辺境の地に立つ巨大な塔、それこそが魔法『大国』アスラディアだ。国土が塔のみという超小国でありながら『大国』を自認することができるほど、アスラディアは大国に強い影響力を持っていた。その表向きの理由は全ての魔法石がアスラディアで作られていること
であったが、裏の理由としては『すべての魔法石がアスラディア以外では作られないこと』である。つまり、『魔法石の作り方』、そして、それを守り続けている組織『闇の魔』こそがアスラディアを大国足らしめている理由である。
『闇の魔』はアスラディアの有する公然の秘密、つまりはスパイ集団である。たぐいまれなる魔法石を操る能力の高さ、構成員の完璧な連携、そして敵に対する容赦のなさ――魔法石の作り方を守るためにすべての裏仕事を受け持つ彼らがいる限りアスラディアは難攻不落、決して落ちることはない――それが彼らの強さであり、誇りだった。彼らは閉鎖的なアスラディアを守るために命を削って働いていた。
しかし、アスラディア新国王は即位と同時に君主制廃止を宣言、そして魔法石の作り方を他国に公開し、対等な貿易の開始を宣言した! その結果、守るものが最早ない『闇の魔』はリストラされるどころか、容赦なく国外追放を言い渡されてしまう。
こうして『黒の魔』の長であるルイ・スタンレー・フォードは自身だけでなく、部下であるラウラとイライザにも就職先を斡旋しなければならなくなった。しかしメンバー全員、表に出せる経歴がない。つまり出せるものは、生まれた時からずーっと無職のまっさらな経歴書のみ! ただでさえ転職は難しい中、追い打ちのように謎の刺客に襲われたり、謎の魔剣と契約してしまったり、聞いたことない王国からの嫌な予感しかしない勧誘が来たりと、次から次へとトラブルが舞い込んでくる。
「我々はそれでも生涯雇用を目指す」
リストラされた最強スパイ達によるセカンドライフ冒険活劇、ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 17:04:41
23106文字
会話率:50%
見てくれは可愛いのに何故か女性として見て貰えない森山咲良は、ある日突然自宅のクローゼットから異世界に来てしまった。
そしてそこには子供の頃、森山家で一時保護をしたことのある少年が、大人の姿で現れた。
その彼――ジョイス・ロア・エンデルが言う
には、咲良は "ロアの花嫁” と呼ばれる運命の相手らしい。故に、ジョイス以外の男性が咲良を異性として見てくれる事はないので、彼を逃したら一生おひとりさまになってしまうらしい。
それは絶対嫌だけれど、かと言って素直にジョイスの言葉に従うのも納得がいかない。
そんなこんなしていたら、王都から押しかけ花嫁候補の王女が来たり、ジョイスの継母や異母弟が引っ掻き回しに来たりと、次から次へと問題が…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 20:00:00
35988文字
会話率:34%
希死念慮を抱く少年、デリバリー配達員「アギト」は、自分ではない自分が世間に認められることによって自分が認められてはいないことを認識することで死を迎えられることになっていた。音楽と小説を創り完成した果てに死が手に入ると確信して創作を続けていた
。そしてアギトは死を迎えられぬまま、三十になった。
アギトは死と生を正しく認識しなければ死のための認識を正しく認識することは難しい事を知っていたので、死を手にするための勉強として暗殺者になった。現代社会における暗殺者は、スナイパーでもナイフでも毒薬でもない。魔法を使う。魔法には大きく分けて正義の魔法と死別の魔法がある。死別の魔法を選んだアギトは死を知るために殺しをする。こっちを選んだので、正義の魔法を使う人間との戦いは避けられない。これから繰り広げられる魔法戦争で敗北して死んでは本末転倒なので、勝つしかない。正しい死を迎えるために。正しい答えを知るために。
魔法戦争では百戦百勝。無敗無敵。世界最悪で最強最凶の〝死別魔法〟使い。即賞金首になり、正義の魔法使いを次から次へと葬る。
その戦いの最中に、ある日正義魔法と死別魔法の両方を使える女の子に出会う。年は十四で名を「エフ」と言った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 16:51:12
4162文字
会話率:15%
ガーデニングって憧れた私は、ベランダの小さな空間を使って、自分だけの癒しの場を作る事にした。
魔改造されたベランダには、珍妙な生き物が次から次へと現れるように。
そしてそんなベランダに憧れたのか、私の暮らすマンションの隣に、新た
な住人がやって来たの⋯⋯。
※ コロンさま主催個人企画「酒祭り」 の投稿作品となります。
※ なろうラジオ大賞6にて投稿された「ベランダシリーズ」の続編になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 22:14:34
2111文字
会話率:38%
月が3つある星にある大陸、フクオスラで起こる物語、
不思議な生き物ヤジュウクを狩り生計を立てていた者たちが偶然にもボロボロの少年をみつける、彼は金色の目を持っておりなぜか次から次へと彼を狙う者たちが現れる、
最終更新:2025-04-20 17:34:22
10532文字
会話率:46%
新しいカメラが次から次へと開発されているけれども、高くて買えないと思うことが多いです。
実は、自分が必要とする性能を見極めることが肝心です。
最終更新:2025-04-19 13:19:39
39671文字
会話率:0%
"これだけは言える。俺は買ってもいない世紀末貧乏宝くじの1等に当たったと――"
毒舌な高校生コウが、最高にチートな彼女達、SYSTEMの世話係に。 「誰かこいつら止めてくれ……」そんなコウの嘆きもつゆしらず、いろんな惨事
に巻き込まれ、火の粉は次から次へと降りかかる。 ピンボールよろしく振り回される、現実主義な彼のちょっぴりシュールな奮闘記。
◆第5話-B「キカイノツバサ ―不可侵の怪物―」連載中
1話10分程度の分量です。気がつけばご長寿連載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 17:27:26
1151130文字
会話率:35%
死んだ魂を転生へと導く仕事をしている下神とその報告書に従い転生者に与えるスキルや能力を作り与える上神と呼ばれる神がいた。
だが100年間、次から次へとスキルを作らされる上神は疲労で遂に我慢の限界に。
自室に篭り現状を整理してみると明らかに死
んだ人間と転生者の数が合わないことに気がついた。 不審に思った上神はさらに情報を掘り下げていくと、なんと下神たちのミスの隠蔽と横領の疑いが…!
堪忍袋の尾が切れてしまった上神はもう転生者にスキルを渡すのは辞め、己のために使うことに!そして机の上の没になったスキル一覧が書かれた紙に手を伸ばす
「ぶっ壊れスキルで使えなかったけど、自分のためなら別にいいよな?」
異世界と転生者を監視する神様視点を描いた、神直々のファンタジーバトルコメディ。
「一回行ってみたかったんだよなぁ異世界旅行」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 03:32:49
39103文字
会話率:36%
主人公アクトには、人の持つ隠された才能を見抜き、育てる才能があった。
しかしそれに気づかない無知なギルドマスターによって追放されてしまう。
数年後、アクトは自分のギルド【天与の原石】を作り、ギルドマスターの地位についていた。
彼はギル
ド構成員たちを次から次へと追放していく。
「鍛冶スキルなど冒険者ギルドに不要だ。出ていけ。鍛冶師ギルドの副支部長のポストを用意しておいたから、そこでせいぜい頑張るんだな」
「ありがとうございます! この御恩は忘れません!」
「(なんでこいつ感謝してるんだ?)」
【天与の原石】は、自分の秘めた才能に気づかず、理不尽に追放されてしまった弱者たちを集めたギルドだった。
アクトは彼らを育成し、弱者でなくなった彼らにふさわしい職場を用意してから、追放していたのだ。
しかしやっぱり新しい職場よりも、アクトのギルドのほうが良いといって、出て行った者たちが次から次へと戻ってこようとする。
「今更帰ってきたいだと? まだ早い。おまえ達はまだそこで頑張れる」
アクトは元ギルドメンバーたちを時に励まし、時に彼らの新生活を邪魔するくそ上司たちに制裁を与えて行く。
弱者を救済し、さらにアフターケアも抜群のアクトのギルドは、より大きく成長していくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 20:33:14
512979文字
会話率:49%
勇者が魔王を倒したあとの世界。
勇者である俺、ルイ・ワイルダーは、平和になった世界を、美女とともに旅していた。
「てめえをこのパーティから追放する!」
魔王を倒し、調子に乗った勇者は、有能なパーティメンバーを次から次へと追放していく
!
いつしか、俺のことを、誰もが「悪役勇者」と呼ぶようになった。
だが、俺がこんなことをするには、理由があったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 18:01:14
10191文字
会話率:30%
まったく次から次へと、話のタネに、こまらない人っていうのはいるものだ。。
最終更新:2025-03-28 20:25:02
375文字
会話率:40%
幽霊が見える主人公が探偵を廃業しようと悩んでいた。恩人が殺害されて幽霊となった恩人が事件を解決して欲しいと主人公に依頼。主人公は断る理由が思い付かずに依頼を引き受けるが次から次へと幽霊から事件解決の依頼が来て恩人の敵討ちがなかなかできずにい
た。彼女はいつ恩人を救うことが出来るのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 19:43:52
241文字
会話率:0%
新宿のとある学校に通う、高校二年生の女子、最寄田静香。
彼女は高校生になってから、次々と不運や不幸に見舞われて、思い悩んでいた。それでも進級を果たした彼女は心機一転、新たな心持ちで学生生活を送ろうと決めていた。
そんな彼女の下に、イケ
メンだが、エキセントリックな青年たちが次から次へと声をかけてくる。普通ならば喜ぶべき、歓迎するべき事態ではあるが、ふたを開けてみると……!?
ごく普通のJKが奮闘する戦いの日々が幕を開ける!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 09:07:51
52674文字
会話率:77%
”調査官”剛田孝一。
調査官とは、警察や行政が扱いにくい事案を解決する職業のこと。
剛田孝一は調査官の中でもタフな男で知られ、仕事には冷静沈着に、ナメた奴にはシニカルに、子供と動物には甘い、そんな男。
今回は簡単だと思って引き受けた仕事が
、次から次へと問題に発展していく・・・そんなお話。
現代日本の社会問題にも切り込む、ハードボイルド作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 00:03:14
7000文字
会話率:50%
真守(まもる)は、高校生になっていたのだが、普段から何かすべきことがあるはずだと思い続けていた。
だが両親の期待と希望を受けて、自分の未来は、良い大学に入り理科系の会社で働くことだと思っていた。だから、成績をあげるために真守は塾に通ってい
た。
ある日、塾に行く途中で同じ学校の生徒が恐喝を受けていたのに出くわしてしまった。その生徒を助けたのだが、恐喝をしていた男にナイフで腹を刺されてしまった。すると、意識がなくなり、真守は、別の世界に転生したのだった。
そこはコロダ国で仕立屋の子、ダラムとして育っていった。
だが、赤死病という流行病がはやり、ダラムの父母も病気で死してしまい、住んでいた家も地主にとられて家無しになってしまったのだ。
しかたなく、ダラムは道にすわって通る人からお金を恵んでもらう物乞いをしていると、国の占い師ナヨがやってきて、ダラムの頭に手をおき、この世界で魔王から人々を救ったアーサーであることを思い出させてくれた。
魔王と戦い、アーサーが魔王に他の世界に飛ばされそうになった時に、アーサーは魔王を砂粒ほどの細かさに粉砕をして、風に飛ばしていたのだった。だが、アーサーがいなくなったこの世界で、魔王は隠れて再び世界を支配しようとしていた。
ダラムは、ナヨの力を借りてアーサーの力を次から次へと蘇がらせ、コロダ国のミーシャ王女を守りながら、この世界を支配しようとたくらんでいる魔王と魔人たちを相手に再び戦い出したのだった。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 21:25:47
20686文字
会話率:47%
彼女はある日、悪意ある魔法使いの呪いによって、おっぱいが5分ごとに倍に増えてしまう身体になってしまった。
自分で触れても効果はなく、知らない男性に揉まれるたびにようやく2つに戻るものの、同じ男に2度頼っても意味はない。
途方に暮れた彼女は、
昼夜を問わず街の男性たちに胸を揉んでもらおうと奔走する。
最初は奇異な目で見られながらも、好奇の興味や助けたいという気持ちで応じてくれる男たち。
しかし、それでも次から次へと増え続けるおっぱいの勢いは止まらず、やがて街中を埋め尽くすまでに膨れ上がってしまう。
望まない運命を背負ったまま、彼女は世界中に助けを求めて旅に出るが、一体どうすればこの呪いを断ち切ることができるのだろうか。
果たして彼女の胸は、どこまで増え続けるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 06:02:10
1833文字
会話率:41%
最近まで死の病に冒されていたランドン伯爵家令嬢のアリシア。十六歳になったのを期に、胸をときめかせながら帝都学園にやって来た。「病も克服したし、今日からドキドキワクワクの学園生活が始まるんだわ!」そう思いながら一歩踏み入れた瞬間浮かれ過ぎてコ
ケた。その時、突然奇妙な記憶が呼び醒まされる。見たこともない男爵家の令嬢ルーシーが、学園に通う見目麗しい男性達との恋模様を繰り広げる乙女ゲームの場面が、次から次へと思い浮かぶ。この記憶って、もしかして前世?かつての自分は、日本人の女子高生だったことを思い出す。そして目の前で転んでしまった私を心配そうに見つめる美しい令嬢キャロラインは、断罪される側の人間なのだと気付く…。「こんな見た目も心も綺麗な方が、そんな目に遭っていいいわけ!?」おまけに婚約者までもがヒロインに懸想していて、自分に見向きもしない。そう愕然としたアリシアは、自らキャロライン嬢の取り巻きAとなり、断罪を阻止し婚約者の目を覚まさせようと暗躍することを決める。ヒロインのヤロウ…赦すまじ!
笑って泣けるラブコメディです。この作品のアイデアが浮かんだ時、男女の恋愛以外には考えられず、BLじゃない物語は初挑戦です。貴族的表現を取り入れていますが、あくまで違う世界です。おかしいところもあるかと思いますが、ご了承下さいね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 19:00:00
250045文字
会話率:38%
私はメープル=ラシック。世界の平和を守るヒーロー団体「スター流格闘術」に所属してヒーロー活動をしているわ。ある日、信用度ゼロの流派の創始者スターが私と仲間たちにホテルの宿泊券をくれたの。私は乗り気じゃなかったけど皆に押し切られていくことに…
…個性が強すぎる皆に振り回される私はどうなっちゃうのかしら?
そんなとき、悪の天才科学者ハゲピカ=チビボテ博士が脱獄して地下帝国と手を組んで……全く、次から次へと厄介ごとがくるのは疲れるわね。
でも、私ならいつだって冷静沈着に解決して見せるわよ。ええ、本当に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 15:31:05
46059文字
会話率:41%
ハーウッド王国の建国祭の夜、リディアは王太子・ルードヴィクと関係を持ち「傷者公女」として社交界で注目を集めていた。
だがリディアは結婚をするつもりもなかったのでこの状況を利用し、独身ライフを謳歌しようと模索するが、リディアを「傷者公女」にし
てしまったルードヴィクは、これを機会にリディアに長年の想いを伝える。
だがルードヴィクには国王が決めた許嫁がおり、リディアはその許嫁から嫌がらせを受ける。
嫌がらせを回避しても、次から次へと問題が起き、独身を謳歌する暇もない。
果たしてリディアは独身を謳歌出来るのか?そもそも独身でいられるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 20:00:00
296981文字
会話率:53%
異世界に転生した一般男性、荒川翔(享年19)。彼は生前病弱だったこともあり、今世では健康に生きたいと願う。しかし転生先は捨て子スタート!?いきなり人生終了かと思ったのも束の間、美女淫魔に拾われ、カイトと名付けられ育てられる。魔族の父母、そし
て母と同じくとびきりの美少女な姉と共に育っていく間に、自分の体格や顔が中性的であることに気づくカイト。そして彼は決意する。「今世では男の娘になろう」と。それは前世からの夢でもあった。男の娘になって平和なスローライフを過ごしたい彼。しかし、前世の知識や異世界特有の事象によって次から次へとトラブルがやってきて・・・。
転生男の娘と愉快な仲間たちが織り成す、ハーレムコメディ(時々シリアス、所により戦争)!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 11:38:35
82277文字
会話率:71%
仲良くなれたら婚約することになると言われたのに、仲良くなれなかったのにも拘らず婚約することになってしまう。
婚約してたった2週間で婚約者に恋人を紹介されてしまう。
次から次に変わる恋人たちを紹介され続ける。
婚約解消したいと何度も何度もお願
いするが、誰も聞き入れてくれなくてとうとう結婚する日がやってくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 17:00:00
7193文字
会話率:26%
五歳の頃から母が寝付いていていた母親が亡くなった。
その途端に父の子供だという子供達がワラワラと現れてきて・・・。
親子鑑定をすると言うと逃げ出す者、本当に父の子だと判定されたりして一人娘のミナリーレイは頭を抱えることになる。
最終更新:2024-04-29 17:00:00
5173文字
会話率:45%