王立学院の生徒であるフラウは放課後、幼馴染のリアン含む男子生徒が、カードゲームで遊んでいるところに遭遇する。
しかし立ち去ろうとした瞬間、信じられない言葉が耳に届いた。
「罰ゲームはフラウ・セリュリエ伯爵令嬢への告白なんてどう?」
罰
ゲームを受ける事が決定しているリアンが了承し、フランは怒りと悲しみで逃げ出すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-23 13:13:50
7297文字
会話率:29%
我が名はハルカ・エターナル・ゼロ!! 夜を支配し、世界を震撼させた偉大なる真祖の吸血鬼である!
…………あ、ちょっと嘘でーす。私の名前は沢口ハルカ。異世界転生して、吸血鬼になった元社畜OLでーす。
私はこの度、異世界に飽きたので、日本に帰
ることにしました。
けっして、勇者が怖くて、逃げ出すわけではないよ?
さあ! 偉大なる夜の神よ! 我に力を授け、日出国への扉を開き給えー!! フハハ、さらばだ、勇者よ! この王の中の王、はるるん様が貴様の故郷を滅ぼしてやる!! しかし、貴様は何もできまい!! この世界で指を咥え、震えているがよい!! アーハッハッハッハー!!
…………さーて、戻ったらポテチ食って、ビール飲んで、幼女抱いて寝よ。
と思ってたのに、元の世界に戻ったらなんかダンジョンがあるし!
何これ!?
異世界から帰還した違法ペドロリドジ女によるローファンタジーコメディのはじまり、はじまり~。
※この物語はフィクションです。登場人物は全員18歳以上です。絶対に18歳以上です! あと、良い子も悪い子も主人公+その他のマネをしてはいけません!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-17 19:02:08
440081文字
会話率:45%
1人の生きづらさを抱える少女が、12歳年上の魅音と呼ばれる男性と知り合い、かかわりを持ち始める。テキトーでわがままな生き方をする魅音を軽蔑しながらも、どこまでも自分の弱さを受け止めてくれる魅音に少女は依存し、恋心を抱くようになる。
しか
し、もちろん恋心を抱いたところで彼女が抱える生きづらさは変わらない。そして、魅音とのかかわりの中でもいくつもの節に突き当たることになる。そのたびに少女はいくつもの選択を迫られ、時に逃げ出すこともあるが…。
長い時間をかけ、魅音をはじめとする人との様々な人とのかかわり中で生きづらさを抱えた少女が変わっていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-15 21:28:40
13136文字
会話率:31%
生まれて始めてバイトなるものに応募した女子大生の私は、どうして彼らがそこを逃げ出す必要があったのかを、そして真に恐れるべき者の存在に気がつく。
最終更新:2022-05-14 22:01:43
1501文字
会話率:16%
ダニエラはだれからも愛されることなく育った。それは、彼女があまりに賢すぎ、「さかしら」で可愛げがないという理由であった。ダニエラは何とかその点を直そうとしたが、どうしても彼女は両親に愛されることはなかった。愛されつづけるのはただ妹ばかり。
あるとき、ダニエラは妹に代わって、蛮族の土地と蔑まれる遠い国ヴィストラリアの王子の妻となることになる。まるで逃げ出すような結婚であったが、ヴィストラリアにはエキゾティックな文化があり、また「蛮族」の王子は少年のような面差しの美男であった。彼女がようやくほんとうの幸せを手に入れたと思ったとき、故郷の両親から連絡がとどくのだが……。切なくも胸に迫る感涙の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-11 11:18:16
5600文字
会話率:14%
両親を亡くしてひとりぼっちになったアユラ・ラトーナ。森の薬草屋である彼女は、葬儀を終えた後、自身が侯爵家の血筋であることを知る。
思わぬことに驚くも、伯父侯爵の招きに応じて王都へ会いに行くことに……。
ところが伯父侯爵がアユラを自家に招いた
のは、いやがる娘の身代わりとして政略結婚させるためだった。
伯父侯爵は平民の血が入っているアユラを人間とは見ておらず、貴族のために働くだけの道具としか思っていなかったのだ。
騙された挙げ句、おかしな物を飲まされて結婚を前提とした見合いを強要されたアユラのほうも、もちろん侯爵には嫌悪しかなく……。
「誰が素直に見合いなどするものですか!」と逃げ出すも、なぜか見合い相手の公爵に出逢って拾われる。
「君は、侯爵の非道を許してやる必要はない。嘘や食事抜きにもそれなりの報復はしてもいいと私は思う」
公爵がアユラにそう持ちかけたことにより、ふたりの偽装婚約が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-10 14:06:54
202558文字
会話率:43%
城金町(しろかねちょう)
都心部から離れた小さな町だが、やけに高そうな一軒家が並ぶ土地。
この町では公にされていない"世襲"の文化が残っておりその中でも「政治」「教育」「医療」の三つの分野では根強く今でも一夫多妻制が採用
されている。
戸籍上は一人の女性を妻としてその家族を『本家』と呼ぶ。
それ以外の女性は父親不明で出生届を提出されるため
この町では父親が明かされていない母子家庭が異常に多く存在している。
春から高校生になる主人公、時田悟士も父親不明の母子家庭で育った一人だった。
このしがらみだらけの町で悟士はどう生きていくのか、それとも逃げ出すのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 05:46:02
30053文字
会話率:71%
治癒士。それは外的施術と神の加護を持って人体の損傷を再生するものである。
その治癒士の中でも特に優れた一握りの者が特級治癒士と呼ばれる。この世界で唯一ある場所の再生施術が可能なウィリスは、その稀少さ故に世界の表舞台から姿を消し、誰も知る事の
ない屋敷の一室で暮らしている。
逃げ出すことも出来ずにただ患者を待つだけの日々。
これは唯一の膜再生施術を施せる特級治癒士ウィリスが神への抵抗を行う壮大な物語である(えっ!? マジで!?)
※この作品の題材はちょっと子供には難しいので15歳未満は読んじゃダメです。
大人になってから読みましょう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-03 13:47:45
12036文字
会話率:39%
無理をしない。
ストレスをためない。
面倒なことからは逃げ出す。
人の話は右から左に受け流せ。
最終更新:2022-04-12 20:00:00
1549文字
会話率:0%
日頃虐待されていた主人公、多摩川悠は、ある日火事で死んでしまう。異世界でドラゴンとして産まれようとしている最中、女神は語りかける。「我が異世界を壊し、五千年止まったままの時計の針を動かせ」と。
産まれた場所は邪教のカルト。生け贄の少女
を連れて逃げ出すものの、今度は魔王の幼体として、魔王の芽を狩ることを生業とする黒騎士に目をつけられる。
社会に出たら出たで、「強大な力を持つ存在」、「極上の素材」、「研究資料」など、さまざまな理由で命やら身柄やら体の一部やらを狙われる悠。撃退するにも本気を出せば過剰防衛、軽く当たれば負け確定という、なんとも上手くいかない性能の赤ちゃんドラゴンが、生け贄の少女や黒騎士の手を借りながら、何とか潜り抜け、しぶとく生きていく。
女神のオーダーなんて出来る訳がないと我が道を行く悠。
目指せ、普通のスローライフ。脅威度ゼロの優しいドラゴンへ。
しかし、現世では肉体が絶えず燃え続けている。死ぬ間際に溢れ出た呪詛は、そうしている間にも増幅し続け、焼き滅ぼす贄を求めている。転生は、決して女神の気まぐれではなく、仕組まれた憎悪の陰謀である。
現世の肉体とまだ繋がりが切れていない悠は、過去のトラウマや激しい怒りによって、肉体の持つ呪詛に引っ張られてしまう。滅びの炎を吐き、見境なく全てを呪う、正に魔王とも言える邪竜へと変貌してしまう。
人を傷つけたいわけじゃない。全てを壊したいわけじゃない。そんな悠は、果たして優しいドラゴンとして、人を守り、自分を守る力を手に入れる事が出来るか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-08 18:45:36
18339文字
会話率:38%
(魔術師が遠慮しなくなってきたので、R15タグを追加しました。実際には、そこまでの展開になる予定はありませんが、念のため。)
魔の森で狩人をするルーヴは、最近、罠を仕掛けることを覚えた。本当は直接狩りをしたいところだが、ルーヴを見た魔獣がな
ぜか逃げ出すようになったのだから仕方ない。そんなある日、魔獣用の罠に掛かっている魔術師の男を発見する。魔の森で人間に出会ったのは初めてだった。見た目はまったく強くなさそうな魔術師は、どうも魔力を奪われてしまったらしい。
奪われた魔力を取り戻しに魔の森へやって来た魔術師と、無自覚に規格外な狩人の話。本編3話。番外編4話。小ネタまとめ2つ。小話3話。10月7日、小話1つ追加。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-05 06:00:00
48632文字
会話率:44%
目が覚めたら──大好きな乙女ゲームの敵役の王女に生まれ変わっていた。
彼女の名前はアミレス・ヘル・フォーロイト。なんとも人騒がせな異常者の家族に愛されまくっている少女。
このままだとまともな幸せとか自由なんて無理ゲーじゃない?
と、異常な愛
情を押し付けてくる家族から逃げ出す事を決意するまでの話。
※こちらはエイプリルフール用のifストーリーになります。本家の家族とは真逆の性格をしていますので、ご注意の程を。
↓本家はこちらになります、もし良ければ……。
https://ncode.syosetu.com/n0485hg/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-01 04:26:25
11960文字
会話率:29%
妖精と契約し、妖術を使う存在ーー妖術使い達は、人に害をなす妖獣の討伐や人々を妖術で助けながら生活していた。その中でも、ヒーローと呼ばれる妖術使いの青年ヴィダル・クライシスは、ほかの妖術使いと同じように生活していた。
だが、ある日、ヴィダル・
クライシスが訪れたエルシア皇国で、妖精達が一斉に堕天し、悪魔となる事件が起こる。
これにより、エルシア皇国は滅んでしまう。ヴィダルも契約妖精のスィーを殺され、同僚も、ヴィダルをかばい死んでしまう。
命からがら逃げ出すヴィダルだったが、逃げのびた先の村で、堕天事件の首謀者として捕えられる。
その村は以前ヴィダルが妖獣の被害から救った村だったが、救われたはずの村人は誰一人としてヴィダルを助けず、逆に糾弾する始末。
最愛のパートナーを殺され、想い人を殺され、救った人々に裏切られたヴィダル。
彼は復讐を決意する。
これは、救われない壊れた青年の復讐劇である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-26 00:27:06
21796文字
会話率:31%
生まれ育った村を出たがっていたレイジェラーンは、行きずりの旅人ラディアンから「魔力がある」の一言をきっかけにこの男についていくことにした。
王都にたどり着いた直後に喧嘩を起こしてしまい巡察隊に捕まった。巡察隊の隊長セイラムに、レイ ジェ
ラーンは得体のしれない何かを感じ取り気を失ってしまう。結局二人は牢に入れられた。しばらくしてやってきたサリデスから仕事を一つ頼まれる。それは街で暴れている魔物を退治してほしいというものだった。
魔物はセイラムだった。一度は取り逃がしたものの、レイジェラーンをおとりにした作戦で辛くも魔物を倒す。その際二人は重傷を負ってしまう。
王都の貴族だったラディアンは自宅に戻り、レイジェラーンは応急で療養していた。
レイジェラーンは一人で旅に出る決心をして城門まで来た。一人旅を決心したのはラディアンを失いのが怖かったから。手に入れたものを失うのが怖かったから。
城門につくと、ラディアンが待っていた。
ラディアンにいきなり抱き着かれ声も出せないレイジェラーンに、彼は家も家名も捨ててきた。一緒に逃げようといいレイジェラーンに何も言わせぬうちにその場から逃げ出す。
人目がなくなったところでどういうつもりかとレイジェラーンが問いただすと、ラディアンは自らの状況を語った。
もう何年も実家に帰らずに旅を続けていたラディアンが王都に帰ってきたのは、妾腹で浮き上がった存在だった彼を唯一愛してくれた父親に懇願されたため。魔法で逃げ出すのは簡単だったがそれでは後味が悪い。
そこで平民のレイジェラーンと結婚を許してくれるならもう旅には出ないし爵位も継ぐと言いつのった。当然大喧嘩となったがラディアンは一歩も引かない。
とうとう勘当されることになった。
レイジェラーンは、ラディアンが一芝居打って勘当されたのだと思った。
この作品はFCブログで掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-23 13:32:47
56291文字
会話率:36%
9代目魔王の父が死去したことで、10代目魔王に就任したブルーは、微力な魔力しか備わっていない事を隠していたが、魔王に就任したことで勇者勢力と戦うはめに…
どうにか戦わず平和に暮らす方法と、部下の魔獣達に魔力が無い事をバレたくないブルーは魔
王国から逃げ出すのだった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-18 01:09:27
13214文字
会話率:52%
ユニバスは精霊とコミュニケーションできる『精霊たらし』のスキルで勇者パーティに貢献していた。
魔王を討伐するには精霊の助力が必要不可欠であったのと、また仲間たちの攻撃魔法や回復魔法は精霊の力によるものだったので、陰で精霊に頼んで威力アップの
補助をしていた。
しかし魔王を退けて凱旋するとなった途端、勇者や仲間たちから「お前、コミュ障でキモい」と言われ、凱旋から外されてしまう。
ユニバス以外の仲間たちは英雄として讃えられ、王国の要職に就く。
ユニバスは何の栄誉も与えられなかったが、勇者のお情けで王国の魔導装置の修理係として働くようになる。
魔導装置はすべて精霊の力によって動作するので、ユニバスはそこでも『精霊たらし』のスキルで王国に貢献していた。
しかしある日、上司に呼び出され、衝撃の事実を聞かされる。
「お前が作った魔導装置、ぜんぶ俺が作ったことにしてたんだわ」と。
上司はユニバスの手柄を横取りし、大臣の座にまで昇りつめていた。
しかしユニバスがいると面倒なので、ユニバスをクビにしてしまう。
ついに仕事まで失ってしまったユニバスは絶望に暮れ、街中をさまよう。
そこで勇者と精霊姫ティフォンの結婚式を見に行くのだが、ティフォンは誓いの言葉を口する直前、観衆のなかにユニバスの姿を見つける。
「ゆっ……ユニバスくぅぅぅーーーーんっ!! 死んだんじゃなかったの!?」
ティフォンは勇者から「ユニバスは死んだ」と聞かされていて、やむなく勇者と結婚しようとしていた。
しかしユニバスが生きているとわかるや、勇者との結婚を破棄し、ユニバスとともに逃げ出す。
ティフォンとともに新たなる人生を歩むユニバスは気付いていく。
自分はとても精霊に慕われていたんだと。
一方、ユニバスを失った王国は精霊たちの制御ができなくなり、崩壊の一途を辿ることとなった。
※改題しました。以前のタイトルは、
スキル『精霊たらし』で精霊との橋渡しをしていたのに、コミュ障だからと王国を追放される。でも精霊たちには慕われていたことを知り、精霊姫からは溺愛。王国では精霊たちが暴れているようですが、もう知りません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-16 23:00:00
279216文字
会話率:32%
ジュエルバーン家の令嬢フレイアは、幼い頃から政略結婚の駒として育てられていた。
彼女の容姿はそこそこ、そのうえ無愛想だったので、周囲からは『鉄仮面』と陰口を叩かれ妬まれていた。
そのため唯一の友達は、同じ令嬢のアイシスのみ。
この世界では
、成婚の儀において、新婦が作った『メラ・ゾーマス』というマズいスープを黙って飲み干すという風習があった。
アイシスはフレイアに、その風習を無事終えるためにと、味覚が鈍くなる薬を渡す。
フレイアはその薬を飲んで成婚の儀に臨むのだが、スープをひと口飲んだ瞬間、あまりのマズさに絶叫とともに床にぶちまけてしまう。
大勢の参列者の前で、大失態をさらしてしまうフレイア。
かわりに乱入したアイシスが、スープを飲み干す。
その飲みっぷりに参列者は感心。
ロキ王子にも気に入られ、王子はアイシスとの結婚を望む。
王子から婚約破棄を言い渡されてしまったフレイアは、若くして人生の目標を失ってしまう。
しかも親子の縁を切られ、身寄りのなくなったフレイアは聖女となり、世界を統べる神のオーディンと婚約。
つつましく暮らしていたのだが、ある日、庭で死にかけになっている仔犬を見つける。
聖女の癒しの力を使えば助けられるが、癒しの力は獣に使ってはならない決まりになっていた。
しかしフレイアはその禁忌を破り、仔犬に癒しの力を使ってしまう。
助けた仔犬ととささやかながらも、幸せな日々を送るフレイア。
しかし仔犬に癒やしを使ったことがバレてしまい、フレイアは仔犬ともども処罰されることとなってしまう。
「自らの手で、その犬を殺すのです。そうすれば、あなたの罪は赦されるでしょう」
仕える神のオーディンからそう命じられ、フレイアは成長した犬に聖剣を振りかざす。
しかしフレイアの剣は、犬を繋ぐ鎖を断ち切っていた。
「逃げて! 誰の手も届かない、遠くまで! そして、わたしのぶんまで生きて!」
「や~だね」
なんとフレイアが育てた犬は、邪獣と呼ばれる『フェンリル』だった。
人の姿をなしたフェンリルは、フレイアを抱いて逃げ出す。
仔犬の頃から育ててきたフェンリルは、フレイアを溺愛。
またフレイアもフェンリルと出会ったことで、この世界がメシマズであることを知る。
フレイアはフェンリルに愛されつつ、美味しいごはんを知らしめるための『フード馬車』を始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-15 23:07:39
25344文字
会話率:32%
王国の王子テオは、貧弱虚弱容姿美麗だが、剣すら満足に触れない情けない王子だった。
父である王から見放され、反兄たちからも見限られたテオは、王国を逃げ出す。
だが、無能王子と蔑まれたテオの目は、
人の才能を数字で測ることのできる特殊な眼
だった。
兵もない、金もない、武力もない、政治力も、智謀もない、魅力もない、野望もない。
そんな無能王子が、天下無双と呼ばれるまでの戦記譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-13 23:38:00
219970文字
会話率:28%
アリステラ王国には王家直属の『諜報(スパイ)ギルド』があった。
貧困街出身の『カイン・アベル』は、諜報員(スパイ)として懸命に任務をこなしていたが、『魔力ゼロの無能』と呼ばれ、幾度となく「死地」に送り込まれていた。
非人道的な生
き方を強制されていたカインだが、拾ってくれたギルド長『ジャング・ローリエル』のために、全てを犠牲にして任務をこなして来た。
しかし、カインと同じく幼少から諜報員(スパイ)としての一緒に訓練をしてきた伯爵家次男『サム・ホリエル』の陰謀によって、国王陛下からの王命を失敗した事にされてしまう。
「わかってるな? このギルドの存在を知っているお前を生かしておくわけにはいかない」
一緒に育ってきたサムに嵌められ、父親だと思っていたジャングには「魔力ゼロの無能!」と罵られ、「自決するか、殺されるか」の選択を迫られたカインは、全てが面倒になり、生きる目的を見失い、目の前の状況に絶望する。
だが、「死」を受け入れた時、ある冒険者の言葉を思い出し、ギルドから逃げ出す事を決意する。
カインは『諜報員は力を隠す物』という教えの元、これまでギフト【百面相】の力を秘匿し続けていたが、【百面相】の本当の能力は『契約者』100人分のギフトを使用できる超有能なギフトだった。
華麗にギルドから去ったカインは、
「これからは『カイン・アベル』として自由に生きる!! 俺は冒険者になるぞ!」
と決意する。しかし、12年ぶりに「自分の顔」で外に出たカインは、あまりの恥ずかしさにタジタジで、極度の人見知りを発揮するが、たくさんの出会いによって、徐々に克服していく。
一方、カインを逃してしまった諜報(スパイ)ギルドはカインを屠るために動き出すが、カインの弟子だった『リリア・ミスト』以外、一切痕跡を見つけられない。
カインがギルドを去った事で、構成員達は徐々に命を落としていく事になり、何もかもが上手くいかなくなってしまう。
これは『存在しない人間』として生きてきたカインが、盛大に恥ずかしがりながらも、美人エルフや人狼の幼女、かつての弟子とパーティーを結成し、魔力ゼロにも関わらず、周囲を唖然とさせながら、覆面冒険者として『自由』を謳歌する物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-04 17:03:40
98089文字
会話率:29%
「アンナ・パトロクロス。お前のスキルを使い、リンナ生き返らせろ。出来なければ婚約破棄だ。」
今まで全力で尽くしてきた王太子に【死ね】と言われたアンナ。
アンナはその申し出を断り、拷問の末…逃げ出す。
逃げた先に居たのは灰被りのクマちゃ
ん人形で……。
自分と重ねてしまい…。
「私の命をあげます……。」
これはクマちゃんが哀れなアンナを幸せにするまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-22 08:07:37
5034文字
会話率:23%
天才と名高い妹と比べられ、聖女になれないできそこないと家族からも領民からも虐げられていた聖爵令嬢シルヴィア。とっくに聖女になることなど諦めていたシルヴィアは『普通の生活』を夢見てゴミ漁りに励んでいた。
だが、聖誕の夜になぜか聖女の資格を得て
しまう。このままでは妹の邪魔になると殺される――そう察してシルヴィアは実家から着の身着のままで逃げ出す。だが逃げ出した先で助けてくれたのは、人間ではなく妖魔皇だった。
聖女をさがしていた妖魔公は、シルヴィアに協力を求める代わりに庇護を約束する。
今更聖女になんてなりたくないけれど、実家から逃げるため、不本意ながらシルヴィアは『普通の生活』目指して教育を受けるが――
「お前の家庭教師として魔界からお越し頂いた妖魔の熊さんだ。これを平手で倒せれば実家など敵ではない」
「これ本当に普通の教育ですか!?」
実は隠された才覚のあるシルヴィアを喜々として育てる妖魔皇、追いかけてくる実家(特に妹)、ライバル視してくる他の聖女たち――これは、一度は夢を捨てた少女が、チート教育と仲間と恋を得て、最強の聖女に上り詰めるまでのシンデレラ・ストーリー。
書き上げてありますので完結確約。
※R15は念のためです
※ヒーローとは父娘関係になりますが、あくまで偽装です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-18 12:27:40
129264文字
会話率:53%