昭和四十年、東京。
坂本自動車の経営陣の一人、坂本紘一(さかもとこういち)は、二十年ぶりに、美しい従妹、坂本成子(さかもとみちこ)に再会する。実は、坂本家は『苗の神教』という宗教に基づいて構成された隠れ里『瀬原集落』の出身で、成子は、十
三年間、其処から失踪していて、最近発見され、連れ戻されたはいいが、集落の中で居場所を無くしていた。紘一の父、静吉(せいきち)の計らいで、成子は、紘一の家で同居を始める。しかし、静吉の急逝で、紘一の日常は一変してしまう。
一方、成子の失踪は、その妹、坂本逸枝の事故死が関係しているらしいのだが、詳らかにはされない。紘一は次第に、成子の失踪に、疑問を抱くようになる。
紘一の親友で、成子の従兄の実方辰顕、青梅在住の画家、吉野綜一、そして、坂本家の面々が加わり、互いの事情が絡み合い、徐々に、真相が明かされていく。
果たして、成子失踪の理由は?また、逸枝の死の真相とは?そして、苗の神様の秘密とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-16 20:25:56
291438文字
会話率:41%
ずっと離れて暮らしていた画家の母と、また一緒に暮らせることになった。
家に誰もいないある日、由香はふと、母の部屋に立ち入る。
そこで手に取った一冊との出会いが、由香の運命を大きく変えていく。
※同じものをカクヨムにも投稿しています。
最終更新:2022-08-16 04:40:20
7711文字
会話率:11%
影宮和穏は売れない18禁BL同人誌を年2回執筆する同人作家である。前回のコマケまでは友人のクーに声を掛けて修羅場を乗り越えてきたが、彼女はハプニングバーでハプッた結果、警察に逮捕されてしまった。社会人の和穏一人では、とてもじゃないがコマケま
で新刊を仕上げるのは難しい。SNSで現在の状況を呟けば、今まで一切交流のなかった神絵師オトが「原稿を手伝います」と声を掛けて来た。無事に神絵師協力の元原稿を仕上げた和穏は、「神絵師オト」を名乗る人物の兄であると口にした男が、ハプニングバーに潜入捜査していた警察官であることに気づき、「リアルの知り合いに濡れ場手伝わせるとか人生終わった」と頭を抱えーー
*_*_*
*アルファポリス「腐女子友達がハプニングバーで逮捕された件について」の続編ですがこちら単体でお読み頂けます。
(上記とはかなり題材が異なります)
※アルファポリス版「神絵師兼ハプニングバーの潜入捜査員に告白された件について」より改題・字下げ
*主人公は腐女子ですがBL描写は一切ありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-15 18:26:07
11623文字
会話率:45%
苦くて悲しい別れをした橘直人と結城陽一は、8年振りに再会する。
二人を取り巻く環境は大きく変わっており、陽一は二児の父親で有名高級ホテルの社長になっていた。
そして、直人も望み通り有名な画家に成長してはいたが、陽一を失ってから描く直人の絵は
以前とは違っていた。
二人が出会った甘くて切ない高校時代から、現代へと物語は進み、直人が描く美しい絵画の世界と共に、直人と陽一の愛が語られる。
二人の愛の行方はどうなるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-07 08:00:00
136805文字
会話率:65%
見合い相手の運転する車に乗ってたところ、タンクローリーに追突されて転生。そこは中世ヨーロッパを思わせる下町で、私は父無し幼児だった。母親は美人でやさしいけどダメンズウォーカー。姉はおバカで突進型。でも、この人たち運だけはいいらしい。姉は教会
にて《光魔法》をゲット。なんとこの世界の人たちは皆《スキル》を持っている。その上、母親の再婚相手は、顔がいいだけの貧乏画家かと思いきや、貴族家当主に返り咲き。ああ、しかし、このままでは姉は「ずるい」を連発する義妹、一直線。私も前世の記憶がなければそうなってた!? いや、この歳(ヒミツ)でそれは荷が重いよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-05 12:06:15
234230文字
会話率:32%
美術部を怒らせると爆発する!!
✎画家の母を持つ淡藤(あわふじ)悠人が美術部に入り、先輩に呼び出されて言われたこと、それは、美術部を怒らせると爆発する、という意味不明なことだった。個性豊かな美術部員達が、真剣にそれぞれの特色を持った絵を描
き、時には理不尽に怒る、二面性な高校生活と鮮やかな絵の世界を刮目せよ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-03 05:43:19
59647文字
会話率:54%
これから語る物語は、僕らが解決した事件の一つである――。
昭和初期、伝統とモダンが新たな文化を花開かせる帝都。
華族の父とドイツ人の母を持つ美貌の青年・千崎理人は、職を得ようと訪れた乙木サロンで、謎の少年と出会う。少年『小野カホル』は、理
人の望み――職と住まいを用意する代わりに、グリム童話になぞらえた『名前当て』の賭けと、カフェーの仕事を持ち掛けて……。
そんなある日、理人とカホルは、カフェーの客から明治末期に活躍した窃盗団『音楽隊』と、その手口に似た強盗団の噂を耳にする。
その夜、乙木サロンの画家の青年・宇崎善太郎と、音楽家の青年・吉永侑哉、さらに声楽家の美女・長尾寧々子と知り合った理人と一谷は、怪談話の最中に『幽霊屋敷』の話を聞き、肝試しに行くことになる。
そこで本当に幽霊が出て、一行は慌てふためき逃げ帰る。
一方、カホルは乙木夫人から新しい依頼の電話を受けて……。
帝都メルヒェン探偵録の舞台用に書き下ろした、オリジナルストーリーの原案!
また、後書きには、舞台の様子や感想を書いております。
舞台を観た方も観ていない方も、楽しんで読んで頂ければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-01 23:13:22
41218文字
会話率:50%
ヴィンセント・ファン・ゴッホを敬愛している高校三年生の女子がヒロイン。高校から絵を描き始めて、今は油絵に挑戦中。美術部に所属してて、同じ部活の水野さんの事が気になる。
水野さんは、親戚が画家で、自宅にアトリエがあって水彩画を描いている。
ヒロインから見れば、水と油のように、水野さんとは合わなそうな気もする。
来年は卒業という今になって、水野さんと仲良くなりたくて、ヒロインは夏休みに彼女のアトリエを訪問して……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-31 17:00:00
11345文字
会話率:28%
雨の日の出会いから始まった交際。売れない漫画家の僕は彼女の助言で料理江尾漫画にすることにして・・・
最終更新:2022-07-30 07:36:26
30854文字
会話率:43%
雨の日に偶然出会った僕 売れない漫画家 とキャリアウーマンの志恵。そこから交際が始まって、一緒に暮らすことになる。時間がある僕が居酒屋のバイト経験を活かして夕食を作ることにしたが、志恵はそれを漫画にするように僕に勧めた。僕は編集者の佐々木に
連絡をしてアイデアを話すと佐々木は話にのってくるが、課題に添って献立を考えるように僕に指示する。志恵の応援を受けて僕はそれに挑戦することにした。
食卓を囲むことで二人の絆が強くなっていく様子と実生活で役立つであろう献立表と作り方の説明を載せている。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-30 07:27:47
58287文字
会話率:52%
売れなくなった画家を描く。
最終更新:2022-07-28 21:26:09
1708文字
会話率:28%
『 2017/07/11 18:25:35 』
夕方に成りかけの休日。
商業カメラマンの片木 絵茉(かたぎ えま)は、機械音痴の男に声を掛けられる。
彼の名は、土師 映伴(はぜ あきとも)。油絵画家だと言う。
二人の世界は交差し、世界
の『 美しさ 』を切り取る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-27 19:28:05
10522文字
会話率:50%
画家としての生命を絶たれた絶望していた信二のもとに一人の女性がやってくる。
彼女は信二に絵を教えて欲しいと頼み込んだ。
信二はそれに対し承諾し、そこから信二と女性の師弟関係が始まる。
最終更新:2022-07-26 10:39:26
7164文字
会話率:54%
これは、私が小説を書くきっかけのお話です。
何で漫画家を諦め小説を書くと決めたのか?
※注意
このお話では過度な自分語りが入ってます。
苦手な方は読まないことをオススメします。
最終更新:2022-07-24 13:52:05
1970文字
会話率:0%
月の民のちょっと不思議な物語
月のルルカと黒猫スプーンのお話しです。
月の民の少女ルルカは、親友ミケロの病気を治す薬を求めて、
青い水の星(地球)へ向かいます。
地球で出会った画家のユキや黒猫スプーンと一緒に、
ミケロを治す薬、地球の《苺》
を探します。
ルルカは無事に苺をみつけ、ミケロの病気を治すことが出来るのでしょうか?
ルルカの地球での、ちょっと楽しく、ちょっと優しい出会いの物語。
ちょっぴり楽しく、ちょっぴり優しい気分を味わってください。
この作品は「カクヨム」にも掲載予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-16 13:24:04
23794文字
会話率:36%
サンドウィッチ+でカフェを営業する『サンドウィッチカフェ』。
そのカフェの常連客『佐藤瑞希』は、マスターと何気ない会話をしていた。
だがそこに現れる、無職の男。
就職をしないせいで親に縁を切られ、今はホームレスだという。
そんな彼と、『佐
藤瑞希』のつながりとは........!?
運命を描く、画家になりたい女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-15 09:01:48
5797文字
会話率:56%
元贋作画家で優れた審美眼を持つ室伏は、自らの描いた贋作を密かに収集していた。
ある日、都内で起きた連続殺人事件に自らの描いた贋作が絡んでいると知った室伏は、同僚の野上と共に贋作を手に入れるために動き始める。
最終更新:2022-07-04 09:00:00
5144文字
会話率:50%
登場人物
主人公:青瀬 翔 (あおせ しょう)
翔の母親:青瀬 雪 (あおせ ゆき)
主人公のクラスメイト:相場 颯太(あいば そうた)
主人公のクラスメイト:水無 綾乃 (みずなし あやの)
主人公の親友(隣のクラス)で幼馴染:
神楽 聖園 (かぐら みその)
聖園に恋心を寄せる綾乃の親友である湊学園の生徒:天城 結衣 (あましろ ゆい)
主人公の青瀬 翔は特に才能が無いのだと自分に言い聞かせていた。
だが、通っている高校は芸術に長けている私立校である。
どうしてこの様な学校に通っているのだろうか?
自問自答しながら、周囲にいる人気者たちが彼と関わる。
ある日、翔の隣のクラスにいる親友の聖園を巡っての計画に
巻き込まれてしまうのだが、物語が進展して行く中で、
隠されていた、見えなかった事実を目の当たりにする事になる。
翔は、戸惑いながらも現実と向き合わされてしまう。
だが、想定外な出来事、事実に翔は驚愕する事に・・・
翔は一体、どうなるのだろうか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-03 23:25:47
17839文字
会話率:41%
絵の技術はピカ一だが、個性や感性に乏しく、絵画コンクールでいつも佳作止まりの画家志望者の主人公【アヤト】は、コンクールの帰りにトラックに気付かずトラックに跳ねられて命を落とす。
現世で満足のいく絵を描けずに死んだアヤトは、異世界転移した
先で田舎国家【プリムス】の【プリムラ王女】と劇的な出会いを果たす。
それは彼が死ぬ間際に願った【魂を揺さぶる絵のモデル】そのものであった。
絵への情熱を胸に、最高の絵のモデルであるプリムラ王女と仲良くなるため、あれこれと東奔西走するアヤト。
これは、そんなアヤトとプリムラ王女との軌跡を綴った愛の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-24 20:38:33
103721文字
会話率:46%
作品名:連作『紫陽花』
作者:■■■■■
制作年:不明
寸法:352×251mm
材質等:水彩絵具?、画用紙?
所蔵:個人
作品解説:雨に濡れた紫陽花を描いた作品。細やかな筆致で描かれた紫陽花は水をたっぷりと含み、まさにハイド
ランジア(水の器)に相応しい作風である。
また、紫陽花の色や様子が移り変わる様から、“七変化の絵画”、“移り気の絵画”の異名を持つ。現在確認されているだけで約五百の姿を見せた。
作者や制作年など謎が多く、大きな特徴とも言える色や花の様子が変わる原因が一番の謎であり、人々の目を惹きつける。
※〇〇美術館「雨が降ったら ―雨の美術展―」××××年開催時のキャプションより引用折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-22 20:19:38
2211文字
会話率:7%
何気なく入った美術館で、私は一枚の喪服の女の絵に魅せられる。
それは写実主義の極みともいえるような、作者の妻がモデルの油絵だった。
名も知らない画家の遺作に、私の手が触れそうになった時、背後で私を諭す年老いた館員の声がした。
「その絵
に触れてはいけません!それはあなたが思うような美術ではありません」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-16 19:00:00
1533文字
会話率:27%