暗がりにざっくざっくと枯れ葉や小石を踏む音がする。廃教会の寂しげな雰囲気に似つかわしくない楽しげな声が響く。
今日は、大学のサークル同士で合同の心霊スポットへ肝試しにきている。近所迷惑を考えず、五月蝿く駄弁りながら記念撮影をした。
それにしても不思議だ。心霊スポットに向かう道中、木々のざわめきや虫の声などを耳にすることがなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 05:36:07
1205文字
会話率:17%
夢って不思議だと思いませんか?
最終更新:2024-07-13 19:00:00
2339文字
会話率:0%
繁華街の外れにある。雑居ビルの地下に、そのバーはある。
繁華街は、今日も噂話に花が咲いている。都市伝説から、街で発生した事故や事件の話。
たくさんの噂が存在している。
「知っている?」
「何?」
「雑居ビルの地下にあるバーの
話」
「え?何?知らない」
「昼間しか営業していないバーらしいのだけど、夜にバーに訪れると・・・」
「え?ホラー的な話?都市伝説?あのバーなら知っているけど、昼間しか空いてないよ?夜に行っても暗いだけだよ」
「うん。だから、強い。夜を焦がすくらいの”願い”が無いとダメ。”願い”の手助けをしてくれるみたい」
「手助け?」
「そう、”手助け”。それ以上でも、それ以下でもないって話だよ」
「へぇ・・・。でも、でも、あのマスターって・・・」
「うん。不思議だよね。いろいろ知っているけど、流行の話とかには疎いよね」
「うんうん。なんか、子供から急に大人になったみたいな人だよね」
「そうそう。それに、カウンターの奥の席には誰も座らせないみたいだよ」
「えぇ・・・。意味深」
「なんかね。私の友達が、聞いた話だよ。マスターの死んだ奥様の予約席だって・・・」
「えぇ嘘・・・。私は、あの席は、マスターの親友の予約席で、あのドライフラワーの送り主だって聞いたよ」
変わったマスターが営む。バーシオン。
昼間だけの営業時間だ。営業時間外に訪れる場合には、強い願いが必要になる。雑居ビルの地下で、本日も営業している。
Hbguv8wmLa/l6sH1TvuAWw==折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 22:50:22
101037文字
会話率:53%
キミの質問、積極的で、わがままばかりなら
キーワード:
最終更新:2024-05-19 01:18:12
411文字
会話率:17%
許嫁同士の少年少女がメインの南国和風ファンタジー。
南の小島に暮らす少女トワは、ある朝、浜で、非常に体躯の長い美しい魚と出会う。
その魚を銛でついて捕えたのは、トワの乳兄弟であり許嫁、かつ村長の一人息子のアキトだった。
トワはアキトと結婚す
ることに納得がいっていない。しかし、このままでは慣習に従い結婚するしかないのだろうと半ばあきらめている。
だが捕えられた魚は見かけどおりただの魚ではなく、魚が動き出したその日から、トワとアキト、島の運命が大きく変わっていったのだった。
*第三回だーれだ企画に第一話で参加(修正あり)。
*本編約11万字全33話、プラス設定集やSSのおまけ。
*R15は保険。長編アニメのイメージで執筆しており過激度はその程度…だと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-09 06:00:00
141871文字
会話率:53%
ライカ・フランドルフ伯爵家では、元悪役令嬢であった祖母が取り仕切っている。
商売から何から優れた洞察力を持ち、父には「悪役令嬢は金の草鞋を履いてでも探せ」と言っていた程のお婆様。祖父は何故こんな元悪役令嬢であった祖母と結婚したのか不思議だっ
たが、それは一つ年上の兄……ノザン・フランドルフの愚行で明らかとなる。
学園では【悪役令嬢のローザンヌ・フォルデア公爵令嬢】と呼ばれているその女性は、兄が取り巻きをしている『リリー・フィフィリアン男爵令嬢』の天敵でもあった。
天使と名高いリリーと、その取り巻きの兄ノザン。
でもその関係はとても歪に見えて……次男である俺は、悪役令嬢のローザンヌと何気ない出会いをして、お互いに惹かれていく――。
★他サイトにも載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-15 12:00:00
35313文字
会話率:58%
喜島遊心のショートショート作品。
2分以内で読める、ちょっと不思議だったり、クスリと笑える物語たちを書く予定です。
キーワード設定は今後書く作品が未知のため適当です。
最終更新:2024-01-08 21:37:35
7022文字
会話率:27%
私の記憶の中で、コスモスは便所花と、なっていた。でも、ネットにはそんな内容は全然、なかった。不思議だ。
最終更新:2023-12-20 21:23:48
874文字
会話率:0%
僕の家は貧乏だった。なぜならおとやんが働かないためで、おかやんが朝から晩まで働いて僕を育ててくれていた。どうしてこんなおっさんをおかやんは好きになったのだろう? 僕は不思議だったが、ひょんなことからおとやんが昔はプロ野球の選手だったと知る。
余計におとやんのことが嫌いになったのだった。僕は成長し、いつしかおとやんを殺そうと思った。しかし包丁を用意したのをおかやんにばれてしまい、未遂に終わる。そのうちおとやんは家に帰らなくなり、ある日、浮気相手から入院していると知らされる。おとやんの命はもう、長くはなかった━。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-26 16:27:02
35834文字
会話率:21%
秋も深まりゆく今日この頃、夜空には秋の星座のアンドロメダ座やぺガスス座などに加えて、オリオン座の姿も見られるようになってきました。
夜空を彩る星座は、全部で88ありますが、その中に「花の星座」は一つもありません。不思議だと思いませんか。そ
のことについて、書かせていただいたエッセイです。
本作は、ひだまりのねこ様主催『集まれエッセイ企画』参加作品です。素敵な企画をありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-29 18:11:20
2519文字
会話率:0%
わたしはずっと不思議だった。これまでの人生の中で、どうしようもなく惹かれてしまう人たち。それは女性にかぎらない。ひとめ見ただけで、狂おしいほどに惹きつけられる相手がいる。そして、彼女ら、彼らはことごとくわたしを拒絶する。なぜだ。なぜわたし
は彼女らにひきつけられる。そして拒絶される。
とうとう、その謎が解けるときがやってきた——。
ホラーです。
カモガワ奇想短編グランプリ一次審査通過作品です。
カクヨムでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 09:00:00
5585文字
会話率:7%
ここは異世界人から異星人までなんでも出てくるサラダボウル・シティ。とあるきっかけから、シバを「初めてできた友達」だと言って笑った奇矯なマギサは、彼か彼女かもわからない。泥をすすって育ち、裏社会で生きることしかできないシバに、心の底から信頼で
きる友達なんていない。育ちが悪ければ口も悪いシバを、それでもマギサは「友達」だと言って笑う。そしてシバは、「怪異を食べる」という奇矯な趣味を持つマギサに、組織の意向でイヤイヤ付き合い、時に利用し、利用されながら腐れ縁を紡いで行き、やがて――。
シバとマギサ、「友達」ふたりの不思議だったり普通だったりな日常掌短編集。
※現実世界に近い異世界だと思ってください。ジャンルでかなり迷いましたが、最終的なオチが恋愛予定なので恋愛ジャンルにしています。
※不定期に投稿して行く予定です。だいたい1話完結なので、全体で完結設定にする予定は今のところありません。あらかじめご承知おきください。
※他投稿サイトにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-11 00:00:00
89475文字
会話率:30%
とある世界にアライドという男がいる。とある世界にリトルという女がいる。そしてリトルという女がアライドという男との日々を語り合う、本来交わらないはずの平行世界を繋ぐ掲示板が存在している――。これはその掲示板に書き込まれた怖かったり不思議だった
りする一部のレスを抜粋しただけのもの。
※最初の方の話は恋愛要素薄め。
※個人サイトと重複掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-13 00:00:00
44517文字
会話率:1%
これは俺が高校生の夏の時の話。今思えば、不思議だなって思うんだ。
最終更新:2023-07-09 09:25:21
1385文字
会話率:25%
(第一話)
「そ、そんな・・・・・・俺本当に死んだんですか?」
「ええ。残念ながら貴方は元の世界で死を迎え、今は魂だけの状態でこの女神の間に招かれているのです。」
高校一年の夏、学校の帰宅途中に交通事故に巻き込まれた所で記憶が途切れている
が、どうやら俺はそのまま死んでしまったらしい。
そしてまるでテンプレートのような女神に招かれて、とても聞き覚えのある説明を受けていた。
「突然の死でショックもあるでしょうが、貴方にはこのまま天国に行く以外にもう一つの選択肢があります。
貴方の生きた世界とは別時空の世界に勇者として召喚され、もう一つの世界の平和を脅かす魔王を討伐してもらえないでしょうか?
もちろん只の人間に魔王を打倒することは不可能でしょう。
ですので、私が特別な加護を与えることで一般的な人間は到底不可能なレベルの能力を与えますし、ステータスの方も何の訓練も無しに最初からカンスト状態にしておきましょう。」
「それっていわゆるチートスキルをくれる上に、ステータス面もチート状態にしてくれるってこと?」
「はい、間違いなく異世界に到着した時点で世界最強の一人となれるはずです。
ちなみに魔王討伐後はそのまま異世界に定住して頂いても構いませんし、魔王討伐の恩賞として元居た世界にお金持ちで優しいご両親のご子息・ご令嬢として記憶をそのままに転生して頂くことも可能です。なんならチートスキルとカンストステータスを持ち越しする得点も付けますよ?」
「いきます! ぜひ行かせてください!」
嘘だろ、なんて話だ。
夢じゃないよな? 死にかけの走馬灯じゃないよな?
うん、違うな。だってほっぺをつねると痛いし。(魂だけの状態で痛みを感じれるのは不思議だけど)
「それではお行きなさい! そして魔王を倒し、世界を救うのです!
勇者、鈴木よ!」
「えっ、ちょっ・・・・・・? 俺、田中ですけど・・・・・・?」
「・・・・・・。」
ウィーーーン!
数秒の間を置いて、俺の足元にぽっかりと大穴が開いて、俺は真っ逆さまに下へ落ちて行った。
「俺、田中太郎なんですけどーーっ!?」
俺の絶叫はただただ落とし穴の中で反響するばかりであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 01:00:00
3754文字
会話率:42%
突然空を飛ぶようになった「ナシラ」とその友人「ネリネ」のゆる~~~いお話。
ちょっと不思議だけど柔らかくて穏やかな2人の日常。
最終更新:2023-07-06 18:53:31
1838文字
会話率:46%
ラブコメ ✕ ホラー。
青春系 + 幽霊退治
気まぐれな連載の冒頭を短編として投稿。
怪奇探偵部である氷空と美玲。今まで「霊退治、その他奇妙なことの謎解き」という活動内容で活躍してきたのだが……委員長、如月優奈に廃部を言い渡されてしまう
。
霊の存在を信じない優奈。
ならば、霊の存在、そしてそれを祓う怪奇探偵部の凄さを見せつけようと美玲の悪巧みで「優奈に七不思議の退治を見せる」ことになったのだった。
①深夜零時に踊り場の大鏡を覗き込むと引きずり込まれる
②あるはずのない四階が現れ、登ると異世界に繋がっている
③夜の学校をうろつき回る人体模型
④プールに引きずり込む子供の霊
⑤トイレの花子さん
⑥追いかけ回すテケテケ
⑦誰もいない体育館で首無しの霊がボールをついている
果たして七不思議の旅はどのような結末に……?
※短編では、一番目の七不思議だけ解決させます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-29 06:27:39
6406文字
会話率:45%
イルカ人間(万物の霊長シリーズ①)
ワタシは、人間視点から物事を見る方法以外知らない。
知らないが、知ろうとすることはできる。
違った人間に成ることを決意した。
これは、永遠のレパートリーが生まれ違った人間になるのだ。
少しずつ、
万物の霊長を追加しよう。
第一章 イルカ人間(万物の霊長シリーズ①)
「なんだよ、オス人間かよ。おれは女の人間アズちゃんとショーをしたいんだ。そしたら、踊り狂って最高のパフォーマンス、アピールをしてやりきっと俺に釘付けだぜ」と、イルカ人間は言った。
すこし狭いがこの水族館の生活も悪くない。飯は出るし遊び好きな俺らにとっては、道具がいっぱい置いてある。
エリアの一部は、テレパシーの反響がありすぎてびっくりするが、ゆっくり泳げば問題ない。
しかし、人間たちは不思議だな。エサをあげて俺らをみて喜ぶ。自分たちは遊ぼうとしない。なんなら、すぐに捨てぐるぐる目を廻している。水族館や動物園、植物園とチップによってなんでもできると思っている。
ワタシのように水の中を自由に泳げなければ、水上を20mも飛べない。
飛ぶと大喜びするが、着水に反動が来るんだよな。
楽しいからいいけどね。「与えられたら食べ、与えられなかったら解決しようとする。それだけにいいのに、頭でこねこねしテレパシーのノイズをだす」
人間から少し変わった扱いをされているオス人間がきた。博士と呼ばれている。こいつは、おれらのノイズとテレパシーをキャッチしているぜ。一緒に踊ったり、兄弟の食の掟や自然の掟を理解している。
その掟を知った人間は、イルカ内でもボスになると決まっているんだ。なぜなら、人間は見様見真似で狩りを覚え、生命の循環が活発化するからだ。
俺たちはいまをいきなつくことを選ぶ。
しかし、人間界ではこの掟を忘れてしまったようだ。
だから、この男はいつまで経ってもチップをもらう。
そのチップで俺たちに変わった食べ物を買ってきてこっそり与えてくれる。
毎日同じ食べ物は、飽きるんだぜ。それを知っているから、美味しいものをくれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 09:52:06
1387文字
会話率:4%
入間「僕から見れば2人距離がありそうなのに不思議だよなぁ」
佐野「僕もそう思う[
最終更新:2023-05-14 12:52:34
4293文字
会話率:69%
実家の団地にある邸宅。その部屋に置いてある姿見は不思議だった。
「俺も引っ越してくるまで映らなかったんだ」
そう言った小学校の友達は、突然転校してしまった。
最終更新:2023-04-22 23:11:06
1828文字
会話率:19%
卒業5周年を記念した貴族学院の同窓会。その席上、ピンク髪の元男爵令嬢が、アパルトマンの隣の部屋に赤ん坊がいるはずなのに、泣き声がちっとも聞こえないのが不思議だと言い出す。騎士団長の息子の脳筋、宰相の息子の眼鏡、「顔は」超絶よろしい天然王太子
、銀髪王太子妃などなどがこの謎に挑戦するが、皆目見当もつかない。そんな中、舞踏会の最中にクズ男との婚約破棄を堂々と宣言したことで名高い破天荒公爵令嬢カタリナが参戦してきて──
※春の推理2023参加作品です。
※前作「公爵令嬢カタリナの計略」の前日譚ですが、独立してお読みいただけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-11 11:00:00
12541文字
会話率:24%