「オルド様……どうか、お部屋にお戻りくださいませ。私は一人でも大丈夫ですから……」
メイドのサーシャは自室のベッドで、困り果てていた。
――ご主人様のオルドが、風邪をひいた彼女の看病をすると言って聞かないのだ。
「サーシャ……俺は自分が居た
いから、ここに居るんだ。……お前は、主に『出ていけ』と命令するのか?」
そんな風に言われてしまっては、断ることなんて出来ない――。
年下少年ご主人様×年上少女メイドの短編もだもだラブコメディです。
※Twitterで「メイド・ご主人様・看病」をお題にワンライで書いた作品に加筆・修正したものになります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-06 15:18:48
4339文字
会話率:37%
エドガーはオルディアナの婚約者だ。
そのエドガーがオルディアナに、自分の祖母の看病をしろと言ってきた。
看病はすごく大変なのに…エドガーは断るオルディアナに、「マリーアなら、きっとおばあ様の看病をしてくれて、家に帰れば、私を癒してくれるんだ
ろうな。」
と言ってきて。理想だけでは生きていけないという事を主張したかったお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-01 20:02:29
4191文字
会話率:34%
私は婚約者に騙されて、全てを失いました――
私の名前はシエル。元々貧しいスラムの住人でしたが、病弱なお母さんの看病をしていた時に、回復魔法の力に目覚めました。
これで治せるかと思いましたが、魔法の練習をしていない私には、お母さんを治せる
ほどの力はありませんでした。
力があるのに治せない……自分の力の無さに嘆きながら生活していたある日、私はお城に呼び出され、王子様にとある話を持ちかけられました。
それは、聖女になって各地を巡礼してこい、その間はお母さんの面倒を見るし、終わったら結婚すると言われました。
彼の事は好きではありませんが、結婚すればきっと裕福な生活が出来て、お母さんに楽をさせられる。それに、私がいない間はお母さんの面倒を見てくれる。もしかしたら、旅の途中で魔法が上達して、お母さんを治せるようになるかもしれない。
幼い頃の私には、全てが魅力的で……私はすぐに了承をし、準備をしてから旅に出たんです。
大変な旅でしたが、なんとか帰ってきた私に突きつけられた現実は……婚約などしない、城から追放、そして……お母さんはすでに亡くなったという現実でした。
全てを失った私は、生きる気力を失いかけてしまいましたが、ある事を思い出しました。
巡礼の途中で出会った方に、とある領主の息子様がいらっしゃって、その方が困ったら来いと仰っていたのです。
すがる思いで、その方のところに行く事を決めた私は、彼の住む屋敷に向かいました。これでダメだったら、お母さんの所にいくつもりでした。
ですが……まさか幸せで暖かい生活が待ってるとは、この時の私には知る由もありませんでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-24 19:09:36
186397文字
会話率:62%
風邪を引いた新堂祐馬は、弱った自分を元気付けるべく、クラス1の美少女の大内円香に看病して貰う妄想をすることにした。だけどその妄想は、思った以上にリアルで……。
最終更新:2022-09-24 12:00:00
3969文字
会話率:32%
幼い頃に両親と死に別れ、祖父母に育てられるも二人も他界。
天涯孤独となってしまったルーシェ・リンレは森の中でひっそりと1人で暮らす。
村に行っても皆と違う容姿に迫害を受ける。
どうして自分はみんなと違うのか?
それは彼女が住まう森に謎を解
決する鍵があった。
ある日、外のものを拒む森が一匹の狼を受け入れる。
怪我をして意識を失っていた狼を看病するうちに孤独が癒され情がわいてしまう。
が、もふもふと気持ちが良さそうな首に顔をうずめて犬吸いならぬ、狼吸いをしたら逃げられてしまって…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-09 00:00:00
53189文字
会話率:29%
入院したことない
商用・非商用問わずご自由にご利用ください。改変や一部分だけの利用も可能です。一応一般向けでも通用するはずの言葉だけを使用してはいますが、責任は持ちません。ご利用の際は作品ページを紹介していただければ嬉しい限りです。(pi
xivにも投稿中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-06 11:51:52
1565文字
会話率:0%
風邪をひいてしまった妹の為に空回りするちょっとおバカな姉。
果たしてどうなる!?
※本作は『ニルヴァーナ』シリーズ内で『レム家』が登場するお話です。
※他の作品を知らなくても楽しめる様になっています。
※本作はレム家四女メールと末妹リムが
メインキャラとなっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-07 15:30:52
3887文字
会話率:51%
両想いなのはわかっているけど勇気が出せず進展しない。
そんなリリィとユリウスだがある日彼が病気で休んでしまう。
しかもユリウスは最近ひとり暮らしを始めたらしいし生活力無さそう。
部下たちに背中を押され様子を見に行くリリィの看病はどうなるか
?
好感度A=リリィが好きを自覚しているけど中々進展できない レベルの話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-10 15:11:45
7443文字
会話率:28%
大世界ワルキューレのトリスの北部ルーシア地方にイデオールという青年がいた。彼は病気で寝たきりの母、イデアの看病をしつつも漁の仕事にでて生活を営んでいた。彼はいつも螺子を据えた首飾りを身につけているが、それは亡き父の形見だと母から聞いていたか
らであった――
ある日、イデオールは国の軍勢から襲撃を受ける。螺子と引き換えに命は保障すると言われ螺子を渡すが、軍勢は一斉攻撃をイデオールら家族に見舞う。彼は命からがら実は魔女だった母の移転魔法によって助けられる。移転された先はイデアの親友を名乗る老婆の魔女の元だった――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-30 18:00:00
6050文字
会話率:58%
高校一年の夏、幼なじみの『白雪姫』がポツリとこぼした儚い願い。
「……甘えたい」
その言葉が、何故かずっと耳に残っていた――。
高校二年、葛原葛男(くずはら くずお)。極貧家庭に生まれた彼は――天才だった。切れ過ぎるナイフは、無意識に
周囲を傷付ける。だから彼は、『劣等生』を演じた。
白雪冬花(しらゆき とうか)。日本を代表する名家に生まれた彼女は――凡才だった。周囲の高い期待に応えなければ、家族として認められない。だから彼女は、『天才』を演じた。
幼なじみでありながら正反対の性質を持つ二人は、小学校卒業と同時に離れ離れとなり、高校生になって偶然再会。
初めは少しギクシャクすることもあったが……生徒会室で一緒に勉強したり、休みの日にお出かけしたり、風邪を引いて看病してもらったり、甘えたり、甘やかされたり――。
お互いの持たざる部分に惹かれ、次第に気持ちを寄せ合っていく。
これは本当の自分を偽った二人が、徐々にその仮面を外していき、お互いに好き合っていくという『両片思いの青春ラブコメ』。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-29 15:58:59
100069文字
会話率:47%
雨の降る日曜日、床屋の店に初めての客が次々にやってきて、大急ぎで髪を刈って行く。
頑固そうな老人、いい匂いのする男女、双子のようなおばさん……。
そして次の日、風邪をひいたおかあさんの看病から帰って来た床屋の奥さんが受け取った電話は……。
最終更新:2022-06-09 05:38:12
18459文字
会話率:26%
【1行紹介】
引っ込み思案だった貧乏召喚士の少年が、クールで優しい人型精霊から1人前に育てられ、仲間と共に悪へと立ち向かうお話。
【あらすじ】
物語の主人公であるキリムは、危険を冒して各地を回る「旅人」を志望する少年だ。
彼は召喚の能力
を持っていて、自然や力を司る精霊を呼び出すことができる。
しかしその能力を使っていつかは旅に出たいと思うものの、
病気の父の看病、魔物の襲来で壊滅した村の復興のため、その夢を諦めつつあった。
キリムはそんなある日、駆け出しには不相応な強さを誇る人型の精霊ステアを呼び出してしまう。
生活費も底をつき、父親の薬も残りわずか……
哀れなキリムを見かねて、ステアはキリムに旅立ちを決意させる。
「魔法はどれくらい使える。1度召喚してしまえば暇だろう」
「暇って……。魔法なら1日に5,6発はなんとか」
「話にならん。魔力切れを恐れて突っ立っているくらいなら武器を使え」
「え、ええ……? 俺、召喚士ですけど」
貧乏な村を襲った悲劇のせいで、出遅れてしまった新米召喚士の少年キリムと、そんなキリムを放っておけない不愛想で優しい相棒、人型精霊ステアの旅。
時折現れる他の精霊の助けや人々との出会いにより、キリムは次第に旅人としての頭角を現す。
そして、その旅の中で、それぞれに隠された秘密へとたどり着く。
デルを捕らえ、両親や精霊たちの雪辱を果たせるのか……。
毎日更新! 世間慣れしていない少年と精霊の旅を是非お楽しみ下さい!
主人公の成長や相棒との信頼関係、旅の様子、人との繋がりを重視した作品です。
どうか面白いと思っていただけましたら応援を宜しくお願いします。
カクヨムでも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-06 17:48:16
853624文字
会話率:61%
宮廷薬師のシュゼットは、魔法薬の開発や調合に励む日々を送っていた。ところがある日、仕事中に倒れてしまう。目が覚めたら、憧れの人で遠い存在だったグランジェークが自分を看病していた。甘い声で名を呼ばれ、幸せそうな笑みを向けられて困惑するシュゼッ
ト。「寡黙で凛々しい、憧れの魔法師団長様がなぜ!?」
動揺する彼女に対し、彼は言う。「俺たちは二年前から恋人同士だった」と。
シュゼットは、魔法薬の影響で彼との思い出だけを忘れてしまったらしい。クールでかっこよかったはずの憧れの人が「俺はもう、ものわかりのいい大人の男ぶるのはやめる」と宣言して、溺愛モードに豹変!記憶を失ったことで、彼の重すぎる愛を知ってしまうラブコメです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-02 07:00:00
141315文字
会話率:36%
私が行った、精神にダメージを負った人への、看病と介護の概要
最終更新:2022-03-27 18:03:36
1554文字
会話率:0%
同じ日に生まれた三人が数奇な運命により複雑に絡み合う、時代劇ファンタジー。
主人公の女の子は四百年の歴史を持つ大帝国〔武賢〕の国の皇女として生まれた。家族に愛され民達に尊敬されながら何不自由なく育った。しかしある時に二人の皇子に出会ったこ
とにより皇女の運命は動き始める。
ある日皇女は市場にお忍びで出かけたときに、浜辺で倒れている男の子を見つける。隠れ家に連れていき必死に看病をするとやがて男の子は目覚める。男の子はお礼に自分の国を案内すると言うが、なんと男の子の正体は領地を広げ続ける〔豪〕の国の皇太子殿下だった。
そうとは知らず次第に惹かれあっていく二人
だが、三年たったある時〔豪〕の国で行われていた宴の席で幼馴染の{焔〕の国の第九王子と久しぶりの再会を果たす。喜びもつかの間。再会した第九王子は以前とはまるで違い、人を寄せ付けない冷酷非道になっていたのだ。あまりの変わりように驚く皇女。
さらには第九王子は〔豪〕の国と〔武賢〕の国に戦を仕掛けると発言した上に皇女をいただくと宣言したのだった。
宴に参加していた〔武賢〕の皇帝は大事な娘を戦を仕掛ける所には嫁がせないと言う。それにより皇女の正体が〔豪〕の皇太子にバレたが二人の仲を公認していた両皇帝により晴れて婚姻を結ぶこととなる。
それを見ていた第九王子は去り際に「必ず奪うから待っていろ。私は”光の巫女”も手に入れる」と残した。
そして月日は流れ、〔豪〕の国に嫁ぐのが明日となったときに突然届いた知らせ。
それは全ての国を巻き込んだ長い戦の始まりだった。国を守るため戦場に赴く愛する人
そこからの皇女の運命は大きく動いた
第九王子は嫉妬に狂い悪魔の契約を交わす。
そして陰謀により皇女の家族を惨殺、国を滅ぼし領地を奪った。
次の標的は〔豪〕の国
これ以上大切な人を、罪のない人々を悲しませぬようにと皇女は愛刀を手に戦場へと駆けるのだった。”光”と”闇”が刃を交わす
そして皇女の本当の正体とは…?
後に皇女は、稀代の賢后としてその名を後世に残す折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-19 22:26:53
2884文字
会話率:76%
予備校帰りの夜10時。18歳の少年は、真黒な学ランにイヤホン、そして英単語帳を片手に信号無視をした。
自殺志願者とも言うべき彼の行動は、最早既定路線とも言うべき交通事故により、享年18歳という結末を残した。
そして、彼はウェントウィッ
スル夫妻の息子としてギルレインという名を与えられ、異世界に転生した。
彼の転生した世界は剣と魔法の支配する世界。そんな世界でギルレインは魔法の虜となり、わずか一歳から魔法を勉強するようになる。
三歳にして魔法を使えるようになったギルレインだったが、喜びは束の間、魔法を連発したせいで体内の魔力を枯渇させてしまい昏倒してしまう。
翌日、風邪を引いたギルレインは、母オリヴィアの看病の下大人しく養生する……はずはなく、彼女の目を盗んで魔法の鍛錬を続けていた。
一週間経ってもギルレインの風邪が治らないことを心配した父ディランは、冒険者時代の仲間を伴い都の名医にギルレインを診せに行くことになる。
都の名医はギルレインの風邪が治らない原因を、常に体内の魔力が枯渇していることからくる免疫力低下だと見抜き、風邪が完治するまで魔法の使用を禁じた。
これにて一件落着と家路に着くディラン一行だったが、道中大雨に遭い、ぬかるんだ崖際を通った際にがけ崩れに巻き込まれ、ギルレインはディランの元仲間であったキースという冒険者と共に、崖下へ転落してしまうのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-06 23:31:04
16671文字
会話率:44%
前世は限界オタクで、今世では街で薬屋を営んでいるリゼはある日、前世の最推しであるメア様が道で倒れているのを発見する。
慌てて家に連れて帰って必死に看病するが、メア様はボロボロでやつれており、全く幸せそうではなかった。
そんな推しの様子を見
たリゼは、
「私が絶対に、メア様を世界一幸せにする!!」
と決意し、自分の営む薬屋で推しを雇い、養うことになる。
そこから、リゼと推しのタイムリミット付きの同居生活が始まった…のだが。
「待って、メア様やっぱり顔がいい。最高にいい」
「供給多すぎて死にそう。公式が強すぎる…!」
「え…。あざとかわいすぎる、無理。これは逮捕。
圧倒的な解釈一致なんですけど!!」
これは、日々推しの尊さに打ちのめされながら全力で推しを愛でてるうちに、推しに囲い込まれちゃうリゼのハイテンションラブコメディである。
*本編完結済みです
*現在は番外編を投稿しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-03 18:59:46
166491文字
会話率:31%
伯爵家長女・リディアは、天才型の妹・レイラと何かと比べられ、耐えかねたリディアはレイラを無意識に突き飛ばしてしまう。その衝撃で思い出した前世の記憶と、庇ったことによって出来た消えない傷から自身の結婚を諦め、妹の幸せのために尽くすことを決意す
る。
ある日、リディアは一人の青年が倒れているところを助け、献身的に看病をする。しかし一週間後、その青年はメモを残して姿を消してしまった。
更にそのメモを受け取った半年後、レイラ宛に辺境伯家の子息から求婚の手紙が届く。来る対面の日、レイラは家を飛び出してしまい、急遽リディアが代行することに。そして、向かった先で待っていたその相手とは何と、リディアが助けた青年・イヴァンだった!
しかし、求婚されたのはレイラ。どうやらイヴァンは、自分を助けてくれた恩人はレイラだと勘違いしているようで…。
「もう信じてくれなくて結構です!」
「そんなに言うのであれば此処に住み、それを証明して見せろ」
これは、暴君な次期辺境伯様と努力家で誠実なリディアの、真実を探す愛の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-29 17:08:59
195206文字
会話率:37%
伯爵令嬢のエルヴィアンカは、両親を亡くして裕福ではなくなった家のために王立学園を休学し、屋敷にこもって愛するお祖母様の看病をして過ごしていた。
しかしそのお祖母様も息を引き取ってしまい、最期のお別れをしていた時。婚約者だった侯爵子息から、「
お前のような女は幸せになる資格などない」と婚約破棄される。
彼の新しい婚約者は、なんと双子の妹のフランチェスカ。お祖母様の看病に少しも現れず、金銭を湯水のように使って着飾り、男性貴族たちの賞賛を集めることに執念を燃やす彼女は、「引きこもりで陰気で意地悪な姉は、美しい私を妬んで虐げている」と学園中に噂を流していたのだ。
社交界では「葬儀の場で婚約破棄された令嬢は不吉を呼ぶ」と囁かれ、エルヴィアンカの新しい婚約者はなかなか決まらず、屋敷には居場所がない。
そんなある日、「不吉を呼ぶ令嬢を娶りたい」と求婚者が現れる。
彼は精霊族の血を引く人外公爵と有名な絶世の美青年、ジュリアスだった。
長い年月を生きたジュリアスは色々とこじらせているあまり、エルヴィアンカへ「政略結婚に愛はいらない」と冷たく言い放つが――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-26 07:00:00
21090文字
会話率:26%
風邪をひいた私。彼女に連絡すると看病してくれるのだが…
最終更新:2022-01-25 18:05:14
2180文字
会話率:64%
「君との婚約は破棄する。私は、ナターシャとの真実の愛に目覚めてしまったんだ」
伯爵令嬢である私、レイチェル・ティベールは、婚約者である子爵令息のアーノルド・ストーンに婚約破棄を言い渡された。
ナターシャというのは、彼の幼馴染であるナタ
ーシャ・パリスのことだ。
しかも、彼はさらに驚くべきことを言い始めた。
「それと、婚約破棄はするが、このままレイチェルは、この屋敷に住まわせる。当然、付き添いとして私もこの屋敷に住んだままだ。異存はないな?」
いえ、異存しかありませんけれど……。
現在アーノルドは、私の屋敷で生活している。
そして数年前、病弱な幼馴染を看病したいということで、この屋敷にナターシャを住まわせてくれと頼みこまれた。
私はそれを受け入れた。
受け入れたけれど、あの時はまさか、こんなことになるなんて思わなかった。
屋敷に住まわせてあげたのに、婚約者を奪われるなんて思っていなかった。
飼い犬に手をかまれた気分だ。
いや、そんなに生易しいものではない。
気分的には、飼い犬に丸飲みにされたような感じだ。
ナターシャは病弱を盾に、好き放題している。
私は彼女を許すつもりはなかった。
そこでまずは、万能薬を作ることにした。
えっと、婚約者を奪った人の病気を治すなんて、聖人か何かと勘違いされそうですね。
でも、万能薬は、彼女に復讐するのために使うのです。
え、万能薬でどうやって復讐するのかって?
それは、あとからのお楽しみです。
この作品はアルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-17 20:06:02
52507文字
会話率:15%
「お前との婚約は破棄する。おれは、幼馴染の彼女とこの屋敷で暮らす。当然、お前はこの屋敷から出て行け」
「えっと……」
私、レイラ・ハミルトンは、突然の展開に驚いていた。
どうやら、婚約者であるウォーレン・ラッセルは、彼の幼馴染であるリン
ダ・エスパーザとの愛に目覚めてしまったらしい。
病弱な彼女を看病するために、彼女をこの屋敷においてくれという彼の頼みを聞いたら、このありさまである。
しかも、婚約破棄だけではなく、私をこの屋敷から追放?
えっと、この屋敷は私のものなのですけれど、そのことは理解していますか?
ついでに言うと、あなたは騙されているだけで、幼馴染の彼女は病弱なんかじゃありませんよ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-12 20:02:02
26422文字
会話率:18%