かつて伝説級の武具を世に残した鍛冶師ガーディヴァル。晩年彼は人知れず山奥の村で過ごし、そのまま弟子も残さず天寿を全うしたと思われていた。
だが、そのガーディヴァルの孫であり、唯一の弟子と名乗る少年ティルトが田舎町サイに現れた。
サイの冒険者
ギルドマスターであるカースィは半信半疑ながらも彼をギルド専属鍛冶師として採用し、低ランク冒険者の装備の修繕を行う仕事を任せることにした。
だがティルトは町の鍛冶師見習いですら簡単に直せる武具の修繕も上手く出来ず、一年後結局カースィによってギルドをクビになってしまう。
その直前彼の元に現れた新米冒険者の青年アービーからボロボロに朽ち果てた剣を渡されたことで彼は真の力を発揮することになる。
ティルトの力――スキル【真贋】は、真実をその目に映し出すことが出来るというもので、青年が持ち込んだボロボロの剣を見たティルトの目に映ったのはその剣の真の名とその力だった。
ティルトは最後の仕事としてその剣――聖剣アーヴィルを自分の持つ全ての力を込めて打ち直してから町を出た。
やがてその聖剣アーヴィルの真実の力に気づく者がギルドに現れ、ティルトが本物のガーディヴァルの弟子だと判明するのだった。
これは後に『聖剣は造れても包丁一本造れない鍛冶師』『魔神の盾より鍋蓋のほうが造るのが難しい職人』と謳われる少年の歴史に現れた最初の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-11 17:39:42
10326文字
会話率:41%
【注:これは『超連載版 されど悪役令嬢はタヌキに愚痴る』の第3話のみを短編作品として投稿するものです。連載版では既に掲載済みとなっております】
「アンタは近すぎんの。番台のすぐ側すぎるの。だからもっともっと会ったこともない、あの火山のてっ
ぺんぐらいにいる人に感謝されたい。そう思うのって私がおかしい?」
『令嬢の湯』――それは東方の辺境の街に存在する人気スポットである。
そこの湯守の令嬢ダニエラは、昔は王都の有力貴族の令嬢だった。だが婚約者である王子に一方的に婚約を破棄された挙げ句、でっちあげの罪を着せられて王都を追放され、この東の辺境に流れ着いたという過去があった。
その温泉の常連客である引退勇者「タヌキ」はある日、温泉の客名主を自称するオーク・ヤエレクから、『令嬢の湯』に出入りする凄腕のエルフの按摩・エレノア婆さんが誰かから恋文をもらったらしいと打ち明けられる。齢150歳のエルフの老婆に恋文? 訝る「タヌキ」だったが、その日以来エレノア婆さんはすっかりと元気を失ってゆき……。果たしてダニエラと「タヌキ」は、無事に恋文の謎を解き、エレノア婆さんを元気にすることが出来るのか。
めちゃくちゃ口が悪くてボヤキ性の悪役令嬢と、訳アリ過去アリ協調性ナシの鍛冶師見習い青年「タヌキ」の人情噺日常モノです。
当作品の短編形式としての投稿はこれで最後になります。以後は連載版で連載してゆきますので移動お願い致します↓
【超連載版】されど悪役令嬢はタヌキに愚痴る
https://ncode.syosetu.com/n8293gs/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-13 12:00:00
23252文字
会話率:33%
「人間はどうして婚約なんかするのかしらね……」
「タヌキと婚約したって仕方がないからね」
『令嬢の湯』――それは東方の辺境の街に存在する人気スポットである。
そこの湯守の令嬢ダニエラは、昔は王都の有力貴族の令嬢だった。だが婚約者である王
子に一方的に婚約を破棄された挙げ句、でっちあげの罪を着せられて王都を追放され、この東の辺境に流れ着いたという。
彼女が湯守を務める温泉の常連客である鍛冶師見習いの青年「タヌキ」は、彼女のそんな過去を知って驚く。いつも気怠げで、なおかつ少し孤独そうな彼女。何とか救ってやりたいと「タヌキ」が思っている時だった。婚約破棄してきたはずの王子の使者が辺境の街を訪れ、ダニエラに「前年身罷った王太子妃にした全ての罪を赦す。王都へ帰還し、再び王子と婚約するように」と告げる。婚約者を捨てるような王子にこの人は渡せない。そう憤慨する「タヌキ」だったが、ダニエラは何かを覚悟したような顔をしていて――。
めちゃくちゃ口が悪くてボヤキ性の悪役令嬢と、訳アリ過去アリ協調性ナシの鍛冶師見習い青年「タヌキ」の人情噺日常モノ、気分次第でミステリーになります。
以前、短編で投稿し、まぁそこそこの好評を博した『されど悪役令嬢はタヌキに愚痴る』の連載版となります。
【お断り:短編投稿時、下ネタが多すぎて運営さんから「おめーの小説R-15にすっから!」と怒られたので、そこに関しては細かく修正してゆきます。でも基本的にここぞと言うところではめちゃくちゃ○○○とか言わせます。
更に連載に当たり、短編版とは違う展開・設定となっております。ご容赦ください】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-12 12:00:00
60707文字
会話率:35%
英雄(ヒーロー)を目指す少年、竜堂海人。
鍛冶師見習いの女性、アレイシヤ・アイントール。
決して交わらない筈の世界が繋がり、二人は出会い、新たな英雄譚が始まる――――
最終更新:2019-12-21 21:06:39
1120843文字
会話率:45%
鍛冶師見習いの少年・一哉は、いつまでたっても見習いのまま。
同期の仲間は皆一人前と認められているのにもかかわらず、一哉だけが見習いのままであるのには、ある理由があった。
これは
仲の良い同僚
可愛い後輩
尊敬できる上司に囲まれて、楽しい毎
日を過ごしながら、
時々戦って、時々ふざけて、時々ぶつかって・・・・・・時々シリアスもまじえながら語られる
一人の少年の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-15 03:52:05
45816文字
会話率:39%
偉大な鍛冶師である義母を目指し修業に励むぶっきらぼうな鍛冶師見習いリュウレイと古き血を受け継ぐ風詠みの歌姫リュウフォン。
高い山々に囲まれた鍛冶師の里で、リュウレイは多くの人々に見守られながら自分の目指すべき道を見出していく。
そんなリュウ
レイの傍らで彼女を励ますリュウフォンにも胸に秘めた思いがあった。
リュウレイとリュウフォン――。
二人の思いはやがて複雑に絡み合い、形となる。その先に待つ運命とは――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-06 09:00:00
945831文字
会話率:42%
「鎖結び」十五歳になる年の成人の日、古の魔法使いが自身を助ける「繋がれし者」を召喚するという物を起源とする儀式である。現在では召喚者と繋がれし者は生涯のパートナーとしてそれからを共に手を取り合って過ごしていく魔力を持つ人すべてが通過するルー
ス大陸の伝統的儀式となっており、これと共に少年少女たちは魔法学園に入学する資格を得る。
火魔法を扱う鍛冶師の家系であり、本来であれば自身の魔法で打った剣を触媒とした鎖結びを行うはずのニキータだったが、火魔法が非常に不得意で、それを用意することが結局できなかった。
そして、予想外なことに少年が召喚したのは「異界渡り」黒い剣をもった少女、シーラだった。
なんだか挙動のおかしい自身のパートナーとのコミュニケーションに四苦八苦し、シーラの周りで起きる事件に苦労させられながらもニキータは学園で鍛冶師見習いとして様々なことを学んでいく。
これは火魔法の使えない鍛冶師見習いと異界渡りの黒い剣の少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-15 21:00:00
149930文字
会話率:35%
ある日、鍛冶師見習いの少年はふらりと立ち寄った村で、料理人と名乗る一人の少女と出会った。
しかしその娘の作る料理は激マズで……!?
最終更新:2011-10-18 12:00:00
86674文字
会話率:32%