二十二世紀初頭、長いあいだ危惧されていた最終戦争がついに勃発。
NBC兵器の大量使用により地上からの避難を余儀なくされた人類は、かかる事態に備え建造が進められていたメギドという名の地下シェルターへ逃げ込んだ。そこはあらゆる機能がAIによっ
て管理された巨大地下都市。中央にそびえる人工知能塔は、汚染された水や空気の浄化機能や大規模な発電機能、さらには地下空間上部に疑似的な空を作り出す人工気象機能までも備えている。そして、随所に設置された無人倉庫には膨大な備蓄品を無駄なく平等に支給するための仕組みが組み込まれており、これらによって人類は絶滅を免れることに成功した。
それから数年、地下での暮らしがようやく安定の兆しを見せ始めた頃、思いもよらない災厄が再び人類を襲う。地上から突如として侵入してきた獰猛な変異生物――鬼獣が人々を襲い始めたのだ。それは環境汚染が生んだ突然変異体とも、戦前に研究されていた生物兵器ともいわれ、強大な力と恐ろしいまでの獰猛さで次々に人間を捕食していった。
地上での過ちを教訓にメギドへの銃火器の持ち込みを是としなかった人類は、徐々に支配領域を狭めていく。そんな彼らに救いの手を差し伸べたのは、またしてもメギドであった。都市を管理するAIは、当時の科学技術の粋を集めた人工知能塔の機能を用いて対鬼獣用人工生命体――騎士を生み出すことを決定。遺伝子工学的に特殊能力を付与された彼らの活躍により、人類はメギド第二層までの奪還に成功した。
それからおよそ一世紀、人類と鬼獣の戦線は第二層外壁を境に拮抗していた。そんな中、九十世代の騎士として生を受けたアキツは、騎士訓練校の卒業を間近に控えていた。生まれながらに背負わされた騎士としての重い宿命。それに不満を抱きながらも日々の訓練に励んでいた彼は、友人が足繁く通う孤児院で子供の失踪事件に巻き込まれる。友人たちと共に、草食鬼獣の生息域である森林公園に捜索に入るアキツ。果たして彼らの運命は? いま、大きな運命の歯車が静かに回り始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 22:10:00
115594文字
会話率:61%
倫理観の欠如によって学会を追放された生体遺伝子工学の天才、阿久 真人は学会の圧力により就職することも出来なかった。
ある日、自宅PCに現代の科学の枠組みを超えたゲノム式と論文が送られてきた。明らかに怪しい物だったが完全に理解し論文を返信
して数日後、真人のもとに怪しい人物が訪ねてくる。
論文を送って来たのは秘密結社ギャラクティカダーク。星間戦争により滅びた異星文明の生き残りだ。彼らは地球で活動する為のスタッフを集めていたのだ。
オーバーテクノロジーを前に狂喜乱舞する真人は世界征服でも人類滅亡でもやってやると意気込むが彼らは実に平和的であった。
地球文明に変革をもたらすためギャラクティカダークはオーバーテクノロジーと優れた人材を使い世界情勢を変えていく。
そして変革の先に待ち受けているモノは……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 16:39:13
715709文字
会話率:56%
ある国のバイオ研究所で人類の未来を変えるかもしれないプロジェクトが進行していた。 プロジェクト名「バッカス」。プロジェクトの肝は「アルコール発酵」。 生命誕生以後、最大の大量絶滅を人類が引き起こす。
#SF #バイオハザード #大量絶滅 #
遺伝子工学折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-11 13:45:03
5972文字
会話率:21%
突如として人を襲う群体生物UMAヒトガタが出現。
遺伝子工学博士津田は難病の息子を救う為、政府の人間である澱木ミコトと手を組み人造人間ミニステルアリスの開発を行う。
ハイドラマグナと名付けられたヒトガタの持つ刺胞毒を無効化するアリスシリー
ズという切り札を持つ事で人類は脅威への対抗手段を持つことに成功。
……全てが順調に進むかのように見える中、背後では更に深い人類の欲望が蠢いていた。
ミニステルアリス誕生の裏に潜む黒い意志と陰謀。
父と母、息子と娘、それぞれの思惑。
悲しき狂気と願いの為の犠牲。
そして二重螺旋を織り上げる為のたったひとつの想い。
2世代に渡る伝記S Fホラー、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-03 22:00:00
133259文字
会話率:49%
地球最後の人類が生き残ろうとするとして、遺伝子工学だけが残っていたらどのような最後を迎えるだろうか?
地球最後の人類の一人、緑は毎日朝日を浴びるのがやめられない。もうこの地球はほとんど海に浸かり、このビルから見える朝日も曇り空にぼやけ
たうっすらとしたものでしかないのに。衝動的に屋上へと向かう緑を、年上の少女朱はいつも追いかけて捕まえる。
残った人類の中でも賢いステは、人類を生き残らせるために、残った手札である遺伝子工学と女たちの体を使って次々に丈夫な子供を作っていく。やがて、緑と朱も成長し――。
※pivivにて開催された第2回日本SF作家クラブの小さな小説コンテストに投稿した作品です。書き終わりの一文はオリジナルではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-26 23:27:17
5105文字
会話率:0%
旧幕府軍として敗北した偉人が蘇り革命を起こす!猟師が書くガンアクション!
才能を燃やせ、理不尽な世の中をひっくり返せ————!
舞台は今よりも少し先の未来。20XX年、帝都東京——。
遺伝子工学の研究が活発な日本帝国では、大幅な国家
予算を注ぎ込み、秘密裏に数多のクローンが造られていた。
現首相九頭龍清麿(くずりゅうきよまろ)統治のもと、ゆっくりと腐敗していく日本帝国の政治。現政府の横暴な政策や過剰なまでの税の搾取に国民たちは皆疲弊し、不満が高まる暗黒の時代。今再び、人々は改革を必要としていた。
これは、百数十年前、新政府軍に敗北を喫した旧幕府軍の志士たちが現代に甦り、栄光と安寧を取り戻すために戦い抜く、命を賭した革命の物語——!
⚠️銃についての知識は何となく持ち合わせてはおりますが、物語の展開上現実ではあり得ないであろう描写が登場します。フィクションと言う事を念頭に置いてお読み頂けますと幸いです。
◎登場人物
・八神桜河(やがみおうが)
主人公。都内の公立高校に通う高校2年生。黒髪に淡い桜色の瞳。喧嘩っ早いが面倒見の良い性格。競技射撃の選手で実力もそれなりだが、プレッシャーに弱く中々満足のいく結果を残せていない。幕末で活躍した偉人の生まれ変わりらしいが、当時の記憶はない。政治や革命に興味はないが、成り行きで帝都維新部隊に所属する。並外れた空間認知能力がある。誠司とは犬猿の仲。
・沖田誠司(おきたせいじ)
のちに桜河の相棒になる。都内の私立高校に通う高校1年生。剣道の全国大会の上位入賞常連で、肩までかかる亜麻色の髪と碧い瞳を持つ薄幸の美少年。見た目とは裏腹に生意気で自信過剰な性格。沖田総司の生まれ変わりで、今世でも体が弱い。近藤勇を探している。祖母と祖父との3人家族。桜河とは犬猿の仲。
・徳川景家(とくがわかげいえ)
第二十四代将軍。維新後もひっそりと受け継がれてきた徳川家の跡取り。常に御簾越しの会話で人前には姿を現さない。歴代の将軍から受け継いできた記憶を持つ。
・坂本龍馬(さかもとりょうま)
前世では維新の為に奔走し、旧幕府軍とは対立していたが、混乱する時代を再び立て直す為景家の元につく。天然パーマにヨレヨレのスーツがトレードマークで土佐弁を話す。今世での本名は不明。維新部隊では、指南役を務める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-25 07:04:45
25762文字
会話率:47%
遺伝子工学の進んだ異世界では魔族と呼ばれる支配者階級と羊と呼ばれる奴隷階級に分けられていた。主人公は羊が失った遺伝子を取り戻すため召喚されたが・・
最終更新:2023-03-28 23:00:00
112757文字
会話率:79%
今からちょっとだけ未来のお話。未曾有雨の少子高齢化による人口減少を辿った世界は医療技術による延命により何とか人口減少を止めた。
しかしながら、出生率は元には戻せず、高齢の比率が高くなりすぎた世界は働き手の不足による危機に直面していた。
そんな中、遺伝子工学の分野により、身体を若返らせる技術を確立した国があった。
島国日本。 最も少子高齢化の煽りを受けたこの国は問題解決のために尽力し、遂に働き手不足の解決にまで至った
……が、しかし
生殖機能の面に関してはどうやっても回復ができず、出生率の低さは未解決のままだった。
そこで注目されたのがクローンの技術であった。遺伝子工学に秀でた日本はクローンであっても元の本人とはまるで別人を作り上げることに成功し、倫理観等の問題は残しつつも、なんとか出生率解決にも漕ぎ着けたのだった。
その過程で1人の天才が世界を変えた。
「ドールズ細胞」という特殊な細胞を偶然にも作り上げ、人類をドールと呼ばれる超人類へと進化させた16歳の少年。
ハカセ……本名を隠し、そう呼ばれた少年は進化した人類を戦争の道具のように使うことを良しとせず、技術を独占。 社会貢献活動や一般の仕事への派出のみを請け負う何でも屋的な仕事を始めた。
これはハカセと、人間より優れた能力を持つが故に世間から疎まれ、受け入れられなかった少女たちのほのぼのライフの物語である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-27 17:55:25
48213文字
会話率:55%
転生チートクソ喰らえスタンス
強敵に挑む、血に塗れた強化兵の物語
ここは科学と魔法が完全に等価、ファンタジーとSFが混ぜて煮こまれたような世界。
大崩壊により国を失い、更に仲間を皆殺しにされた一般兵のラーズ。
全てを失った絶望が
トリガーとなり、限界を越えた体が変異体因子を覚醒。
貴重な被験体として、強化人間である「変異体」の非合法研究施設に強制収容されてしまった。
始まった地獄の日々。
繰り返される人体実験。
選別という名の一対一の殺し合い。
戦場で鍛えた戦闘術、目覚めた変異体の能力で多種多様な異能力に挑む。
「パワードアーマーの装甲を味わえ!」
「火属性魔法でこんがり焼いてやろう」
「サイキックのテレパスハック、試してみる?」
「うわあぁぁぁぁぁ!」
ドッガアァァァァァァァァン!
…死んで……たまる…か………!
※所々、生々しい、痛々しい描写があるので注意
・主人公チート無し(主人公以外は使いますw)
・強くなるための訓練と考察を楽しむ小説
・オリジナル設定と用語を多く使っています
・一話3000字前後で投稿
・漫画みたいな戦闘を書いてみたくて、あえて擬音語や叫び声を多用しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-20 06:06:27
1310712文字
会話率:43%
取り込んだ遺伝子を組み換え、全く新しい遺伝子を合成する人工細胞・I.C.C。
遺伝子工学の権威・マーカスはこの特性を利用して、多くのキメラ生物を生み出すことに成功し、造り出された人造生物(キマイラ)の販売は、裏社会の一大ビジネスへと発展
した。
しかし、人道的な理由から政府はマーカスの拘束を指示。これに抵抗するため、マーカスは人造生物たちを解放した。政府の特殊部隊は苦戦を強いられながらも、なんとかマーカスの拘束を成功させる。しかし、マーカスの最高傑作とも言える最強の人造生物・ドラゴンは研究所から脱走。近隣の住民を襲いだした。さらに、既に裏ルートで出回っていたドラゴンたちは、保身に走った資産家たちによって殺処分が試みられたが、いずれも失敗し、同様に脱走。人の手によって造られた史上最強にして最凶、制御不能の怪物は動物を無差別に捕食し、地球はドラゴンの侵略によって大混乱を招いた。
それから数年後、繁殖にまで成功したドラゴンの繁栄と人類の衰退がはじまったころ、事態の打開のため、各国の政府はドラゴンやその他の人造生物の討伐に業を煮やしていた。
人造生物の討伐と人類の保護を理念とする国際組織・WKOのエージェントである少女・アリスは、マーカスの手によって製造された軍事用の人造生物・ドゥオの討伐の命を受け、特殊部隊の戦闘員として任務を全うしていた。特殊な能力と高い戦闘力を持つドゥオによって部隊は壊滅するも、ドゥオの殺害に成功。しかし、搬送された処理場にて、ドゥオは蘇生し、逃走。アリスは再びドゥオの討伐に向かう。
増え続ける人造生物と、あらゆる手段で抵抗する人類。人類存続の使命を課せられたアリスと、人を殺すために造られたドゥオ。生きるために殺しあうのは摂理か、ケダモノの所業か。撒き散らされた血の上に薬莢が転がり、異形が歩き、鼻につく思惑が漂う世界で、アリスは自らの使命を揺すられることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-10 04:19:08
6686文字
会話率:18%
大怪獣 V
リドニテス
バーザス国
クルール市に怪獣出現。
都市は火の海に
軍も全く歯が立たない。
その時、空から
金色の人型の巨人が現れた。
巨人は怪獣を
一瞬にして葬った。
しかしその直後
バーザス国軍、クルール市を
自らの手で破壊。
いずこへともなく
飛び去った。
日本。
玄希《げんき》大学教授の枠沢は
その事を知り、
彼の友人で
かつての共同研究者だった
モンロースタールへ疑惑の目を向けた。
あのような巨人を造れるのは
モンローしか-----。
枠沢とモンローは
巨人の研究をしていたのだ。
二人は以前
恐竜のDNAを使って怪獣を。
さらにその研究を進めて
生きている人間のDNAを
転写する事により
巨人
“リドニテス”
にする研究をしていたのだ。
しかし
その怪獣とリドニテスの研究の
完成を目前にして
二人はけんか別れ、
おたがいに
別個に研究を続けていたのだ。
枠沢は
バーザス国のモンロー邸へ。
モンローは枠沢に怪獣の件を
巨人-----
リドニテスの事を語った。
モンローはリドニテスを、怪獣を
とある無人島で造り
その怪獣が逃げ出したというのだ。
枠沢はモンローとともに
無人島へ。
そこには数人のリドニテスが。
そして
モンローの研究を完成させるため
協力を求められたのだ。
しかし枠沢は
返答を保留。
その夜
モンローの研究所で叛乱が。
モンローの協力者や研究員たちが
リドニテスを独り占めにしようと
叛乱を起こしたのだ。
核の炎に包まれる無人島。
枠沢たちは命からがら
ヘリで逃げのびる。
枠沢は日本へ。
それを追って反乱者たちが。
モンローも。
さらに怪獣が日本へ。
東京へ。
枠沢は
自らの手で完成させた
リドニテスを使い-----。
その結果やいかに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-23 14:11:12
238307文字
会話率:19%
あらすじ
東京。
奇妙な殺人事件が多発していた。
そして巨大なサソリの死骸が発見される。
主人公。
月刊科学雑誌ATGC記者の星村隆二は
恩師で遺伝子工学の権威
量対大学教授大木と調査を始める。
そのサソリの
細胞を調べた時、
驚愕が走った。
普通、生物の身体は細胞は
メンデレーエフの元素の周期表の第二周期。
炭素、窒素、酸素が
主成分となり構成されている。
それがなんとこのサソリは第五周期、
スズ、アンチモン、テルルに
置き換えられていたのだ。
遺伝子工学の奇跡と言ってもいい。
大木は同級生で同じ研究室にいた
堆沢光一に疑問を持った。
彼こそ十数年前。
第二周期元素を第五周期元素に
置き換えることを考えていたのだ。
隆二は堆沢邸へ。
ガドラ出現。
その姿はまさに堆沢邸で見た
怪獣のイラストそのものだった。
隆二は再び大木とともに堆沢の下へと。
そこには。
堆沢邸の地下には巨大な空洞が。
太古の木や植物が生い茂り、
幻想的な光に包まれた第五周期生物の。
恐竜のDNAをもとに
遺伝子工学によってつくられた
怪獣たちの楽園だった。
草をはむ草食竜。
それを襲う肉食竜。
しかし現実世界では。
東京を火の海と化すガドラ。
さらにゾドスが。
迎え撃つ自衛隊。
自衛隊の猛攻をものともせず
球場をはさんで向かい合うガドラとゾドス。
ガドラはゾドスを倒し、海へと去った。
隆二と沖は自衛隊、警察とともに
堆沢邸の地下へ。
様々な草食竜、肉食竜の
楽園であるはずの空洞内は
様相を一変。
怪獣たちは何ものかにより
全て倒されていたのだ。
レーザー砲のようなモノで。
それがガドラ打倒の答えだった。
隆二たちはその一つを収めた
空洞内の研究施設を発見。
そこに設置されていたモニターに
堆沢が姿を現した。
ガドラが空洞内へ。
堆沢はレーザーでガドラを。
しかしガドラは倒れない。
怪獣たちを倒した重力波レーザーも
ガドラには通じなくなっていたのだ。
自衛隊は空洞の天井を撃ち
ガドラを生き埋めにする作戦に出た。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-11 01:00:15
109174文字
会話率:21%
リドニテス0 マイナス1~巨大変身ヒーロー(金属周期生物)と大砲の弾丸が当たってもビクともしない巨大生物“怪獣(第五周期生物)”を遺伝子工学で作ってしまった○○サイエンティストのそれから~
無人島での
核爆発の数年前。
枠沢は既にリドニテスを完成させていた。
そして。
銀河の星々に夢を託した。
地球には彼の研究を評価するものがいなかったのだ。
その中の一惑星。
ラーグ星。
そこでは公に巨大変身ヒーローや怪獣の研究が
行われていた。
枠沢は期待を込めてその惑星に降り立った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-09 03:44:28
18785文字
会話率:8%
ショートショートです。遺伝子工学の天才博士は、溺愛する息子の様子がおかしい事に悩んでいた。学校でいじめられているかもしれない。学校での息子の様子を知る手立てがないかと考えを巡らせた結果、博士は透明人間になれる薬を開発し、透明人間になって学校
に忍び込む事にした。しかしそれは思わぬ事態を招いてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-29 13:31:05
4594文字
会話率:3%
整形、遺伝子工学、イミテーション、「自然」という神の摂理に縫い留められる人の業
本作品は、「即興小説トレーニング」(http://sokkyo-shosetsu.com)というサイトで匿名で執筆、投稿したものを加筆・転載したものです。(原
題:引き剝がされた美) お題:嘘のカラス 制限時間:30分 (加筆時間を含めれば1時間30分)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-17 05:43:45
1460文字
会話率:0%
【電撃の新文芸】より、7/17に『英国幻想蒸気譚Ⅰ-レヴェナント・フォークロア-』が発売されました。
『英国幻想蒸気譚Ⅱ』は秋頃に発売です。
19世紀末。蒸気機関文明華やかりし時代。
発達した蒸気機関が世界を席巻し、空は排煙に覆われた
。遺伝子工学によって生まれた労働種。夜の街に現れる鋼鉄の怪物。鉄の音に惹かれてやってくる血塗れの獣。霧の夜に人がいなくなり、別人になるという都市伝説など、まさに混沌に彩られし大英帝国ロンドンにて。
請負屋を営む極東人の封神幎(ツカガミ・トバリ)と、錬金術師ヴィンセント・サン=ジェルマンの二人の下に舞い込むのは、いつだって厄介ごとばかり。
ある日、アカデミアからやって来た女性から、「友人が危険な研究に手を出して、行方不明になったので探してくれ」という奇妙な依頼が舞い込んでくる。
喜々として依頼を受けたヴィンセントに連れられて、事件の手掛かりがあるであろう場所に訪れたトバリたちの前に現れたのは、鋼鉄と蒸気に彩られた怪物で――
これは、虚実入り混じった登場人物たちと織り成し、鋼鉄と蒸気が紡ぐ幻想譚。
皆様方のお目がもし、お気に召さずばただ夢を見たと思ってお許しを。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-07 12:00:00
342379文字
会話率:31%
その少女には脚がなく、代わりに巨大な蛇の尾がついていた――下半身が蛇の形をした少女・アイシャは、『博士』と共に人里離れた場所に暮らしていた。そんな彼女には小さな願いがあった。いつか外の世界を知ることだ。生まれながらに車椅子での生活を余儀なく
された彼女には、自由というものがなく、行動範囲は狭く限られていた。そんなある日、アイシャは友人のリングポールと一緒に家出を決行する。初めて出かけた街に浮足立つアイシャ。しかし街の人間たちは、アイシャの下半身を見るなり悲鳴を上げた。彼女はそこで初めて自身の身体が他者とは大きくかけ離れたものと知る。心に大きな傷を負ったアイシャに、追い打ちをかけるように告げられる唐突な別れ――彼女の存在が明るみに出たことで、生みの親である『博士』は研究者として責任追及を受けてしまう。刑務所に搬送されるまでの最後の面会、アイシャは博士の口から自身が人工的に作り出された『キマイラ』だということを知らされる。失意の中、博士と離り離れにされたアイシャが連れられた先は、自身と同じ境遇を抱えた子どもたちが屋根を一つにする養護施設だった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-30 12:00:00
40605文字
会話率:41%
過去最大ともいえる大流行《パンデミック》、緊急事態宣言に外出規制、オリンピックの延期など、昨今新型コロナウイルスというものが猛威を振るっております。
本文は喫緊に迫る脅威に対して、私の独断と偏見でその対策をまとめたものになります。私個
人は一応、大学では植物免疫学に触れ(植物かよ)、現在では食中毒に関する仕事に従事しております(食中毒かよ)。
よってこれまで公開されている情報と、私の稚拙な知識を併せて本文は構成されます。
私としてはこれまで、この両手で守れるだけの人々を守るでこざるよ精神で対策を講じておりましたが、状況が刻々と悪化している中、自分の身を守るためにも原理原則に基づいた情報を小出しにしておこうと思い立ち、筆を執っております。
ですので、また随分と尊大なタイトルではありますが、本文に書かれていることが全て事実ということではありません。ここで得られた情報に関しては事前にご自身でグーグル先生にでもお聞きして情報を精査し、明日の健康のために御活用下さいますようお願いいたします。
ここの情報を信じてたのに|感染し《かかっ》たじゃないか、等の責任は負いきれないので、予めご了承下さい。あくまで参考に。参考書程度の認識で平にお願い申し上げます。
これはエブリスタにも載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-06 10:59:20
9268文字
会話率:1%
時は2025年。
ここ最近の技術革新は大きく、生物学や遺伝子工学が大きく発展した。
特に遺伝子工学はとてつもない進歩を遂げ、ほとんどの大学研究のための設備が整っている。
遺伝子とは、人間の体をつくる設計図に相当するものである。
ヒト
には約3万個の遺伝子があると考えられていて、人間の身体は《細胞》という基本単位でできている。
この細胞の《コア》と呼ばれる部分に染色体があり、この中のDNAが遺伝子として働くことによって身体中に命令を出しているのである。
つまり、DNAや遺伝子を書き換えることがもしできれば、その人物自体を改造したりコピーしたりすることが可能になるのである。
そして今、日本では遺伝子の改編が合法とされ、専用の免許と政府の許可が降りれば遺伝子の書き換えが可能となった。
その結果日本は、遺伝子を途中で改造することで自分の能力を向上させた《廻者》で溢れた。中でも大幅に基礎能力を向上し、新たな能力を得た物のことを《怪傑》と呼ぶ。
そしてこの物語は、《怪傑》だが《隠す》という能力の主人公、咎峰田鶴が波乱万丈な人生を歩んでいく物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-25 07:51:44
16493文字
会話率:28%
幼い頃に両親を失い、孤児として育ってきた高校二年生、山崎昇平は、母の写真が納められたアルバムを大切にしていた。そんなある日、ふとしたきっかけで「母親と全く同じ顔をした少女」、佐倉春花と出会う。やがて、佐倉春花からある重大な秘密を明かされる
のだが……
恋愛を主軸にしていますが、ミステリー要素が強いです。それと、若干難解かもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-11 17:02:35
79145文字
会話率:48%
2040年、日本。遺伝子工学に力を入れ、ヒトの遺伝子組み換え技術を解禁した近未来。これは、「ごく平凡な」兄と「調整された非凡の」妹の物語。
最終更新:2019-03-11 23:23:06
4593文字
会話率:47%
北海道の帯広市の郊外にある、政府の極秘外郭団体、
食肉対策研究センター。その広大な研究所では、<人口肉>の
開発研究が行われていた。
そして完成された<人口肉>の臨床試験が始まった。
しかしその<人口肉>には神の領域を凌駕する、恐るべき事態
を
招くことになった―――。
私自身初の、SFホラーミステリーです。
ご感想などを頂けると幸いです。
「ユングの娘2 仮面(ペルソナ)の心理」と
並行して書いていきたいと思っていますので、
更新は遅いかもしれません。
よろしくお願いします。
執筆の進捗状況を、下記のブログ、SNSにて公開しています。
ブログ>https://ameblo.jp/mysterynovels
ツイッター>https://twitter.com/kanedoyutaka折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-02 00:00:00
15507文字
会話率:14%