沖ノ鳥島よりはるか東の公海上、海図には何もないその場所にぽつりと一つの島が浮いていた。海上数十メートルを浮かんでいる巨大な浮島である飛鳥島、大瀑布のごとく海面に飛沫を起こすその島は魔術師の聖地であり学舎である遠海魔術院があった。
魔術
院で風紀委員として働く青年、茨城 千乱はいつも通り、決闘の立会人をしていた。魔術師同士の真剣な技量の競い合い、しかしその神聖な秩序は無情にも破られる。
栄誉と名声の祭典を汚した者はいずこか。彼の者に裁きを与えよ。
これは魔術師の学徒達の淡い青の時代、幼く、非情になりきれない彼らの青春と情熱の物語である!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-23 00:38:42
204428文字
会話率:39%
記憶を無くした少女は、彼女を拾ったという肖像画家ルオに脅、提案されて彼の家で住み込みで働く事になり、イーディアスという名前を与えられる。
ルオは界隈では名の知れた肖像画家であり、彼の家には絶えず依頼人が訪れる。三日間依頼人を家に泊まらせて
肖像画を描くというスタイルを取るルオ。様々な事情を抱えた依頼人達と触れ合う内にイーディアスにも変化が訪れる。
カクヨムにも掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-20 21:38:18
42208文字
会話率:54%
もう少しでラスボスの魔王に辿り着こうというところで、女賢者アレサと女勇者ウィリアは自分たち以外のパーティメンバーを解雇してしまう。実はクビにされたメンバーはすごいスキルや立場を隠していて、自分をクビにした二人に復讐? 復権? 復職?を迫って
くるが……。
そんなことより、結婚を目指して突っ走るアレサたちなのだった。
※同内容を、「カクヨム」にも重複投稿中です。
https://kakuyomu.jp/works/16817330654286022494折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-19 12:00:00
182450文字
会話率:37%
この世には様々な理がある。その理を外れた存在を人は怪異と呼び、恐れ、崇めた。この世に存在するだけで理を歪めて綻びを生み出し、やがて世界そのものを変質させてしまう怪異。【かがりびと】とは世界をあるべき姿に戻すため、その歪みや綻びを縢る、いわば
怪異の専門家である。これは蜃気楼なるマヨイガに住む、声を持たない静かなる灰色のかがりびと鎮目、記憶と感情を封印された青年嵐堂、無垢なる亡霊ミカゲの三人が出逢う、哀しくて優しい怪綺談。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-18 10:02:41
42516文字
会話率:39%
とあるお城である日、双子の女の子が産まれた。名前をアリアとアクアと名付けられた二人の運命を嘆いた人々がツラくも二人のためにある決断をした。その決断のせいで、アリアとアクアの運命が更に人々を切なくも嘆くことになった。
最終更新:2023-11-17 13:00:00
73373文字
会話率:66%
夢は希望のピースを繋げたパズル。
小さな希望のカケラを紡いで組み上がっていくその様子は、周囲の人々を魅了する。
まるで魔術師にかけられた魔法の様に――。
モンスターの駆除業務を生業としている青年、クシード・シュラクスは、仕事中に突
如、異世界に転移した。
右も左も分からない異世界で、クシードは猫の耳と尻尾がある獣人ミルフィ・アートヴィーレと言う女性と出会う。
ミルフィは、過去に国王を暗殺したと言う理由から封印されていた禁術、“魔神召喚”が復活したと知り、独自に調査をしていた。
しかし、彼女は人とのコミュニケーションを取るのが、とても難しい性格の持ち主だったため、調査は驚く程進んでいない……。
こんな性格の彼女が、何故そんなことを?
クシードはミルフィの行動を不思議に感じ、一旦は距離を置こうと思ったが、転移先の異世界は、転生転移系ではもはやお馴染みとも言える中世ヨーロッパ風の剣と魔法の世界。
何も知らない異世界を生きていくにはどうすれば?
考えた先にクシードは、“安定した生活基盤が必要”と思いつく。だが、頼れそうなのは最初に会った現地人、ミルフィぐらいしかいなかった。
クシードは、極度に人見知りな性格のミルフィを言いくるめ、魔神調査に協力するフリをしながら、彼女と行動を共にする。
しかし…………
――――――――――――――――
※方言が使用されております。作者が使用可能な範囲で書いております。苦手な方はご注意ください。
※楽しんで読んで頂けると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-15 22:16:16
175171文字
会話率:37%
ステファン帝国が第二次魔導大戦の戦火に巻き込まれてから早数十年の月日が過ぎた。かつて大戦により家族を奪われたニーナ・アグラシアはウェルキエル帝国学院への入学を果たす。戦場で生き残る術を学ぶこの学院で少女は何を思い、何を残すのか。
※この作
品はノベルアップ+にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-15 19:43:38
77463文字
会話率:52%
神の血族が王として統治する世界――――
珍しい虹色の瞳を持つ女の子、エヴァは、神の使いとして敬われ、神殿で隠されるように育てられていた。いつか最高司祭の花嫁となるために。
他者に決められた人生に抗いたくても方法が分からず、流されるまま生
きてきたのに、ひょんなことから魔獣と喋れる特技を貴族に認められ、神殿を出て公爵家の養子になることに。その見た目から、男だと間違われたまま...。
世間知らずの主人公が知らず王族の跡目争いに巻き込まれながら、自分のルーツを見つけていく物語です。
後半には恋愛要素も入ります。
R15は念のため。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-15 08:27:22
146593文字
会話率:44%
楽園と呼ばれる町、パノプティス。
そこで暮らす青年ゼロ・ヴェノーチェカはある日呪いにかけられてしまう。
呪いを解くため、ゼロは各町を巡る旅に出る。
同居人である二人の親友を連れて。
*一部BL・GL要素を含みます
最終更新:2023-11-12 21:42:25
493116文字
会話率:36%
いつなのかも分からない未来の地球。
どこからともなく落ちてきた主人公イツキ。イツキは記憶喪失のままレジスタンスに拾われる。
そこにやってくる怪人。バックルとアイテムを使って、イツキは変身する。
某特撮風小説、ここにあり。
最終更新:2023-11-10 21:37:57
143134文字
会話率:49%
とある大学の地球環境学科に在籍する、気象予報士を目指す川口太旗。
卒研で使っている地球の気象を再現するモデルを使って、数年後の地球をシミュレーションしてみたところ、異常なまでの温暖化が進むことが分かったのである。
川口が常々考えていた
氷河期の終わり。それがまさに再現されてしまったのだ。
必死にシミュレーションを繰り返すものの、最悪な結果ばかり。
川口はこの事態をどうするのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-24 20:01:28
27905文字
会話率:41%
主人公である北上優は、家に引きこもって小説を書く毎日を送っていた。そんなある日、目の前に謎の空間の歪みが発生し、どこかも分からない場所で目覚める。
見知らぬ土地で出会ったエリとリュウが使った魔法を見て、北上はここが異世界であることを確信
する。
北上はこの世界でどう生きるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-05 19:54:01
104707文字
会話率:56%
おっさんは異世界流刑《エグザイル》された。転生した先でもハゲだった。デブだった。おっさんのままだった。イケメンにはなってなかった。貴族でもなかった。おかしい、異世界転生したら貴族な若いイケメンでハーレムマシマシという話ではなかったか。
騙さ
れた。話が違う。責任者を出せ。これはクレームですよ?
「明るい未来がほしいのならば汝――自らを以って最強の証明をせよ」
ハゲ――それは最強の照明。
おじさんの冒険は続く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-10 00:00:00
135319文字
会話率:27%
朝食の用意ができたので旦那様を呼びに行くと寝ぼけて抱きしめられた上、夜伽の下命を受けました。
勿論断ることもできるんだけど、私、どうすればいい??
最終更新:2023-11-07 06:00:00
19264文字
会話率:44%
人間関係に疲れていたサラリーマン、榎草虹郎(エノグサコウロウ)ことエノ。
エノは行きつけの猫カフェで、異世界の神様に偶然出合う。
その神様が治める世界には人間は存在せず、動物しかいないと聞いたエノは、神様にお願いして転移させてもらっ
た。
しかし、その世界とは動物達が拳法を操り、武獣として互いの腕を競い合う世界だった。
「思ってたのと違った……」
困惑するエノだったが、猫爪拳という拳法の使い手、ネコのタマとの出会いをきっかけに、武獣家の闘いにハマっていく。
エノとタマ、二人の運命やいかに!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-06 08:57:04
186834文字
会話率:33%
イザキは母の日記を探し求めていた。
亡き父が最後に告げた言葉、「世界を滅ぼしたのはお前の母だ」と――。
その日記を通し語られるのは、母の幼き記憶だった。
しかし、そこに語られているのは残酷な世界の破壊者の姿ではなかった。
ごく普通の、社会
の波に飲まれる一人の少女だった。
世界が荒廃した真実は?
日記を通して明かされる現代SFミステリー作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-05 22:03:31
99144文字
会話率:55%
彼はとても美しい。
青い絹糸のような長髪、宝石のように青い瞳。――でも、首から下がない。美しい首だけの存在だ。
彼は機械人形だ。俺の「ひいじいちゃんのひいじいちゃん」の造った、美しい語り部のからくりだ。
彼は語る。「ひいじいちゃんのひい
じいちゃん」が若い頃、二人して旅して集めた昔話を。彼は語る。失った体を懐かしむせいか、どこか陰のある瞳をして……。
※「現代(異世界)」のエピソードで「昔話」を挟み込んだ、サンドイッチ方式の掌編集です。よろしければ「すきまの時間」にお茶など片手にご賞味を……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-02 13:01:37
71403文字
会話率:31%
僕は十乃 巡(とおの めぐる)。
降神町(おりがみちょう)役場に勤める公務員だ。
ここ降神町は、普通の町とは違う、ちょっと不思議なところがある。
猫又、朧車、野鉄砲、鬼女…日本古来の妖怪が、人間と同じ姿で市民として普通に暮らす、普
通じゃない町。
このお話は、そんなちょっと不思議な降神町で起こる、僕と妖怪たちの物語。
数多くの日本妖怪たちが登場します。中には割とマイナーな妖怪も!?
※短編集としてスピンオフ作品の『人妖抄録 ~「妖しい、僕のまち」異聞~』も連載中です。こちら側の登場人物が本編である当作品に出演することもあります。
【著作者:詩月 七夜】
【掲載元URL:http://syosetu.com/
https://kakuyomu.jp/】
【以下のサイトでのみ掲載を認めます。これ以外は無断転載です〔小説家になろう〕〔カクヨム〕〔ノベルアップ+〕】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 16:53:15
954841文字
会話率:35%
“四指ビリーは 愉快なピエロ
だけど とっても慌てんぼう
今日もお庭で 植木のお手入れ
大きなハサミで チョッキンキン
ついでに 指までチョッキンキン”
最終更新:2018-07-31 12:11:58
3204文字
会話率:4%
ダンジョン、そして冒険者の存在が普通になった世界。
魔界から調査にやってきた魔王の娘、ルルゥカはとある人気ダンジョン配信者の助けたせいで人間の姿になってしまった!
元に戻る方法はただ一つ、ネットで大炎上を起こして負のぱわーを集める事。
「
くっくっ、これで配信は私に対する罵詈雑言に溢れ――「はい、かわいい」「いつもの(笑)」……な、何でそうなるのっ?」
「あー、みんな可愛い女の子に罵倒されるのが大好きだから」
「なにそれ、人間怖いですっ」
これは絶対に炎上したい中二病ポンコツ魔族が、同業のクール系少女と共に(意に反して)人気アイドルへと駆け上がっていくお話である。
※カクヨム、ハーメルンでも連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 12:06:31
15910文字
会話率:27%
魔法少女にTS転生した元ぼっちくんがダンジョン配信をしたり、他の魔法少女とわちゃわちゃする話。
基本コメディー、一部曇らせあり。
※カクヨム、ハーメルンでも投稿しています。
最終更新:2023-07-04 12:00:00
147077文字
会話率:31%
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら侯爵令嬢となるはずの彼女は侯爵邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
ある事件をきっかけに少女は旅すること
に決めた。
この作品はカクヨムでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-28 11:52:26
194150文字
会話率:43%
貴族令嬢リリエ・フォンバッハは、この世界が前世で自分が書いていた小説の中であることに気づいた。
未完のまま投げ出してしまったこの小説には、ある心残りがあった。
その思いを昇華するため、リリエは脇役として、ヒロインとヒーローの恋愛を盛り
上げ、当て馬の悲劇を防ぐために尽力することを決意する。
その方法は、「悪役令嬢」になること!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-26 12:43:34
33046文字
会話率:30%
とあるレトロ風ゲームにハマり、ずっと没頭していた。
そんなある日、ゲームを起動してみると不思議な画面が表示されゲームの世界に行くことに・・・
最終更新:2023-10-24 11:48:49
266680文字
会話率:51%