真っ昼間のカフェテラスで、ローザは婚約者のヘンリー王子に罵られていた。
「言いたいことは一つだけだ。お前とは結婚しない」
結婚はしないが、婚約も破棄しない。
そう宣言したヘンリー王子は、ローザを名ばかりの公妾として、公務の肩代わりをさ
せるつもりなのだという。
その王子を公然と寝とった異母妹のルーシーは、ローザを娼館に売り飛ばす算段をしているらしい。
孤立無援のローザは、心の中で怒りと憎悪を燃やしながら、復讐を誓うのだけど……。
(ドアマット系ヒロインの婚約破棄ものを目指して書き始めたはずなんですが、想定外のところに着地してます…)
アルファポリス様で、先行公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-07 10:05:47
14648文字
会話率:45%
最近、僕には幻聴が聞こえる。僕が望まない言葉が呪いのように毎日、どこにいても聞こえてくる。その呪縛から逃れたくて僕は立ち上がった。
※この話は筆者の別作品『変態令嬢の落とし方』の約10年後のお話です。単品でも大丈夫かと思います。
最終更新:2018-08-12 20:37:17
9454文字
会話率:50%