「ふう。今日は一万字書いたぞ」
ちょっとトイレにと、席を立つとふらついていた。
頭が熱をもっているようで、ボーッとして思考が回らない。4,5時間ずっと集中しっぱなしだった。
小説をこの夏から集中的に書き始めたのだが、あっという間に十二
万字の大作を書き上げて文学賞に応募した。自分でもビックリしている。
何年も前から書こうとしていたし、書き出しだけ書いたこともある。だが文が続かなくて、ほったらかしになってしまった。
「俺さ、小説を書こうかなと思ってるんだ」
「え? 小説? なんでまた……」
妻に話すと、ハトが豆鉄砲を食らったようにキョトンとした顔をした。友人に文学博士がいるが、彼は戯曲を書いていると聞いたことがある。なんとなくその博士にも読ませたい、そんな作品を書けるようになりたいと思った。
「前から書こうと思ってたんだけどね」
「もしかして自分のことをかくの」
「いや、自分の内面を赤裸々に書くのはちょっと」
といいながら、文学とは自分の内面がでるものだから、抵抗があるという反応はおかしいと思った。読書とは筆者との対話である。自分が出ないわけがない。
そして
「私も書こうかな」
と妻が言いだしたことにはビックリした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-09 13:44:24
2357文字
会話率:27%
高校二年生の佐野は、課題を提出する際誤って文学賞に応募するために書き溜めた小説のノートを出してしまった。それをクラスの明るさの象徴のような中村奈々に見られてしまう。小説に対する彼女の評価は、酷評。初めて他人からもらう酷評に傷つく佐野だったが
、そんな彼に奈々が提案したのはーー?小説を通じて出会った二人の儚くて脆い青春物語!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 01:24:59
77158文字
会話率:39%
〈散歩もの〉の幻視的掌編。第21回ゆきのまち幻想文学賞(2011年)落選作品。賞に合わせて書かれた為、雪がテーマとなっている。
最終更新:2021-08-15 17:42:29
2986文字
会話率:0%
〈暗黒寓話〉シリーズの一篇。第21回ゆきのまち幻想文学賞(2011年)落選作品。賞に合わせて書かれた為、雪がテーマとなっている。
最終更新:2011-03-28 10:50:49
3454文字
会話率:0%
黒森の作品としては珍しく、会話だけによって構成された掌編。戯曲に近いが、発話主が表記されていない為、ジャズの様に極く短い遣り取りが続いて行く内にどちらがどちらの台詞か混乱して来る。アンニュイな破滅的雰囲気はジョン・カーペンター監督の映画『
遊星からの物体X』(1982年)のラストシーンを意識したとか。第21回ゆきのまち幻想文学賞(2011年)落選作品で、賞に合わせて書かれた為、雪がテーマとなっている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-28 10:48:07
1966文字
会話率:100%
ノベルデイズより転載。 2000字文学賞「コメディ小説」優秀作品。
最終更新:2021-07-19 20:20:55
1127文字
会話率:34%
ノベルデイズより転載。
2000字文学賞「ファンタジー小説」佳作。
最終更新:2021-05-03 19:13:39
1389文字
会話率:24%
もっともノーベル文学賞に近い男「村上春樹」が近所に住んでいる。
やれやれ。僕は彼を尾行する事にした。
最終更新:2021-07-02 19:33:08
5481文字
会話率:20%
日本初の女性 ノーベル賞文学賞者
最終更新:2021-06-18 20:49:04
451文字
会話率:65%
鏡の中から現れた「首だけ」のシャシ、鏡の中からシャシを拾い上げたナンナ。ナンナはシャシの「首から下」を探し続けているけれど……。
※2021GWさらし文学賞参加作品
最終更新:2021-06-06 15:44:38
10093文字
会話率:67%
オノマトペを愛する「野中」、野中とうっかりコンビを組んでしまった「野村」。二人が迫る世界のヒィみつ。
※2021お正月有志さらし文学賞参加作品
最終更新:2021-01-30 15:15:18
7318文字
会話率:62%
撃ちますか。そこに≪銃≫があったとして。
※第二回有志さらし文学賞投稿作品
最終更新:2020-08-30 16:02:22
5953文字
会話率:26%
私のただ優しい世界観の原点と言える作品。
全作家文学賞一次選考通過作品。
この作品は「ノベルアップ+」と「カクヨム」にも掲載してます
最終更新:2021-05-23 22:03:33
11633文字
会話率:21%
男の元に初めてアンドロイドがやってきて…。
ショートショートです。
(この作品は「カクヨム」「NOVEL DAYS」にも掲載しています。NOVEL DAYS✕treeの「2000字文学賞『コメディ小説』」に投稿しました。)
最終更新:2021-05-08 02:24:51
1959文字
会話率:52%
不時着した火星の大地をさまよう若者の前に現れたのは…
ショートショートです。
(この作品は「小説家になろう」「NOVEL DAYS」にも掲載しています。NOVEL DAYS✕treeの「2000字文学賞『ファンタジー小説』」に投稿しました
)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-22 01:04:26
1961文字
会話率:47%
主人公の少年は、週末になると父親が建てたロッジに行き、天体観測や地形観測をしている。実は少年は湖で失われた母の遺体を探しているのだった。そんなある日、旧知の地底人が相談に来る。
※この作品はカクヨムにも掲載しています。
尚、坊ちゃん文学
賞に応募した落選作です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-11 04:31:30
2241文字
会話率:19%
土筆達が生活しているメゾリカの街から遥か東に在る日輪の国。
氏族咲家に起きた悲劇と呪いを受けた少女の物語です。
長編ライトノベル「呪われてしまった異世界転生者だけど、今日も元気に生きています」の外伝的な短編小説で、〈NOVEL DAYS
× tree 2000字文学賞「ファンタジー小説」〉へ参加する為に書き下ろした全4000文字程度の原作になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-23 23:37:57
3589文字
会話率:21%
――年越えの粉雪は、降りながら鳴くのです。
雪降る夜のささやかな幻想を綴った掌編。
(第31回 ゆきのまち幻想文学賞 応募作)
最終更新:2021-03-23 19:10:07
3043文字
会話率:20%
第17回坊っちゃん文学賞応募作品
前作『ヤラカシ恩師を飼い馴らせ』と同じく、SS文学賞に応募して落選した供養です。
あらすじ
マスクをしないと露出狂? 就活生の主人公、知らないうちにタイムトリップしたらしい。ぼんやりとした絶望のなか、おば
ちゃんや小学生たちと心を通わす。知らない文化に知らない流行り、知らない世界で、物を考えるショート・ショート。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-04 21:54:09
3988文字
会話率:45%
第17回坊っちゃん文学賞応募作品
文学賞に応募して、なーんもなかったSSですが、私の手元だけにずっと置いとくのも忍びないので。供養ってのです。
あらすじ
一人の女が、ふらっと入ったカフェで不思議な男女に出会う。カップルなのか? 主人と小姓
なのか? 他人について勝手に思いを巡らせる、内心の忙しい女の独り言。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-04 21:39:07
3997文字
会話率:17%
昨年九月の坊っちゃん文学賞に応募した作品です。
最終更新:2021-02-11 20:24:51
3935文字
会話率:40%
考えてみれば、日本語の小説はいくら多くてもたかだか1憶人にしか読まれない。悔しいかな、世界の共通語が「英語」である以上、英語で書かないとそれより多くの人には読まれない。いくら名文でも、「ノーベル文学賞」は翻訳してもらわないと受賞も出来ない。
英文作品を投稿してみた結果を報告します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-05 11:55:17
1534文字
会話率:0%
コロナ禍のなかでの恋愛
R18文学賞の一次通過しなかったので、供養のために投稿します\(^o^)/
最終更新:2020-12-23 23:41:30
11905文字
会話率:29%
暇に飽かせて小説を書いては文学賞などに応募していた男がいた。彼の小説はずっと落選続きだったが、彼の元へ出版社の人間から一通のメールが届く。というショートショートです。
この作品はエブリスタ(https://estar.jp/users/4
05884134)にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-20 09:41:57
2073文字
会話率:25%
『ロック』という音楽が禁止され、廃れた世界。
そこに生きる主人公・イツは、何もない空虚な日常を送っていた。
しかし、ある日ひょんなことからまだロックが残る街、シモキタへと辿り着いた彼は、
様々な人と出会いながら、今なお生き続けるその音楽に魅
了されていく。
同じように音楽に魅入られ、姿を消した兄の行方を知るため、
そして、自分たちが信じる音楽をこの世界に響かせるため、
ギターを手に取った彼は、そこで出会った仲間たちとともに、音を探す旅に出る。
それが、ほんの少しでも、この世界を変えると信じて。
<<第十回 野生時代フロンティア文学賞 二次選考通過作>>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-12 00:15:24
130869文字
会話率:36%
びぶりお文学賞佳作受賞作
最終更新:2020-11-01 18:27:11
461文字
会話率:0%
「武蔵野台地の遺跡を散策しよう」と言われて、連れて行かれた先は……?
(この作品は「カクヨム」でも掲載しています。カクヨムの「第1回 角川武蔵野文学賞」では、最終選考で落選しました)
最終更新:2020-11-01 07:00:00
2508文字
会話率:25%