大学2年に上がって半ばを過ぎた。
暇を持て余しながらコンビニバイトに勤しんでいると、制服を着た1人の少女が入店してきた。
そのままなにも買わず、イートインスペースにまっしぐら。
最初は見て見ぬふりをしていたが、テーブルに突っ伏した
ままピクリとも動かない。
心配になって声をかけると、返事の代わりにお腹の音が鳴り響く。
羞恥心に身悶える制服少女に、しょうがないと弁当を買い与える。
最初は突っぱねられたけれど、結局空腹に負けたのかぐしゃぐしゃに泣きながらお弁当をかき込みだす。
野良犬に餌を与えたような無責任な、一時の優しさ。
それだけのはずだったのに、バイトを上がると待ち伏せしていた制服少女にいきなり腕を掴まれ、ささやかな少女の胸を手に押し付けてきた。
まるで昨日の弁当はこれでチャラとでも言うようだった。
これで、豆腐素材の糸よりも脆い制服少女との関係は終わりだと思っていたのだけれど、
「私がどこにいようと勝手ですよね?」
なぜか俺のシフトの時ばかりイートインスペースに入り浸るようになってしまい、深夜だというのに俺の未来に影が差すのだった。
※この作品は「カクヨム」「小説家になろう」に投稿しております※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 08:00:00
97690文字
会話率:24%
俺の名は、天月 莉音。勝月高校に通う2年生だ。
俺は、人の思考が嫌いだ。
理由は、簡単
権力の有る者は、権力の無い下級の者を玩具として扱い、権力の無い者は、見て見ぬふりをするからだ。
権力の有る者はも権力の無い底辺の者も、権力が有るか無いか
の違いだけでどちらも人間という全く同じ種類だと思っている。
2021年8月7日 地球
勝月高校に通う生徒とそこで働いている教員が14時に突如として消えた。
2021年8月7日 異世界
勝月高校に通う生徒とそこで働いている教員と一緒に約14時に異世界へと転送された。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-13 01:00:00
8993文字
会話率:56%
舞台は平安時代。淫らな妻の浮気を見て見ぬふりをする夫だったが、帝からいただいた金を浮気男に渡していることが宮廷の噂となり……!? 裏切られても愛さずにはいられない、サレ夫の煩悶を描いた寝取られ小説! 4000字程度で完結します。
最終更新:2023-11-15 17:07:49
2467文字
会話率:7%
誰かと繋がってるふりをして
結局のところひとりで
好きに毒吐いてるだけ
そんな風に下ばかっか見て
結構まだいけるって
勝手に安心してるだけ
そんなことしてても
ただ沈んでくだけを
見て見ぬふりして
最終更新:2023-10-23 08:33:42
596文字
会話率:0%
神出鬼没の盗賊、クリス。
彼は自分の母親を死に追いやった貴族への復讐に身を焦がし、着々とその道を歩んでいた。最早それ以外に生きる道はない、あってたまるか、と……無意識の内に未来へ背を向けていた彼は、ある屋敷にて魔法使いの少女シュナを救い、
そして利害一致の下に手を組むことになる。
シュナと過ごす日々は、彼に束の間の彩りを与えた。
語らい、喧嘩をして、しかし互いに互いを想い合う。彼の凍りついていた時間は動き出し、眼を背けていた未来はより一層輝きを放つことになる。
そしてそれは同時に、彼に自問自答を強要した。
『本当に自分は、母の仇を取りたいのだろうか?』
『自分は一体、これから何がしたいのだろうか?』
彼は徐々に高まっていく想いに見て見ぬふりをしながら、復讐の道を突き進む。
それは果たして彼にとっての瓦解か、はたまた人生をやり直す唯一の手段か。
これは、背けた未来に向き合う物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-09 11:40:13
22795文字
会話率:45%
私は私と生きていく。
※実話要素として、素人が自殺志願者にアドバイスする描写があります。推奨するものではありません。現実では専門機関へ誘導してください。
※最終的に「生きる」に繋がる話ですが、自殺に関する物語です。何かしらの影響を受け
る可能性のある方は閲覧をお控えください。
あり得ないとは思うのですが万が一何かのお心当たりがある方、その節はお世話になりました。具体的な言葉などは全て創作としております。エッセイジャンルではありません。ご了承ください。あと見て見ぬふりしてください。
(この辺は活動報告で補足しています。)
※この小説は投稿サイト「カクヨム」「エブリスタ」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 11:14:59
7997文字
会話率:31%
乙女ゲーの悪役令嬢に転生したリーンティア。王子の婚約者にはまだなっていない。避けたいけれど、貴族の義務だから縁談は避けきれないと、一応見合いのお茶会に参加し続けた。乙女ゲーのシナリオでは、その見合いお茶会の中で、王子に恋をしたから父に強く
お願いして、王家も承諾して成立した婚約だったはず。
王子以外に婚約者を選ぶかどうかはさておき、他の見合い相手を見極めておこう。相性次第でしょ。
そう思っていた私の本日の見合い相手は、気だるげの公爵令息。面倒くさがり屋の無気力なキャラクターは、子どもの頃からもう気だるげだったのか。
「生きる楽しみを教えてくれ」
ドンと言い放つ少年に、何があったかと尋ねたくなった。別に暗い過去なかったよね、このキャラ。
「あなたのことは知らないので、私が楽しいと思った日々のことを挙げてみますね」
つらつらと楽しみを挙げたら、ぐったりした様子の公爵令息は、目を輝かせた。
そんな彼と、婚約が確定。彼も、変わった。私の隣に立てば、生き生きした笑みを浮かべる。
学園に入って、乙女ゲーのヒロインが立ちはだかった。
「アンタも転生者でしょ! ゲームシナリオを崩壊させてサイテー!! アンタが王子の婚約者じゃないから、フラグも立たないじゃない!!」
知っちゃこっちゃない。スルーしたが、腕を掴まれた。
「無視してんじゃないわよ!」
「頭をおかしくしたように喚く知らない人を見て見ぬふりしたいのは当然では」
「なんですって!? 推しだか何だか知らないけど! なんで無気力公爵令息があんなに変わっちゃったのよ!! どうでもいいから婚約破棄して、王子の婚約者になりなさい!! 軌道修正して!!」
そんなことで今更軌道修正するわけがなかろう……頭おかしい人だな、怖い。
「婚約破棄? ふざけるな。王子の婚約者になれって言うのも不敬罪だ」
ふわっと抱き上げてくれたのは、婚約者の公爵令息イサークだった。
※※※転生悪役令嬢とキャラ変の攻略対象者の甘々※※※
(アルファポリスにも投稿)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-06 15:56:15
13411文字
会話率:25%
魔術(シーガ)の使えないヒトにより、魔術の使えるナムゥが差別される世界。十六歳のミシュアルは、魔術の素養に目覚め、これまで見て見ぬふりをしてきた『差別される側』の世界へと、足を踏み入れることになる。
排斥されたナムゥ達を中心にしたマフィア
、『ヴァーサ・オーリ』の若き頭領バシャルの導きにより、ミシュアルが進む道は――
そんな作品の番外です。主に本編の裏話になるかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 19:15:58
3583文字
会話率:33%
白田深優はいじめを受けていた。クラスは学科ごとに分けられているため年が変わってもいじめが終わることは無く、両親もおらず担任は見て見ぬふり。助けを求めても誰も応じてくれず、頼みの綱の幼馴染二人もいつの間にか自分の事をあざ笑うようになっていた。
それでも自らの夢を叶えるために耐える日々を送っていたが、そんなある日悲劇が起こる。自分の唯一の心の支えとなっていたペットが殺されていた。絶望し心が完全に折れた彼はしかし、翌日いつも通り学校に通っていた。家に犯人の物と思われる落とし物があり、その相手が自分をいじめている人間の一人だったからだ。夢を奪われ、愛するものも奪われ、絶望にくれた彼は生き方を変えることにした。他力本願では何も解決することが出来ず耐えたところでさらなる苦しみが降りかかってくるだけ、ならば自らの手で元を絶つしかない。これは史上最悪と言われた少年犯罪による連続殺人事件。犯人たる彼が殺人に身を落とすまでの経緯を描いた物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 12:00:00
1221文字
会話率:10%
見て見ぬふりができない性質の祈は、バイト先で万引きを咎めたはずが逆に公開土下座の危機に陥っていた。窮地を救ってくれたのは、探偵を名乗る獏間という男だったのだが、彼はなぜか祈に興味を示し意味深な言葉を投げかける。
「きみ、呪われているよ。そう
いうモノを惹き付ける体質だ」
――自称『変わり種専門の名探偵』との出会いが閉じていた祈の世界を変えていく――
(カクヨムにも投稿しています) 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 20:00:00
186220文字
会話率:42%
名君として知られた王様ジョニーは、政治と経済の両面において国を繁栄へと導き、その智謀で人々を惹きつけていた。しかし、彼の完璧な仮面の裏側には、美少年への異常な興味が隠されていた。美少年テオドールは王の慰み者となり、その引き換えに王宮での優雅
な生活を手に入れた。しかし彼は、王の愛を一身に受ける重圧と、自己の本当の価値に悩まされる日々を送り、最悪の決断を下してしまう。隆盛を誇り続ける王は、テオドールの次にリュカという新しい美少年を手に入れ、ある日王都のパレードへと出かける。しかしそこには、テオドールの母ジュリアが血塗られたナイフとともに王を待ち構えているのだった……。 ※アルファポリス、エブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 20:00:00
3377文字
会話率:14%
自席に座り、日々のルーティンの様に机に突っ伏して貴重な睡眠時間を確保している、俺の隣には、クールで冷酷と名高い雛森嶺奈の席が有る。彼女は、その美貌から、氷姫と呼ばれていつもの様に毎日俺の隣で告白をされては、振るを繰り返している。その光景を見
て見ぬふりをしながら聞いていると、雛森嶺奈の声から意外な言葉が零れ落ちた「私……告白ばっかされてもまだ初恋の心は、揺れないのに」その言葉に反応して俺は、嶺奈の方に振り向いて目が合った――。
冷酷の氷姫とクラスの陰キャとの甘々ラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-30 17:00:00
6172文字
会話率:40%
中学3年生の時にある事が原因で
友達からいじめに遭う美緒(みお)。
クラスの子は見て見ぬふりの中、
助けてくれたのは幼なじみの陽翔(はると)だった。
2人は目立つほど常に仲が良く高校も一緒の所に行った。
そして美緒(みお)は小さ
い頃からの夢だった
ネイリストを目指し高校卒業後、専門学校へ入学。
陽翔(はると)は就職活動の為に大学へ進学した。
その後2人は忙しいのもあり会う事が無く
段々と連絡取り合う事も少なくなった。
………そこから5年後、
美緒(みお)は夢だったネイリストになり上京する。
そこで偶然学生時代に助けてくれた
陽翔(はると)に再会する。
果たして2人の運命と結末は……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-17 21:42:03
1726文字
会話率:39%
2歳下の妹
私は見て見ぬふりをしていたのだろうか?
母親への腹いせだと入れ墨を彫る妹
父親に、誰がそうさせたんだど叫んだ26の妹。
包丁を持ち出した時も母と祖母は黙って見ていた
私は彼女にした事を忘れていた。
最終更新:2023-05-01 00:07:01
467文字
会話率:14%
デートリヒには婚約者がいる。
関係は最悪で「噂」によると恋人がいるらしい。
式が間近に迫ってくると、婚約者はデートリヒにこう言った。
「デートリヒ、お前とは白い結婚をする」
デートリヒは、微かな胸の痛みを見て見ぬふりをしてこう返した。
「望むところよ」
式当日、とんでもないことが起こった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-18 13:39:37
3048文字
会話率:28%
限界社畜生活を送るズボラOLの古河龍子は、ある日「自宅と会社がつながってれば通勤が楽なのに」と願望を口にしてしまう。
あろうことか願いは叶ってしまい、自宅の押入れと自社の社長室がつながってしまった。
その上、社長の本性が猫のあやかしで、
近頃自分の意志とは無関係に猫化する現象に悩まされている、というトップシークレットまで知ってしまうことに。
(これは知らなかったことにしておきたい……!)と見て見ぬふりをしようとした龍子だが、【猫化を抑制する】特殊能力持ちであることが明らかになり、猫社長から「片時も俺のそばを離れないでもらいたい」と懇願される。
「人助けならぬ猫助けなら致し方ない」と半ば強引に納得させられて……。
これは、思わぬことから同居生活を送ることになった猫社長と平社員が、仕事とプライベートを密に過ごし、またたびに酔ったリご当地グルメに舌鼓を打ったりしながら少しずつ歩み寄る物語です。
※他サイトにも公開しています。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-30 18:00:00
83000文字
会話率:29%
笑顔が綺麗で素敵な人、南優樹。
そんな彼を好きな女子、荒木藍はある日、南優樹が事故で家族を亡くしたことを知る。
その事故の影響で表情を失ったことも。
しかし、慰めも何も出来ずにいて幾日が経った。
そして、事件は起こった。
クラスメイト
が自殺した。
その自殺に皆が泣いていた中、一人泣かない、泣けない男がいた。
その日から、南優樹はイジメられるようになった。
荒木藍は、そんなイジメを見て見ぬふりできず、校門前へと向かった。
「一緒に帰らない?」
そんな誘いを、大好きな南優樹にした。
これは、餞を受け取り、心身共に成長していく、純情な彼女の旅立ちの物語——
※こちらの作品は『卒業の餞 ——大切な彼女へ——』のキャラクター、荒木藍のお話となっております。
先に前作を見ると、より楽しめると思いますので、是非ご確認ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 14:00:08
6898文字
会話率:24%
一番身近な禁断の恋——。叶えるためには手段なんて選んでられないっ!
JKのリアルを存分に詰め込んだ地味系堅物古典教師×寂しがりやなギャル系パパ活JKの甘酸っぱいコメディ寄りのラブロマンス開幕————!
常春(とこはる)うらら、18歳
。
彼女は漠然とした寂しさを埋める為、親や学校には内緒でパパ活をしていた。
そんなある日、食事を共にした男性に騙されてお酒を飲まされ、ホテル街へと連れ込まれてしまう。
必死に抵抗し、助けを求めるが面倒ごとに巻き込まれたくない周囲の人間は見て見ぬふり。諦めかけていたその時、一人の男が助けに入る。
偶然にも彼は、うららが通う四季ヶ丘高校の教師なのであった————。
初恋をモノにする為、行動派の肉食系ギャルが攻めて攻めて攻めまくる!!
VS清楚の皮を被った女狐教師とのバトル勃発&初心な幼なじみからの猛アタックでいつの間にやら四角関係へと発展!?
「貴女みたいな子は、冬木先生とは釣り合わないんじゃないかしら」
「はーン??? あンの、BBAめっ!! うららの本気を舐めんなよ!?」
恋は正攻法だけじゃ勝てない!
ライバルを蹴落とし、己を存分にアピールする————。綺麗事だけじゃないこの恋を制するのは誰だ!?
⚠️このお話は決してパパ活を推奨するものではございません。フィクションとしてお楽しみいただけますと幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 09:07:27
112857文字
会話率:47%
好きだから終わりにする。
好きだからサヨナラだ。
彼の心に彼女がいるのを知っていても、どうしても側にいたくて見て見ぬふりをしてきた。
だけど……そろそろ潮時かな。
彼の大切なあの人がフリーになったのを知り、
わたしはこの恋に終止符(ピリオド
)をうつ事を決めた。
重度の誤字脱字病患者の書くお話です。
誤字脱字にぶつかる度にご自身で「こうかな?」と脳内変換して頂く恐れがあります。予めご了承くださいませ。
完全ご都合主義、ノーリアリティノークオリティのお話です。
菩薩の如く広いお心でお読みくださいませ。
そして作者はモトサヤハピエン主義です。
そこのところもご理解頂き、合わないなと思われましたら回れ右をお勧めいたします。
アルファポリスさんでも投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-12 20:00:00
34393文字
会話率:25%
オレは何も気にしないことに決めた。
今まで、色んなことを気にしすぎたために、損ばかりしてきたからだ。
だから、上司の痴漢行為も、お局さまの万引きも、見て見ぬふりをして来た。
ある日、オレは会社の階段の踊り場に、小さなひびが入っているのを発見
した。
そして……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-20 01:48:12
2815文字
会話率:2%