政略結婚の相手など愛せないとうそぶいていた侯爵令嬢が秒で落ちた後のお話
最終更新:2023-10-28 00:00:00
5000文字
会話率:60%
乙女ゲームに出てくる悪役令嬢ラヴィニア・クロスランド。
彼女に転生したと気付いたのは断罪後に強制的に行われた他国の貴族であるアルフォンス・キャンベルとの結婚式が終わった後だった。
すぐに気付けたのは、コンプを目指して何度も見たエンディング直
前のシーンで悪役令嬢の溢した涙が印象に残っていたからだろう。
好きだった王子からの婚約破棄と断罪直後に他国との関係改善を目的とした政略結婚を言い渡され、愛のない結婚故に、夫となった彼には存在しない者として扱われる。
そして、義母はもちろんメイド達からも陰湿な嫌がらせを受け続けた彼女は半年も経たないうちに身体を壊し病気で命を落とすのだ。
物語の中では邪魔してくる厄介な存在だったが、可哀想な最期に同情してしまったのも覚えていた理由の一つかもしれない。
せっかく転生したのだから身体を壊して命を落とすなど願い下げだ。
なんとかして生き抜いてやる。
決意を固めた彼女だったが、最初から溺愛されている状況にどうなっているのだと困惑を隠せなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-27 06:09:45
18576文字
会話率:48%
侯爵令嬢ロザリーは宴の場でいわれのない罪の嫌疑をかけられ、皇太子ジェイデンから婚約破棄されてしまった――――が、
実はこれは、二人で示し合わせた計略だった!
ロザリーとジェイデンは意に染まぬ政略結婚を廃し、それぞれが真に心を寄せる別の相
手と結ばれるため、協力関係を築いていたのだ。
「あなたのようなペテン師の妃になったら、片時も心が休まりませんわね」
「君のような女性が常に傍にいたのでは、長生きは難しそうだ」
世をあざむく協定と密談。愛を巡る駆け引き。
麗しき令嬢と皇太子は、化かし合い、共謀し、棘を隠して笑みを交わす。
薔薇が咲き競う世界で理想の愛をつかむため、狡猾な男女による純愛革命が動き始める。
侯爵令嬢×騎士。皇太子×侍女。複数の恋愛が同時展開する策略ロマンス群像劇。
★完結まで毎日更新。全54話(約19万字)
★魔法のiらんど、ノベルアップ+にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-26 05:00:00
191348文字
会話率:39%
※ハッピーエンドです。
※完結確約。全30話書き溜め済です。
※毎日18時過ぎに更新です。
※初日は18時から22時まで5話連続更新します。
敗戦国の辺境伯令嬢・ルチアは、降霊術を使って死者の記憶をのぞける聖女。10年前の戦争で召喚され
た巨大な黒龍に故郷と家族を焼かれたトラウマに苦しめられていた。
引き取られた叔父の家では、「魔道具作りの聖女」としてもてはやされる従妹と比べて虐げられる日々。
そんなルチアの元に舞いこんできたのは、元敵国の皇太子・ロレンツォとの縁談。「冷血皇子」と噂のロレンツォとの結婚を嫌がる従妹の代わりに、ルチアは自分が嫁ぐ事に決めた。
しかし、結婚早々にルチアはロレンツォから溺愛される。噂はロレンツォが意図的に流したデマだったのだ。黒龍のトラウマを癒してくれるロレンツォに支えられ、ルチアは徐々に自信を取り戻していく。
降霊術で死者の記憶をのぞき、遺された人々に慰めをもたらし前を向かせていくルチア。一方、忘れてはならない記憶を忘れようとしていた従妹たちには異変が降りかかる……。
そこにロレンツォの父にして黒龍召喚の元凶である皇帝・チェーザレの陰謀が待ち受ける!
これは、自分だけ悲劇を生き延びた罪悪感に囚われていた令嬢が、自分も他人も癒して幸せをつかむまでの物語。
※時々残酷な描写があるのでご注意下さい。
※主要登場人物は、歴史上のいかなる人物とも関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-24 18:05:46
66273文字
会話率:39%
アースキン男爵令嬢であるエーリカは、物語のような恋に憧れていた。身を焦がすような恋。
けれど、同時に、自分の立場と運命を理解していた。
成り上がりの貴族の家に生まれた自分は、いずれ政略結婚をすることになる。家の繁栄に繋がる相手から求婚された
ら、自分に拒否権はない。
ただ、それでも、できるだけ自分の意思で結婚相手を選びたい。
そんな折、王家のパーティに家族で招かれたエーリカは、理想とも言える男性と出会った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-19 21:16:50
51599文字
会話率:13%
イレーニアが留学から戻ってきたときには、すでに結婚の話がまとまっていた。
相手はオルドーニ辺境伯を継いだロベルト王子。旅芸人と恋に落ち、破局したことが原因で、社交界では遠巻きにされていた。
さらに謀反の疑いまでかけられていると従姉妹から聞い
たイレーニアは、彼を暗殺してくれないかと持ちかけられる。
結婚式の直前に会ったロベルトからは、条件付きの結婚を提案された。いわゆる白い結婚――書類上だけの妻でいてほしいと。二年ほど我慢をすれば、イレーニアが望む縁談を探してくるという。
嫁いだ先の辺境で、ロベルトが隣国と通じているような証拠を見つけたイレーニア。しかしイレーニアから見たロベルトは、領民の暮らしを良くすることに注力する人だった。
どちらの姿が正しいのか迷ったイレーニアは、暗殺用に渡されたナイフを手に行動を起こす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-07 20:51:33
103343文字
会話率:49%
政略結婚により迎えた妻が亡くなった。
ローラント・キルステンは侯爵家当主であり、見目も美しかったことから女性や娘と縁談を組ませたい貴族らに異様に絡まれていた。そんな状況を改善すべく、名ばかりの妻を娶ることにしたのだ。妻としても侯爵夫人として
も役割は必要ない。ただ、ローラントの妻として存在だけしてくれれば良かった。そこで相手に選んだのは深窓の令嬢と噂されていたエリーゼ・シャウマン伯爵令嬢だった。エリーゼは病弱だった。それはローラントとしては都合がいいものであった。「君には療養場所をシャウマン伯爵邸からキルステン侯爵邸に移しただけだと思ってもらいたい」すると元から顔色の良くなかったエリーゼの顔がさらに青ざめたように思えた。
このエリーゼが亡くなったことから物語は動き出す。彼女の真実を知ったローラントは果たして…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-07 20:00:00
8465文字
会話率:57%
「まずは急な婚姻に感謝する、ユリアーネ・ベルンバッハー伯爵令嬢、いや、これからはユリアーネ・アードルング伯爵夫人となるな」
「?…はい」
彼女の目の前にいるのはこの伯爵家の当主を務めているカミル・アードルングで、ユリアーネとの婚姻はベルンバ
ッハー伯爵への資金援助を誓約とした政略結婚だと説明した。ユリアーネを娶った理由は高位貴族の身分を持つ令嬢を妻に迎えたかったからとし、さらにユリアーネとの誓約は、平民である愛人ロッテと入れ替わりロッテは妻として本邸で、ユリアーネは離れで生活を送るというものであった。
離れでの生活は衣食住が保証され、ただここに住まうだけで良いという。夫や社交に気を遣うこともなくマナーも気にせず好きなことを嗜み日々を過ごす。これってストレスもなく快適だと彼女は前向きにこの入れ替わり生活を謳歌するのだった。
平民の愛人が身籠ったことにより急遽企んだこの策は、うまく行くかと思いきや無自覚なロッテにより綻び始める。中身は平民のままなのに伯爵夫人として振る舞い始めたロッテの所為で、アードルング伯爵夫人となったユリアーネ・ベルンバッハー元伯爵令嬢の評判は王都中で地に落ちるのであった。
そもそもなぜユリアーネが婚姻相手に選ばれたのか。そこから全てが間違っていたとは誰も知る由もなかった。
そして、カミルが出した妻の両親への出産報告から事態は大きく動き出す。
「これはどういうことだ…」
周囲の結束により彼女の知らないところで、カミルらに罰が下され始めたのだった。
「あら?皆さんお揃いでいかがなさったの?」
離れから出てきた彼女を見た瞬間、一同は驚愕した。
1つの婚姻がとんでもないことを仕出かしていたのに、本人は至って幸せだったし、その後も幸せに過ごす、そんなお話。
このお話はカクヨムでも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-08 20:00:00
20601文字
会話率:53%
エルヴェスタム侯爵令嬢のディオーナは生まれたときからアルベルト王太子と婚約を結ばれ、後の国母として育てられた。ところがアルベルトの真実の愛という名の元に婚約破棄を宣言され断罪されかけた。もちろんこれは冤罪であり、王家はこの出来事とディオーナ
という後ろ楯を失ったことで失脚する。代わりに王家となったアールグレーン公爵家にはアルベルト元王太子と同じ歳のオリヴェルが存在し後に彼は立太子した。それから10年の歳月が過ぎ、ディオーナは王太子との婚約を打診される。断ることなど出来ずディオーナはオリヴェルと婚約し王家へと嫁ぐことになった。
しかし、ディオーナはこの時既に30歳で初婚、オリヴェルは前妻を亡くした為の再婚であり、ディオーナは後妻だ。オリヴェルは愛妻家として有名であったため、政略結婚であることは明らかだったのだが、ディオーナには秘めた想いがあった。オリヴェルは初恋の相手であり、今も尚想いを寄せる相手でもあったのだ。
ディオーナに求められたのは王太子妃という存在であり、オリヴェルの妻でもオリヴェルと前妻との息子ヴィクトル王子の母でもなかった。愛や女性としての幸せは諦め、自分の責務を全うすることを心に決めたディオーナ。愛を知らないディオーナは完璧な国の駒として活躍していく。次第にその真っ直ぐに真面目に生きるディオーナを慕う者たちが増えていく。そんな中距離を感じていたオリヴェルには少しずつ明らかになっていく事実が。果たして、ディオーナが想いを寄せるオリヴェルの想いとは。
このお話はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-27 21:00:00
37769文字
会話率:63%
公爵令嬢である、ロズリーヌ・エルフェは恋愛を夢見ていた。
上級貴族の間では政略結婚が未だにあるとはいえ、政略結婚が主流だったのは遠い昔のこと。
今の主流は恋愛結婚だ。
好きな人と恋をして、好きな人を愛して。
好きな人と過ごし、好き
な人と添い遂げる。
いつか自分にも、自分だけの愛する王子様が現れるのだと信じていた。
初めての恋は七歳の時。二回目の恋は十歳。三回目の恋は十五歳。
もう、恋はしない。そう思っていたロズリーヌだが、十八歳になり封印していたはずの感情が解かれ、四回目の恋をした。
ある日、卒業後に他国の王との縁談話が公爵家に舞い込んで来た。
ロズリーヌが夢見た結婚とは真逆の政略結婚だ。
父のエルフェ公爵は断ってもいいと言ってくれたが、四回目の恋が実らなければ公爵家の為にも縁談を受けることにした。
ロズリーヌには、二つ名があった。
学園の中や陰で呼ばれている。ロズリーヌ本人が望んでつけらたものでは無い。
『フラ令嬢』
これがロズリーヌの二つ名だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-07 15:36:52
16599文字
会話率:33%
婿入りする予定の第二王子に仕事を押し付けられる主人公の話。
深夜クオリティなので修正する可能性があります。
最終更新:2023-10-06 06:00:00
5900文字
会話率:29%
元平民の男爵家令嬢エレノアは次期侯爵であるオスカーと政略結婚をする事になっていた。物腰柔らかで誰にでも優しく文武両道で地位まであるオスカーは人気者。当然、そんなオスカーと婚約した元平民のエレノアは悪意と好奇の視線にさらされることになる。
そ
んな中、エレノアに嫉妬していたある令嬢が連続殺人鬼によって殺されて……。
死んでしまった弟の為に誰も愛せないオスカーと、死んでしまった兄の為にオスカーの婚約者となったエレノアの、歪な「愛」の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 14:03:50
23446文字
会話率:20%
悪役令嬢が実は超常識人の努力家で、婚約破棄を言い渡したアホ王子が惚れたヒロインは、あざと腹黒非常識女?という、異世界恋愛王道ストーリー。
全部で4部の予定です。
→ごめんなさい訂正です。全部で4章の予定で、1章が5~6部程度になりそうです
。
第1章は悪徳令嬢が王子に婚約破棄されるシーンからはじまります。
リアリストな大人目線でバッサバッサと切り込み、予想を裏切る展開にする予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-29 14:58:06
62668文字
会話率:24%
乙女ゲーム世界のモブ王女に転生した。
ヒロインの攻略対象は王子たちだったわね「私の兄さまたちじゃないの!」
ハーレムエンドの後は隠しキャラが出てきたわね「私の弟じゃないの!」
兄弟仲を引き裂くヒロインはお断りです!
記憶をフルに活用して愛す
る兄弟たちと国を守って見せます。
まずは美味しいもの作って(食べて)売って、資金作りの開始です。
【1章】幼少期(飯テロ/スイーツテロ・王室コメディ・局地戦争)
【2章】少女期(政略結婚/白い結婚・蔑ろ・自給自足・養い子とほのぼの)
【3章】恋愛(ざまぁ・離縁後→年の差恋愛→再婚)……の予定です。
自国で乙女ゲーム、隣国でも乙女ゲーム。重複の上にどちらも微妙な立ち位置なのはなぜ?
※主人公の恋愛相手はなかなか出てきません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-26 20:41:23
306313文字
会話率:31%
私はこれまで一度も会った事も無い異母姉、エリザベスの身代わり令嬢となり、殿下の婚約者となった──……
唯一の肉親だった母親を亡くした平民のライザ。
そんな時、目の前に現れたのは父親を名乗る侯爵──
どうやら、母は侯爵の愛人で私はその
娘だったらしい。
今更そんな事を言われても……私はこのまま一人で平民のまま生きて行くので関係ない。
そう思ったのに、父と名乗った侯爵は私を無理やり引き取ると言う。
しかも、その目的は王太子殿下の婚約者に選ばれながらも
つい最近、失踪してしまったという異母姉のフリをさせる事だった!
そして、異母姉の身代わり令嬢として殿下の婚約者となったライザは、
初顔合わせではっきりとこれは政略結婚だと告げられる。
それもそのはずで、どうやら殿下には結ばれる事が叶わない想い人がいるらしい。
「なんと! 異母姉もその人の身代わりで婚約者に選ばれていたのね!」
──つまり、ややこしいけど私は身代わりの身代わり!
ならば、異母姉のフリをした私が殿下に愛されることはない───……はずだった。
✿アルファポリス様にて投稿・完結済✿
加筆・修正しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-21 20:00:00
121836文字
会話率:44%
デュレー商会のマレクと結婚したキヴィ子爵令嬢のユリアであるが、彼との関係は冷めきっていた。初夜の日、彼はユリアを一瞥しただけで部屋を出ていき、それ以降も彼女を抱こうとはしなかった。
ある日、酒を飲んで酔っ払って帰宅したマレクは「君と勝手に結
婚させられたから、愛する人に気持ちを告げることもできなかったんだ。この気持ちが君にはわかるか」とユリアに言い放つ。だからユリアも「私は身を引きますので、愛する方とご自由に」と言い返すのだが――
※他サイトにも掲載しています(ちょっとだけタイトルがかわっています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 19:11:53
6278文字
会話率:35%
突然、婚約解消を告げられたリューディア・コンラット。
彼女はこのリンゼイ国三大魔法公爵家のご令嬢。
彼女の婚約者はリンゼイ国第一王子のモーゼフ・デル・リンゼイ。
彼は眼鏡をかけているリューディアは不細工、という理由で彼女との婚約解消を口にし
た。
リューディアはそれを受け入れることしかできない。
それに眼鏡をかけているのだって、幼い頃に言われた言葉が原因だ。
「君はブスなのだから絶対にボク以外の男の前でその眼鏡を外してはいけないよ」
余計に素顔を晒すことに恐怖を覚えたリューディアは、絶対に人前で眼鏡を外さないようにと心に決める。
モーゼフとの婚約解消をしたリューディアは、兄たちに背中を押され、今、新しい世界へと飛び出す。
だけど、眼鏡はけして外さない――。
※他サイトで先行して掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-13 07:00:00
97092文字
会話率:54%
新しい婚約者は、すべてが完璧な悪役令嬢の息子でした。
田舎の没落貴族の娘ソレイユは、ヴェルソ小国の王子であるソリタリオが婚約破棄宣言をする場に居合わせてしまう。
ソリタリオ王子の非道なる振る舞いソレイユは腹を立てて抗議するが、なぜか次の婚
約者に選ばれてしまう。
ソレイユは宮殿暮らしの身となるが、ひょんなことから前世の記憶を取り戻す。
この世界はソレイユが前世に好きだった乙女ゲー『千変愛華サウザンド・キッス』の世界。
しかもヒロインが悪役令嬢に敗れ去った後という最悪の世界だった。
負けヒロインの娘と、悪役令嬢の息子のラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 12:00:00
137830文字
会話率:43%
貴族の娘、ハクメイ・ハードラックは幼少の頃から病弱だった。
しかも王国の第十二王子トゥエルスとの政略結婚が決まったせいで、学校では激しいいじめに遭っていた。
いじめを苦に自殺しようとしたところで、前世のOLの記憶が蘇る。
そしてこの世界が
大好きだった乙女ゲーの世界だったということを知るハクメイ。
ゲームでは、ハクメイは非業の死を遂げる薄幸の病弱令嬢であった。
幾多もの破滅の運命がハクメイを襲うが、前世で培った精神力で困難を乗り越える。
せっかくだからとゲーム内の推しに会ってみるが、そこから彼女の薄幸の運命は大きく変わっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 18:27:27
60003文字
会話率:31%
ジュエルバーン家の令嬢フレイアは、幼い頃から政略結婚の駒として育てられていた。
彼女の容姿はそこそこ、そのうえ無愛想だったので、周囲からは『鉄仮面』と陰口を叩かれ妬まれていた。
そのため唯一の友達は、同じ令嬢のアイシスのみ。
この世界では
、成婚の儀において、新婦が作った『メラ・ゾーマス』というマズいスープを黙って飲み干すという風習があった。
アイシスはフレイアに、その風習を無事終えるためにと、味覚が鈍くなる薬を渡す。
フレイアはその薬を飲んで成婚の儀に臨むのだが、スープをひと口飲んだ瞬間、あまりのマズさに絶叫とともに床にぶちまけてしまう。
大勢の参列者の前で、大失態をさらしてしまうフレイア。
かわりに乱入したアイシスが、スープを飲み干す。
その飲みっぷりに参列者は感心。
ロキ王子にも気に入られ、王子はアイシスとの結婚を望む。
王子から婚約破棄を言い渡されてしまったフレイアは、若くして人生の目標を失ってしまう。
しかも親子の縁を切られ、身寄りのなくなったフレイアは聖女となり、世界を統べる神のオーディンと婚約。
つつましく暮らしていたのだが、ある日、庭で死にかけになっている仔犬を見つける。
聖女の癒しの力を使えば助けられるが、癒しの力は獣に使ってはならない決まりになっていた。
しかしフレイアはその禁忌を破り、仔犬に癒しの力を使ってしまう。
助けた仔犬ととささやかながらも、幸せな日々を送るフレイア。
しかし仔犬に癒やしを使ったことがバレてしまい、フレイアは仔犬ともども処罰されることとなってしまう。
「自らの手で、その犬を殺すのです。そうすれば、あなたの罪は赦されるでしょう」
仕える神のオーディンからそう命じられ、フレイアは成長した犬に聖剣を振りかざす。
しかしフレイアの剣は、犬を繋ぐ鎖を断ち切っていた。
「逃げて! 誰の手も届かない、遠くまで! そして、わたしのぶんまで生きて!」
「や~だね」
なんとフレイアが育てた犬は、邪獣と呼ばれる『フェンリル』だった。
人の姿をなしたフェンリルは、フレイアを抱いて逃げ出す。
仔犬の頃から育ててきたフェンリルは、フレイアを溺愛。
またフレイアもフェンリルと出会ったことで、この世界がメシマズであることを知る。
フレイアはフェンリルに愛されつつ、美味しいごはんを知らしめるための『フード馬車』を始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-15 23:07:39
25344文字
会話率:32%
オタクを拗らせ恋愛初心者だった日本人女性ニナはある日、変わったアプリを発見し異世界に住む令息、ジスランと知り合う。新感覚乙女ゲームと思っていたニナは画面を通してジスランと会話をし仲を深め、ふたりの距離は次第に縮まっていく。
しかしそれから一
年が経った頃、ニナは交通事故で命を落としてしまう。そして目覚めると異世界の伯爵令嬢、リアナに転生していた。
前世の記憶を持ったまま第二の人生を楽しみ二十歳を迎えた頃、両親の都合で急に縁談が決まる。相手は公爵家の嫡男だがかなりの拗らせ難ありで、さらには奇病持ちだという噂まであった。
そんな相手と婚約するなんて、と躊躇いを見せるリアナだったが、相手の名前が〝ジスラン〟だと聞き、懐かしい名前に即OK。別人の可能性があると思いつつ公爵家に向かうと、リアナの前に現れたのは間違いなく、前世で出会ったジスラン本人だった。
同じ世界に転生し、再会できたことに喜ぶリアナだったが、ジスランは冷たい瞳を向けて言い放つ。
「俺は心に決めた人がいる。例えその人と会えなくても……想い続けるって決めてるんだ。だから君を、他の人を、俺は一生好きにならない」
リアナはジスランをそこまで虜にした女性の存在が気になりそれとなく聞いてみる。すると、ジスランが愛しているのは〝異世界人のニナ〟だと言われ衝撃を受けるリアナ。
「ニナはとにかく可愛い子だった。本当に世界一可愛い」
「きゃーっ! 恥ずかしい!」
「……どうして君が照れるんだ?」
これはジスランが過去を乗り越えリアナと新たな恋に落ちていく拗らせ×拗らせのすれ違い溺愛ラブロマンスです。塩対応から徐々に激甘になる様子をお楽しみください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-15 04:17:14
80330文字
会話率:51%
伯爵令嬢ディア・フォルグ。彼女は生まれつき鹿のような角が生えているため、「牡鹿姫(おじかひめ)」と呼ばれて内外で孤立していた。
16歳のある日、利害一致の政略結婚が決まり、財政難の男爵と婚約することに。相手の名前はウォルフ・ネバー、領民か
らは「弱腰男爵」と心配されている18歳。
共に過ごして親睦を深める内に、互いに愛情が芽生えていくが、実はこの婚約には裏があり・・・?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-14 21:35:49
9172文字
会話率:45%
「この際はっきり言っておこう。お前に結婚はもう無理だ」
政略結婚の駒として、実の父から戦力外通告を受けてしまったパトリシア。
身長約160センチ、推定体重90キロ。お肌はボロボロ、髪はボサボサ、性格もかなり残念な伯爵令嬢として、ふいに
異世界で覚醒してしまった〈私〉の前世は、シェイプアップと美ボディメイクを売りにしたパーソナルジムのトレーナーだった。
「前の身体はほぼカンスト状態まで鍛えてあったけど、この身体はまだ手つかずなのね。しかも若くて伸びしろたっぷり! これは改造し甲斐がありそうだわ……」
かくて、残念令嬢パトリシアの肉体改造がスタートする。
トレーニングに邁進するパトリシアは、だが、気づかない。
いつの間にか、周囲が自分を見る目が大きく変わってきていることを――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-11 19:19:53
147144文字
会話率:34%
『人生の全てをベットする本物の真剣勝負――そういうの好きでしょ?ご同類?』
「申し訳ないが、君との婚約を破棄させて頂く」
「その婚約破棄は認められません」
政略結婚ながら、愛し合っていたはずの相手イルニクリス王子から、突然の婚約破棄を
言い渡された侯爵令嬢オフィーディアはとりあえず却下した。
婚約者だけでなく、最近は周囲の様子がおかしい。
原因はどうやら、ぽっと出の男爵令嬢ディトリエにあるようで……。
オフィーディアは、猫を被る男爵令嬢ディトリエの――その本性を暴き出すことに成功。
その本質はギャンブラー。
ディトリエは敗者を洗脳できる人生を賭けたギャンブルでもって、自分の地位を作りあげていた。
「わたくしから奪ったモノ……返して頂きますわ!」
「やってみろよお嬢様――いや、ご同類様よォ!」
双方、賭け金は人生。
その全てを賭して、オフィーディアは大切なモノを取り戻すためのギャンブルに挑む――!
===
以前書いた『その婚約破棄は認めません! 奪われた私の婚約者、そろそろ返して頂きます!』のリファイン版です。
大筋は変わっていませんが、色々と修正したり加筆したりしております。
カクヨムにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-06 07:00:00
31620文字
会話率:29%
「申し訳ないが、君との婚約を破棄させて頂く」
「その婚約破棄は認められません」
政略結婚ながら、愛し合っていたはずの相手イルニクリス王子から、突然の婚約破棄を言い渡された侯爵令嬢オフィーディアはとりあえず却下した。
婚約者だけでなく
、最近は周囲の様子がおかしい。
原因はどうやら、ぽっと出の男爵令嬢ディトリエにあるようで……。
オフィーディアは、猫を被る男爵令嬢ディトリエの――その本性を暴き出すことに成功。
その本質はギャンブラー。
ディトリエは敗者を洗脳できる人生を賭けたギャンブルでもって、自分の地位を作りあげていた。
「わたくしから奪ったモノ……返して頂きますわ!」
「やってみろよお嬢様――いや、ご同類様よォ!」
双方、賭け金は人生。
その全てを賭して、オフィーディアは大切なモノを取り戻すためのギャンブルに挑む。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-01 01:00:00
24854文字
会話率:32%
「お前との婚約を破棄するとここに宣言する!」
婚約破棄を突きつけられた令嬢は、
「まあまあまあ! 真実の愛ですのね!」
と、目を輝かせた。
戸惑う王太子だったが、恋人もまた、
「あなたは王太子だったのに、あたしを選んでくれるな
んて……!」
と、涙を浮かべた。
王太子、だった、のに? まるで過去の話のようではないか。
これは王太子が真実の愛を勝ち取り、令嬢が夢を叶えるお話。たぶん。
*
まあまあ勢いで書きました。視点は前半王太子、後半婚約者。
ジャンルの恋愛要素は…王太子の真実の愛…?
他サイトにも投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-02 12:32:48
7040文字
会話率:45%