エミリア・ザイーリ公爵夫人が前世の記憶を思い出したのは、旦那様が愛人を屋敷に連れて来たいと言った瞬間だった。しかも、その愛人のお腹には旦那様の子がいるという。
本当なら、そんなことは許可しない。
けれど、目の前にいる旦那様は気が弱そうでタイ
プじゃなかった。
それなら一層のこと、愛人さんにあげるわ。代わりに公爵家のお仕事をやらせてもらえませんか? 出て行く算段をするから。
悪妻から賢妻へ。ハイスペック奥様が我が道を貫き通した先に待っていたものは……。
※本作は、柴野いずみ様主催「ざまぁ企画」の参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-16 17:12:18
9592文字
会話率:52%
真っ昼間のカフェテラスで、ローザは婚約者のヘンリー王子に罵られていた。
「言いたいことは一つだけだ。お前とは結婚しない」
結婚はしないが、婚約も破棄しない。
そう宣言したヘンリー王子は、ローザを名ばかりの公妾として、公務の肩代わりをさ
せるつもりなのだという。
その王子を公然と寝とった異母妹のルーシーは、ローザを娼館に売り飛ばす算段をしているらしい。
孤立無援のローザは、心の中で怒りと憎悪を燃やしながら、復讐を誓うのだけど……。
(ドアマット系ヒロインの婚約破棄ものを目指して書き始めたはずなんですが、想定外のところに着地してます…)
アルファポリス様で、先行公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-07 10:05:47
14648文字
会話率:45%
双子の妹ばかりを優先させる家族から離れて大学へ進学、待望の一人暮らしを始めた女子大生・十河怜菜(そがわ れいな)は、ある日突然、異世界へと召喚された。
召喚させたのは、双子の妹である舞菜(まな)で、召喚された先は、乙女ゲーム「蘇芳戦記」の
中の世界。
国同士を繋ぐ「転移扉」を守護する「聖女」として、舞菜は召喚されたものの、守護魔力はともかく、聖女として国内貴族や各国上層部と、社交が出来るようなスキルも知識もなく、また、それを会得するための努力をするつもりもなかったために、日本にいた頃の様に、自分の代理(スペア)として、怜菜を同じ世界へと召喚させたのだ。
妹のお守りは、もうごめん――。
全てにおいて妹優先だった生活から、ようやく抜け出せたのに、再び妹のお守りなどと、冗談じゃない。
「宰相閣下、私と駆け落ちしましょう」
内心で激怒していた怜菜は、日本同様に、ここでも、妹の軛(くびき)から逃れるための算段を立て始めた――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 00:21:18
10190文字
会話率:9%
大学生である 響 直人は悪の秘密結社と人知れず戦いを繰り広げている。
仲間たちとともに今日も己の信じた道を征く。
「俺は、負ける戦いはしない」を合言葉に。
主人公が言っちゃいけないようなことだけど戦術的には間違ってない
「俺より弱い奴だ
け戦いたい」
というセリフ…格好いい感じにできないだろうか?
例によってツイッターから提示された疑問へのリプから派生した作品です。
※上記三行は、疑問提唱者である遥海様のツイートより引用しております。
キャッチコピー及び「俺は勝てる算段しかしない」(筆者リプ)をモットーに一話完結で参ります(二話目は軽くお遊び設定です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-12 06:00:00
2528文字
会話率:21%
まぁ、戦う前に勝つ算段をするのが、真の勝者なのだろうが……(´・ω・`)
最終更新:2023-02-09 17:00:00
350文字
会話率:0%
世界は一度キノコ戦争によって荒廃した。しかし人の手で生み出された異形の生物ビッグヘッドにより世界は再生される。そこでは様々な人物の群像劇が繰り広げられていた。死の恐怖から亜人と化した人間に、現実を認めず人間狩りを行う者もいる。自分たちはな
ぜ生き残ったのか、そしてなぜ自分たちはの地獄のような苦行の道を歩まねばならないのか。自問自答しながら彼らは新しい歴史を紡ぐのであった……。
第一部は世界が崩壊した直前に中華帝国の士官候補生の龍英雄《ロン インシオン》の物語。彼はノヤギの亜人に変貌して自分の村に戻った。大人たちは全員死亡しており、子供たちは亜人に変化して生き残っていた。英雄は大人たちの死骸を解体して食料として保存することに決めた。
一方で妻子を亡くした日本人、毬林満村《まりばやし みつむら》は生き残った人間を集め、死にかけた人間を次々と殺害していった。英雄たちの村を襲撃し、生きる苦行から解放させようとしたのだ。
しかし失敗して負傷し、英雄もろとも火薬を使って自爆した。
自我を持ったビッグヘッド、大頭《ダトウ》は子供たちを引き連れ、生き延びる決意を固めた。
第二部は英雄の孫で、ノヤギの亜人である金剛《ジンガン》が主役だ。英雄の孫ということで周囲にうるさく言われて辟易していた。唯一の安らぎは人間の遊女女巫との逢瀬である。ところが町には人間と動物が合体した人造人間《メタニカル アニマル》が出現した。これは世界を滅ぼしたアメリカ人チャールズ・モンローの仕業なのだ。モンローは自身が発明した金属細胞により、人造人間となった。生き残った亜人たちをおもちゃにして楽しむ算段なのだ。
金剛の父親である超人《チャオレン》はモンローに翻弄され、金剛は父親と殺しあう羽目になった。策略で相談役となった王大頭《ワンダトウ》は殺されるも、新しく復活することができた。
第三部の主人公は、金剛の孫で黒いノヤギの羅漢《ラカン》。彼は自分の力を押さえられず、囚人が収容される採掘場で閉じこもっていた。祖父の金剛は彼を憂い、広い世界へ旅立つよう命じたのである。
中華帝国から遥かヨーロッパへと旅立つ羅漢たち。途中でモンローの部下であるスプーキー・キッズたちの襲撃を受けた。さらにモンローにはクローンがおり、それぞれの思惑で動いていたのだ。
この物語はフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 08:00:00
554463文字
会話率:36%
皆々様、「フット まに フェスタ(足球祭り→二十摩邇真理(ふとまにまつり))」
足 球 祭り
二十摩邇 真理
※『ふとまに』とは日本の国生み神話(いざなぎの神様、いざなみの神様)で天の大神様が占われた
(太占=ふとまに)ものです
※ひふみ神示を勉強している身としましては、この大会が戦争の型(→仮)となり、実際の戦争が行われない事を願っています
まずはクロアチア戦で気になった点ですが、
モドリッチ選手を下げて(延長前半)PK戦は大丈夫なのかです。確かに次のブラジル戦を考えれば妥当なのかも知れませんが、そもそもPK戦に勝てる算段があるのか……
しかし、PK戦を見て納得しました。あ~、PKを止めるのが得意なGKなのね。
※W杯のPK戦といえば、06ドイツ大会のアルゼンチンードイツ戦なのですが
(私の推しのアルゼンチンがPK戦で敗退した試合です。因みに、私の一推しは昨年亡くなられた
マラドーナさんで、日本ならば小野伸二選手です。お二人ともサッカーの魅力を十二分に伝える
素晴しい選手で、私的には”サッカーの申し子”の二人です)
試合終了後、日本代表のコメントを聞いて判りました。
彼らも悲願という名の十字架を背負わされていたのだと――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-08 20:44:22
2878文字
会話率:4%
異世界って楽しそう!
神様の気まぐれで現実世界は取り敢えず維持だけになり、発展しなくなりました。その間に神様は異世界へバカンスしに行きます。あわよくば異世界を乗っ取る算段のバカ神様とその従者が送る異世界スローライフ!
最終更新:2022-11-04 12:16:11
12726文字
会話率:70%
世には持つ者と持たざる者がいる。かくいう陰宮は持たざる者だった。だからなんだという気持ちはある。持たざる者にも相応のプライドとやらがあるのだ。それでも、ふと孤独が囁きかけてくる瞬間がある。本当にそれでいいのか、と。そんな折、担任より仰せ使っ
たのは図書室の清掃管理。どうやらクラスの女子も一緒らしい。そいつは無口で印象の薄い根暗な奴だ。これなら相互不干渉が吉だろう。そう算段をつける。だが、あろうことか彼女は掠れるような声で問いかけるのだった。──入学式のこと、覚えてますか、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-03 01:24:35
5517文字
会話率:30%
10年ぶりに旧友達と会う予定だった辺野モヘジは突如デスゲームに巻き込まれる
しかし
「俺は宇宙警察のエージェントだ」
「某国の人間兵器ダ」
「伝説の侍の転生者でござる」
旧友達の突然の告白に混乱するモヘジ
そうか!これは敢えてピエロを
演じることで、デスゲームの主催者連中に冷水を浴びせる算段か!
モヘジは合点がいくと自身もその計画に乗るのであった
「俺は実は超能力者なんだ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-26 18:19:36
5721文字
会話率:36%
【異世界恋愛・バタバタハピエンモノ】
モニカはバーニック伯爵家の長女。
バーニック家には男の子は生まれなかったから、モニカは従弟のフランクと結婚して爵位を継ぐという算段になっていた。
しかし、バーニック家に後妻に入った継母はモニカに出て行
ってもらいたい。継母は実子のメリッサをフランクに娶せ、爵位を継がせたいのよね。
ちなみにモニカは、バーニック家から出ていくのは≪大賛成≫!
だって、サスマン侯爵家のアルベルトと恋人関係にあったから!
でもアルベルトは、なぜか急に「もう会えません、さようなら」と言って去ってしまった。紫の花をモニカの掌の中に押し付けて……!
なに、なに、なに、なに!? どういうこと!?
その日から3年、モニカはアルベルトのくれた思い出の花 ―サフラン― を大事に育てている。
ちなみに香辛料として使われるサフラン、収穫はめしべだけなのでグラム当たりの値段がつきやすいんですって。
そうしたら、従弟のフランクが商売っ気を出して、ついに一大サフラン畑ができてしまった。
モニカとフランクはサフラン畑で精を出す日々……。
でもそんなとき、モニカを追い出したくて仕方ない継母がモニカの縁談を画策してきた。
相手は見たことも聞いたこともないマイルズ・グリーソン男爵令息。
アルベルトを忘れられないモニカは断固拒否!
モニカと結婚するのは自分だと思っているフランクも断固反対!
でもこの縁談には思わぬ駆け引きが仕組まれていて……!?
柴野いずみ様主催の【スパイス祭り】参加作品です。
読み切り短編、異世界(恋愛)物語。
ハッピーエンドです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 04:00:00
20495文字
会話率:35%
俺は、とある縁により繋がった刑事に呼び出された。
老朽化した市営団地の一室で、住人が亡くなったものの縁者がないため、部屋のものを一式処分しなければならないという。少しでも価値のあるものがあれば、俺(リサイクルショップ)に売って、小遣いを
稼ごうという算段である。
俺が呼び出されたということは、亡くなった人は病院で亡くなったのではなく、ここで何かしらの形で亡くなったということである。部屋を見る限り、金目のものはない。気になるのは散乱している石だ。刑事曰く、元々大学教授で石の研究をしていた人らしい。聞くところによると、遺体は腐敗が進んでおり、眼球がなかったそうである。想像しただけで吐き気がする。
唯一価値のありそうな学術書のようなものを買い取ったが、1冊のノートが紛れ込んでいた。ノートには、石の中に住み着くORDA(オルダ)という虫の生態が記されていた。
その日から俺は耳鳴り悩まされ、生活もままならなくなった。耳鳴りがひどく、道端でうずくまったとき、ある男に声をかけられた。
「ORDA持っているなら早く出してくれないか。耳が痛いんだ」
こうして俺はORDAにまつわる事件に巻き込まれることとなった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-20 00:48:11
238143文字
会話率:60%
国一番のバザールと男女ともに所属できる双頭修道院によって栄えた「開拓前線都市・ララシャ」。
オアシスと街を区切る境界線の向こう側には岩石砂漠が広がり、その直中を赤い路が地平の向こう側まで続いている。交易のために、自分の信仰のために、生
きるため、商人や聖職者、腕に覚えのある者たちが王命によるキャラバン「開拓交易旅団」を組み、路の向こう側にある地へとオアシスの街より旅立っている。
旅人たちが歩むその道は、「赤羅の修道路」と呼ばれていた。
赤に彩られたこの街に、一人の少女シラが寄り合い馬車に揺られてやって来た。
ある貴族の末子であるために自力で生きて行かねばならないシラは、ララシャの街で生きていくための算段を求め、貴族の子女が籍を置くシュラ・ジャ双頭修道院へと修道女として洗礼を受け、国家事業として行われている「開拓交易旅団」の選抜試験に挑もうとしていた。
高貴な生まれとはいえ、寄る辺が殆どない少女が自分の生きる道を開拓交易旅団の冒険行に求めた旅路が始まりを告げたのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-01 03:58:39
5865文字
会話率:48%
不自由は社会に生きる算段で、自由は孤独、言うまでもなく
最終更新:2022-01-28 10:00:00
610文字
会話率:0%
人生をゲームに例えることは不謹慎なのでしょうが、深刻に考えすぎないための算段になるようにも思います。
最終更新:2021-12-02 13:00:00
893文字
会話率:0%
長屋に住む熊五郎は、ある時ご隠居に白い犬がどこかでもらえないかと聞きに行きます。
何でも『花咲かじいさん』の話を聞いて、自分も犬に小判を掘り当てさせようという算段。
さて、のんきな熊五郎の考えはうまくいくのでしょうか?
最終更新:2021-11-04 07:14:29
4405文字
会話率:84%
現世で孤独死したひとりの男が、異世界に転生しその世界で孤独を癒そうとするお話。
◇
主人公はその死因ゆえ独りであることを極度に恐れる。
仲間を作り、孤独を癒そうとする。
しかし異形の怪物として異世界に転生し、精神までも歪に変容してしまっ
た彼にとって仲間作りは容易ではない。
◇
擬態の能力を有する主人公は、まず手始めにエルフに扮して彼らの里に潜り込んだ。
そうしてエルフの輪に加わり、仲間として迎えられ孤独を癒そうとする算段である。
しかし感情の起伏に乏しく排他的なエルフは、主人公の思った通りに彼を愛してはくれない。
結局上手く里に溶け込むことの出来なかった彼は、最後にはエルフをすべて殺し尽くして里を滅ぼしてしまった。
◇
孤独を癒す試みは続く。
今度は幸せな人間の母子に目をつけた主人公は、少女を殺し、擬態をもってその子に成り代わった。
労せず母の愛を掠め取ろういう魂胆だ。
しかし完璧な似姿と振る舞いをもって接しても母親に正体を見抜かれた主人公は、結局この母も殺してしまった。
◇
試みは悉く失敗に終わった。
彼は考えた。
なぜ自分は失敗するのだろう。
ただ愛されたいだけなのに。
誰かに愛され、この身を苛む孤独を癒したいだけなのに。
ふと思う。
そう言えば『愛』とはなんだろうか。
今更ながら主人公は、常に愛されたいと願いながらも肝心のその愛というものを自らが理解していないことに気付いた。
愛を知りたい。
しかしどうすれば愛を知ることが出来るのだろう。
愛を得ることが出来るのだろう。
これまで彼は他人から愛を奪うことだけを考えていた。
しかしそれは正解だったのだろうか。
もしかすると愛とは奪うものではなく、育むものなのでは……?
……わからない。
◇
悩む主人公に転機が訪れる。
たまたま訪れた人間の街で、公衆の面前で酷く虐待され痩せこけた幼い奴隷の少女に出会ったのだ。
そうだ。
この死にかけの少女を飼育してみよう。
愛を奪うのではなく、愛を育んでみよう。
思い立った主人公は、その場で奴隷商を惨殺する。
そしていずれ愛娘へと成長を遂げるかもしれない薄汚れた少女を奪いとり、胸に抱いてその場を離れたのだった――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-12 18:43:16
120839文字
会話率:19%
「わ、わたくしと一晩過ごすか、そうでなければ死にます! どちらかをお選びください」
国王陛下の末の姫・ステラから突然そう告げられた騎士団長ランベルト。
臆病なステラが、何故そんなことを言い出したのか、とりあえず聞きだすことにしたが……。
虎視眈々と姫君を捕える算段をしていた騎士団長と、そんなこと知らずに無自覚に見ずから罠に嵌りに行った姫君のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-23 15:07:58
7279文字
会話率:30%
ミレーゼには10年来の婚約者フラウトがいた。しかし、彼はカルメンという少女に心を寄せ、ミレーゼをぞんざいに扱う。このままでは、良くないと彼の不貞を両親に報告し、婚約の撤回に動き出す。
情報が集まり、両家の当主からも了承を得た。あちらの親
はフラウトの不貞を理由に、婚約の撤回をするのだと公表するとまで言ってくれた。
その公表の場として選ばれたのが、卒業パーティーだった。あちらも何やら動いているようだが、親を味方につけたこちらにかなうはずがない。
そう算段をつけたミレーゼだったのだが……
「未来の王子妃を傷つけたことは万死に値する!」
どうやら、見通しが甘かったらしい。両親たちがかけつけるまで、何とか時間を稼がなくては……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-24 00:43:15
10404文字
会話率:39%
独身貴族のアラサーおっさん事"弾上護(だんじょうまもる)"は、いつものように仕事から帰ると、自分の家でビールの缶を山積みにして酔いつぶれるていた娘と遭遇する。
警察に通報しようとした護だったが、とりあえず詳しい事情をと
、際どい格好の娘から聞く事に。そこで、"アリス"と名乗る娘は、寝室の押し入れからやって来たと話す。
嘘だと思いつつ押し入れを覗く護だったが、そこには信じられない光景が。自分の家の押し入れと、異世界のダンジョンが繋がってしまった事実に困惑する護だが、衝撃はそれだけではなかった。
ダンジョンコアの"コアちゃん"と名乗る物体が登場し、護に脅しをかける。
『半年以内に探索者がやって来る確率……80%です』
放っておくと攻めてくると脅すコアちゃん。護は仕方なく、自らの平穏を守るためダンジョンの防衛に着手する事に。
そのついでに、ダンジョンや異世界を撮影して動画配信で儲ける算段をする護だが――
「DPを稼いで防衛対策だ!! 俺は絶対に、平穏を守る! って、おい! 人のビールを……勝手に飲むなああーっっ!!」
「んぅ? ……ゲプッ」
『反抗的なコメント主の住所及び勤務先を特定し、ネットに拡散しました』
「コ、コアちゃん!? やる事えげつないっす……」 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-14 20:31:20
15191文字
会話率:50%
俺はAV監督だった。少なくとも、この異世界に転生するまでは。
野郎どもの下半身を立ち上がらせる事が仕事だったこの俺が、まさか復活した魔王を倒す為に女勇者を立ち上がらせる事になろうとはな。面白い。この無垢で地味な女勇者を完膚なきまでにセクシー
な女優に仕立てて最高にエモいAVを撮ってやろう。そしてアダルトコンテンツの力で国王までもをそそのかし、クソ程最強なパーティを組んで冒険に出かけるんだ。ファンタジー異世界と言えども世間は男と女。愚かで度し難いのは人間も魔物も同じだろう? 女勇者の正義の心があふれ出す様に、アソコの汁もあふれ出させてやるのがこの世界での俺の仕事という訳だ。
さあ、この物語が、いつまで「R指定なし」でいられるか。それも全て、この俺の立振る舞いにかかっているっていう算段だ。言わせるな。この紹介文を読んだお前が最初にすべき行動は「お気に入り登録」をすることだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-23 23:55:15
155426文字
会話率:60%