アメリア・リステンシアは、幼い頃から歌が好きだった。
聖女として育てられ、日々の祈りを捧げる修行の最中にも、時間を見つけては歌の練習をしていたほど。しかしある日のこと、その不真面目とも取れる行為を咎められ、エルタ王国王子のリオンから『婚
約破棄』を言い渡され、さらには国外追放の処分を下される。
明らかにおかしな裁定であったが、国王が病に倒れるいま、権限の多くは王子であるリオンのもの。仕方なしアメリアは辺境の都市へと向かうことになる。
しかし道中、不運な事故に巻き込まれて彼女は崖下へ。
そこで雨の降る最中に出会ったのは、愛らしい容姿の二匹の小動物だった。怪我をしている一匹のため、アメリアは歌う。
すると嘘のように、その怪我は癒えてしまうのだった。
一方その頃、王都エルタでは。
聖女を追い出したことに反発した平民が、城門へと大挙して押し寄せる。アメリアも知らなかったのだが、彼女の歌声に優れた治癒の力があるのは周知の事実。
人々から愛された聖女を追放したリオンは、窮地に追い込まれる。
だが、当のアメリアはそのことを知らず。
新たな出会いと再会を繰り返し、平穏で幸福な暮らしを手に入れるのだった。
※こちらは本題作品の連載版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 13:43:22
6691文字
会話率:36%
ダンジョンが世界で当たり前の存在になって、虚構と現実が曖昧になってから数百年が経過した未来。日本では成人年齢の十八になると、俗に【人生決定ガチャ】と呼ばれるものが発生した。
そのガチャで出てきたものが、その者の将来に大きな影響を与える、
ということらしい。俺は高校三年の夏、十八歳に誕生日にガチャを引いたら『デッキブラシ』が出てきた。
掃除用具ということなら、清掃員だろう。そう考えて、卒業後の進路は一般的なダンジョン清掃業者に就職。配信者が倒したスライムの処理など、毎日のように清掃作業をしていた。
だが、そんなある日のこと。
「なんだ、コイツ。……配信者の狩り残しか?」
俺はワンオペ業務で足を運んだダンジョンで、ドラゴンと遭遇した。血を流しているから、おそらくは手負いだろう。そう考えながら、何の気なしに倒してみた。
そんな様子を撮影していたのが、超有名配信者であるタクト。彼は俺のことをネットで拡散し、バズったので仲間になってほしいと勧誘してきた。しかし俺は配信界隈に、そこまで興味がない。
そんな俺をタクトは執拗に誘い、様々な出来事に巻き込まれる。
そして、いつしか俺は最強の掃除屋、と呼ばれるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 12:00:00
11685文字
会話率:37%
【第1章完結。第2章進行中】
橋本和真には、二人の幼馴染がいる。
口下手で勘違いされやすい女の子、このは。そして勘違いしやすく、思い込みの激しい男子の龍馬。
ある日のこと、このはが和真の部屋にやってくる。
彼女曰く、同じ高校に通う
龍馬に今後一切かかわるなと言われ、落ち込んでいるとのこと。学校にも居辛くなり、どうしたら良いのか分からなくなって和真を頼ってきたのだ。
和真は彼女のことを思い、ひたすらに愛でることに決める。
これは、主人公にだけ甘える女の子を、ひたすらに愛でる。
そんな二人だけの、甘々なお話。
※なろうの評価システムが変わりました。各話下で評価できます(報告)
※アルファポリスさんにも転載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 20:05:32
123924文字
会話率:39%
いたって普通な男子高校生 平無 尽(たいらな じん)は
地味な為にあだ名が凡(ぼん)になる程の目立たない
何の変哲もない楽しい高校生活を送っていた。
そんなある日のこと、尽のクラスに転校生が!
なんと転校生は誰がどの角度から見ても美少女で
!
そしてヴァンパイアらしく!!
ほんでイケメンにもなれちゃうとか!?
さらにさらに、そのイケメン美少女ヴァンパイアは
何故か俺との恋愛フラグをことごとく建ててくる……!
平凡な青春を守るために俺はフラグクラッシャー1級のごとく旗を折ってくことにしようと決めたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-07 10:00:00
2525文字
会話率:40%
異能の血筋と言われる花月院侯爵家に生まれた私は、異能を発現せず家族から無視され屋敷の一角で幽閉されていた。
いつか自由になる日を夢見て暮らす私に、ある日のこと、無情にも父は豪商当主の後妻になれと命じる。
帝の皇子に見初められた妹が後宮で寵妃
になるための援助を受ける代わりに、無能な娘を厄介払いするつもりらしい。
見知らぬ年寄りと結婚か、それとも家を出られないまま自害するか。
二択を迫られた私は、腹違いの妹の幸せのため結婚することを選択した。
しかし輿入れ当日のこと、屋敷を覆う黒い雲とともに大きな獣が現れる。
「その娘、我が生贄、我が花嫁とする」
そう告げた獣によって攫われた私は、宙に飛ばされ意識を失う。
目が覚めた私を待っていたのは、忠犬のような神様によるとろけるような溺愛だった――。
不遇な侯爵令嬢と愛情深いわんこ系忠犬メシウマ神様による異種恋愛婚姻譚。
思いあう二人は無事に都を狙う悪を倒し、平穏を手に入れることができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 18:10:00
55121文字
会話率:36%
日暮誠次郎(24)フリーアルバイター
彼には『大会荒らし』という、ゲーム大会で賞金を稼ぐもう一つの顔があった
そんなある日のこと、彼の元へサイバー特別捜査部を名乗る男達がやってくる
「頼みたい事がある。どうか力を貸してくれ」
それは没
入型仮想現実、Xー1が引き起こした事件の捜査協力依頼だった
サイバー空間を舞台に欲望剥き出しのバトルアクションが幕を開ける折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-04 15:54:35
1853文字
会話率:55%
ジーン・アボットは、庭に小さな木の苗を植えた。それは、先月、天高くまで旅立った夫が好んだキンモクセイの木。ある日のこと。アボットは、教会の帰り道で男の子に出会った。そこは、ガラの良くない遊技場の入り口で、彼は、カードゲームに興じる粗野な男か
ら、パンを恵んでもらっていた。アボットは、男の子を、自分の家に連れて帰り、彼と同居することになったのだが・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 00:00:00
6107文字
会話率:14%
流行りの病で両親を失ったセレネは小さな孤児院で暮らしていた。
が、そんなある日のことヴィネガー公爵が訪ねてきて彼女を見て引き取りたいと言い出す。セレネはヴィネガー家の養子としてミュール街にある大きな屋敷に住むことになり、少女は優しい義理の父
と義理の姉に可愛がれ
‥‥‥礼儀正しきヴィネガー家の令嬢に育った。
そしてヴィネガー家で暮らし始めて一カ月のことだった―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 11:38:15
1931文字
会話率:57%
「踏めば助かるのに…」これは鬼畜ロボが空前の大ヒットを飛ばした世界でのお話。陰キャ小太り大学生の古川健吾は、昔働いていたバイト先の先輩――伊東美樹に思いを寄せていた。しかし、彼女には好きな人がいた。バイト先の吉村副店長だ。古川は先輩への恋を
早々に諦め、バイトを辞めてしまった。そんなある日のこと、彼の家に「鬼畜ロボ」が届く。鬼畜ロボの言葉をきっかけに、古川は必死のダイエットに乗り出す。しばらく経ち、見違えるようなイケメンとなったある雨の日。サラダチキンの買い出しに出かけた古川は、橋の欄干にもたれかかる人影を見つける。人影の正体とは?片想いの結末は?そして、別れは突然に……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 12:03:14
7353文字
会話率:34%
魔法なんてもの、ありはしない。
世間一般的には常識である。
扱える者は魔女と呼ばれ、尚、誰もが魔法は存在しないと信じ疑わない。
しかし、世界でただ一人、王女と呼ばれる者が
治癒魔法というものを扱える存在だった。
そんなある日のこと、王
女は使いの者に魔女と
密告され、国外追放されてしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 18:07:23
5023文字
会話率:23%
「私、執事というのは、皆裏の顔があると思っているの」
ジョギングを終える。
シャワーを浴びる。朝食を食べる。
なんてことない毎日を執事と過ごす日々。
そんなある日のこと。
いつものように紅茶を飲むと
舌に異変が起きた。
原因は執
事が混入させた毒らしいが…
なんでも、それは国民と私のためだとか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 18:44:49
2797文字
会話率:36%
年末迫るある日のこと きみと晩ごはんを食べにきた
週末の夜の街 人がいっぱいクルマもいっぱい
今日はちょっと背伸びして 回らない寿司の店
最終更新:2025-02-03 14:20:00
461文字
会話率:0%
人と魔物が争う世界、ドラゴニア。その世界のある国に──ジークという名のうだつの上がらない冒険者が居た。ある日のこと──剣を取ることも無く、採取や失せ物探しに奔走する彼のもとへ、ある依頼が舞い込んでくる。なんてことのない、ただの人探しの依頼だ
ったはずが──目的の場所でジークを待ち受けていたのは、自らを“ドラゴン”と名乗り、かつて七つの天を支配した竜である“バハムート”だと自称する少女の姿だった。そんなおかしな少女との出会いが、平凡冒険者を世界の謎を解き明かす旅へといざなっていき……!?
ファンタジー系ドラゴン冒険活劇アクション、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 21:03:06
283573文字
会話率:45%
吊理《つり》めめ子は、ミステリアスな少女だ。その冷徹なツリ目は、見るものすべてを萎縮させそうな錯覚を覚える。
僕──平坂《ひらさか》は、彼女の謎を追っていた。しかし、ある日のこと。不良に絡まれる彼女を助けた時から、僕の運命は狂い始める
──。
【カクヨムにも投稿しています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 09:07:41
5597文字
会話率:44%
七指創家が一家、トレストリア家に生まれた主人公フィルズは、名家に生まれたものの責務としてあらゆることが求められる日々に嫌気がさし、怠惰に過ごしていた。
それでいてなお向けられることのない父からの関心に、フィルズの心は歪んでいった。そんな中
、彼を支えていたのは度々家庭教師の授業を抜け出しては出向いていた図書館での友との交流であった。
ある日のことだった。
普段は貴族街で暮らしているフィルズだったが、友人のレシッシェに誘われて市民街へ行くことになる。
しかし、そこには信じがたい世界があって──。
と言う感じの流れです。
わかんないですよね。
読んでください......。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 17:28:13
22415文字
会話率:24%
「貴様のせいで! 俺の嫁探しが! ちっとも捗らんのだ!」
「えええっ!?」
成金男爵の娘クラウディアは彼女が生まれてから途端に商売繁盛しだしたことから商人の父に商い成功の『女神の子』と呼ばれ、ちやほやされて育った。
平民の生まれながら魔力
のある彼女はやがて別名・貴族学園とも呼ばれる魔術学園に入学した。が、しかし、クラウディアの学園生活はけして楽しいものではなかった。
校舎裏呼び出し! 壁ドン! 告白! 「ちょっとあなた、彼は私の婚約者ですよ!」 ――修羅場!
クラウディアは誰かに告白されたり迫られたりするのを繰り返す日々を過ごしていた。なんだかコレ、さすがにちょっとおかしいな? そんなふうに思っていたある日のこと。なんと国の王太子殿下から直々に呼び出しを喰らう。
自分の嫁探しにクラウディアの存在が邪魔だという殿下。なんでも彼いわくクラウディアは『魅了魔法』を無意識に使っているらしい。
「俺には魅了魔法は効かん!」とマントの下にビシリと並んだ破邪グッズをジャラジャラさせている王太子殿下と共にクラウディアは己の魅了魔法を制御するために日夜修行することになったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 19:36:56
92993文字
会話率:39%
貴族の娘であったルセリアは不幸にも男女の痴情に巻き込まれ魔法のネックレスの中に閉じ込められてしまった。
始めはそのことを楽しんでいたルセリアも長い年月が経つにつれ次第に日々に不満を抱くようになった。
そしてある日のこと初めて彼女の存在に気づ
く少年、ノアと出会う。そうして彼は封印を解くことに協力してくれることになって……
「何処にもいかないで」
「私は貴方から離れるつもりなんてないって何度言ったらわかるのよ!」
これはひたすらに真っ直ぐな少女と自分に自信がないヘタレな男のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 11:35:19
12663文字
会話率:35%
自分の男っぽい名前が嫌いな女の子。
最近は何もかもがつまらないと感じていた。
そんなある日のこと。
下校中に空を見上げて歩いていると、
空を泳ぐ何かを見つけた。
気になって追いかけた女の子は─────
最終更新:2025-01-15 00:27:25
13939文字
会話率:34%
私は音が好き。
雨の音も、時計の音も。
そんなある日のこと、
いつものように音を聞いていると、
ある音が聞こえてきた。
その音は────
最終更新:2024-10-12 09:01:36
6457文字
会話率:5%
ナロパ王国で長らく冒険者をしているエンタクは、王国有数のSSSSパーティー『回廊の冥王』でマッパーを務めていたが、ある日仲間から「お前みたいな役立たず、SSSSパーティーにはふさわしくない、追放だ!」と冷酷に告げられ無情にも追放されてしま
った。
失意の底に沈んだエンタクは辺境の地でひっそりと隠匿生活を始める。しかしスローライフにもすぐ飽きてしまい暇を持て余した彼は、かつての冒険者としての経験を生かして観光案内を始めることにした。人力車を巧みに操り、今まで回った様々な名所を巡ることで各地の魅力を広めながら面白おかしく暮らすエンタクだった。
そんな彼の元にはいつしか観光客や冒険者たちが次々と集まり、時にはモンスターを退治したり、盗賊から客を守ったりと意外な活躍を見せていた。
そんなある日のこと、かつての仲間である『回廊の冥王』の若き魔法使い、ハイヤーンがやってきた。なんとエンタクを追放してからと言うもの冒険がうまくいかなくなってしまい、パーティーは解散寸前になっているという。
失意のハイヤーンはエンタクに戻ってくるよう頼むが……
※各話サブタイトルの四字熟語は下記を参考にし、引用させていただいています
goo辞書-四字熟語
https://dictionary.goo.ne.jp/idiom/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 19:40:00
168884文字
会話率:51%
世界は壊れかけていた。
人間の欲望によって開かれた『匣』とそこから溢れ出した災禍の怪物、パンドラ。
人間は、パンドラを元に創り出した魔法、それを使いこなす魔導師、そして魔導師を養成する軍事機関を次々と設立し、彼らに対抗していく。
妹をパンド
ラに奪われた青年、儚廻遥(はかなみ はるか)はそんな魔導師養成機関の一つである『クサナギ学院』の生徒として、日々を生きていた。
入学して一年が過ぎたとある日のこと、夕暮れに染まる廃墟街で、彼が銀色の少女と出会った所からこの物語は回り始める―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 13:43:55
828582文字
会話率:40%
雪が降ったある日のこと。
とある女性が道端の壁に寄りかかっていた。
僕は女性を見た瞬間恋に落ちてしまった。
あまりいいとは思えない出会いで、僕と彼女の物語が始まる。
最終更新:2024-12-31 22:46:47
7725文字
会話率:34%
ある日のこと。僕が生きているこの現在で、魔族と人間の戦争による災禍が、祖国である埼南、(旧日本)でも降り注いだ。
国民の大半が魔族であるこの祖国では魔族が実権を握り人間の扱いは徐々に劣悪化し、奴隷同然の生活を続けることを強制された。
「そんな待遇、納得できるはずがない。変えてやる、この世界を……!」
そう胸に誓った僕が、世界平和に尽力する。魔族専門の殺し屋として。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 22:15:15
14512文字
会話率:28%
あらゆる過去を自由に見ることのできる過去テレビが作られてからしばらくが経ったある日のこと。
最終更新:2024-12-16 07:26:29
542文字
会話率:37%
ある少年は、主人公という存在に強い憧れを抱いていた。
爽やかで万能な主人公を目指すため、何か頼まれれば耳を貸し、身体と頭脳を駆使して人々に貢献していった。
しかし、周囲の視線は次第に憧れから嫉妬に変貌することになる。
嘲笑い
ながら陰口を叩かれ、避けられたりする日々に絶望した。
ある日のこと、とあるきっかけでナイフを心臓に突き刺してしまい、目が覚めたら知らない世界に転生していた。
異世界転生、転移者は主人公というポジションに置かれる事が多い。人間不信ならではの主人公不信に陥っていた少年は決意した。
「主人公だけにはなりたくない!」
主人公になりそうなフラグをへし折り、この異世界で主人公になりうる存在を探すことに────。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 12:32:36
165978文字
会話率:48%