休み時間も放課後も教室と図書室の端っこで本を読む私『一橋琴葉』。彼女は持久走大会中に倒れたところを、『沢樹和九』に助けてもらう。彼は学校の人気者で文武両道、眉目秀麗、温厚篤実、さらにはハーフで金髪碧眼、高身長。
琴葉はそんな彼に、直接お
礼を言うよう先生に言われ、母にはお礼の栞を持たされてしまった。しかし、琴葉はお礼も言えず、栞も渡せなかった。それは彼が持久走大会以来、学校に来なくなってしまったから。
これはいつも真ん中にいる彼の隣に、いつも端っこにいる琴葉が在ろうとするお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 12:58:22
90483文字
会話率:55%
旅行会社が開発したタイムマシンで、主人公の生野篤司(しょうのあつし)は、
添乗員の久谷遥花(くたにはるか)と共に、古代マヤ文明の都市ティカルを訪れる。
日本語を話す少女と出会い、行方不明になっている旅行会社社員 小野木の存在を知る。
生け贄
の宿命を背負った少女を救いたい小野木と、歴史を守るという大義のある遥花との間で、
篤司の選択する行動が旅の行く末を左右することになる。
[参考文献]
マヤ文明 失われた都市を求めて 創元社
古代マヤ王歴代誌 創元社
図説 古代マヤ文明 河出書房新社
絵でみる世界探検地図 同朋舎出版
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 17:14:41
115543文字
会話率:23%
渡会絢哉が恋人・藤ヶ谷紗絵の死を知ったのは高校二年の春であった。失意の底にいた絢哉に声を掛けたのは紗絵の叔母・眞緒である。曰く、宇霊羅の隠れ里には死者を蘇らせる秘祭がある。里には紗絵の実母が営む旅館があるため紹介できる、と。旅館から滞在の
許可が下りてすぐ絢哉はバイクに乗り出発した。だが道中の事故により渓谷に転落して――。
屍人が蘇る北東北の隠れ里を舞台に、亡き恋人の面影を追う少年の、破滅的な恋情と篤い友情を描いた幻想文学。
※この物語は作者の妄想に基づく完全なる虚構です。登場する団体、職名、地名、氏名、その他名称において万一符号することがあっても、創作上の偶然であることをお断り致します。
※書き溜め保有済み。約二十万文字。一頁40*40計算で180頁。纏め次第順次投稿予定。
※本作品は2023年上期メフィスト賞に応募したものです。タイトルを検索すれば似た文言がヒットしますが、決して模倣したものではないことをここに明言致します(え、結果ですか? それ聞いちゃう? ええそうですとも。橋にも棒にもかかりませんでした。座談会にも印象に残った作品にも選ばれませんでした! ……まあメフィスト向けのミステリかと言われれば違うから、残当でもなく当然ですね、はい)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 15:02:33
203972文字
会話率:43%
高校生の嘘告された彼女から、娘を託されたんだけど。
無関係だよね?
最終更新:2024-03-12 22:40:09
1982文字
会話率:0%
異世界に召喚された勇者を呼び出した王国は滅び行く所だった。敵国に捕らわれた勇者は、王道の勇者とは言えない道で滅びつつある国を救い。様々な思惑や人間関係が絡みあい国同士の戦争だけではなく世界の根底から覆そうとする主人公のあがき。
最終更新:2024-03-08 05:05:01
2370文字
会話率:67%
主人公の三皎 拓弥(みしろ たくや)は、やりたいことを見つけられずバイトずくめのつまらない日々、そんな日々から抜け出したいと考えていた。そんなとき
他世界の神様〔サラ・ウィーリル・ビアラ・トウミ・テテ以後略テテ〕の勝手なご厚意により、つまら
ないと感じていた世界から連れ出されてしまいました。
連れてこられた世界(アニガンロ)は、中世から時間止まってしまったような世界で。しゅその世界にはモンスターや精霊、魔法色々とファンタジー要素が主人公の頭を悩ませるが、この世界で生きてくと決めた主人公の転職を描く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-14 06:56:43
14052文字
会話率:42%
ペリドット領を治める女侯爵の弟、ソールは魔導学院の卒業パーティーを目前に姉が危篤だと報を受けて領地に呼び戻される。一緒に来てくれた学友のお陰で姉は一命を取り留めたが、その場で「明日から貴方が侯爵ね」と言われ、その上助けてくれたお礼に学友に領
地を案内している際、2人の乗った馬車が道に倒れていた初恋の女性を踏んでしまい――
タイトルの通り残念な性癖持ってる侯爵が何回もざまぁされて心が余計にひん曲がってる性悪令嬢を何とか元に戻したいと考えるついでに性悪令嬢の命を狙う輩から守ったりする色々残念なラブコメです。ヒロインはヒドインです。
※この小説は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 22:06:15
212489文字
会話率:36%
うつ病になり、東京で叶えた夢を捨て、地元で『精神科の閉鎖病棟』に入院することになった “私” 。そこは嘘のようなあり得ないことが日常的に起こる、変だけど優しい世界だった。
実体験をもとにした、精神疾患の重篤な患者が入院する閉鎖病棟の実情。
入院生活で経験したトンデモナイ3ヶ月を綴り、精神疾患を抱える人たちや、精神科・心療内科にかかることへの視線が少しでも優しくなってほしいと願うノンフィクション。
※この作品は「カクヨム」「アルファポリス」「NOVEL DAYS」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-18 19:00:00
32025文字
会話率:17%
沼田海里(17)は幼馴染でクラスメイトの一井柚佳に恋心を抱いていた。しかしある時、彼女は同じクラスの桜場篤の事が好きなのだと知る。桜場篤は学年一モテる文武両道で性格もいいイケメンだ。告白する予定だと言う柚佳に焦り、失言を重ねる海里。納得でき
ないながらも彼女を応援しようと決めた。しかし自信のなさそうな柚佳に色々と間違ったアドバイスをしてしまう。
「キス、練習すりゃいいだろ? 篤をイチコロにするやつ」
己の経験のなさも棚に上げて。オレよ、もうやめてくれ。
※短編で投稿していたものの連載版です。
※不定期更新予定。
※カクヨム、アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 16:44:44
105289文字
会話率:40%
「海里の好きな子って美南ちゃんでしょ?」「うるせー、誰だっていいだろ。……柚佳の好きな奴は篤だろ?」「クッ、さあね。教えてくれないと教えない! まあ、もうすぐ告白する予定だし?」焦ったオレ。「キスもした事ない色気のない女、相手にされる訳ない
だろ? 篤は学年一のモテ男だぞ」「海里はした事あんの?」「あるよ? (嘘)」悔しそうに沈黙し俯いた柚佳。言い過ぎたと更に焦ったオレの口からとびっきりの失言が飛び出た。「キス、練習すりゃいいだろ? 篤をイチコロにするやつ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-08 02:22:10
705文字
会話率:13%
面接で緊張していた中、突如祖父の危篤の知らせを受けた―
初めて身近にいた人を亡くし、それを受け入れていくことは中々難しい。それでも、今を生きている私達がどう受け止めるのか。
*これは実際に私が体験したものです。エッセイというよりも、私の心の
整理のために書いたものなので、その他のジャンルに振り分けています。
*よろしければ、感想など頂けると幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-01 15:21:41
1767文字
会話率:55%
タリアナ王国のユルハラ子爵の子ナリアは国王から人も羨む求婚をされた。ところが浮気をしたとしてして婚約を破棄され、財産没収のうえ平民に落とされて隣国ブルーノ王国に国外追放になった。ナリアは10歳の誕生日に治療魔術が使えるようになった。そこで
重篤なブルーノ王国の王子を治療したら求婚されることになった。しかし……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 12:53:35
14636文字
会話率:50%
主人公の航平のもとに、祖母の危篤の知らせが届いた。祖母は航平が上京する時に、家族の中で唯一自分の頑張りを認めてくれた人で、航平の憧れでもあった。急いで帰省し、病院に向かう航平。しかし、そこに居る祖母にかつての面影はなく……
尾崎放哉の作品「
咳をしても一人」の現代版解釈。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-13 16:57:55
3581文字
会話率:21%
私はテロ『ムーン・ロスト』の事を後世に残す為に、月と地球の関係性や、テロリストである『彼』のことを、取材する。本当は『彼』のテロ行為を止めるべきだろうが、私はジャーナリストなのだ。許して欲しい。
地球人の、いや、人としての尊厳を護る為、
今ここに手記を残す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-06 14:46:36
1241文字
会話率:15%
決闘神判
それは、闘争の神ボンガロに捧げられる儀式である
神のみ知りうる事を、神のみが判断しうる事を、決闘という儀式をもって神に問う
そのような儀式である
決闘神判官は、その儀式において、神の代理として、神判決起人と決闘を行う者であり
信
仰に篤い信徒の中から、公正な籤引きにより選ばれる
ロング・ザッカショーは、豪商ザッカショー家の入り婿で
何故か数度ともなく、この決闘神判官として選出されていた
理由は単純
ロングは、決闘神判を上手く演出し、決起人に大怪我を負わせる事なく、神判を丸く収める能力に長けた者だから
つまりは「八百長の達人」だからである
この話は
様々な事情を持つ決起人達を八百長でなんとか丸く収めたり、12歳の幼い嫁に振り回される、ロング・ザッカショーの苦労の日々を描いたりハートフル決闘コメディとなっています
一話完結方式の、比較的短い話をゆるゆると続けていく予定ですので
お気軽に読んでいただければ幸いです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 19:47:56
20628文字
会話率:22%
これは舞台俳優を目指す青年、篤人のすこし不思議な物語です。
一週間後にオーディションを控え、公園で篤人がその課題に取り組んでいるとき、偶然、未来と出会います。課題は「チャンスは残り三回です」のセリフを演じること。課題に苦戦している篤人を
未来は励まし、篤人はそんな未来に少しずつ心惹かれていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-24 21:50:34
9441文字
会話率:43%
人生最大の分岐点
そんな1人のクズ男が人生の再構築に挑む
感動的なホスト小説
最終更新:2023-12-23 02:58:24
4407文字
会話率:82%
今までチャラチャラ男遊びをしていた1人のクズ女が、ある男との出会いをきっかけに、ちゃんとした1人の女の子になる感動ラブストーリー
キーワード:
最終更新:2019-10-01 23:29:44
7754文字
会話率:78%
作家志望の岸本篤士が、何年も売れずに過ごしていた。
ある時、一人の占い師と出会い、夢で見たことを書いてみては?と、助言を貰う。
それを実行してみると、ようやく作品が認め始められた。
それからと言うもの、何度も何度も、夢の世界へと足を運ぶこと
になるのだが、夢が現実に勝ちはじめ、どちらの世界に居たいのかも分からなくなり始める…そして…
夢を叶える為に、現実の世界から、夢の世界へと飛び込んだ男の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-22 17:21:37
62960文字
会話率:30%
ウラリー王国筆頭公爵家、エステル家。権力、地位、財力全てを持ち合わせており、広大な土地を治める。領内も優れた統治で年々豊かになり、領民からの信頼も厚い。また有り余る財力を使い国に尽くす姿勢から、領内外問わず貴族と平民両方から支持されている。
教会にも多額の寄付をしていることから、その信仰の篤さを尊ぶ教会関係者も多い。もちろん王室も、忠義を尽くし国を豊かにするエステル家に信頼を置いて優遇していた。
これは、そんなエステル家のお姫様の物語である。
アルファポリス様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-16 17:02:29
61913文字
会話率:64%
篤は予知能力を持ち、豊かな生活を楽しんでいたが、友人の智也は普通の人生を楽しんでいた。篤は予知能力を自慢し、普通の生活を軽蔑するが、智也は予知のない未知の未来に楽しさを見出していた。ある日、篤が事故に遭い、予知能力を失う。智也の助言で、篤は
未知の未来への興奮を感じ、新しい人生を歩み始める。篤と智也は共に楽しい未来を迎える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-03 07:48:18
732文字
会話率:34%
危篤状態のダークエリファのセリナを、心配そうに看病しているレイモンドが居た。
レイモンドはセリナに死なないで欲しいと叶わないお願いをするけど、セリナにはその要望に応える力は残っていなかった。
なす術がなくなったレイモンドは、最後の希望、
頼みの綱で神にすがることにした。
そんな奇跡に頼ったところで、セリナが病から回復するなんてことはない。
と思っていたところ、なんと、本当に助けが来たのだ。
レイモンドたちの前に現れた存在は、神と呼ばれているらしい存在で、プロフィティアと名乗った。
プロフィティアは条件を一つ引き受けてくれたら、セリナを元気な状態にしてあげると交渉する。
その条件とは、レイモンドが“魔王”の称号を授かることだ。
魔王とは何なのかと、レイモンドはプロフィティアに尋ねるが、魔王の称号に深い意味はないと返事が返ってくる。
プロフィティアの言葉に納得し、とにかくセリナを救いたい思いが強いレイモンドは即断で条件を引き受けることにした。
すると、レイモンドの体に異変が起きる。
頭髪が白く染まり、左目が紅くなってしまったのだ。
しかし、セリナが元気になるならそんなことは些細な事。
プロフィティアは便利な槍と新しい住居を提供し、その場を去っていく。
セリナは助けてくれたレイモンドを。
レイモンドは愛しのセリナの元気な姿を再び見れて、互いに抱きしめ合うのだった。
それから1年後。
突然、穏やかに暮らしていたセリナたちの家の玄関が魔法による爆発で破壊される。
出来上がった家の大穴から、3人の知らない人物が家の中に入ってくる。
エリファの女性、フィオナ。ヒューマーの男性、レオ。ヒューマーの女性ユリア。
フィオナはレイモンドに告げる。
「魔王、お前を倒しに来た! 世界を平和に戻せ!」
意味も分からず、理不尽にレイモンドはフィオナたちに攻撃を仕掛けられていく。
レイモンドは何もしていないと否定して、なんとか彼女たちの敵意を鎮めようと試みる。
セリナもフィオナたちがなにか間違っていないか説得してみる。
しかし、レイモンドの白い髪形、紅い左目を確認すると、フィオナたちは緊張感を漂わせる。
フィオナとレオ、ユリアと攻防を繰り広げ、レイモンドは身体を硬直させ隙を見せる。
レイモンドの危機に、セリナは身を挺して彼を守ろうとするのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 12:29:40
6757文字
会話率:52%
幸せそうな顔で亡くなるという急性脳炎に打ち勝つためある研究員が立ち上がる。
突如発症が確認された脳炎。急速に感染が広がるとともに、高い致死率をもっていたことから世界の人口が激減する。
重篤な脳炎により死亡した患者はみな一様に幸せそう
な表情を浮かべていた。
日本で著名な感染症研究者、寺岡がこの幸福脳炎と呼ばれる感染症に立ち向かう。
彼の大事な家族に再会するために……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-23 00:15:50
5135文字
会話率:22%