『警察省 刑事捜査局 非違検察課』捜査一班の刑事・北瀬優(きたせ・ゆう)。
容貌は、桜花の花吹雪に惑い、消えゆきそうな儚げな美青年。反してその性質は、素手で銃弾を弾き、車の扉を引きちぎる、縦横無尽な暴れん坊。
一方、北瀬とバディを組むのは
、冷徹にすら見える鋭い眼差しに、重ね合わせての無表情を保持する男、那世玲(なせ・りょう)。
理性的な常識人の様相から、さぞ相方相手に苦労しているだろうと見せかけて――その実、壊れたブレーキ程度にしか北瀬を制御してくれない、いいコンビである。
彼らは少しだけ、組織において特別だった。それは〈あやかし〉と契約者たる〈人〉のバディであるということだ。
〈あやかし〉は、人と似て異なる存在。異能と呼ばれる不可思議な力と身体的能力の高さが特徴だが、その能力は、人間と契約しなければ使えない。
だから〈あやかし〉にとって契約者は、特別で、そして――契約する人間にとっても、〈あやかし〉は特別だった。
契約を結び合った〈あやかし〉と人の関係は、時に麗しい絆と讃えられ、時に――異能で罪に手を染める結末を招くこととなる。
北瀬と那世が所属する非違検察課は、そうした〈あやかし〉の異能が関わる事件について、国内の横断的捜査を担当する部署だ。
異能が関わった犯罪は、往々にして不可解に曇り、なにも見通せなくなる。
それを解決するために、彼らがいるのだ。
互いに埋まらぬ溝と忌避を抱きながら、それでもなお――共に歩む道を選んだ人と〈あやかし〉のために。
日々全国を飛び回る北瀬たちのチームが、ある日訪れた八房署。
そこはいままさに、大事件に上へ下への大騒ぎの真っただ中だった。単純なAVの万引き事件から、未成年の拉致監禁・強姦事件が顔を覗かせたのだ。
さらに捜査を進めるうちに、事件は連続婦女殺人事件にまで繋がり、事態は急転。
しかしどこからも不自然なほど証拠が〈見えない〉。〈あやかし〉の異能が関わっていることは間違いなかった。
巨大ぬいぐるみを携えた頼れる情報捜査官・東間。
微笑みと共に供述をずるずる引き出す取調べの達人・長洲野。
北瀬すら御してみせる小柄で豪胆な班長・南方。
頼れるチームの仲間たちとともに、次々と押し寄せる不可解を、絶対の信頼を最大の武器に、バディ刑事が解決していく。
※カクヨムにも掲載しています。(一部加筆修正箇所あり)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 18:00:00
216767文字
会話率:52%
理性的な己と全方位から敵視される己の間で生まれた感情に
戸惑い,否定し,けれども逃れないと悟ってしまった時の状態を
出来るだけリアルに表現してみました.
最終更新:2024-04-18 14:09:11
628文字
会話率:60%
愛知県名古屋市の北側にあるかつての国際空港。セントレアが開港後、愛知県営名古屋空港となった。そんな空港がなにやら、タンデム型イオン加速器に改造されてるんです。そこに、若き科学者のハルカが参加することになったわけですよ。彼女、本当に粒子物理学
に情熱を注いでいて、星空を見るのが趣味なんだって。特技は複雑な数式の解析。理性的で、科学のためなら何でもやるっていう強い信念を持っているんです。
で、彼女のサポート役には、この分野の重鎮、佐藤教授がいるわけです。この教授、古書を集めるのが趣味で、複雑な理論を説明するのが得意。教授はね、若い世代に科学の重要性をどう伝えるか、それが悩みなんです。
そしてね、物語にはもう一人、重要なキャラクターがいるんです。転校生のタクヤ。この子がまた不思議で、異世界についての知識を持っているんですよ。ゲームや冒険小説が好きで、未知の言語を解読するのが特技。ハルカとは科学の好奇心で結ばれていくんですが、タクヤ自身も自分の秘密に苦悩しているんですね。
で、この物語のスタートは、タンデム型イオン加速器の実験中に起きる異常から。異世界への扉が開いちゃうんですよ。ハルカとタクヤは、この謎を解き明かすために協力することに。徐々に、二つの世界の均衡を保つための重要な役割を果たしていくんです。
最終的にはね、ハルカとタクヤの行動が世界を救うことになって、両世界の架け橋となるんです。この物語、科学と未知への探求心、異世界との調和ってテーマで、イオン加速器と異世界、科学と魔法が融合してるんですよ。主要キャラクターたちの成長と冒険が中心で、読者が物語の世界にどっぷり浸かれるような作りになっています。こんな感じで、未知の世界への扉が開く冒険、楽しみにしていてくださいね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 10:00:00
18533文字
会話率:19%
その日の私はすごくイライラしていた。
授業中にもかかわらず喧騒満ちた教室。
先生は諦めているのか嫌われるのを怖がっているのか知らないけど注意しようともしない。
それが何だか無性に腹が立つ。大人のくせに。本当はムカついているくせに。
理
性的な人間というなら、それらしく堂々と注意すればいい。
そうでないなら怒鳴り散らせばいい。
ああ、おなかが痛い。生理だ。もう、うんざり……。
「ぎゃひはははははははっ!」「あははははは!」「はぁぁぁぁぁはははははは!」
「はーっ! はははははは!」「がははふ、ははははは!」
――うるさい 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-28 11:00:00
4215文字
会話率:47%
人は変わる。
時に理性的に。
時に突発的に。
時に…意識の水面下で。
最終更新:2023-04-19 05:00:00
4933文字
会話率:19%
ほんとに理解ができない。
感情の問題ならば理性的な回答をしていないことを認めてほしいんですがね。
キーワード:
最終更新:2022-08-22 21:01:38
846文字
会話率:0%
西暦5000年、我々人類が天候をも制するようになって早十数世紀。世界中の人類は遂に『心』を狩り尽くし、とても理性的な毎日を過ごしていた。
最終更新:2022-07-31 21:53:11
1864文字
会話率:0%
よくあるニュースで死について考えさせられる高校生の茉奈。
人を殺す理由。茉奈が考える理性的な殺人とはー
最終更新:2022-01-23 23:46:45
4570文字
会話率:30%
神に対抗する者、羽牟。彼女が神に対抗する理由。気に入らないからというのは、どうしようもない理由であるが、理性的に彼女は神を正しいとしている。
それでも気に入らないから逆らうのだが、話し合いの余地を神は造られたのである。
あまねく創造者、彼こ
そ、主。
永遠の主権者である彼は羽牟を気にかけていた。羽牟は身勝手な性格ではなく、責任ある人格者であったが、気に入らないという理由で、神に戦いを挑む。
しかしながら、彼女のとんがった気持ちを神は抑え込む。
神との話し合いにおいて、全面的に羽牟が悪い事が認められたが、どうしようもない気持ちは抑える事も出来ず、逆に、人間への愛として現れた。本人は自覚がないが、自身が神であるかの様に振る舞い、数多の人間を巻き込み、彼女と彼らの人生を狂わせていく。
神が関わる。いわば、ダークファンタジーである。
神と彼女は事ある度に話し合いはするが、並行線を辿るのである。
いわば、どうしようもない気持ちは愛に至る事のない恋に近い。
彼女の恋は神をして、どうしようもないと言われる程、込み合った感情であったから、やがて、彼女を殺す事を神は決断する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-07 11:01:52
1684文字
会話率:27%
「冬治先輩、めちゃくちゃ好きです! 付き合ってください!」
その言葉で平穏な日常は終わりを告げる。
強制的に付き合わされることになった俺は、彼女の感情が一時の錯覚過ぎないと証明することにする。
その一方、彼女にも思惑があって……。
最終更新:2021-10-18 19:36:02
7018文字
会話率:31%
ある表現は社会変化であっさり廃れる。
ならば、廃れゆく表現を護りたければ、世界を元に戻すしかない!!
……が正論だとしても、同時に「狂人ほど理性的な者もいない」もまた真実なのだ。
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「pixiv」「No
vel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」に同じモノを投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-23 13:19:07
1735文字
会話率:27%
私や貴方が気に入らない意見を「不合理」「非論理的」だと思う時、その判断は、本当に「理性的」「論理的」に行なわれているのだろうか?
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「pixiv」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA
」「ノベルアップ+」に同じモノを投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-16 11:52:39
3984文字
会話率:34%
わずか19歳で王立魔術学院の教授として赴任したアルテミス=フューレン=リーゲン=ディートリヒ。世界最高の魔術研究機関である時計塔の管理人一族の令嬢である彼女の目的はとある「未来」を見定めることであった。これは後に大陸史にその名を刻む女傑アル
テミスの物語である。
本作は著者の初投稿の作品です。
拙作ですがよろしくお願いします。
励みになるので、よければブックマーク等していただけると幸いです。
3月2日 タイトルを変更しました (旧題 『時計塔の令嬢』)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-22 00:00:00
76503文字
会話率:56%
バレンタインデーに、生徒会の副会長と書記の対話
チャラい副会長「そういうとこが好き。」 VS 詰んでる書記「そういうとこが嫌い。」
チャラい副会長「恋は感情的なことだから、適当に誤魔化すことだ。」
詰んでる書記「愛の実体は論理が
通らない感性的なものです。恋を上手くすべく、これを受け入れる方が理性的です。大体恋に失敗する原因は愛の事をいちいち論理的な解説を求める非理性的な行為です。」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-02 22:00:00
1948文字
会話率:64%
とある洋館で撃たれ殺されてしまった狙撃手のアリシア。ゴーストとなり、ただ呆然として人生を振り返っていたその時、ある男が洋館に入ってくる。彼の名はイオリ・アルバレス。彼は世界を取り締まるノアズの心理捜査官で、対してアリシアは犯罪者側だった。
彼女はイオリを警戒しながらも、彼の人柄に段々と惹かれていく。
イオリのふとした発言が原因でアリシアは彼に取り憑くことになってしまい、そこから二人の(主にイオリの)人生が狂い始める。
少しセクシーでちょっと笑える、ラブコメ・ギャングスタライフ。ラストは衝撃の展開です。
過去作の「スカーレット、君は絶対に僕のもの」「LOZ:彼は無感情で理性的だけど不器用な愛をくれる」と関係のある世界観ですが、この作品単体でも楽しめるものとなっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-16 12:00:00
368933文字
会話率:56%
リゾート地としても有名な南国、ユークアイランドにある小さな研究所で働く、元ギルド兵のキルディア。
所長を務めたばかりで、てんてこまいの彼女は、自分を支えてくれる秘書を一名募集する。
しかしやって来たのは、首都の最高研究機関、帝国研究所のトッ
プを務めている魔工学の天才、ジェーン・シードロヴァ博士だった。
異例な経歴を持つ彼が、小さな研究所に来た、真の目的は何なのか。
その真相を知った時、キルディアは開いた口が塞がらなかった。
博士の内緒事に付き合い、協力して行くうちに、無感情な博士と、おおらかな性格のキルディアの距離が縮んでいくが……。
*******
コメディやラブストーリーもありながら、混沌とする世で生じるバトルと同時進行する、ファンタジードラマです。
生々しい表現は避けておりますが、避け切れていないかもしれません。
また、中盤辺りから、ポップコーンのごとく弾けて暴走し、恋愛要素が強くなります。
機械的な言動をする博士が、徐々に人間味を帯びていきます。
尚、第一作LOZのリマスターです。シナリオが大幅に追加され、新たなキャラクターも出ます。
エンディングも少し変更されています。
前作「スカーレット、君は絶対に僕のもの」と共通の世界で、やや関連がありますが、この作品単体でも楽しめる仕様となっております。
次作「俺に取り憑くなら溺愛される覚悟をしろ」とはとても関連があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-14 18:00:00
1003015文字
会話率:56%
デスプリンセス。
それを語るにはまず、この学校のことについて話さなくてはならない。
国立青國大学附属高等学校。
名の通り国立青國大学に附属する高校で今や日本のGDPの80%を稼ぐ20%の日本人は大抵が青國の卒業生であると言われ、世に言う
天才、秀才はもちろんのこと、政治家や名家の後継などが集い本校で日々学業に専念している。
青國高校に優秀な生徒が集う理由は多くある。
ひとつは、最高レベルの教育と教育機関があること。
ひとつは、生徒の主体性、自律性を尊重する仕掛けがあること。
ひとつは、充実した学区内施設、および関連施設があること。
ひとつは、内部から国内、また海外大学への進学率の高さ、就職への強さ。
しかし、こうも名家や財閥の後継や各所企業にパイプを持っていたりする天才達が集えば校内は権力という名の秩序によって、カオスが蔓延し学校は個人に私物化されてしまうのが道理だ。そのような事案に対し、また予防として現理事長・牟堂京介はある組織を生み出した。それが、「デスプリンセス」。
デスプリンセスは正式名称を第二特別風紀委員会という。
第二特別風紀委員会の目的はイギリスの哲学者ジェレミ・ベンサムが設計した刑務所「パノプティコン」を原型とした教育現場における監視であり、それは青國高校に絡む利権を断絶し、生徒と教師全ての行動を抑制、そしてパノプティコンがもたらす効果である監視される者への倫理・道徳心の養成と理性的行動を十分に促している。
また、第二特別風紀委員会は青國高校の管轄ではなく教育委員会からの直接の管轄のため、学校および学校を媒介として保護者から委員会に異議申立てすることはできず、委員会の決定に疑問がある場合は直接教育委員会に異議を唱える必要がある。
デスプリンセスは誰にも侵すことのできない聖域、青國高校に置いて最強の権力である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-29 21:39:41
22693文字
会話率:49%
6年前のハロウィン。
生意気な男の子ルカが私の眼鏡を持っていなくなってしまった。
6年後戻ってきたルカは豹変していて……。
理性的な眼鏡女子高生x14歳の少年(?)のラブコメ。
鶯埜 餡 様の「ハロウィン企画2020」の参加作品。ハロウィン
と眼鏡要素で構成されていますー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-17 12:00:00
8018文字
会話率:42%
これは、アトレアというヴァンパイアの帝国に伝わる伝説。
――ある満月の夜、美しき女神がこの地に降り立った。だがその姿はひどく荒れ、衰弱していたという。女神を救ったのはたった一人の青年。青年の懸命な看病のおかげで回復した女神は、その礼として
その地に住まう民を自身の背で守り、その気高く理性的な戦いで勝利へと導いた。気が強く、自由奔放でありながらも守るべきもののために戦った女神は、彼女を救った青年――後の初代アトレア国王と手を取り合って強大な帝国を築き上げた。
月の光に誘われて、アテナが降り立つその時に、アトレアは大いなる栄光と希望の光に満ち溢れる。
月の光が満ちる夜、現れたのはアテナか、それとも――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-23 18:00:00
53945文字
会話率:45%
私なりに理性的にウィーガニズムについて考察してみた。
このエッセイがウィーガニズムについて今一度、考える機会になってくれると幸いである。
最終更新:2020-03-28 13:01:41
1830文字
会話率:0%
大学生の西くんはある日、友達の北澤の彼女である東さんを紹介される。「西」と「東」という正反対の苗字にウケる東さん。彼女は実にユニークな性格で、自由奔放で底抜けに明るく、裏表もない人だった。
人づきあいに関して消極的だった西くんの生活は、彼女
との出会いで一変する。モノクロだった世界がパッと色づくように世の中がすべて明るく照らせれ、極彩色に彩られる。絶対的なものだった「日常」に、「非日常」が入り混じり、何が正しいのかわからなくなってくる。
確かなものはひとつ、「東さんは北澤の彼女だ」ということだけだ。
それは動かない事実だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-11 22:00:00
43158文字
会話率:55%
十二月二十五日。竜胆竹生(十八歳)は近所の「川住書道教室」に今日も向かった。そこに着くと山田花梨(十四歳)や戸橋林檎(十四歳)、川住水仙(五十二歳)といった面子が揃っていた。花梨の書は無意識的、感情的、人間的で、一方の林檎の書は意識的、理性
的、機械的だった。彼女達は竹生への好意を「竜胆竹生」と書いて表現する。二人は書の良し悪しを競うではないが、竹生をどれほど好いているかの勝負ではある、勝負ではない勝負というのを行った。その頃、水仙が見た目は美しいクリスマスケーキを持ってくる。結局彼自身がそれを食べ、食べた彼は卒倒する。花梨と林檎は竹生の書を鑑賞する。それは完璧で非の打ち所がなかった。だから二人は竹生に、書家になる夢は必ず叶うと言う。三人は本日の書を終了させて帰宅する。家に帰ってからも竹生は自身の夢の実現のために精進し続けた。十二月二十六日。竹生は川住宅で川住藍(二十二歳)と久しぶりに会う。藍は竹生の書を酷評し、竹生に「書家にはなれないのかもしれない」と言う。そう言われた竹生はすぐに自宅に戻る。彼は父母からもらった字典のことを思い出す。そしてそれを用いての書道を自室で行う。竹生は書の最中にその字典にまつわる記憶を呼び起こす。昔の自分のことや父母と交わした会話のことを思った彼は、自分は父母のために書家にならなければならないことを改めて胸に刻む。一月一日。果たし状のような年賀状によって川住宅に招かれた竹生は藍と二人で書き初めをする。それで竹生は藍に父母のための書道を示す。しかしそれが完全に表現された時、彼の目からはぽろぽろと涙がこぼれる。それは彼が父母がもういないことをようやく理解出来たから流れた。藍はそんな竹生を抱き締めつつ彼に夢を諦めて欲しいと言う。しかしそう言われた竹生はなおも書家になることを諦めない。竹生は日常へと戻っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-07 12:07:16
145449文字
会話率:76%