キャッチ【あの子、ちょっとHなところあるよ──】
<ひと言紹介>
転生先の母(人間)の愛情に困惑しつつ、人類滅亡を企む魔王の息子のお話。
※タイトル、キャッチ迷走中
★あらすじ
人類と魔族の戦いは数千年に及んだい
た──
魔王の息子ギィーラは、転生魔法によって人間の赤子に転生を果たした。
目的は、人類を内側から滅亡させる為。
感情の起伏が薄い魔族との違いに戸惑いつつも、人間の母親ファイに育てられ、順調に歳を重ねる。魔族時代では考えられなかった母親からの愛情を受け、徐々に打ち解けたり、解けなかったり。
魔族として与えられた任務もあり、どちらを取るか選択しなければならない。
それはそれとして、転生先は周囲を高い柵で囲われた奇妙な村であった。森の中にあるそこは、多くの兵士が駐在し、何かに備えているようだ。
王都を目指し、村を脱出するべく策を考える。
★
異世界だけで完結する転生物のお話です。転生後、家族から独立していくお話が多いですが、本作品は家族愛に焦点を置いて、進めていきます。
★
1章 <カタリナ村脱出> 編
→タイトル通り、村を出て王都に向かいます。
2章 <王都動乱> 編
→王都で人類滅亡の為、頑張ります。
3章 <エルフの里> 編
→〇〇の〇後……
4章 <お咎め様の森占領戦> 編
→無限再生、未来予知、ゲシュタルト崩壊etc。森の〇は魔法と一線を画した能力を得ると分かり……
外伝 <冒険者協会> 編
→家族を養う為、〇〇が頑張ります。
外伝 <王立魔法騎士学園> 編
→〇〇達が入学します。※主人公はそんなことしている暇は無いので、入学しません。
外伝 <幽霊> 編
→闇魔法適性のある〇〇が、王都で彷徨う魂を発見し、どうにかするお話し。
何となく構想してますが、変更の可能性有りです。また、矛盾が生じた場合、予告なく過去の話を変更する可能性も御座います。
宜しくお願い致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 12:30:00
33093文字
会話率:46%
王家のプリンセスが、赤子時分に海賊に救難され娘として育てられる。
船長初め男達に愛情を持って育てられたミーシアは、立派な少女へと成長して行くが、愛する者の死、自身の出生、友との友情を経て、自身が成すべき事を知る。
最終更新:2024-04-05 14:33:42
242899文字
会話率:49%
出産直後に、バク転からの仁王立ちで立ち上がった赤子のルークは、すでに己が生物の頂点に君臨していると自覚していた。だがそれとは対極に、生まれた生家は最低最弱の貧乏貴族。食卓に並ぶのは痩せた魚と硬いパンだけ。愛する家族のためにルークは奔走する。
「これは大変だっ、父上、母上、ルークにお任せ下さい。お金を稼ぎに冒険へでかけてきますゆえ」※0歳です。
時に現れる敵をバッサバッサと薙ぎ倒し、月下の光に隠れて、最強の赤子が悪を切り裂く!
これは全てを破壊する力を持った0歳児が、家族の幸せを望む物語。 ヒロインも多数登場していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 22:06:29
66070文字
会話率:28%
どんな人間だって表と裏の二面性があるが、それにしたってあの男は特別だろう。
二つの顔どころか2000を超える顔と名前を持っているというではないか。
マフィアボス、異能殺し、人形師、大手製薬会社取締役社長、軍務副大臣、異能警察情報局課長、
…etc。
一体何百年間生きてたらこうなるのか?肩書も名前もありすぎて混乱してくる。
それに、あの男は女だろうが赤子だろうが目標があれば全員殺すし、目的があれば末期患者や死刑囚すら生かすだろう。
何のためかは知ろうとも思わんが、その特性に惹かれ縋るものが後を絶たないらしい。
まさに魔性。
だから我々は統一して奴をこう呼んでいるよ。
【魔人】ってね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 00:00:00
41392文字
会話率:30%
魔王に完全敗北した勇者のパーティーの一人。魔法使いのシルヴィ。ふと目を覚ますと、時間は1000年経っており、同じ名前を授かる赤子になっていた。
そうして二度目の人生を手に入れた最強の魔法使いシルヴィは、自分の魔力が異常であることを隠し、魔
族と人を結ぶ旅にでる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 01:33:08
123659文字
会話率:45%
いつものように仕事を終え、家に帰った主人公は、突如家に落ちてきた隕石によって命を落とす。
そして彼が目を覚ますと、何故か赤子になっていた。
貴族の子供という生まれに、武術や魔法の才能、そして美しい容姿、すべてを持って生まれた彼が目指すのは勇
者や英雄…でも何でもなく…
「仕事をしなくていいなんて…なんて幸せなんだ…!」
彼は、平穏な生活を望むのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 13:00:00
14336文字
会話率:32%
無実の罪をあえて被り、処刑されたイザベル。目を開けると産まれたての赤子になっていた。
どうやら処刑された後、同じ国の伯爵家にテレーゼと名付けられて生まれたらしい。
(よく分からないけれど、こうなったら前世の心残りを解消しましょう!)
そ
う思い、想い人──ユリウスの情報を集め始めると、何やら耳を疑うような噂ばかり入ってくる。
(冷酷無慈悲、血に飢えた皇帝、皇位簒だ──父帝殺害!? えっ、あの優しかったユースが……?)
記憶と真反対の噂に戸惑いながら、17歳になったテレーゼは彼に会うため皇宮の侍女に志願した。
だが、そこにいた彼は17年前と変わらない美貌を除いて過去の面影が一切無くなっていて──?
「はっ戯言を述べるのはいい加減にしろ。……臣下は狂帝だと噂するのに」
「そんなことありません。誰が何を言おうと、わたしはユリウス陛下がお優しい方だと知っています」
徐々に何者なのか疑われているのを知らぬまま、テレーゼとなったイザベルは、過去に囚われ続け、止まってしまった針を動かしていく。
これは悲恋に終わったはずの恋がもう一度、結ばれるまでの話。
※アルファポリスにも投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 23:20:46
237629文字
会話率:41%
悪魔の神が人間に受肉する。
生まれ落ちた赤子は悪魔の皮を被った少女として成長し。
傲慢に、悪魔らしく、世界を生きていく。
――この世の全ての是非を証明すべく、最強にして災厄の悪魔の女王が降臨する。
最終更新:2024-03-24 17:00:00
237863文字
会話率:20%
無実の罪を着せられて流刑となってしまった元・武官、楊鷹。
護送役人にぞんざいな扱いをされながらの流刑地への旅路は、思った以上に過酷なものであった。情けなさや悔しさを押し殺しながら、罪人への道を歩むその道中、楊鷹は一人の小さな子供と出会う。
赤子と言った方が正しい、全く見知らぬ小さな子供。しかしながら、その子は楊鷹を見るなり口を開いたのだ。
曰く、己は、長く行方不明になっていた楊鷹の父親である、と。
思わぬ再開を果たした父と子は、北を目指して旅立つことに。人と神仙入り乱れての、てんやわんやの親子の旅路。果たして彼らの行き着く先は――。
※バトル描写が多めで、流血表現等があります。苦手な方はご注意ください。
※お話やキャラクターの設定などに、原典水滸伝ネタを仕込んでいるのはわざとです。作者の趣味です。
※かつて小説家になろうにて掲載していた作品の再投稿です。
※この作品はエブリスタにも投稿しています。(URL:https://estar.jp/novels/25550984)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 17:16:11
368736文字
会話率:37%
もしも自分が透明人間になったら……と、誰もが一度は想像するだろう。そして実際に透明になったら本能から来る欲望をそのまま行使するに違いない。特に、それが男なら。
根拠はある。最初の透明人間がそうだった。とある研究の最中、透明人間となったそ
の男は衣服から始まり、常識、倫理、法、自分を縛る何もかもを脱ぎ捨て、原始時代あるいはそれ以上前に先祖返りしたとでもいうのか、悪意を剥き出しにし殺し、犯し殺し犯し殺し殺し犯し犯し……と、一度も捕まることなく数年間、犯行を続けたとされる。
その犯行の発覚が遅れたのは人々が透明人間などあり得ないという常識に引っ張られたからで、いや、そもそもその発想に至るまでが遠すぎたのだ。ある時、街の監視カメラに映った犯行の瞬間。宙に浮かぶナイフが被害者の喉を掻っ切るその映像を目にし、浮上したのが霊や悪魔の存在。そして警察が何かトリックがあると、それすら認めたがらなかったのが障壁となった。
ではなぜ透明人間の仕業だとわかったのか。そして一度も捕まらなかったのになぜそれが男だとわかったのか。
それは、透明な赤子の誕生である。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-03-23 10:30:00
2890文字
会話率:14%
人は誰しも頭の中に天使と悪魔を飼っているという
それは善い心と悪い心。
落とした財布を交番に届けるか自分のものにするか。
葛藤。良心の呵責。
無論、この例に限らず選択の際は
世のため人のためになることの方を選んでくれた方が良いだろう。
と
、考えたある科学者が『それじゃあ天使だけにしちゃおう』と
作ったのが小さなチップ。
それは生後間もない赤子の頭の中に埋め込まれ
前述のような心のせめぎあいが始まれば
天使の囁き声が頭の中でするという仕掛けだ。
無視し、財布を自分の物にしようものなら天使の声はどんどん大きくなっていき
やがて頭を抱えるほどに。
おかげで世の中に善人が増えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-26 14:00:00
913文字
会話率:3%
異世界アーリアを舞台とした剣と魔法のファンタジー。
人類は人族・亜人族・獣人族・エルフ・ドワーフ・魔人族が存在する。
400年に一度、アーリアに現れる「災厄の王」は1600年弱の歴史上4回の出現が確認されており、魔人族を中心にモンスターや
魔獣が活発化する事で人々は平和を脅かされる。そこへ神が地上へ勇者を遣わし災厄の王を討ち取る事で平和は保たれていた。しかし一方で必ず勇者は消息を絶っていた。
神歴1579年、強大な力を持った赤子が生まれる。果たして彼は神が遣わした勇者なのか。
彼を取り巻く仲間たちの冒険はアーリアにどのような変化をもたらすのか。
そんなお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-21 16:08:29
286727文字
会話率:60%
世界のルールに『魔王』の存在は記載されてしまっていた。
けれど世界から『魔王』が滅びたとき、ルールは『魔王』を存続させるために魂の状態だったモノを呼び起こしてしまう。
魔王から転生した赤子はその知識持ったまま生れ落ち、過去の感覚のまま魔術
を習得する。
火 水 土 風 光 闇 無 そして治癒。
けれど持っていたのは魔術の知識だけではなかった。魔王として聖剣を持つ者たちを屠ってきたスキル――”魔王技”と呼ばれる絶対的なスキルまでをも持って転生していたのである。
これは魔王から転生した少年がスキルも魔術も失くしてダンジョン探索を 手 伝 う 物語である。
「我は魔王である」
「オレ様も魔王だぜ」
「あたしも魔王よっ」
「おいどんも魔王どん」
「…………」
呼び起こしてしまったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 15:32:35
400267文字
会話率:33%
孤島でひっそりと暮らす竜族に久方ぶりに生まれた子カトル=チェスターは、なぜか人の姿をしていた。奇跡的に流れ着いた難破船でただ一人生き残った赤子、ユミスネリアと育んだ幼い日々の固い絆を支えに、孤島を旅立ち、人族が隆盛する大陸に足を運ぶ。竜族と
しての自らの存在を知られないように力を隠しながら何とか日々を過ごしつつ幼馴染の元へ向かうカトルだったが、破天荒な冒険仲間や奇妙な同族との出会いの中で、いつしかどんどんあらぬ方向へと巻き込まれていく。どうやら俺は人族から見ると美形というか、女のように可愛く見えるらしい――。悪夢だ。果たしてカトルはユミスネリアに会うことは出来るのだろうか? いや、会うことは普通に出来た(三章十八話)んだけど、やっぱりどんどんおかしな方向に巻き込まれていくなあ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 15:53:57
1349325文字
会話率:51%
やりたいことができずにホームレスに刺されて死んだ九十九明。目覚めて見たら赤子になっていた!!?
転生先は魔法あり魔物ありのファンタジー世界!
「もう生き方で後悔したくない!やりたいことは自分で決める」と決意したテクトは仲間と共に自由に生きる
。
そう、これは一人の男の話だ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 19:20:41
55883文字
会話率:33%
普通の男があべこべで貞操観念が逆の世界に赤子になって転生。
そして、訳が分からないまま、男女比1:50の世界で普通に親孝行もしながら暮らしていこうとする話。
最終更新:2024-03-14 01:07:58
401090文字
会話率:55%
何で日本でなろう小説が流行し、漫画やアニメが世界で人気となっているのかを考察したエッセイです。
「進化論」「霊魂:スピリチュアル」「地政学」「ナーロッパ世界観」に興味がある人は、目次から気になるトピックを見て下さい。
主題の返答は、
魔法は無理!前世の適性検査によりステータスの可視化は可能! です。
①5感で計測出ない超常事象は「カントの呪い」によって学問から除外され、急成長する(1600年頃)
②勝者敗者を経験し、無宗教で変態性・創造性が守られたことで、多彩な小説漫画アニメが生まれる(2000年~)
③なろう投稿サイトができ、メディア輸出によって転生死生観が生まれて海外で認識される(2015年頃~)
④小説家の切磋琢磨が「現在の過程がなく人の記憶のみ干渉する霊魂の仕組み」の正解を追いかける(2021年~)
⑤ハード→ソフト→ソウル(霊魂) で新しい研究と消費が見つかり、普及する(2040年~)
産業革命(ハード流通)→先物取引(ハード価値)→インターネット(ソフト流通)→仮想通貨(ソフト価値)→ステータスオープン(ソウル流通)→魂売買(ソウル価値)
⑥赤子のステータスオープン(前世のカルマ累積数値化)により、魂ガチャの捨て子が問題化する
⑦霊魂(Reikon)の日本語輸出と国際的な法整備が行われ、宗教戦争、国際紛争に発展する
⑧世界が3つの国家連合にまとまる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-13 23:48:47
989308文字
会話率:5%
目を覚ますと見知らぬ世界で赤子に転生した主人公。
転生した理由、意味、亡き父の足跡を探すためにこの世界の中心である都市に向かいクロノス大迷宮の攻略のため冒険者になる。
その地で出会った仲間たちとパーティーを組み一人一人の目標のために進んでい
く。
異世界転生のはずなのに特に目立った才能を持たない主人公がこの世界を生き抜くために知識、魔法、剣術を一から学んで成長していく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-11 23:08:45
16839文字
会話率:34%
未読の方は第一部からどうぞ
https://ncode.syosetu.com/n6836ik/
北方の地を旅して、念願叶い邑の仇を討ち果たした麗央那たちは、昂国へ戻る。
しかし昂国の中では、麗央那たちはお尋ね者になっていた。
後宮の貴妃であり麗央那の元主人である翠蝶は、自分が匿うからしばらく家にいていいと優しく提案する。
幸せな日々を翠蝶の屋敷の中で過ごす中、不意に異変が起こる。
何者かが翠蝶の体と魂に戒めの術を施し、昏睡状態に陥らせたのだ。
翠蝶の、そしてお腹の中の赤子のためにも、事態を一刻も早く解決しなければならない。
後宮内での陰謀にその原因がありそうだと踏んだ名軍師、除葛は、麗央那を再び後宮の侍女として戻す策を発した。
二度目となる後宮暮らしで麗央那を待ち構える敵と戦いとは、果たして……。
【登場人物】
北原麗央那(きたはら・れおな) 17歳女子。ガリ勉。
紺翔霏(こん・しょうひ) 武術が達者な女の子。
応軽螢(おう・けいけい) 楽天家の少年。
司午玄霧(しご・げんむ) 偉そうな軍人。
司午翠蝶(しご・すいちょう) お転婆な貴妃。
環玉楊(かん・ぎょくよう) 国一番の美女と誉れ高い盲目の貴妃。琵琶と陶芸の名手。豪商の娘。
環椿珠(かん・ちんじゅ) 玉楊の腹違いの兄弟。
巌力(がんりき) 筋肉な宦官。
銀月(ぎんげつ) 巌力たちの上司の宦官。
除葛姜(じょかつ・きょう) 若白髪の軍師。
百憩(ひゃっけい) 都で学ぶ僧侶。
除葛漣(じょかつ・れん) 祈る美妃。
司午想雲(しご・そううん) 玄霧の息子。
利毛蘭(り・もうらん) 翠蝶の侍女。
乙(おつ) 姜の下で働く間者。
☆女性主人公が奮闘する作品ですが、特に男性向け女性向けということではありません。
若い読者のみなさんを元気付けたいと思って作り込んでいます。
感想、ご意見などあればお気軽にお寄せ下さい。
★酒見賢一先生のご霊前に捧ぐ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 20:03:39
163439文字
会話率:30%
未だ天人と人とが共存し、不浄が跋扈する古の世、支配者の座には永久の命を持つ天人が長きに渡り君臨していた。あまりにも長い歴史に、天籍を授かった者を除いた、限りある命に振り回される人間達は次第に政に興味を無くし、身近に蔓延る疫から身を守る為の清
めや祓いに気をやるようになっていた。
疫と呼ばれる不浄の魔物の正体は、領地に無数に存在する呼子栄朽湧水と呼ばれる泉から出でる、かつて非業の死を遂げた天人達の怨念。打ち倒すことが出来るのは、天人が持つ『天浄』と呼ばれる力と、天人を守護する武人達だけが所有を許された雌雄の宝剣『干将』『莫耶』のみであり、天帝は直轄の守護部隊『御陵眷属部隊』の下部組織『天音』に市井に蔓延る疫の監視、討伐を命じる。
『天音』とは天浄の力を持って生まれてきた人間の子供達。天浄は天人が持って初めて意味を為す力、人間にとっては死期を早める毒気に他ならず、赤子の時分に外科手術で片目を取り出し、宝珠製の義眼と眼帯によって力を抑制されている。頑強な肉体と運動能力を有し、男は干将、女は莫耶と呼ばれる剣を授けられ、国のほの暗い裏の面を支える。
天音に属する津狩槐は、天籍の将軍・津狩時房の養女。幼くして山に捨てられ、山を渡る幻の民・栖軽に育てられたとされる空白の過去を持った子供であった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 15:57:28
7886文字
会話率:30%
未だ天人と人とが共存し、不浄が跋扈する古の世、支配者の座には永久の命を持つ天人が長きに渡り君臨していた。あまりにも長い歴史に、天籍を授かった者を除いた、限りある命に振り回される人間達は次第に政に興味を無くし、身近に蔓延る疫から身を守る為の清
めや祓いに気をやるようになっていた。
疫と呼ばれる不浄の魔物の正体は、領地に無数に存在する呼子栄朽湧水と呼ばれる泉から出でる、かつて非業の死を遂げた天人達の怨念。打ち倒すことが出来るのは、天人が持つ『天浄』と呼ばれる力と、天人を守護する武人達だけが所有を許された雌雄の宝剣『干将』『莫耶』のみであり、天帝は直轄の守護部隊『御陵眷属部隊』の下部組織『天音』に市井に蔓延る疫の監視、討伐を命じる。
『天音』とは天浄の力を持って生まれてきた人間の子供達。天浄は天人が持って初めて意味を為す力、人間にとっては死期を早める毒気に他ならず、赤子の時分に外科手術で片目を取り出し、宝珠製の義眼と眼帯によって力を抑制されている。頑強な肉体と運動能力を有し、男は干将、女は莫耶と呼ばれる剣を授けられ、国のほの暗い裏の面を支える。
天音に属する津狩槐は、天籍の将軍・津狩時房の養女。幼くして山に捨てられ、山を渡る幻の民・栖軽に育てられたとされる空白の過去を持った子供であった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 15:46:53
3131文字
会話率:0%
居眠り運転の車に巻き込まれて死んでしまった天城ヒイロ。気がつくと赤子に生まれかわり、そこはファンタジー小説に出てくるような異世界だった。
没落貴族の長男のユートとして育った彼は、この世界エルドアースのことや、様々なことを必死に学んだ。そ
れは最愛の妹であるトアの身体を治すため――
だがトアはこの世界の医学では治すことが出来ない病に犯されていた。しかしここは魔法や不思議が溢れる異世界。トアの病を治すための方法が必ずあるとユートは諦めていなかった。
そして迎えた十歳の誕生日。ユートは洗礼を受けて女神から力をもらう。
その力はカードマスター。今まで聞いたことのないジョブだったことと、没落貴族であったことから、周囲から嘲笑される。
だが女神の力のせいなのか、ユートはジョブを授かった瞬間から、カードマスターの力を理解していた。
この世界のあらゆるものをカードにし使用できる力は、使い方次第では最強になれると。
これはカードに運命を託した少年が、望む未来手にするためにやりすぎてしまうドタバタな物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 10:52:51
54202文字
会話率:48%