S県某所、シガイの森。新開の森が訛った?嘘をつけ。
誰だ?こんなところでかくれんぼしようと言い出したやつは?この森はダメだ。絶対に入ってはダメなところ。禁足地である。
最終更新:2021-07-15 23:49:07
3082文字
会話率:9%
「カナリア、君との婚約は破棄させてもらう」
「ねえ、お姉さま。嫁入り先を取り替えっこしませんか?」
家督を継ぐ長男と愛され子の妹に挟まれ、使用人のようにこき使われていた令嬢カナリア。彼女は両親の愛、婚約者全てを妹に奪われてしまった。
代わりに彼女が嫁ぐようにと押し付けられたのは、『人狼様』と呼ばれる神様のもとである。彼が治めているのは国最大のダンジョン……魔窟が存在し、あまりにも危険なため禁足地とされているレングラント山脈。
しかし、カナリアは知っている。かつて人狼様に嫁入りをした娘達は口々に「怖くて逃げ出してきた」と言って帰ってきていることを。
曰く、冷たく暗い人。
曰く、化け物のよう。
曰く、人間を憎んでいる。
悪い噂ばかりが行き交う『人狼様』の元へ一人で嫁入りさせられ、逃げ帰る場所もないカナリアは悲観する。
これではまるで、生贄のようじゃないか、と。
しかしいざ、人狼様のいる山脈までやってくると、迎えにきたのは銀色の毛並みと、赤い宝石のような美しい瞳を持った、馬ほどの大狼。食べられてしまうのかと思えば、大狼は彼女を背に乗せて屋敷まで駆けた。
屋敷に着く前に気絶した彼女は、気がついたそのときにはお屋敷の布団の中だった。そばには文机で眠っている銀髪の美青年。
布団に寝かせてくれたのでは? とカナリアはお礼と名乗りをする。
しかし彼は『クチナシ』と己の名を口にした以外はほとんど話さず、おまけにフードで自分の髪を隠していて、その美貌に似合わず陰気な雰囲気を纏っていた。
なにひとつ喋らずに過ごす毎日。
とうとう耐えられなくなったカナリアは、彼から渡された便箋を使って食事を運ぶ際にメッセージを送ることにした。
彼へ送るメッセージは短い一言から始まった。やがて手紙の内容は「おかえりなさい」「本日の献立は」と増えていく。
それでも来ない返事に落ち込んでいたカナリアは、ある日彼の部屋で「こちらこそ」と書きかけた便箋を発見する。
――もしかして、この人はただ「無口」で「口下手」で「不器用」なだけなのかもしれない。
不器用な優しさと、溺愛。それに気がついたときカナリアは恋に落ちる音を聞いた折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-08 21:45:56
51557文字
会話率:36%
転生して未知の惑星の最高神になったけど、鎮座するお宮は禁足地の中。
あまりに退屈。即ち死。
そんな事情から外界に分宮=別荘を建てて、新生活スタートです!
日本の原風景が広がる田舎大陸「大嶋」を舞台に、動物の神様たちが織り成す物語。
宗教論
争も国家紛争もないけど、おかしなことは次々起きる。
神格は最高位なのに何故か年功序列な神様社会。
ヒエラルキーのド底辺で藻掻く主人公の未来や如何に?
※
本作は前作 https://ncode.syosetu.com/n1763fh/ から十年後のお話です。
世界設定は前作で書いた内容を必要に応じて再記述しますので、前作を未読でも平気かと思います。
また、前作も大幅に加筆修正したので、ご興味があれば是非ご一読下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-29 04:46:16
134450文字
会話率:41%
ある日高校の仲間うちでの度胸試しと地元では禁足地とされている山にある《焔神社》へとお参りは行く事になった主人公、【火鉢悠真】。
そこで出会ったのは、見た目は若干十歳程度の少女だった。
彼女は言う、自分こそがこの神社の主であり、そして神の名を
持つ者【火神焔】であると。
神と人間によるはちゃめちゃな生活が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-05 21:39:10
9609文字
会話率:57%
禁足地の護り人になった「僕」
それ以上でも以下でもない。
最終更新:2020-05-09 15:16:31
5303文字
会話率:6%
朝霧山遭難事故調査報告書第3弾。
太古の昔より神隠しがあったとされている朝霧山。そんな朝霧山には忘れ去られた禁足地というものが存在した。
現代より少し遡った時代、そこには妖怪或いは化け物がいて怪異があった。
最終更新:2019-12-22 20:44:42
4056文字
会話率:7%
むかしむかし、レド=アイスバーグという国にイザベラという太陽のように温かい女王がいました。大陸の一番端っこにある国でしたが、自然が豊かで海は遠く澄み渡り、森は動物がたくさん住み、大地は色とりどりの花を咲かせていました。
イザベラはこ
の世界では珍しい氷の魔法を使います。そして国じゅうの人々から愛され、彼女もまた、人々を愛していました。
そんなイザベラのもとに、ひとりの女がやってきました。女は自らのことを「預言師」と名乗りました。
預言師の言うことはこうです。
「ひとつ。イザベラ=レド=アイスバーグの御子の誕生。膨大な魔力を持ち産まれてくる。ふたつ。古の厄災、禁足地より蘇りし時、この国は氷に覆われるだろう。海は荒れ果て、森は枯れ、大地は凍る。女王は自らの手で国民を殺し、この国は滅ぶのだ」
預言師は更に続けました。
「みっつ。400年後、同じ厄災、再び襲う」
預言師はそれだけ言い残し、イザベラのもとを去りました。
この一年後、預言師の言ったとおり、無事に産まれたイザベラの子は国中の祝福を受け、そして間もなく国は滅びました。
乱心したイザベラが、自らの手で国民を殺し、国全てを自身の氷魔法で覆いました。
美しかった自然は破壊され、海は荒れ果て、森も大地も死にました。
全てを氷の魔法で壊したイザベラは、自らも己の氷の中に閉じこもり、永遠の眠りについたのです。
その時、産まれてきたイザベラの子どもはどこにもいなかったそうです。
―――絵本「氷の国の女王様」より抜粋折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-17 00:22:32
3495文字
会話率:50%
とある約束を果たす為、聖女を救おうと旅する狼、ウィルム。
ウィルムに助けられた恩義と、ほんの少しの好奇心でウィルムの旅に同行する影妖精ルーチェ。
そんな一匹と一人が勘違いし助けた謎の美女はなぜか聖女の行方を知っており……
かつて【竜災】が
起きた絶対不可侵領域【禁足地】へと向かう聖女。
そして聖女と謎の美女を監視する、組織。
これは、狼と妖精が紡ぐ、世界が七度滅びかけた星を巡る物語である。
*この作品は「カクヨム https://kakuyomu.jp」、「セルバンテスhttps://cervan.jp/story/p/5728」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-08 16:07:05
47627文字
会話率:54%
東京都S区硲153番地 ──通称エリアCLⅢ。
そこは、知る人ぞ知る異な杜。
そんな禁足地に足を踏み入れた人々の話。
※章ごとの連作になります。
▶2019/05/29 第五章完結。
最終更新:2019-05-29 18:51:45
208395文字
会話率:46%
『知ることは罪になる。』
奇妙な言い伝えが残る、志野邦(しのくに)村。子供の内に志野山(しのやま)の奥地に忍び込んでしまうと、コトリ様に連れていかれてしまうと言う。そのため、昔から山は禁足地として避ける定めがあった。
ある年以降、母と村に
帰省する僕は、母が仕事に追われるため、今年だけは1人のみで故郷に帰る。そこで、偶然に出会った少女・七夏(ななつ)。ある共通点を持ち、コトリ様信仰に固執する少女は、僕にある提案をする。
「わたしと一緒に山に入らない?謎を解きたいんでしょう?」
死んだ子供の霊を鎮めるための村祭り。その最中に、僕と彼女は、入ってはならない村の禁忌に触れる―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-29 18:05:52
47884文字
会話率:56%
「文章より言葉の方が偉大だ」小さい頃、そう言い聞かされたダリスは、逃げるために文学を志し、逃げ切ることもできず、総司令の父親のコネで、人類統率軍に入隊する。しかし、そこでも落ちこぼれになり、自分の人生から逃げていた。
そんな自分の人生から
抜け出すため、大きく変わるためという身勝手な理由で禁足地の塔に足を運ぶ。
そこにいたのは、自分の物語に出てくるような綺麗な女の子クオーツだった。
身勝手な願いから、ダリスはクオーツを外に連れ出そうとする。その時、世界の止まっていた時間が動き出し、もう一度人類試そうとする。
テーマは「生きることは描くとこと、出会うこと彩ること」になります。
不定期更新です。誤字脱字ないようにしますが、ご指摘いただけるとありがたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-30 21:00:00
6896文字
会話率:40%
-英雄の帰還-
地上に探索に向かった20人の英雄のうち2人が帰還した。
一人は「地上界は楽園である。我々は進歩と調和のため地上界に移住すべきである」と言い残し、帰還から3日後に謎の死を遂げた。
一人は「地上界に楽園などない。我々は天上界にて
生まれ天上界にて死するべきであり、地上界は禁足地である」と言い残し帰還後、暗殺され死亡した。
この事件を発端に、天上界民の地上界への興味は一段と上がり、地上界に出向きたいと思うものが増えた。
-50年後-
新たな英雄が地上界から帰還した。
主人公の「アオ」は地上界に憧れを抱いている天界人である。
英雄の凱旋を見に行く途中、英雄の裏の顔を目撃してしまった双子の妹「ソラノ」が人さらいにあい、地上界につれて行かれそうになってしまう!ソラノを救出するために奮闘するアオ達であったが、不本意な形で地上に落下してしまう。
アオはソラノを救えるのか?!仲間達と合流できるのだろうか?!天上界と地上界をまたにかけた冒険がはじまる!!!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-26 00:02:01
3664文字
会話率:38%
小学校から大親友の女子高生、みさきとあまね。
ある日、あまねが「異世界転生したくない?」とみさきに言った。
あまねは小学校のときから男子にからかわれている引っ込み思案な美少女だ。
もしかして、この世界が嫌になってるのかな、自殺とか
しないよね?
心配になったみさきは、あまねの「異世界転生の実験」に付き合うことに。
もちろん、異世界転生なんてするわけもなく、実験は失敗続き。失敗しながらもアイスを食べたり買い物に出かけたりと、二人の高校生ライフは順風満帆だった。
順風満帆の、はずだった。
夏祭りの夜、クラスメイトに遭遇したあまねは取り乱し、みさきを振り切って禁足地に逃げ込んだ。
そして、みさきの目の前で消えてしまう。
こんなことってありえない。
信じられない。
あまねを助けなきゃ、連れ戻さなきゃ!
意を決したみさきは、自らも異世界転生を試みた!
果たして二人の少女は再び巡り合うことができるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-06 01:13:27
41329文字
会話率:46%
その美貌で名を馳せる鳴神姉妹の姉・鳴神あさぎは剣道界にデビューして以来、無敗を誇る天才剣士である。史上三人目の全日本剣道大会二連覇を達成した父が営む剣道道場で物心つく前から手ほどきを受けていたが、その才は父をして狂気に貶める程に異質で十才
にして父に瀕死の重傷を負わせ、育てようが無いとされ、剣の里・柳生へ放逐されたが、その異常な剣は柳生でも恐れられ、竹刀に触ることを禁じられる程であった。
柳生では幽閉生活の中、茶道や華道を教え込まれ遂には家元に劣らぬとまで評されるに至った鳴神あさぎだが、柳生で学ぶ剣士達には「何時、如何なる時も問わず打ち倒すことを許す」と言うお触れが出されていた。剣に触れることすら断たれ、昼夜を問わず命を狙われる環境にありながら、どうやって学んだのか?
鳴神あさぎの剣技は常人の域を超え、師範代ですら打ち込む隙を与えず五年を過ごし、柳生流当主から免許皆伝を得て、実家へ帰される。
だが、その条件として、人の域を超えたあらゆる武人が参加し、人が入ることを禁じられた禁足地の山で最後の一人になるまで殺し合う『白鴎神社の野試合』へ柳生流として参加させられる。若干十五才の美少女が武神と認められるまでを描いた作品である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-07 12:00:00
44407文字
会話率:32%
誰しもに必ず、道を指し示す何者かがいる世界。少年アダムは禁足地を目指し旅をする。何を求めて禁じられた地に足を踏み込むのか。
龍に滅ぼされた都市、悪魔に沈められた大聖堂、落ちた天、人喰いの霧…etc.
アダムは旅の果てに何を見るのか。
最終更新:2018-05-13 10:53:07
11755文字
会話率:45%
偉大な鍛冶師である義母を目指し修業に励むぶっきらぼうな鍛冶師見習いリュウレイと古き血を受け継ぐ風詠みの歌姫リュウフォン。
高い山々に囲まれた鍛冶師の里で、リュウレイは多くの人々に見守られながら自分の目指すべき道を見出していく。
そんなリュウ
レイの傍らで彼女を励ますリュウフォンにも胸に秘めた思いがあった。
リュウレイとリュウフォン――。
二人の思いはやがて複雑に絡み合い、形となる。その先に待つ運命とは――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-06 09:00:00
945831文字
会話率:42%
遙か昔、イリオス大陸で邪悪な龍と邪神の連合軍がアーティファクトと呼ばれる兵器群を生み出した。その兵器は使い方1つで、街を焼き払い、地形を変え、海すら涸らすことが出来た。
そして後の世で邪龍大戦と伝えられる、聖なる神々と連合軍で争いが勃発し、
激しく争い、そして連合軍は敗れ去った。また彼らが作り出したアーティファクト群も滅ぼされたのであった。
その大戦より、多くの時間が経った頃。イリオス大陸の東の端、へんぴな村で過ごしていたルゥ少年は、好奇心から村の掟を破り、禁足地へと足を踏み入れた。
その禁足地の奥、ある洞穴の中に、伝承の中でしかいないはずの1匹のドラゴンと出会う。
「龍に、伝説の龍に会えたんだ!」
それがルゥと欲深なドラゴンとの出会い。そして少年とドラゴンは平穏な日々を過ごし、ドラゴンは洞窟から出られないことを知る。
そして少年は思う。
「ここから出してあげる!」と。
ルゥ少年の冒険が、へんぴな村から始まりを告げる。
第一部 「龍と出会いと魔法と無茶と」
第二部 coming soon...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-19 19:56:15
20230文字
会話率:48%
それは 嵐の夜だった。
かつてないほど と言っても過言ではない程の雨量と凄まじい音で鳴り響く雷、
その中で ここ〔ベルノ王国〕に一つの命が誕生した。
彼の名前は 《シイナ》
そして ベルノ王国より はるか北に進むと
今では 〔禁
足地〕と 呼ばれる場所が存在する。
遥か昔 、、、その国は 魔法の元となる魔力 と言うものを見つけ、 多くの人で栄えていた。
魔力とは 不思議な力で、何もないところから 炎を、あるいは人が住む 家を作る などの事が可能 と予測されていた。
本来ではありえない事を可能とする力だったが、そんな力に魅入られた 一人の男がいた。
彼は何かに取り憑かれたかの様に 魔力を研究していたが、
彼のある実験により 魔力は 凄まじい爆発を引き起こしてしまう。
その爆発は その国を飲み込むと、やがて魔力は粒子となって 全世界へと拡散し、 人々の体内へと入り込んだ。
その結果、皮肉にも 魔法を使えるようになった人々だが、 その力は 今でも子孫達に引き継がれている。
人々は 《魔人》となったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-10 14:02:15
1107文字
会話率:7%
私が見えないのは、お前が望まないからだーーー
過保護に育てられた高校生の光輝は、古い蔵の中で少年の姿をした何モノかと出会う。
言う通りにしないと、何かと「憑く」と脅す彼(?)は、光輝の学校生活に入り込み、やりたい放題するのだった。
そんなある日、クラスメイトで名家の跡継ぎである大黒の甥っ子・勇希が、突然姿を消す。
そこは神隠しの伝説が残る土地で、実は光輝の兄も行方不明になったままだった。
この世ならざるものが棲みつく蔵で、光輝は幼い頃の記憶を辿る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-31 21:55:31
46108文字
会話率:33%
――世界は確かに、救われたはずだった――
魔獣との長い闘争の末、人の領域から魔獣を追い出した人類。しかし平和の水は未だ遠く、人類は戦火と屍の上に文明を築いてきた。
人と魔獣の世界を別つ境界線、〝人界線〟抱える境界都市ランダルマで、
異端として追われる立場である〝アルケミスト〟である事を隠して薬屋を営む青年〈アベル〉の元に、ある日一人の少女が訪れる。
少女は外界に突如現れた正体不明の〝禁足地の魔獣〟の討伐に、渋るアベルを強引に連れだした。
外界に出るやいなや亜人王から襲撃され、息をつく間もなく別の魔獣に襲われ、野営地を焼け出されるアベルと少女。その道中で、アベルは少女がリンスティール王国の第八王女である事を知る。
アベルたちはレナエルの私設騎兵隊〝サンクション〟の部隊長であるリズ、ギリアム、アーリィ、トニスと合流する。そしてリズ達から、レナエル敵対する勢力の策略により、帰る場所を失ったことを知らされた。アベルもその策略に巻き込まれ、魔獣の跋扈する外界から人界線を越えて人の領域へ帰る術を失ってしまう。
一時的に、外界に構えられたアルケミストの隠れ里に身を寄せる六人。そこへ火竜、サラマンダーが襲来する。禁足地の魔獣の正体とは、その竜の事であった。
戻ることは叶わず、進む先には伝説の中の伝説たる竜が咢を開いている。しかし、ただ座していても状況は好転してくれない。
アベルたちはこの窮地を脱するべく、たった六人での竜討伐を決意する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-30 13:03:11
177989文字
会話率:43%