主人公である絵川美咲が転生したのはとある乙女ゲームの世界の悪役令嬢、オリヴィア・エヴァンス。
彼女はゲームのラストシーンで投獄される運命にあるが、彼女は狂喜乱舞した。
なぜならオリヴィア・エヴァンスが人生における最推しだったから。
という
わけで推しに転生したらやりたい事第一位である『好きなセリフを言わせて遊ぶ』を実行していると、とある手紙を見つける。
それは、
『私の代わりに悪役令嬢として生きて欲しい』
という最推し直筆の手紙。
推し直々のお願いを断るという選択肢なんて無い主人公は、オリヴィア・エヴァンスが用意した完璧イケメン騎士のアシストを受け、立派な悪役令嬢として生きていく。
と主人公は思っているが、実際の所は一度も悪事を行っていないのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-06 19:00:00
84108文字
会話率:50%
なぜか制服がメイド服な家政婦派遣所の最年少職員の少女エヴァ(激しくいい加減な性格)と依頼者の女装美少年(ツンデレ?)のファンタジーコメディ。以前「魔法のiランド」に途中まで載せていましたが、かなり内容を変更して書いていこうと思っています。
最終更新:2022-01-26 12:43:38
39962文字
会話率:33%
【全20話最終話予約投稿済】伯爵令息エリック・エヴァンスが婚約破棄されたとうきうきして報告してくる騎士団長のパパに、娘のミリア・ミットフォードは愕然とする。パパが気に入っていた彼は見目も良く、騎士としても将来を見込まれており、どう考えても婚
約破棄されるような人物ではない。絶対にかなわないと思って安心していたからこそ、パパが気に入っている彼をいいねと、ミリアは相槌を打っていたにすぎなかったのだ。
ある日、ミリアが騎士団に顔を出すと、エヴァンス領にある村で子竜が捕まったという話が出る。ミリアとエリックは騎士団長のパパに連れられて子竜を見に行く。村へ着くなり、捕まった子竜を迎えに母竜がやってきた。母竜は捕らえられ、翌日処分されると言う。
子どもの目の前で親が死ぬことに耐えられないミリアは、ワイバーンの親子を逃がすため、エリックと共に日が昇る前に森へ向かう。森を歩き、日がのぼり、河原で休んでいると母竜が子竜を威嚇し、飛び去ってしまう。母竜を追いかける子竜を追いかけるエリックとミリア。到着したワイバーンの巣がある地で、肉食のバジリスクと遭遇するのだった。※途中戦闘描写あります。設定はおおざっぱです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-11 08:00:00
53062文字
会話率:34%
【完結、最終話予約投稿済】亡くなった祖父が爵位の譲渡を父の異母弟のアレックス・ベッキンセイルに指名された公爵家のご令嬢シンシア・ベッキンセイルは、お家騒動を理由に婚約者の伯爵家から婚約破棄されてしまう。その知らせを失意のうちに受け取った当日
、やってきた当事者のアレックスから、シンシアとの婚約結婚を申し込まれる。
父母の生活も、シンシアの未来も安泰だと父も喜び、婚約結婚とは家のためのことだとシンシアは納得し、その申し出を受ける。程なく、アレックスの提案でシンシアは彼の屋敷へと移り住む。今後、公爵夫人となり世間に出るには、今まで屋敷内で育ってきたシンシアでは世間知らずだと、アレックスのすすめで学園の編入試験を受けることになる。無事編入試験を通り、新学期から、学園に通い始めると、そこには元婚約者のエリック・エヴァンスもいた。
屋敷では、すべてを受け入れてくれる婚約者のアレックスがいる。学園には、まだシンシアに未練を残す元婚約者のエリックがいる。シンシアは婚約者がいながら、元婚約者とどう接するべきかと悩む。
そんななか、どうやら公爵家には秘密があるようで、それはアレックスとの関係にもかかわることだった。彼との婚約を受け入れるためにも、シンシアはその秘密を知りたいと考えるようになり、行動を起こすのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-11 08:00:00
106295文字
会話率:39%
公国の公女、イーリヴェルは、帝国伯爵のオーエントに嫁ぐことになる。
でも、家督相続がうまくいかなかったオーエントは、イーリヴェルが受け入れられなくて……!?
これは、貧乏性の地味顔公女と、潔癖症の塩顔伯爵が、本当の夫婦になるまでの物語。
イーリヴェル・スタンレー・ローエングラン(イーリ)……公国公女。オーエントに嫁ぐ
オーエント・ジャック・ローエングラン(オーリ)……帝国伯爵。イーリヴェルを娶る
ハワード……ローエングラン家家令
バーサ……イーリヴェルの侍女。公国人
エドワード……ミッドランド公爵家嫡男。オーエントの友人
エヴァンス公爵……内務省高官。オーエントの後ろ盾
エヴァ―代官……オーエントの領地代官
アリ……オーエントの侍従
イサク……オーエントの侍従
ライラ……イーリヴェルの侍女
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-10 17:00:00
113921文字
会話率:49%
仕事が、対人関係が嫌すぎて山奥に引きこもってしまった元宮廷魔導師のヴァネッサ。野菜を育て、動物を狩りながらゆったりと充実した生活を送っていた。しかし、そんな夢の日々をぶち壊す厄介者が1人。麓に勤める新米騎士のエヴァン。彼はある理由からヴァネ
ッサのもとに月イチでやってきて…… これは最強! だけどツンチョロな魔女様と、素直で純粋な騎士君がゆっくりと惹かれあって行く日々の記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-02 15:05:05
24729文字
会話率:46%
『あの山には、山姥がいるらしい……』 って失礼な! 仕事に疲れ、人間関係に疲れて隠居した大魔女ヴァネッサ様は1人静かに山暮らし中。幸せな毎日を送る中で、嫌な物は1つだけ……
「はいはーい! 今日も騎士エヴァンがやってきました!」
麓
の新卒騎士が訪ねてくること!
でもどんなにやって来ても無駄よ。
私は、静かに生きたいの。絶対にアンタなんかに絆されたりしないんだから!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-14 17:01:24
24648文字
会話率:46%
ウンド王国第3王子のエヴァン・キンダス・ウンドは自称不細工である。
自分の容姿を見るだけで誰もが気分を悪くする。そんな自分に王侯貴族は相応しくない。
そう思い込んだ王子と周囲の人々のドタバタすれ違い劇です。
基本、悪人はおりません。
なお
、口から噴水が出るシーンがありますので、食事の前後に読むことはお勧め致しません。
そして、設定が緩いのはいつも通りです(;'∀')
「カクヨム」にも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-01 09:00:00
10847文字
会話率:53%
多くの方に読んで頂き、誠に感謝感激雨霰です。
しかし、世界観が掴みにいく、抽象的なのが多い、こいつ何考えてんだと思われてるのもまた事実。
なるべくわかりやすくはしようとしているのですがいかせん作者が未熟なのでここに色々書いて置きます。
(本当はエヴァ的な考察されるモノを目指したい。)
此方の方は作品を捕捉するモノでありますので本編を読んだ後にご覧になって頂けるとありがたいです。
#ネタバレ注意!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 09:00:00
5954文字
会話率:0%
※去年、あまりにもフィギュアスケートが好き過ぎて別サイトで投稿したものです。
用語が多くて読みづらいところがありますが、完全なる自己満小説なのでご了承下さい。
今年はグランプリファイナルが中止になっちゃったので、寂しいなぁ…と思っていたら、
思い出したので投稿することにしました。
以下あらすじ
フィギュアスケート女子シングルフリー。
グランプリシリーズでジュニアデビューを果たした十四歳の雷華は崖っぷちに立たされていた。
ファイナルの切符をかけて、優勝候補のロシア代表エヴァと闘うことに。
勝者は華か、エヴァか…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 21:00:00
5912文字
会話率:10%
魔術の大家であり、民からも「賢姫」と慕われる真紅の令嬢、エヴァ・ヴァーミリオン。
そんなエヴァの婚約者であり、この国の王太子であるラグナ・オルタリアは、人一倍負けず嫌いであった。
ひょんな事から、ラグナによって、悪役令嬢として捕ら
えられそうになるエヴァ。彼女は、時空間転移魔法を使用し、作成したゲートを躊躇なく通る。それを追いかけるようにゲートに飛び込むラグナ。
そして、ゲートを通った先で待っていたのは、彼女が見た事もない赤いサイレンがついた白黒の車と、ひっきりなしに無線でやりとりをする青い服の人間たちだった。
これは、何事かしら?と思いながら人混みをかき分けるエヴァ。そして彼女は目撃する。手錠をかけられ、白と黒の車に詰め込まれるラグナの姿を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-13 21:38:27
1361文字
会話率:44%
アメリカにて突如と現れたある種族。
その種族の出現によって、アメリカ大国は一瞬にして滅んでしまった。
首脳会談にて各国の首相を殺した種族は尖った耳に特殊な力を使い、こう名乗ったのだ。
『エルフ』と。
数か月後、どこにでもいる普通の家庭
で両親と伸び伸び暮していた鴨橋 蓮と親の都合から鴨橋家に良く泊まっていたエヴァリーナ共に十二歳は学校帰りに友人の一夏と共に蓮の家に向かっていた。
家にたどり着くと不穏な空気が漂っていた。
嫌な予感を察した蓮たち三人は、家の異変の正体に気付く。
――エルフだ。
エルフが蓮の親を惨殺していたのだ。
エルフに母の惨殺された遺体。パニックにより三人の自我が壊れそうになった時、蓮の父が助けに入った。
しかし、蓮の父は三人を逃がす事と引き換えにエルフに殺されてしまったのだ。
時は経ち、十七の年になった。
エルフは世界を支配し、日本もまた壊滅に追いやられていた。
あの日から逃げ去った蓮たちが行きついた先はエルフ討伐部隊『ハメツ』の入隊であった。
訓練学校を卒業し、蓮たち三人はハメツ部隊へ入隊する。
同時に訓練学校時代に成績優秀者十人に与えられる『刀魂』と呼ばれる武器を貰った。
刀魂とは、遥か昔、戦乱の日本を駆けた武士の魂が宿った武器の事であり、武士の魂と己の技量、それらが唯一エルフに対抗する術であったのだ。
エルフ討伐への一歩を踏もうとした時、ハメツ部隊本部がエルフによる奇襲によって崩壊してしまう。
奇襲と同時に行われるエルフとの実践。そして奇襲を目論んだのは蓮の両親を殺したあのエルフの姿があったのだ。
対峙したのだが、力及ばず逃がしてしまう。
蓮たち刀魂を持つ者たちは修行をし、人類の土地を奪還する為に作戦に参加した。
蓮やエヴァ、他の部隊は苦戦を強いられるけれど、それでも無事、刀魂と自分の実力を武器にエルフの討伐に成功して、人類の大いなる一歩を歩んだのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-03 17:11:34
46140文字
会話率:42%
セレスト・エヴァ・シャロンは転生者。同人ゲームの悪役令嬢に生まれ変わったと気付いた彼女は、破滅フラグを回避するでもなく、聖女ムーブをかますでもなく、預言者として振る舞うでもなく、破滅するまでの間我が世の春を謳歌することにした。
「前世では
出来なかった贅沢な生活を、今こそ!」
自堕落な彼女は、果たしてどのような結末を迎えるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-30 16:00:00
77025文字
会話率:67%
ディア エヴァン ハンセンの話。
最終更新:2021-11-28 06:01:01
327文字
会話率:0%
トリスタニア王国にある『パレス・バルモア』にて、実にきらびやかな夜会が催されている。
国王の名代たる王太子オスカーは、声高らかに婚約者ロクサーヌ・ウィンクス侯爵令嬢への婚約破棄を宣言した。
『あれ? これって』
王女エヴァンジェリ
ンの『学友兼公式代筆人』のアナベル・ウィンクスは、ここが前世で読んだヒストリカルロマンス、『聖星節にラストワルツを』の世界だと思い出す。
『星ラス』のでおなじみの本作にて、アナベルの役どころは名前だけのモブ令嬢。
ピンク髪の定番ヒロインを抱く王太子から、冤罪で追放されかけた『麗しき悪役令嬢』が、『英雄殿下』の異名を持つヒーローと結ばれる。
かと思いきや、アナベルの目の前で姉のロクサーヌが、正義を重んじるはずの騎士団によって連行されてしまう。
まさかの展開に立ち尽くすアナベルの前に、ロマンスのヒーローが遅ればせながら登場する。
『国王陛下の勅命で、そなたを廃嫡とする』
この流れは、原作準拠。それでは一体なぜ、『英雄殿下』は『麗しき悪役令嬢』を見捨てたのか。
どよめきの余韻が残る大広間で、予想外の言葉が発せられる。
『オスカーに代わり、私が新たに立太子する。さらに、ウィンクス侯爵家のアナベル嬢を妃に迎えよう』
英雄殿下の宣誓を受け、みんなの注目の的となったアナベル。
『そんなバグ。聞いてないわよ』
世間で『不遇の真ん中令嬢』と称されるアナベルは、果たして英雄殿下のお妃がつとまるのだろうか?
やがて、『英雄殿下』が『不遇の真ん中令嬢』を、お妃に選んだ理由が明かされる。
すれ違い気味の二人だが、苦難を乗り越えて結ばれるまでの物語である。
※アルファポリスにて、先行連載中です。
上記サイト主催の賞にも、本作はエントリー中にございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-20 08:00:00
85040文字
会話率:38%
500年に1度、神の力を宿した少年は自国の滅亡と共に闇へと堕ちた──。
神の力を持つ少年クロムは、滅亡した自国エスポワールの庭園で鮮黄色の瞳を持ち、不死の少女エヴァンと出逢う。
心優しいクロムは帰る場所のない彼女の面倒を見ることに。
旅を
する二人を待つのは死か、それとも希望なのか──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-15 18:00:00
115662文字
会話率:39%
ある日突然訪れた、国の筆頭貴族エヴァンス公爵家の使者が提示したのは、信じられない額の謝礼。
「貴女に、我が主の専属メイドになっていただきたいのです。」
実家の孤児院存続のためこの提案を受け入れた16歳のルチルだったが、その主とはエヴァンス
公爵家の1人息子、見た目は天使・中身は悪魔の史上最強ワガママ坊ちゃん(レベル11)だった。
大いに振り回されながらも、根性と経験値で少しずつ坊ちゃんとの距離を縮めるルチルは、あることを知る。
坊ちゃんが一人ぼっちだと言うこと。
そして、坊ちゃん自身の能力が故に、ある意味では国王よりも重要とされる存在であること。
幾多の事件を乗り越えて、固い絆で結ばれた2人。
絶対的な右腕を得た坊ちゃんは、運命を受け入れ前に進んでいくーー。
明るく前向きな主人公と、超絶美少年のワガママ独占欲坊ちゃんによる主従ファンタジーです。
基本的に重くない話しなのでサックリ読んでいただけると思います。
連載が進んで坊ちゃんが大きくなったらラブ的な展開もあるかもです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-13 09:00:00
105539文字
会話率:27%
少し世間知らずで、食いしん坊な狩人であるエヴァは、息を殺し、草むらで獲物がくるのを待つ。
タイナーの森には、野生のいろんな動物であふれている。
最終更新:2021-11-05 04:25:42
558文字
会話率:0%
16歳の国王 エヴァ。
25歳の現代の女性 叶恵。
二人の人生が引き継がれた時、憎しみと復讐の歯車がゆっくりと周り出す。
それは、定められた運命…。
最終更新:2021-10-24 23:14:53
49004文字
会話率:31%
ヴィクター・エヴァンス伯爵は、妻ステラにめろめろである。
降嫁してきた元王女であるステラになにか貢ぎたいと考えたり、手紙に記す愛称(やばい)を妄想したりしながら幸せに過ごしていた。
しかしある日、視察に出たヴィクターは帰り道で襲撃に遭い、選
択を迫られる。
全3話
*お話の最後でタイトルを思い出してね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-20 20:00:00
11905文字
会話率:30%
魅了スキル持ちの騎士エヴァンは、ハプニングから護衛対象の王子もろともメロメロにしてしまい、近衛隊から警邏隊へ左遷される。
警邏隊でバディを組むことになったのは魔力喰いスキル持ちの女騎士リニ。リニはそのスキル故に親に忌避され、教会で育てられて
いた。
喧嘩っ早く、生活力のないリニの世話を焼くようになるエヴァン。二人はバディを組んで一緒に活動するうちに距離を縮めていく。
そのうち、事件に巻き込まれていき──
6時と18時更新。全10話予定。
完結までは感想欄閉じてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-16 18:00:00
39978文字
会話率:40%
「アレクサンドラ・ロナガン公爵令嬢! 君との婚約を破棄させてもらう!」
かつて婚約者であったアイナル王子にそう断罪され、北の豪雪地帯に追放された公爵令嬢アレクサンドラは、実は妾腹で、十歳で公爵家に召し出されるまではバリバリの山育ち。幸運な
ことに生まれ育った北の山に「追放」という名目で戻ることができて二年。名うての猟師だった祖父から叩き込まれた狩猟の知恵と技術を使い、今日も元気に獲物を追いかけていた日のことだった。自分を裏切り、ここに追放したはずの元婚約者・アイナルが目の前に転がり込む、否、転がり落ちてくる。
アレクサンドラは知っていた。自分が追放されたその後、アイナル王子は「真実の愛」を教えてくれたはずの伯爵令嬢家に裏切られ、国を乗っ取られてしまったことを。頭も性格も悪く、処刑する価値もないと判断されたヘッポコ王子は着の身着のままでここ北の原野に追放され、死ぬ覚悟も定まらずに冬になるまで彷徨っていたのだ。
過去に自分がした仕打ちも忘れ、アレクサンドラに「助けてくれ」と懇願してくるアイナル元王子。無論アレクサンドラは助ける気などなかったが、アイナル元王子は幽閉されている妹のエヴァリーナの解放と引き換えに、春になって雪が解けたら徒歩で王都に帰り、伯爵家に処刑されるつもりだと宣言した。
自分にとっても実の妹同然だったエヴァリーナのため、アレクサンドラは「自分の食い扶持は自分で稼ぐ」「命令には絶対服従」を条件に、今までやられた仕打ちの復讐を兼ね、春までこのヘッポコ元王子を生きながらえさせることを承服する。
だがアイナル元王子は理解していなかった。この冬山では「自分の食い扶持を自分で稼ぐ」ことが如何なる意味を持つことなのか。そしてこの山では、アイナルのような頭も体も弱い人間は生存そのものが許されないという事実を。果たしてアイナル元王子は風雪に揉まれて成長し、春まで生き残ることができるのか。
バリバリ山育ちで口が悪い狩猟大好き公爵令嬢と、能なし、甲斐性なし、根性なしの三バカヘッポコ元王子のデコボコ山暮らし譚。反響のあった短編小説の連載化です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-19 12:04:06
39666文字
会話率:36%
「茨邸の魔女」=エヴァジェンナ・レヴィ。
2000年の時を生きる彼女が若く美しい姿をしているのは、少女の生き血を啜り青年の心臓を食らっているから。
その心は、冷酷で傲慢。邪悪で陰険。今日も国中の悪人を束ね、血で血を洗う争いを起こし続けている
。
――そう語り継がれているけれど、真実は別にあるとわたし知っている。
だって、わたしこそ「茨邸の魔女」=エヴァジェンナ・レヴィなのだから。
今日も人間の少女=アリソン・ヒューズと名乗りながら、紅茶を煎れたり推し事を楽しんだりして愛らしく生きている。
時には本当の悪しき魔女達を狩りながら。
これは、そんな「魔女を狩る魔女」のお話。
日本で拗らせアラサーとして生きていた記憶もあるからたまに生きづらいこともあるけれど、わたしなりに一生懸命生きている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-16 21:17:25
192948文字
会話率:35%