もともと、シアレーゼは従兄のクロムと婚約をするはずだった。
だが、シアレーゼの父であるファイウッドは、一族のしきたりに反して、シアレーゼをアレンと婚約させた。そして、シアレーゼは婚約を交わしたアレンに恋をした。が、婚約直後、アレンは勇者とな
り、魔王討伐の旅に出なくてはならなくなった。
「魔王を倒したら結婚しよう」というアレンの言葉を信じ、シアレーゼは七年の間、祈りながら待った。
しかし、勇者となり魔王を倒したアレンは、シアレーゼとの婚約を破棄も解消もしないまま、第三王女キャサリエナとの結婚式に臨む。
ショックを受けたシアレーゼ
……七年も、待ち続けたのに。
……貴方の、身代わりにさえ、なったのに。
左手の婚約指輪。
シアレーゼはそれを抜き取る。そして、思い切りアレンに投げつけた。
「もう要らない。愛も呪いも全て、貴方から受け取ったものは貴方にお返しします」
崩れ落ちるアレンに、シアレーゼは背を向ける。泣きじゃくるシアレーゼを優しく抱き止めてくれたのは、ずっとシアレーゼを思い続けていたクロムだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-19 06:00:00
45105文字
会話率:38%
大学4年生になる音葉は、学業・研究・サークル・アルバイトと、大学生としての日々を全うしていた。完璧主義で、負けず嫌いな性格だからこそ充実していた日々だったが、そんな彼女の性格は、彼女自身の恋を悩ませる種となった。伝えたい欲望と、伝えたら全
てが崩れ落ちる不安。学生と社会人。多くの狭間で迷う、儚い恋愛小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-01 01:04:27
520文字
会話率:8%
貧乏男爵令嬢のリザナは、勤務先から憧れの推し騎士様・ルーヴィスの姿を見ていた。
彼を崇拝し続けて約2年、彼の存在に感謝し、彼の幸せを願う日々。「私は見ているだけで…」
そんなある日、父が上司から断れない縁談を持ちこまれる。そのお相手は、憧れ
続けたルーヴィス様。「私との結婚なんて天罰か何か!?」推しが可哀そうだと崩れ落ちるリザナ。だが、すでに婚約は決まっていた。
推しとの婚約を回避したい貧乏令嬢と美貌の騎士様のラブコメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-19 12:59:21
9729文字
会話率:32%
エルピスという山に住むテウメソ。テウメソは、轟々と燃える焔のような青色の髪をしていて、肌が透き通るように白い少し風変わりな人間。いや、頭部に動物の耳を生やした「エフォート」という種族の少女だった。テウメソは長年ひとりで過ごしていたので「この
見た目のせいできっと叶わぬのだろうだけど、人間と遊んでみたい」という望みを持っていた。しかし、そんな思いはある日あっけなく崩れ落ちる。
※この作品はpixivにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-08 22:33:43
1601文字
会話率:8%
ゴゴゴゴッ!!!!
高い丘の上から眼の前で燃えている王城を呆然と見つめている少女がいた。
長年の同盟国に裏切られ城を落とされて命からがら脱出したのだ。
「姫様!ここは危険です!早くお逃げ下さい!」
崩れ落ちる城を見つめながら少女は誓っ
た。
必ず取り戻すと。
そして必ずこの代価を払わせると誓うのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-01 12:16:40
11509文字
会話率:27%
そんな玄関先で思ったこと
キーワード:
最終更新:2022-12-16 19:44:15
405文字
会話率:0%
胸も無ければ可愛げもない、酒と肴をこよなく愛する『おっさん悪女』な革命家の娘エルリーナ。
ある日父親から縁談話を持ちかけられ、好きな人がいるからと断りを入れ、事なきを得た……はずだった。
「エリィーー!」「えっっパパ!?」
「だっだだだ誰だ
!お前の好きな奴って!!」
研究棟中に響く父親の声、割れる窓ガラス、崩れ落ちる論文の束。
背後には呆然と目を見開く『魔王』な彼。
大勢の視線を一斉に浴び、エリィは真っ赤な顔で叫んだ。
「わっっ私だって、自由に恋愛したいのよ!このクソ親父!!!」
大混乱の研究棟、恋敵に陰湿な嫌がらせ、魔王の補習にテストに復習、夜な夜な楽しむ美味しいお酒。
魔王な彼と過ごすカオスな放課後と甘い研究生活が幕を開ける。
*****
完結まで執筆済み!
前作『魔王な彼の悪女教育』の続編です。
読まずとも楽しめますが、もっと楽しみたい方は
下のリンクコピペか、目次の作者名「ソラ」を押して出てくる作者ページから前作をご覧ください☆彡
『魔王な彼の悪女教育』(全10話+番外編1話)
https://ncode.syosetu.com/n7777hs/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-29 12:32:40
126320文字
会話率:42%
とある高校生はいつも通りの生活を過ごしていた。
だが、いつも通りの生活は淡い光に包まれると共には突如として崩れ落ちる…
そして、目を覚ますと広がるのは豪華服装をした者達が俺に視線を送る
次の瞬間「では、最低賃金よりスタートです!!」
大きな鐘の音が鳴ると同時に大きな声が鳴り響く
そうか…俺のいつも通りの生活は崩れ去ったんだな、主人公はそう理解する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-01 21:00:00
1909文字
会話率:68%
あの時、橋に身を投げ捨てて死んでいたら、きっと今もこんなことで泣くこともなかっただろうな。
明日のクリスマス前日に、私は思い出して貰えなかったら……。そんなことばかりを考え、今日も一人、部屋の中から沈んだような月を眺めていた。生きていて
良かったと思う。そして同時に、あの時死んでしまっていればとも思う。どのみち私の人生は死んでいたも同然だった。明日で、もう彼と会うこともなければ、同じ道を歩くこともないのだろうな……。
3下旬。
どうしても会いたい人がいた。何を失っても、どんな言葉をかけられようとも、私には会いたい人がいたのだ。だから私は高校一年生にして実家を離れ、無理を言って一人暮らしを始めさせてもらった。
幼稚園の卒園と共に、父の仕事の関係で突然の別れとなってしまった彼に、もう一度会いたい一心だった。そんな幼い頃の記憶だけで、一人多くのものを手放すのは馬鹿げていたかもしれない。こんな方法でしか彼と出会うことができないと思い込んでいたのだろう。
引っ越し作業も終わり、私はとある別のアパートへと向かった。彼が以前住んでいた家だ。自宅となったアパートから徒歩10分弱で記憶を頼りに目的のアパートの前へと到着したが、私の足は立ち止まったまま動けない。心臓が私の身体を強く叩くのがわかる。彼と会えたら、なんて声を掛けよう。ちゃんと笑えるだろうか。
不安を抱えるも、私は深呼吸をし、意を決して部屋横のインターホンを鳴らした。カメラのないインターホンなど、当時のままだった。
ドアノブが倒され、扉の向こうからは20代くらいの男性が現れた。鼓動が一瞬だけ止まったようだった。
「……すみません間違えました」
それもそうだった。何年も前のことだ。彼はもうどこかへ引っ越してしまったのだろう。
どうして考えなかったのだろう。この場所に戻ってきても彼がいる保証などないということを。いや、わかっていたが考えたくなかったのかもしれない。
アパートの家へ戻り、私はベッドの前で力が抜けてしまい、床に崩れ落ちるように座り込んだ。
溢れる涙を制御できない。何度拭っても、溢れかえる。私は片付け切れていない部屋の中、ベッドに顔を埋め、声を大きく吐き出した。
どうするのが正解だったのか、自分でもわからない。ただ思い出の中に囚われている自分が、憎く、悔しく、心が枯れてしまったようだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-23 21:03:24
100257文字
会話率:47%
あらすじ
異世界に飛ばされた高校生・琴吹阿蓮は、過酷な冒険や強敵との共闘の末にロビネル帝国の魔の手から王国を救い出した。そしてその果てに会得した最終魔法・『異世界転移』で現代に帰って来ることが出来たのだった。
しかし、帰ってきた
現代は元々生きていた時代から百年間も経ってしまっていた。
科学技術は想像の及ばないほど高度なモノへと進化し、それは二対の世界的巨大企業によって管理されていた。
身寄りのない阿蓮は廃工場に住み込み、日銭を稼ぎながら暮らす。
何度試しても、異世界の魔法は使えないようだ。異世界を救った大賢者もどうやらここでは只の一般人らしい。
そうして明日のバイトの為に眠りにつこうとしたそのとき、廃工場に大きな炸裂音が響いた。
崩れ落ちるトタン屋根。跳ねながら転がる鉄パイプ。
その先に見えたのは複数人の黒スーツ。そして多勢に無勢な一人の女の子だった。
敵うかどうかなんて知ったこっちゃない。魔法だって使えない。
でも傷ついた女の子を見捨てるようじゃ、アッチのみんなに顔向けできない!
……あ、そういえば忘れてた。最終魔法は体内の魔力を全て搾り取るから、しばらく魔法は使えないって言われてたんだった。
「――ルーン・ホワイト」
そうして夜の世界は閃光に包まれた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-22 19:02:33
20361文字
会話率:41%
フィクションの話をしよう。
これは、ある並行世界の歴史。
これは、人間の祖先が言語を持たなかった頃より始まる物語。
これは、かつてホモ・サピエンスが何者かからLogosを与えられ、やがて人間が神に見捨てられるまでを記した神話のようなもの。
そして、僕達《ぼくら》の手元に残った希望への、ささやかな賛歌である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-19 20:26:13
28334文字
会話率:33%
「あなたを愛してなんていないわ」
愛する婚約者からの、突然の拒絶の言葉を受けて、ティタンは生きる意味を失った。
そこに必ずあると信じていたものが崩れ落ちる瞬間だった。
幼き頃からの婚約だった。
彼女との間にある関係性は、もはや家族に
対する無償の愛のように、揺るがないものだと信じていた。
その、信じていたものが突如として消え去った。
身を引き裂かれる思いだ。
悪夢の影響は凄まじい。
夢というものは現実とは違うもの。
夢だったとわかるのは、大抵は目を覚ましてから。
内容は忘れても、受けたショックはなかなか忘れられない。
夢と現実、けして同じではないが、何故か信じてしまう。
夢が現実か。
現実が夢か。
同名キャラで違うシチュエーションの小説を書いたりもしてます。
ハピエン大好きです(*´ω`*)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 23:25:40
6335文字
会話率:17%
あー、これはやってしまったか? 目の前で崩れ落ちる勇者を見て、そう感じる主人公。彼は、勇者と模擬戦を行った結果、勇者を死なせてしまう。悲しむ勇者の仲間、それを横目しながら王に任命された勇者を殺してしまってどうなるのかと考えていた彼だったが、
王からの命令で勇者代理に任命されてしまう。えっ、勇者の仲間そのまま連れていくんですか!? こうして始まる勇者代理と元勇者の仲間たちの冒険。
の冒頭部分。元々連載候補の話だったものを短編化したもの。人気出れば連載になるかも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-21 00:38:55
9580文字
会話率:46%
僕には彼女がいる。とてもも可愛くて、優しくて、信頼できる人だった。でも、その華やかな日常は一瞬で崩れ落ちることとなる
最終更新:2022-08-20 18:50:51
1654文字
会話率:0%
砂のように物事は崩れ落ちる……
最終更新:2022-08-05 16:37:15
471文字
会話率:100%
超大企業である瀬川グループが経営する"桜花ホテル"。
エントランス前のロータリーに鎮座する巨大な桜の木がシンボルの"桜花ホテル"にて次期当主を発表する大きなパーティーが開かれた。報道陣や各業界の有
名人が詰めかけたパーティーにはさまざまな思惑が絡み合っており…。
衆人環視の中、崩れ落ちるように死亡した現当主の瀬川俊蔵。
不可解な殺人事件が桜を中心に起こってゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-01 00:00:00
56497文字
会話率:39%
一年前に妹を交通事故で亡くした水無月景は、それが自分のせいだと思い毎日のように事故の瞬間を夢で見ていた。
目の前で吹き飛ぶ妹の身体。一瞬にして視界は真っ赤に染まり、絶望や喪失感と言った感情が濁流のごとく押し寄せる。そして赤い水たまりの上
で崩れ落ちるのだ。
どうしようもない、変えることは不可能な夢。
だが、その日は違った。
夢の中に自称《神》を名乗る女性が現れ、『願いを叶えるための、特別な力が欲しくはありませんか?』と景に取引を持ち掛ける。
女神から提示された条件は、現実世界で一億ポイント集めること。その条件を達成した暁には、俺の願いを叶えてくれるらしい。
嘘か本当かなんてどうでもいい。
「そこに花奏を救える可能性があるのなら、俺はどんなことだってやってやる!」
その後、目を覚ました俺は、女神から受け取った特別な力――ギフトを駆使してのポイント集めの日々が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-27 07:11:03
129962文字
会話率:36%
相模湾に浮かぶ孤島の別荘でその事件は起きた。
血を流し崩れ落ちるひとりの男。男の前には血に濡れた出刃包丁を手にした女がひとり。
別荘の滞在者たちは女が出刃包丁を手に男に襲いかかるその瞬間を目撃していた。
女はその場で拘束された。だが問題がひ
とつ残っていた。なんとその女は多重人格者だったのだ。
男を殺したのはいったい『どの人格』なのか。
幾多の人間心理が絡み合う異色のフーダニット殺人事件に、妖姿媚態の名探偵・恒河沙LAWが挑む。
『恒河沙の兄妹』シリーズ長編第三弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 11:00:00
273206文字
会話率:58%
男性として生きた前世の記憶を持つ少女《双海柚里》には二人の幼馴染みがいる。
《須藤啓介》と《白崎雪乃》。前世の記憶に引き摺られ、不安定だった幼少期を支えてくれた二人のことを、柚里は心の底から敬愛していた。
時を経て、高校生となった柚里。
仲の良かった啓介と雪乃は恋人関係になっていた。
一歩進んでしまった幼馴染み達に一抹の寂しさを覚えつつも、柚里は二人の恋路を応援していた。
ずっと、そんな関係が続くのだと思っていた。
啓介以外の男と交わる、雪乃の姿を見るまでは。
崩れ落ちる日常。破綻していく三人の関係。
もう、ただの幼馴染みには戻れない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-24 18:44:55
12709文字
会話率:11%
飲んだくれの『万年少尉』アルトは、今日も「ペルチェ」と呼ばれる人形兵を率いて戦場に立つ。
それが大地の女神の力を浪費し、やがて来る終末を早めるものだと知りつつも、人間達は人形兵を作り、壊し、打ち捨てる。枯れ果て崩れ落ちる大地に誰もが心を痛
めながらも、仕方ない、まだ大丈夫、皆がやっている、と見て見ぬふりをする。
幼いながらもアルトが頼りにする『錬金少女』ニアは、今日も彼と人形兵の帰りを待つ。
二人は人形兵の残骸を拾い集める少女テトラと出会い、自らの行為がさらに終末を早めるものであったことを知る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-24 22:57:21
71986文字
会話率:49%