「残す」ためにやって来た少年少女は、穏やかな水の底で弔いの意味を考える。
※この作品はTwitter(@ojitw)・カクヨム・小説家になろう・エブリスタ・アルファポリス・pixiv等に掲載しています。
最終更新:2019-08-20 11:58:08
4830文字
会話率:26%
「ここ、日本じゃないだろ……」
自分は今、異世界にいる。その事実に十一年間気付かなかった主人公・綾谷連人。
彼は十一年間、雲貝タチという老婆と共に過ごしていた。けれどこの老婆は、山奥から一歩も出ない、筋金入りの人見知りだった。お陰で
、連人も外の世界を知らずに育ってしまう。
老婆の死後、連人の世話を焼いたのは、弔い省と呼ばれる公的機関の職員達。何よりも平等な運命でありながら、決して平等な形で訪れない結末『死』。彼等は、全ての魂が安らかに旅立てるよう、日夜、命と向き合い続ける。
魔法の存在に驚嘆したり、和服の美少女に気に入られたり、十一年ぶりのお勉強タイムに悩んだりしながら、弔い省の人々と交流を深めていく連人。
そして連人自身もまた、多くの魂の旅立ちに、陰ながら関わることとなる。
※なろうのガイドラインに引っかかるので、異世界転移に設定してますが、異世界らしさは薄いです。
毎週日曜日正午更新。6月30日完結予定。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-30 12:00:00
82955文字
会話率:51%
舞台は聡明な哲学家(ソフィスト)たちによって科学的に魔法(イデア)が実用化され独自の文明発達を遂げた異世界。
人類歴980年。とある学者により世界をも支配できるとされる兵器、『真理』が開発される。その後、真理を巡り第2次聖戦が勃発。10年
間にわたる戦争は多くの犠牲を払い、ミレトス王国の勝利で幕を閉じた……。
それから数年後、ミレトス王国で謎の大量殺人事件が発生する。容疑者は聖騎士団団長のフランシス。犠牲者の中には多くの要人と国民、しかもフランシスの親友ルネも含まれていた。あらぬ疑いをかけられ、絶望の1日が幕を開ける。ミレトス王国に不穏な魔の手が迫る中、ルネの弔いのため、自分の疑いを晴らすため、フランシスは事件の犯人に復讐を誓う……。
ドジっ子トラブルメーカーの美少女タレス。情緒不安定なハンカチ王子のニーチェ。クールな毒舌お姉さんのアウグスティヌス。その3人に振り回されてばかりの超不幸体質のベーコンなど、個性豊かな哲学家たちが異世界で繰り広げる、手に汗握る異能力王道バトルファンタジー!
✳︎転生ものではありませんご了承ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-08 17:19:33
2874文字
会話率:25%
その人の胸の内を知る人は誰もいません
キーワード:
最終更新:2019-05-02 23:01:48
822文字
会話率:0%
カラリエーヴァ王国。
ミカ・アイレス様を女王とする、ある物語から始まった国家。
この国では、魔法は使えて当たり前……だけど僕は使えない。
けど、そんな僕、アルメス・レジュリゲートが、女王近衛隊という化物英雄集団の隊員に(半強制的に)弟
子にされ、世界の真実を知らされるのは、それからまだもうちょっと先の話。
アルメスはチート集団達に振り回される、可哀想な一般人……と思いきや、それなりの能力がある様だ。
それこそ国を、世界を救えるほどの。
これは、人畜無害の一般市民だった僕が、世界を救うまでの物語。
そして、僕があらゆる戦いに巻き込まれ、希望を見つける英雄譚。
最強を誇る仲間に連れられ、世界の真理を知る事になる軌跡。
でも忘れないで欲しい。
この物語は……弔いと共にある事を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-11 19:00:00
140141文字
会話率:25%
ある人が死んで、『私』はその骨を委ねられた。
『私』はその骨を埋葬することに決める。
ある日、その故人の知り合いが故人を弔いに『私』の元を訪れる。そして、『私』は故人の弔いについて話始めた。
『私』視点で進みます。相手の言葉は書きませ
ん。ひたすら『私』の言葉だけです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-03 02:09:21
1431文字
会話率:0%
自分には一度しかできない弔い。
来訪者に一つを渡す
最終更新:2019-01-28 17:14:53
284文字
会話率:0%
"もし"あの戦いの先があったなら、"もし"あの鳥籠の世界が続いていたら・・・・・・これは、そんな"もしも"のお話。
もし『其は微笑みの代価(ncode.syosetu.com/n
2589fd/)』に続編があったら? を描く短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-26 07:05:04
4155文字
会話率:27%
全ての生物が先天的に授かる異能、スキル。そしてそれを操るための魔力が強さの全てを決める世界。
弱いスキルと乏しい魔力を持って生まれた孤児のアイゼンは、故国ブリタリア帝国の平民の星、民草の英雄と呼ばれる少年兵だった。
敵軍を追い払い、国
難を救った英雄となり、必死に戦い、護り続けたアイゼン。そんな彼には全てがあったのだ。
父同然ともいえる剣術の師、唯一残った実の姉、同年代の親友たちに慕ってくれる孤児院の年少組。弟分の若い部下たちに、自分を応援してくれた大勢の人々。
しかし、姉が幸せの一歩を踏み出すための結婚式の当日、彼は仲間、尊敬すべき主君として信頼していた皇族、貴族に裏切られ、家族や親友、部下たちを全員皆殺しにされてしまう。
「……奴らを信じた俺が愚かであった」
次見えれば、ブリタリアの支配者たちを全て滅ぼそう。自分を裏切ったばかりが、大切な者を根こそぎ奪っていった者共……後に勇者を名乗る者たちを討ち滅ぼすと決意するアイゼン。
時は移ろい四年後。ブリタリアで誕生、大量育成された、かつての英雄の称号を冠した残虐な侵略者たち、五千人以上の勇者が世界征服に乗り出した時代、黒い大太刀を担いでアイゼンは師から授けられた対スキル剣術、護法一刀流で血風戦場を駆け巡る。
その隣には同じような境遇を味わった猫獣人の女。一人行くはずだった修羅の道を共に歩いてくれるという彼女の手を握り、アイゼンは誓う。
「相手は勇者の名を冠した五千の怨敵。だが恐れはせん。なにより今は、お前が隣に居る」
「一人一人が天災クラスの強者? 上等にゃん。最後の最後まで一緒に戦いましょ、アイゼン」
これは英雄譚ではない。勇者の敵対者、魔王を名乗る者たちの戦いであり、一度は全てを失い、再び護るものを得た二人による弔い合戦にして成長の記録であり、命を懸けた純愛劇である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-13 19:33:30
75175文字
会話率:45%
音色。シンガーソングライターとして活動する彼女は、幼いころから音を視界に入るオーラのような色を伴って認識していた。そのせいで周囲からは好奇の目で見られ、彼女自身もナイーブかつ、ひねくれた性格になってしまった。暴言を吐く、周囲にあたり散らす
。そして罪悪感に苛まれる。
精神が不安定な彼女にとって、音が色として認識される共感覚は、忌むべき障害であり、自分の掛け替えのない才能であった。
だが、それは、ある日を境にだんだん薄まっていく。絶望に喘ぎ、怒り苦しみ泣き叫ぶ。これは、彼女の焦燥と慟哭。青春の弔い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-18 00:00:00
4025文字
会話率:40%
連載小説の予定でしたが、設定破綻により没となった作品です。
1話目だけ投稿しておきます。
最終更新:2018-09-30 14:50:10
2059文字
会話率:0%
死者の弔い方に困った侍の話です。
最終更新:2018-08-04 22:57:20
1500文字
会話率:41%
下町のターミナル駅、東千住。
風呂敷包みを抱えた黒い着物姿の男、番は今宵も街を歩く。化け物の弔いのために。
最終更新:2018-07-11 21:00:00
19769文字
会話率:43%
最愛の弔いの後にお読み下さい。
ある星の降る夜に歌う事が好きな少年が出会った一つの星。
夢島つづらが山鳥草をどのように見て、どのように感じていたかを感じる作品になります。
最終更新:2018-05-21 22:28:14
1831文字
会話率:32%
有希の死から、もう三年が経った。東京から法事で戻ってきた俺は、同じく島での幼馴染だった彩夏と再開する。
「コーくんは東京で彼女できたの?」「なんだよいきなり。できてねえって言ったら」「普通に憐れむ」「じゃあ、できたって言ったら――」。
誰か
の喪失感を忘れるようになんでもない会話を交わしながら、彼女が転落した場所へ弔いに行くが――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-17 21:04:19
2730文字
会話率:44%
幼い頃より、復讐を誓った。
己の全てをかけて、必ずあの男から全てを奪ってみせると。
それが弔いだとは言わない。
この意味の無い行為の理由に、死んでいった者たちを利用したりはしない。
だから……私に構わないで欲しい。切実に。
騎士学校生のフィアナの最大の障害。
それは戦士としては最高峰だが人としては底辺な師匠の嫌がらせ行為である。
ある日突然舞い込んできたのは、第一王子の専属護衛でもある第三騎士団長への就任話。
勿論、師匠の差し金だ。
箪笥の角に小指をぶつけてそこから腐って死んでしまえばいいのに。
復讐の前に師匠への報復を誓いつつ、フィアナは今日も王宮で奮闘する。
────これは少女の復讐譚。
そして、王子と騎士の恋のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-04 22:29:07
185589文字
会話率:34%
毎日投稿しております。
最終更新:2017-09-20 12:14:39
312文字
会話率:0%
男の妻は死んだ。男が死に行く妻に寄り添った時、一匹のアヤカシである狐が見えた。男は復習の為に刀を取る。無益と言われ様とも、男にはもうそれしか生きる目的等無かった。
最終更新:2017-09-07 23:00:00
2567文字
会話率:42%
伝えられなかった言葉は。
最終更新:2017-03-30 08:25:26
235文字
会話率:0%
――イギ兄ちゃんはなんで雨の中に入ったの。
土塊は、悪魔の雫を浴び続けると土になる。土になったイギの弔いの儀が始まってから数日経った今でも、ビビは雨を浴びていた。
最終更新:2017-02-21 13:02:01
12054文字
会話率:59%