オーガスタの婚約者が王女のことを優先するようになったのは――彼女の近衛騎士になってからだった。
婚約者はオーガスタとの約束を、王女の護衛を口実に何度も破った。美しい王女に付きっきりな彼への不信感が募っていく中、とある夜会で逢瀬を交わすふたり
を目撃したことで、遂に婚約解消を決意する。
そして、その夜会でたまたま王子に会った瞬間、前世の記憶を思い出し……?
――病弱な王女を優先したいなら、好きにすればいいですよ。私は私で、好きにしますので。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 07:30:00
99253文字
会話率:44%
隣国との戦時中に国王が病死し、王位継承権を持つ男子がひとりもいなかったため、若い王女エトワールは女王となった。だが──
「俺は彼女を愛している。彼女は俺の子を身篭った」
戦場から帰還した愛する夫の隣には、別の女性が立っていた。さらに彼
は、王座を奪うために女王暗殺を企てる。
そして。夫に剣で胸を貫かれて死んだエトワールが次に目が覚めたとき、彼と出会った日に戻っていて……?
──二度目の人生、私を裏切ったあなたを絶対に愛しません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 06:25:05
96326文字
会話率:40%
公爵令嬢ペリューシアは、初恋の相手セドリックとの結婚を控え、幸せの絶頂のはず……だった。
だが、結婚式で誓いの口づけをする寸前──姉と入れ替わってしまう。
入れ替わりに全く気づかず婿入りしたセドリックの隣で、姉は不敵に微笑む。
「この人の
子どもを身篭ったの。だから祝ってくれるわよね。お姉様?」
ペリューシアが掴んだはずの幸せは、バラバラと音を立てて崩壊する。
妊娠を知ったペリューシアは絶望し、ふたりの幸せを邪魔しないよう家を出た。
すると、ひとりの青年だけが入れ替わりを見抜き……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 06:11:35
88636文字
会話率:43%
地方の伯爵令嬢ルミティは、地元では「不運令嬢」と呼ばれる不運体質を持っていた。文武両道の兄、聡明で美しい姉と愛嬌たっぷりで領地1の美女である妹マロン。王国からも熱い信頼を受ける父、王家の遠縁でもある母。家族の中でなんの取り柄もないルミティは
家のために結婚をするしかないと言われていたが、なかなか婚約が決まらずにいた。
なぜなら彼女はあり得ないほどの不運体質で、さまざまな殿方とのお顔合わせにたどり着けなかったり、お見合いで失敗をすることを繰り返していたから。
そんな中、「お顔合わせなし、即婚約可」というお見合いがルミティ宛に送られてきて、家族は了承。追い出されるようにして嫁ぐのだった。
ルミティが嫁いだ先はなんと公爵家。夫となったヴィルズは、嫁いできたルミティに置き手紙で「愛のない契約結婚として受け入れてほしい」と伝えてくるのだった。
夫の顔も知らないまま、邸宅で過ごしているルミティは夫・ヴィルズの親友で騎士をしているエリアスと出会う。エリアスはヴィルズよりルミティの騎士をするようにと命令されやってきたという。容姿端麗で完璧な彼がなぜかルミティを気に入って溺愛しようとする……?
そんな中、幸せそうなルミティの噂を聞きつけた妹のマロンがやってきて彼女を実家に戻しまた不運な日々に陥れようと画策。いつもは一緒にいるはずのエリアスもおらず、ルミティは家宝のツボを壊した罪を着せられてしまう。
その時、不運にもヴィルズが帰宅。初めての対面が離縁の場面になるのだとルミティが覚悟をして彼の顔を見ると……そこには公爵として礼服を着たエリアスが優しい微笑みを浮かべているのだった。
ヴィルズはルミティが恋愛をすると「不運」でに見舞われる理由やその原因を見つけるため身分を隠して彼女と接していたのだ。そして、幼い頃からルミティに呪いをかけ続けた妹マロンへの断罪が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-18 00:10:31
24346文字
会話率:65%
(※最終話まで執筆済み)周囲から「完璧な淑女」と評される伯爵令嬢グレイス・クロノスは、親密な者の前でだけ素の姿を見せる普通の少女。ある日、グレイスは父親から「金のために早急に嫁いで欲しい」と懇願された。相手は貴族の間でも「最低公爵」と有名な
アーサー・ブラック。しかし、アーサーと初対面の時にグレイスは告げられた。――「君を娶るつもりはない」と。婚約を諦められないグレイスは意図せずアーサーと親しい人間と関わっていく事になり、二人は徐々に親しくなっていくが、グレイスは何かを隠している様で……? これは仮初の淑女・グレイスと、自分を最低と思い込んでいるアーサーが、お互いを認め合う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-17 08:00:00
161962文字
会話率:59%
姉のものならなんでも欲しがる妹に、とうとう婚約者まで取られた伯爵令嬢ヴィオラ。しかし不幸なんてことは全くなく、頭脳明晰なヴィオラは自分で人生を切り開き、大学に進学後そのまま准教授にまで上り詰めていく。
順風満帆な日々を送っていたところ、教え
子の男爵令息オリヴァーに契約結婚の話を持ちかけられた。ヴィオラもオリヴァーもお互い親から結婚を催促される身で、そのカモフラージュに、と。
両親からの干渉に嫌気がさしていたヴィオラは、いずれ離婚する前提で彼の契約を受け入れることにする。しかし、結婚が成立してから彼の溺愛が始まる。
ヴィオラはオリヴァーを愛するつもりは一切なかった。自分が気持ちを傾ければ、妹に邪魔をされて終わるに決まってるからだ。
一年で離婚する気満々のヴィオラは、愛情を捧げてくる彼を適当にあしらい続けるが……?
■全31話+幕間7話(全話執筆済み)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 19:12:22
115074文字
会話率:46%
ミマーナ王国の第四王子ジュストは、パーティの場で突然ルイーズ・ベルトン伯爵令嬢との婚約を破棄し、フェリシー・ラフォレ子爵令嬢と婚約すると宣言する。しかし「承りました」と彼へ返答したのは、オレリア・クラルティ侯爵令嬢だった。
「待て待て。ど
うしてお前が返事をするのだ」
「どうしてと仰られましても……ジュスト様の婚約者は私ですから」
知らぬ間に行われた婚約者のすげ替えに困惑するジュスト王子だったが、事態は思わぬ方向へ進んで……?
※ 設定はゆるふわです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 19:12:06
6554文字
会話率:39%
「真実の愛が何だってのよ!!」
夫から真実の愛に出会ったため離縁して欲しいと告げられたビアンカ・ファインズ子爵夫人。
実は彼女は魔女から貰った『時戻りの時計』を使い、既に2回の巻き戻りを経験していた。2回とも真実の愛を盾に理不尽な扱いを受
け、ブチギレたビアンカはやり直しを望んだのだ。
真実の愛に翻弄され続けたビアンカが、最後に選んだのは……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 19:32:00
9307文字
会話率:39%
『お姉ちゃん、見てるぅ~?私、今から勇者様と一緒に魔王を倒してきまーす』
聖女エステルの元へ送られてきた映像記録には、婚約者の勇者アレンと妹デイジーが映っていた。映像のアレンはエステルとの婚約を破棄し、デイジーを選ぶと告げる。
両親に溺
愛されるデイジーに、様々な物を奪われてきたエステル。映像を見ても両親は妹の味方で、彼女が悪いと責め立てる。だが事態は思わぬ方向へ進んでいって……?
※ 設定はゆるふわです。
※ アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 18:55:43
9300文字
会話率:27%
剣と魔法のファンタジー世界に転生した少年。しかしそこは、前世であった乙女ゲームの世界で……?
なんてことには全く気付かず、己の人生を強く逞しく生きる少年の話。だって誰も教えてくれないんだもの。前世の記憶は夢で見たぐらいで覚えてないよ。なので
チートもざまぁも改革もないよ。ただ、己の身の回りの問題を頑張って片付けるだけだよ。少年は、なんか周りの人達、美男美女ばかりでキラキラしてるなって思う程度で気にしてないよ。
これは以前投稿したお話の、別視点のお話です。そしてまた、固有名詞無しでどこまで書けるかやってます。ボーイズラブはまた雰囲気になるかと思われます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 18:00:00
80601文字
会話率:44%
「俺はどうすればよかったんだ……?」
ブリテンの第二皇子であるアーサー=ペンドラゴンはギロチンにかけられながら己の運命を嘆く。度重なる重税や貴族の横暴に激怒した民衆の革命によって彼はその命を落としたはずだった。
だが、次に目が覚め
た場所は自室のベッドだった。しかも、自分の姿は五年前の少年だったころに戻っていることに気づく。
処刑から逃れるのはどうすればいいのか……?
悩んでいた彼が何とはなしに、メイドに親切にすると脳内に不思議な声が響く。
『善行ポイントが加算されました。未来がわずかに変動したします』
その声を救いと知ったアーサーは己の命のために人々に優しく接し、善行をつくしていった結果、歴代最高の王……『聖王』とまで呼ばれるようになる。
これは世間知らずで人の心がわからなかった少年が己の命のためにがんばっているうちに様々なことを知り成長するやりなおしの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 12:10:00
293373文字
会話率:47%
俺が異世界転生したのは「貧乳」が優遇され「巨乳」が冷遇される世界だった。まわりに貧乳しかいない状態に絶望する巨乳好きの俺。
だが、そこで巨乳であることを隠して生きるメイド『シグレ』と出会い、魔女のせいで胸の大きい女性が迫害されてしまう
ようになったことを知る。
「間違っているのは俺じゃない、世界の方だ!!」
迫害されている巨乳少女たちのため世界の常識をかえ、世界を変えることを誓った俺を見たシグレが感動と期待に満ちた目でこういった。
『ご主人様……本当に巨乳が好きだというのなら私の大きく育ちすぎてしまった胸に顔をうずめてはいただけませんか……?」
これは世界の仕組みを変えるために巨乳を助けていたら巨乳美少女たちに求愛されるようになった俺の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 17:24:46
69640文字
会話率:53%
「ロンド!! あなたのチンコを追放したわ」
「は……?」
それはよくある追放劇……ではなかった。いや、なんだよ? チンコを追放って!!
人類最強の勇者パーティーに所属する盗賊ロンドはある日幼馴染の聖女プリムに彼のチンコを追放したと
言われて混乱する。
「こんな嫌がらせをしないで素直に俺を追放すればいいだろうが!!」
「なんでよ、あんたが一緒のパーティーにいるから私は魔王討伐だってこわいけど頑張っているんじゃない。追放なんてするわけないでしょう!!」
どうやらロンドが気に入らなくて追放をしようというわけではないらしい。
「じゃあ、なんで俺のチンコを追放したんだ?」
「それは……あんたがエッチな店にいったのが悪いんだからね!!」
そう聞くと、なぜか顔を真っ赤にして唇を尖らすプリムに、わけがわからずほかの仲間に助けを求めるもなぜか微笑ましいものでも見るかのような表情をされるだけで要領を得ない。
そして、追放されどこかに行ってしまったチンコを探すために旅に出ると、チンコが意外な活躍をしているのを知って……
「追放された俺のチンコなら世界を救えるかもしれない~魔王も倒せるってマジで言ってんの?」
と叫ぶことになるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 12:01:50
8851文字
会話率:60%
「お前との婚約は、ここで破棄することとする!」
ざわついた舞踏会で、俺はとうとう言ってやった。
婚約者であるパッとしない公爵令嬢より、素直でかわいい男爵令嬢のほうがいい。
ハロルド王子殿下が婚約者ミリタリアに婚約破棄を突きつけた結果とは…
…?
見ようによってはハッピーエンド。ひねくれたざまぁ要素あり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 10:40:00
4867文字
会話率:34%
アリスローズには悩みがある。それは、王太子であり自分の婚約者が7人の令嬢と浮気していること。しかも、ひょんなことからそのうちの1人が王太子と結託し、アリスローズの婚約破棄を勝手に進め、自分が正妃になろうとしているのだと知る。
「もう我慢の限
界! 浮気をする男なんて願い下げよ!」
相手が婚約破棄を切り出す前に、こちらから婚約を白紙にしてしまおう。それも、相手が最も後悔するであろう方法で。アリスローズは編み出した計画とは……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 17:10:00
65080文字
会話率:45%
妹に王子を寝取られ、真面目に頑張っていた仕事も首になり、両親の期待は完全にゼロ……だから、もう自由に生きて良いですよね?
伯爵令嬢は痩せっぽっちのドラゴンと一緒に、森の奥で静かな暮らしを始めるのでした。でも、妹がそれを許さなくて……?
最終更新:2021-12-31 22:10:34
309775文字
会話率:44%
侯爵令嬢メルジーナは苦しい恋をしていた。婚約者とは名ばかり、婚約相手のアンリは、自分の従妹であるヴィヴィアンばかりを優先している。
デートも必ずヴィヴィアン付き。病弱なヴィヴィアンが倒れたと言っては、すぐに駆け付ける始末。あげく、そんな
ヴィヴィアンのことをメルジーナが虐めたと言いがかりでなじられて──。
思い余ったメルジーナは、アンリへの恋心を手放すべく、王都に出来た「まじない屋」へと足を踏み入れる。そこで運命の相手と再会して……?
アンリを吹っ切り、新しい恋と幸せを手に入れたメルジーナのお話。
痛快な断捨離をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 12:40:44
7706文字
会話率:33%
政略結婚にて、彼と彼女が初めて顔を合わせた日の夜。
「あなたを愛することはない」と言った彼に、愛を知らない彼女は突発的に「師匠!」と、あおいだ。
愛することはないと言えるなら、彼は愛することを知っているのだろう、という理屈だ。彼女が知らない
ことを知っている人、それすなわち師匠である。
ツッコミ属性の彼と、本に影響されすぎの彼女。
彼女は果たして愛を知ることができるのか……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 12:10:00
4244文字
会話率:77%
「――偽りの聖女ルナ、貴様を火炙りの刑に処す」
そうしてルナは焼かれた。これまで助けた人々に、罵詈雑言を浴びせられながら……。
(あぁ、疲れた……。もしも来世があるのなら、今度は自由に……そう、小説の中の『悪役令嬢』のように自由気ままに生
きたいな)
300年後、彼女は元の世界に転生し、絶大な聖女の力をそのままに伯爵令嬢の地位を――二度目の人生を手に入れた。
「もう誰かが困っていても、絶対に助けたりなんかしない。悪役令嬢に、私はなる!」
聖女学院に入学したルナは、聖女バレしないよう目立たず静かに過ごし、『悪役令嬢的セカンドライフ』を満喫する……はずだったのだが……? 聖女の力はあまりに凄まじく、無意識のうちに注目を浴びてしまう。
一方その頃――世界には邪悪な魔王の手が伸び、人類は存亡の危機に瀕していた。
追い詰められた人々はかつての過ちを後悔し、聖女の救済を求める。しかし、今更になってもう遅い。聖女は死んだ、否、彼らがその手で殺してしまったのだ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 23:47:37
467354文字
会話率:43%
『私は恋に生きるから、探さないでそっとしておいてほしい』
という置き手紙を残して、駆け落ちした姉のクラリス。
それにより、主人公のレイチェルは姉の婚約者────“悪辣公爵”と呼ばれるヘレスと結婚することに。
そうして、始まった新婚生活は
やはり前途多難で……。
まず、夫が会いに来ない。
次に、使用人が仕事をしてくれない。
なので、レイチェル自ら家事などをしないといけず……とても大変。
でも────自由気ままに一人で過ごせる生活は、案外悪くなく……?
そんな時、夫が現れて使用人達の職務放棄を知る。
すると、まさかの大激怒!?
あっという間に使用人達を追い出し、それからはレイチェルとの時間も持つように。
────もっと残忍で冷酷な方かと思ったけど、結構優しいわね。
と夫を見直すようになった頃、姉が帰ってきて……?
善意の押し付けとでも言うべきか、「あんな男とは、離婚しなさい!」と迫ってきた。
────いやいや!こっちは幸せに暮らしているので、放っておいてください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 19:26:29
123248文字
会話率:29%
“稀代の天才”と持て囃される魔術師さまの窮地を救ったことで、気に入られてしまった主人公グレイス。
本人は大して気にしていないものの、魔術師さまの言動は常軌を逸していて……?
例えば、子供のようにベッタリ後を付いてきたり……
異性との距離
感やボディタッチについて、制限してきたり……
名前で呼んでほしい、と懇願してきたり……
とにかく、グレイスを独り占めしたくて堪らない様子。
さすがのグレイスも、仕事や生活に支障をきたすような要求は断ろうとするが……
「僕のこと、嫌い……?」
「そいつらの方がいいの……?」
「僕は君が居ないと、もう生きていけないのに……」
と、泣き縋られて結局承諾してしまう。
まだ魔術師さまを窮地に追いやったあの事件から日も浅く、かなり情緒不安定だったため。
「────私が魔術師さまをお支えしなければ」
と、グレイスはかなり気負っていた。
────これはメンタルよわよわなエリート魔術師さまを、主人公がひたすらヨシヨシするお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 19:24:54
177396文字
会話率:31%
先の戦争で惨敗したことにより、敵国の皇帝のもとへ嫁ぐことになった皇女エリザベス。
本来であれば、悲しむべき出来事だが……何故か、当人は大喜び!
「これでようやく────死ねるわ!」
暴君と呼ばれる敵国の皇帝に殺されることを夢見て、エリザ
ベスは嫁いだ。
でも、どれだけ悪女を演じても殺される気配は全くなく……?
それどころか、物凄く大切にされている。
────えっ?何でこんなに優しいの?貴方、暴君でしょう?
実際、他の人には横暴な態度を取っているため、エリザベスはひたすら困惑。
「俺はただ、エリザベスを幸せにしたいだけだ。そのためなら、何でもやる。だから────思う存分、俺を頼れ。利用しろ。縋り付け」
とにかくエリザベスを甘やかしたくて堪らない皇帝は、死にたがりの彼女へ新たな人生の選択肢を与える。
これは────“死ななければならなかった”悪女が、尽くしたがりの暴君の手によって己の運命を覆す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-02 19:36:05
21085文字
会話率:32%
平凡な高校二年生の宇波守理(うなみまもり)には、両親の再婚でできた義妹――宇波式乃(うなみしきの)がいる。二人の兄妹関係は、守理が小学四年生、式乃が小学三年生の時から始まったものの、仲が良いというわけでもなく、むしろその逆だった。
守理
が距離を縮めようとして遊びに誘ったり、何か一緒にしようとすると、式乃はいつも無言のままに離れていく。会話を仕掛けたとしても、いつも素っ気ない態度を取られ、義妹との関係を良好なものにするのは無理なのだと諦めていた守理だったが、ある日事件が起こる。高校に入って人生初めての彼氏ができた式乃だったが、その恋人を他の女の子に寝取られてしまったのだ。
絶望し、部屋に引きこもってしまう式乃。そんな義妹を見て、守理は黙っていられず、式乃を慰め始める。
「信じられるのは……お兄ちゃんだけ……」
「え……? し、式乃……?」
「好き……小さい時から……ずっと……」
「えぇぇ!?」
平凡だけどやる時はやる主人公と、自分の想いを告げるのがちょっとだけ苦手な義妹の送る甘々とピリ辛なざまぁラブコメ開幕です!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-19 00:10:41
91852文字
会話率:42%
男爵令嬢リーシェナは、婚約者である公爵家子息グラッドから酷い扱いを受けていた。
「フン、木っ端貴族の娘が、俺のそばにいられるだけ有難く思え」
「何をしている、俺が食べ終わるまで料理に手を付けるな!」
「もっと頭を下げて謝れ! なんだそ
の生意気な目は?」
「口答えをするな!!」
……と。
それも女の宿命と自分を殺してきたリーシェナ。だがグラッドの言動はエスカレートし、ついに婚約破棄すら言い出される。それすらも受け容れようとしたリーシェナに対し、突然グラッドは態度を変えて……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 12:00:00
3530文字
会話率:32%
劣悪な孤児院から街の酒場に就職口を見つけてもらうも、こき使われ給料はピンハネされ、挙句の果てに襲われた際に抵抗してクビになったノノヴィ。生活に困り、路頭に迷いかけたところ出会ったのは、魔法使いのエンプワーリ。エンプワーリはノノヴィのことを、
彼が愛した女性の生まれ変わりだと言う。ノノヴィには前世の記憶などなかったが、困窮した状態から抜け出したい一心でエンプワーリの思い人のフリをすることにしたのだが……?
※微ざまぁというか、悪人が成敗されるていどの要素はあります。
※他投稿サイトにも掲載。
※全14話、完結まで予約投稿済。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 00:00:00
35562文字
会話率:34%
αの涼風(すずか)は高校生にして既に天(そら)というΩの“つがい”がいる。“つがい”であることは、高校の同級生たちには秘密。そのきっかけは天にとってはやむにやまれぬ事情であり、そして涼風にとっては公にしたくない心情が絡んでいるからだ。しかし
涼風と天の小学校時代のクラスメイトがふたりが通う高校に転校してきたことにより、その不安定な関係にさざ波が立ち……?
※異性間オメガバース。この作品における「オメガバース」のざっくりとした設定は第1部分冒頭にあります。
※他投稿サイトと重複掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-13 00:00:00
17596文字
会話率:24%
社交界ではとても饒舌で、妻であるルイーゼを立ててくれる、アルベルト。
しかし二人きりのときや家にいるときは、無口だし、無表情だしで、ルイーゼは彼が何を考えているのかわからなかった。
もしかしたら、二人は政略結婚だから、ルイーゼに対して愛はな
く外面だけを最低限良くしているだけかもしれない。
そう思ったルイーゼはアルベルトの本意を確かめるべくいろいろと策を講じてみることにするが、何やらアルベルトの本性が垣間見えるようなってきて……?
ざまぁとかはなくて、溺愛系統です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 22:10:00
18882文字
会話率:36%
国王ラルフの弱みをにぎり、彼を欲しがる悪女の王妃アシェリー。
前世の記憶を取り戻した彼女は、今まで夫のラルフを苦しめたことを懺悔し、彼を解放するために離婚してあげることにした。
町の治療院で働き始めたアシェリーは、頑なだったラルフの態度が軟
化していることに気付く。
「悪女の私は去ったのに、どうして陛下は追ってくるんですか?」
その頃、小説の中でラルフと恋仲になって悪妃アシェリーを処刑する聖女が現れたが、アシェリーを陥れようとしても上手くいかないようで……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 23:08:23
190976文字
会話率:39%
侯爵令嬢のソフィア・ルピナスは、第二王子のデルム・エーデルワイスとの婚約によって、王立魔術研究所でデルムに押し付けられた仕事に忙殺されていた。そんな中、ソフィアは新しい魔術を発明するが、不在の間にデルムに盗まれてしまう。
ソフィアは当然デ
ルムに抗議をしたが、逆にデルムは「お前は嘘をついている!」とソフィアを責めたて、最終的にはソフィアとの婚約を破棄した。
自分が発明した魔術をデルムに奪われ、人々から無能と蔑まれるようになったソフィア。しかし、偶然出会った老人を救ったことがきっかけで、新しい婚約者である『氷狼宰相』との婚約を持ちかけられる。
ソフィアはレオ・サントリナとの婚約を受け入れ、彼との愛が芽生える。ソフィアはレオと共に研究者として成功を収め、自分の魔術を再び発明することに成功する。
ソフィアは自分の名誉を取り戻し、反対にソフィアのサポートを受けられなくなったデルムは落ちぶれていくことになる……。
そんな中でデルムは起死回生のために、ソフィアに決闘を申し込むのだが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 20:49:32
205602文字
会話率:43%
リナリア・マリヤックは伯爵家に生まれた。
しかしリナリアが10歳こ頃母が亡くなり、父のドニールが愛人のカトリーヌとその子供のローラを屋敷に迎えてからリナリアは冷遇されるようになった。
リナリアは屋敷でまるで奴隷のように働かされることとなった
。
屋敷からは追い出され、屋敷の外に建っているボロボロの小屋で生活をさせられ、食事は1日に1度だけだった。
しかしリナリアはそれに耐え続け、7年が経った。
ある日マリヤック家に対して婚約の打診が来た。
それはネイジュ公爵家からのものだった。
しかしネイジュ公爵家には一番最初に婚約した女性を必ず婚約破棄する、という習慣があり一番最初の婚約者は『生贄』と呼ばれていた。
当然ローラは嫌がり、リナリアを代わりに婚約させる。
そしてリナリアは見た目だけは美しい公爵の元へと行くことになる。
公爵は「あなたのことを愛することはありません」と宣言するのだが、リナリアと接しているうちに徐々に溺愛されるようになり……?
※R15、残酷な描写ありは保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-09 12:01:05
200209文字
会話率:43%
公爵家のアリス・プレスコットは、婚約者の王子であるロバート・ハイド、王子の側近で公爵家のドミニク・エドマンド、騎士団長の息子のレオ・ウォーカーから『平民のフィオナ・ハリソンを虐めて学園から追放した』という冤罪をかけられる。
しかし、真実は
全く違う。
フィオナは三人の強烈なアプローチに嫌気がさして自ら学園を出て行きたがっただけだ。
三人の勘違いによりアリスは謂れのない糾弾や罵倒を受ける。
そしてロバートたちはアリスに対し、
「フィオナが受けたされたことと同じことをお前にしてやる!」
と宣言し、堂々とアリスに対して嫌がらせを行うようになった。
教科書を引き裂き、持ち物を目の前で全て燃やした。
挙げ句の果てには王族としての権力を使い学園から追放しようとしてきて……。
「勘違いで冤罪をかけてしまって申し訳ない……? いえ、今更誤ってももう遅いんですが?」
※かなり気分を害する恐れがあります。
※アルファポリス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-19 21:57:47
13889文字
会話率:43%
『女神の祝福』と呼ばれる聖痕を左手に宿して生まれたラルウェン。雪の結晶のような形をした聖痕を宿す者は女神の生まれ変わりとされ、数多の奇跡を起こすとさえ言われている。そんなラルウェンは王太子エイナールの婚約者に決まるが、エイナールはラルウェン
を嫌って蔑ろにするだけでなく、数々の令嬢と浮名を流し続けていた。誰に何を訴えても改善しない状況にラルウェンの不満が爆発したある日、思いもよらない異変が現れると同時にアルフィリオン帝国の皇太子ザカリーが登場して――――。「俺はもう、あなたなしでは生きられないのです」「あなたの心も身体も、そのすべてがほしい」「覚悟しとけよ、ラルウェン」 冷遇されすぎてやさぐれてしまった公爵令嬢は、隣国の腹黒皇太子に囚われ、救われ、ひたすら愛されて……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-06 08:15:07
109915文字
会話率:55%