長岡“大蔵卿法印”幽斎。嘗て“細川”姓で足利・織田・羽柴家に仕え、現在は家督を譲った隠居人である。茶道・蹴鞠のみならず囲碁・猿楽・料理など幅広い分野に精通し、中でも和歌に関しては当代随一の人物として知られていた。
慶長四年〈一五九九年〉
一月、公儀に無断で家康が諸大名との間で婚姻を結んだ事に端を発し大坂・伏見で武力衝突の可能性が高まる中、前田家の縁戚と徳川家への忠誠で板挟みになる忠興へ、自らは伏見へ参ると宣言する。
翌年に勃発した天下を揺るがす家康と反家康の戦いで、幽斎は家康に従軍する忠興に代わり領国を守るべく丹後へ入る。文化人で知られる隠居人風情に何が出来る。敵味方が疑問視する中、幽斎はある秘策があった――!!
◇第104回オール讀物歴史時代小説新人賞応募作品(一次落選)◇
〇『小説家になろう公式企画・秋の歴史2024』参加作品〇
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 19:30:00
35686文字
会話率:34%
作家志望者と人気絵師がオフ会した話。
独創性溢れる創作料理より、お袋の作る味噌汁の方が美味いらしい……。
文學界新人賞応募作品。
落選しました。もっと勉強しますので、忖度ない感想お待ちしております。
最終更新:2023-07-29 16:00:00
47425文字
会話率:31%
【第41回座談会『メフィスト』平成21年/2009年VOL.2[8月号]にて巻頭座談会で編集さんたちのコメント言及掲載。メフィスト賞応募作品「闇色の血」を改稿したものです。】
「そういえば、バレ君。君のその服についているものは何ですか?
血のように見えるのは気のせいでしょうか? 一体何の血なんでしょうね?」
両親を白髪の悪魔ジークに殺されたバレ・シューベルトは自らもジークの手にかかり傷を負っても簡単に治ってしまう不死身チートの身体になってしまう。バレは友人のグッデとともに自身の身に起きたことの真相を突き止め、両親を殺した敵のジークを探す旅に出る。
しかし、掟を破り封印されていた全身血でできている怪物の王を起こしてしまう。そこへ、掟を作った魔法使い、要姫(かなめひめ)が現れる。ピンチは脱するが旅先には次々苦難が襲いかかる。
途中遭遇した悪魔祓い師の少年レイドは最初こそ味方だったが、彼は目に入った悪魔なら全て倒す使命を帯びていた。バロピエロという神出鬼没のピエロにもつきまとわれ親切にも魔法が使えるようになる薬をもらったが、バレはその薬のせいで魔法が使えるだけでなく人間の血を欲する衝動に駆られていく。知らず知らずのうちに魔王の座争奪戦という悪魔のゲームに巻き込まれ、次第に悪魔に近づいていくバレ。
仕事のできる女魔法使い要姫(かなめひめ)やタヌキとキツネのハーフの魔法使いチャスフィンスキー、大魔術師なのにやる気ゼロのオルザドークとともにジークを追い魔界を目指す。
誰からでもどんな依頼でも引き受けるバロピエロによって死の呪いをかけられタイムリミットが迫る。 バレと仲間の偉大な魔術師たち、悪魔祓い師レイドと連れの悪魔の子アグル、魔王候補ジークとその手下たちの三つ巴の魔術バトル。
はじめての新人賞応募作品で一番思い入れのある作品です。悪魔好きな人はぜひお読み下さい。呪文や魔術はバトル漫画風です。俺TUEEEとは全く逆をゆく、最初から最後まで圧倒的不利な状況のまま突き進む。幸薄主人公の奮闘記と僅かな幸福。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-25 12:34:40
249184文字
会話率:42%
つまらない日常、つまらない生活、つまらない人生……etc.
『青葉修司』は高校進学を機に趣味でWEB小説を書き始めた。。
しかし、彼の書いた物語は誰の目にも留まらず……心の内は満たされない承認欲求に対する憂いで満ちていた。
そんなある日、
青葉は学園の図書館で運命的な出会いをする。
青葉の同級生にして、目立ず地味なクラスメイト――『松島月』
しかし、ふとした切っ掛けで、青葉は松島のもう一つの姿を知ることに。
その正体は、青葉も知る有名ライトノベル作家で……っ!?
彼女の秘密を知り、知られてしまったことで、二人の奇妙な関係が始まった。
※※※当作品は、とある新人賞に応募し落選した物を一部改稿、加筆・修正したものです※※※
●こちら、今後新人賞に応募しようとしている方向けに投稿しています。
主旨としては、こちらの作品を『反面教師』という名の教材にしていただき、皆様のより良い作品作りの一つの足掛かりになれれば、という感じです。
●そのため、作品への評価はできなように設定されています(まぁそもそも最初からされないと思いますが……)
●この作品が今後、作者の方たちの、作品を書く上での一つの参考になれば幸いです。
※なお、R15指定は、一部にそれに該当する設定が含まれているためです(苦手な方はご注意ください)※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-13 12:00:39
188479文字
会話率:40%
【第28回電撃大賞 1次選考突破作品】
スポーツ×異能バトル 空を飛翔し敵を斬れ!
「これが理由です。俺はもう、空を飛べないんですよ」
エバジェリー。
それは生身のまま空を飛び、ゴム製の刀で斬り合うスポーツ。
今年で三十周年を迎
え、ますます競技人気に拍車がかかっている現代日本。
心の働きによって生み出される特殊な能力『識力《シンシア》』を発現させた少年少女は、PACEと呼ばれる装置を首に嵌め、異能の力を制御することで生身での飛行を実現していた。
遠城陽明は中学時代に二年連続でジュニア部門の王者となり、メディアやファンから将来を期待された有名選手だった。しかしその年、彼の姿は大会に見当たらない。とある敗北をきっかけにエバジェリーから逃げ回る生活を送っていたからだ。
空を飛びたい。
エバジェリーをやめた後も、ずっと心の奥で燻っている願い。
それは彼がエバジェリーを始めた理由であり、幼い頃から抱き続けてきた強烈な欲求だった。
ドン底に突き落とされた少年は、それでも翼を取り戻そうと決意する。
全ては、空っぽだった心に『理由』をくれた少女の為に――!
これは地に落ちた少年が、再び頂点へと飛翔していく物語。
◆追記(2021.8.12)
第1章『空からの福音』(全44話)連載開始しました。
8月20日(金)までは毎日更新 それ以降は毎週火、金曜日18:00に更新!
第2章については、第1章完結後にお知らせいたします。
※本作品は第28回電撃大賞に応募した小説を、Web連載用に改稿した物になります。
出版社の新人賞に投稿されている方、ライトノベルが好きな方、少年マンガのスポーツジャンルが好きな方、戦闘シーンにこだわりのある方、異能バトルが好きな方、是非とも読んでみてください!
※本作品はカクヨムにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-12 18:00:00
120766文字
会話率:46%
伊勢純也は、入学式の朝に商店街で柄の悪い男たちに襲われた。それを助けてくれたのは同じ中学の柏崎五月だった。純也は彼女に一目惚れしたが、学校で彼女を見つけることは出来なかった。級友である木村俊夫に誘われて入ったパソコン倶楽部で、純也は従兄弟
の深田静香と再会する。純也の部屋で、五月の写真を見つけた静香は、五月に近づかないよう純也に忠告した。図書室に五月が現れると木村に教わった純也は、毎日図書室に通ったが、五月と会うことは出来なかった。
電算大会用のマシンの部品を買いにジャンクショップを訪れた純也は、瑞希と言う名の少女と出会う。店でバイトを始めた純也は、ついに五月に再会する。純也がバイトをしている時、必ず五月は現れた。しかし、静香にばれてバイトはクビになってしまう。隣町の展望台で純也は再び瑞希と出会い、五月が人ではないくサードフレームと呼ばれるコンピューターだと聞かされる。それでも、純也の想いは変わらなかった。
久しぶりに図書室に行った純也は、五月からの手紙を受け取った。手紙の指示通り店に向かった純也が見たのは、熊のような男と戦っている五月だった。彼女は緑色の光刀でその男を切り倒した。帰りに、純也は五月にキスをされた。試験の後、待ち合わせの場所に着くと、五月は血だらけだった。五月を家につれて帰り、着替えを済ませて出かけると、途中で静香が葵と純也を取り返しにやってきた。五月は葵に深手を負わされ、動きを止めた。見かねた瑞希は純也の記憶の一部を消した。静香は意識不明になっていた。
六年後、進学のため隣町に引っ越した純也は展望台で瑞希に会う。彼女は六年前と同じ十二歳のままだった。家に戻る途中で道に迷った純也は、細い路地で五月に出会う。その時消されたはずの記憶を思い出した。
第6回スーパーダッシュ小説新人賞応募作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-05 00:19:21
74187文字
会話率:50%
『ロック』という音楽が禁止され、廃れた世界。
そこに生きる主人公・イツは、何もない空虚な日常を送っていた。
しかし、ある日ひょんなことからまだロックが残る街、シモキタへと辿り着いた彼は、
様々な人と出会いながら、今なお生き続けるその音楽に魅
了されていく。
同じように音楽に魅入られ、姿を消した兄の行方を知るため、
そして、自分たちが信じる音楽をこの世界に響かせるため、
ギターを手に取った彼は、そこで出会った仲間たちとともに、音を探す旅に出る。
それが、ほんの少しでも、この世界を変えると信じて。
<<第十回 野生時代フロンティア文学賞 二次選考通過作>>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-12 00:15:24
130869文字
会話率:36%
高校生の一典は、ある日教室から聞こえてくる音に気付いた。
歌だ。音楽にうとい彼にもわかるその特別な音楽。
「木野さんを、口説き落とす!」
なにげない青春の1ページの物語。
コバルト短編小説新人賞応募作
最終更新:2019-11-19 18:00:00
9356文字
会話率:34%
地上の全てが、白き灰の海に覆い尽くされた世界――その中でたった一つだけ、緑の自然を湛えた唯一の大陸〈レィミア〉。カイはその世界で、灰の中より出でて襲い来る強大な怪物『アヤカシ』から人々と大陸を護る役目を背負った戦士『封術士』として、日々戦
いの渦中に身を投じていた。
そんなカイには『龍へと変化する』という、他の者には無い特殊な力があった。何故自分だけなのか……どうして、他の者には同じ様な力が無いのか……。それさえも分からぬまま、それでもカイは己の力を人々の為にと振るい続ける。
――やがて来るは、世界の終わり。
そして明かされるは世界の本質、そして『カイ』という生命の正体。
その全てを知った時、彼を蝕む苦悩と葛藤――そしてその先で、カイが選択する運命と未来。
『たった一人の龍』が紡ぐ、物語の結末とは――。
真っ白な世界の片隅で生きる、小さな龍の物語――開幕。
(この作品は、第14回MF文庫新人賞応募作品です。(二次選考落選))折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-10 16:06:27
105933文字
会話率:21%
第98回オール読物新人賞応募作=第98回オール讀物新人賞落選作。不謹慎な政治コメディです。爆笑問題やビートたけしサンらしきキャラが登場しますが、実在の人物・事象とは関係ありません。これはフィクションです・・・妄想小説です・・・ごめんなさい。
最終更新:2018-08-31 22:21:52
33183文字
会話率:55%
「失恋の歌をそんなに美しく作れる君は天才だね」
「そうだ、俺は天才だ」
「そんな君に現実を教えてあげる」
__失恋なんてものが本当は美しくないことを。
天才作曲家が足を骨折し入院した先で出会った男との出会い、初めての愛を知り、世界の
色が変わるまで。
一人称を俺にしておりますがどちらでもお好きに想像して読んでいただければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-29 16:18:30
3445文字
会話率:18%
許されないと分かっていても、私はあなたに恋をした……――。
幸せな家庭を築いていた私、月下 春(つきした はる)は、ある人物の名前を見て封じ込めていた過去を思い出す……。
〈コバルト短編新人賞応募作〉
最終更新:2015-08-18 23:04:21
8559文字
会話率:29%
幼い頃、何度も母が読み聞かせてくれたミラル・ガジェットの本。
物語で繰り広げられる冒険に、病弱だった武術道場の娘ひびきは心を踊らせていた。
外に出たい。元気に動き回りたい。
こんな弱い体に負けたくない。
そんな思いから必死に鍛錬
に勤しみ、成長した今は健康な体と有り余る体力を手にしていた。
ある日、父の友人であるヒューリット出版社の社長から、ミラル・ガジェットの取材についていける雑用係を送って欲しいと依頼され、父はひびきに行ってくれと頼む。
思いがけずミラルに会えることに喜びを感じながら、ひびきは頼みを引き受け、出版社へ向かう――。
自由奔放で気まぐれな作家と、そんな作家に振り回される担当と雑用係の物語。
自分の好み全開の冒険アクションコメディーで、アリアンローズ新人賞応募作品です。
書いている私も、読んで下さる皆さんも楽しめる作品を目指して頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-31 19:55:54
155850文字
会話率:31%