「このエルヴェシアを、妖精と人間が手を携え共に暮らせる国にする――そのために妖精課は設置された。だったら何故、妖精や"魔法"の存在を隠す必要がある?」
1970年代後半、妖精伝説が広く信じられ、多くの国民がそれらを信仰
をしているエルヴェシア共和国。この国を影から支える市民団体"蹄鉄会"と彼等を手助けする『スミシー探偵社』は、忍び寄る国の危機を回避するため、"かの組織"の謀略を阻止すべく日々奮闘していた。これは、信仰や差別の対象として苦しむ妖精たちを救おうと『スミシー探偵社調査部門妖精課』で働く、若き探偵と仲間たちの物語。
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※本作は、『ブラック・スミス 〜探偵と妖精泥棒と馬の蹄鉄』の続編に当たります。前作を読んでいなくとも世界観に導入できるよう、作者なりに工夫を凝らしていますが、不安が残る方は取り敢えずCASE1までの閲読をお勧めします。
※残酷描写はPG12指定程度を想定しています。LGBT+タグは、要素がある程度の認識でいていただければ良いかと思います。ミステリーですが、探偵小説だから推理ジャンルを選択した所があるので、ファンタジー色が濃い目です。ご注意を。
この作品は「ノベルアップ+」様にも掲載させて頂いております。
※《設定資料》(イラスト付き)を公開予定。
☆キャラクター原案・イラスト:がっくす3
Twitter:@gax3_original折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-02 12:00:00
40162文字
会話率:53%
『力が欲しいか……?』
絶体絶命のピンチを迎えた勇者に対して、デーモンが力を得ることをそそのかす。
だがしかし、力の代償は非常に恐ろしいものだった。
『今後お前のクレジットカードの支払いは全てリボ払いになる』
果たして、勇者の選択は……!?
最終更新:2022-08-01 18:25:14
3129文字
会話率:42%
ワカは人が立ち入ることのない森の奥で、ひとり、ひっそりと暮らしていた。
誰にも関わらず、平穏で静かな日々を過ごす。ただそのために。
そんなある日。森に住む魔物が双子を連れて来る。なんだかんだと一緒に過ごすうちに、双子以外にも子どもたちは増
え、最終的に4人の子どもと暮らすことになるワカ。
子どもたちと一緒にいることで、ワカは様々な出来事に巻き込まれていく。
これは世界で独りぼっちだった者たちが居場所を見つける物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-31 16:51:26
10440文字
会話率:21%
コールス=ヴィンテは、雇われ探索師としてAランクパーティ「暁の鷹」の探索に同行していた。
しかし、メンバーを罠から庇った際に、「全ての所有スキルが1回ずつしか使えなくなる」という呪いにかかり“役立たず”になってしまう。
探索を打ち切
って地上に戻る途中で、コールスはモンスター群から逃げるための捨て石としてパーティから切り捨てられる。
下層へと落下したコールス。しかし高所から落ちたにも関わらず無事であったことから、自分の身体強化スキルが最高レベルになっていたことに気づく。
「スキル回数制限の“代償”として全てのスキルレベルが上がっている」ことに驚くコールスは、大型の宝箱を見つける。
その宝箱の中には一人の少女が眠っていた。
アナスタシアという名の少女は、「スキルを自分で使えない」ことの“代償”に「スキルの無限複製」を身に着けさせられた強化体だった。
これは、後世まで“最強バディ”と称えられた2人の軌跡を描く物語。
【更新情報】
評価・ブックマークありがとうございます!
全体的に話のチェックをして、矛盾点や説明不足の解消に努めています。
連載中に、過去の部分について改稿を行うことがございます。
そのために、読者の皆様を戸惑わせてしまうことがあるかもしれません。
しかし、より納得のいく作品に仕上げたい、より多くの方に楽しんでいただきたいと思ってやっていることですので、温かい目でみていただけますと幸いです。
必ず完結させるよう、努力いたします。
3/11 23:55
お待たせしました、第62話投稿しました!
今回少し短めですので、近日新しい話を投稿したいと思います。
3/10 8:00
第62話、もう少々お待ちください!
3/8 17:00
ブックマーク&高評価ありがとうございます。
第62話は明日投稿いたします→少し、遅れます!10日朝になります。
3/5 23:00
いつもご愛読いただきありがとうございます!
第61話は明日投稿いたします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-31 14:21:49
161729文字
会話率:37%
最北の地、北海道よりお送りする
日本制覇を目指した食テロの手記
最終更新:2022-07-30 15:00:00
77233文字
会話率:7%
1000年前に闇の属性を統べる邪神を封じ、その封印を維持するために建設された聖堂都市。
そこを守護する誉れ高き聖騎士団。
憧れからその聖騎士団へと入団した1人の少年がいた。
その少年の名はリヒト。
だがリヒトは見習いから騎士へと昇格
する際に行われる属性適正の鑑定の儀で、その適正を見出だされたのは『闇』の属性。
基本となる火、水、風、土の4属性とも、上位属性である光の属性とも異なる前代未聞の属性だった。
生まれも平民の出だったリヒトはその忌むべき属性のために1度は団を追われようとしたが、当時の聖騎士団総団長ヴィルヘルムによって救われる。
それからは聖騎士としての力を示すために己の属性である闇を纏って戦場を奔走。
リヒトは数々の戦果をあげる。
だが総団長の辞任と共に新たに総団長となったのはリーンハルトという選民意識の強い貴族の当主。
この男によってリヒトは団を追われ、街を追われる事になった。
その時に敬愛し憧れていた前総団長ヴィルヘルムもリーンハルトの策略によって失脚した事を知る。
だがリヒトの災難はこれで終わらない。
失意のうちに故郷へと戻ったリヒトの目の前には無惨に変わり果てた町並みが広がっていた。
リーンハルトによって平民の村や町は切り捨てられ、魔物の脅威に曝されて。
リヒトの両親もそれによって命を落としていた。
聖騎士団をリーンハルトの手から救うべく、リヒトは聖騎士団と同等の力を持つ王宮騎士を目指す。
そのためにまずはギルドで活躍し、名を挙げる事に。
だが聖堂都市を離れたリヒトは気付いた。
闇に侵されていくこの世界で、闇の属性を操る自分が最強である事に。
魔物の軍勢の最強の一角であったフェンリルも討ち、その亡骸から従魔としてスコルとハティの2体の人語を介する従魔を生み出したリヒト。
昼は王宮騎士となるべくギルドで成果を。
夜は闇の仮面で素顔を隠し、自身の生んだ魔物の軍勢によって魔物の統治を進めていった。
いつしかその夜の姿を人々は魔王と謳い恐れる。
そしてリヒトが聖堂都市を離れ、邪神の封印に異変が起こりつつあった。
リヒトの退団によって聖堂都市と聖騎士団の滅亡が静かに。
だが確実に始まっていた────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-29 18:44:08
221050文字
会話率:25%
俺は、偶然に偶然が重なって、宝くじの一種「ロト7」で一等賞に当選して、100億円が転がり込んできた。
真っ先に感じた感情は、恐怖だった。
運を使い切った事で、事故で死ぬかも知れない。
百億円持っていることがバレて、拷問にかけられたあげく
金を渡した後、殺されるかも知れない。
殺されないにしても、バレれば変な団体や危ない奴から、「金を貸せ」「寄付をしろ」と追いかけ回されて、逃げ回る事は確実だ。
今まで底辺で生きてきた俺だから分かるが、金を持っていることがバレれば、嫉妬に駆られた周囲の奴らにたかられて、あっという間に金を使い切ってしまうのは確実だ。
まず、職場の同僚など今付き合っている連中から、離れる必要がある。
しかも離れるにしても、それなりの理由が無いと行動を怪しまれる。
そのために思いついたのは、田舎で農業をするという理由で職場を辞めることにした。
若い頃、農家やってた祖父母の手伝いをしていたから、栽培のイロハは知っている。
農家だった者が、農業をすることは不自然では無い。
そう考えた俺は、静かに行動を始めた。焦れば宝くじ当選がバレる。
バレれば破滅は確実だ。
だから、周囲に悟られないように、慎重かつ迅速に現在の人間関係から、離れる必要がある。
そうして、俺は夢でも何でも無い、静かで平和な生活を目指すための行動を始めた。
これは、偶然の幸運をつかんだ者が、“惜福”の工夫をしながら、ひっそりと生きる努力をする話である。
ほかの話のように、主人公が異世界に迷い込むという設定は、今のところ考えていません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 21:00:00
18599文字
会話率:6%
ある男、ガラと言う男がある者たちもこの大陸に呼んだ。
一人は伝説の冒険家、一人は異世界転生者の親子、一人は未来から来た子孫、一人は呪いを使う少女と正義の力を使う少年、最後に、普通の生活を送りたい異世界転生者たち、
今、このフレフル大陸
に集結、倒す敵はもう眼の前。
未来を切り拓け、ヒーローたち。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-22 22:23:03
49164文字
会話率:36%
MOVES(ムーヴス)それが異世界転生で手に入れた力。歩くだけでもポイントが貰えて、そのポイントで色んなモノと交換できる。水や食料、衣服や道具、武器や魔法やスキル、土地も家も地位さえもなんでも交換できる!そのためにはポイントを貯めるしかない
。歩く、走る、馬に乗るとか……。どんな手段を使ってもポイントを貯めて貯めて貯めまくってやる!移動系最強主人公の始まりだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-20 00:00:00
20551文字
会話率:47%
留学先で銃乱射事件に巻き込まれた大学生---それが大国の王子、メレディス・アクア・マリンフィールドの前世である。七歳の時、お披露目会当日に前世の記憶を思い出した彼は、自分が生きている世界が『支配者の恋人』という乙女ゲームがもとの恋愛小説の舞
台だったことに気付く。自分は将来『海の虐殺者』と呼ばれる凶悪王子だ。主人公たちの敵である自分の末路は死刑ではなく無期懲役という名の奴隷落ち。転生先の未来がお先真っ暗なんて嫌だ!何としてでも破滅回避してやる!そのためには悪役令嬢のエステル・シャーメを惚れさせる!彼女なんてできたことなかったけどな!!
一方、悪役令嬢エステル・シャーメは十八歳から逆行転生していた。「わたくしに釣り合う男はメレディスしかいません!今度は真っ当に長寿してメレディスと幸せになりますわ!!」
※「逆行転生」とありますが、主人公ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-17 23:00:00
369921文字
会話率:49%
魔物。それは、この世界を彷徨い、人間を見境なく襲う猛獣。彼らが自我を取り戻す方法は、人間の血を飲むこと。
親友の遺体を食べた記憶喪失の魔物“レーギーナ”は、人間の、それも親友の姿を手に入れる。
親友を生き返らせたいレーギーナだが、生き返らせ
るためには魔物の持つ能力、アビリティを手に入れるしかない。そのために人間の魔物討伐組織“イーター”に入るが……!
これは親友に捧ぐ物語。やがて、魔物は世界を変える。
※チート、ハーレム等はありません。若干暗い展開多めです。少年漫画が好きな人に刺さると嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-11 18:10:21
62456文字
会話率:39%
恵まれた、しかし異質にしてして異様な環境で育った1人の少年。
彼の夢は最高の料理を出す店を構えること。
そのために仲間を部下を集めた。
彼は青年になった。
まだ最高の料理を作れはしない。
しかし店の準備は出来た。
自分達で作り上げた。
金
をため土地を買い、仕入先を直談判して説得し、自分たちの畑を耕し、木を切り倒し店を建てた。
最高の料理を追い求めることは変わらない。
だが今はそれ以上に仲間と共にこの店を盛り立てていこう。
完成と開業を祝う会席は炎が立ち上り、苦労して建てた店は爆破した。
彼は、若き天才調理師、消えた彼の目覚めるは異なる世界の迷宮。
それを治めるマスターとなり彼は再び歩き出す。
最高の料理をつくろう。
それを土産に仲間たちの元へ帰ろう。
ってお話にしたいなぁって思ってます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-11 03:32:30
106015文字
会話率:12%
今日がいったい何の日であるのか、それは皆一言も話題にしない。けれども、おそらく今日はクリスマスとタメを張るレベルで異常な件数の恋が実る日であり、同時に阿鼻叫喚するレベルの件数の恋が潰える日でもある。当たり前だ、そもそも今日この日は、そのため
にだけにあるようなものなのだから・・・「バレンタインデー」人はこの日をそう呼ぶ。そして、私にとってこの日は、一年で最も生命の危機を感じる日である……耳が隠れる程度の長さの鮮やかな黒髪、そしてその下に見える整った眉と凛々しい瞳。スレンダーな体が姿勢の良さのおかげでよく映える。今日もあちらこちらから女の子の黄色い声が上がる。そんな声を聞き、この声を一身に受ける黒江は贅沢にも一つため息。そのため息は、別に優越感からくるものではなく、心の底から腹の底から出てきたモノであった。単純に嬉しくないのである。黒江瞳子。それが『彼女』の名前だった……ざっくりいうとバレンタインデーの話です。主人公の黒江瞳子(クロエトウコ♀)は、クレイジーサイコヤンデレ幼なじみ後輩、及川カレン(オイカワカレン♀)の持ってきた媚薬を破壊した所、薬の効果でクラスメイト+先生が正気を失って彼女の貞操を求めて彼女を昨今のゾンビものレベルの猛ダッシュで追いかける色魔となってしまいます。当然捕まればこの作品は18禁的展開に!彼女は無事にげきれるのか!?頭空っぽにして読める勢いしか無い系青春ジェットコースター・バレンタイン・ラブコメです。頭空っぽにして描いたので、頭空っぽにして読んでもらえるとすごく嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 22:02:38
4737文字
会話率:43%
少女は生きるために旅に出ます。そのためには壁を突破しないとダメなのです。それは通りすぎればとても簡単ででも普通は無理なことなのです。
最終更新:2022-07-05 01:02:49
433文字
会話率:34%
人々は生まれた瞬間、何処からともなく本が与えられる。
それは真っ白な何も書かれていない本。
その本はダンジョンを攻略することで字が書きこまれ黒くなっていく。
誰が初めてダンジョンを攻略したのかそれは誰にもわからない。
そして初級魔法がダン
ジョンを攻略せずとも手に入れることができるようになり、
日常に魔法が溢れ、人々には欠かせないものとなっていた。
そんな中とある話が世界中に広がる。
ある男が5つのダンジョンを攻略し、夢を叶えたという。その男は言った。
“5つの特別なダンジョンを攻略すれば、夢を叶えることができる”と。
その後、男を目にしたものおらず、どんな魔法を手に入れたのかは分からず仕舞いだった。
噂ではお金を無限に手に入れられる魔法を手に入れ、悠々自適の生活を送っているという。
人々は夢を追い求め、ダンジョン攻略を目指した。来る日も来る日も。
ただ、5つのダンジョンを攻略する者はその男以降現れることはなかった。
ダンジョン攻略は困難を極めた。腕に自信があった者はダンジョンに挑み、自身をなくし帰ってくる。
それはまだいい方でダンジョンに向かったきり帰ってこない者さえ現れた。
ダンジョンに挑む者が減っていき、あの男は”ほら吹き”だというのが定説になっていく。
そして時が経ち、男の話は御伽話になり、それらのダンジョンを知る者はいなくなっていた。
それでも、挑もうとする者が存在していた。
少年は、絶対に叶えたい夢があった。
そのために少年は努力し、困難に立ち向かう。
少年は御伽話を信じて、ダンジョン攻略を目指す。
誰に馬鹿にされようが、少年は突き進む。
5つのダンジョンを攻略し、夢を叶えることができるのか。
究極の魔法を追い求める執筆魔法冒険譚、ここに起稿。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-29 19:00:00
129266文字
会話率:59%
多世界時空混雑震動。ミッドホワイト。前代未聞の全宇宙規模における時空環境変動。刹那的狂気の永続現象。かつて過去と呼ばれていた時空。これから先に未来と形容されうる可能性を秘めた時空。両時空軸は「いま」という時のあわいが放つ引力に引き寄せられ、
衝突し、干渉し、そして世界は「時間の概念を知る者」と「時間の概念を知らない者」とのふたつに分断された。主人公の「おれ」はマルチバース世界から放浪してきた26人の「おれ」と邂逅し、この狂った世界を生み出した元凶とされる「時を換えた少女」を引き合わせる。少女はミッドホワイトで崩壊した全宇宙を再構成することをおれたちに約束するが、そのために「ある恐ろしい条件」をおれたちに掲示するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 09:43:36
22630文字
会話率:62%
アラサーである山田吉次はある日、転職に成功して、幼い頃の夢を叶えてしまう。
ただし、何故か、金髪美少女の姿で。
「ねぇ、退魔師って労災適用されるかな?」
「適用されませんが、治療魔術があるので大丈夫ですよ」
「何一つ大丈夫じゃない」
年
下の相棒! 年下の同僚! 年下の上司!
アラサーになると、周囲が大体年下になる職場ってあるよね!
でも、頑張れ山田! 退魔師の仕事は、給料だけは良いぞ!
そもそも、戸籍すら変わっているから、元山田になるけど、頑張れ!
やけに魔物たちからはヘイトが集中する体質だけど、戦って勝利を掴むのだ。
――――そのために君は、生まれ変わったのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-25 19:00:00
681631文字
会話率:38%
トルメンタ伯爵家に居候として身を置く『元』子爵令嬢フィーナ。幼い頃に両親を亡くした彼女は、早く結婚をして自分の家族を持つことが願いであった。
そのために何度も見合いを繰り返し、何故か断られ続けて九人目。次、十回目の縁談こそ成立させてみせ
ると意気込む彼女の前に見合い相手として現れたのは、なぜか居候先のトルメンタ伯爵家嫡男カミロ・トルメンタ。
「ご、ご冗談を……」
「冗談ではない。本気だ」
早く結婚したくて見合いを繰り返すフィーナと、無自覚の初恋を拗らせていた堅物なカミロのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-18 08:39:44
40734文字
会話率:45%
異世界【エイレイル】には、創造主より人類の『試練』として【魔王】の責務を与えられた存在がいた。
人類の障害となり、彼らの一致団結を促し、倒される。そうすることで人類を高みへ導く……それが魔王に与えられた使命。神の思し召。
さらに創造主は人
類に異世界から召喚した【勇者】も与えた。
人類の魔王討伐を導く旗手として。
しかし、人類は魔王を倒そうとはしなかった。
彼らは創造主が思っていたよりも賢かったからだ。
人類は魔王が存在する限り尽きることのない魔物たちを『資源』として活用していたからだ。
故に魔王を討伐することなどあってはならないことだった。
そのために彼らは魔王の存在を【豊穣の神】と崇めた。
魔王を唯一神に据える宗教を作り、広め、その存在をほぼ全ての人類から隠匿したのだ。
そして、実質的に世界を牛耳る存在たちは、魔王の存在を守るために『勇者狩り』も行い始めた。
魔王はその様子を指を咥えて見るしかなかった。
そして、自身が創造主より崇高な使命を授かったにもかかわらず、ただ利用されるだけの存在に成り下がった状況に、だんだんとやさぐれていった。
そして、心が荒みに荒みきった頃、魔王は創造主に頼み、最後の勇者を自らの傍らに喚んでもらった。
最高の力《ステータス》と、最高の能力《スキル》と、最高の武器《魔王殺し》を与えて。
全てを、終わりにするために。
しかし、魔王が喚んだ勇者様は幸か不幸か、とんでもなく『ひねくれ者』だった。
「君の願いを叶えてあげる。だけど、それは僕がこの世界を十分に満喫した後で、ね」
これは、ひねくれてる勇者様がやさぐれた魔王様と歩む、自由気ままなセカンドライフ的な物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-16 20:41:50
25852文字
会話率:30%
亡くなった両親の後を継ぎ、女領主となったノーラ。彼女の目標は父の遺した領地を守り、妹達が自分の道を見つけ幸せになること。そのために、自分の縁談を断り、仕事に専念しながら彼女達を見守り導くことにした。秘書のアシュレイに悪態をつかれながらも手伝
ってもらい、領主としての仕事も少しずつこなせるようになっていた。次女テリーサの結婚を見届けたノーラの元に、ある手紙が届く。それは、元縁談相手からの手紙だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-15 21:08:34
27139文字
会話率:52%