「もう一杯! もう一杯だけ!」が口癖の俺(ディーン)の親父カイルは無職で引きこもりいつもエール(お酒)を飲みまくっていた。
俺の母親のミラかは昔の親父の伝説をいつも楽しそうに話していた。
「こんな酒飲み親父がドラゴンを倒す? 王様と謁見
? そんなわけないだろ?」とディーンは思っていた。
だって親父は俺が幼い時からずっと引きこもって酒しか飲んでいない。仕事も一切している所を見た事がない。
親父のようにはなりたくない。そうだ、俺は親父とは違う。俺は冒険者になって世界中を旅して回りたいんだ。
家でずっと引きこもって酒しか飲まないクソ親父になってしまうものか!?
ディーンが15歳の旅立ちの日、母さんは俺に旅の準備の道具と昼食のお弁当を用意してくれた。
「父さん、俺冒険者として旅に出かけるから飲み過ぎるなよ」
「……ディーン、戻ってきたら伝えたい事がある」
「伝えたい事? どうせ父さんの秘密の酒蔵の場所だろ?」
「まあ……そんな所だ。とにかく気をつけて行けよ」
「はいはい、じゃ行ってきます!」
俺のクソ親父と別れられて気分は最高だ!
これからは俺が俺のやりたいように過ごすんだ!
よし、まずはあのスライムから倒すぞ。
「え……」
俺はスライム如きに負けてしまった。
「母さん……ごめん。俺は何もできなかった」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ん?ここは?
なんだ夢か……いつものベットの上で俺は目を覚ました。
「…………! いつまで寝てるんだい! 早く出発の準備をしな !」
うぅ母さんの声が今日はやけにデカいな。しかも低い声。
「おはよう……母さ…………!!!」
目の前にいたのは俺の母親のミラではない。俺は不思議そうな顔で目の前にいた女性を見つめた」
「カイル、寝過ぎて母さんの顔を忘れたのかい?」
カイル……?俺の親父の名前だ。と言うことは目の前にいる母親と言っている人はえっと……
「おばあちゃん? 」
ドゴッ!
ストレートアッパーが俺の腹部にクリーンヒットした。
「母さんはまだ孫の顔を見てないからな! ふざけた事言ってないでご飯食べるんだよ!」
どうやら俺は親父に転生してしまったらしい。
と言う事で、前の自分がやりたかった冒険の続きは俺がしてやる!
絶対飲んだくれな親父になってしまうものか!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-25 20:00:00
11534文字
会話率:36%
「私の婚約者になりなさい! 拒否権はないわ!」
日比野美嶺(みれい)は由緒ある日比野家のお嬢様。彼女は男性の低い声をこよなく愛する偏愛者、いわゆる声フェチだった。
日比野家のしきたりでは、不純異性交遊を防ぐため、十六歳を迎えた女子は
速やかに婚約者を決めることとなっている。
親が選んでくるお見合い相手はどれも素晴らしい男性だったが、美嶺は声が気に食わずことごとく拒否。やっとのことお見合いに漕ぎ付けた男性側からしたら、「はじめまして」の第一声で「もう結構よ」と突き返されるのだから、たまったものではない。
外見と家柄は最高峰なのに、性格は高慢、高飛車。そのうち美嶺には『高嶺の徒花』などという浮き名まで流れ、十七歳になっても婚約者が決まらないという日比野家としては異例の事態となっていた。
そんな中、通学途中にたまたま出会ったごく普通の高校生、鏑木天真(てんま)の声に美嶺は雷に打たれたような衝撃を受ける。陰気で貧乏で天パ眼鏡といった一見良いとこなしの天真だが、美嶺はすっかりその声に惚れこみ、付きまとい、挙句の果てに公衆の面前でプロポーズをかます執着ぶり。
一方、高校に馴染めずいじめを受けていた天真。始めは美嶺を迷惑に思って遠ざけていたが、彼女の自由奔放さに次第に惹かれていく。
美嶺の婚約者になると決めた天真は、自分の声以外には興味を示さない美嶺を振り向かせようとするが、日比野家の数々のしきたりが邪魔をする。結婚するまで、キスはおろか手を繋ぐことすら許されないのだ。しかも、しきたりを破ったことが本家に知れたら美嶺の婚約者としての資格を剥奪されてしまうという。
「いいこと天真。私の婚約者でいるために、しっかりと理性を保ちなさいよ?」
声だけ聴かせてくれればいいから近寄るなと言う美嶺を、しきたりの範囲内で真っ直ぐに愛し続ける天真。高飛車なようで恋愛経験ゼロのうぶな美嶺はすっかり翻弄されて、いつしか声だけでは満足できなくなっていく。
天真が結婚できる十八才になるまであと一年。先に禁を犯すのはどちらなのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-06 12:55:57
47990文字
会話率:46%
吾輩はネコという魔物である。
可愛い見た目に低い声。
魔物ですが人間贔屓です!
なネコの冒険のお話。
ーーーー
最終更新:2021-05-16 11:29:24
6264文字
会話率:13%
少年トールは、斬月の剣士になるための鍛錬に努めていた。
そして、トールの村では唯一の少女であり、彼の親友であるアオは、トールの鍛錬にいつも付き合っていた。
そんな、平和な村での2人の鍛錬生活に、
このストーリーが始まるきっかけとなる
事件が起こる。
崖があることを知らず、アオが崖に飛び込んでしまうのだ。何とか飛び出ていた岩につかまったアオ。そんな宙ぶらりん状態のアオを助けようと手を伸ばしたトール。
だったが、
「ガラッ」
アオは崖から落ちてしまうのだ。
その時、時間が止まり
「アオを助ける代わりに、8年後お前らの互いの関係の記憶を捧げろ」
と、謎の低い声がどこからとなく聞こえて来た。
それにすかさず頷いたトール。
アオは無事救われたが、
8年後……。
その時が来て、トールとアオは、《誓いの黒剣》を持ち、一生手放すことが出来ないよう、呪文をかけた。
しかし、謎の低い声との約束通り、二人は互いのことを忘れてしまい、他人となってしまう。
それから二年が経ち、村から出た二人は、それぞれ行き別れの人生を送るはずだった。が、
トールは出会ってしまう。四人の少女たちと。
ユリカ、クロエ、マリアナ、アリス。
彼女たち全員が、トールと同じ《誓いの黒剣》を持っているのだ。手放せないという点も類似している。
となると、この中に、アオが居ることになる。
では、誰が昔のアオなのだろうか??
個性的な四人の少女たちと、少しずつ明かされていく謎を頼りに、少年トールは進んでゆく。
!!!異世界ラブコメ!!!
評価や感想をいただけるとありがたいです。
2日に1話ペースで投稿していきます。
応援よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-29 17:16:36
23798文字
会話率:50%
ある日、突然「雷」に打たれた、フリーターの目の前に現れたのは、低い声で喋る胡散臭い羊。
面倒ごとが嫌いなミコだが、その羊と関わったその日から、「神の権能」を持つ能力者たちが次々に現れる……
怪しい電気羊と”巻き込まれ体質”フリーター娘の「本
当の神話」を取り戻す冒険コメディが始まります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-06 19:59:24
15673文字
会話率:52%
言葉で人を殺すのはどんな気分??
自分や頭に、響く低い声から逃げるように過去を振り返る主人公。
現代日本の誰もの身近に存在する虐めをテーマにした作品。
最終更新:2020-06-25 03:30:35
727文字
会話率:0%
恐ろしい夢で目が覚めた。部屋のカーテンを開ければ綺麗な青空が街を優しく包んでいる。もう学校に行く時間だと思ったけれど、スマホの電源を入れると時刻はまだ午前5時。登校時間までかなりの余裕がある。再びベッドの上に横になったのだけれど、あの夢が
気になって仕方がない。4畳半の狭い部屋、そして煎餅布団。段ボール箱の上に無造作に並ぶ空の缶ビール達。その缶のビル群の真ん中で、ブルブルと振動している黒色の携帯電話。夢の中の私は、何も考えずにその携帯電話に出た。
「浜岡こらぁ!今日の撮影バックレやがって!違約金500万円だぞ分かってんだろうなコラァ」
スピーカーを破壊しそうな程の恐ろしい怒声。まず私は浜岡って名前じゃないし、こんな怒鳴る大人なんて知らない。確かに私の中学校には怖い男先生もいる。でも怒られることなんてしてないし。
「あ……あの撮影って、どういうことでしょうか……」
驚いたことに私の口から発せられたのは、まるで男性のような低い声だったのだ。もちろん「なんで?」とビックリしたのだけれど、電話の向こうの声がその些細な疑問を吹き飛ばしてしまう。
「AVの撮影に決まってんだろ。とぼけやがってその耳引きちぎってやろうか」
衝撃的な言葉を耳にして、震える手からスマホが落ちる。慌てて拾いあげて詳細を確認する。
「確認しますけどAVというのは、あの……男女がまぐわう的な。私達子供が見てはいけない映像のことでよろしいでしょうか」
「てめぇが出演すんのはゲイポルノだろ!分かってんだろうな500万円だぞ」
私は強引に電話を切った。それでも何度も着信が来るので携帯の電源を落とす。煎餅布団を踏みつけて立ち上がると視線がやけに高い。私の身長が大きくなっているようだ。洗面所の鏡の前で恐る恐る自分の顔を確認してみると……そこには見知らぬ大男が映っていた。そこで夢は覚めた……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-19 11:24:11
237文字
会話率:0%
カラリコロリと音がする。
ああ、あれはきっとあのひとの音。暗闇だった世界が、少しだけ明るくなる。
「怪物さん」
手探りで雨樋を開けて声をかければ、ぶっきらぼうなあのひとの低い声。
あなただと、わかるに決まってる。
鈴の音だけじゃない、あなた
の足音も、声も、まとう匂いも。
全部、覚えてしまっているのだから。
優しくてあたたかな、あたしの光。
あなたの瞳は、どんな色をしてるのでしょう?
アンソロジー光参加作品。異形と盲目の娘が想う、「光」の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-11 18:00:00
6033文字
会話率:54%
とある街に奇妙な事件が起こった。
街の名前はルフラン。一部の人間の間ではリフレインとも呼ばれているその街は、昼は明るく活気で満ちていて、夜になると裏の顔を持っている不思議な街だった。
その街で人目も憚らず白昼堂々「奴隷強奪事件」が起こ
ったのだ。
奴隷を持ち逃げ去ったのは〝終焉の者〟と呼ばれる黒衣をまとった長身の男。男は街から離れた大きな屋敷に身を寄せていて、そこで奴隷――もとい、彼の世話を焼き始める。
不審に思い始めた彼は男の目的を探ろうと迷いながらも「何が目的だ」と問い掛けた。――すると、男はやけにまっすぐな瞳で彼を見つめ、低い声ではっきりと言ったのだ。
――私を殺してくれ、と。
この作品は個人サイト「ネリネの咲く丘にて」(http://nanos.jp/nerine85/)と、カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-09 18:43:31
23625文字
会話率:17%
喫茶店を営む、常山家。
ごく普通の一般家庭だったその家に、突如現れた異形の大男。
蝙蝠のような羽を持ち、肌は夜のように黒く、頭部に生えた二本の角。あきらかに人間とは思えない彼は、常山家の人々に言う。
「我は、大悪魔……。さあ矮
小なる人の子よ、願いを言え」
悪魔と名乗ったその異形は、笑う。地鳴りのように低い声で。
「なんでも叶えてやる。しかしその代わりに……対価は頂くがな……」
対価は、望みに応じたもの。それがどれだけ大切なものであっても、彼は奪う。
大悪魔であるが故に。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
常山家に偶然召喚された大悪魔、大門さんと周りの人たちを描いたハートフルなお話です。
随分前に作った小説です。拙いところもあるかと思いますが、暇つぶしにでもどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-08 02:27:38
94327文字
会話率:48%
あなたはそこにいた。私が振り返ると、微笑む。「ほら。流れ星だよ」と低い声で言う。10年前と同じ、私を見守る目をして。
絶望と再生の物語。
最終更新:2019-11-27 18:59:50
5984文字
会話率:9%
むかしむかし。ものが飛んだり、飛んできたものが壁を破損してしまうほどの、強い雨風があった。
すでに夜は更けていたが、破損個所に手を入れようと、外へ出る者たちの耳へ、怪しげな声が届く。
「そむき、むかい、あわん。そむき、むかい、あわん……」
雨音を縫って響く、主を見せない低い声。
その言葉が意味するところを、翌朝以降に彼らは垣間見ることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-20 22:00:00
3621文字
会話率:8%
真田鋭一は、1910年5月16日、埼玉の秩父の山間部の貧しい農家で
誕生した、幼少期は極貧の生活をして、右翼系の大物の下働きをして、育った。
もちろん、尋常小学校しか出ていなかったが、ドスのきいた物腰と低い声、
がっちりした身体で、喧嘩
しても負けない体力を持ち、威勢も良く、気が強かった。
その後、右翼の中でも頭角を現してきて、更に、智惠者で交渉力が巧みなために、
18歳の時には、その右翼団体の三羽がらすと呼ばれ、恐れられていた。その後、
右翼の代表に言われて、3人が満州に渡り、満州の関東軍に取り入って、特殊金属を
始め、宝石、ダイヤモンド、中国で奪い取った、金、銀、銅、めのう、べっこうなど
、価値のある物だけを横領して、某新聞社の飛行機に乗せて、日本に持ち帰った。
そして、かさばらな、お宝だけを東京と神奈川の山に見つからないように、埋め、
それを自分の遺言書に短歌を書き残し、自分の子孫だけに、その場所がわかるようにした。
1950年には、3羽ガラスと言われた連中で、ただ1人、真田鋭一だけが、生き残り
、他の2人は、惨殺された。右翼の代表も亡くなり、真田が、この団体の代表になり、
できたばかりの与党にも、昔の関東軍時代と同じで、賄賂を渡して逃げた。
しかし、1979年に真田鋭一がなくなり、葬式の時に、来ていた足立菊子と田端逸美に
真田鋭一の秘密の短歌を書いた遺書をそれぞれ1通ずつ、渡した。その後・・・。
ここからは、本編をご覧下さい。なお、この作品は、アルファポリスに重複投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-14 23:07:49
28051文字
会話率:1%
ーーー1868年、パリの郊外。
雨音とは別に響く熱い音にエドマは唇を噛みしめる。
腕を振るたびに、乾いた音がする。
心も身体も、震えるほど冷え切っているのに。
掌だけが、燃えるように熱い。
蓋をしていた想いを暴いた婚約者・アドルフ
は普段の軽い口調とうって変わった低い声でエドマの手を止めた。
もうこれ以上は。
貴女の手が傷んでしまう、と。
マネ、ルノワールと同じ時代を生き、フランス画壇の華であったベルト・モリゾと並び立つ姉、エドマ・モリゾは突如、絵筆を折った。
結婚はしない、私はずっと絵を描いていく、と周囲に言っていたエドマ。
その心が変化していった真相とは。
*週1更新を目指します。
無断転載を禁じます。
(c) なななん 2018折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-06 07:20:31
103208文字
会話率:50%
サリヤに婚姻が決まった。
嫁ぎ先は同じ遊牧民だけど、
別の部族だった。
ベールの中で聞く声は、低い声だった。
ベールが上がってみた人は、鷹の目のような鋭い瞳を持った人だった。
キサは妻を迎える事になった。
若く、健康であればそれでいい
。
後は何も望まぬ。
果たしてその理由とは。
*アンリさま主宰「キスで結ぶ冬の恋」企画参加作品
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-05 15:55:27
9038文字
会話率:17%
掃除時間、教科書を置いて帰った男子の机を重たげに下げていた奴がいた。
見た目は20代、いや30代ぐらいのオッサン。勇ましい手に割れた顎、とても高校一年生には見えない。
「ちょっと男子! 遊んでないで手伝いなさいよ!」
お前も男だろ!
低い声を無理やり甲高く声を上げたのが、見た目はオッサンの委員長ゲンさんだ。
仕方なく重い机を代わると、ゲンさんは肘で腕を突く。
「やっぱ男子、頼れるぅ」
うんざりした気持ちになってくる。
女子たちには人気の委員長ゲンさん。男子たちは女子にモテたいだけだろうと言っていたが、だんだんとゲンさんの魅力に気づいて行きクラスが一丸となっていく。
借りていたハンカチをゲンさんに返し友人の元に帰ってくると、何故か睨みつけられた。
「こんなに堂々と抜け駆けするとはな」
「しっかりしろ相手は男だぞ!?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-05 22:00:00
11151文字
会話率:46%
小説家になりたい。
俺がそんな夢を抱いたのは、いつの頃だったか。
漠然と何かを書きたい衝動だけはあったが、今まで何一つとして小説を書ききったことはない。
だが、今日からは違う。違うつもりだ。
高校一年生の春。
今日、俺は文芸
部に入部届を出す。
部活棟と呼ばれる、旧校舎を改修した古い木製の校舎。その中の、文芸部の部室の前に俺はいた。
扉を開ける。すこし立て付けが悪い。
髪の長い女が一人、椅子に座って本を読んでいた。扉を開けたことで、彼女の視線が手元の本から俺へと移る。抜けるように白い肌が、制服の襟口からこぼれていた。
「誰だ?」
女にしては少し低い声。
ぶっきらぼうで、まるで男のような口調。
「あ、あの。俺、入部希望の者です」
「そうか。では、入部届を出せ」
俺は彼女になんとなく気圧されながら、言われるままに鞄から手渡す。
部室内を見渡す。本棚と、それを埋め尽くす本。それと、パソコンが2台。そして原稿用紙と万年筆、辞書。
中央にあるテーブルを除けば、部室というよりも書斎のように感じた。
入部届をしばらく見つめた後、彼女はそれを机の上に置いた。
「私は神岸しほり、2年だ。文芸部部長をやっている」
「文芸部へようこそ、未来の小説家クン」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-30 19:00:00
3344文字
会話率:50%
「リズベル」
背後から、胸に響く穏やかな低い声が聞こえた時、私は胸がキュッとなり苦しくなった。
大国から嫁いできた王妃が、陛下に片想いをする物語。しかし、陛下には、すでに側室がおり、自分の想いを必死に、心の中にしまい込むのだった。
最終更新:2016-05-31 04:00:00
14097文字
会話率:49%
広島カーツにドラフト4位指名された田部永十郎は、2年も高校を留年した男である。しかも20歳には思えない老け顔と、その低い声がファンの間で有名になり、彼の登録名はだぶさんになってしまう。そんな彼に待ち受けているのは渋すぎる野球人生なのか、
それとも栄光のある野球人生なのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-17 18:14:47
12984文字
会話率:45%
【BL作品】
地元を離れ、神戸で働いていた 吉野 真也(よしの しんや)は、
付き合って2年の彼女 岡田 真理(おかだ まり)と結婚を考えていた。
サプライズより、自分の好みを優先する彼女の為に
彼女が雑誌で見つけたお店で、エンゲージリング
を作る事に・・・。
正式なプロポーズは指輪を渡す時に、そう約束していたのに
指輪を渡す約束の一週間前。
真也は、彼女が見知った顔の男とホテルに消えていくのを、目撃してしまった。
雨の神戸
酔いつぶれ路上に座り込む真也に、傘が差しだされる。
「ずぶ濡れですね」
柔らかな笑みと低い声
その男は、先週彼女とホテルに消えた男だった・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-16 12:00:00
7095文字
会話率:34%
好きなところは、触ると柔らかい髪の毛。涙袋の小さなほくろ。くちびる。少し低い声。お臍の形。
私は甘い感覚に溺れる。彼には奥さんがいる。
最終更新:2016-01-25 11:15:25
1498文字
会話率:12%