私はリグレッタ。死神と恐れられた一族の末裔で、最後の生き残り。
物心ついたころからずっと、深い森の中で静かに暮らしてる。
森の外に出たいなんて、考えたことも無い。
お父さんとお母さんが言ってたけど、森の外に出たら、私達は生きていけないんだっ
て。
沢山の人たちを怒らせてしまうから、出ちゃいけないんだ。
まぁ、私は別に、今のままで良いんだけどね。
そんなある日、私はあの子と出会ったんだ。
獣人の女の子。ハナ。
怪我してて辛そうで、本当はやめた方が良いはずなんだけど、私は彼女を助けてあげた。
そしたらさ、ハナちゃんが私に言うんだよ。
お母さんみたいだねって。
それがもう可愛いのっ!
尻尾を振って、頬を染めて。
嬉しそうに笑う顔がもう、可愛いのっ!
いいや、ダメダメ。
思いっきり頭を撫でてあげたいんだけど、私はハナちゃんに触れちゃいけない。
触れちゃったら、うっかり魂を解放しちゃうかもしれないからね。
私は死神なんだ。
だから、人に触れちゃいけない。
でも、ちょっとだけでも、撫でたいんだけどなぁ。
「カクヨム」にて同時連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 19:14:37
299994文字
会話率:37%
シャオグーは孤児ではあったが、頭が良いおかげで何とかありついた商家の下働きとして日々を過ごしていた。
しかし、突然犬の耳と尻尾が生えてしまい、獣憑きとなってしまう。
この世界には獣憑きという、普通の人間に突然動物の耳と尻尾が生えてくる現象が
起こっていた。そして九尾の狐という獣憑きが帝を惑わし、国を傾けた過去があるため、獣憑きは迫害を受けていたのだ。
シャオグーはすぐさま逃げ出すが、ともに下働きをしていた者に見られており、商家の主に獣憑きになったことが知られてしまう。
若い女性の獣憑きはペットとしても価値があるため、商家の主はシャオグーを売り飛ばす為に、捜索を始める。
しかし、シャオグーは後宮の第二側妃に保護される。第二側妃は獣憑きを保護するために、日頃から市中に情報収集者を送っていたのだ。
そうして、シャオグーは第二側妃の侍女として働くことになる。そこでカイレンというツンツンとした性格の宦官に出会い、後宮内の事件に挑んでいく。
カイレンは事件を解決すると、シャオグーに決まって問いかける。
「ほ、褒美に撫でてやろう」
それに対して、シャオグーは決まってこう答える。
「いえ、褒美になっていないので、遠慮しておきます」
そして、意地悪な笑みを浮かべるのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 15:39:37
78852文字
会話率:51%
御子(みこ)召喚の儀式で異世界に引きずりこまれてしまった、妖狐の血を引く人間である菊守 新(きくもり しん)。この世界では、どうやら太陽神が姿を隠すことで魔獣があふれ、人々を恐怖に陥れているらしい。召喚されたものの、神官の魔法で狐耳と尻尾が
生えてしまったシンは、魔獣の仲間であると一方的に断罪され、闇の城へと追放されてしまう。
恐る恐る入ってみると、城の主であるグリモアに迎え入れられた。恐怖にめげず手料理を振る舞うと「シンの飯は、うまいな」と感動される。自分が死んだ数を取り返すという『即死スキル』を持つグリモアは、「太陽神から、会いに来いと呼び出された。連れて行ってくれないか」とシンを旅へと誘う。そこへ元聖騎士団長のライナルトと、ドジっ子魔法使い?エミーも加わる。「太陽神殿は、遠いぞ。美味いものを食べながら行こう」「グルメ旅かよ!?」世界を救うための!? ドタバタ珍道中が始まった――
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カクヨムとアルファポリスにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 17:31:29
79802文字
会話率:59%
「ここじゃないどこかに行けますように」
毎日のように家の近所にある高神神社でそう願い事をする少女、ひなはわずか9歳にして不遇な人生を送っていた。
彼女が生まれてすぐに行方を眩ませた母と、その母を探して世界中を飛び回る父。
両親はただの一度も
、ひなに連絡を寄こしたことが無かった。
そしてそのひなを預かることになった父の両親は、ひなが5歳になる頃から彼女を疎ましく思うようになっていた。
ひなには人には見えない物が視える、不思議な能力があった。それもただの幽霊と言う類ではなくいわば妖怪と呼ばれるものだった。
成長するにしたがってハッキリとその存在を視れるようになったことで、次第に友人や祖父母から気味悪がられるようになり、やがて孤立してしまう。
家に帰っても学校に行っても、誰も自分の傍にいてくれる人がいない事で、ひなは「ここじゃないどこかに行けますように」と神社で願うようになった。
「ここじゃない場所って言っても、施設には行きたくない。だって……どうせ施設に行ったってひなが色んなものが視えるって分かったら、結局みんな気味悪がって離れてっちゃうんだもん。だったら、一人の方がいい……」
だが、今の生活をしていればいずれ行政の人間が情報を聞きつけ、施設に入れるために連れに来るに違いない。
それが今のひなには一番怖い事だった。
そんなある日の夜、通い続けていた神社に不思議な光が下りた事を見かけた。そしてその夜に突如訪ねてきた警察に恐怖を覚えた。
施設に連れて行かれちゃう。
ひなは暗い夜道を危険だと分かっていながら、家から飛び出して神社への道を急いだ。
神社に辿り着いたひなの目に映ったのは、頭から二つの角を生やし、金色とも黄緑ともつかない肩までの髪と、尻尾のように長い朱色に染まった髪を持った一人の男性だった。
「お願い、ここじゃないどこかに連れてって」
彼は自分をどこかへ連れて行ってくれると確信したひなはそう願い出た。
神獣でもある麒麟と彼の神使でもある八咫烏、そしてひなの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 16:54:44
117658文字
会話率:41%
メイド長は、離婚したばかりの男性の店に行き、相談を聞いていた。突然、強盗が入ってきた。なにかしら、大きな犯罪の尻尾が見える。メイド長は、完全無欠な令嬢と言われているが、男運がまるでない! さぁどうする?
(全二話完結)
最終更新:2024-05-04 20:10:00
3976文字
会話率:42%
去勢費用がかかるから捨て犬となったストレイ(自分で名前をつけた)。雨風に晒されるベンチに置かれた段ボールでもう死ぬんだなと思うと、なんだか、視界がまっ白に。異世界へと。
ショーウィンドウで見る自分の姿は二足歩行のわりとイケメン。ただ、犬耳と
尻尾が生えている。
「冒険者ギルド」というものがあるらしいので、そこに登録するために自らの名前もつけた。
食費を稼ぐために採集しまくってお金を稼ぐ毎日を送っていました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 15:26:08
14243文字
会話率:42%
婚約者は獣人国の皇子だった。
どんなに冷たい言葉で言われても、尻尾は全力で振ってますよ?
というお話です。
最終更新:2024-03-31 10:53:03
2057文字
会話率:26%
ある日、ある場所、ある世界。
鬱蒼と茂る森の中で、一人の少女が目を覚ます。
竜の角に翼に尻尾。褐色の肌に銀の髪。
実目麗しいその少女の中には、ある日、ある場所、ある世界、
日本という国で、老衰で天寿を全うしたある男の魂が入っていた。
突如始
まる、一人ぼっちのサバイバル。
道具もなく、チートもない。
あるのは変な身体と年の功。
為せば成る、為さねば死ぬる。
ならば為さねばと男は生きる。
これは突如として密林でのサバイバルを余儀なくされた、
とある転生者の28年間の戦いの記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 12:25:41
368254文字
会話率:13%
VR技術が発達し、ゲームの世界を全身で感じることが出来ることになった未来。
数多くのタイトルが発売される中で、某社が送る最新作がついにサービス開始の時を迎える。
【TheAnotherWorld】
これまでのフルダイブ型VRゲームとは一線を
画すグラフィック、そして丹念に作りこまれた世界に、βテストの段階から話題を呼んだフルダイブ型VRMMORPGである。
廃プレイヤーからMMO初心者まで、数多くのユーザーが待ち望んだサービス開始当日、始まりの街≪アイン≫に一人のプレイヤーが降り立った。
柔らかな三角の耳を跳ねさせ、黒くて丸い尻尾をゆらりゆらりと揺らしながら、マイペースなそのプレイヤーはのんべんだらりと歩き出す。
「まあ、ボクはのんびりとやらせてもらおうかな」
これは後にお稲荷様と呼ばれることになるプレイヤーが、だらだらとVRMMOを満喫する物語である。
本作品は、ハーメルン様でも投稿させて頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-18 20:31:15
419890文字
会話率:26%
あたしは猫。
尻尾が二股になって久しい猫。
少し長めの毛並みは白で、光の加減で銀色に光る。
美しき妖たるあたし。
呼び声に答えたら知らない場所にいて、一人の幼い女の子と出会ったの。
白い髪に青い目の、癒しの手を持つかわいい子。
いいわ。あたしが育ててあげる。
強く賢く育ててみせる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 12:00:00
50102文字
会話率:32%
目が覚めた時、彼女、風祭紅葉は異世界にいた。しかし、自身に関する記憶が無く、何も思い出せない。私は誰だ。此処は何処だ。何もわからないが、視界には自身の状況を俯瞰して記した様なおかしな文章が見える。そして何故か自分に垂れた犬耳と尻尾が生えて
いる。「なにこれ……」。考えてもわからない。わからないが、とにかく行動しよう。
そうして彼女、風祭紅葉は様々な謎を抱えつつ、目覚めてすぐに出遭った少女、紅葉とは別の異世界から来たという同じく謎の多い猫耳少女、御砥鉈瑠璃と行動を共にする。
この世界の名は創誓世界ルリィ=エフィア。全ての願いが叶うと言われる最果ての理想郷。あらゆる事物の極限に至る、深淵の底の終極点。
そんな世界で、犬と猫の少女は膨大な因果の果てにあらゆる全ての世界の真相に至る。
#この小説は同人TRPG「永闇シリーズ」の世界観を舞台としておりますが、作者が同一人物ですので、公式の一次創作に当たります。→永闇TRPG「http://eiyami.web.fc2.com/eiyami/rulebook/souseiroku.html」
#この小説は軍事・医療・生物学の面で一部詳細な描写が行われる場合がありますので、そう言った形式での流血表現があるかもしれません。
#この小説は「カクヨム」にも重複して掲載されます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 00:00:00
951694文字
会話率:28%
ある所に、異世界より召喚された1人の勇者が居た。その男はとても貧乏性で意地汚く、何よりもお金を愛していた。
一緒に召喚された他の勇者達に比べクソ弱かったその男は、他の少数の雑魚勇者達と共に強い勇者達によって城外に放逐された。ほんの僅かな支援
金だけをその胸に抱えて・・・。
これは、1人の男の物語。誰よりもお金を愛し、誰よりもお金から愛されなかった1人の弱小勇者の冒険譚。
果たして彼は、お金以外の幸せを見つけることができるのか。それはまだ、作者本人にも分からない・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 20:00:00
274495文字
会話率:65%
大国の王女として生まれたモーラは、継母、妹姫、さらには実父にまで邪険に扱われ、敵対する隣国の獣人の王に、政略結婚として厄介払いされる。
最終更新:2024-04-23 17:52:26
41594文字
会話率:43%
佐々木将堂75歳
妻子ナシ友人は全員先立った
あるのは欠かさず続けた筋トレで培った筋肉とやたら多い女神たちの加護と知識が少々
老いてもスキルが使えなくてもそこに困った人々がいるなら彼は歩き続ける。
最終更新:2024-04-18 22:19:09
3765文字
会話率:58%
現代社会で都会から少し離れた所で林業をして働く田戸芳雄は毎日嫌な仕事に嫌気を感じていた。
そんな彼はアパートに帰ると小さな白い髪の蒼い瞳の獣の耳に尻尾が生えた少女が立っていた。
彼女は芳雄の側に立ち彼を支えて想いを伝えてやる日々を過ごし
始める。
何気ない日常が彼を変え始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 19:44:11
443文字
会話率:32%
熊宮鉄五郎は高校生の喧嘩に入り背中を刺されて殺されてしまった。
そして転生した先は変わった世界だった。
動物みたいな耳に尻尾。
そして鉄五郎は熊の様な顔に人の体だが異常なまでのパワーとスピードで戦う力を持つ。
そして異世界セルフレン
の人々と笑いながら暮らす事を決意した。
そしてその世界で手にした名前は[熊鉄]。
この名前でさまざまな仕事や任務をこなしていくのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-20 23:09:57
454文字
会話率:0%
家から飛び出した猫と一緒に車に轢かれた美羽。彼女は神に願い、愛猫を追いかけ異世界に転生することに。
すると、転生した姿は、美羽は人に耳と尻尾が生えた猫耳獣人に。そして、愛猫はケットシーの姿になっていた。
前世で苦労した愛梨は思う。
──もう
、のんびり生きよう。
そうして、サクラとその仲間たちとともにミュウとして前世での料理の技能と記憶を発揮し、平和に生活するのだった……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 13:54:36
11173文字
会話率:35%
どこにでもいる平凡なJKがある日、ダンジョンに転移させられる。それだけでなく、なぜか白髪に狐の耳と尻尾も生え、瞳は紫色に変化。訳も分からず、彷徨い歩きながら仲間ができたり失ったりしながら脱出を目指す
最終更新:2024-04-13 00:00:00
16454文字
会話率:55%
30歳童貞独身のおじさんな僕はある日、ロリ巨乳狐娘になっていた。
理由も分からないのでとりあえず原因の究明などよりも10歳の姪との遊びの約束を優先し、「現実と交錯する仮想現実」と謳っていた新作VRMMOゲーム『リンクリアルオンライン』にロ
グインするが、どういうわけかロリ巨乳狐娘としての特徴までゲーム世界に持ち込めてしまう。
男たちはエロい目で見てくるし、女性陣は隙あらば愛でようとしてくるし……姪はなんだかケモ耳が気になるみたいだし。
強制的にイロモノキャラで遊ぶことになった僕の運命や如何に!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 23:05:15
1019488文字
会話率:52%
癖っ毛がコンプレックスな青年"小桜ゆず"は、大学へ向かう途中ひょんなことで異世界へと飛ばされてしまう。元の世界へ帰る唯一の手掛かりは手元にある肉球の形をした石がはめこまれた"5つの指輪"のみ。途方に暮
れていたゆずは、深い森の中で自信家なケモノの青年"ツバキ"と出会った。ツバキの唯一のコンプレックスである尻尾にふれたことがきっかけとなり、指輪の能力が発動する…!その後ケモノたちだけが暮らす街"パウパレッタ"で出会ったのは、高身長がコンプレックスな人間の女の子…?!彼女はゆずが持つ指輪とよく似たブレスレットをつけていて…………個性的な仲間たちと共に、様々なケモノが抱える悩みを時には指輪の能力を使って解消していく。ひとりひとりに合ったコンプレックスへの向き合い方とは何なのか?悩みに寄り添う時間がゆず自身の心も成長させていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 11:00:22
5126文字
会話率:34%
ごく平凡に暮らしてた私、佐伯真夜(20代/会社員/女性)。
金曜日の夜にゲームをしながら、過ごしていただけなのに、異世界での事件に巻き込まれ、召喚されて異世界転移することに。しかし、辿り着いたら、私の体がおかしい!黒い角と翼、尻尾が生えて
サキュバスになってしまった。
私を召喚した召喚士から、『賊から国王を助けろ』と。急にそんなこと言われましても。サキュバスですよ!?
サキュバスの能力と魔法を開花させながら、波乱の異世界暮らしが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 21:30:00
201694文字
会話率:35%
どんな強敵が相手でも、決して心を揺るがすことの無い『無情の剣聖』──レビアン。
深く刻まれたシワ。消えることの無い歴戦の傷痕。鍛え抜かれた屈強な肉体は、彼が無数の死線をくぐり抜けてきたことを物語っていた。
──が、目が覚めると獣人
ロリっ子へと姿を変えていた。
「撫でるな、煩わしい」(尻尾ブンブン)
「このような死地、飽きるほど越えてきた」(尻尾ダラーン)
奇病『TS獣人化』に感染したレビアンは、病気を治すため旅に出るのだった──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 08:52:10
56002文字
会話率:46%
氷雨そら様主催の「モフモフヒーロー小説企画」参加作品です。
人が劣った種とされる世界で頑張ってきたヒロイン美夜。
彼女が、雪の夜に尻尾の生えた美人のモフモフヒーローと出会ったことから生まれるラブ、かもしれない、もふもふ尻尾への愛着。その愛
着は、たくさん間違ってきたヒーローとヒロインの未来を救うかもしれない。そんなラブなお話を目指しました。楽しんで頂ければ幸いです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 23:30:00
12988文字
会話率:6%