが、全て出し終わったら触れなくなると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 09:13:08
131026文字
会話率:66%
短いあらすじ 現代あたりの地球から魔法と魔導で楽園と化した少々クラシカルな国に転生した女が、望んだ全てを手に入れて美しく悪辣に咲き誇る話。
もうちょい詳しく 魔法と魔導が共存し、互いを高め合う二つの力で楽園や神の庭と称されるほどに栄え富ん
だ肥沃なロンダール。そこは栄枯盛衰の理から外れたと諸国が噂するほどに淀を知らない美しい国だった。
そんなロンダールの貴族であるクリフトン・オルソン侯爵が治めるオルソン領に、領主の第二子、長女として生まれた芽吹きのオルソンの春の姫カタリナ。
カタリナに眠るかつての記憶を持つわたしとわたくしが混ざり一つになる時。
ロンダールに芽吹くのは純な春か、それとも───
☆西浦の性癖の一つはべらぼうな美貌の女が最悪の振る舞いで男どもを養分にしたあと儚いふりをして支配するというものです。「カタリナの悪辣」にはこの成分が過分に含まれます。
プロローグを除き10話くらいで一区切りの予定。
誤字脱字などがありましたらすみません。
読後の誹謗中傷などはどうか勘弁してください。
この作品はカクヨムさまにも投稿しており、カクヨムさまの方が一話分早いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 14:42:09
30775文字
会話率:29%