【煮ようが、焼こうが、妻にしようが、妾にしようが、使用人として使おうが、どうぞお好きに】
リンヒニア国の侯爵家令嬢ユリシアは、ダンス一つ満足に踊れない出来損ない令嬢。そんな彼女は雑な書簡と共に、隣国の大公グレーゲルの貢物ものにされること
になった。
マルグルス国の国王陛下の甥であるグレーゲルの二つ名は”血濡れの大公”───気分次第で首をすっぱり切り落とす残忍非道なヤバイ奴。付け加えると、どうも一途に愛する女性がいるようで。
というなんか色々問題がありそうなグレーゲル大公閣下の支配下で生き抜く為には、存在を消して大人しく過ごすのみ。
しかし、ある日グレーゲルに呼ばれこう告げられる。
「君を正妻として迎えることに決めた」
「……はぁ?」
政略結婚でも恋をして、愛し愛されることを望む大公様と、なぜか自分がお飾り妻だと思い込む侯爵令嬢の、北の最果てで繰り広げられるすったもんだの恋物語。
※アルファポリス様にて以前書いたものを改タイトル、加筆修正して数話まとめて投稿しています。なろう様でも途中まで投稿してました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-20 22:09:55
142756文字
会話率:35%
フリント王国の騎士クリス・アラートは、最前線で侵攻してきたグランベルノ王国軍と戦っていた。
最後まで諦めず戦う兵士達の思いも叶わず、フリント王国の城壁にグランベルノ王国の旗がなびいた。
フリント王国は陥落してしまった。後戻りのできない最前線
で、クリスは戦いを止めようとしなかった。
そんな彼に興味を抱いたこの世界の創造神クルシュトワは、気まぐれでクリスに最強の力を与える。
神からの力を得たクリスは、最前線を消滅させてしまった。
帰る場所の無くなったクリスは、叔父を頼りにアルフェリアへ移り住み冒険者となる。
冒険者となったクリスは、騎士の束縛から離れ自由気ままな暮らしをしていた。
そんな彼に魔獣に襲われる冒険者パーティーの救出をして来いと、叔父であるギルド館長のスライブから命令され、渋々救出に向かう。
難なく冒険者パーティーを救出したクリスだったが、森で魔族の勇者カレンと最悪な出会いを果たした。
平穏が戻ったと安堵する間も無く、今度はグランベルノ王国から、人族の勇者一行が魔獣討伐にやって来た。
魔獣の寝床の案内を頼まれたクリスは、勇者達を連れて魔獣討伐に出掛けたが、経験の浅い勇者とその仲間たちは、呆気なく魔獣に倒される。
彼らを見捨てる事が出来なかったクリスは、代わりに魔獣を討伐してしまった。
魔獣討伐後に勇者の異変に気が付いたクリスは、彼を加護する慈愛の女神ディアナに勇者の洗脳を解かせた。
洗脳されていた勇者ミツヤは、異世界から召喚され、領土の拡大を目論む王によって利用されていた事を知る。
再び気ままな生活が出来ると思っていた矢先に、不穏な動きをするグランベルノ王国の情報を知らせる為、書簡を届ける仕事を依頼される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-01 23:00:00
210470文字
会話率:40%
一途な少年が愛する女の子に送る最初で最後のメッセージ。
※涙できる内容ではありません。少年に共感できる方ならもしかすると泣けるかもしれませんが……。
最終更新:2021-12-23 10:33:14
1019文字
会話率:0%
「片道書簡」、「ズィ・アフロ」の二話構成です。なろうラジオ大賞にエントリーしました。オーパーツ、「ズィ・アフロ」とは何でしょう?
最終更新:2021-12-22 23:00:00
1918文字
会話率:24%
日本史最大の英雄、織田信長。
彼の名を、彼の人物像を、知らないと言う日本人はほとんどいない。しかし、信長は時代が移り変わると共にその人物像も変化してきた、時代の映し鏡だった。
天皇中心の時代であった戦前には、「勤皇の先駆けとなった革新者」
。
敗戦を経た現代においては、「天皇・将軍・寺社の権威を否定し、中世を破壊した魔王」。
時代が変わり、大衆の価値観が変わるごとに、英雄像も生まれ変わって来たのである。
では、実際の信長はどんな人間であったのか。本当に、足利将軍を傀儡にして天下を我が物にしようと野望を抱いていたのか。使えない家臣を切り捨てる非情な独裁者であったのか……?
「俺が出した命令に不満があるのに、おべっかを使うのはよくない。言いたいことがあるのなら、きちんと主張しろ。話はちゃんと聞いてやる」
(信長が柴田勝家に出した掟書より)
「秀吉の意向に背く輩をかくまうな。わしは亡き信長様のように甘くはないぞ」
(秀吉が脇坂安治に送った書状より)
「信長は気質は寛大で(中略)絶えず日本人の心をつかんでいた」
(ルイス・フロイスの書簡より)
この物語は、平成が終わり新時代「令和」が始まろうとしている今、新たな英雄伝説に挑もうとする歴史ロマン小説である。
新たな信長伝説、今ここに開幕す!!
※この作品は、カクヨム、エブリスタ、セルバンテスでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-05 20:00:00
907119文字
会話率:39%
ー偶然か、あるいは運命の導きか、黄色いリュックカバーが誠司の目の前に忽然と現れた。
奇跡のような再会、そして24年前の遠い夏の日、北アルプスでの緑との出会いが甦るー
日奈子の父、誠司との死別がきっかけで見つかった緑との手紙のやり取りで物
語が展開し、やがて日奈子が知らなかった父、誠司の姿が明らかになっていく。
書簡体に託された心温まるヒューマンドラマが、山岳ロマンスという新しいジャンルを切り開く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-01 14:00:00
16347文字
会話率:23%
風の国のルシアス王と王妃の婚姻から15年。
車いすの老王ルシアスのもとに、国交停止中の隣国セレナから書簡が届いた。
水の国に、新しい王が立つという。
ルシアスは祖国をもう一度見たいと言う王妃の懇願に負けて、ついに国境の封鎖をとく。
いっぽ
う、彼らの息子ラドモントは、美しい女性の幻を見て…
風の国シリーズ第2章。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-15 19:07:41
170041文字
会話率:38%
【本編完結】※ちょくちょく番外編や後日談を更新します。
伯爵家の令嬢 セルイラ・アルスターは、200年前に生きた少女「セラ」の記憶を持って生まれた。
ある日、人間領と関わりを断っていたはずの魔界から、王国に一通のお触れが届く。その内容
とは、「魔王が人間の女を妻として所望している」との衝撃的なものだった。
そして花嫁候補の一人として魔界へ送られることになったセルイラは、魔王城にて現れた青年の姿に、仰天した。
「……魔王じゃなくて、あれ、私の(セラの)息子じゃないの!」
書簡の解読ミスにより、魔王の嫡男アルベルトの花嫁候補として魔界へ来てしまったセルイラ。しかも息子は女を軽視し弄ぶ駄目男に育っていた。
加えて娘にも深刻な問題があるようで……?
──ちょっと魔王(父親)、一体どうなってるの!
◆第五回アイリスNEOファンタジー大賞、銀賞を受賞することができました。ありがとうございました。◆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-08 16:52:09
238243文字
会話率:37%
「僕と同じ、虹色の虹彩を持っている女性と出会えたら――やぶさかではありませんね」
フォルトマジア王国の若き魔術師団長があげた結婚相手の条件が、王立学院に通うレイチェル・パーシヴァルを悩ませていた。しかも今年で学院も卒業だから進路のことも
考えなければいけない。彼女は学院に入学した時から学費などの援助をしてくれるアラン・スミシーという男に手紙で日々の出来事や悩み事を打ち明ける。
そんな彼女の手紙と、魔術師団長の結婚の行方。(全十一話完結)
※「カクヨム」にも掲載しています
※以前投稿した二つの短編(検索除外済み)をまとめて少し加筆修正した作品です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-06 17:00:00
36494文字
会話率:25%
剣と魔法の物語を書くにはプレートテクトニクスから考証を始めないとダメだ!とつまずいていた私が自分なりに折り合いをつけて小説を書けるようになった話
最終更新:2021-08-12 09:31:55
2782文字
会話率:16%
ある王子が婚約破棄を宣言し、
ある令嬢が婚約破棄を宣言される話。
最終更新:2021-06-03 01:45:17
3331文字
会話率:2%
『月夜の甘棠』の続編!
甘棠の木を奪還することに成功したが……
最終更新:2021-05-02 15:02:00
1377文字
会話率:38%
燕という中国に存在した国の二人の君主を題材にした話。
これは「書簡体小説」!二人の書簡によって、
ストーリーが展開していく。
最終更新:2021-05-02 14:19:29
879文字
会話率:32%
寂しい男が書簡で時に見栄を張り、時に赤裸々に心情を打ち明ける書簡小説。
最終更新:2021-04-01 00:17:34
863文字
会話率:0%
東国の王に捨てられた母と双子の妹を支える為に懸命に働いていたルイジェ。
何とか母子三人で貧しいながらも暮らしていたある日、東国とグラナダ王国の間に戦争が起こる。
あっという間に東国の敗戦により終結した。
そんな中、ルイジェの元に一通の書簡が
届く。
内容は違う東国の王の血を引くルイジェが人質として性別を偽りグラナダ王国の此度の戦争を指揮したハウゼント公爵に輿入れしなければ、母と妹の命の保証が無いという脅迫だった。
双子の妹では無く男のルイジェが選ばれた理由とは———?
※残酷な描写有り
※R15程度の性描写有り折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-31 07:00:00
18891文字
会話率:20%
黒実 音子の作る皮肉と風刺を書いたラテン詩です。
ラテンバンド「墓の魚」で歌っています。
(バンドの公式サイトでも掲載しています)
キーワード:
最終更新:2021-02-22 21:45:14
6237文字
会話率:15%
黒実 音子の作る皮肉と風刺を書いたラテン詩です。
ラテンバンド「墓の魚」で歌っています。
(バンドの公式サイトでも掲載しています)
最終更新:2017-04-25 11:00:59
486文字
会話率:0%
古い時代のスペインの「魔女の集会」(サバト)を、人間の社会を想わせる奇妙なユーモアで描いた幻想的な朗読劇用作品。
最終更新:2016-12-05 10:06:40
6700文字
会話率:1%
凪野征志郎は、妻千景が謎の服毒死を遂げたあと大学教授の職を追われた。事件から数ヶ月後、彼は義理の弟柊耶を殺して自殺する。何があったのか、世間は何も知らないままだった。
二人の間に交わされた往復書簡は、ひっそりと闇に葬られたから。
最終更新:2020-12-27 18:44:41
10632文字
会話率:0%
魔物を討伐した。さあ次の魔物へ!持ち運べないので素材は売らず死骸処理は放置?
盗賊のたまり場を発見!討伐隊へ伝令役が居ない?
街の飲食店で作る食料が足りない。香辛料や食材の補充は遠出の街まで?
急いでダンジョン奥地にいる冒険者に手紙
を届けてほしい?
戦場で魔術師が死んで人手不足?
『手紙でも物品、必要な人材、凶悪な魔物でも私共が配送、配達、運搬承ります。』を謳い文句としている配達ギルド“クルセルラビット”。
そんな職場に所属している配達人の“ルベット”。
今日も彼は日がな一日グータラしたいが環境がそれを許すことはない。配達先でのトラブル。また奴隷商からの護衛依頼。王からの書簡配達依頼。そして勇者からの荷運び依頼等々。そんな飛脚職の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-11 19:17:33
59444文字
会話率:51%
華、香る。
それは2人の絆のカタチでありました。
これはまことしやかな物語。
そして始まるまことな物語。
魔女の一族に生まれながら、ほとんどなんの力も持たない苑珠。
しかも初代当主珠佳と瓜二つと言われ期待され、けれど力がないばかりに
一族に疎まれていた。
そんな彼女は、とある一枚の書簡がきっかけで運命の軌道に乗り上げる。
これは悠久から続く永遠の絆の物語。
苑珠と珠佳、そしてーー。
※架空世界が舞台の中華風物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-31 14:54:49
33548文字
会話率:27%
ランダムに単語を3つ取り出して書いた短篇です。お題は「ペナルティ」「書簡」「タルト」です。連載タイトルの『「3つ」「単語」「短編」』にも載せますので良かったらそちらも読んで欲しいです。
最終更新:2020-10-24 00:09:25
1876文字
会話率:11%
創作に対するスタンスも純文学に対する考え方も人それぞれ。
話し合ってもそれが浮き彫りになるだけだったりするけど、でもどっかで影響を与えあう、ほんの少し変化する。
そういうのって、けっこう大事じゃないでしょうか。
解決は、しませんが。
※
本文中の書簡部分は、実際にやりとりした感想返信・メッセージより抜粋・編集したものです。
Y先生ご本人の許可を得て掲載しております。
※Y先生ご自身からは 『先生は外して。ボンクラなんで』 と注文いただいたのですが、砂礫のリスペクトを表して勝手につけております。
※そんなこんなでY先生、いつもどうもありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-17 01:36:33
5300文字
会話率:1%