◇◆――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――◆◇
イヴの声
「わたしたちの暮らしている星は……ううん、星ではなく宇宙船と言ったらいいのかしら……それは、とてもとても、とてもとっても、大
きな、大きな大きな輪っかなの。
(イラスト 101 01)
わたしたちはこの輪っかを、リングとか大地とか読んでる。リングは、ある星を中心に回っていて、わたしたちのリングの他にも、内側に一つ、そして外側に2つ、大きなリングが回ってるの。
このリングは、誰もが人工物だと思っている。だって夜空の他の星とは、あまりにも形が違うから。昔は、リングは神様が作ったって言う人もいたけど、いまではそんなことだれも信じていないわ。
そして、わたしたちの中心にある星、その赤い星は、メーテラっていう名前で呼ばれてる。その星は、もう死んじゃった星だって言われてるわ。星にはとても大きな目玉の模様が描かれてる。その目玉の大きさは、学者さんが調べたところ、端から端まで80万マイルはあるって言われてるわ……そして、地表の大半は、赤い砂漠と、廃墟になった建物で覆われているの。地表には、水もないし生きた生物はいない……だから、あの星はもう、死んだ星だって言われてる。
なぜそんな細かいことまでわかるか話すね。
わたしたちの住んでる土地はずいぶんかわってるから、むかしからいろんな人が夜空を見上げて、どうして世界がこんな風になってるのかって考えたの。だから、天文学がすごい発達してる……天文学はすべての学問の基礎なの。そして、星を見上げるために望遠鏡がたくさん作られた。
わたしたちは、その望遠鏡でいろんな場所を観察した……メーテラも、他のリングも。そして太陽や、太陽をまわるほかの惑星も。
(イラスト 101 02)折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-22 16:53:52
29640文字
会話率:44%
今晩は双子座流星群がよく見えるらしい。
学校から帰って軽く準備を整えた後、仮眠を取るためにベッドに潜り込む。
幼馴染とプラネタリウムに行く機会があって、天体観測は密かな趣味として楽しんでいた。
パパにおねだりして、天体観測用の望遠鏡まで買
ってもらったのだ。
それに最近、幼馴染の部屋で女の子達がキャンプをする漫画を読んだのでソロキャン憧れていたのだ。
ちょっと大人になった気がする。
でも今日は親も居ないし、あいつに何も伝えなかったら絶対に怒るだろうなあ。
心配性なあの男の事だ、私が決めたらテコでも動かないと知っているので、自分も行くと言い出しかねない。
ご飯を一緒に作る時にでも伝えてみようか。
猪とかも最近は出ていないし、道のり安全な場所の位置も熟知しているので、安全はしっかり確保している。そもそも家からちょっと離れてるとはいえ、代々うちの私有地なのだ。
そこまで心配することもないでしょ。
ちょっと甘えてあげて、ちゃんと連絡すると約束すれば許してくれるに違いない。
それに今度は一緒にキャンプするのも良いな。
でもソロキャンの実績は解除しないと、大人になれた気がしない。
よし、と一人納得して目を瞑った。
夕方になったらあいつが起こしてくれるだろう。
クリスマスも近いし、あいつと一緒に過ごせたらいいな。とか楽しいことを考えているうちに眠りに落ちていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 20:00:00
2508文字
会話率:50%
伯父から中学の入学祝に望遠鏡をもらった裕美は、その望遠鏡の来歴を聞く。
最終更新:2024-10-18 11:00:00
3025文字
会話率:32%
イーハトーヴの山奥、古びた石碑が立つ。
村人たちは夜になると、奇妙な音楽が聞こえると噂する。
若き天文学者の啄木は、望遠鏡を担いで山に登った。
星々の間に、見たこともない constellation が浮かぶ。
「あれは...R'lye
hか」
啄木の口から思わず漏れる。
突如、大地が揺れ、岩肌が割れる。
深淵から這い上がる巨大な触手。
啄木は震える手で笛を取り出し、奏で始める。
星の歌が、混沌を押し戻していく。
夜明け、啄木の姿はなく、
ただ石碑に新たな詩が刻まれていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 21:30:30
4648文字
会話率:4%
『あれは今から20年前のこと。天体観測が趣味の俺は、生涯忘れられない友達に出会ったんだ。名前はサキくん。でも、サキくんには大きな秘密があったんだ』 出会いと別れ、恋と失恋。ケンジの選択は果たして正しいのか? 宇宙に思いを馳せる少年とその少年
を取り巻く人たちの、小さな恋と夢の物語です。
この作品は同名で「カクヨム」様にも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-02 11:40:00
49224文字
会話率:29%
「遥か太古の時代に、地球は一度滅びた」
一人の探検家が遺跡で発見した遺物が語る文献に書かれた、太古の地球の歴史。
そこには再び存亡の危機に直面するであろう巨大な大変動が予告されていた………。
ある幻の超古代文明に関心を持つ女子高校生、時永
明良は、ある望遠鏡を古雑貨店で発見する。
内部に隠されていた一枚の地図には、大昔の世界の様子が描かれていた。
複雑な幾何学模様が散在する地形が意味するものを知るべく明良が向かった先は、世間には知られていない謎の孤島だった。
そこで目にしたのは無数の石でできた、動物の遺骸たち。
「古代の百獣たちが再び目覚める時が来る」
島で知り合ったシャーマンが語るその巨大な存在を動かす手段を自身が持っていることを悟った彼は、世界的な大変動「ディアストロフィス」によって全生命を脅かす危機が近づきつつあることを知り、人類の味方につけるべく百獣たちを蘇らせる。
だが、それと同時に目覚めたある存在が、「ディアストロフィス」の現象を悪しき方向へ持っていこうと、太古から計画された巨大なもくろみを実現するべく全生命の前に立ちはだかろうとしていた………!
第6回アーススターノベル大賞に応募済みの超古代文明を巡る壮大な冒険ファンタジー、本日より公開。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 10:58:17
6385文字
会話率:21%
中学1年生の佐藤流星は、重い心臓病のため自宅療養を余儀なくされていた。そんな彼の楽しみは、父からプレゼントされた望遠鏡で星を眺めることだった。ある日、流星は望遠鏡を使って町の様子を観察しているうちに、遠く高台で光る何かを見つける。それは、同
じように望遠鏡を覗いている女の子、小林陽向だった。二人は、望遠鏡を通して交流を始め、次第にかけがえのない存在となっていく。望遠鏡を通して交わされる二人の言葉は、互いに希望を与え、明日への活力となる。しかし、そんな二人の幸せな日々は、突然訪れた陽向の変化によって脅かされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 14:18:38
10359文字
会話率:22%
宇都木陽介は、天文部に所属する高校二年生。今夜も、せっせとバイトして買った新しい望遠鏡を持って、高台の公園で天体観測を楽しんでいた。
そこにふらりとあらわれたのは、白いワンピースを着た無表情な少女。幽霊かとも見まごうその少女に、陽介は見覚え
があった。
学校での様子とは月と太陽のように違う顔を持つ木ノ芽藍。
陽介の学校生活と進路が、藍によって乱されていく。
高校生のあれやこれやです。でもやっぱりちょっと変な話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 16:00:00
74065文字
会話率:58%
今を生きる事を忘れた少年があの時見た月を探し出す。
最終更新:2024-02-19 03:13:44
1441文字
会話率:28%
天野くんは何にしても逆張りの精神で生きてきた。なのでクリスマスにパーティーを開くことなどないはずだったのだが、今年はどうやらクラスの友人とクリスマスパーティーを行うみたい。
最終更新:2024-01-25 12:10:48
2014文字
会話率:19%
あの子にフラれた「俺」の前にトラッシュボックスと書かれた箱が置かれた。そして「俺」の些細な行動で変わってしまった世界とは。
最終更新:2023-11-27 20:07:35
1537文字
会話率:13%
男は目が覚めたら、レールの上にいた。そして迫りくるトロッコ。自分の命の重さ・他人の命の重さに考える。男の出した答えとは
最終更新:2023-06-14 10:23:28
1313文字
会話率:20%
隣の家のベランダに毎年冬になると設置される望遠鏡。ある日、その望遠鏡を見るとそこには望遠鏡を覗く女の子が。彼女の見ている物は何か。そして、望遠鏡を覗く目的とは。
※以下でも掲載しています
https://kakuyomu.jp/works
/16817330669283494666
https://syosetu.org/?mode=write_novel_submit_view&nid=334020折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-02 14:31:39
4905文字
会話率:61%
地上からほんの少し離れた人の手による天の川に
たくさんの流れ星が流れてるのに
数多の煌めく星の木々が立ち並ぶその真ん中で
ぽつんと白い望遠鏡が置かれてる
夜空と呼べないほど
光の幕で覆われたこの空の向こうに
君は何を見ているのだろう
最終更新:2023-09-30 12:00:48
725文字
会話率:0%
「帰るんだ。いつか、わたしたちの世界へ」――
「英雄になり損なった男」宗谷俊平。日本から飛ばされてきた異世界・エリアム王国で日々を暮らす彼は、とある事情で結婚詐欺で傾いた貴族の家の再興を任されることになる。とにかくまずは人手を集めるために奴
隷商人の下に赴いた宗谷が出会ったのは、やはり同じ日本出身の風変わりな女、中林宿李。
かつての宗谷の冒険の結果、手元には異世界産の品質のおぼつかない望遠鏡が一本だけ。しかし中林は空を睨み、この異世界を解き明かして日本に帰ると宣言する。帰還の願いを持った中林と、冒険はもう嫌だという宗谷。二人は目的は違えど目の前の事態に緩やかに協力し、商売を成功させ、神殿との対立を回避し、トラブルを解決していく。そうして山を乗り越えた先に待っていたのは、たった一本の望遠鏡での観測を元に推論した、中林によるこの「異世界」の真の姿の暴露だった。
――突如として飛ばされた異世界で、選ばれた勇者でもなんでもなく、特殊な追加スキルや異能もない、そんな宗谷と中林。武器となるのは宗谷の機転と中林の科学知識のみ。エリアムの風習や文化に振り回され、手持ちの技術や資源の不足に苦しみ、貴族と神殿の対立に巻き込まれ、挙げ句にエリアムを支配する暴君マリイに目をつけられてしまった二人は、果たして生きて地球に帰れるのだろうか!? 異世界や魔法を科学でメッタ斬りにしていく冒険の旅が、いま始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 08:00:00
179920文字
会話率:63%
母親一人で育てられた少女は王立の寄宿学校に入学した。入寮の時、十年前の事件で行方不明になった父親が残した天体望遠鏡を持ってきた。彼女はそれで星空をみるのが好きだった。ある日、木星を見に寮を抜け出した彼女は。
=note=にて公開済みの作品
です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-22 06:00:00
2512文字
会話率:32%
これは存在が不可能な世界でのストーリー。AI(エーアイ)や分子ナノテクノロジーが存在出来ず、バイオテクノロジーも中途半端でしか実現出来ない中、それでも人類は生き残り、「光速移動」の方法を取得し: 現在は過去にとっての未来である。
船は、星
の近くに出現するワームホール、オルダーソン・スターラインを通って移動する。 スターラインのネットワークは密集で緻密(ちみつ)、予測不可能な構造で太陽系(ソル)を中心に10億本以上の道で星々をつなげているが、多くの星は地球の望遠鏡(ぼうえんきょう)では見えないほど遠くにある。 ほとんどの植民地(コロニー)世界は、人類が住む宇宙の中心である地球から一回のジャンプでしか離れていない。
植民地星系・Huygens(ホイへンス)から、巨大科学船「不可能・可能・世界」(インポッシブル・ポッシブル・ワールド)の乗組員は、とあるスターラインでかつて観測されたことのない量のオルダーソンフォースを調査するために出発した。 到着したインポッシブル号は、新星の残骸(ざんがい)を発見し、そして…
「宇宙人!!」
#これはオリジナル作品ではありません
「三世界の衝突」はEliezer・Yudkowsky(エリエゼル・ユドカウスキー)のThreeWorldsCollide(スリーワールズコライド)、のファン翻訳です。オリジナル作品は一般に公開されており
(lesswrong.com/s/qWoFR4ytMpQ5vw3FT)で無料に英語で読めます。
作者からの一言
自然主義的なメタエシックスと、合理的な行動に関するその他のさまざまな問題に関するいくつかの点を説明するために私が書いた物語です。当然のようにそれは小さな小説に成長し、今やそれは広く人気を博はくし、同じく批判ひはんもありました。冒涜的な内容やPG-13の内容が含まれていることに注意してください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-18 00:53:12
31385文字
会話率:38%
【PR】3Dプリンタを錬金術と呼んでいたり、立体映像を幽霊と呼んでいたり、どこか違和感を覚える異世界に迷い込んだ記憶喪失の青年、久遠。錬金術師の幽霊、いのりとともに、元の世界へ帰るための旅が始まります。ちょっぴりSF寄りのファンタジーです。
【あらすじ】全人類が絶滅し、無数の墓標と花畑に覆われた惑星〝トドゥル〟。独りで世界を彷徨う幽霊・永久野いのりのもとに、絶滅したはずの人類・雲野久遠が迷い込んできます。失われた記憶を探す二人の旅路は、独特な死生観が付き纏っていて……。人類を滅ぼした機械生命体〝神獣〟との戦いの果てに、錬金術師の二人が直面する世界の真相とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-23 17:00:00
126888文字
会話率:48%
見えないものを見ようとして、望遠鏡を覗き込んだ
ーーーーーーーら、UFOが見えてアブダクションされた。
ぼんやりとした視界。
真っ白な空間に、異形の宇宙人が俺を見下ろしている。
ああ、改造されて死ぬんだ俺。
覚悟した。
「…………ちゅき
。わたしのタイプ」
告白された。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 22:50:19
980文字
会話率:13%
五島凜は女顔であることを覗けば平凡な天文部所属の中学生。
亡き祖父から贈られた天体望遠鏡で天体観測をしていると、アンジェと名乗る「西の良き魔女」がイギリスからやってきて唐突に「東の良き魔女」になるようせまる。
アンジェにより強制的に「リトル
・ウィッチ」となってしまった凜はアリスと名乗って「東の良き魔女」の座を狙う他の魔女たちと戦っていくことになるが……。
※この小説はpixivやアルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 09:00:00
73069文字
会話率:59%
これはとある高校生の話。受験も近づいてきた日向は憂鬱な日々を送っていた。しかしある日、望遠鏡越しに空に浮かぶ大きな蜘蛛を見つける。その日からまるであそこが自分の居場所あるかのように心が引き寄せられるようになった。別の日に母に話すと何かを知っ
ているかのような口ぶりだったが有耶無耶にされた。しかし、気になった日向は母から聞き出そうとするがその際に不可抗力で母が大切にしていたペンダントに触れてしまう。その瞬間、日向に、はっきりとしないが不思議な力が入り込んでくるのが分かった。そして、空に浮かぶ蜘蛛に引き寄せられるかのように宙を舞い蜘蛛の口の中に入ってしまう。気づくとそこは見覚えのない場所だった。雲の上に建てられたかのような村に当たり前のように住んでいる人々。彼の冒険が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-18 20:52:08
1028文字
会話率:23%
見つけた隕石の軌道は?
なろうラジオ大賞4参加作品です。
最終更新:2022-12-06 13:00:00
765文字
会話率:63%