新暦96年。アルマ金属の発見を境に、『人類』というものに新しい区分が出来始めた。
アルマが体内の金属と置き換わり、念動力のように触れずにアルマを動かせるようになった人々が出現し始めたのだ。
そのアルマを意のままに操る新人類は「
ヒトアルマ」と呼ばれ、それまでの人類は歴史上経験のない「未知の知的生命体」との距離感がわからないでいた。
半世紀以上の時が経ち、アルマ金属とヒトアルマが少しずつ社会に溶け込んだその瞬間。
突如として大都市を崩壊させる未曽有の災害が起こり、それに端を発する混乱に次ぐ混乱はあっという間に人間社会を衰退させた。
巨大地震とも兵器の誤爆とも噂される大惨劇の最中、孤児院を抜け出して都会へと足を運んでいた少年アルファは大災害の中心で、その真相の一部を目撃していた。
あれからどうにか生き延びてみたものの、どうしても大災害の光景が頭から離れない。
少年は大災害の真実の全てを知るために己の力を使うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 21:33:24
477文字
会話率:0%
――あ、死んだ……。
――え、死んだのか……?
――ああ、おれは死んだ……。
地面にへたり込む彼は、朝起きたばかりのような脳でそう思った。ぼーっとしてはいるが、自分が死んだ瞬間の記憶、こちらに迫りくる車が網膜に張り付き、頭から
離れない。この体が、つい先ほどまでいた現世と未だ粘液性を帯びた糸で繋がっているような感覚がしていた。
だが、もうその糸は断たれている。そう、自分は死んだのだ……。
彼は辺りを見回し、そして少しばかり安堵した。この景色。どうやらここは天国のようだ。彼の周りには同じように辺りを見回す人々がいた。そのうちの何人かと目が合い、軽く会釈する。それもまた、彼の心を落ち着かせた。
しかし、自分が天国に来られるとは思っていなかった……とまでは言わないが、確信はなかった。警察の世話になったことはないが、自分は善良な人間だったと胸を張って言えるかと問われれば、顔を背けただろう。もっとも、多くの人間がそうだろう。多かれ少なかれ誰しも悪いことはしたはずだ。虫などを殺したことがあるだろうし、嘘もつく。
しかし、こうしてここにいるということは、そういった些細なことは判断基準にはならないらしい。地獄行きは免れたのだ。
彼はふぅと息をつき、立ち上がろうとした。その時、頭上に影が差した。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-06-22 11:00:00
2090文字
会話率:27%
舞台は20XX年の日本。権力者の争いが起こり、東と西で分断され、両者が睨み合う冷戦状態だった。
私はごく普通のちょっと勉強ができる少女。長野で生まれ育った私はある日、両親に軍へ売り飛ばされた。勉強以外に取り柄がなかった私は案の定すぐに事故死
することになるが、目が覚めたら西の方に転生していた!?
ああ、軍にいたイケメン後輩くんが頭から離れない・・・・・。
ところが、私に次々と不可解なことが起こる。転生した時点でおかしいとは思っていたが...。そんな私の成長物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-12 23:12:54
16909文字
会話率:41%
サークルの友人、美夏、克己、達弘と川で花火をしていた有希は、達弘の首の後ろにジッパーが付いていることを発見する。
その晩、達弘に愛を告白されるがジッパーのことが頭から離れない。
翌日大学で美夏に相談すると、思いもよらない言葉が返ってきた。
にけ作:なろう note連載
※公式企画「夏のホラー2018」参加作品を長編化しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 19:39:33
65293文字
会話率:31%
中毒音楽が頭から離れないまま転生したら中毒音楽に因んだスキルを与えられて人生オワタ女主人公が真逆の性癖に汚染されていくお話し。続かない。
最終更新:2023-11-18 14:00:00
1847文字
会話率:30%
週に一度、練習を兼ねて400字詰め原稿用紙一枚前後で短編小説を書いております。長編のワンシーンを切り取ったようなイメージで書いているので、様々な世界を覗き見ていただけたらと思います。
はてさて、今回は、屋上で聴いたギターの音色が頭から離れ
ない“私”の物語――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-24 18:00:00
417文字
会話率:0%
一条羽菜は何事においても常に一番だった。下なんて見る価値が無いし、存在しないのと同じだと思っていた。
高校に入学し一ヶ月。「名前は一条なのに、万年二位」誰が放ったかわからない台詞が頭から離れない。まさか上に存在しているものがあるなんて、予想
だにしていなかった。
失意の中迎えた夏休み。同級生からの電話をきっかけに初めて出来た友人と紡ぐ新たな日常。
* * *
ボイスノベルを楽しめるよう、キャラごとに声を分けています。耳で楽しんでいただけると幸いです。
https://novelba.com/indies/works/937842
別作品、ひなまつりとリンクしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-06 04:00:00
9310文字
会話率:47%
「口裂け女はあなたの友」梗概
地方の出版社に勤める副島(そえじま)昌巳(まさみ)は、地味な男だった。それでも仕事熱心で、面白そうだとの思いから、都市伝説について調べてみることとなる。最初は一人で調べるつもりだったが、同僚の高嶋(たか
しま)陽一(よういち)の薦めあって、後輩の菅谷(すがや)涼子(りょうこ)と一緒に行動することになった。
菅谷は真面目な娘だったが、高嶋という男は、仕事に対して、やる気があるのかないのか、何を考えているのか、よく分からなかった。
都市伝説について調べてはみたものの、集まる話は、あまり新鮮味のない話ばかりだった。菅谷の提案もあり、もっと怖い話を集めてみることにした。
そんなとき、唐突に高嶋が、口裂け女の話題を持ち出した。世代的には良く知らない菅谷は興味を持った。副島は、最初口裂け女のことを聞いたとき、何故だがとても嫌な気分になった。しかし、それも最初だけで、やがて菅谷と同じように興味を感じた。
口裂け女のことが頭から離れないまま、副島達は取材を続けていた。そんなとき、近所で殺人事件が連続して起きた。被害者は、いずれも鎌で切り裂かれるという、残酷なものだった。しかも、その被害者達は、どうも副島達が関わった人らしいということが分かった。
嫌な予感の中、やがて副島の周りに口裂け女らしき影が忍び寄る。それは、動揺した気持ちの見せる幻なのか?
菅谷は、地元の過去を調べているうちに、ある事件に行き当たった。それは、精神的に尋常ではなくなった女が、愛人とその家族を鎌で惨殺するという、惨い事件だった。その女がもしや、と思ったが、既に死んでいた。
そして、ついに副島自身が何者かに襲われた。幸い軽傷で済んだが、顔を見ることができなかった。ただ、髪の長い、ベージュのコートを着た女だということは分かった。また、現場近くに、凶器の鎌が落ちていた。
深夜、病院で寝ている副島のところに、被害者の友達だという女性が現れた。彼女は、犯人を見ているという。犯人は、女を装っているが、実は男で、被害者と格闘したときに、右手に怪我をしたはずだと言うのだ。実は、高嶋が右手に怪我をしていた。高嶋が犯人だとすれば、納得できることがいくつかあった。信じられないことではあるが。
果たして、本当に高嶋が犯人なのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-09 04:26:36
46042文字
会話率:59%
「なろうラジオ大賞4」の企画に、ワード「おふだ」で参加した作品。
おふだが頭から離れない話。
ジャンル:コメディーとしていますが、駄洒落があるだけで多分笑えはしないと思います。
最終更新:2022-12-03 17:16:26
999文字
会話率:19%
主人公菊池 聡は夏休み中の大学生。
家から少し離れた図書館で見つけた本、その内容は筋肉のこと。
頭から離れないまま、聡はベタな展開でそのまま…
最終更新:2022-11-07 00:32:56
2279文字
会話率:16%
【この結末、予想できましたか?】
渡辺卓也には心に決めた女性が1人いた。中学生の頃、休み時間に本を読んでいると、突然話しかけてきたクラスメートだ。会話はそれっきりだったが、卒業してからも彼女の笑顔が頭から離れない。なんとか彼女を見つけ出した
い。必死の思いで探し続けていると、偶然にも彼女のSNSが更新され……
屈折した愛が生み出す衝撃の展開。
この作品は「アルファポリス」「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-23 10:14:19
10833文字
会話率:21%
好きな人のことが頭から離れない主人公。笑った顔、共に過ごした時間が恋しく遠い。いつかまた、好きって伝えられる日が来ますように_____
最終更新:2021-06-27 16:00:10
684文字
会話率:0%
ある港町に住むミナトは不思議な歌が頭から離れない。この歌の出どころを探してある島にやってきた。
最終更新:2020-12-31 14:47:02
3193文字
会話率:6%
人見知りの人が日常の中で人と接する時は、いつも戦いのようなもの。
店員に話しかけるのにも決心が必要。
飲み会に参加するなんて決まった日から頭から離れない。
道で人とすれ違うだけでも呼吸が止まる。
こういった人が世の中にいることを知って他
人に優しくできたり、他にも同じような人がいると知ってあるあると思ったりしてもらえたら嬉しいです。
不定期投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-16 18:47:41
9439文字
会話率:16%
霧崎家の息子ーー霧崎流。
少年には昔、夢で見た一人の少女がいた。その少女は、夢の中でこう言った。
「私を助けて」
それが頭から離れないまま、少年は小学六年生になった。そして、そこから怪奇な世界に巻き込まれることになる。
最終更新:2020-09-06 11:53:04
6916文字
会話率:47%
ーーそれは『異世界』を齎された異世界。
記憶喪失の少年、グレイは空腹の末山の中で倒れる。それ見つけた近隣の住民の男がグレイを拾い、彼をそのまま住まわせる事にした。
グレイは仕事を手伝い、魔獣を退治したりする事で順調な生活を送っていた。
だがある日突然村に盗賊達が侵入してくる。
彼は村の人達を助けるべく盗賊と対峙する事を選ぶが逆に追い詰められてしまう。
その時グレイは不可思議な力を感じ取る。その力を使ってグレイは賊を撃退する。
去り際に言い放たれた「禁術師」という言葉が頭から離れない。グレイは自分の正体を知る為に冒険の旅に出た。
あらすじその他諸々変えました。
処女作です。暖かい言葉を頂けたら死ぬほど喜びますのでお願いします(切実)
誤字、脱字、意味がわからない文章等ががあれば容赦なく指摘して下さい。全力で直します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-14 12:05:01
101941文字
会話率:27%
ある朝、俺を起こしたのは覚えのない女性からの電話だった。
「私、27歳になったの。あなたの大好きな27歳にね」
単なるいたずらと電話を切る俺であったが、女の言葉が頭から離れない。
俺が27歳の女性を追い求めてきたことを、彼女はなぜ知っていた
のだろう。
この時は、呑気にそんなことを考える余裕もあったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-24 01:46:14
59903文字
会話率:32%
侯爵令嬢だった私は家を出た。私を苛むことしか考えない家族を捨てて。
シオン様が何故赤い薔薇しか下さらないのか知らなかったから────。
『フレディ見て! シオン様から戴いたお花よ?』
ええ、そうね。わかっていたわ。
シオン様も
お姉様を好きになると。
でも、どうしてこんなに苦しいのかしら?
シオン様が微笑んでくださらなかったから?
お姉様が戴いたお花がガーベラだったから?
そしてそのガーベラが黄色だったから?
フレデリカは抱えた花を見る。
──それとも私にはまた赤い薔薇だったから?
姉の喜ぶ声が頭から離れない。
お花の好みだけは、お姉様とそっくりなのに。
ガーベラをいただけるのはお姉様だけ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-13 11:00:00
74979文字
会話率:43%
「人生はゲームに似ている」
彼の言葉が頭から離れない。
駄文かつ暗い話です。
苦手な方はお控えください。
キーワード:
最終更新:2020-05-02 22:31:56
2545文字
会話率:6%
喫茶店、Cafe Shelly。
ここで出される魔法のコーヒー、シェリー・ブレンド。
このコーヒーを飲んだ人は、今自分が欲しいと思っているものの味がする。
このコーヒーを飲むことにより、人生の転機が訪れる人がたくさんいる。
今日のお客様は
持ち前の美貌で、今まで何人もの男性を虜にしてきた魔性の女、美沙。
美沙は自分のことを「恋愛の達人」と豪語していた。
あるとき、美沙は社長から頼まれて代理でとある人の会社設立パーティーへと行くことになった。
そこで出会ったのが、なんと昔一緒に遊んでくれていたチーにぃであった。
それからチーにぃのことが頭から離れない美沙、しかし自分は何度も恋愛をしてきたのに、今回はどうしたのか?
そんなとき、同僚の高校の恩師がやっているカフェ・シェリーをすすめられる。なんと、マスターは高校時代に生徒たちに「恋と愛の違い」を説いていたのだ。
美沙は恋と愛の違いを理解することができるのだろうか?そしてチーにぃとの関係はどうなっていくのか?
この作品はAmeba Blog(https://ameblo.jp/cafe-shelly/)にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-20 16:55:27
15444文字
会話率:56%