「ワタル、テメェは今日限りでクビだ」
長年一緒に働いていたギルドマスターからもたらされた『解雇通告』にワタルは開いた口が塞がらなかった。
結成当時、C級ギルドの地位に甘んじてはや十年。
雑用係として同じくらいの時を陰ながら支え、ギルドメン
バーの素材を『管理』してきたのにこの仕打ち。
ようやく念願のS級にまで昇格したギルドにもっと貢献しようと思ったのに――
「なんで俺が解雇されなきゃなんないんだ。いままで上手くやって来ただろうが」
「それはテメェの固有スキルが『自己管理』なんて使えねぇものだからだよ!! 素材を管理するだけしか能のない奴にこのギルドにはふさわしくない。だからやめろ!!」
「お前、それでも冒険者かよ!!」
たしかに固有スキル『自己管理』は役立たずのダメスキルかもしれない。
だけど、よりにもよって冒険者が素材をないがしろにするなんてありえない。
雑用だからこそ譲れないプライドがある。
だが横暴ともいえるギルドマスターの言葉によって強制的にギルドから『追放』されたワタルは街を彷徨い、とあるボロボロなギルドの前で立ち止まる。
そこに書かれた『人材募集! 未経験大歓迎!』のチラシ。
そうして拉致されるようにギルドに放り込まれれば。
そこで出会う近距離弓使いの『不良少女』に大盾『獣人少女』に『おっとり聖母』系大剣使いのパーティーが。
ひと悶着あり『ダンジョンを踏破しボロボロのギルドを有名にする』ことを目的とする彼女たちに協力することになったワタルは試験と称してダンジョンに強制的に連れられ『仕分け人』としての能力をいかんなく発揮していく。
そして待ち受けるダンジョンでワタルの『固有スキル』は輝かしい暴走を遂げ――。
これは冒険者に憧れ、ギルドの雑用係に甘んじた青年が『追放』され、手にした『可能性』をもって『我がまま』に全ての居場所を手にしていく逆転の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-20 20:30:23
178596文字
会話率:34%
異空間収納庫というスキルを使い荷物持ちとして探索者のサポートをしていた青年は、その日のパーティーメンバーに裏切られ金目の物を出す様に脅迫される。しかし、異空間収納庫は制限なく物を運べる力ではなく、青年はより多くの素材を持ち帰る為、異空間収納
庫には何も入れて居なかった。青年はそれを聞いて逆上した男にボロボロにされダンジョンに放置されてしまう。そこから一人で出ようと試みるも、身体は動かず動いても戦闘能力は殆ど無い。絶望に打ちひしがれていた。
そんな彼の目の前に、唐突に『販売リスト』なる物が出現した。
そこにはポーションや魔剣が存在し、それを青年は自由に購入できるようになっていたのだ。
その力によって、彼は自分のギルドを立ち上げる事を決めた。
異世界から道具を召喚するスキルを持つ青年が、才気あふれるギルドメンバーをブーストして最強のギルドを作っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-25 11:16:31
5357文字
会話率:12%
「あーもう滅茶苦茶だよ」
大手ギルドのリーダーであるピグレは激怒した。
激怒を通り越してあきれていた。
謎の新人ギルドメンバー、吟遊詩人であるバジラの行動により、事前に立てた計画は全て吹き飛んでしまったのだ。
ピグレはバジラにギルドか
らの追放を言い渡すと、バジラは思い当たったような表情をしてつぶやいた。
「強いて言うなら音楽性の違いって事か……」
「違うわ!!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-23 10:40:31
1651文字
会話率:32%
俺の『製作(クラフト)』は、ポーションなどを作る能力。
だが、ギルドメンバーからはゴミスキルとして扱われた。
そうして遂に、俺は追放された。
途方に暮れた俺は、泉で女神さまと出会う。
彼女のおかげで、の『製作(クラフト)』
は覚醒した。
それによって俺は、巨大なロボットを作れるようになったのだ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-29 21:26:09
29957文字
会話率:36%
剣と魔王の王道ファンタジーなオンラインゲーム、『チェンジリング』。
中学生の日置加恋はこのゲームで魔導士・マイラをプレイしていた。
獣人の盗賊・リュウをはじめとする愉快なギルドメンバーに囲まれ、冒険の日々を過ごす彼女だが、リアルでは恋の悩
みがあって……。
(恋愛/現代)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-31 17:17:42
7970文字
会話率:53%
主人公ルエルは吟遊詩人である。
吟遊詩人とはただ歌っているだけのもの。
この男、そうであると思っていたギルドマスターよりギルドを追放されたばかりである。
そこでルエルは思った。
「(俺みたいな吟遊詩人はギルドにいらないんでしょ?だっ
たら1人で自由に暮らしたいな。)」
戦闘から解放され、のんびり気ままなスローライフがルエルを待っていた…はずなのだが。
「ありがとうございます!このご恩は一生忘れません!」
「……なんで??」
うっかりドラゴンを討伐してしまったためにルエルのスローライフは儚き夢に終わるのであった。
ルエルはスキル【習得眼】で大所帯であった前ギルドメンバー全員のスキルを習得していたのだ。
思わぬスキルに気づいたルエルは新たにパーティを作る。
どうせなら最強になってスローライフを堪能しよう!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-31 15:55:32
11158文字
会話率:51%
とある町に拠点を置く冒険者ギルド「竜の牙」は今危機に瀕していた。
なんとパトロンである伯爵のアホボンが次期リーダーと目されているメンバーを追放しろと命令してきたのだ。
ギルドリーダーのゴッツェはこれを機会にギルドを解散することを決意。
俺が
見込んだ男は、俺が!守る!
男気溢れるゴッツェと彼の下に集まったギルドメンバーたちのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-27 16:36:46
4872文字
会話率:50%
「天岩戸」。
かつて大陸を震撼させた巨悪を封印した触媒は空へ打ち上がり、星になっていた。
それを成した大魔法使い、空鳴。
その偉業を称え集った者たちをもとに創立した冒険者ギルド「クラウズ」。
彼はそこのギルドマスターとなっていたが、封印に
ほとんどの力を使い切ってしまっていた…。
封印から100年目の節目の日の夜、「流れ星」が観測される。
その後「隕石落下地点周辺の魔物たちが活性化した」という報告を受けギルドメンバーを派遣する。
貴重な素材になるだろうと勇んで現場へ向かった新米錬金術師フライハイト。
現場へ到着すると、満身創痍で魔物の大群と戦う女の子の姿が。
その子を助け、一緒に隕石をギルドに持ち帰ると、それはかつて強敵を封印した触媒、
その欠片であることが分かった。
それはつまり、封印が弱まっているということであり、
また、それに宿っていた魔力はマスターのものである。
その魔力を宿した女の子は魔力の返還を申し出るが
「君に宿ったのも何かの縁、大切に預かっていてくれ」と断るギルドマスター。
しかし、続けてこう言った。
「これからは、俺も隕石集めに同行しよう!」と。
こうして新たな仲間と「最弱のギルド長」を連れた旅が始まった!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-20 06:00:00
3341文字
会話率:42%
sランクギルド『焔光の鷹』追い出された巫術師エクティス・ウォーカーは昔の後輩にギルドの新人面接官と指導を頼まれ、彼女のギルドを言語道断空前絶後の最強ギルドへと育て上げていく。
最終更新:2021-03-12 18:00:00
23663文字
会話率:73%
格闘士のアイゼンは己の限界を感じ、ギルドメンバーに修業に出たいと告げた。
ギルドリーダーに快く「お前の席は空けて置くから行ってこい」と言われアイゼンは修業の旅に出るのであった。
3年後、拳聖から血の滲むような特訓を受けたアイゼンは拳聖を超
える力を身に着けて修業を終えた。はやる気持ちを抑えギルドメンバーと再会を果たすと、そこには新メンバーが加入しており、リーダーからは「お前の席はない」と冷たくあしらわれるのであった。
席の無くなったアイゼンはギルドを離れ、新しいギルドを探すこととなる。
しかしアイゼンのジョブは格闘士は3年前とは違い不人気なジョブになっており、唯一募集のあったギルドはゆるふわでのんびりギルドを標榜とするEランクのギルドのみであった。
他に入れるギルドもなかったため、ゆるふわギルドに加入することを決めたアイゼン。ゆるふわギルドの個性的なメンバーとゆるくやっていくつもりが、次から次へと事件に巻き込まれそれを難なく解決していく。
そしていつのまにかトップギルドの仲間入りをしてしまい、席はないと冷たくあしらったギルドのリーダーが現れ、「わりぃ席空けるから戻ってきて」と懇願されてしまう。その時、アイゼンの答えは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-02 19:55:18
21173文字
会話率:51%
A級ギルドに所属していたスクルドは、ある日突然無能上司から除名宣告を受け、追放されてしまう。運命神の加護なんていう大袈裟で無能な加護は要らないそうだ。しかし、彼はまだ知らないのだ。スクルドが王国を影から操る裏ギルド《幻想郷》のギルドマスター
であり、運命神の加護は未来に起こる事を見通すことができるチート加護である事を。今日もスクルドは、部下である最強の美少女ギルドメンバー達と共に暗躍する***************************現在第2章『血酒編』投稿中!感想全部読んで返信します!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-02 00:14:26
36475文字
会話率:48%
あぁ? 何が今更遅いだ殺すぞボケがーー
そうギルドメンバーに冷たく言い放つ男が一人。
ボサボサの髪とクマのある不機嫌そうな相貌、積まれた書類ーーこの国唯一のギルドマスターは目の前にいるパーティメンバーをボコしてから抜けたメンバーをボコし
にいった。そしてボコした、いつのまにか増えてた女も含めて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-23 01:00:00
4885文字
会話率:51%
「あーっはっはっはー! 見ろよロイ! 私の炎を! 一瞬にして火の海にしてやるぜ!」
「見てくれよロイド! ボクの眷属がまたしても増えたんだ!」
「見てくださいロイドさん! 魔獣が生き返ってくれました!」
「……よし! 俺は見なかった事にしよ
う! 俺は一切関与していない————そうだ、今から街のおねぇさんをナンパしに行こう!」
「ちょっとあなた達、いい加減にしなさいよぉぉぉぉぉぉっ!!!」
この世界には『ギフト』と呼ばれる神からの贈り物がある。
それは生まれた時に授かり、それぞれがその名前に見合った能力を扱うことができるスキル。
ギフトは人によって千差万別。他人と同じ物を与えられる事もあれば、オリジナルの物を与えられる事もある。
その中で、稀に生まれるギフト。その総称の後に付く希少な存在────『王』。
王はその能力を最大限まで発揮させ、尚且つ絶大な力を持っている。
世は『王持ち』と呼び、王が一人いるだけで一師団に匹敵されると言われている程、強力な存在だ。
がしかし、王持ちは忌み嫌われやすい。嫉妬されたり、その場に適しにくかったり────理由は様々ではあるが、世間では疎まれたり邪険にされてきた。
そんなはみ出た存在である者達を、世間では『はみ出し者』と呼ばれている。
そして、そんなはみ出し者が集まる冒険者協会に加入するギルドが存在していた。
ギルドの名は『クラウン』―———世間から疎まれた存在が集う異端のギルド。
個が強力、集団で集まれば匹敵する者はいないと言われる最強ギルド。
勿論、はみ出し者達の彼等が普通に過ごせるわけがない。
周囲を巻き込み、それぞれが過去に傷を負っているが、それでも毎日楽しく……幸せな日常を送ってる。
一癖も二癖もある彼等は今日も今日とて冒険者として依頼をこなしていく————
異世界ほのぼのコメディファンタジー!
面白おかしく、その者達は強大な力で周囲を巻き込んでいく!
「ギルドルール————『ギルドメンバーは皆家族。助け合い、支え合う事』!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-24 12:00:00
15890文字
会話率:51%
お疲れ様です。
本日午後に警官隊から連絡ありました、
ギルドメンバーの死亡事件について取り扱うチケットになります。
こちらに関しましては18日に発生しました自殺事件とは異なるものですので、
記入の際はご注意下さい。
最終更新:2020-09-20 12:11:24
3369文字
会話率:0%
平成29年4月10日にマッグガーデン様より発売されました。
レーベルはマッグガーデンノベルズ、一部加筆修正を行っております。何故って上からの圧力で(嘘)
以下↓あらすじ
ぬるい(ぬるいとは言ってない)プレイでMMORPGを満喫していたらいつ
の間にやら廃レベル。
ギルド興して色々やってたら、何が気に入られたのか神の使いにギルドメンバー丸ごと転生か転移しませんか?との打診。
ただ一人空気読めてなくて現代日本に残っていたギルドマスターは遅れに遅れて異世界へ。
お詫びの品にと、課金アイテム購入しての遅参でしたがいつもの事と、有耶無耶スルー。
そしてそんな異世界に冒険者ギルドなんて無かった。
突っ込みどころ満載でお送りする、まったり異世界生活?です。
ただいま諸国漫遊中。
※本作は小ネタにまみれております。おかしいな、と思ったら一言書き込む前にググりませう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-23 19:41:54
466732文字
会話率:41%
《魔法》を使う者を、人々は魔法使いと呼んだ。
だがその魔法は、決して無限でも、無敵でも、万能でもない。
魔法使い達は、永劫解き放たれることのない、とある《制約》に囚われているのだ。
王都での日々を過ごしていた少年エレンは、《三年
前》に負った心の傷に苦しんでいた。大切な人を守れなかった自身の無力さ、愚かさ、自分に流れる血脈全てを呪い、「僕には誰かを守る力なんてない」と苛み続けていた。
そんなある日、エレンは王家直属四大ギルドの一つ《時代の放逐者(アナクロニズム)》に流れ着く。
そこでエレンを待っていたのは、とびきり濃いギルドメンバーと、仲間と共に戦う日々だった。
氷のような視線を放つルイ、ガハハと笑う男レイドット、仔リスのような少女リイシャン、巨乳受付嬢に変人技師!?
彼らとの日々の中、エレンの凍った心は少しずつ溶けてゆく。
ただそれでも、エレンは自身の《秘密》を打ち明けられないでいた。
エレンが苦しむ《秘密》とは。三年前の《過去》に一体何があったのか。
「エレン……お前は一体何者なんだ……?」
それが明らかになった時、物語は大きく動き出す。
人類を屠る害悪《法獣》、魔道を外れ堕天の道を歩む《闇ギルド》。
様々な会敵がエレンたちを待ち受ける、王道魔法ハイファンタジー。
*無断転載等はおやめください。
*更新ペースは比較的遅いです。
*残酷な描写等がある話もあります。耐性がない方はご遠慮ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-03 12:00:00
260800文字
会話率:38%
世界中を旅するために冒険者を目指す少年ルシウスは鍛錬の結果、時間停止能力を手に入れる。
冒険者になるための試験としてギルドメンバーのパーティに入れてもらいクエストに挑戦するルシウス。時間停止能力で密かに仲間を助けるも、誰もそのことには気づか
ない。
何もできない役立たず、無能、お荷物というレッテルを貼られたルシウスは試験に落ち、冒険者を諦めかける。
そんなルシウスの前に冒険者を目指す修道女アリス・ライトシーカーが現れ、彼を励ます。
彼女の励ましで冒険者への憧れを取り戻したルシウスはアリスと共にパーティを組んで冒険へと出発するのだった。
三日に一回くらいのペースで次のお話を投稿していくつもりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-23 00:00:00
13210文字
会話率:58%
ブレイブザストーリーというVRMMOの大晦日の夜。とあるギルド拠点に一人だけログインしている男がいた。
現実ではブラック企業の中間管理職に勤めている童貞コミュ障だが、ゲーム内では【黒い炎/ダークブレイズ】という彼にしか使えない最強魔法を操
る。最強のギルドと謳われるベゾンダース・ジェニー・エーデルのギルドマスター「しゃけ」。
大晦日を一人で過ごすことが耐えきれなくなった彼は、ギルドメンバーのNPCを自分の前に跪けさせ新年を迎える暴挙に出る。
何も起きることなく寂しい思いをするだけだと思ったが、12時を過ぎると突然NPCは自我を持って動き出し、ギルドの拠点ごと全く別の異世界に移動してしまう。
戦闘メイド、邪神、魔法少女、特殊部隊、ヤクザ……ギルドメンバーの様々なコンセプトから生まれた最強ギルドに所属するNPC達と、見た目はヤギ頭の怪物、心は人間のままの主人公による異世界無双生活が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-16 23:08:58
17269文字
会話率:18%
剣士の才能がなかったサクトだが突然魔法剣士の才能に目覚める。
だが、剣士の才能がからっきしだったサクトは姑息な手で勝つことを目指すことに
Gクラスに入ってしまったサクトだが、そんなことは気にしない。
だが魔法剣士育成学院は騎士道精神溢れるや
つばかりでなかなか馴染めないのだが、サクトにはギルドメンバーがいるのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-02 16:00:00
8837文字
会話率:52%
超人気オンラインゲーム。
《神と君と人間と》
このゲームは社会現象にまで発展した。
私もこのゲームにどハマりした1人であった。
このゲームをやり込みまくり遂に史上最強でゲーム史上最高の理不尽と言われるレイドボスと戦える!
ギル
ドメンバーと一緒に絶対に勝つ!そう思い乗り込んだものの
結果は惨敗。ふて寝して目覚めるとそこは異世界だった!
驚き自分の姿を確認する。
なんとその姿は私達を蹂躙したレイドボス《奔放なる囚人》だった!
この力を使いゲームの世界を荒し回る!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-02 17:02:57
9056文字
会話率:43%